JP3244593B2 - プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法 - Google Patents
プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法Info
- Publication number
- JP3244593B2 JP3244593B2 JP14060494A JP14060494A JP3244593B2 JP 3244593 B2 JP3244593 B2 JP 3244593B2 JP 14060494 A JP14060494 A JP 14060494A JP 14060494 A JP14060494 A JP 14060494A JP 3244593 B2 JP3244593 B2 JP 3244593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten slag
- temperature
- melting furnace
- electrode
- plasma
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Control Of Temperature (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
- Discharge Heating (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
渣、または焼却炉から排出された飛灰を溶融処理するた
めのプラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方
法に関する。
る焼却残渣、例えば焼却灰は、その減容化のために、溶
融炉において溶融処理されている。
は、プラズマ式溶融炉が使用されており、またツイント
ーチ方式のものが使用されている。このツイントーチ方
式のプラズマ式溶融炉は、図2に示すように、炉本体5
1の溶融室51a内に充填された溶融ベースメタル52
上に、例えば焼却灰Aが充填された状態で、その上方に
正の電極トーチ53と、負の電極トーチ54とが配置さ
れ、これら両電極トーチ53,54間に、電源55によ
り所定の電圧を印加するとともに、各電極トーチ53,
54に形成された穴部53a,54aから作動ガスBを
供給するようにしたものである。
所定の電圧が印加されると、これら両電極トーチ53,
54と焼却灰Aおよび溶融ベースメタル52との間で発
生したプラズマアークにより、焼却灰Aが溶融される。
なお、作動ガスBは、プラズマを安定化させるためのも
のである。
抗は組織によって異なり、そして焼却灰の組織が一定し
ない場合、例えば図3の曲線Cにて示すように、高温状
態で焼却灰Aが溶けた部分(溶融池ともいう)の、すな
わち溶融スラグの電気抵抗が小さい場合、正の電極トー
チ53および負の電極トーチ54と、溶融スラグとの間
の電位差を高くすることができる。すなわち、溶融スラ
グと電極トーチ53,54との間の距離を長くして、安
定した溶融制御を行うことができる。
却灰Aが溶けた状態の溶融スラグは、電気抵抗が高いた
め、各電極トーチ53,54と、溶融スラグとの間の電
位差を高くすることができず、したがって各電極トーチ
53,54と溶融スラグとの間の距離を短くする必要が
生じ、安定した溶融制御、すなわち溶融スラグの温度を
一定に保持することができないという問題がある。
ラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法を提
供することを目的とする。
め、本発明のプラズマ式溶融炉における溶融スラグの温
度制御方法は、一対の黒鉛よりなる電極トーチを有する
プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法で
あって、溶融ベースメタル上に充填された被溶融物を、
この被溶融物の上方に配置した両電極トーチ間に所定の
電圧を印加してプラズマアークにより溶融スラグが形成
されるまで溶融させた後、この溶融スラグ中に上記両電
極トーチを挿入して、両電極トーチ間の溶融スラグ内で
発生するジュール熱により、溶融スラグを所定温度に昇
温させるとともにその温度を一定に保持する温度制御方
法である。
クにより一旦溶融させた後、溶融スラグ中に電極トーチ
を挿入するため、電気抵抗が大きい溶融スラグを、ジュ
ール熱により、容易に加熱することができるとともに、
その温度も一定に保持することができる。
する。本実施例においては、被溶融物として、都市ごみ
焼却炉から出る焼却残渣、例えば焼却灰を溶融する場合
について説明する。
めのプラズマ式溶融炉について説明する。すなわち、こ
のプラズマ式溶融炉は、内部に溶融室1aが形成される
とともにこの溶融室1aの底部に溶融ベースメタル2が
充填された炉本体1と、この炉本体1の溶融室1aの上
方位置に配置された正の電極トーチ3および負の電極ト
ーチ4と、これら両電極トーチ3,4間に所定の電圧を
印加する電源5と、上記各電極トーチ3,4の内部に形
成された穴部3a,4a内に、作動ガスBを供給するガ
ス供給装置(図示せず)と、各電極トーチ3,4を昇降
させる昇降装置(図示せず)とを有している。
グの温度制御方法について説明する。まず、溶融室1a
内に充填された溶融ベースメタル2上に、焼却灰Aを充
填し、次にこの焼却灰Aの上方に配置された、一対の電
極トーチ3,4間に所定の電圧を印加するとともに、そ
れぞれ穴部3a,4aから作動ガスBを噴出させて、プ
ラズマアークにより、焼却灰Aを所定温度に昇温させて
溶融する。例えば、この時、正の電極トーチ3に印加さ
れる電圧は 120V、負の電極トーチ4に印加される電圧
は80〜 100V、電流は1000〜1200Aである。
がある程度溶融されると、図1の仮想線にて示すよう
に、両電極トーチ3,4を下降させ、その下端部を、溶
融された焼却灰A、すなわち溶融スラグ内に挿入(浸
漬)する。例えば、この時、正の電極トーチ3に印加さ
れる電圧は 120V、負の電極トーチ4に印加される電圧
は140V、電流は 800〜1000Aである。
グ中に、電流が流れてジュール熱が発生し、このジュー
ル熱により溶融スラグがさらに昇温され、一定温度に保
持される。勿論、この時、溶融ベースメタル2も一緒に
昇温される。
アークにより溶融された後、溶融スラグ中に、電極トー
チ3,4の下端部を挿入させて、溶融スラグ中に電流を
流し、それにより発生するジュール熱により、溶融スラ
グを加熱するようにしているため、容易に、溶融スラグ
を昇温させることができるとともに、溶融スラグの温度
も、容易に、一定に保持することができる。
融スラグ中に挿入(浸漬)することができないが、上述
したように、本実施例における電極の材料として、黒鉛
を使用しているので、ジュール熱による加熱を行うこと
ができる。
ると、被溶融物をプラズマアークにより一旦溶融させた
後、溶融スラグ中に電極トーチを挿入するため、電気抵
抗が大きい溶融スラグを、ジュール熱により、容易に加
熱することができるとともに、その温度も容易に一定に
保持することができる。
御を説明するためのプラズマ式溶融炉の断面図である。
るためのプラズマ式溶融炉の断面図である。
フである。
Claims (1)
- 【請求項1】一対の黒鉛よりなる電極トーチを有するプ
ラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法であ
って、溶融ベースメタル上に充填された被溶融物を、こ
の被溶融物の上方に配置した両電極トーチ間に所定の電
圧を印加してプラズマアークにより溶融スラグが形成さ
れるまで溶融させた後、この溶融スラグ中に上記両電極
トーチを挿入して、両電極トーチ間の溶融スラグ内で発
生するジュール熱により、溶融スラグを所定温度に昇温
させるとともにその温度を一定に保持することを特徴と
するプラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14060494A JP3244593B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14060494A JP3244593B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH085251A JPH085251A (ja) | 1996-01-12 |
JP3244593B2 true JP3244593B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=15272578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14060494A Expired - Lifetime JP3244593B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244593B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14060494A patent/JP3244593B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH085251A (ja) | 1996-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3284606B2 (ja) | 灰溶融炉 | |
JP3373062B2 (ja) | 坩堝内で廃棄物を灰化及びガラス化する方法 | |
JP3121743B2 (ja) | プラズマ式溶融方法 | |
JP3244593B2 (ja) | プラズマ式溶融炉における溶融スラグの温度制御方法 | |
JPS6338536A (ja) | プラズマア−ク加熱方法および装置 | |
JPH0857441A (ja) | プラズマ式灰溶融炉およびその再起動方法 | |
JPH09115663A (ja) | プラズマ式灰溶融炉における灰溶融方法 | |
JP4667665B2 (ja) | プラズマ式灰溶融炉およびその運転方法 | |
JPH09243267A (ja) | プラズマ溶融炉における溶融スラグの流動性低下防止方法 | |
JP3977164B2 (ja) | プラズマ溶融装置及びプラズマ溶融方法 | |
JPH112696A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
JP3077321B2 (ja) | スラグ付着防止方法 | |
JP2975239B2 (ja) | 電気抵抗式溶融炉及びその運転方法 | |
JP2002031486A (ja) | プラズマ溶融炉の起動方法 | |
JP2000274649A (ja) | 灰溶融炉 | |
JP4467769B2 (ja) | 電気抵抗式溶融炉 | |
JPH10169962A (ja) | プラズマ溶融炉による焼却灰の溶融方法 | |
JPH0311217A (ja) | プラズマ溶融炉の操業方法 | |
JPH10253266A (ja) | プラズマ式溶融炉の再起動方法およびプラズマ式溶融炉 | |
JPH09119616A (ja) | 灰処理用電気抵抗溶融炉 | |
JPH1019230A (ja) | ごみ焼却灰の溶融処理方法及びその溶融炉 | |
JP2785292B2 (ja) | 出滓量制御方法 | |
JPH05223234A (ja) | ごみ焼却灰の溶融炉 | |
JPH09257378A (ja) | アーク炉における金属スクラップの予熱方法 | |
JPH07332864A (ja) | 廃棄物溶融炉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081026 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091026 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091026 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |