JP3245197B2 - 加熱された板ガラスの保持装置 - Google Patents
加熱された板ガラスの保持装置Info
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- JP3245197B2 JP3245197B2 JP28661091A JP28661091A JP3245197B2 JP 3245197 B2 JP3245197 B2 JP 3245197B2 JP 28661091 A JP28661091 A JP 28661091A JP 28661091 A JP28661091 A JP 28661091A JP 3245197 B2 JP3245197 B2 JP 3245197B2
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- sheet glass
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B23/00—Re-forming shaped glass
- C03B23/02—Re-forming glass sheets
- C03B23/023—Re-forming glass sheets by bending
- C03B23/035—Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending
- C03B23/0352—Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending by suction or blowing out for providing the deformation force to bend the glass sheet
- C03B23/0357—Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending by suction or blowing out for providing the deformation force to bend the glass sheet by suction without blowing, e.g. with vacuum or by venturi effect
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B35/00—Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
- C03B35/14—Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands
- C03B35/145—Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by top-side transfer or supporting devices, e.g. lifting or conveying using suction
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟化点まで加熱された
板ガラスを水平に設置して保持する装置に関し、該装置
は下向きの接触面を有し、前記板ガラスは、同板ガラス
の上面と下面との間に作用する、差圧により前記接触面
に対して保持される。
板ガラスを水平に設置して保持する装置に関し、該装置
は下向きの接触面を有し、前記板ガラスは、同板ガラス
の上面と下面との間に作用する、差圧により前記接触面
に対して保持される。
【0002】
【従来の技術】この種の保持装置は、湾曲した板ガラス
を製造する様々な工程、特に自動車用の湾曲したガラス
窓の製造工程において、板ガラスを保持するために使用
されており、該板ガラスは貫流式加熱炉内において軟化
点まで加熱され、水平コンベアから輸送リングへ移送す
る間、吸引作用により前記保持装置に保持される。この
種の保持装置を使用して板ガラスを曲げる、或いは湾曲
させる有効な方法は、例えばヨーロッパ特許公報B10
003391と0005306に記述されている。この
湾曲工程において、曲げ温度まで加熱された板ガラス
は、通常平板な吸引プレートにより輸送経路から釣り上
げられ、次いで該吸引プレートにより環状の型枠上に運
ばれる。前記吸引プレートが板ガラスと共に該環状型枠
上に移動すると、吸引装置の吸引を止め、前記板ガラス
を該環状型枠上に落とし、落下の運動エネルギとその重
量の作用により同環状型枠上に載置する。公知となって
いる他の湾曲工程においては、前記保持装置が吸引型枠
より構成される。この場合、該保持装置の接触面は湾曲
形状をしており、板ガラスが該接触面に吸引される際、
事前に湾曲されるか、或いはまた最終的な形状に湾曲さ
れるようになっている(ドイツ特許公報200027
1、フランス特許公報2085464)。この工程にお
いて前記保持装置上にて湾曲された前記板ガラスは、同
じ外周形状を有した支持リング上に載置され、或いは、
該支持リング上に載置され、そしてそれにより最終的な
形状に湾曲される前に、前記保持装置により、同支持リ
ング上に押しつけられる。最初に指定した保持装置を使
用して板ガラスを湾曲させる方法は、更に周知となって
おり、該方法において、湾曲温度まで加熱された板ガラ
スは、鉛直上方の高温ガスにより、移送経路から持ち上
げられ、そして保持装置に保持される(ドイツ特許公報
3523675)。この場合前記保持装置は、吸引型枠
として構成されていないが、閉じた面を有する金属型か
ら成り、前記板ガラスは、上方に流れる気流の過剰圧力
により、該面に対して押しつけられる。
を製造する様々な工程、特に自動車用の湾曲したガラス
窓の製造工程において、板ガラスを保持するために使用
されており、該板ガラスは貫流式加熱炉内において軟化
点まで加熱され、水平コンベアから輸送リングへ移送す
る間、吸引作用により前記保持装置に保持される。この
種の保持装置を使用して板ガラスを曲げる、或いは湾曲
させる有効な方法は、例えばヨーロッパ特許公報B10
003391と0005306に記述されている。この
湾曲工程において、曲げ温度まで加熱された板ガラス
は、通常平板な吸引プレートにより輸送経路から釣り上
げられ、次いで該吸引プレートにより環状の型枠上に運
ばれる。前記吸引プレートが板ガラスと共に該環状型枠
上に移動すると、吸引装置の吸引を止め、前記板ガラス
を該環状型枠上に落とし、落下の運動エネルギとその重
量の作用により同環状型枠上に載置する。公知となって
いる他の湾曲工程においては、前記保持装置が吸引型枠
より構成される。この場合、該保持装置の接触面は湾曲
形状をしており、板ガラスが該接触面に吸引される際、
事前に湾曲されるか、或いはまた最終的な形状に湾曲さ
れるようになっている(ドイツ特許公報200027
1、フランス特許公報2085464)。この工程にお
いて前記保持装置上にて湾曲された前記板ガラスは、同
じ外周形状を有した支持リング上に載置され、或いは、
該支持リング上に載置され、そしてそれにより最終的な
形状に湾曲される前に、前記保持装置により、同支持リ
ング上に押しつけられる。最初に指定した保持装置を使
用して板ガラスを湾曲させる方法は、更に周知となって
おり、該方法において、湾曲温度まで加熱された板ガラ
スは、鉛直上方の高温ガスにより、移送経路から持ち上
げられ、そして保持装置に保持される(ドイツ特許公報
3523675)。この場合前記保持装置は、吸引型枠
として構成されていないが、閉じた面を有する金属型か
ら成り、前記板ガラスは、上方に流れる気流の過剰圧力
により、該面に対して押しつけられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の保持装置を使用
する周知のすべての方法において、板ガラスは保持装置
から支持リング上に移送され、それにより該板ガラスは
冷却工程に移送される。一般的に前記湾曲された板ガラ
スは、熱的に強靭化され、或いは冷却工程において冷却
空気ジェットにより急冷され、一枚の安全ガラスが製造
される。前記支持リング上への移送と、板ガラスの軟化
点以下への冷却との間に、該板ガラスは、自重の影響に
より前記支持リング内に垂れ下がって変形する。撓み、
或いは垂れ下がりは、特に最初に指定した支持リングに
おいて大きく、該支持リングにおいて前記板ガラスは、
下降する運動エネルギにより湾曲する。上述の支持リン
グ内での撓みや垂れ下がり、これを横切り湾曲と呼ぶ
が、これを低減するために、前記保持装置の接触面に対
応する凹面カウンタベンドを備えることが公知となって
いる(ヨーロッパ特許公報0003391)。この保持
装置におけるカウンタベンドは、前記支持リング内にお
ける撓みや垂れ下がりを補償するように構成される。実
際問題として、板ガラスの自重の影響による横切り湾曲
は、常に同じではなく、例えば、該板ガラスの温度や、
前記支持リングに支持されている時間、更に処理工程の
他のパラメータの関数により変化するものである。然し
ながら周知の保持装置において、上述の横切り湾曲を補
償する前記カウンタベンドは、改善不可能である。と言
うのは、該カウンタベンドは、保持装置の通常セラミッ
ク素材より作られる堅固な面に組み込まれているからで
ある。カウンタベンドを形成することは、更に、費用が
掛かり複雑な処理工程を必要とし、そのため保持装置の
接触面にカウンタベンドを備えることは、しばしば省略
される。そこで本発明の目的は、最初に規定した種の保
持装置を提供することにあり、そして該保持装置は、前
記支持リング上において板ガラスに生じる横切り湾曲を
補償するカウンタベンドを、要求される用の掛かる保持
装置上の機械加工をすることなく作り、そして更に該装
置において前記カウンタベンド量は、必要な場合には簡
単な方法で変化するようになっている。
する周知のすべての方法において、板ガラスは保持装置
から支持リング上に移送され、それにより該板ガラスは
冷却工程に移送される。一般的に前記湾曲された板ガラ
スは、熱的に強靭化され、或いは冷却工程において冷却
空気ジェットにより急冷され、一枚の安全ガラスが製造
される。前記支持リング上への移送と、板ガラスの軟化
点以下への冷却との間に、該板ガラスは、自重の影響に
より前記支持リング内に垂れ下がって変形する。撓み、
或いは垂れ下がりは、特に最初に指定した支持リングに
おいて大きく、該支持リングにおいて前記板ガラスは、
下降する運動エネルギにより湾曲する。上述の支持リン
グ内での撓みや垂れ下がり、これを横切り湾曲と呼ぶ
が、これを低減するために、前記保持装置の接触面に対
応する凹面カウンタベンドを備えることが公知となって
いる(ヨーロッパ特許公報0003391)。この保持
装置におけるカウンタベンドは、前記支持リング内にお
ける撓みや垂れ下がりを補償するように構成される。実
際問題として、板ガラスの自重の影響による横切り湾曲
は、常に同じではなく、例えば、該板ガラスの温度や、
前記支持リングに支持されている時間、更に処理工程の
他のパラメータの関数により変化するものである。然し
ながら周知の保持装置において、上述の横切り湾曲を補
償する前記カウンタベンドは、改善不可能である。と言
うのは、該カウンタベンドは、保持装置の通常セラミッ
ク素材より作られる堅固な面に組み込まれているからで
ある。カウンタベンドを形成することは、更に、費用が
掛かり複雑な処理工程を必要とし、そのため保持装置の
接触面にカウンタベンドを備えることは、しばしば省略
される。そこで本発明の目的は、最初に規定した種の保
持装置を提供することにあり、そして該保持装置は、前
記支持リング上において板ガラスに生じる横切り湾曲を
補償するカウンタベンドを、要求される用の掛かる保持
装置上の機械加工をすることなく作り、そして更に該装
置において前記カウンタベンド量は、必要な場合には簡
単な方法で変化するようになっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記接触面の少なくとも板ガラス支持するため
の面の中央領域を、自由緊張させた布地、或いは、高い
耐熱性の繊維により織られた織物により、構成すること
により達成される。ここで自由緊張させるとは、少なく
ともカウンタベンドが形成されるべき上述の領域におい
て、布地、或いは織物がその背面に何ら支持されていな
いことを表している。該布地、或いは織物は、例えばカ
ウンタベンドが形成されるべき範囲まで弾性的に撓むこ
とが可能でなければならない。カウンタベンドは、前記
板ガラスの該布地、或いは織物に対する吸引、或いは圧
接作用により、自動的に調節される。このカウンタベン
ド総量は、前記布地、或いは織物の種類、弾性やその張
力、吸引力や圧接力、該布地、或いは織物が自由緊張す
る領域の寸法、形状に依存している。本発明の好ましい
他の実施例において、前記布地、或いは織物の張力は調
節自在であり、従って該張力を増加または減少させるこ
とによりカウンタベンドの強度を簡単に修正可能であ
る。本発明の他の特徴や利点は、特許請求の範囲や、図
面を参照して以下に記述する本発明の様々な実施例から
明らかとなろう。
目的は、前記接触面の少なくとも板ガラス支持するため
の面の中央領域を、自由緊張させた布地、或いは、高い
耐熱性の繊維により織られた織物により、構成すること
により達成される。ここで自由緊張させるとは、少なく
ともカウンタベンドが形成されるべき上述の領域におい
て、布地、或いは織物がその背面に何ら支持されていな
いことを表している。該布地、或いは織物は、例えばカ
ウンタベンドが形成されるべき範囲まで弾性的に撓むこ
とが可能でなければならない。カウンタベンドは、前記
板ガラスの該布地、或いは織物に対する吸引、或いは圧
接作用により、自動的に調節される。このカウンタベン
ド総量は、前記布地、或いは織物の種類、弾性やその張
力、吸引力や圧接力、該布地、或いは織物が自由緊張す
る領域の寸法、形状に依存している。本発明の好ましい
他の実施例において、前記布地、或いは織物の張力は調
節自在であり、従って該張力を増加または減少させるこ
とによりカウンタベンドの強度を簡単に修正可能であ
る。本発明の他の特徴や利点は、特許請求の範囲や、図
面を参照して以下に記述する本発明の様々な実施例から
明らかとなろう。
【0005】
【実施例】図1、図2から詳細に理解できるように、保
持装置は、金属製のケーシング1を具備し、該ケーシン
グ1は底板2を有している。前記金属ケーシング1の内
側のチャンバ3は、吸引ブロア4により部分真空状態と
することが可能であり、前記ブロア4は、前記金属ケー
シング1の上に据え付けられる。前記底板2は、一連の
貫通孔5を具備し、前記吸引ブロア4により該貫通孔5
を通過して周囲の空気が吸引される。前記ケーシング1
は適切な架台上に載置され、それにより該保持装置は従
来技術の駆動機構により垂直方向に、そして場合によっ
ては水平方向に移動可能である。分かり易くするため
に、該保持装置の架台、及び駆動機構は図示していな
い。前記底板2は、図示される本実施例において、セラ
ミックプレートから構成されている。この場合通常、或
いは既に存在している保持装置は使用可能であり、そし
て付加的装備により使用範囲を拡大できる。然しながら
該底板2は、金属、特に耐熱金属により代替可能であろ
う。たぶん該保持装置は、連続的な底板を要求しないで
あろうが、然しながらその代わり該保持装置のチャンバ
3の底面は、緊張された布地によってのみ閉じられる。
前記布地10は、耐熱鋼繊維による糸組織(スレッドシ
ステム)により構成される。上述の目的に適するように
改良されたある一つの布地において、二つの糸組織の糸
は、夫々2本から4本の独立する糸を縒り合わせて構成
され、夫々の糸は60本から120本の基本繊維を縒り
合わせて構成されている。そして夫々の基本繊維は5μ
mから20μmの直径を有している。前記布地は、1c
mあたり2本から10本の糸密度(スレッドデンシテ
ィ)を有している。該布地は充分に通気性を有してお
り、要求される吸引効果を達成出来るようになってい
る。外部からの過剰な圧力の作用の下、前記布地が撓ん
だ量まで、前記板ガラス12は、その全領域に渡って一
様に湾曲する。
持装置は、金属製のケーシング1を具備し、該ケーシン
グ1は底板2を有している。前記金属ケーシング1の内
側のチャンバ3は、吸引ブロア4により部分真空状態と
することが可能であり、前記ブロア4は、前記金属ケー
シング1の上に据え付けられる。前記底板2は、一連の
貫通孔5を具備し、前記吸引ブロア4により該貫通孔5
を通過して周囲の空気が吸引される。前記ケーシング1
は適切な架台上に載置され、それにより該保持装置は従
来技術の駆動機構により垂直方向に、そして場合によっ
ては水平方向に移動可能である。分かり易くするため
に、該保持装置の架台、及び駆動機構は図示していな
い。前記底板2は、図示される本実施例において、セラ
ミックプレートから構成されている。この場合通常、或
いは既に存在している保持装置は使用可能であり、そし
て付加的装備により使用範囲を拡大できる。然しながら
該底板2は、金属、特に耐熱金属により代替可能であろ
う。たぶん該保持装置は、連続的な底板を要求しないで
あろうが、然しながらその代わり該保持装置のチャンバ
3の底面は、緊張された布地によってのみ閉じられる。
前記布地10は、耐熱鋼繊維による糸組織(スレッドシ
ステム)により構成される。上述の目的に適するように
改良されたある一つの布地において、二つの糸組織の糸
は、夫々2本から4本の独立する糸を縒り合わせて構成
され、夫々の糸は60本から120本の基本繊維を縒り
合わせて構成されている。そして夫々の基本繊維は5μ
mから20μmの直径を有している。前記布地は、1c
mあたり2本から10本の糸密度(スレッドデンシテ
ィ)を有している。該布地は充分に通気性を有してお
り、要求される吸引効果を達成出来るようになってい
る。外部からの過剰な圧力の作用の下、前記布地が撓ん
だ量まで、前記板ガラス12は、その全領域に渡って一
様に湾曲する。
【0006】保持装置の他の形態による実施例を図3、
図4に図示する。該保持装置は、金属製のケーシング1
と、底板2と、前記ケーシング1のチャンバ3と、吸引
ブロア4に関して、上述した保持装置と同様の構造をし
ている。前記底板2の真下に、フレーム形状をしたスペ
ーサプレート15により、前記底板2に型枠16が取着
されており、該型枠16は、釣り上げられる板ガラスの
外囲形状に一致している。有利なように、該型枠16の
数cmの幅を有した下面は、外枠の中心に向かって僅か
に上方に傾斜しており、そして該傾斜は、前記型枠面と
水平面の成す角度αが、布地17が、所与の張力で板ガ
ラスを吸引して、要求される湾曲状態下で水平面と成す
角度に略一致するような傾斜である。前記布地17は、
第一の実施例において記述した基本繊維、及び糸と同も
のから織られている。該布地は前記スペーサフレーム1
5に帯板18により固定される。前記スペーサフレーム
15には、一連の穴部19が形成されている。釣り上げ
られるべき板ガラスが前記布地17に、そして該布地1
7を通じて前記型枠16に密着して係合するとき、周囲
の加熱された空気が、該穴部19と通過して前記ブロア
4に吸引される。こうして前記布地17の上方のチャン
バ20内の真空が高くなり過ぎ、その結果板ガラスが事
前に湾曲し過ぎるのを防止している。この場合も、要求
される板ガラスのプレベンド量は、広い限度内で前記布
地17、前記吸引ブロア4、そして穴部19の寸法によ
り制限されることは言うまでもない。
図4に図示する。該保持装置は、金属製のケーシング1
と、底板2と、前記ケーシング1のチャンバ3と、吸引
ブロア4に関して、上述した保持装置と同様の構造をし
ている。前記底板2の真下に、フレーム形状をしたスペ
ーサプレート15により、前記底板2に型枠16が取着
されており、該型枠16は、釣り上げられる板ガラスの
外囲形状に一致している。有利なように、該型枠16の
数cmの幅を有した下面は、外枠の中心に向かって僅か
に上方に傾斜しており、そして該傾斜は、前記型枠面と
水平面の成す角度αが、布地17が、所与の張力で板ガ
ラスを吸引して、要求される湾曲状態下で水平面と成す
角度に略一致するような傾斜である。前記布地17は、
第一の実施例において記述した基本繊維、及び糸と同も
のから織られている。該布地は前記スペーサフレーム1
5に帯板18により固定される。前記スペーサフレーム
15には、一連の穴部19が形成されている。釣り上げ
られるべき板ガラスが前記布地17に、そして該布地1
7を通じて前記型枠16に密着して係合するとき、周囲
の加熱された空気が、該穴部19と通過して前記ブロア
4に吸引される。こうして前記布地17の上方のチャン
バ20内の真空が高くなり過ぎ、その結果板ガラスが事
前に湾曲し過ぎるのを防止している。この場合も、要求
される板ガラスのプレベンド量は、広い限度内で前記布
地17、前記吸引ブロア4、そして穴部19の寸法によ
り制限されることは言うまでもない。
【0007】図5は、金属繊維の布地の付加的なテンシ
ョン装置を有した保持装置の実施例を示している。この
場合も前述の保持装置と同様に、金属製のケーシング1
と、底板2と、該底板2の真下にスペーサフレーム22
により取着された型枠23とを具備し、前記型枠23
は、釣り上げられ、保持されるべき板ガラスの外囲の形
状に一致している。該型枠23の真下で、前記金属繊維
の布地24が緊張されて、同型枠に接している。該布地
24は、矩形の布地から4つの角に切り込み25を有し
ており、各2つの対向する側に沿って、金属帯部材2
6、27により夫々固定されている。各金属帯部材2
6、27は、その長手方向を横切って移動自在に、その
端部において取り付け台28に据え付けられており、該
取り付け台28は、前記底板2に固定されている。該帯
部材26、27には、前記布地24とは反対側に夫々2
つのフック29が備えられている。該フック29は、偏
心して回転自在に軸着された円筒30の背後に係合し、
該円筒30の回転軸は、前記底板2に取着されている。
該円筒30を回転させることにより、前記金属製の布地
の要求される張力が得られる。ここに示す実施例におい
て、布地は4つの全ての辺に沿って金属バーに上述のよ
うに調節可能に固定される。然しながら、例えば、布地
の隣合う2つの辺を固定して、残りの2つの辺にのみ上
述した種の移動可能な保持帯部材を備えることも可能な
ことは言うまでもない。
ョン装置を有した保持装置の実施例を示している。この
場合も前述の保持装置と同様に、金属製のケーシング1
と、底板2と、該底板2の真下にスペーサフレーム22
により取着された型枠23とを具備し、前記型枠23
は、釣り上げられ、保持されるべき板ガラスの外囲の形
状に一致している。該型枠23の真下で、前記金属繊維
の布地24が緊張されて、同型枠に接している。該布地
24は、矩形の布地から4つの角に切り込み25を有し
ており、各2つの対向する側に沿って、金属帯部材2
6、27により夫々固定されている。各金属帯部材2
6、27は、その長手方向を横切って移動自在に、その
端部において取り付け台28に据え付けられており、該
取り付け台28は、前記底板2に固定されている。該帯
部材26、27には、前記布地24とは反対側に夫々2
つのフック29が備えられている。該フック29は、偏
心して回転自在に軸着された円筒30の背後に係合し、
該円筒30の回転軸は、前記底板2に取着されている。
該円筒30を回転させることにより、前記金属製の布地
の要求される張力が得られる。ここに示す実施例におい
て、布地は4つの全ての辺に沿って金属バーに上述のよ
うに調節可能に固定される。然しながら、例えば、布地
の隣合う2つの辺を固定して、残りの2つの辺にのみ上
述した種の移動可能な保持帯部材を備えることも可能な
ことは言うまでもない。
【図1】本発明による第1の実施例の保持装置を下方よ
り見た図である。
り見た図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】本発明による第2の実施例の保持装置を下方よ
り見た図である。
り見た図である。
【図4】図3のIV−IV線による断面図である。
【図5】布地の張力を調節する装置を有した実施例を示
す図である。
す図である。
1…ケーシング 2…底板 3…チャンバ 4…吸引ブロア 10…布地 17…布地 24…布地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナー カーレン ドイツ連邦共和国,デー−5120 ヘルツ ォゲンラト,フントフォルターベンデン 32 (56)参考文献 特開 平4−357130(JP,A) 特開 平3−109226(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 35/00 - 35/26 C03B 23/02 - 23/037
Claims (8)
- 【請求項1】 軟化点まで加熱された板ガラスを水平位
置にて保持する装置であって、該装置は、下方を向いた
接触面を具備し、該面に対して、前記板ガラスの上面と
下面との間に作用する差圧により、同板ガラスが保持さ
れ、該保持装置の前記接触面が、高い耐熱性の繊維の織
物、或いは布地(10、17、24)により形成され、
前記板ガラスと係合することに向けられた領域の、少な
くとも中央領域が自由緊張していることを特徴とする板
ガラス保持装置。 - 【請求項2】 前記布地(10、17、24)は、高い
耐熱金属繊維より成ることを特徴とする請求項1に記載
の板ガラス保持装置。 - 【請求項3】 前記布地(10)は、枠(8)の上に張
設されており、そして該枠(8)は、釣り上げられ、保
持されるべき板ガラスよりも大きな領域寸法を有してい
ることを特徴とする請求項2または3に記載の板ガラス
保持装置。 - 【請求項4】 前記布地(17、24)は、型枠(1
6、23)上に張設されており、該型枠(17、23)
は、保持されるべき板ガラスの外囲形状を有しているこ
とを特徴とする請求項2または3に記載の板ガラス保持
装置。 - 【請求項5】 前記保持されるべき板ガラスを支持する
前記型枠(16、23)は、外保持装置の底板(2)に
スペーサフレーム(15、22)により固定されている
ことを特徴とする請求項4に記載の板ガラス保持装置。 - 【請求項6】 前記スペーサフレーム(15)は、穴部
(19)を具備していることを特徴とする請求項5に記
載の板ガラス保持装置。 - 【請求項7】 前記布地(24)は、調節自在のテンシ
ョン装置に固定されていることを特徴とする請求項1か
ら6の何れか1つに記載の板ガラス保持装置。 - 【請求項8】 前記調節自在のテンション装置は、少な
くとも1つの帯材より成る保持部材(26、27)を具
備し、該保持部材(26、27)は、1つの端部におい
て前記布地(24)をクランプし、そして同保持部材の
長手方向を横切る方向に移動可能に据え付けられ、更
に、その外側に帯フック(ストリップフック)(29)
が配置されており、該帯フック(29)は、偏心して軸
着された円筒ブロック(30)の背後に係合し、該円筒
ブロックを回転させることにより、前記布地の張力が修
正されることを特徴とする請求項7に記載の板ガラス保
持装置。
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