JP3245592U - 捕獲獣用の運搬装置 - Google Patents

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薫 橋詰
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株式会社サン・パワー社
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Abstract

【課題】重心を適切に位置させることで、安定的に走行できると共に保守管理を容易に行うことができる捕獲獣用の運搬装置を提供する。【解決手段】一対のクローラー10、10と、起動輪11を駆動させる一対の電動モータと、無線制御装置とを備えることで自在に走行でき、一対のクローラー10、10が設けられたシャーシ20の上側に捕獲獣収容用の収容ボックス30が配置され、シャーシ20のベース部に形成された搭載スペースに、バッテリーと、前記一対の電動モータが搭載され、収容ボックス30が、シャーシの上部の支持フレーム21の上に位置される状態で搭載スペースを覆うと共に、起動輪11の側のシャーシ20の部位に設けられた回動軸を中心に回動されることで搭載スペースを開けることが可能に配されている。【選択図】図1

Description

この考案は、走行駆動手段として配された一対のクローラーと、該一対のクローラーに対応して起動輪を駆動させる一対の電動モータと、該一対の電動モータを無線通信によって個別に運転制御する無線制御装置とを備えることで自在に走行でき、前記一対のクローラーが設けられたシャーシの上側に捕獲獣収容用の収容ボックスが配置された捕獲獣用の運搬装置に関する。
従来、山野において捕獲し、殺処分したイノシシやシカ等の獲物を運搬する場合に、該獲物を地面に擦過させることなく簡易的に運搬できる野獣獲物の運搬具として、凹嵌状をした橇本体と、該橇本体の前後に取り付けられる運搬用紐体と、橇本体に載置した獲物を橇本体に縛り付けるための縛り付け用紐体とを備えて運搬具を構成し、獲物が縛り付け載置された橇本体を、運搬用紐体を引っ張る等して運搬する(特許文献1参照)ものが提案されている。
また、従来の重量物運搬車としては、例えば、平行1対のレール部材の一端部側を横棹で結合した門型の車体と両レール部材間に取り外し可能に架設される積荷支持部材とを具備した貨車と、貨車の横棹に連結された駆動装置(クローラー)付の牽引車とからなり、貨車上には、両レール部材に沿って夫々移動自在の対向1対の移動台と、両移動台の夫々下端が枢着され上端が互いに横柱で連結された対向1対の主柱と、両レール部材に夫々下端が枢着され延出するピストン棹の先端が夫々主柱上端に枢着された油圧シリンダとから成る吊上げ機構と、前記移動台をレール部材に沿って移動させる主柱駆動機構とを具備した(特許文献2参照)ものが提案されている。
実用新案登録第3234068号公報(第1頁) 実開昭60-157763号公報(実用新案登録請求の範囲)
捕獲獣用の運搬装置に関して解決しようとする問題点は、捕獲獣は、捕獲されてからなるべく短時間の間に食肉処理をする必要があるため、山奥などの捕獲地から食肉処理場への迅速な搬出が求められるが、従来の搬出方法では適切に対応できず、捕獲獣の多くが廃棄されているのが現状である。
そこで本考案の目的は、重心を適切に位置させることで、安定的に走行できると共に保守管理を容易に行うことができる捕獲獣用の運搬装置を提供することにある。
本考案は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の一形態によれば、走行駆動手段として配された一対のクローラーと、該一対のクローラーに対応して起動輪を駆動させる一対の電動モータと、該一対の電動モータを無線通信によって個別に運転制御できる無線制御装置とを備えることで自在に走行でき、前記一対のクローラーが設けられたシャーシの上側に捕獲獣収容用の収容ボックスが配置された捕獲獣用の運搬装置であって、前記シャーシの下部を構成するベース部に形成された搭載スペースに、バッテリーと、前記一対の電動モータが搭載され、前記収容ボックスが、前記シャーシの上部に固定して設けられた支持フレームの上に位置される状態で前記搭載スペースを覆うと共に、前記起動輪の側のシャーシの部位に設けられた回動軸を中心に回動されることで前記搭載スペースを開けることが可能に配されている。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の一形態によれば、前記収容ボックスが、トレイ状で周囲に立ち上げ部が設けられたボックストレイに載置された状態に固定され、前記ボックストレイが、前記搭載スペースを開閉できるように前記回動軸を中心に回動可能に装着されていることを特徴とすることができる。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の一形態によれば、前記回動軸に、前記ボックストレイの下面から突起した形態に一体化して設けられたアーム部が回動可能に軸着されていることで、該ボックストレイが回動できるように装着されていることを特徴とすることができる。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の一形態によれば、前記シャーシにおける前記一対のクローラーの遊動輪の側に、ウインチ装置が搭載されていることを特徴とすることができる。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の一形態によれば、前記収容ボックスの上面部であって前記回動軸の側に、冷凍装置が設置されていることを特徴とすることができる。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置によれば、重心を適切に位置させることで、安定的に走行できると共に保守管理を容易に行うことができるという特別有利な効果を奏する。
本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の形態例を示す斜視図である。 図1の形態例を示す側面図である。 図1の形態例のボックストレイを開いた状態を示す側面図である。 収納ボックスを開いた状態を示す側面図である。 図1の形態例のボックストレイを開いた内部における機器の搭載スペースを示す斜視図である。
以下、本考案に係る捕獲獣用の運搬装置の形態例を、添付図面(図1~5)に基づいて詳細に説明する。本考案に係る捕獲獣用の運搬装置は、走行装置の基本構成として、走行駆動手段として配された一対のクローラー10、10と、その一対のクローラー10、10に対応して起動輪11を駆動させる一対の電動モータ28、28と、その一対の電動モータ28、28を無線通信によって個別に運転制御できる無線制御装置(図示せず)とを備えることで自在に走行できるものであり、既にラジコン式(無線操縦式)の草刈り機などに採用されているものである。なお、無線制御装置とは、送信機と受信機とを備える無線式の遠隔操縦制御装置のことであり、既知の装置を利用すれば良く、説明を省略する。
また、本考案に係る捕獲獣用の運搬装置では、一対のクローラー10、10が設けられたシャーシ20の上側に捕獲獣収容用の収容ボックス30が配置されたものであり、シャーシ20の下部を構成するベース部に形成された搭載スペース25(図5参照)に、バッテリー26と、一対の電動モータ28、28が搭載されている。本形態例では、二つの鉛蓄電池(バッテリー26)が搭載スペース25の中央部に配され、一対の電動モータ28、28が、搭載スペース25の後方の端部で左右の位置に、それぞれ起動輪11に直結された状態で配されている。また、この機器の搭載スペース25は無線制御装置の受信部(図示せず)が、搭載されている。
そして、本考案に係る捕獲獣用の運搬装置では、収容ボックス30が、シャーシ20の上部に固定して設けられた支持フレーム21の上に位置される状態で搭載スペース25を覆うと共に、起動輪11の側のシャーシ20の部位に設けられた回動軸22を中心に回動されることで搭載スペース25を開けることが可能に配されている。ところで、本形態例の収容ボックス30としては、例えば、自動車のルーフ上に搭載できるキャリアボックス(ルーフボックス)を利用することができ、蓋体30aが一方の側部に設けられたヒンジ30bによって開閉できるように設けられているものを利用できる(図4参照)。
これによれば、走行装置の重心と収容ボックス30の重心とが重なる配置となり、運搬装置としての機動性を含む走行性について安定性が向上すると共に、搭載スペース25を容易に開けることができるため、保守管理を容易に行うことができるという特別有利な効果を奏する。また、収容ボックス30が回動軸22を中心に後方側へ回動して開閉できるため、バランス良く安定的に操作しやすい効果がある。
また、本形態例では、収容ボックス30が、トレイ状で周囲に立ち上げ部31aが設けられたボックストレイ31に載置された状態に固定され、ボックストレイ31が、搭載スペース25を開閉できるように回動軸22を中心に回動可能に装着されている。本形態例のボックストレイ31には、周囲の全周に立ち上げ部31aが設けられ、後述するアーム部31bが後端側の下部に下方へ突起するように形成されている。また、前部の立ち上げ部31aにボックストレイ31を傾動させるときの掴み部位として一対の取手穴31cが設けられ、トレイの底にあたる部位には重量軽減用の孔31dが設けられている。これによれば、一対の取手穴31cに両手を掛けて容易に収容ボックス30が搭載されたボックストレイ31を回動させて開閉できる。
これによれば、ボックストレイ31が、草や木の枝などの障害物があっても、それらを、かき分けたり、なぎ倒したりすることができるため、重要な部分が損傷することなく安定的に走行することができる。すなわち、トレイ状で周囲に立ち上げ部が設けられたボックストレイによって収容ボックス30を保護して補強することができると共に、搭載スペース25の内部も保護することができ、悪条件の道なき道を走行することができる。
また、ボックストレイ31に伴って収容ボックス30を、図3及び5に示すように傾けることができるため、前述のように搭載スペース25内の機器を好適に保守管理できると共に、収容ボックス30を好適に保守管理できる。例えば、収容ボックス30の蓋部を開けて、その内部を洗浄(水洗いなど)するなどの作業を容易に行うことができる。なお、本形態例では、収容ボックス30が載置されたボックストレイ31は、後述するように重心が後方に偏ることで開放した状態を維持できる構造になっているが、適宜にストッパ機構を設けることで、所望の角度を維持してそのストッパ機構を解除しない状態では閉じる方向に回動しない機構を採用してもよいのは勿論である。また、収容ボックス30の蓋体30aについても、適宜にストッパ機構を設けることで、その開き角度を規制しても良いのは勿論である。
さらに、本形態例では、回動軸22に、ボックストレイ31の下面から突起した形態に一体化して設けられたアーム部31bが回動可能に軸着されていることで、そのボックストレイが回動できるように装着されている。
これによれば、重心を好適に前後方向の後方へ配置されることになり、ボックストレイ31と一体的に収容ボックス30を好適に回動させて、90度以内の開き角度においても、収容ボックス30が搭載されたボックストレイ31が回動を停止する位置で保持できるように、図3に示すように、ボックストレイ31の後端を地面に接地することができる。すなわち、本形態例のように、収容ボックス30が載置されたボックストレイ31は、図3のように傾けた際に、その重心が後方に偏るため、閉じる方向に回動しないように後端が地面に接して安定した状態になり、保持される。このため、上述の保守管理の作業を適切に行うことができる。つまり、傾斜状態を好適に保持できると共に、90度以内の開き角度で保持されているため、再度閉じる際に、大きな力を必要としないで前記ボックストレイ31を回動させて閉じることができる。
また、本形態例では、シャーシ20における一対のクローラー10、10の遊動輪12の側に、ウインチ装置50が搭載されている。つまり、ウインチ装置50が、走行装置の前後方向の前方である部分に装着されており、そのウインチ装置50を作動することで、本発明に係る捕獲獣用の運搬装置を、引き上げることができるように構成されている。これによれば、本装置の走行が困難になった際などの緊急の際に適切に対応することができる。ウインチ装置50が前部に搭載されていることで、バランス良く安定的に引き上げることができる
また、本形態例では、収容ボックス30の上面部(蓋体30aの上面)であって回動軸22の側に、冷凍装置40が設置されている。つまり、収容ボックス30の上面部であって前後方向の後方である部分に、冷凍装置40が装着され、冷風が収容ボックスの内部に送風されるように設けられている。この冷凍装置40させる電源としては、例えば、図5に示すように搭載したモバイルバッテリー45を利用することができる。
捕獲獣は、捕獲されてからなるべく短時間の間に、食肉処理をする必要があり、山間部から食肉処理場への迅速な搬出が求められる。これに対して、本発明に係る捕獲獣用の運搬装置によれば、迅速に搬出できると共に、冷凍装置40で冷却することで、傷みが生じることを防止でき、上質なジビエを提供できる。
以上、本考案につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本考案はこの形態例に限定されるものではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 クローラー
11 起動輪
12 遊動輪
20 シャーシ
21 支持フレーム
22 回動軸
25 搭載スペース
26 バッテリー
27 充電装置
28 電動モータ
30 収容ボックス
30a 蓋体
30b ヒンジ
31 ボックストレイ
31a 立ち上げ部
31b アーム部
31c 取手穴
31d 重量軽減用の孔
40 冷凍装置
45 モバイルバッテリー
50 ウインチ装置

Claims (5)

  1. 走行駆動手段として配された一対のクローラーと、該一対のクローラーに対応して起動輪を駆動させる一対の電動モータと、該一対の電動モータを無線通信によって個別に運転制御できる無線制御装置とを備えることで自在に走行でき、前記一対のクローラーが設けられたシャーシの上側に捕獲獣収容用の収容ボックスが配置された捕獲獣用の運搬装置であって、
    前記シャーシの下部を構成するベース部に形成された搭載スペースに、バッテリーと、前記一対の電動モータが搭載され、
    前記収容ボックスが、前記シャーシの上部に固定して設けられた支持フレームの上に位置される状態で前記搭載スペースを覆うと共に、前記起動輪の側のシャーシの部位に設けられた回動軸を中心に回動されることで前記搭載スペースを開けることが可能に配されていることを特徴とする捕獲獣用の運搬装置。
  2. 前記収容ボックスが、トレイ状で周囲に立ち上げ部が設けられたボックストレイに載置された状態に固定され、前記ボックストレイが、前記搭載スペースを開閉できるように前記回動軸を中心に回動可能に装着されていることを特徴とする請求項1記載の捕獲獣用の運搬装置。
  3. 前記回動軸に、前記ボックストレイの下面から突起した形態に一体化して設けられたアーム部が回動可能に軸着されていることで、該ボックストレイが回動できるように装着されていることを特徴とする請求項2記載の捕獲獣用の運搬装置。
  4. 前記シャーシにおける前記一対のクローラーの遊動輪の側に、ウインチ装置が搭載されていることを特徴とする請求項2記載の捕獲獣用の運搬装置。
  5. 前記収容ボックスの上面部であって前記回動軸の側に、冷凍装置が設置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の捕獲獣用の運搬装置。
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