JP3245679B2 - 非鉄金属のドロスからの回収 - Google Patents
非鉄金属のドロスからの回収Info
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- C22B—PRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
- C22B21/00—Obtaining aluminium
- C22B21/0084—Obtaining aluminium melting and handling molten aluminium
- C22B21/0092—Remelting scrap, skimmings or any secondary source aluminium
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22B—PRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は,非鉄金属を含有し,またそのスクラツブも
含有することもあるドロス(湯あか)の出発原料及び/
又はかようなスクラツブからなる出発原料から非鉄金属
を回収する方法であつて,該出発原料を耐火ライニング
が設けられた回転炉又は回転自在な転炉に供給し,前記
の炉を連続的に又は間欠的に回転させながら前記出発原
料を非鉄金属の融点を越える温度まで加熱し,次に生成
した溶融非鉄金属を,残留しているドロス残渣から及び
/又は生成した固体のドロス残渣から取出す工程からな
る方法に関する。
含有することもあるドロス(湯あか)の出発原料及び/
又はかようなスクラツブからなる出発原料から非鉄金属
を回収する方法であつて,該出発原料を耐火ライニング
が設けられた回転炉又は回転自在な転炉に供給し,前記
の炉を連続的に又は間欠的に回転させながら前記出発原
料を非鉄金属の融点を越える温度まで加熱し,次に生成
した溶融非鉄金属を,残留しているドロス残渣から及び
/又は生成した固体のドロス残渣から取出す工程からな
る方法に関する。
非鉄金属をドロスから回収する方法は当該技術分野で
は公知である。例えばカナダ特許第1255914号明細書
は,非鉄金属を含有するドロスから非鉄金属を回収する
方法について,ドロスを耐火ライニングを具備する回転
炉に供給し,前記炉の中にプラズマバーナを導入してド
ロスを前記非鉄金属の融点を越える温度まで加熱し,前
記炉を連続的又は間欠的に回転させ,次いで溶融し,分
離した非鉄金属を固体のドロス残渣から取出す工程から
なる方法を教示している。
は公知である。例えばカナダ特許第1255914号明細書
は,非鉄金属を含有するドロスから非鉄金属を回収する
方法について,ドロスを耐火ライニングを具備する回転
炉に供給し,前記炉の中にプラズマバーナを導入してド
ロスを前記非鉄金属の融点を越える温度まで加熱し,前
記炉を連続的又は間欠的に回転させ,次いで溶融し,分
離した非鉄金属を固体のドロス残渣から取出す工程から
なる方法を教示している。
塩類の保護層を用いつつ,酸素バーナの補助でもつて
ドロス及び金属廃棄物から非鉄金属を回収することも公
知である。この保護層は,ほぼ同重量の塩化ナトリウム
(NaCl)と塩化カリウム(KCl)を含有しかつ例えば氷
晶石のような融剤も含有している。アルミニウムのドロ
スを処理する場合,アルミニウムの小滴の融合に対する
塩の層の作用は,例えばThe minerals metals and mate
rial Society第2回国際シンポジウム(1990年)でのRc
ycling of metals and engineered materials 69〜84頁
のRay D.Petersenによる“Effect of salt flux additi
ves on aluminum droplet coalescence"という表題の論
文に記載されている。この文献の85〜103頁に発表され
た“Interfacial phenomena in molten aluminum and s
alt systems"という表題の論文には,Francis K.Ho及びY
ogesh Sahaiが塩の層の下側でアルミニウム廃棄物が再
溶融することを記載している。
ドロス及び金属廃棄物から非鉄金属を回収することも公
知である。この保護層は,ほぼ同重量の塩化ナトリウム
(NaCl)と塩化カリウム(KCl)を含有しかつ例えば氷
晶石のような融剤も含有している。アルミニウムのドロ
スを処理する場合,アルミニウムの小滴の融合に対する
塩の層の作用は,例えばThe minerals metals and mate
rial Society第2回国際シンポジウム(1990年)でのRc
ycling of metals and engineered materials 69〜84頁
のRay D.Petersenによる“Effect of salt flux additi
ves on aluminum droplet coalescence"という表題の論
文に記載されている。この文献の85〜103頁に発表され
た“Interfacial phenomena in molten aluminum and s
alt systems"という表題の論文には,Francis K.Ho及びY
ogesh Sahaiが塩の層の下側でアルミニウム廃棄物が再
溶融することを記載している。
本発明の目的は,アルミニウム又はアルミニウム合金
を含有するドロスの出発原料から,酸素−燃料バーナに
よつて,塩の保護層なしで,アルミニウムを回収又は収
得することである。
を含有するドロスの出発原料から,酸素−燃料バーナに
よつて,塩の保護層なしで,アルミニウムを回収又は収
得することである。
本発明の他の目的は,塩の保護層を用いる場合に得ら
れる腐食性の塩の蒸気の生成を減らし,かつ水溶性の塩
を含まない酸化残留物生成物を得て,環境のために良く
することである。
れる腐食性の塩の蒸気の生成を減らし,かつ水溶性の塩
を含まない酸化残留物生成物を得て,環境のために良く
することである。
これらの目的は,アルミニウム又はアルミニウム合金
からアルミニウムを回収又は収得する方法によつて達成
される。この方法は,耐火ライニングを有する回転炉又
は回転自在な転炉へ前記出発原料を導入し,前記の炉を
5rpm以下の回転速度で連続的に又は間欠的に回転させな
がら前記出発原料をアルミニウムの融点を超える温度ま
で加熱し,生成した溶融アルミニウムを,上を覆ってい
る残渣から取出す方法において,前記出発原料を,塩の
保護層なしで,化石燃料及び少なくとも80%の酸素を含
有するガスで作動される酸素−燃料バーナで加熱し、そ
の際酸素−燃料バーナへ燃料と酸素を化学量論的関係で
供給するか,又は酸素が化学量論的量より最大限20%少
ない量で存在している関係で供給することを特徴とす
る。
からアルミニウムを回収又は収得する方法によつて達成
される。この方法は,耐火ライニングを有する回転炉又
は回転自在な転炉へ前記出発原料を導入し,前記の炉を
5rpm以下の回転速度で連続的に又は間欠的に回転させな
がら前記出発原料をアルミニウムの融点を超える温度ま
で加熱し,生成した溶融アルミニウムを,上を覆ってい
る残渣から取出す方法において,前記出発原料を,塩の
保護層なしで,化石燃料及び少なくとも80%の酸素を含
有するガスで作動される酸素−燃料バーナで加熱し、そ
の際酸素−燃料バーナへ燃料と酸素を化学量論的関係で
供給するか,又は酸素が化学量論的量より最大限20%少
ない量で存在している関係で供給することを特徴とす
る。
本発明の好都合な実施態様は主請求項の従属請求項に
記載されている。
記載されている。
ここで,添付図面即ち回転自在な転炉及び付属装置の
縦断面図である単一の図を参照して,本発明をさらに詳
細に説明する。
縦断面図である単一の図を参照して,本発明をさらに詳
細に説明する。
この図は,中心軸線2が水平面と鋭角(例えば10〜25
゜の角度)をなす転炉1を示す。転炉1はその中心軸線
2のまわりを回転自在であり,転炉1の中心軸線2に直
角に延びかつ該中心軸線を通過する水平軸線3のまわり
を枢動する。転炉1の上方に向いた末端は狭められて開
口4を形成し,その開口の上流側に湾曲した管状構造体
5と合体する保護フード9が取付けられている。フード
9の一方の末端即ち第1末端は,回転自在な転炉1とは
実際に接触することなく転炉の開口4とできるだけ接近
して置かれている。管状部材5は湾曲され,その遠位末
端は上方に向いている。この管状部材5は図示されてい
ない装置によつて所定の位置に保持され,かつ転炉1に
充填し次いで空にすることができるように転炉の開口4
から容易に取外され得る。いわゆる酸素バーナ6は管状
部材5の湾曲部分即ちひざ形折曲部に設けられた開口を
通じて挿入される。該バーナのノズルオリフイスは管状
部材5の第1末端が転炉の開口4の直前に置かれると
き,転炉1内にわずかに伸びている。必要な燃料,酸素
及び冷却水の連絡部は図示されていない。ランス7は管
状部材のひざ形折曲部に設けられた別の開口を通じて挿
入される。
゜の角度)をなす転炉1を示す。転炉1はその中心軸線
2のまわりを回転自在であり,転炉1の中心軸線2に直
角に延びかつ該中心軸線を通過する水平軸線3のまわり
を枢動する。転炉1の上方に向いた末端は狭められて開
口4を形成し,その開口の上流側に湾曲した管状構造体
5と合体する保護フード9が取付けられている。フード
9の一方の末端即ち第1末端は,回転自在な転炉1とは
実際に接触することなく転炉の開口4とできるだけ接近
して置かれている。管状部材5は湾曲され,その遠位末
端は上方に向いている。この管状部材5は図示されてい
ない装置によつて所定の位置に保持され,かつ転炉1に
充填し次いで空にすることができるように転炉の開口4
から容易に取外され得る。いわゆる酸素バーナ6は管状
部材5の湾曲部分即ちひざ形折曲部に設けられた開口を
通じて挿入される。該バーナのノズルオリフイスは管状
部材5の第1末端が転炉の開口4の直前に置かれると
き,転炉1内にわずかに伸びている。必要な燃料,酸素
及び冷却水の連絡部は図示されていない。ランス7は管
状部材のひざ形折曲部に設けられた別の開口を通じて挿
入される。
本発明の方法を実施する場合,アルミニウムドロスの
形の出発原料8は,一方の側へ移される管状部材5,バー
ナ6及びランス7により,転炉1内に導入される。次い
で管状部材5はバーナ6とランス7と共に転炉開口の前
部にきつちりと置かれる。次いで転炉は5rpmまで回転速
度で回転され,そしてバーナが点火され,出発原料8を
加熱する。バーナは通常化石燃料例えばプロパンのよう
な炭化水素,及び酸素含量が少なくとも80%で,好まし
くは少量の窒素を含有する酸素含有ガスで作動される。
使用される酸素ガスは,PSA−プラントからの酸素濃度が
約93%でかつガスの残りの部分が一般にアルゴンで構成
されている酸素から成り,又は空気分離プラントから得
られる酸素から成り得る。バーナの炎は,好ましくは転
炉の軸線2から離れた転炉底部の場所に向けられてい
る。バーナ6に供給される酸素の量は,化学量論的量よ
り少ないか,又は場合によつては化学量論的量に等しく
即ち完全燃焼に必要な酸素の80〜100%に相当する量で
あるから,転炉1内の金属の酸素は最少限になされる。
形の出発原料8は,一方の側へ移される管状部材5,バー
ナ6及びランス7により,転炉1内に導入される。次い
で管状部材5はバーナ6とランス7と共に転炉開口の前
部にきつちりと置かれる。次いで転炉は5rpmまで回転速
度で回転され,そしてバーナが点火され,出発原料8を
加熱する。バーナは通常化石燃料例えばプロパンのよう
な炭化水素,及び酸素含量が少なくとも80%で,好まし
くは少量の窒素を含有する酸素含有ガスで作動される。
使用される酸素ガスは,PSA−プラントからの酸素濃度が
約93%でかつガスの残りの部分が一般にアルゴンで構成
されている酸素から成り,又は空気分離プラントから得
られる酸素から成り得る。バーナの炎は,好ましくは転
炉の軸線2から離れた転炉底部の場所に向けられてい
る。バーナ6に供給される酸素の量は,化学量論的量よ
り少ないか,又は場合によつては化学量論的量に等しく
即ち完全燃焼に必要な酸素の80〜100%に相当する量で
あるから,転炉1内の金属の酸素は最少限になされる。
出発原料の例えばアルミニウム含有ドロスがアルミニ
ウムの融点を越える温度に到ると,アルミニウムが溶融
し始め,転炉の回転によつて,アルミニウムコアを包み
かつ周囲を取囲んでいる酸化アルミニウムの保護シエル
を有する球状体が変形され,そして保護シエルが破壊さ
れ,その結果いまや液体状態になつているアルミニウム
が流れ落ち出して,他の球状体から流出する溶融アルミ
ニウムと融合する。この溶融アルミニウムは転炉の最も
低い領域に集められる。アルミニウムの可能な限り最大
量が溶融され上側を覆つているドロス残渣の下側に集め
られたとき,保護フード9が取外され,溶融金属は転炉
1から放出され得るようになる。
ウムの融点を越える温度に到ると,アルミニウムが溶融
し始め,転炉の回転によつて,アルミニウムコアを包み
かつ周囲を取囲んでいる酸化アルミニウムの保護シエル
を有する球状体が変形され,そして保護シエルが破壊さ
れ,その結果いまや液体状態になつているアルミニウム
が流れ落ち出して,他の球状体から流出する溶融アルミ
ニウムと融合する。この溶融アルミニウムは転炉の最も
低い領域に集められる。アルミニウムの可能な限り最大
量が溶融され上側を覆つているドロス残渣の下側に集め
られたとき,保護フード9が取外され,溶融金属は転炉
1から放出され得るようになる。
本発明の好ましい1つの実施態様によれば,金属が溶
融し始めたとき,転炉の回転速度が25rpmまで上げら
れ,同時にバーナの出力が原出力の50〜10%まで低下さ
れる。溶融物の温度が750〜950℃のレベルに到つたと
き,金属の加熱は中止され,その後溶融金属は慣用の方
法で転炉から放出される。
融し始めたとき,転炉の回転速度が25rpmまで上げら
れ,同時にバーナの出力が原出力の50〜10%まで低下さ
れる。溶融物の温度が750〜950℃のレベルに到つたと
き,金属の加熱は中止され,その後溶融金属は慣用の方
法で転炉から放出される。
本発明の他の実施態様によれば,電力は25rpmまでの
一段高い回転速度において,転炉に断続的に供給され
る。大気中の酸素が転炉内に入り,それに伴つてドロス
又は他のなんらかの残留生成物の層で保護され得ないア
ルミニウムを酸化することを防止するため,不活性遮蔽
ガスが転炉内に導入され,内部に過圧を維持する。この
不活性ガスとしてはアルゴンが好ましい。図に示される
ように,遮蔽ガスは,遮蔽ガス源に接続されたランスを
通じて導入されるか,又は代わりにバーナを通じて例え
ばその酸素ノズルを通じて導入され,この場合酸素ノズ
ルは酸素源との接続と遮蔽ガス源との接続とに交互に切
換えられ得る。図示されていないが,バーナは化石燃料
給送ラインにも接続される。
一段高い回転速度において,転炉に断続的に供給され
る。大気中の酸素が転炉内に入り,それに伴つてドロス
又は他のなんらかの残留生成物の層で保護され得ないア
ルミニウムを酸化することを防止するため,不活性遮蔽
ガスが転炉内に導入され,内部に過圧を維持する。この
不活性ガスとしてはアルゴンが好ましい。図に示される
ように,遮蔽ガスは,遮蔽ガス源に接続されたランスを
通じて導入されるか,又は代わりにバーナを通じて例え
ばその酸素ノズルを通じて導入され,この場合酸素ノズ
ルは酸素源との接続と遮蔽ガス源との接続とに交互に切
換えられ得る。図示されていないが,バーナは化石燃料
給送ラインにも接続される。
実施例 アルミニウム合金,シリーズ3000の製造過程で得られ
たアルミニウム含有ドロスは,縦方向の軸線が水平軸に
対して約17゜の角度をなす転炉に導入される。純粋なド
ロス1240kgが転炉に装填される。このドロスは66重量%
の金属アルミニウムと,30重量%の三酸化アルミニウム
を含有し,残りはケイ素,鉄及びカルシウムの酸化物か
ら成るものであつた。
たアルミニウム含有ドロスは,縦方向の軸線が水平軸に
対して約17゜の角度をなす転炉に導入される。純粋なド
ロス1240kgが転炉に装填される。このドロスは66重量%
の金属アルミニウムと,30重量%の三酸化アルミニウム
を含有し,残りはケイ素,鉄及びカルシウムの酸化物か
ら成るものであつた。
塩の保護層なしでドロスを導入した後,酸素バーナが
取付けられた保護フードが転炉の開口の前方に,該開口
から少し距離をおいて置かれる。バーナは1MWの電力出
力を有し,プロパン及び純酸素即ち少なくとも99.5%の
酸素を含有する酸素含有ガスで作動される。転炉はアル
ミニウムが溶融する温度までドロスが加熱されすなわち
転炉内の原料の温度が約750℃に到るまで,約1rpmの回
転速度で回転され,バーナは全出力で作動される。
取付けられた保護フードが転炉の開口の前方に,該開口
から少し距離をおいて置かれる。バーナは1MWの電力出
力を有し,プロパン及び純酸素即ち少なくとも99.5%の
酸素を含有する酸素含有ガスで作動される。転炉はアル
ミニウムが溶融する温度までドロスが加熱されすなわち
転炉内の原料の温度が約750℃に到るまで,約1rpmの回
転速度で回転され,バーナは全出力で作動される。
次いでバーナの電力出力が約200kwに低下され,転炉
は連続的に8rpmで回転される。この低下された電力で転
炉内の原料が20分間にわたつて加熱された後,金属アル
ミニウムがドロスから分離し,そしてドロスが溶融金属
を覆う被覆層中にあることが認められた。
は連続的に8rpmで回転される。この低下された電力で転
炉内の原料が20分間にわたつて加熱された後,金属アル
ミニウムがドロスから分離し,そしてドロスが溶融金属
を覆う被覆層中にあることが認められた。
純粋なアルミニウム711kgが得られ,これは57%の収
率に相当しかつ(装填された金属アルミニウムの量と,
得られた純粋なアルミニウムの量に対して)88%の工程
効率に相当する。化石燃料の消費量は導入されたドロス
1トン当り252kwhに相当し,一方酸素の消費量は導入さ
れたドロス1トン当り44m3に相当した。全工程時間は32
分間であつた。得られた残留生成物は,前記金属及びア
ルミニウムの純粋な酸化物で構成されていた。
率に相当しかつ(装填された金属アルミニウムの量と,
得られた純粋なアルミニウムの量に対して)88%の工程
効率に相当する。化石燃料の消費量は導入されたドロス
1トン当り252kwhに相当し,一方酸素の消費量は導入さ
れたドロス1トン当り44m3に相当した。全工程時間は32
分間であつた。得られた残留生成物は,前記金属及びア
ルミニウムの純粋な酸化物で構成されていた。
燃焼熱ガスの供給が周期的に中断されるときは,大気
中の酸素が金属中に浸透するのを防止する措置を行うこ
とが特に必要である。先に記述されたように,アルゴン
のような遮蔽ガスを転炉に供給することによつて,過圧
が転炉内に維持されることが好ましい。
中の酸素が金属中に浸透するのを防止する措置を行うこ
とが特に必要である。先に記述されたように,アルゴン
のような遮蔽ガスを転炉に供給することによつて,過圧
が転炉内に維持されることが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレープ,ハンス‐ヴアルテル ドイツ連邦共和国 デー‐6113 バーベ ンハウゼン3 ヘツセンリング8 (72)発明者 ミユレルタン,ミヒアエル ドイツ連邦共和国 デー‐46562 フエ ールデ シユレネル シユトラーセ55 (56)参考文献 特開 平2−15126(JP,A) 特開 平2−225632(JP,A) 特開 平3−253519(JP,A) 特開 平3−243718(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22B 1/00 - 61/00
Claims (7)
- 【請求項1】アルミニウム又はアルミニウム合金を含有
するドロスの出発原料からアルミニウムを回収する方法
であつて,耐火ライニングを有する回転炉又は回転自在
な転炉へ前記出発原料を導入し,前記の炉を5rpm以下の
回転速度で連続的に又は間欠的に回転させながら前記出
発原料をアルミニウムの融点を超える温度まで加熱し,
生成した溶融アルミニウムを,上を覆っている残渣から
取出す方法において,前記出発原料を,塩の保護層なし
で,化石燃料及び少なくとも80%の酸素を含有するガス
で作動される酸素−燃料バーナで加熱し、その際酸素−
燃料バーナへ燃料と酸素を化学量論的関係で供給する
か,又は酸素が化学量論的量より最大限20%少ない量で
存在している関係で供給することを特徴とする,アルミ
ニウムの回収方法。 - 【請求項2】アルミニウムが融点を超える温度に達して
溶融をし始めると,バーナの出力をその初期の値の50〜
10%まで低下し,かつ炉の回転速度を5〜25rpmまで増
大することを特徴とする,請求項1に記載の回収方法。 - 【請求項3】炉を5〜25rpmの回転速度で連続的に回転
させている間に,酸素−燃料バーナから低下された出力
で間欠的に熱を供給し,熱の供給を中断している間に,
酸素−燃料バーナ又はランスを通して不活性ガスを炉へ
導入することを特徴とする,請求項2に記載の回収方
法。 - 【請求項4】不活性ガスがアルゴンであることを特徴と
する,請求項3に記載の回収方法。 - 【請求項5】回転炉又は転炉内に燃焼ガスの過圧を維持
することを特徴とする,請求項1ないし4の1つに記載
の回収方法。 - 【請求項6】アルミニウムの温度が750〜950℃の範囲内
にあるときに加熱を中止し,回転炉又は転炉からアルミ
ニウムを放出させることを特徴とする,請求項1ないし
5の1つに記載の回収方法。 - 【請求項7】回転炉又は転炉の回転速度を増大させた時
点から5〜60分間経過した後,加熱を終了し,回転炉又
は転炉からアルミニウムを放出させることを特徴とす
る,請求項2ないし5の1つに記載の回収方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/SE1992/000111 WO1993017135A1 (en) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | Recovery of non-ferrous metals from dross |
CA 2130798 CA2130798C (en) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | Recovery of non-ferrous metals from dross |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07508557A JPH07508557A (ja) | 1995-09-21 |
JP3245679B2 true JP3245679B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=25677449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50563192A Expired - Fee Related JP3245679B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 非鉄金属のドロスからの回収 |
Country Status (12)
Country | Link |
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