JP3137693B2 - 板ガラスの曲げ成形装置及び曲げ成形方法 - Google Patents

板ガラスの曲げ成形装置及び曲げ成形方法

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JP3137693B2 JP03258616A JP25861691A JP3137693B2 JP 3137693 B2 JP3137693 B2 JP 3137693B2 JP 03258616 A JP03258616 A JP 03258616A JP 25861691 A JP25861691 A JP 25861691A JP 3137693 B2 JP3137693 B2 JP 3137693B2
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/03Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds
    • C03B23/0307Press-bending involving applying local or additional heating, cooling or insulating means

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のフロントガラス
のような湾曲した板ガラスを成形する装置と成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラスのような湾曲ガ
ラスを成形するには、従来から板ガラスを水平ロールに
て炉内を搬送する間に軟化点近くまで加熱して加熱炉か
ら搬出し、次いで板ガラスをリングモールド(下型)に
移載し、リングモールドと全面型である上型との間で所
定形状にプレス成形するようにしている。
【0003】上述した従来の成形法にあっては、成形の
際にリングモールドが長時間板ガラスに接触しているた
め、リングモールドが接触している板ガラス周縁部に平
面圧縮応力が発生し、この平面圧縮応力に釣り合うだけ
の平面引張応力が板ガラスの内側領域に発生する。この
平面応力は急冷強化によって生じる厚み方向の応力と異
なるものであり、この平面応力が大きいと、板ガラスを
自動車の窓枠に嵌め付ける際或いは嵌め付けた後におい
て別の応力が作用した場合に板ガラスの破損につなが
る。そこで、特開昭52−78226号公報には自動車
のフロントウインド用合せガラスとして用いる板ガラス
の平面圧縮応力と平面引張応力を所定の範囲に抑える提
案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、リン
グモールドを成形の際に長時間ガラスに接触せしめてお
くと必ずガラスのエッジ部に平面圧縮応力が発生し、こ
の平面圧縮応力を所定の範囲にするのは極めて制御が困
難で、仮に所定範囲に収めたとしてもガラス破損の原因
となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
願の第1発明は、加熱炉の下流側に下面を成形面とする
上型と板ガラスの下面周縁部を支持するリング状の下型
を配した曲げ成形装置において、前記上型及び下型の下
流側には下型と接触した板ガラスの周縁部のみを550
〜600℃に再加熱する加熱装置を配置した。本願の第
2発明によれば、加熱装置は、板ガラスの上方に、板ガ
ラスの搬送方向と平行にレールを設け、このレールに移
動自在に移動体を係合し、この移動体に板ガラスの周縁
部に沿った矩形状のガスバーナを吊り下げ、このガスバ
ーナに板ガラスの上面周縁に向けてガスを噴出するノズ
ルを備えた。 本願の第3発明によれば、加熱装置は、板
ガラスの上方にガスバーナを固定し、このガスバーナ下
方の板ガラスを搬送するベンデングロールを正逆回転せ
しめるようにした。 本願の第4発明によれば、加熱装置
は、前記上型及び下型の下流側に設けた板ガラスを搬送
するベンディングロール間に、複数のガスバーナを上方
に向けて配列し、板ガラスの搬送に合せてガスバーナか
ら噴出する火炎を制御するようにした。また本願の第
発明は、加熱炉から搬出された板ガラスを下面を成形面
とする上型とリング状の下型によって曲げ成形した後、
板ガラスをこれら型間から搬出し、成形後の板ガラスの
周縁部のみを、再加熱炉を用いることなく550〜60
0℃に再加熱するようにした。
【0006】
【作用】上型と下型との間でプレス成形することで板ガ
ラスの周縁に平面圧縮応力が発生するが、成形後に板ガ
ラス周縁を再加熱することにより当該平面圧縮応力はキ
ャンセルされる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置
の全体図、図2は同板ガラスの曲げ成形装置の再加熱ス
テーションの斜視図、図3は再加熱ステーションの要部
拡大図であり、成形装置1はトンネル型加熱炉2の下流
に成形ステーションS1及び再加熱ステーションS2を
配置している。
【0008】加熱炉2内には板ガラスGを搬送する水平
ロール3を配置し、加熱炉2と成形ステーションS1間
には板ガラスGを予備成形しつつ搬送するベンディング
ロール4を配置し、成形ステーションS1には上型5と
下型6を配置している。
【0009】上型5は枠体7に固定されるとともにアル
ミ板或いはステンレス板を材料とした中空形状をなし、
その下面全面を成形面とし、成形面にはガラスクロス、
ステンレスクロス、セラミッククロス或いはステンレス
繊維とアラミド繊維とからなる表面材を被覆している。
また下型6は板ガラスGの下面の周縁部を支持するリン
グ状をなし、図示しないシリンダユニットにて昇降自在
とされている。
【0010】一方、再加熱ステーションS2において
は、搬送用水平ロール3の上方にレール8を板ガラスG
の搬送方向と平行に設け、このレール8に移動体9を係
合し、この移動体9にガスバーナ10を吊り下げ支持し
ている。
【0011】ガスバーナ10は図2及び図3に示すよう
に、板ガラスGの周縁部に沿った形状、つまり前記下型
6と略相似形状をなすとともに、板ガラスGの上面周縁
に向けてガスを噴出するノズル11を備えている。
【0012】以上において、加熱炉2内を水平ロール3
にて搬送されて軟化点近くまで加熱された板ガラスGは
加熱炉2から搬出され、ベンディングロール4にて予備
成形されつつ下型6上まで搬送され下型6に移載され、
次いで下型6を上昇させて上型5の成形面に板ガラスG
を押し付け、板ガラスGを曲げ成形する。
【0013】上記の成形において、板ガラスGは下型6
と6〜10秒程接触し、上型5とは1〜2秒程接触す
る。このように板ガラスGはその周縁のみが下型6に長
時間接触するため、板ガラスGの周縁部と内側部との温
度差が大きくなり、板ガラスGの周縁部には平面圧縮応
力が発生し、板ガラスGの内側部にはエッジ部の平面圧
縮応力に対応した平面引張応力が発生している。
【0014】次いで、平面応力が発生している板ガラス
Gをベンディングロール4にて再加熱ステーションS2
に搬送する。この再加熱ステーションS2においては板
ガラスGの搬送に合せて移動体9を移動させ、ガスバー
ナ10にて平面圧縮応力が発生している板ガラスGの周
縁部のみ再加熱する。再加熱の温度は上記平面圧縮応力
がキャンセルされる温度、具体的には550℃以上とす
る。ただし、あまり温度を高くすると一旦成形した部分
がダレるため600℃以下とするのが好ましい。
【0015】図4及び図5は再加熱ステーションS2の
別実施例を示す図であり、図4に示す実施例にあって
は、プレス成形後の板ガラスGを固定されたガスバーナ
10の下方において、搬送用のベンディングロール4を
正逆回転せしめることで前後にオシレーションさせて主
として周縁部のみを再加熱するようにしたものであり、
図5に示す実施例にあってはベンディングロール4間に
複数のガスバーナ10を上方に向けて配列し、板ガラス
Gの移動に合せてガスバーナ10から噴出する火炎のH
i−Low(On−Off)を制御し、板ガラスGの周
縁部のみを再加熱するようにしたものである。
【0016】
【発明の効果】図6は従来装置によって曲げ成形した板
ガラスと、本願発明によって曲げ成形した板ガラスのエ
ッジからの距離と発生している平面引張応力との関係を
示すグラフであり、このこのグラフから本発明によって
成形した板ガラスの平面引張応力は従来のものに比べ大
幅に小さくなっていることが分る。つまり、本発明によ
れば、下面全面を成形面とする上型とリング状の下型に
よって曲げ成形した後に板ガラス周縁を550〜600
に再加熱するようにしたので、成形によって発生した
エッジ部の平面圧縮応力がキャンセルされ、このためエ
ッジから内側部分の平面引張応力もこれに比例して小さ
くなる。したがって、窓枠などに組み付ける際、或いは
組み付け後に別の応力が作用しても破損しにくい板ガラ
スを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置の全体図
【図2】同板ガラスの曲げ成形装置の再加熱ステーショ
ンの斜視図
【図3】再加熱ステーションの要部拡大図
【図4】別実施例を示す図
【図5】別実施例を示す図
【図6】従来装置によって曲げ成形した板ガラスと本願
発明によって曲げ成形した板ガラスのエッジからの距離
と発生している平面引張応力との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1…曲げ成形装置、2…加熱炉、4…ベンディングロー
ル、5…上型、6…下型、8…レール、9…移動体、1
0…ガスバーナ、11…ノズル、G…板ガラス、S1…
成形ステーション、S2…再加熱ステーション。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉の下流側に下面を成形面とする上
    型と板ガラスの下面周縁部を支持するリング状の下型を
    配した曲げ成形装置において、前記上型及び下型の下流
    側には下型と接触した板ガラスの周縁部のみを550〜
    600℃に再加熱する加熱装置を配置したことを特徴と
    する板ガラスの曲げ成形装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱装置は、板ガラスの上方に、板
    ガラスの搬送方向と平行にレールを設け、このレールに
    移動自在に移動体を係合し、この移動体に板ガラスの周
    縁部に沿った矩形状のガスバーナを吊り下げ、このガス
    バーナに板ガラスの上面周縁に向けてガスを噴出するノ
    ズルを備えたことを特徴とする請求項1記載の板ガラス
    の曲げ成形装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱装置は、板ガラスの上方にガス
    バーナを固定し、このガスバーナ下方の板ガラスを搬送
    するベンデングロールを正逆回転せしめることを特徴と
    する請求項1記載の板ガラスの曲げ成形装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱装置は、前記上型及び下型の下
    流側に設けた板ガラスを搬送するベンディングロール間
    に、複数のガスバーナを上方に向けて配列し、板ガラス
    の搬送に合せてガスバーナから噴出する火炎を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の板ガラスの曲げ成形装
    置。
  5. 【請求項5】 加熱炉から搬出された板ガラスを下面を
    成形面とする上型とリング状の下型によって曲げ成形し
    た後、板ガラスをこれら型間から搬出し、成形後の板ガ
    ラスの周縁部のみを、再加熱炉を用いることなく550
    〜600℃に再加熱することを特徴とする板ガラスの曲
    げ成形方法。
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