JP3243472B2 - 可変減衰器 - Google Patents

可変減衰器

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JP3243472B2
JP3243472B2 JP16897695A JP16897695A JP3243472B2 JP 3243472 B2 JP3243472 B2 JP 3243472B2 JP 16897695 A JP16897695 A JP 16897695A JP 16897695 A JP16897695 A JP 16897695A JP 3243472 B2 JP3243472 B2 JP 3243472B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波帯で使用
する可変減衰器に関し、特にピンダイオードを用いた可
変減衰器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変減衰器について図6を参照し
ながら説明する。図6は、例えば実開昭62−4452
4号公報に示された従来の可変減衰器の構成を示す図で
ある。
【0003】同図において、1は高周波の入力端子、2
は高周波の出力端子、3はピンダイオードD4と可変抵
抗R1を直列接続した回路、4は誤差増幅器、5は制御
用トランジスタである。また、D1〜D3はπ型減衰器
を構成するピンダイオードである。
【0004】つぎに、前述した従来の可変減衰器の動作
について説明する。図6において、ピンダイオードD4
と可変抵抗R1を直列接続した回路3に、抵抗R2を介
して電流を流すことにより制御電圧Vbが得られる。ま
た、誤差増幅器4は、制御用トランジスタ5のエミッタ
電圧Veが、この制御電圧Vbと等しくなるように動作
する。
【0005】これより、周囲の温度変化により制御用ト
ランジスタ5のVBE(ベース・エミッタ間電圧)が変化
しても、エミッタ電圧Veは、誤差増幅器4により制御
電圧Vbと等しくなるように制御されることにより温度
補償が可能である。また、ピンダイオードD1の順方向
電圧VFが変化しても、制御電圧Vbも同様に変化し、
温度変動を相殺するように動作する。
【0006】以上より、ピンダイオードD1及びD4と
して特性の揃ったものを使用し、可変抵抗R1、抵抗R
2を適当な値に選ぶことにより、制御用トランジスタ5
のVBE及びピンダイオードD1の順方向電圧VFの温度
特性の補償が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
可変減衰器では、ピンダイオードD1の温度特性をピン
ダイオードD4により補償する必要があるが、ピンダイ
オードの特性のバラツキがあると補償精度が悪くなり温
度特性の劣化を招く恐れがあるという問題点があった。
【0008】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、温度特性の良い可変減衰器を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る可変減衰器は、3個のピンダイオードからなるπ型減
衰器と、前記π型減衰器へバイアスを供給する誤差増幅
器及び制御用トランジスタからなるバイアス回路とを備
えた可変減衰器において、前記バイアス回路が、温度変
化に基づいて前記π型減衰器に流れるバイアス電流を制
御する温度補償回路を含み、前記温度補償回路は、前記
π型減衰器の出力側に接続された前記3個のピンダイオ
ード全てのバイアス電流が流れるバイアス用固定抵抗の
両端の電圧を前記誤差増幅器にフィードバックするもの
である。
【0010】また、この発明の請求項2に係る可変減衰
器は、3個のピンダイオードからなるπ型減衰器と、前
記π型減衰器へバイアスを供給する制御用トランジスタ
を含むバイアス回路とを備えた可変減衰器において、前
記π型減衰器は、前記π型減衰器のバイアス電流が流れ
るバイアス用抵抗と並列に接続された温度補償回路を含
み、前記温度補償回路は、前記π型減衰器の出力側に接
続された前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流
が流れるバイアス用固定抵抗と並列に接続されたサーミ
スタである。
【0011】
【0012】また、この発明の請求項3に係る可変減衰
器は、3個のピンダイオードからなるπ型減衰器と、前
記π型減衰器へバイアスを供給する制御用トランジスタ
を含むバイアス回路とを備えた可変減衰器において、前
記π型減衰器が、前記π型減衰器のバイアス電流が流れ
るバイアス用抵抗と並列に接続された温度補償回路を含
み、前記温度補償回路は、前記π型減衰器の出力側に接
続された前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流
が流れるバイアス用固定抵抗と並列に接続された第1の
サーミスタと、かつ前記3個のピンダイオードの内の2
個のピンダイオードのバイアス電流が流れるバイアス用
固定抵抗と並列に接続された第2のサーミスタとからな
るものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】この発明の請求項1に係る可変減衰器において
は、温度補償回路が、π型減衰器の出力側に接続された
前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流が流れる
バイアス用固定抵抗の両端の電圧を前記誤差増幅器にフ
ィードバックするので、制御用トランジスタ及びピンダ
イオードの温度特性に依らずバイアス電流を一定に保
ち、温度特性の向上を実現できる。
【0018】また、この発明の請求項2に係る可変減衰
器においては、温度補償回路を、π型減衰器の出力側に
接続された3個のピンダイオード全てのバイアス電流が
流れるバイアス用固定抵抗と並列に接続されたサーミス
タとしたので、このサーミスタの温度特性により制御用
トランジスタ及びピンダイオードの温度特性を補償し
温度特性の向上を実現できる。
【0019】
【0020】また、この発明の請求項3に係る可変減衰
器においては、温度補償回路が、π型減衰器の出力側に
接続された前記3個のピンダイオード全てのバイアス電
流が流れるバイアス用固定抵抗と並列に接続された第1
のサーミスタと、かつ3個のピンダイオードの内の2個
のピンダイオードのバイアス電流が流れるバイアス用固
定抵抗と並列に接続された第2のサーミスタとからなる
ので、これらのサーミスタの温度特性により制御用トラ
ンジスタ及び全てのピンダイオードの温度特性を補償
し、温度特性の向上を実現できる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】
実施例1.以下、この発明の一実施例について図1を参
照しながら説明する。図1は、この発明の実施例1の構
成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は
相当部分を示す。
【0026】図1において、1は高周波の入力端子、2
は高周波の出力端子、4は誤差増幅器、5は制御用トラ
ンジスタ、6は減衰量制御電圧入力端子である。また、
D1〜D3はπ型減衰器を構成するピンダイオードであ
る。さらに、R1はピンダイオードD1〜D3のバイア
ス用固定抵抗、R2及びR3は誤差増幅器4の利得設定
用抵抗である。なお、各抵抗の抵抗値をR1、R2、R
3とする。
【0027】つぎに、この実施例1の動作について説明
する。誤差増幅器4は、減衰量制御電圧Vbに対応し
て、ピンダイオードD1〜D3のバイアス用固定抵抗R
1の電圧V1を、以下の値となるように動作する。 V1=−R3/R2×Vb ‥‥‥式1
【0028】これより、バイアス用固定抵抗R1を流れ
る電流I1は以下の値となる。 I1=−R3/R2/R1×Vb ‥‥‥式2
【0029】また、電流I1とピンダイオードD1を流
れる電流I2、ピンダイオードD2、D3を流れる電流
I3との間には以下の関係が成り立つ。 I1=I2+I3 ‥‥‥式3
【0030】さらに、通常、ピンダイオードを用いた可
変減衰器では、I2>>I3であるので以下の式が成り
立つ。 I2≒I1=−R3/R2/R1×Vb ‥‥‥式4
【0031】これより、ピンダイオードD1を流れる電
流I2は、制御用トランジスタ5のベース・エミッタ間
電圧VBE及びピンダイオードD1の順方向電圧VFの温
度特性に依らず、減衰量制御電圧Vbのみにより決定さ
れ、温度特性の優れた可変減衰器が実現できる。
【0032】この実施例1は、3個のピンダイオードD
1〜D3で構成されたπ型減衰器と、前記π型減衰器へ
のバイアスを供給するバイアス回路とを備えた可変減衰
器において、前記バイアス回路に誤差増幅器4を設け、
前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流が流れる
バイアス用固定抵抗R1の両端の電圧V1を前記誤差増
幅器4にフィードバックするように構成したものであ
る。
【0033】すなわち、この実施例1に係る可変減衰器
は、減衰量制御電圧Vbを増幅する誤差増幅器4により
3個のピンダイオードD1〜D3のバイアス用固定抵抗
R1の電圧V1を一定に保つことにより、制御用トラン
ジスタ5及びピンダイオードD1〜D3の温度特性に依
らずバイアス電流を一定に保ち、温度特性の向上を図る
ことができる。
【0034】実施例2.この発明の実施例2について図
2を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施例
2の構成を示す図である。
【0035】図2において、7はピンダイオードD1〜
D3のバイアス用固定抵抗R1と並列に接続された正特
性のサーミスタ(温度上昇により抵抗値R4も増加)で
ある。
【0036】この実施例2では、ピンダイオードD1を
流れる電流I2について以下の式が成り立つ。 I2≒I1=V1×(R1+R4)/R1/R4 ‥‥‥式5
【0037】ここで温度が上昇した場合、制御用トラン
ジスタ5のベース・エミッタ間電圧VBE及びピンダイオ
ードD1の順方向電圧VFが減少するため電圧V1は増
加するが、サーミスタ7の抵抗値R4も増加するので、
式5からわかるとおり、電流I2の変動は抑圧される。
これより、ベース・エミッタ間電圧VBE、順方向電圧V
Fと電圧V1の温度特性が相殺するようにバイアス用固
定抵抗の抵抗値R1、及びサーミスタ7の抵抗値R4を
適当に選ぶことにより、温度補償が可能である。
【0038】この実施例2は、3個のピンダイオードD
1〜D3で構成されたπ型減衰器と、前記π型減衰器へ
のバイアスを供給するバイアス回路とを備えた可変減衰
器において、前記3個のピンダイオード全てのバイアス
電流が流れるバイアス用固定抵抗R1と並列にサーミス
タ7を接続するように構成したものである。
【0039】すなわち、この実施例2に係る可変減衰器
は、ピンダイオードD1〜D3のバイアス用固定抵抗R
1に並列にサーミスタ7を接続し、このサーミスタ7の
温度特性により制御用トランジスタ5及びピンダイオー
ドD1〜D3の温度特性を補償し、温度特性の向上を図
ることができる。
【0040】実施例3.この発明の実施例3について図
3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施例
3の構成を示す図である。
【0041】図3において、7はピンダイオードD1の
バイアス用固定抵抗R5と並列に接続された正特性のサ
ーミスタ(温度上昇により抵抗値R4も増加)である。
【0042】この実施例3では、上記実施例2と同様、
ベース・エミッタ間電圧VBE、順方向電圧VFと電圧V
1の温度特性が相殺するようバイアス用固定抵抗の抵抗
値R5とサーミスタ7の抵抗値R4を適当に選ぶことに
より、温度補償が可能である。また、この実施例3では
ピンダイオードD1のバイアス電流I2を直接制御する
ことが可能である。
【0043】この実施例3は、3個のピンダイオードD
1〜D3で構成されたπ型減衰器と、前記π型減衰器へ
のバイアスを供給するバイアス回路とを備えた可変減衰
器において、前記3個のピンダイオードD1〜D3の内
の1個のバイアス電流が流れるバイアス用固定抵抗R5
と並列にサーミスタ7を接続するように構成したもので
ある。
【0044】すなわち、この実施例3に係る可変減衰器
は、ピンダイオードD1のバイアス用固定抵抗R5に並
列にサーミスタ7を接続し、このサーミスタ7の温度特
性により制御用トランジスタ5及び信号系に直列に接続
されたピンダイオードD1の温度特性を補償し、温度特
性の向上を図ることができる。
【0045】実施例4.この発明の実施例4について図
4を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施例
4の構成を示す図である。
【0046】図4において、7はピンダイオードD1〜
D3のバイアス用固定抵抗R1と並列に接続された正特
性のサーミスタ(温度上昇により抵抗値R4も増加)、
8はピンダイオードD2、D3のバイアス用固定抵抗R
6と並列に接続された正特性のサーミスタ(温度上昇に
より抵抗値R7も増加)である。
【0047】この実施例4では、上記実施例2と同様、
ベース・エミッタ間電圧VBE、順方向電圧VFと電圧V
1の温度特性が相殺するようバイアス用固定抵抗の抵抗
値R1とサーミスタ7の抵抗値R4を適当に選ぶことに
より、電流I1に対する温度補償が可能である。また、
バイアス用固定抵抗の抵抗値R6とサーミスタ8の抵抗
値R7を適当に選ぶことにより、電流I3に対する温度
補償が可能であり、電流I1、I3を両方制御すること
により、より精度の高い温度補償が可能である。
【0048】この実施例4は、3個のピンダイオードD
1〜D3で構成されたπ型減衰器と、前記π型減衰器へ
のバイアスを供給するバイアス回路とを備えた可変減衰
器において、前記3個のピンダイオードD1〜D3のバ
イアス電流が流れるバイアス用固定抵抗R1と並列にサ
ーミスタ7を接続し、かつ2個のピンダイオードD2、
D3のバイアス電流が流れるバイアス用固定抵抗R6と
並列にサーミスタ8を接続するように構成したものであ
る。
【0049】すなわち、この実施例4に係る可変減衰器
は、ピンダイオードD1〜D3のバイアス用固定抵抗R
1及びR6に並列にサーミスタ7及び8を接続し、この
サーミスタ7及び8の温度特性により、制御用トランジ
スタ5及び全てのピンダイオードD1〜D3(可変減衰
器の構成に必要な3個)の温度特性を補償し、温度特性
の向上を図ることができる。
【0050】実施例5.この発明の実施例5について図
5を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施例
5の構成を示す図である。
【0051】図5において、4は誤差増幅器、5は制御
用トランジスタ、6は減衰量制御電圧入力端子、9は温
度補償用の負特性のサーミスタ(温度上昇により抵抗値
R11が減少)である。また、R2及びR3は誤差増幅
器4の利得設定用抵抗、R8は誤差増幅器4の入力にて
減衰量制御電圧Vbと温度補償用基準電圧Vrとを加算
するための抵抗、R9、R10は温度補償用基準電圧V
r用の分圧抵抗である。
【0052】つぎに、この実施例5の動作について説明
する。温度補償用基準電圧Vrは、以下の式で表せる。 Vr=−R10・R11/{R9・(R10+R11)+R10・R11}・ Vcc ‥‥‥式6
【0053】誤差増幅器4は、減衰量制御電圧Vb及び
温度補償用基準電圧Vrに対応して、ピンダイオードD
1のバイアス用固定抵抗R5の電圧V2を、以下の値と
なるように動作する。但し、ここで誤差増幅器4の加算
は1:1加算とし、R2=R8とする。 V2=−R3/R2×(Vb+Vr) ‥‥‥式7
【0054】さらに、上記実施例1と同様に、I2>>
I3とすると以下の式が成り立つ。 I2≒(V2−VF)/(R1+R5) ‥‥‥式8
【0055】ここで、温度上昇によりピンダイオードD
1の順方向電圧VFが減少した時を考える。この時、負
特性のサーミスタ9は抵抗値R11が減少し、式6よ
り、V2も減少する。よって、式8より電圧V2と共に
順方向電圧VFも減少するため電流I2は一定に保たれ
る。以上のとおり、抵抗値R9、R10及びサーミスタ
9の抵抗値R11を適当な値に選ぶことにより、制御用
トランジスタ5のベース・エミッタ間電圧VBE及びピン
ダイオードD1の順方向電圧VFの温度特性に依らず、
減衰量制御電圧Vbのみにより減衰量を設定可能であ
り、温度特性の優れた可変減衰器が実現できる。
【0056】この実施例5は、3個のピンダイオードD
1〜D3で構成されたπ型減衰器と、前記π型減衰器へ
のバイアスを供給するバイアス回路とを備えた可変減衰
器において、バイアス回路に誤差増幅器4と、サーミス
タ9と抵抗R9、R10に電流を流すことにより温度補
償用基準電圧Vrを発生する基準電圧発生回路とを設
け、前記誤差増幅器4により減衰量制御電圧Vbと前記
基準電圧Vrを加算し、この加算電圧により前記ピンダ
イオードD1のバイアス電流を制御するように構成した
ものである。
【0057】すなわち、この実施例5に係る可変減衰器
は、減衰量制御電圧Vbを増幅する誤差増幅器4により
減衰量制御電圧Vbと温度補償用基準電圧Vrを加算
し、これにより制御用トランジスタ5及びピンダイオー
ドD1の温度特性を補償し、温度特性の向上を図ること
ができる。
【0058】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る可変減衰器
は、以上説明したとおり、3個のピンダイオードからな
るπ型減衰器と、前記π型減衰器へバイアスを供給する
誤差増幅器及び制御用トランジスタからなるバイアス回
路とを備えた可変減衰器において、前記バイアス回路
が、温度変化に基づいて前記π型減衰器に流れるバイア
ス電流を制御する温度補償回路を含み、前記温度補償回
路は、前記π型減衰器の出力側に接続された前記3個の
ピンダイオード全てのバイアス電流が流れるバイアス用
固定抵抗の両端の電圧を前記誤差増幅器にフィードバッ
クするので、制御用トランジスタ及びピンダイオードの
温度特性に依らずバイアス電流を一定に保ち、温度特性
の向上を実現できるという効果を奏する。
【0059】また、この発明の請求項2に係る可変減衰
器は、以上説明したとおり、3個のピンダイオードから
なるπ型減衰器と、前記π型減衰器へバイアスを供給す
る制御用トランジスタを含むバイアス回路とを備えた可
変減衰器において、前記π型減衰器は、前記π型減衰器
のバイアス電流が流れるバイアス用抵抗と並列に接続さ
れた温度補償回路を含み、前記温度補償回路は、前記π
型減衰器の出力側に接続された前記3個のピンダイオー
ド全てのバイアス電流が流れるバイアス用固定抵抗と並
列に接続されたサーミスタであるので、制御用トランジ
スタ及びピンダイオードの温度特性に依らずバイアス電
流を一定に保ち、温度特性の向上を実現できるという効
果を奏する。
【0060】
【0061】また、この発明の請求項3に係る可変減衰
器は、以上説明したとおり、3個のピンダイオードから
なるπ型減衰器と、前記π型減衰器へバイアスを供給す
る制御用トランジスタを含むバイアス回路とを備えた可
変減衰器において、前記π型減衰器が、前記π型減衰器
のバイアス電流が流れるバイアス用抵抗と並列に接続さ
れた温度補償回路を含み、前記温度補償回路は、前記π
型減衰器の出力側に接続された前記3個のピンダイオー
ド全てのバイアス電流が流れるバイアス用固定抵抗と並
列に接続された第1のサーミスタと、かつ前記3個のピ
ンダイオードの内の2個のピンダイオードのバイアス電
流が流れるバイアス用固定抵抗と並列に接続された第2
のサーミスタとからなるので、この温度補償回路の温度
特性により制御用トランジスタ及びピンダイオードの温
度特性を補償し、温度特性の向上を実現できるという効
果を奏する。
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る可変減衰器を示す
図である。
【図2】 この発明の実施例2に係る可変減衰器を示す
図である。
【図3】 この発明の実施例3に係る可変減衰器を示す
図である。
【図4】 この発明の実施例4に係る可変減衰器を示す
図である。
【図5】 この発明の実施例5に係る可変減衰器を示す
図である。
【図6】 従来の可変減衰器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子、2 出力端子、4 誤差増幅器、5 ト
ランジスタ、6 減衰量制御電圧入力端子、7、8、9
サーミスタ、D1、D2、D3 ピンダイオード、R
1、R5、R6 バイアス用固定抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 7/25 H03G 1/00 - 3/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個のピンダイオードからなるπ型減衰
    器と、前記π型減衰器へバイアスを供給する誤差増幅器
    及び制御用トランジスタからなるバイアス回路とを備え
    た可変減衰器において、 前記バイアス回路は、温度変化に基づいて前記π型減衰
    器に流れるバイアス電流を制御する温度補償回路を含
    み、 前記温度補償回路は、前記π型減衰器の出力側に接続さ
    れた前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流が流
    れるバイアス用固定抵抗の両端の電圧を前記誤差増幅器
    にフィードバックすることを特徴とする可変減衰器。
  2. 【請求項2】 3個のピンダイオードからなるπ型減衰
    器と、前記π型減衰器へバイアスを供給する制御用トラ
    ンジスタを含むバイアス回路とを備えた可変減衰器にお
    いて、 前記π型減衰器は、前記π型減衰器のバイアス電流が流
    れるバイアス用抵抗と並列に接続された温度補償回路を
    含み、 前記温度補償回路は、前記π型減衰器の出力側に接続さ
    れた前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流が流
    れるバイアス用固定抵抗と並列に接続されたサーミスタ
    であることを特徴とする可変減衰器。
  3. 【請求項3】 3個のピンダイオードからなるπ型減衰
    器と、前記π型減衰器へバイアスを供給する制御用トラ
    ンジスタを含むバイアス回路とを備えた可変減衰器にお
    いて、 前記π型減衰器は、前記π型減衰器のバイアス電流が流
    れるバイアス用抵抗と並列に接続された温度補償回路を
    含み、 前記温度補償回路は、前記π型減衰器の出力側に接続さ
    れた前記3個のピンダイオード全てのバイアス電流が流
    れるバイアス用固定抵抗と並列に接続された第1のサー
    ミスタと、かつ前記3個のピンダイオードの内の2個の
    ピンダイオードのバイアス電流が流れるバイアス用固定
    抵抗と並列に接続された第2のサーミスタとからなるこ
    とを特徴とする可変減衰器。
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