JP3245035U - サポーター - Google Patents
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Abstract
Description
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月16日にウェブサイトhttps://www.666-666.jp/190700.htmlで販売 〔刊行物等〕 令和5年6月16日にウェブサイトhttps://www.uushop.co.jp/190700A/で販売 〔刊行物等〕 令和5年7月1日にウェブサイトhttps://store.shopping.yahoo.co.jp/u-port/190700.htmlで販売 〔刊行物等〕 令和5年6月21日にウェブサイトhttps://item.rakuten.co.jp/kireispot/ma800/で販売
本考案は、体に装着するサポーターに関するものである。
従来、膝、腰などの患部を保温するサポーターが種々販売されている。たとえば、下記特許文献1のように、ポリエステルなどの繊維を使用することで保温性を高めることも可能である。しかし、患部の保温力を高めながら、装着感も良くすることが好ましい。
本考案の目的は、保温性が高く、装着感も良いサポーターを提供することにある。
本考案のサポーターは、人体に装着するサポーターであって、メッシュ状になっており、肌に触れる第1生地と、前記第1生地における肌の反対側に配置され、発熱および遠赤外線を発する保温素材と、前記保温素材における第1生地の反対側に配置された不織布と、前記不織布における保温素材の反対側に配置され、通気性を有するクッション材と、前記クッション材における不織布の反対側に配置され、メッシュ状になった第2生地とを備える。
本考案によると、保温素材、不織布およびクッション材が配置された部分が第1生地の方に膨らんでおり、それらに柔軟性を有することでサポーターの装着感が良くなっている。保温素材がある部分が肌に押し当てられることで、保温性も高くなっている。
本考案のサポーターについて図面を使用して説明する。まずは膝に装着するサポーターを例に説明する。
[実施形態1]
図1、図2に示す本考案のサポーター10は、第1生地12、保温素材14、不織布16、クッション材18および第2生地20を備える。
図1、図2に示す本考案のサポーター10は、第1生地12、保温素材14、不織布16、クッション材18および第2生地20を備える。
第1生地12は通気性、伸縮性および柔軟性を有する。第1生地12はメッシュ状の生地であってもよい。第1生地12が肌に接する。第1生地12は伸縮性および柔軟性を有するため、第1生地12は人体に合わせて変形できる。第1生地12は通気性を有するため、肌が蒸れにくくなっている。
保温素材14、不織布16およびクッション材18が配置された場所が膨張部分22になっている。図2、図3に示すように、第1生地12のある側から、保温素材14、不織布16およびクッション材18が重ねられる。保温素材14、不織布16およびクッション材18は第1生地12と第2生地20の間に配置される。
保温素材14は遠赤外線を発する素材である。遠赤外線によって患部を保温し、血行を良くすることができる。さらに、保温素材14は光を吸収して熱に変換する素材が含まれていてもよい。保温素材14が発熱することによっても保温性を高くする。たとえば、保温素材14は複数のフィラメント糸によって構成され、そのフィラメント糸に吸光熱変換機能材と遠赤外線放射機能材が含まれてもよい。保温素材14は柔軟性も有し、体形および体の動きに応じて保温素材14も変できる。保温素材14が複数のフィラメント糸で構成されることで、保温素材14の内部に空間ができ、保温素材14の保温性能が高まる。
不織布16は約5~10mmの厚みである。不織布16が厚くなることで不織布16の内部に微小な空間が多くでき、保温性能が高まる。保温素材14で発生された熱が人体に伝熱されやすくなる。不織布16は厚さ方向に圧縮されたものが使用されてもよい。
クッション材18は通気性および柔軟性を有する物を使用する。たとえば、高異型のY型断面糸を複数使用して形成されたものであれば、単糸間に多数の小空間が形成され、軽くなる。クッション材18の厚みは約3~4mmである。
クッション材18は2枚の第1クッション材24と第2クッション材26が重ねられ、2層構造になっている。第1クッション材24と第2クッション材26の外形は同形状である。第1クッション材24と第2クッション材26の厚みは同じであってもよいし、異なっていてもよい。第1クッション材24が不織布16と接しており、第2クッション材26が第2生地20と接している。
第2生地20は通気性、伸縮性および柔軟性を有する。第2生地20はメッシュ生地であってもよい。第2生地20は第1生地12と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第1生地12と第2生地20は同形状になっており、第1生地12と第2生地20の縁部が縫い合わされている。第1生地12と第2生地20の縁部にバイアステープなどの帯状の布28を配置して縫ってもよい。
保温素材14、不織布16およびクッション材18は外縁の形状が同一になっており、それらが重ねられている。保温素材14、不織布16およびクッション材18は第1生地12および第2生地20よりも小さい。たとえば、保温素材14、不織布16およびクッション材18はそれぞれ2か所に配置され、かつ第1生地12と第2生地20の間に配置される。
保温素材14、不織布16およびクッション材18の外縁に合わせて第1生地12と第2生地20が糸で縫い合わされている。第1生地12と第2生地20が縫い合わされることで保温素材14、不織布16およびクッション材18が第1生地12と第2生地20に固定される。保温素材14、不織布16およびクッション材18の外縁付近も一緒に縫い合わされてもよい。
保温素材14の柔軟性がクッション材18の柔軟性よりも高くなっている。保温素材14、不織布16およびクッション材18のある部分において、第1生地12は肌の方向(第2生地20の逆方向)に膨らみやすく、突出部分22になっている(図2)。第1生地12は突出部分22によって引っ張られるため、元の状態に戻ろうと保温素材14などを第2生地20のある方向に押圧する。保温素材14などはその柔軟性によって縁部が丸くなっている。一方、クッション材18のある方は保温素材14よりも柔軟性が低く、平らになっている。
突出部分22の内方の一部分30が縫い合わされてもよい。一部分30の形状は線状および面状など、その形状は限定されない。第1生地12、保温素材14、不織布16および第1クッション材24が縫い合わされている。このように一部分30が縫い合わされることで、突出部分22の内方にくぼみができる。突出部分22が膝の形状に合わせて変形したとき、くぼみがあることで突出部分22が変形しやすくなっている。
一部分30が縫い合わされるのは、上記の部材に限定されない。第1生地12と保温素材14が縫い合わされてもよいし、第1生地12と保温素材14と不織布16が縫い合わされてもよいし、第1生地12と保温素材14と不織布16と第1クッション材24と第2クッション材26が縫い合わされてもよい。
第1生地12と第2生地20の四隅はそれらの生地12、20の長さ方向に突出している。その四隅に固定部材32、34が取り付けられている。固定部材32、34として面ファスナーを用いることができる。面ファスナーのオス32を第1生地12、面ファスナーのメス34を第2生地20に取り付ける。膝36にサポーター10を巻き付け、図1の上方にある固定部材32、34同士および下方にある固定部材32、34同士を固定し、サポーター10を膝36に装着する(図4)。
第1生地12において保温素材14などがある部分は膨張部分22として膨張しており、その部分が肌に押し当てやすくなっている。人体に対する保温素材14の保温機能が発揮されやすくなっている。保温素材14、不織布16およびクッション材18が柔軟性を有しているため、肌に押し当てられた感覚も柔らかい。
第1生地12と第2生地20の中央に開口部38が形成されている。開口部38を形成する縁がバイアステープなどの帯状の布44で縫い合わされいる。サポーターを膝36に装着したとき、開口部38が膝裏42に配置される(図5)。膝36を曲げたときに膝裏42に開口部38があるため、第1生地12と第2生地20に邪魔されずに膝36を曲げることができる。
以上のように、本考案のサポーター10は保温素材14と不織布16によって保温性能が良くなっている。保温素材14、不織布16およびクッション材18が柔軟性を有しており、肌に押し当てられた感覚の良い。
[実施形態2]
本考案は膝用のサポーターに限定されない。腰用のサポーター、ひじ用のサポーター、手首用のサポーター、足首用のサポーター、背中用のサポーターに適用してもよい。第1生地12と第2生地20は人体の装着する部位に合わせて形状を設計する。保温素材14、不織布16およびクッション材18は第1生地12と第2生地20よりも小さい。保温する箇所に保温素材14、不織布16およびクッション材18が配置されるようする。
本考案は膝用のサポーターに限定されない。腰用のサポーター、ひじ用のサポーター、手首用のサポーター、足首用のサポーター、背中用のサポーターに適用してもよい。第1生地12と第2生地20は人体の装着する部位に合わせて形状を設計する。保温素材14、不織布16およびクッション材18は第1生地12と第2生地20よりも小さい。保温する箇所に保温素材14、不織布16およびクッション材18が配置されるようする。
[実施形態3]
本考案のサポーターは保温効果を有するサポーターに限定されない。上記機能が含まれるのであれば、他の機能が含まれてもよい。たとえば、サポーターを取り付ける部位の骨の矯正機能を備えてもよい。たとえば、背中用のサポーターは椎骨矯正用の機能が備えられてもよい。
本考案のサポーターは保温効果を有するサポーターに限定されない。上記機能が含まれるのであれば、他の機能が含まれてもよい。たとえば、サポーターを取り付ける部位の骨の矯正機能を備えてもよい。たとえば、背中用のサポーターは椎骨矯正用の機能が備えられてもよい。
[実施形態4]
保温素材14、不織布16およびクッション材18の形状は限定されない。たとえば、それらの形状を幼児の手の形状にしてもよい。上記のように保温素材14、不織布16、クッション材18の一部分26が手のひらの皮線と同じ形状であれば、手の形状に似せることができる。上記のように一部分30が第2生地20に向けてへこむため、幼児の手で触られたような感触になり、装着感も良くなる。また、保温素材14などの形状は単純な幾何学的形状であったり、線状であったりしてもよい。
保温素材14、不織布16およびクッション材18の形状は限定されない。たとえば、それらの形状を幼児の手の形状にしてもよい。上記のように保温素材14、不織布16、クッション材18の一部分26が手のひらの皮線と同じ形状であれば、手の形状に似せることができる。上記のように一部分30が第2生地20に向けてへこむため、幼児の手で触られたような感触になり、装着感も良くなる。また、保温素材14などの形状は単純な幾何学的形状であったり、線状であったりしてもよい。
その他、本考案は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
10:サポーター
12:第1生地
14:保温素材
16:不織布
18:クッション材
20:第2生地
22:膨張部分
24:第1クッション材
26:第2クッション材
28、44:帯状の布
30:保温素材などの一部分
32、34:固定部材
36:膝
38:開口部
42:膝裏
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16:不織布
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30:保温素材などの一部分
32、34:固定部材
36:膝
38:開口部
42:膝裏
Claims (8)
- 人体に装着するサポーターであって、
メッシュ状になっており、肌に触れる第1生地と、
前記第1生地における肌の反対側に配置され、発熱および遠赤外線を発する保温素材と、
前記保温素材における第1生地の反対側に配置された不織布と、
前記不織布における保温素材の反対側に配置され、通気性を有するクッション材と、
前記クッション材における不織布の反対側に配置され、メッシュ状になった第2生地と、
を備えたサポーター。 - 前記第1生地と第2生地が同形状であり、
前記保温素材、不織布およびクッション材が同形状であり、
前記保温素材、不織布およびクッション材が第1生地および第2生地よりも小さい請求項1のサポーター。 - 前記保温素材、不織布およびクッション材が複数備えられた請求項2のサポーター。
- 前記保温素材、不織布およびクッション材を第1生地と第2生地の間に配置するために、保温素材、不織布およびクッション材の外縁に合わせて第1生地と第2生地が縫い合わされた請求項2のサポーター。
- 前記クッション材が
前記不織布に接するように配置された第1クッション材と、
前記第1クッション材と外縁が同一形状であり、第1クッション材に重ねられ、第2生地に接する第2クッション材と、
を備えた請求項1のサポーター。 - 前記保温素材、保温素材と不織布、保温素材と不織布と第1クッション材、または保温素材と不織布と第1クッション材と第2クッション材の一部分が第1生地と縫い合わされ、該一部分が第2生地とは縫い合わされていない請求項5のサポーター。
- 前記保温素材がクッション材よりも柔軟性が高く、前記第1生地において、保温素材、不織布およびクッション材が配置された部分が肌側に突出し、さらに前記一部分が第2生地に向けて窪んでいる請求項6のサポーター。
- 前記保温素材、不織布およびクッション材が手のひらの形状になっている請求項1のサポーター。
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