JP3245694B2 - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JP3245694B2
JP3245694B2 JP24207093A JP24207093A JP3245694B2 JP 3245694 B2 JP3245694 B2 JP 3245694B2 JP 24207093 A JP24207093 A JP 24207093A JP 24207093 A JP24207093 A JP 24207093A JP 3245694 B2 JP3245694 B2 JP 3245694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用感光体に関
し、詳しくは感光層に特定の化合物を含有させた電子写
真用感光体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真方式において使用される感
光体の光導電性材料として用いられているものにセレ
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機物質がある。
ここにいう「電子写真方式」とは、一般に、光導電性の
感光体をまず暗所で、例えばコロナ放電によって帯電せ
しめ、次いで像露光し、露光部のみの電荷を選択的に逸
散せしめて静電潜像を得、この潜像部を染料、顔料など
の着色材と高分子物質などの結合剤とから構成される検
電微粒子(トナー)で現像し可視化して画像を形成する
ようにした画像形成法の一つである。
【0003】このような電子写真法において感光体に要
求される基本的な特性としては、(1)暗所で適当な電
位に帯電できること、(2)暗所において電荷の逸散が
少ないこと、(3)光照射によって速やかに電荷を逸散
せしめうることなどがあげられる。
【0004】ところで、前記の無機物質はそれぞれが多
くの長所をもっていると同時に、さまざまな欠点をも有
しているのが実状である。例えば、現在広く用いられて
いるセレンは前記(1)〜(3)の条件は十分に満足す
るが、製造する条件がむずかしく、製造コストが高くな
り、可撓性がなく、ベルト状に加工することがむずかし
く、熱や機械的な衝撃に鋭敏なため取扱いに注意を要す
るなどの欠点もある。硫化カドミウムや酸化亜鉛は、結
合剤としての樹脂に分散させて感光体として用いられて
いるが、平滑性、硬度、引張り強度、耐摩擦性などの機
械的な欠点があるためにそのままでは反復して使用する
ことができない。
【0005】近年、これら無機物質の欠点を排除するた
めにいろいろな有機物質からなる光導電製材料を用いた
電子写真用感光体が提案され、実用に供されているもの
もある。例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾールと2,
4,7−トリニトロフルオレン−9−オンとからなる感
光体(米国特許第3484237号明細書に記載)、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールをピリリウム塩系色素で増
感してなる感光体(特公昭48−25658号公報に記
載)、有機顔料を主成分とする感光体(特開昭47−3
7543号公報に記載)、染料と樹脂とからなる共晶錯
体を主成分とする感光体(特開昭47−10735号公
報に記載)、トリフェニルアミン化合物を色素増感して
なる感光体(米国特許第3,180,730号)、アミ
ン誘導体を電荷輸送材料として用いる感光体(特開昭5
7−195254号公報)、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ールとアミン誘導体を電荷輸送材料として用いる感光体
(特開昭58−1155号公報)、多官能第3アミン化
合物なかでもベンジジン化合物を光導電材料として用い
る感光体(米国特許第3,265,496号、特公昭3
9−11546号公報、特開昭53−27033号公
報)などである。これらの感光体は優れた特性を有して
おり実用的にも価値が高いと思われるものであるが、電
子写真法において、感光体に対するいろいろな要求を考
慮すると、まだ、これらの要求を十分に満足するものが
得られていないのが実状である。
【0006】一方光導電性材料としてカーボネート基を
有する化合物を用いた感光体は米国特許第4,801,
517号,第4,806,443号,第4,806,4
44号及び特開平3−221522号,特開平4−11
627号に開示されている。しかしながらこれらの感光
体に用いられるカーボネート基を有する化合物は高分子
化合物であるので、感光体に用いる光導電性材料に要求
される十分な純度を得る為の精製法,例えばカラムクロ
マトグラフィー,再結晶,蒸留,昇華精製等を容易に行
なうことができないという欠点を有している。従ってこ
れらの高分子光導電性材料を用いた感光体はこれに含ま
れる不純物を十分に除去できない為、前述の要求を満足
し得ない可能性が有る。
【0007】また、感光体には低分子光導電性材料をバ
インダー樹脂溶液に溶解分散させキャスティングし感光
層を形成したものが広く用いられている。しかしながら
上記高分子光導電性材料と他のバインダー樹脂との混合
で感光層を形成する場合、バインダー樹脂によっては樹
脂混合溶液が白化(ゲル化)や層分離が起りやすく均一
な感光層が得られず、静電特性への悪影響及び耐久性の
悪化という問題点が有る。
【0008】また、特開平3−221522号には、高
分子光導電性材料を単独で感光層を形成する場合に塗工
液の白化(ゲル化)、感光層の部分結晶化、ひび割れ
(クラック)の問題点が有ることが記載されており、そ
の解決の為には共重合比、及び粘度の調製が必要とされ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、先に
述べた従来の光導電性材料のもつ種々の欠点を解消し、
電子写真法において要求される条件を十分満足しうる電
子写真用感光体を提供することにある。更に、本発明の
他の目的は、製造が容易でかつ比較的安価に行なえ、耐
久性にもすぐれた電子写真用感光体を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、導電性
支持体上に下記一般式(I)(化1)で表わされるカー
ボネート基を有するジアミン化合物の少なくとも1種を
有効成分として含有する感光層を有することを特徴とす
る電子写真用感光体が提供される。
【化1】 〔式中、R1,R2は水素原子,置換もしくは無置換のア
ルキル基,置換もしくは無置換のアリール基を表わし、
1,R2はNと共合して環を形成してもよい。Yは置換
もしくは無置換のアリレン基又は次式
【化2】 (式中、Ar1,Ar2は置換もしくは無置換のアリレン
基を表わし、R3,R4は水素原子,置換もしくは無置換
のアルキル基,置換もしくは無置換のアリール基を表わ
し、lは1もしくは2の整数を表わす。)からなる群よ
り選ばれ、R1とYは夫々共同で環を形成してもよい。
Xは置換もしくは無置換のアルキレン基,ジアルキレン
エーテル基,置換もしくは無置換のアリレン基,又は次
式−Ar3−Z−Ar4− (式中、Ar3,Ar4は置換
もしくは無置換のアリレン基を表わし、Zは置換もしく
は無置換のアルキレン基、ジアルキレンエーテル基,置
換もしくは無置換のシクロアルキリデン基,酸素原子,
イオウ原子,ビニレン基を表わす。)を表わす。mは0
もしくは1、nは0〜6の整数を表わす。〕
【0011】該化合物は、例えば下記一般式(II)
(化3)
【化3】 で表わされるヒドロキシ化合物と一般式(III)(化
4)
【化4】 で表わされるビス(クロロホルメート)化合物とを反応
させることにより製造される。
【0012】一般式(I)で表わされるカーボネート基
を有するジアミン化合物を更に詳しく説明する。一般式
(I)で表わされるカーボネート基を有するジアミン化
合物において、R1〜R4,Ar1〜Ar4,X,Y,Zの
具体例として、もしくはそれらの置換基として以下のも
のを挙げることができる。 (1)水素原子(−H) (2)ハロゲン原子(−X)フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素が挙げられる。 (3)シアノ基(−CN) (4)ニトロ基(−NO2) (5)ヒドロキシ基(−OH) (6)アルキル基(−R5)、C1〜C12とりわけC1
9、さらに好ましくはC1〜C4の直鎖または分岐鎖の
アルキル基であり、これらのアルキル基はさらにフッ素
原子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フ
ェニル基又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基もし
くはC1〜C4のアルコキシ基で、置換されたフェニル基
を含有してもよい。具体的には、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−
ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリフルオロ
メチル基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−シアノエチル基、2−エトキシエチル基、2
−メトキシエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル
基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、
4−フェニルベンジル基等が挙げられる。 (7)アルコキシ基(−OR5):R5は(6)で定義し
たアルキル基を表わす。具体的には、メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、t−ブ
トキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブト
キシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、2−シアノエトキ
シ基、ベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ
基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。 (8)アルキルチオ基(−SR5):R5は(6)で定義
したアルキル基を表わす。具体的には、メチルチオ基、
エチルチオ基、ベンジルチオ基、ヒドロキシエチルチオ
基等が挙げられる。 (9)アルキレン基(−R6−):−R6−は(6)で定
義したアルキル基から誘導される2価基を表わす。具体
的にはメチレン基、エチレン基、1,3−プロピレン
基、1,4−ブチレン基、2−メチル−1,3−プロピ
レン基、ジフルオロメチレン基、ヒドロキシエチレン
基、シアノエチレン基、メトキシエチレン基、フェニル
メチレン基、4−メチルフェニルメチレン基、2,2−
プロピレン基、2,2−ブチレン基、ジフェニルメチレ
ン基等を挙げることができる。 (10)ジアルキレンエーテル基(−R7−O−R
8−):R7,R8は(9)で定義したアルキレン基を表
わす。具体的にはジメチレンエーテル基、ジエチレンエ
ーテル基、メチレン エチレンエーテル基等が挙げられ
る。 (11)シクロアルキリデン基(下記化5で表わされる
基):
【化5】 具体的には1,1−シクロペンチリデン基、1,1−シ
クロヘキシリデン基、1,1−シクロオクチリデン基を
挙げることができる。 (12)アリール基(−Ar5):炭素環式芳香族基も
しくは複素環式芳香族基を表わし、具体的には、フェニ
ル基、ビフェニル基、ターフェニル基、ペンタレニル
基、インデニル基、ナフチル基、アズレニル基、ヘプタ
レニル基、ビフェニレニル基、as−インダセニル基、
フルオレニル基、s−インダセニル基、アセナフチレニ
ル基、プレイアデニル基、アセナフテニル基、フェナレ
ニル基、フェナントリル基、アントリル基、フルオラン
テニル基、アセフェナントリレニル基、アセアントリレ
ニル基、トリフェニルレニル基、ピレニル基、クリセニ
ル基、及びナフタセニル基、ピリジル基、ピリミジル
基、ピラジニル基、トリアジニル基、フリル基、ピロリ
ル基、チエニル基、キノリル基、クマリニル基、ベンゾ
フラニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズオキサゾリ
ル基、ジベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、ジベン
ゾチオニル基、インドリル基、カルバゾリル基、ピラゾ
リル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサ
ゾリル基、チアゾリル基、インダゾリル基、ベンゾチア
ゾリル基、ピリダジニル基、シンノリニル基、キナゾリ
ニル基、キノキサリル基、フタラジニル基、フタラジン
ジオニル基、クロモニル基、ナフトラクトニル基、キノ
ロニル基、o−スルホ安息香酸イミジル基、マレイン酸
イミジル基、ナフタリジニル基、ベンズイミダゾロニル
基、ベンズオキサゾロニル基、ベンゾチアゾロニル基、
ベンゾチアゾチオニル基、キナゾロニル基、キノキサロ
ニル基、フタラゾニル基、ジオキソピリミジニル基、ピ
リドニル基、イソキノロニル基、イソキノリル基、イソ
チアゾリル基、ベンズイソオキサゾリル基、ベンズイソ
チアゾリル基、インダゾロニル基、アクリジニル基、ア
クリドニル基、キナゾリンジオニル基、キノキサリンジ
オニル基、ベンゾオキサジンジオニル基、ベンゾオキサ
ジニル基、ナフタルイミジル基が挙げられる。またこれ
らアリール基は(2)〜(8)で示した置換基を有して
もよい。 (13)アリールオキシ基(−OAr5):Ar5は(1
2)で定義したアリール基を表わす。具体的にはフェノ
キシ基、4−メチルフェノキシ基、ナフトキシ基等を挙
げることができる。 (14)アリールチオ基(−SAr5):Ar5は(1
2)で定義したアリール基を表わす。具体的にはフェニ
ルチオ基、ナフチルチル基等を挙げることができる。 (15)アリーレン基(−Ar6−):−Ar6−は(1
2)で定義したアリール基から誘導される2価基を表わ
す。具体的にはフェニレン基、ビフェニリレン基、ピレ
ニリレン基、N−エチルカルバゾリレン基等を挙げるこ
とができる。 (16)アミノ基(−N(R9)(R10)):R9、R10
は各々独立に水素原子、(6)で定義したアルキル基、
(12)で定義したアリール基を表わし、共同で環を形
成してもよい。具体的にはアミノ基、ジエチルアミノ
基、N−メチル−N−フェニルアミノ基、N,N−ジフ
ェニルアミノ基、N,N−ジ(p−トリール)アミノ
基、ジベンジルアミノ基、ピペリジノ基、モルホリノ
基、ユロリジル基等が挙げられる。 (17)ビニル基(下記化6もしくは化7で表わされる
基)
【化6】
【化7】 (式中、R11,R12は(1)〜(5),(12)〜(1
4)で、R13、R14は(9)、(10)、(15)で定
義した置換基を表わし、jは0もしくは1の整数を、W
は酸素原子、イオウ原子、ビニレン基又はアルキレン基
を表わす。)具体的には、スチリル基、4−メチルスチ
リル基、β−メチルスチリル基、4−クロロスチリル
基、β−フェニルスチリル基、β−(4−メチルフェニ
ル)スチリル基、4−フェニル−1,3−ブタジェニル
基等を挙げることができる。
【0013】以下に、本発明で用いるカーボネート基を
有するジアミン化合物の原料であるヒドロキシ化合物及
びビス(クロロホルメート)化合物の代表的な具体例を
表1、表2、表3に示す。
【0014】
【表1−(1)】
【0015】
【表1−(2)】
【0016】
【表1−(3)】
【0017】
【表1−(4)】
【0018】
【表1−(5)】
【0019】
【表2−(1)】
【0020】
【表3−(1)】
【0021】
【表3−(2)】
【0022】
【表3−(3)】
【0023】
【表3−(4)】
【0024】本発明の光導電性材料を用いた感光体は、
前記したカーボネート基を有するジアミン化合物の1種
又は2種以上を含有する光導電性材料を感光層2
(2',2'',2'''又は2'''')に含有させたものであ
るが、これらカーボネート基を有するジアミン化合物を
含有する光導電性材料の応用の仕方によって図1、図
2、図3、図4あるいは図5に示したごとくに用いるこ
とができる。
【0025】図1における感光体は導電性支持体1上に
カーボネート基を有するジアミン化合物、増感染料およ
び結合剤(結着樹脂)よりなる感光層2が設けられたも
のである。ここでの該ジアミン化合物は光導電性物質と
して作用し、光減衰に必要な電荷担体の生成および移動
は該ジアミン化合物を介して行なわれる。しかしなが
ら、該ジアミン化合物は光の可視領域においてほとんど
吸収を有していないので、可視光で画像を形成する目的
のためには可視領域に吸収を有する増感染料を添加して
増感する必要がある。
【0026】図2における感光体は、導電性支持体1上
に電荷発生物質3をカーボネート基を有するジアミン化
合物と結合剤とからなる電荷搬送媒体4の中に分散せし
めた感光層2'が設けられたものである。ここでの該ジ
アミン化合物は結合剤(又は、結合剤及び可塑剤)とと
もに電荷搬送媒体を形成し、一方、電荷発生物質3(無
機又は有機顔料のような電荷発生物質)が電荷担体を発
生する。この場合、電荷搬送媒体4は主として電荷発生
物質3が発生する電荷担体を受入れ、これを搬送する作
用を担当している。そして、この感光体にあっては電荷
発生物質とカーボネート基を有するジアミン化合物と
が、たがいに、主として可視領域において吸収波長領域
が重ならないというのが基本的条件である。これは、電
荷発生物質3に電荷担体を効率よく発生させるためには
電荷発生物質表面まで、光を透過させる必要があるから
である。
【0027】図3における感光体は、導電性支持体1上
に電荷発生物質3を主体とする電荷発生層5と、カーボ
ネート基を有するジアミン化合物を含有する電荷搬送層
4との積層からなる感光層2''が設けられたものであ
る。この感光体では、電荷搬送層4を透過した光が電荷
発生層5に到達し、その領域で電荷担体の発生が起こ
り、一方、電荷搬送層4は電荷担体の注入を受け、その
搬送を行なうもので、光減衰に必要な電荷担体の発生
は、電荷発生物質3で行なわれ、また電荷担体の搬送
は、電荷搬送層4(主として前記ジアミン化合物が働
く)で行なわれる。こうした機構は図2に示した感光体
においてした説明と同様である。
【0028】図4における感光体は第3の電荷発生層5
とカーボネート基を有するジアミン化合物を含有する電
荷搬送層4の積層順を逆にしたものであり、その電荷担
体の発生及び搬送の機構は上記の説明と同様にできる。
この場合機械的強度を考慮し図5に示した様に電荷発生
層5の上に保護層6を設けることもできる。
【0029】実際に本発明の光導電性材料を用いて感光
体を作製するには、図1に示した感光体であれば、結合
剤を溶かした溶液にカーボネート基を有するジアミン化
合物の1種又は2種以上を溶解し、更にこれに増感染料
を加えた液をつくり、これを導電性支持体1上に塗布し
乾燥して感光層2を形成すればよい。
【0030】感光層の厚さは3〜50μm、好ましくは
5〜20μmが適当である。感光層2に占めるヒドラゾ
ン化合物の量は30〜70重量%、好ましくは約50重
量%であり、また、感光層2に占める増感染料の量は
0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%であ
る。増感染料としては、ブリリアントグリーン、ビクト
リアブルーB、メチルバイオレット、クリスタルバイオ
レット、アシッドバイオレット6Bのようなトリアリー
ルメタン染料、ローダミンB、ローダミン6G、ローダ
ミンGエキストラ、エオシンS、エリトロシン、ローズ
ベンガル、フルオレセインのようなキサンテン染料、メ
チレンブルーのようなチアジン染料、シアニンのような
シアニン染料、2,6−ジフェニル−4−(N,N−ジ
メチルアミノフェニル)チアピリリウムパークロレー
ト、ベンゾピリリウム塩(特公昭48−25658号公
報に記載)などのピリリウム染料などが挙げられる。な
お、これらの増感染料は単独で用いられても2種以上が
併用されてもよい。
【0031】また、図2に示した感光体を作製するに
は、1種又は2種以上のカーボネート基を有するジアミ
ン化合物と結合剤とを溶解した溶液に電荷発生物質3の
微粒子を分散せしめ、これを導電性支持体1上に塗布し
乾燥して感光層2'を形成すればよい。
【0032】感光層2'の厚さは3〜50μm、好まし
くは5〜20μmが適当である。感光層2'に占めるカ
ーボネート基を有するジアミン化合物の量は10〜95
重量%、好ましくは30〜90重量%であり、また、感
光層2'に占める電荷発生物質3の量は0.1〜50重
量%、好ましくは1〜20重量%である。電荷発生物質
3としては、例えばセレン、セレン−テルル、硫化カド
ミウム、硫化カドミウム−セレン、α−シリコンなどの
無機顔料、有機顔料としては例えばシーアイピグメント
ブルー25(カラーインデックスCI 21180)、
シーアイピグメントレッド41(CI 21200)、
シーアイアシッドレッド52(CI 45100)、シ
ーアイベーシックレッド3(CI45210)、カルバ
ゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033
号公報に記載)、ジスチリルベンゼン骨格を有するアゾ
顔料(特開昭53−133445号公報)、トリフェニ
ルアミン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−1323
47号公報に記載)、ジベンゾチオフェン骨格を有する
アゾ顔料(特開昭54−21728号公報に記載)、オ
キサジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−1
2742号公報に記載)、フルオレノン骨格を有するア
ゾ顔料(特開昭54−22834号公報に記載)、ビス
スチルベン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−177
33号公報に記載)、ジスチリルオキサジアゾール骨格
を有するアゾ顔料(特開昭54−2129号公報に記
載)、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料
(特開昭54−14967号公報に記載)などのアゾ顔
料、例えばシーアイピグメントブルー16(CI 74
100)などのフタロシアニン系顔料、例えばシーアイ
バットブラウン5(CI 73410)、シーアイバッ
トダイ(CI 73030)などのインジゴ系顔料、ア
ルゴスカーレットB(バイエル社製)、インダンスレン
スカーレットR(バイエル社製)などのペリレン系顔料
などが挙げられる。なお、これらの電荷発生物質は単独
で用いられても2種以上が併用されてもよい。
【0033】更に、図3に示した感光体は作製するに
は、導電性支持体1以上に電荷発生物質を真空蒸着する
か或いは、電荷発生物質の微粒子3を必要によって結合
剤を溶解した適当な溶媒中に分散した分散液を塗布し乾
燥するかして、更に必要であればバフ研磨などの方法に
よって表面仕上げ、膜厚調整などを行って電荷発生層5
を形成し、この上に1種又は2種以上のカーボネート基
を有するジアミン化合物と結合剤とを溶解した溶液を塗
布し乾燥して電荷搬送層4を形成すればよい。なお、こ
こで電荷発生層5の形成に用いられる電荷発生物質は前
記の感光層2'の説明においてしたのと同じものであ
る。
【0034】電荷発生層5の厚さは5μm以下、好まし
くは2μm以下であり、電荷搬送層4の厚さは3〜50
μm、好ましくは5〜20μmが適当である。電荷発生
層5が電荷発生層物質の微粒子3を結合剤中に分散させ
たタイプのものにあっては、電荷発生物質の微粒子3の
電荷発生層5に占める割合は10〜95重量%、好まし
くは50〜90重量%程度である。また、電荷搬送層4
に占める化合物の量は10〜95重量%、好ましくは3
0〜90重量%である。
【0035】図4に示した感光体を作成するには、導電
性支持体1上にカーボネート基を有するジアミン化合物
と結合剤とを溶解した溶液を塗布し、乾燥して電荷搬送
層4を形成したのち、この電荷搬送層の上に電荷発生層
物質の微粒子を、必要によって結合剤を溶解した溶媒中
に分散した分散液をスプレー塗工等の方法で塗布乾燥し
て電荷発生層5を形成すればよい。電荷発生層あるいは
電荷搬送層の量比は図3で説明した内容と同様である。
このようにして得られた感光体の電荷発生層5の上に更
に適当な樹脂溶液をスプレー塗工等の方法により保護層
6を形成することにより図5に示す感光体を作成でき
る。ここで用いる樹脂としては、後記する結合剤が使用
できる。
【0036】なお、これらのいずれの感光体製造におい
ては導電性支持体1に、アルミニウムなどの金属板又は
金属箔、アルミニウムなどの金属を蒸着したプラスチッ
クフィルム、あるいは導電処理を施した紙などが用いら
れる。また、結合剤としては、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカ
ーボネートなどの縮合樹脂や、ポリビニルケトン、ポリ
スチレン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリ
ルアミドのようなビニル重合体などが用いられるが、絶
縁性でかつ接着性のある樹脂はすべて使用できる。必要
により可塑剤が結合剤に加えられてるが、そうした可塑
剤としてはハロゲン化パラフィン、ポリ塩化ビフェニ
ル、ジメチルナフタリン、ジブチルフタレートなどが例
示できる。
【0037】更に、以上のようにして得られる感光体に
は、導電性支持体と感光層の間に、必要に応じて接着層
又はバリヤ層を設けることができる。これらの層に用い
られる材料としては、ポリアミド、ニトロセルロース、
酸化アルミニウムなどであり、また膜厚は1μm以下が
好ましい。本発明の感光体を用いて複写を行なうには、
感光面に帯電、露光を施した後、現像を行ない、必要に
よって、紙などへ転写を行なう。本発明の感光体は感度
が高く、また可撓性に富むなどの優れた利点を有してい
る。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。カー
ボネート基を有するジアミン化合物の化合物NO.はそ
の原料であるヒドロキシ化合物No.とビス(クロロホ
ルメート)化合物NO.の組み合わせで表わす。なお、
下記実施例において部はすべて重量部である。 〔合成例〕4−ヒドロキシトリフェニルアミン(ヒドロ
キシ化合物No.1)3.14g(12.0mmo
l),キノリン1.86g(14.4mmol)を乾燥
ジクロロメタン20mlに溶解させ、窒素気流下これに
4,4′−イソプロピリデンジフェノールビス(クロロ
ホルメート)〔ビス(クロロホルメート)化合物NO.
11〕2.12g(6.00mmol)を乾燥ジクロロ
メタン20mlに溶解したものを室温にて15分間かけ
滴下し、更に40℃にて4時間撹拌を行なった。内容物
を分液ロートを用いて、水洗を3回、飽和食塩水で1回
洗浄を行ない硫酸マグネシウムにて乾燥した後減圧濃縮
して、緑色油状物を得た。これをシリカゲルカラム処理
〔溶離液 トルエン/n−ヘキサン=(3/1)Vo
l.〕をおこないC−ヘキサン−トルエン混合溶媒にて
再結晶して無色板状晶の下記構造式(化8)で表わされ
るポリカーボネート基を有するジアミン化合物〔化合物
No.1−11〕を2.52g(収率52.3%)得
た。融点は204.0〜205.5℃であった。
【化8】 元素分析値はC534226として下記の通りであっ
た。
【0039】実施例1 電荷発生物質としてダイアンブルー(シーアイピグメン
トブルー25、CI21180)76部、ポリエステル
樹脂(バイロン200、(株)東洋紡績製)の2%テト
ラヒドロフラン溶液1260部およびテトラヒドロフラ
ン3700部をボールミル中で粉砕混合し、得られた分
散液をアルミニウム蒸着したポリエステルベースよりな
る導電性支持体のアルミニウム面上にドクターブレード
を用いて塗布し、自然乾燥して厚さ約1μmの電荷発生
層を形成した。一方、電荷搬送物質としては化合物N
o.3−11のカーボネート基を有するジアミン化合物
2部、ポリカーボネート樹脂(パンライトK1300、
(株)帝人製)2部およびテトラヒドロフラン16部を
混合溶解して溶液とした後、これを前記電荷発生層上に
ドクターブレードを用いて塗布し、80℃で2分間、つ
いで120℃で5分間乾燥して厚さ約20μmの電荷搬
送層を形成せしめて感光体No.1を作成した。
【0040】実施例2〜21 電荷発生物質および電荷搬送物質(カーボネート基を有
するジアミン化合物)を表4に示したものに代えた以外
は実施例1と全く同様にして感光体No.2〜21を作
成した。
【0041】
【表4−(1)】
【0042】
【表4−(2)】
【0043】
【表4−(3)】
【0044】
【表4−(4)】
【0045】実施例22 厚さ約300μmのアルミニウム板上にセレンを厚さ約
1μmに真空蒸着して電荷発生層を形成せしめた。次い
でNo.3−11のカーボネート基を有するジアミン化
合物2部、ポリエステル樹脂(デュポン社製ポリエステ
ルアドヒーシブ49000)3部およびテトラヒドロフ
ラン45部を混合、溶解して電荷搬送層形成液をつく
り、これを上記の電荷発生層(セレン蒸着層)上にドク
ターブレードを用いて塗布し、自然乾燥した後、減圧下
で乾燥して厚さ約10μmの電荷搬送層を形成せしめ
て、本発明の感光体No.22を得た。
【0046】実施例23 セレンの代りに下記構造式(化8)で表わされるペリレ
ン系顔料
【化8】 を用いて電荷発生層(但し、厚さは約0.6μm)を形
成し、かつ電荷搬送物質としてNo.3−11のカーボ
ネート基を有するジアミン化合物を用いた以外は実施例
22とまったく同様にして感光体No.23を作成し
た。
【0047】実施例24 ダイアンブルー(実施例1で用いたものと同じ)1部に
テトラヒドロフラン158部を加えた混合物をボールミ
ル中で粉砕、混合した後、これにNo.3−11のカー
ボネート基を有するジアミン化合物12部、ポリエステ
ル樹脂(デュポン社製ポリエステルアドヒーシブ490
00)18部を加えて、さらに混合して得た感光層形成
液を、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム上にドク
ターブレードを用いて塗布し、100℃で30分間乾燥
して厚さ約16μmの感光層を形成せしめて、本発明の
感光体No.24を作成した。
【0048】実施例25 アルミニウム蒸着したポリエステルフィルム基板上に、
実施例1で用いた電荷搬送層塗工液を実施例1と同様に
してブレード塗工し、ついで乾燥して厚さ約20μmの
電荷搬送層を形成した。ビスアゾ顔料(P−2)13.
5部、ポリビニルブチラール(商品名:XYHLユニオ
ンカーバイトプラスチック社製)5.4部、THF 6
80部及びエチルセロソルブ1020部をボールミル中
で粉砕混合した後、エチルセロソルブ1700部を加え
攪拌混合して電荷発生層用塗工液を得た。この塗工液を
上記の電荷搬送層の上にスプレー塗工し、100℃で1
0分間乾燥して厚さ約0.2μmの電荷発生層を形成し
た。さらにこの電荷発生層の上にポリアミド樹脂(商品
名:CM−8000、東レ製)のメタノール/n−ブタ
ノール溶液をスプレー塗工し120℃で30分間乾燥し
て厚さ約0.5μmの保護層を形成せしめて感光体N
o.25を作成した。
【0049】かくしてつくられた感光体No.1〜25
について、市販の静電複写紙試験装置(KK川口電機製
作所製SP428型)を用いて−6KV又は+6KVの
コロナ放電を20秒間行って帯電せしめた後、20秒間
暗所に放置し、その時の表面電位Vpo(ボルト)を測
定し、ついでタングステンランプ光を、感光体表面の照
度が4.5ルックスになるよう照射してその表面電位が
Vpoの1/2になる迄の時間(秒)を求め、露光量E
1/2(ルックス・秒)を算出した。その結果を表5に
示す。
【0050】
【表5】
【0051】また、以上の各感光体を市販の電子写真複
写機を用いて帯電せしめた後、原図を介して光照射を行
って静電潜像を形成せしめ、乾式現像剤を用いて現像
し、得られた画像(トナー画像)を普通紙上に静電転写
し、定着したところ、鮮明な転写画像が得られた。現像
剤として湿式現像剤を用いた場合も同様に鮮明な転写画
像が得られた。
【0052】
【発明の効果】本発明の光導電性材料を用いた感光体は
感光特性に優れていることは勿論のこと、熱や機械的の
衝撃に対する強度が大で、しかも安価に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体の具体例の厚さ方向に
拡大した断面図である。
【図2】本発明の電子写真感光体の他の具体例の厚さ方
向に拡大した断面図である。
【図3】本発明の電子写真感光体の他の具体例の厚さ方
向に拡大した断面図である。
【図4】本発明の電子写真感光体の他の具体例の厚さ方
向に拡大した断面図である。
【図5】本発明の電子写真感光体の更に他の具体例の厚
さ方向に拡大した断面図である。
【符号の説明】
1…導電性支持体 2,2',2'',2''',2''''…感光層 3…電荷発生物質 4…電荷搬送媒体又は電荷搬送層 5…電荷発生層 6…保護層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−11627(JP,A) 特開 平3−221522(JP,A) 特開 平3−48853(JP,A) 特開 平4−356052(JP,A) 特開 平4−254862(JP,A) 特開 平6−202354(JP,A) 特開 平7−61956(JP,A) 特開 平7−64309(JP,A) 特開 平6−250423(JP,A) 特開 平5−148619(JP,A) 特開 平5−148188(JP,A) 米国特許3660083(US,A) 米国特許5480753(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 CA(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に下記一般式(I)(化
    1)で表わされるカーボネート基を有するジアミン化合
    物の少なくとも1種を有効成分として含有する感光層を
    有することを特徴とする電子写真用感光体。 【化1】 〔式中、R1,R2は水素原子、置換もしくは無置換のア
    ルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を表わし、
    1,R2はNと共合して環を形成してもよい。Yは置換
    もしくは無置換のアリレン基又は次式 【化2】 (式中、Ar1,Ar2は置換もしくは無置換のアリレン
    基を表わし、R3,R4は水素原子、置換もしくは無置換
    のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を表わ
    し、lは1もしくは2の整数を表わす。)からなる群よ
    り選ばれ、R1とYは夫々共同で環を形成してもよい。
    Xは置換もしくは無置換のアルキレン基、ジアルキレン
    エーテル基、置換もしくは無置換のアリレン基、又は次
    式−Ar3−Z−Ar4− (式中、Ar3,Ar4は置換
    もしくは無置換のアリレン基を表わし、Zは置換もしく
    は無置換のアルキレン基、ジアルキレンエーテル基、置
    換もしくは無置換のシクロアルキリデン基、酸素原子、
    イオウ原子、ビニレン基を表わす。)を表わす。mは0
    もしくは1、nは0〜6の整数を表わす。〕
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