JP3244260B2 - 膜式ガスメータの機能拡大方法、膜式ガスメータ及び機能拡大用補助ユニット - Google Patents

膜式ガスメータの機能拡大方法、膜式ガスメータ及び機能拡大用補助ユニット

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JP3244260B2
JP3244260B2 JP05891297A JP5891297A JP3244260B2 JP 3244260 B2 JP3244260 B2 JP 3244260B2 JP 05891297 A JP05891297 A JP 05891297A JP 5891297 A JP5891297 A JP 5891297A JP 3244260 B2 JP3244260 B2 JP 3244260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膜式ガスメータの
機能拡大を行うのに適した膜式ガスメータの機能拡大方
法、膜式ガスメータ及び膜式ガスメータの機能拡大用補
助ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス流入口に流入しガス流出口か
ら流出するガスを膜式計量部により計量し、この膜式計
量部を通じて一定量のガスが流れる毎に発生する流量信
号に基づいてガス流量を積算し、この流量信号に基づい
てガス流量を監視してガス流の異常を検出し、この異常
検出に基づいて遮断手段を動作させてガス供給路を遮断
し、積算した積算流量値を外部に送出し、遮断手段を動
作させてガス供給路を遮断させる信号を外部から受信す
るようにした、一般にマイコンを内蔵するためマイコン
ガスメータと呼ばれる膜式ガスメータが使用されてい
る。
【0003】そして、この膜式ガスメータでは、上述し
た機能を行うために、筐体の外表面に、積算流量値を伝
送すべき外部装置との接続を行うための信号線が接続さ
れる端子、ガスメータが外部から受信する信号を発する
外部装置との接続を行うための信号線が接続される端子
などの端子や、これらの端子を通じて送受する信号を処
理する回路を載置した配線基板を収容する端子ケースが
設けられている。
【0004】この種の膜式ガスメータの一般的な構成を
図9及び図10に基づいて説明すると、図示の膜式ガス
メータの筐体1は下部筐体1a及び上部筐体1bからな
り、上部筐体1bの上部には、図示しないガス供給路に
接続されるガス流入口1c及びガス流出口1dが設けら
れ、下部筐体1b内には、ガス流入口1cに流入しガス
流出口1dから流出するガスを計量する図示しない膜式
計量部が設けられている。上部筐体1b内の図示しない
膜式計量部は、一定流量が流れる毎に図示しない切替弁
が切り替えて図示しない隔膜で仕切られた部屋へ交互に
ガスを流入して既にガスが満たされている部屋のガスを
排出することによって隔膜を往復運動させるようになっ
ている。
【0005】また、上部筐体1bの正面には、膜式計量
部を通じて一定量のガスが流れる毎に行われる膜式計量
部の膜の往復動に連動して駆動されるカウンタからなる
図示しない計量表示部が配置され、その内部には、膜式
計量部の膜の往復動に連動して流量信号を発生する図示
しない流量信号発生手段と、ガス供給路を通じて流れる
ガスをガス流入口1c側において遮断する遮断手段とが
設けられている。
【0006】さらに、上部筐体1b内には、流量信号発
生手段が発生する流量信号に基づいてガス流量を積算
し、流量信号に基づいてガス流量を監視してガス流の異
常を検出し、この異常検出に基づいて遮断手段を動作さ
せてガス供給路を遮断し、積算した積算流量値を外部に
送出し、遮断手段を動作させてガス供給路を遮断させる
信号を外部から受信するための回路手段が内蔵されてい
る。
【0007】下部筐体1aの正面外表面には端子ケース
2(図9)が設けられている。端子ケース2は配線基板
3(図10)を内部に収容固定した凹部21a(図1
0)を有し、下部筐体1aにねじ21bによってねじ止
め固定されたケース本体21と、このケース本体21に
凹部21aの開口を塞ぐようにねじ22aにより着脱自
在に取り付けられた蓋体22とからなっている。配線基
板3には、外部に送出する積算流量値を伝送すべき家屋
内に設置された通報装置付きコントローラなどの外部装
置4との接続を行うための信号線41が接続される端子
31a、受信する信号を発するガス漏れ警報器などの外
部装置5との接続を行うための信号線51が接続される
端子31bなどの予め定められた端子31を有する端子
台32と、この端子31を通じて外部と送受する信号を
処理する回路の一部33とが載置されている。
【0008】なお、上部筐体1b内に内蔵された回路手
段と配線基板3上の回路33とは、上部筐体1b内の回
路手段から引き出され端子ケース2内に引き込まれて配
線基板3にコネクタ6aで接続される複数の信号線から
なるコード6によって相互に電気接続されている。な
お、7a〜7cは端子ケース2内に引き込まれる信号線
41、51及びコード6を所定位置にそれぞれ保持固定
するためのグロメットである。
【0009】上述した構成によって、膜式ガスメータ
は、ガス流入口1cに流入しガス流出口1dから流出す
るガスを膜式計量部により計量し、この膜式計量部を通
じて一定量のガスが流れる毎に発生する流量信号に基づ
いてガス流量を積算し、この流量信号に基づいてガス流
量を監視してガス流の異常を検出し、この異常検出に基
づいて遮断手段を動作させてガス供給路を遮断し、積算
した積算流量値を外部装置4に端子31a、信号線41
を介して送出し、遮断手段を動作させてガス供給路を遮
断させる信号を外部装置5から信号線51、端子31b
を介して受信するようになっており、積算流量値を受信
した外部装置4は、図示しない電話回線を介して情報セ
ンタに検針値情報として伝送する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように膜式ガ
スメータでは、外部装置との間で信号の送受を行うため
に端子ケース2が設けられているが、端子ケース2内に
予め設けている端子31は一般的なもので、これらの端
子31によっては応じられない信号、例えば100リッ
タのガス消費毎に信号や遮断手段の開閉状態を示す信号
などを外部装置に送出したり、例えば震感器や第2のガ
ス漏れ警報器から遮断手段を遮断させる信号を受信する
ための端子を持った配線基板を新たに作成することが必
要になる。
【0011】しかし、必要が生じてから配線基板を作成
し始めたのでは、納期が長くなって顧客の要望に応じき
れなくなることがある。そこで、予想される要望を先取
りして予め各種の配線基板を作成しておくことも考えら
れるが、この場合には、配線基板のバリエーションが多
くなり過ぎ、部品や在庫管理が非常に面倒になり、間違
いのもとにもなる。
【0012】また、多くの信号に対応できることが要望
された場合には、配線基板に多くの端子とそれに付随し
た回路の両方を追加した配線基板を作成しなければなら
なくなり、作成した配線基板が既設の端子ケースに入り
きらなくなって端子ケースまでも大きなものと取り替え
なければならなくなる。そして、このような場合には、
端子ケースが膜式ガスメータ上で占める面積が大きくな
り過ぎ、ガスメータの大きさまで大型化しなければなら
なくなるという問題があった。
【0013】よって本発明は、上記した従来の問題点を
解決するために、標準的な機能に付加機能を簡単に追加
できるようにし、バリエーションを増やしたり大型化す
ることなく、多種の要求に応じることができるようにし
た膜式ガスメータの機能拡大方法、膜式ガスメータ及び
膜式ガスメータの機能拡大用補助ユニットを提供するこ
とを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の膜式ガスメータの
機能拡大方法は、筐体内に、ガス供給路に流れるガスを
計量する膜式計量部と、該膜式計量部を通じて一定量の
ガスが流れる毎に流量信号を発生する流量信号発生手段
と、前記ガス供給路を通じて流れるガスを遮断する遮断
手段と、前記流量信号発生手段が発生する流量信号に基
づいてガス流量を積算し、前記流量信号に基づいてガス
流量を監視してガス流の異常を検出し、該異常検出に基
づいて前記遮断手段を動作させて前記ガス供給路を遮断
し、前記積算した積算流量値を外部に送出し、前記遮断
手段を動作させてガス供給路を遮断させる信号を外部か
ら受信するための回路手段とが内蔵され、前記筐体の外
表面に、前記送出する積算流量値を伝送すべき外部装置
との接続を行うための信号線が接続される端子、前記受
信する信号を発する外部装置との接続を行うための信号
線が接続される端子を載置した配線基板を収容する端子
ケースが設けられた膜式ガスメータの機能拡大方法にお
いて、前記端子ケースを、前記配線基板を内部に収容固
定した凹部を有し前記筐体に固定されたケース本体と、
該ケース本体に前記凹部の開口を塞ぐように着脱自在に
取り付けられた蓋体とにより構成しておき、前記配線基
板に、標準端子として前記端子の他予め定められた他の
端子を予め載置すると共に、該標準端子を通じて送受す
る信号を処理する回路の一部を予め載置し、かつ前記標
準端子で送受する信号以外の予め定めた信号の送受を行
うための接点を少なくとも有しコネクタが着脱自在に接
続されるコネクタ接続部を予め設けておき、前記ケース
本体の凹部の開口を塞ぐ蓋部と、前記蓋体によって開口
が塞がれる凹部を有する本体とからなる補助ケースと、
該補助ケースの前記凹部内に収容固定され前記コネクタ
接続部にコネクタ接続される補助配線基板とを有し、前
記補助配線基板上に、前記コネクタ接続部の接点を通じ
て送受する信号に関連した外部装置との接続を行うため
の信号線が接続される端子と、該端子を通じて送受する
信号を処理する回路とが載置されている補助ユニットを
予め用意しておき、機能を拡大する場合、前記補助ユニ
ットの前記補助ケースを前記端子ケースの前記ケース本
体と前記蓋体との間に挟持して保持すると共に、前記補
助配線基板を前記コネクタ接続部にコネクタ接続し、前
記回路手段が前記補助配線基板に載置されている前記端
子を使用して外部装置との間で信号の送受を行うように
することを特徴としている。
【0015】上記構成において、筐体の外表面に、予め
定められた標準端子と、この標準端子を通じて送受する
信号を処理する回路の一部とを載置した配線基板を収容
する端子ケースが設けられた膜式ガスメータにおいて、
まず、端子ケースを、配線基板を内部に収容固定した凹
部を有し筐体に固定されたケース本体と、このケース本
体に凹部の開口を塞ぐように着脱自在に取り付けられた
蓋体とにより構成しておき、次に、配線基板に、端子を
予め載置すると共に、この端子を通じて送受する信号を
処理する回路の一部を予め載置し、かつ端子で送受する
信号以外の予め定めた信号の送受を行うための接点を少
なくとも有しコネクタが着脱自在に接続されるコネクタ
接続部としての雌コネクタを予め設けておく。また、ケ
ース本体の凹部の開口を塞ぐ蓋部と蓋体によって開口が
塞がれる凹部を有する本体とからなる補助ケースと、こ
の補助ケースの凹部内に収容固定されコネクタ接続部と
しての補助雌コネクタに接続される補助配線基板とを有
し、補助配線基板が、接点を通じて送受する信号に関連
した外部装置との接続を行うための信号線が接続される
端子と、この端子を通じて送受する信号を処理する回路
とが載置され、端子ケースのケース本体と蓋体との間に
挟持される機能拡大用の補助ユニットを予め用意してお
く。
【0016】そして、膜式ガスメータの機能を拡大する
場合、機能拡大用の補助ユニットの補助ケースを端子ケ
ースのケース本体と蓋体との間に挟持して保持すると共
に、補助配線基板をコネクタ接続部としての補助雌コネ
クタにコネクタ接続し、かつ補助配線基板に載置されて
いる端子を使用して外部装置との間で信号の送受を行う
ようにする。
【0017】よって、機能拡大用の補助ユニットを予め
用意しておくことによって、機能拡大によって標準的な
機能に付加機能を簡単に追加でき、バリエーションを増
やしたり大型化することなく、多種の要求に応じること
ができる膜式ガスメータの機能拡大方法が得られる。
【0018】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項2記載の膜式ガスメータの機能拡大方法は、
請求項1記載の方法において、前記配線基板に予め設け
られた前記コネクタ接続部が、前記標準端子で送受する
信号以外の予め定めた信号の送受を行うための接点の
他、前記標準端子と並列接続された標準用接点を有し、
前記補助配線基板上に、前記端子の他、前記標準用接点
と電気接続される補助標準端子が載置され、前記回路手
段が外部装置との間での信号の送受を前記端子の他、前
記補助標準端子を利用して行うことを特徴としている。
【0019】上記構成において、配線基板に予め設けら
れたコネクタ接続部が、標準端子で送受する信号以外の
予め定めた信号の送受を行うための接点の他、標準端子
と並列接続された標準用接点を有し、補助配線基板上
に、端子の他、標準用接点と電気接続される補助標準端
子が載置され、回路手段が外部装置との間での信号の送
受を端子の他、補助標準端子を利用して行うことができ
るので、機能拡大用の補助ユニットを予め用意しておく
ことによって、補助ユニットの端子のみを使用して、機
能拡大によって標準的な機能に付加機能を簡単に追加で
き、バリエーションを増やしたり大型化することなく、
多種の要求に応じることができる膜式ガスメータの機能
拡大方法が得られる。
【0020】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項3記載の膜式ガスメータは、筐体内に、ガス
供給路に流れるガスを計量する膜式計量部と、該膜式計
量部を通じて一定量のガスが流れる毎に流量信号を発生
する流量信号発生手段と、前記ガス供給路を通じて流れ
るガスを遮断する遮断手段と、前記流量信号発生手段が
発生する流量信号に基づいてガス流量を積算し、前記流
量信号に基づいてガス流量を監視してガス流の異常を検
出し、該異常検出に基づいて前記遮断手段を動作させて
前記ガス供給路を遮断し、前記積算した積算流量値を外
部に送出し、前記遮断手段を動作させてガス供給路を遮
断させる信号を外部から受信するための回路手段とが内
蔵され、前記筐体の外表面に、前記送出する積算流量値
を伝送すべき外部装置との接続を行うための信号線が接
続される端子、前記受信する信号を発する外部装置との
接続を行うための信号線が接続される端子などの予め定
められた標準端子と、該標準端子を通じて送受する信号
を処理する回路の一部とを載置した配線基板を収容する
端子ケースが設けられ、前記端子ケースが、前記配線基
板を内部に収容固定した凹部を有し、前記筐体に固定さ
れたケース本体と、該ケース本体に前記凹部の開口を塞
ぐように着脱自在に取り付けられた蓋体とからなり、前
記配線基板が、前記標準端子で送受する信号以外の予め
定めた信号の送受を行うための接点を少なくとも有しコ
ネクタが着脱自在に接続されるコネクタ接続部を有する
ことを特徴としている。
【0021】上記構成において、筐体の外表面に、予め
定められた標準端子と、この標準端子を通じて送受する
信号を処理する回路の一部とを載置した配線基板を収容
する端子ケースが設けられ、この端子ケースが、配線基
板を内部に収容固定した凹部を有し、筐体に固定された
ケース本体と、このケース本体に凹部の開口を塞ぐよう
に着脱自在に取り付けられた蓋体とからなり、配線基板
が、標準端子で送受する信号以外の予め定めた信号の送
受を行うための接点を少なくとも有しコネクタが着脱自
在に接続されるコネクタ接続部を有するように構成され
ている。
【0022】よって、標準的な機能に付加機能を追加し
たい場合には、コネクタ接続部雌の接点を利用し、標準
端子で送受する信号以外の予め定めた信号の送受を行う
ことができるので、端子ケースに収容されている配線基
板に搭載されている、標準端子を通じて送受する信号を
処理する回路の一部をそのまま利用して、機能拡大によ
って標準的な機能に付加機能を簡単に追加でき、バリエ
ーションを増やしたり大型化することなく、多種の要求
に応じることができる膜式ガスメータが得られる。
【0023】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項4記載の膜式ガスメータは、請求項3記載の
膜式ガスメータにおいて、前記配線基板に予め設けられ
た前記コネクタ接続部が、前記標準端子で送受する信号
以外の予め定めた信号の送受を行うための接点の他、前
記標準端子と並列接続された標準用接点を有することを
特徴としている。
【0024】上記構成において、配線基板に予め設けら
れたコネクタ接続部が、標準端子で送受する信号以外の
予め定めた信号の送受を行うための接点の他、標準端子
と並列接続された標準用接点を有するので、コネクタ接
続部の標準用接点で送受される信号を標準端子を通じて
送受する信号を処理する回路の一部をそのまま利用して
処理し、その他の接点のための回路のみを用意するだけ
で、機能拡大によって標準的な機能に付加機能を簡単に
追加でき、バリエーションを増やしたり大型化すること
なく、多種の要求に応じることができる膜式ガスメータ
が得られる。
【0025】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項5記載の膜式ガスメータの機能拡大用補助ユ
ニットは、筐体内に、ガス供給路に流れるガスを計量す
る膜式計量部と、該膜式計量部を通じて一定量のガスが
流れる毎に流量信号を発生する流量信号発生手段と、前
記ガス供給路を通じて流れるガスを遮断する遮断手段
と、前記流量信号発生手段が発生する流量信号に基づい
てガス流量を積算し、前記流量信号に基づいてガス流量
を監視してガス流の異常を検出し、該異常検出に基づい
て前記遮断手段を動作させて前記ガス供給路を遮断し、
前記積算した積算流量値を外部に送出し、前記遮断手段
を動作させてガス供給路を遮断させる信号を外部から受
信するための回路手段が内蔵され、前記筐体の外表面
に、前記送出する積算流量値を伝送すべき外部装置との
接続を行うための信号線が接続される端子、前記受信す
る信号を発する外部装置との接続を行うための信号線が
接続される端子などの予め定められた標準端子と、該標
準端子を通じて送受する信号を処理する回路の一部とを
載置した配線基板を収容する端子ケースが設けられ、前
記端子ケースが、前記配線基板を内部に収容固定した凹
部を有し、前記筐体に固定されたケース本体と、該ケー
ス本体に前記凹部の開口を塞ぐように着脱自在に取り付
けられた蓋体とからなり、前記配線基板が、前記標準端
子で送受する信号以外の予め定めた信号の送受を行うた
めの接点を少なくとも有しコネクタが着脱自在に接続さ
れるコネクタ接続部を有する膜式ガスメータのための機
能拡大用補助ユニットであって、前記ケース本体の凹部
の開口を塞ぐ蓋部と前記蓋体によって開口が塞がれる凹
部を有する本体とからなる補助ケースと、該補助ケース
の前記凹部内に収容固定され前記コネクタ接続部にコネ
クタ接続される補助配線基板とを有し、前記補助配線基
板上に、前記接点を通じて送受する信号に関連した外部
装置との接続を行うための信号線が接続される端子と、
該端子を通じて送受する信号を処理する回路とが載置さ
れ、前記端子ケースの前記ケース本体と前記蓋体との間
に挟持されて使用されることを特徴としている。
【0026】上記構成において、ケース本体の凹部の開
口を塞ぐ蓋部と、蓋体によって開口が塞がれる凹部を有
する本体とからなる補助ケースと、この補助ケースの凹
部内に収容固定されコネクタ接続部にコネクタ接続され
る補助配線基板とを有し、補助配線基板には、接点を通
じて送受する信号に関連した外部装置との接続を行うた
めの信号線が接続される補助端子と、この補助端子を通
じて送受する信号を処理する回路とが載置されている。
【0027】よって、端子ケースのケース本体と蓋体と
の間に挟持すると共に、端子ケース内の標準配線基板が
有するコネクタ接続部としての雌コネクタとコネクタ接
続部としての補助雌コネクタとを相互接続することによ
って、標準的な機能に付加機能を簡単に追加でき、バリ
エーションを増やしたり大型化することなく、多種の要
求に応じることができるようにした膜式ガスメータの機
能拡大用補助ユニットが得られる。
【0028】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項6記載の膜式ガスメータの機能拡大用補助ユ
ニットは、請求項5記載の機能拡大用補助ユニットにお
いて、前記配線基板の有する前記コネクタ接続部が、前
記標準端子で送受する信号以外の予め定めた信号の送受
を行うための接点の他、前記標準端子と並列接続された
標準用接点を有し、前記補助配線基板上に、前記端子の
他、前記標準用接点と電気接続される補助標準端子が載
置されていることを特徴としている。
【0029】上記構成において、配線基板の有するコネ
クタ接続部が、標準端子で送受する信号以外の予め定め
た信号の送受を行うための接点の他、標準端子と並列接
続された標準用接点を有し、補助配線基板上に、コネク
タ接続部の接点と電気接続される補助標準端子も載置さ
れているので、コネクタ接続部の標準用接点で送受され
る信号を標準端子を通じて送受する信号を処理する回路
の一部をそのまま利用して処理し、その他の接点のため
の回路のみを用意するだけで、補助ユニットの端子のみ
を使用して、機能拡大によって標準的な機能に付加機能
を簡単に追加でき、バリエーションを増やしたり大型化
することなく、多種の要求に応じることができる膜式ガ
スメータの機能拡大用補助ユニットが得られる。
【0030】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項7記載の膜式ガスメータの機能拡大方法は、
ガス供給路に流れるガスを計量する膜式計量部を通じて
一定量のガスが流れる毎に発生する流量信号に基づいて
ガス流量を積算し、前記流量信号に基づいてガス流量を
監視してガス流の異常を検出し、該異常検出に基づいて
遮断手段を動作させて前記ガス供給路を遮断し、前記積
算した積算流量値を外部に送出し、前記遮断手段を動作
させてガス供給路を遮断させる信号を外部から受信する
ための回路手段を内蔵すると共に、筐体の外表面に前記
外部との信号の送受を行うための回路及び端子を収容し
た端子ケースを備えてなる膜式ガスメータの機能拡大方
法において、前記端子ケースを、前記回路及び端子を収
容する凹部を有するケース本体と、該ケース本体に前記
凹部の開口を塞ぐように着脱自在に取り付けられた蓋体
とにより構成するとともに、前記端子ケース内に前記端
子を通じて送受する信号以外の予め定めた信号の送受を
行うための接点を少なくとも有するコネクタ接続部を予
め収容しておき、前記ケース本体の凹部の開口を塞ぐ蓋
部と前記蓋体によって開口が塞がれる凹部を有する本体
とからなる補助ケースの前記凹部内に、前記コネクタ接
続部の接点を通じて送受する信号に関連した外部装置と
の接続を行うための信号線が接続される端子と、該端子
を通じて送受する信号を処理する回路とを収容してなる
補助ユニットを予め用意しておき、機能を拡大する場
合、前記補助ユニットの前記補助ケースを前記端子ケー
スの前記ケース本体と前記蓋体との間に挟持して保持す
ると共に、前記端子ケース内の前記コネクタ接続部に前
記補助ユニットをコネクタ接続することを特徴としてい
る。
【0031】上記構成において、筐体の外表面に備えら
れ外部との信号の送受を行うための回路及び端子を収容
した端子ケースを、回路及び端子を収容する凹部を有す
るケース本体と、該ケース本体に凹部の開口を塞ぐよう
に着脱自在に取り付けられた蓋体とにより構成するとと
もに、端子ケース内に前記端子を通じて送受する信号以
外の予め定めた信号の送受を行うための接点を少なくと
も有するコネクタ接続部を予め収容しておく。また、ケ
ース本体の凹部の開口を塞ぐ蓋部と蓋体によって開口が
塞がれる凹部を有する本体とからなる補助ケースの凹部
内に、コネクタ接続部の接点を通じて送受する信号に関
連した外部装置との接続を行うための信号線が接続され
る端子と、該端子を通じて送受する信号を処理する回路
とを収容してなる補助ユニットを予め用意しておく。そ
して、膜式ガスメータの機能を拡大する場合、補助ユニ
ットの補助ケースを端子ケースのケース本体と蓋体との
間に挟持して保持すると共に、端子ケース内のコネクタ
接続部に補助ユニットをコネクタ接続するようにする。
【0032】よって、補助ユニットを予め用意しておく
ことによって、標準的な機能に付加機能を簡単に追加で
き、バリエーションを増やしたり大型化することなく、
多種の要求に応じることができる膜式ガスメータの機能
拡大方法が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1〜図5は本発明による膜式
ガスメータの機能拡大方法の実施に適した膜式ガスメー
タ及び機能拡大用補助ユニットの一実施の形態を示し、
図中において、図9及び図10について上述した従来の
膜式ガスメータと同等の部分には同一の符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0034】膜式ガスメータの筐体1は、従来と同様、
アルミダイキャスト製の下部筐体1a及び上部筐体1b
からなっている。上部筐体1bの上部には、図示しない
ガス供給路に接続されるガス流入口1c及びガス流出口
1dが設けられ、下部筐体1b内には、ガス流入口1c
に流入しガス流出口1dから流出するガスを計量する図
示しない膜式計量部が設けられている。上部筐体1b内
の図示しない膜式計量部は、一定流量が流れる毎に図示
しない切替弁が切り替わって図示しない隔膜で仕切られ
た部屋へ交互にガスを流入させ、既にガスが満たされて
いる部屋のガスを排出させることによって隔膜を往復運
動させるようになっている。なお、隔膜は下部筐体1a
内において、図1の紙面にほぼ平行に配され、図1の紙
面の前後方向に往復動する。
【0035】また、上部筐体1bの正面には、膜式計量
部を通じて一定量のガスが流れる毎に行われる膜式計量
部の膜の往復動に連動して駆動されるカウンタからなる
計量表示部1eが配置されている。上部筐体1bの内部
には、膜式計量部の隔膜の往復動に連動して流量信号を
発生する図示しない流量信号発生手段と、ガス供給路を
通じて流れるガスをガス流入口1c側において遮断する
図示しない電磁遮断弁からなる遮断手段とが設けられて
いる。
【0036】さらに、上部筐体1b内には、流量信号発
生手段が発生する流量信号に基づいてガス流量を積算
し、流量信号に基づいてガス流量を監視してガス流の異
常を検出し、この異常検出に基づいて遮断手段を動作さ
せてガス供給路を遮断し、積算した積算流量値を外部に
送出し、遮断手段を動作させてガス供給路を遮断させる
信号を外部から受信するための、予め定めたプログラム
によって動作するマイコン(μCOM)からなる図示し
ない回路手段が内蔵されている。この回路手段は、計量
表示部1eの上方に配された警報インジケータ1fを選
択的に点灯させて各種の警報表示も行わせる。
【0037】下部筐体1aの正面外表面には、図9につ
いて説明したものと同様の端子ケース2が設けられてい
る。端子ケース2はケース本体21と蓋体22とからな
り、ケース本体21は、図2に示すように、その周囲に
形成した取付部21cのねじ挿通孔21dに挿入した図
示しないねじによって、下部筐体1aの正面にねじ止め
固定されている。
【0038】ケース本体21の凹部21aの開口の周縁
には、下側を除く、上側及び左右側に延長されたフラン
ジ部21eが一体に形成されており、凹部21aを形成
している壁部の下側は後述する目的のため一部分が切欠
されてチャンネル部21a′が形成されている。フラン
ジ部21eの四隅部には、凹部21aの開口を塞ぐ蓋体
22をねじ止め固定するためのねじ孔21fが形成され
ている。フランジ部21eにはまた、ねじ孔21fの内
側にパッキン装着溝21gが形成され、装着溝21g内
に弾性ゴムなどからなるパッキン21h(機能を拡大し
たときの構成を断面で示す図4参照)が装着されてい
る。一方、蓋体22にも、図6に示すように、ねじ止め
固定されたとき、フランジ部21eと対向するフランジ
部22aが形成されており、このフランジ部22aには
ねじ止め固定されたとき、パッキン装着溝21gに嵌合
してパッキン21hを潰すリブ22bと、ねじ挿通孔2
2b′が形成されている。この端子ケース2内に収容さ
れている配線基板3には、図10について上述したと同
様の端子31a、31bなどの予め定められた端子31
を有する端子台32と、入/出力インターフェースなど
の回路の一部33とが載置されている。
【0039】また、上部筐体1b内に内蔵された回路手
段と配線基板3上の回路33とを相互接続するために、
上部筐体1b内の回路手段からは、図9及び図10につ
いて上述したコード6に相当するが実質的には異なる複
数の信号線60aからなるコード60(図2)が引き出
され、上記チャンネル部21a′を通じて端子ケース2
内に引き込まれる。このコード6のコード端には、配線
基板3に設けられた雌コネクタ3aに嵌合され電気接続
を行う雄コネクタ60bが設けられている。なお、グロ
メット7a〜7cは、端子ケース2内に引き込まれる信
号線41、51及びコード60をチャンネル部21a′
の所定位置にそれぞれ保持固定する。
【0040】上記コード60の複数の信号線60aに
は、端子台32の端子31を通じて送受する信号に関連
しない追加の信号に関する追加信号線も含まれている。
この追加信号線の信号は、配線基板3上の回路33では
利用されることなく、配線基板3の回路パターン及び回
路基板3に設けたコネクタ接続部としての追加雌コネク
タ3bを介して端子ケース2の外部との間で送受され
る。追加雌コネクタ3bは、端子台32の端子31の各
々と並列接続された標準用接点と、機能を拡大する際
に、端子31で送受する信号以外の追加の信号の送受を
行うための追加用接点とを有する。なお、追加の信号を
送信したり受信したりするために、上部筐体1b内に内
蔵された回路手段は、これらの信号に応じた処理能力を
予め有するようにされているが、この処理能力は、例え
ば常時働くようにされていても、或いは、必要なとき設
定によって選択的に働くようにされていてもよい。
【0041】上記追加の信号として外部から入力する信
号には、例えば、震感器からの地震検知信号、第2のガ
ス漏れ警報器からのガス漏れ検知信号、自動切替調整器
からのガスボンベ切替信号などがあり、外部に出力する
信号には、例えば、計量100リットル毎の定量信号、
外部からの信号によって遮断弁を遮断したとき実際に遮
断したことを外部に知らせるためのアンサ信号などがあ
り、これらの一般的な追加の信号が追加信号線によって
送受されるようになっている。
【0042】そして、ガスメータを上記追加の信号を必
要としない標準的な使用をするときには、図10につい
て上述したと同様に、端子台32上の端子31a、31
bなどの端子31と通報装置付きコントローラなどの外
部装置4、ガス漏れ警報器などの外部装置5などとを信
号線41、51などによって相互接続すればよい。この
とき、信号線41、51などを通じて送受される信号
は、配線基板3上の回路33によって処理される。
【0043】一方、ガスメータを上記追加の信号の送受
を必要とするところに使用する場合には、図3に示すよ
うに、端子ケース2のケース本体21と蓋体22との間
に、予め用意しておいた補助ユニット23が挟持され
る。補助ユニット23は、図4の断面図に示されるよう
に、ケース本体21の凹部21aの開口を塞ぐ蓋部23
1aと、蓋体22によって開口が塞がれる凹部231b
1を有する本体231bとからなる補助ケース231
と、この補助ケース231の凹部231b1内に収容固
定された補助配線基板232とを有する。
【0044】補助ケース231の蓋部231aは、図6
の部分断面図に示すように、補助ケース231がケース
本体21にねじ止め固定されたとき、フランジ部21e
と対向する蓋体22と同様のフランジ部231cが形成
されており、このフランジ部231cにはケース本体2
1のパッキン装着溝21gに嵌合してパッキン21hを
潰すリブ231dと、ねじ挿通孔231d′が形成され
ている。
【0045】補助ケース231の本体231bは、図5
に示すように、本体231bの凹部231b1の開口の
周縁に、ケース本体21と同様に、下側を除く、上側及
び左右側に延長されたフランジ部231eが一体に形成
されており、凹部231b1を形成している壁部の下側
はケース本体21と同様の目的のため一部分が切欠され
てチャンネル部231b1′が形成されている。なお、
補助ケース231の蓋部231aには、図4に示すよう
に、チャンネル部231b1′を、その一部を残して覆
うため、蓋体22のフレア部22cと同様の形状のフレ
ア部231iが一体に形成されている。
【0046】補助ケース231のフランジ部231eの
四隅部には、ケース本体21と同様に、凹部231b1
の開口を塞ぐ蓋体22を固定するためのねじを挿通する
挿通孔231f(図5)が形成されている。フランジ部
231eにはまた、ケース本体21と同様に、挿通孔2
31fの内側にパッキン装着溝231gが形成され、装
着溝231g内に弾性ゴムなどからなるパッキン231
h(図4)が装着されている。パッキン装着溝231g
内のパッキン231hは、装着溝231gに嵌合する蓋
体22のリブ22bによって潰される。
【0047】補助配線基板232には、両端に雄コネク
タを有する接続コード24によって配線基板3上の追加
雌コネクタ3bの標準用接点及び追加用接点と電気接続
される接点を有する補助雌コネクタ233と、補助端子
台234と、補助回路235とが載置されている。補助
端子台234は、補助配線基板232の回路パターン、
補助雌コネクタ233の接点及び接続コード24を介し
て配線基板3上の追加雌コネクタ3bの標準用接点と電
気接続される補助標準端子235aと、補助配線基板2
32の補助回路236、補助雌コネクタ233の接点及
び接続コード24を介して配線基板3上の追加雌コネク
タ3bの標準用接点と電気接続される追加端子235b
などの予め定められた端子235を有する。補助回路2
36は、追加端子235bを通じて送受する信号を処理
する入/出力インターフェースなどの回路からなってい
る。
【0048】補助端子台234上の補助標準端子235
aは、上述したことから明らかなように、端子台32上
の端子31a、31bなどの端子31と並列に接続さ
れ、端子31と同様の働きを有するので、信号線41、
51などを介して通報装置付きコントローラなどの外部
装置4、ガス漏れ警報器などの外部装置5などと相互接
続される。この場合、配線基板3上の端子31a、31
bなどの端子31は、外部装置との接続を行うために使
用されない。なお、補助ケース231内に引き込まれる
信号線41、51及び52は、グロメット71a〜71
cにより、チャンネル部231b1′の所定位置にそれ
ぞれ保持固定される。
【0049】これに対し、補助端子台234上の追加端
子235bは、信号線52を介して家屋内の例えば震感
器、第2のガス漏れ警報器、自動切替調整器などの外部
装置53に接続され、これらからの追加の信号を受け取
るために使用される。或いは、例えば計量100リット
ル毎の定量信号、遮断弁を遮断したことを外部に知らせ
るためのアンサ信号などを外部に出力し、この追加の信
号を通報装置付きコントローラなどの外部装置4に入力
するようにしてもよい。追加端子235bを通じて送受
される追加の信号は、補助回路236により処理され
る。
【0050】以上説明したように、本実施の形態による
膜式ガスメータの機能拡大方法では、筐体1の外表面
に、送出する積算流量値を伝送すべき外部装置との接続
を行うための信号線が接続される端子31a、受信する
信号を発する外部装置との接続を行うための信号線が接
続される端子31bなどの予め定められた標準端子31
と、この標準端子31を通じて送受する信号を処理する
回路の一部33とを載置した配線基板3を収容する端子
ケース2が設けられた膜式ガスメータにおいて、まず、
端子ケース2を、配線基板3を内部に収容固定した凹部
21aを有し、筐体1に固定されたケース本体21と、
このケース本体21に凹部21aの開口を塞ぐように着
脱自在に取り付けられた蓋体22とにより構成してお
く。
【0051】次に、配線基板3に、標準端子31として
端子31a、31bなどの端子を予め載置すると共に、
この標準端子31を通じて送受する信号を処理する回路
の一部33を予め載置し、かつ標準端子31で送受する
信号以外の予め定めた信号の送受を行うための接点を少
なくとも有しコネクタが着脱自在に接続されるコネクタ
接続部としての雌コネクタ3aを予め設けておく。
【0052】また、機能拡大用の補助ユニット23を予
め用意しておく。補助ユニット23は、端子ケース2の
ケース本体21と蓋体22との間に挟持されることによ
りケース本体21の凹部21aの開口を塞ぐ蓋部231
aと蓋体22によって開口が塞がれる凹部231b1を
有する本体231bとからなる補助ケース231と、こ
の補助ケース231の凹部231b1内に収容固定され
コネクタ接続部としての補助雌コネクタ233に接続さ
れる補助配線基板232とを有する。補助配線基板23
2には、接点を通じて送受する信号に関連した外部装置
との接続を行うための信号線が接続される端子235b
と、この端子235bを通じて送受する信号を処理する
回路236とが載置されている。
【0053】そして、膜式ガスメータの機能を拡大する
場合、機能拡大用の補助ユニット23の補助ケース23
1を端子ケース2のケース本体21と蓋体22との間に
挟持して保持すると共に、補助配線基板232をコネク
タ接続部としての補助雌コネクタ233にコネクタ接続
し、かつ補助配線基板232に載置されている端子23
5bを使用して外部装置との間で信号の送受を行うよう
にする。
【0054】よって、機能拡大用の補助ユニット23を
予め用意しておくことによって、機能拡大によって標準
的な機能に付加機能を簡単に追加でき、バリエーション
を増やしたり大型化することなく、多種の要求に応じる
ことができる膜式ガスメータの機能拡大方法が得られ
る。
【0055】また、上述したように、本実施の形態によ
る膜式ガスメータでは、筐体1の外表面に、送出する積
算流量値を伝送すべき外部装置との接続を行うための信
号線が接続される端子31a受信する信号を発する外部
装置との接続を行うための信号線が接続される端子31
bなどの予め定められた標準端子31と、この標準端子
31を通じて送受する信号を処理する回路の一部33と
を載置した標準配線基板としての配線基板3を収容する
端子ケース2が設けられ、この端子ケース2が、配線基
板3を内部に収容固定した凹部21aを有し、筐体1に
固定されたケース本体21と、このケース本体21に凹
部21aの開口を塞ぐように着脱自在に取り付けられた
蓋体22とからなり、配線基板3が、標準端子31と並
列接続された標準用接点と、この標準端子31で送受す
る信号以外の予め定めた信号の送受を行うための追加用
接点とを有しコネクタが着脱自在に接続されるコネクタ
接続部としての雌コネクタ3bを有するように構成され
ている。
【0056】よって、標準的な機能に付加機能を追加し
たい場合には、雌コネクタ3bの追加用接点を利用し、
標準端子31で送受する信号以外の予め定めた信号の送
受を行うことができるので、端子ケース2に収容されて
いる配線基板3に搭載されている、標準端子31を通じ
て送受する信号を処理する回路の一部33をそのまま利
用して、機能拡大によって標準的な機能に付加機能を簡
単に追加でき、バリエーションを増やしたり大型化する
ことなく、多種の要求に応じることができる膜式ガスメ
ータが得られる。
【0057】更に、上述したように、本実施の形態によ
る膜式ガスメータの機能拡大用補助ユニットは、ケース
本体21の凹部21aの開口を塞ぐ蓋部231aと、蓋
体22によって開口が塞がれる凹部を有する本体231
bとからなる補助ケース231と、この補助ケース23
1の凹部内に収容固定されコネクタ接続部としての補助
雌コネクタ233にコネクタ接続される補助配線基板2
32とを有し、補助配線基板232には、標準用接点と
電気接続された補助標準端子と、追加用接点を通じて送
受する信号に関連した外部装置との接続を行うための信
号線が接続される補助端子と、この補助端子を通じて送
受する信号を処理する回路とが載置されている。
【0058】よって、補助ケース231を端子ケース2
のケース本体21と蓋体22との間に挟持すると共に、
端子ケース31内の標準配線基板が有するコネクタ接続
部としての雌コネクタ3bとコネクタ接続部としての補
助雌コネクタ233とを相互接続することによって、標
準的な機能に付加機能を簡単に追加でき、バリエーショ
ンを増やしたり大型化することなく、多種の要求に応じ
ることができるようにした膜式ガスメータの機能拡大用
補助ユニットが得られる。
【0059】なお、図6の部分断面図は補助ケース23
1を端子ケース2のケース本体21と蓋体22との間に
挟持し、ねじ止め固定した状態の具体的な構造の例を示
し、同図において、ねじ止め固定のための有頭ねじ25
が、蓋体22のフランジ部22aのねじ挿通孔22
b′、補助ケース231の本体231bのフランジ部2
31eのねじ挿通孔231f、蓋部231aのフランジ
部231cのねじ挿通孔231d′を通じて挿入され、
そのねじ部25aがケース本体21のフランジ部21e
のねじ孔21fに螺合され、締め付けられることによっ
て、補助ケース231がケース本体21と蓋体22との
間に挟持されるようになる。有頭ねじ孔21fへのねじ
25の螺合を解くことによって、蓋体22を外し、補助
ケース231内の各種の端子への信号線の接続作業を行
うことができ、必要に応じて更に補助ケース231も外
して端子ケース2内の端子への信号線の接続作業も行う
ことができる。
【0060】以上、図1〜図6について上述した膜式ガ
スメータの電気回路構成は、図7に示すようになってい
る。図7(a)は、膜式ガスメータを標準的機能のみに
よって使用される場合の回路構成を示し、同図におい
て、上部筐体1b内に内蔵されたμCOMからなる回路
手段11は、流量信号発生手段12が一定量のガスが流
れる毎に発生する流量信号に基づいてガス流量を積算
し、また流量信号に基づいてガス流量を監視してガス流
の異常を検出し、この異常検出に基づいて遮断手段とし
ての電磁弁13を動作させてガス供給路を遮断し、積算
した積算流量値を外部に送出し、電磁弁13を動作させ
てガス供給路を遮断させる信号を外部から受信するなど
の仕事を行う。
【0061】回路手段11は、端子ケース2内のコネク
タ接続部3aにコード60を介して接続され、このコネ
クタ接続部3aから端子ケース2内の回路33を介して
端子ケース2内の端子31に接続されている。また、コ
ネクタ接続部3aの一部と端子31は、端子ケース2内
の他のコネクタ接続部3bに接続されている。端子31
には信号線41、51を介して外部装置4、5が接続さ
れている。
【0062】一方、補助ケース231を端子ケース2の
ケース本体21と蓋体22との間に挟持して標準的な機
能に付加機能を追加した場合の回路構成を図7(b)に
示し、同図において、コネクタ接続部3aの一部と端子
31とが接続されている端子ケース2内のコネクタ接続
部3bは、コード24を介して補助ユニット23のコネ
クタ接続部233に接続されている。そして、コネクタ
接続部233は、その一部が補助ユニット23内の補助
回路236を介して端子235に、残りが直接に端子2
35にそれぞれ接続されている。端子235には信号線
41、51及び52を介して外部装置4、5及び53が
接続されている。
【0063】上述した実施の形態によれば、配線基板に
予め設けられたコネクタ接続部が、標準端子で送受する
信号以外の予め定めた信号の送受を行うための接点の
他、標準端子と並列接続された標準用接点を有し、補助
ユニットの補助配線基板上に、標準用接点と電気接続さ
れる補助標準端子も載置され、回路手段が外部装置との
間での信号の送受を両方の端子を利用して行うようにな
っているが、配線基板に予め設けられたコネクタ接続部
が標準端子で送受する信号以外の予め定めた信号の送受
を行うための接点を少なくとも有していればよく、この
場合予め用意する補助ユニットの補助配線基板上には、
コネクタ接続部の接点を通じて送受する信号に関連した
外部装置との接続を行うための信号線が接続される端子
と、この端子を通じて送受する信号を処理する回路とが
載置されていればよい。このような場合には、機能を拡
大するときには、補助ユニットからだけでなく、端子ケ
ース及び補助ユニットの両方の端子に信号線を接続する
ことによって、標準的な機能に付加機能を簡単に追加で
き、バリエーションを増やしたり大型化することなく、
多種の要求に応じることができる。
【0064】このような変形例における回路構成を、標
準的な機能に付加機能を追加した場合について示すと、
図8のようになる。同図において、端子31には信号線
41、51を介して外部装置4、5が、端子235には
信号線52を介して外部装置53がそれぞれ接続される
ようになる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の膜式
ガスメータの機能拡大方法によれば、膜式ガスメータの
機能を拡大する場合、機能拡大用の補助ユニットの補助
ケースを端子ケースのケース本体と蓋体との間に挟持し
て保持すると共に、補助配線基板を端子ケース内の配線
基板のコネクタ接続部にコネクタ接続し、かつ補助配線
基板に載置されている端子を使用して外部装置との間で
信号の送受を行えるようになるので、機能拡大用の補助
ユニットを予め用意しておくことによって、標準的な機
能に付加機能を簡単に追加でき、バリエーションを増や
したり、大型化したり、或いは量産性を損なうことな
く、多種の要求に応じることができる。
【0066】請求項2記載の膜式ガスメータの機能拡大
方法によれば、予め用意した機能拡大用の補助ユニット
の端子のみを使用して、標準的な機能に付加機能を簡単
に追加でき、信号線の接続を面倒にしたり、バリエーシ
ョンを増やしたり大型化することなく、多種の要求に応
じることができる膜式ガスメータの機能拡大方法が得ら
れる。
【0067】請求項3記載の膜式ガスメータによれば、
標準的な機能に付加機能を追加したい場合には、端子ケ
ース内の配線基板に設けたコネクタ接続部の接点を利用
し、標準端子で送受する信号以外の予め定めた信号の送
受を行うことができるので、端子ケースに収容されてい
る配線基板に搭載されている、標準端子を通じて送受す
る信号を処理する回路の一部をそのまま利用して、標準
的な機能に付加機能を簡単に追加でき、バリエーション
を増やしたり、大型化したり、或いは量産性を損なうこ
となく、多種の要求に応じることができる膜式ガスメー
タが得られる。
【0068】請求項4記載の膜式ガスメータによれば、
端子ケース内の配線基板に設けたコネクタ接続部の標準
用接点で送受される信号を標準端子を通じて送受する信
号を処理する回路の一部をそのまま利用して処理し、そ
の他の接点のための回路のみを用意するだけで、標準的
な機能に付加機能を簡単に追加でき、バリエーションを
増やしたり大型化することなく、多種の要求に応じるこ
とができる膜式ガスメータが得られる。
【0069】請求項5記載の膜式ガスメータの機能拡大
用補助ユニットによれば、端子ケースのケース本体と蓋
体との間に挟持すると共に、端子ケース内の配線基板が
有するコネクタ接続部と補助ユニットのコネクタ接続部
とを相互接続することによって、標準的な機能に付加機
能を簡単に追加でき、バリエーションを増やしたり、大
型化したり、或いは量産性を損なうことなく、多種の要
求に応じることができる。
【0070】請求項6記載の膜式ガスメータの機能拡大
用補助ユニットによれば、端子ケース内のコネクタ接続
部の標準用接点で送受される信号を端子ケース内の回路
の一部をそのまま利用して処理し、その他の接点のため
の回路のみを用意するだけで、補助ユニットの端子のみ
を使用して、標準的な機能に付加機能を簡単に追加で
き、バリエーションを増やしたり、大型化したり、或い
は量産性を損なうことなく、ガス消費者の使用形態、ユ
ーザーの多種の要求に応じることができる。
【0071】請求項7記載の膜式ガスメータの機能拡大
方法によれば、補助ユニットを予め用意しておくことに
よって、標準的な機能に付加機能を簡単に追加でき、バ
リエーションを増やしたり、大型化したり、或いは量産
性を損なうことなく、多種の要求に応じることができる
膜式ガスメータの機能拡大方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機能拡大方法が適用される膜式ガ
スメータの一実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の膜式ガスメータの端子ケースの蓋体を外
したケース本体を示す拡大正面図である。
【図3】本発明の方法により機能拡大された膜式ガスメ
ータの構成を示す側面図である。
【図4】図1中のA−A線に相当する位置で図3につい
てとった拡大断面図である。
【図5】図3の膜式ガスメータの蓋体を外した補助ユニ
ットを示す拡大正面図である。
【図6】図1中のB−B線に相当する位置で図3につい
てとった拡大断面図である。
【図7】膜式ガスメータの回路構成を示し、(a)は図
1に示す標準的な使用状態での構成を、(b)は図3に
示す機能拡大状態での構成をそれぞれ示すブロック図で
ある。
【図8】図3に示す機能拡大状態での変形構成を示すブ
ロック図である。
【図9】従来の膜式ガスメータの側面図である。
【図10】図9の膜式ガスメータの端子ケースの蓋体を
外したケース本体を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
1 筐体 11 回路手段(μCOM) 12 流量信号発生手段 13 遮断手段(電磁遮断弁) 2 端子ケース 21 ケース本体 21a 凹部 22 蓋体 23 補助ユニット 231 補助ケース 231a 蓋部 231b 本体 231b1 凹部 232 補助配線基板 235a 補助標準端子 235b 端子(追加端子) 236 回路(補助回路) 3 配線基板 3b コネクタ接続部(追加雌コネ
クタ) 31 標準端子 31a、31b 端子 33 回路 4,5,53 外部装置 41,51、52 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01F 15/18 G01F 15/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、ガス供給路に流れるガスを計
    量する膜式計量部と、該膜式計量部を通じて一定量のガ
    スが流れる毎に流量信号を発生する流量信号発生手段
    と、前記ガス供給路を通じて流れるガスを遮断する遮断
    手段と、前記流量信号発生手段が発生する流量信号に基
    づいてガス流量を積算し、前記流量信号に基づいてガス
    流量を監視してガス流の異常を検出し、該異常検出に基
    づいて前記遮断手段を動作させて前記ガス供給路を遮断
    し、前記積算した積算流量値を外部に送出し、前記遮断
    手段を動作させてガス供給路を遮断させる信号を外部か
    ら受信するための回路手段とが内蔵され、 前記筐体の外表面に、前記送出する積算流量値を伝送す
    べき外部装置との接続を行うための信号線が接続される
    端子、前記受信する信号を発する外部装置との接続を行
    うための信号線が接続される端子を載置した配線基板を
    収容する端子ケースが設けられた膜式ガスメータの機能
    拡大方法において、 前記端子ケースを、前記配線基板を内部に収容固定した
    凹部を有し前記筐体に固定されたケース本体と、該ケー
    ス本体に前記凹部の開口を塞ぐように着脱自在に取り付
    けられた蓋体とにより構成しておき、 前記配線基板に、標準端子として前記端子の他予め定め
    られた他の端子を予め載置すると共に、該標準端子を通
    じて送受する信号を処理する回路の一部を予め載置し、
    かつ前記標準端子で送受する信号以外の予め定めた信号
    の送受を行うための接点を少なくとも有しコネクタが着
    脱自在に接続されるコネクタ接続部を予め設けておき、 前記ケース本体の凹部の開口を塞ぐ蓋部と、前記蓋体に
    よって開口が塞がれる凹部を有する本体とからなる補助
    ケースと、該補助ケースの前記凹部内に収容固定され前
    記コネクタ接続部にコネクタ接続される補助配線基板と
    を有し、前記補助配線基板上に、前記コネクタ接続部の
    接点を通じて送受する信号に関連した外部装置との接続
    を行うための信号線が接続される端子と、該端子を通じ
    て送受する信号を処理する回路とが載置されている補助
    ユニットを予め用意しておき、 機能を拡大する場合、前記補助ユニットの前記補助ケー
    スを前記端子ケースの前記ケース本体と前記蓋体との間
    に挟持して保持すると共に、前記補助配線基板を前記コ
    ネクタ接続部にコネクタ接続し、前記回路手段が前記補
    助配線基板に載置されている前記端子を使用して外部装
    置との間で信号の送受を行うようにすることを特徴とす
    る膜式ガスメータの機能拡大方法。
  2. 【請求項2】 前記配線基板に予め設けられた前記コネ
    クタ接続部が、前記標準端子で送受する信号以外の予め
    定めた信号の送受を行うための接点の他、前記標準端子
    と並列接続された標準用接点を有し、 前記補助配線基板上に、前記端子の他、前記標準用接点
    と電気接続される補助標準端子が載置され、 前記回路手段が外部装置との間での信号の送受を前記端
    子の他、前記補助標準端子を利用して行うことを特徴と
    する請求項1記載の膜式ガスメータの機能拡大方法。
  3. 【請求項3】 筐体内に、ガス供給路に流れるガスを計
    量する膜式膜式計量部と、該膜式計量部を通じて一定量
    のガスが流れる毎に流量信号を発生する流量信号発生手
    段と、前記ガス供給路を通じて流れるガスを遮断する遮
    断手段と、前記流量信号発生手段が発生する流量信号に
    基づいてガス流量を積算し、前記流量信号に基づいてガ
    ス流量を監視してガス流の異常を検出し、該異常検出に
    基づいて前記遮断手段を動作させて前記ガス供給路を遮
    断し、前記積算した積算流量値を外部に送出し、前記遮
    断手段を動作させてガス供給路を遮断させる信号を外部
    から受信するための回路手段とが内蔵され、 前記筐体の外表面に、前記送出する積算流量値を伝送す
    べき外部装置との接続を行うための信号線が接続される
    端子、前記受信する信号を発する外部装置との接続を行
    うための信号線が接続される端子などの予め定められた
    標準端子と、該標準端子を通じて送受する信号を処理す
    る回路の一部とを載置した配線基板を収容する端子ケー
    スが設けられ、 前記端子ケースが、前記配線基板を内部に収容固定した
    凹部を有し、前記筐体に固定されたケース本体と、該ケ
    ース本体に前記凹部の開口を塞ぐように着脱自在に取り
    付けられた蓋体とからなり、 前記配線基板が、前記標準端子で送受する信号以外の予
    め定めた信号の送受を行うための接点を少なくとも有し
    コネクタが着脱自在に接続されるコネクタ接続部を有す
    ることを特徴とする膜式ガスメータ。
  4. 【請求項4】 前記配線基板に予め設けられた前記コネ
    クタ接続部が、前記標準端子で送受する信号以外の予め
    定めた信号の送受を行うための接点の他、前記標準端子
    と並列接続された標準用接点を有することを特徴とする
    請求項3記載の膜式ガスメータ。
  5. 【請求項5】 筐体内に、ガス供給路に流れるガスを計
    量する膜式計量部と、該膜式計量部を通じて一定量のガ
    スが流れる毎に流量信号を発生する流量信号発生手段
    と、前記ガス供給路を通じて流れるガスを遮断する遮断
    手段と、前記流量信号発生手段が発生する流量信号に基
    づいてガス流量を積算し、前記流量信号に基づいてガス
    流量を監視してガス流の異常を検出し、該異常検出に基
    づいて前記遮断手段を動作させて前記ガス供給路を遮断
    し、前記積算した積算流量値を外部に送出し、前記遮断
    手段を動作させてガス供給路を遮断させる信号を外部か
    ら受信するための回路手段が内蔵され、 前記筐体の外表面に、前記送出する積算流量値を伝送す
    べき外部装置との接続を行うための信号線が接続される
    端子、前記受信する信号を発する外部装置との接続を行
    うための信号線が接続される端子などの予め定められた
    標準端子と、該標準端子を通じて送受する信号を処理す
    る回路の一部とを載置した配線基板を収容する端子ケー
    スが設けられ、 前記端子ケースが、前記配線基板を内部に収容固定した
    凹部を有し、前記筐体に固定されたケース本体と、該ケ
    ース本体に前記凹部の開口を塞ぐように着脱自在に取り
    付けられた蓋体とからなり、 前記配線基板が、前記標準端子で送受する信号以外の予
    め定めた信号の送受を行うための接点を少なくとも有し
    コネクタが着脱自在に接続されるコネクタ接続部を有す
    る膜式ガスメータのための機能拡大用補助ユニットであ
    って、 前記ケース本体の凹部の開口を塞ぐ蓋部と前記蓋体によ
    って開口が塞がれる凹部を有する本体とからなる補助ケ
    ースと、該補助ケースの前記凹部内に収容固定され前記
    コネクタ接続部にコネクタ接続される補助配線基板とを
    有し、前記補助配線基板上に、前記接点を通じて送受す
    る信号に関連した外部装置との接続を行うための信号線
    が接続される端子と、該端子を通じて送受する信号を処
    理する回路とが載置され、前記端子ケースの前記ケース
    本体と前記蓋体との間に挟持されて使用されることを特
    徴とする機能拡大用補助ユニット。
  6. 【請求項6】 前記配線基板の有する前記コネクタ接続
    部が、前記標準端子で送受する信号以外の予め定めた信
    号の送受を行うための接点の他、前記標準端子と並列接
    続された標準用接点を有し、 前記補助配線基板上に、前記端子の他、前記標準用接点
    と電気接続される補助標準端子が載置されていることを
    特徴とする請求項5記載の機能拡大用補助ユニット。
  7. 【請求項7】 ガス供給路に流れるガスを計量する膜式
    計量部を通じて一定量のガスが流れる毎に発生する流量
    信号に基づいてガス流量を積算し、前記流量信号に基づ
    いてガス流量を監視してガス流の異常を検出し、該異常
    検出に基づいて遮断手段を動作させて前記ガス供給路を
    遮断し、前記積算した積算流量値を外部に送出し、前記
    遮断手段を動作させてガス供給路を遮断させる信号を外
    部から受信するための回路手段を内蔵すると共に、筐体
    の外表面に前記外部との信号の送受を行うための回路及
    び端子を収容した端子ケースを備えてなる膜式ガスメー
    タの機能拡大方法において、 前記端子ケースを、前記回路及び端子を収容する凹部を
    有するケース本体と、該ケース本体に前記凹部の開口を
    塞ぐように着脱自在に取り付けられた蓋体とにより構成
    するとともに、前記端子ケース内に前記端子を通じて送
    受する信号以外の予め定めた信号の送受を行うための接
    点を少なくとも有するコネクタ接続部を予め収容してお
    き、 前記ケース本体の凹部の開口を塞ぐ蓋部と前記蓋体によ
    って開口が塞がれる凹部を有する本体とからなる補助ケ
    ースの前記凹部内に、前記コネクタ接続部の接点を通じ
    て送受する信号に関連した外部装置との接続を行うため
    の信号線が接続される端子と、該端子を通じて送受する
    信号を処理する回路とを収容してなる補助ユニットを予
    め用意しておき、 機能を拡大する場合、前記補助ユニットの前記補助ケー
    スを前記端子ケースの前記ケース本体と前記蓋体との間
    に挟持して保持すると共に、前記端子ケース内の前記コ
    ネクタ接続部に前記補助ユニットをコネクタ接続するこ
    とを特徴とする膜式ガスメータの機能拡大方法。
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