JP3245355U - 粘土乾燥ボード - Google Patents

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進 木村
邦夫 強矢
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株式会社パジコ
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Abstract

【課題】粘土からなる造形物の乾燥時における変形を抑えることが可能な載置部である粘土乾燥ボードを提供する。【解決手段】第1面および前記第1面の反対側の第2面を備えた箱2と、前記箱内に収納された綿状不織布3と、前記箱の第1面に開口され、綿状不織布を露出する開口部6と、を有し、前記綿状不織布は、前記開口部から露出する載置面を有し、前記載置面には、粘土からなる乾燥前の造形物5を載置可能である、粘土乾燥ボード1を用いる。【選択図】図3

Description

本考案は、粘土を載置して乾燥させるために用いる粘土乾燥ボードに適用して有効な技術に関する。
粘土を用いて立体物を造形した後、粘土を乾燥させるため、例えば特許文献1(特開2021-186148号公報)に記載されているように、平面状の載置部に造形物を載置して乾燥させることが考えられる。
特開平11-49558号公報
粘土からなる造形物を自然乾燥させる場合、造形物の表面が曲面状である場合、または当該表面に凹凸がある場合などは、平面状の載置部に載せて乾燥させようとすると造形物が変形する虞がある。
本考案の目的は、粘土からなる造形物の乾燥時の変形を抑えることが可能な載置部である粘土乾燥ボードを実現することにある。
その他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態である粘土乾燥ボードは、第1面および前記第1面の反対側の第2面を備えた箱と、前記箱内に収納された綿状不織布と、前記箱の第1面に開口され、綿状不織布を露出する開口部と、を有するものである。前記綿状不織布は、前記開口部から露出する載置面を有し、前記載置面には、粘土からなる乾燥前の造形物を載置可能である。
一実施の形態によれば、粘土からなる造形物の乾燥時の変形を抑えることが可能な載置部である粘土乾燥ボードを実現できる。
実施の形態に係る粘土乾燥ボードを示す斜視図である。 図1のA-A線における断面図である。 実施の形態に係る粘土乾燥ボードの使用状態を示す断面図である。 実施の形態に係る粘土乾燥ボードの使用方法を説明する斜視図である。 実施の形態に係る粘土乾燥ボードの使用方法を説明する斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、実施の形態では、特に必要なときを除き、同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
<改善の余地>
例えば個人が趣味で粘土を用いた立体造形物を制作する場合、造形を行った後、粘土を乾燥させる際に造形物の変形を抑える必要がある。造形物を乾燥させる際には、机の天板の上面など、平面の載置部に造形物を載置することが考えられる。しかし、造形物の形状が球体に近い場合などのように、造形物の表面が全体的に球面で構成されている場合、造形物の表面形状に凹凸が多い場合、または、造形物の表面に平面があっても、造形物の重心との関係上、当該平面を下に向けて載置できない場合などがある。それらの場合、平面の載置部に造形物を載置すると、乾燥前の粘土は柔らかいため自重で潰れ、造形物が変形する虞がある。傘や造花などの形のように、細い部分および薄い部分を有する造形物においても、載置することによる変形が問題となる。
上記のような変形を抑えるために、造形物の形状に沿った型を載置部として用意することは手間が多く困難である。また、型の上で粘土を乾燥させると、型に覆われた部分の造形物の乾燥が遅くなる問題、および、造形物の形状が均一に収縮しない問題が生じ得る。また、平面の載置部に造形物を載置すると、接地面における造形物の乾燥が遅くなり、粘土の収縮によって造形物に反りが生じる虞がある。
以上のように、粘土からなる造形物を乾燥させる際には、造形物の変形を抑えるという改善の余地がある。以下の実施の形態では、当該改善の余地を解消する工夫について説明する。
<粘土乾燥ボードの構造>
以下、本考案の実施の形態を図1~図5に基づいて説明する。図1は、本実施の形態の粘土乾燥ボード1を示す斜視図である。図2は、粘土乾燥ボード1を示す断面図であり、図1のA-A線における断面図である。図3は、粘土乾燥ボード1の使用状態を示す断面図であり、図1のB-B線における断面に対応する。図4および図5は、粘土乾燥ボード1の使用方法を説明する斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の粘土乾燥ボード1は、厚さが薄い直方体状の箱2と、箱2の内側に収められた綿状不織布(綿状シート)3とにより構成されている。箱2は、最も対角線が大きい第1面およびその反対側の第2面を備えている。第1面および第2面は互いに平行な面である。第1面は、その中央部に開口部6を有している。第1面および第2面のそれぞれのサイズは、例えば縦が24cm、横が17cmであり、所謂B5サイズに近い。第1面および第2面との間の距離、つまり上記厚さは、例えば1.5cm程度である。
開口部6の端部は、第1面の端部の近くに位置している。開口部6の端部と第1面の端部との最短距離は、例えば1cm程度である。開口部6からは、箱2内の綿状不織布3が露出している。図1では綿状不織布3の形状を分かり易くするため綿状不織布3の輪郭の一部を示している。ただし、綿状不織布3が動くことを防ぐため、図2に示すように、平面視における綿状不織布3の端部は箱2の端部まで詰まっていることが望ましい。本願でいう平面視とは、第1面および第2面に対する垂直方向(厚さ方向)において、粘土乾燥ボード1等を見ることを指す。綿状不織布3は箱2の内部をほぼ満たすように敷かれている。言い換えれば、平面視において交わる2以上の方向のそれぞれにおいて、綿状不織布3の両端は箱2の内側の面に接している。したがって、綿状不織布3の平面形状は矩形(例えば長方形)である。綿状不織布3の厚さは、箱2の厚さより小さく、例えば1.5cm程度である。厚さ方向に沿う面であって、第1面および第2面を互いに接続する第3面(側面)の厚さ方向の長さ、つまり第1面および第2面の相互間の最短距離は、第1面のいずれの辺よりも小さい。
箱2は例えば紙からなる。図2に示す箱2の左右の両端の面は、それらの面の上端を支点として回転させることにより開閉可能である。
綿状不織布3は綿状であるため、人の目でも綿状不織布3が繊維により構成されていることが容易に認識できる。綿状不織布3を構成する繊維は比較的細く、かつ柔らかい。綿状不織布3を構成する繊維は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる。綿状不織布3は、繊維が高い密度で集まって構成されている。平面視において開口部6から露出している綿状不織布3の面は、粘土からなる乾燥前の造形物を載置する載置面である。図3に示すように、例えば球状の造形物5を綿状不織布3の載置面に載置して自然乾燥させることができる。綿状不織布3は綿状であるため、造形物5の重みにより綿状不織布3の載置面は変形する。これにより、造形物5は点ではなく造形物5の形状に沿う面により支持される。
本実施の形態の粘土乾燥ボード1は、上記のように綿状不織布3の載置面に造形物を載置し、これにより造形物を自然乾燥させるために用いられる。
<粘土乾燥ボードの使用方法>
図4、図5を用いて、本実施の形態の粘土乾燥ボード1の使用方法のうち、特に粘土乾燥ボード1を用意する手順について説明する。
図4に示すように、未使用の粘土乾燥ボード1の箱2には開口部6(図1参照)が設けられておらず、開口部6は蓋4により塞がれている。蓋4は箱2の一部であり、蓋4の端部には、蓋4を箱2から取り外し易くするためのミシン目が設けられている。
図5に示すように、上記ミシン目に沿って蓋4を箱2から切り取ることができる。これにより、開口部6が開口され、綿状不織布3が露出し、粘土乾燥ボード1が使用可能となる。
粘土乾燥ボード1を使用する際は、開口部6が設けられた第1面の反対側の第2面がテーブルの上面などに接するように粘土乾燥ボード1を置いた状態で、造形物を綿状不織布3の載置面上に載置して乾燥させる。
<本実施の形態の効果>
本実施の形態の粘土乾燥ボード1を用いて、粘土からなる造形物を乾燥させれば、造形物の形状の変化を抑えることができる。すなわち、造形物が載置面の形状に影響を受けて変形することを防げる。造形物が球体のように、載置面に対して1点で接するような形状である場合、乾燥前の質量が例えば300g以下の造形物であれば、変形を有効的に抑えられる。粘土乾燥ボード1の厚み、つまり綿状不織布3の厚みが大きければ、造形物の形状変化の抑制効果はより顕著となる。
また、綿状不織布3の代わりにスポンジを用いることなども考えられるが、スポンジでは綿状のシートに比べて通気性が劣ることが考えられる。また、メラミンなどからなるスポンジを用いると、スポンジの形状が跡となって造形物の表面に残る虞がある。本実施の形態では、綿状不織布3が綿状であることで通気性を確保している。これにより、造形物を均一かつ短時間で乾燥させることができ、造形物の収縮により生じる反りを抑えられる。また、ここでは、綿状不織布3を構成する繊維が細く、かつ柔らかいため、スポンジ上または張りのある繊維の不織布上で造形物を乾燥させる場合に比べ、造形物に跡が残ることを抑えられる。
また、粘土乾燥ボード1を綿状不織布3のみで構成するのではなく、綿よりも強固な箱2に綿状不織布3を収納することで、乾燥中に粘土乾燥ボード1と造形物とを移動させることができる。また、箱2を必要以上に厚く大きいものとせず、例えば本などと同様のサイズとすることで、本棚などに粘土乾燥ボード1を立て掛けて収納することも可能である。
以上より、本実施の形態によれば、上述した改善の余地を解消できる。すなわち、粘土からなる造形物の乾燥時の変形を抑えることが可能な載置部である粘土乾燥ボードを実現できる。
以上、本考案者らによってなされた考案を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 粘土乾燥ボード
2 箱
3 綿状不織布
4 蓋
5 造形物
6 開口部

Claims (3)

  1. 第1面および前記第1面の反対側の第2面を備えた箱と、
    前記箱内に収納された綿状不織布と、
    前記箱の第1面に開口され、綿状不織布を露出する開口部と、
    を有し、
    前記綿状不織布は、前記開口部から露出する載置面を有し、
    前記載置面には、粘土からなる乾燥前の造形物を載置可能である、粘土乾燥ボード。
  2. 請求項1記載の粘土乾燥ボードにおいて、
    平面視において交わる2以上の方向のそれぞれにおいて、前記綿状不織布の両端は、前記箱の内側の面に接している、粘土乾燥ボード。
  3. 請求項1記載の粘土乾燥ボードにおいて、
    前記箱の第1面および第2面の相互間の最短距離は、前記箱の第1面のいずれの辺よりも小さい、粘土乾燥ボード。
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