JP3243405B2 - バッグインボックス内袋のピンホール発生防止方法 - Google Patents

バッグインボックス内袋のピンホール発生防止方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体を収容、運搬す
るためのバッグインボックス、特に容量が200〜10
00Lに及ぶ大型バッグインボックス内袋のピンホール
発生防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体の輸送容器としてはビン、プラスチ
ック容器、紙容器等の他に、特に大口需要者向けにはド
ラム缶、スチール缶(1斗缶)等が用いられている。ド
ラム缶、スチール缶は頑丈で繰り返し使用できるが、反
面、容器重量が大きく又廃棄処理が簡単でない。その上
輸送、管理などの流通コストが高くつくというきらいが
ある。そのため最近では軽量で、流通経費が安く、廃棄
処理も容易なバッグインボックスが注目を集め多用され
るようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バッグインボックスは
軟質プラスチック製内袋を内装に用い、段ボール箱を外
装に用いてなる容器であるが、輸送中に内袋のピンホー
ルの発生ひいては破袋という現象が生ずる場合がある。
特に大型バッグインボックスにこの傾向が強い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はバッグイン
ボックスのおける上記課題、特に大型バッグインボック
スの内袋のピンホールの発生原因について検討の結果、
内袋のピンホールは輸送中の液の揺れ(波)による、内
袋の繰り返しの屈曲あるいは外装との擦れが原因であ
り、この液揺れを防止できればピンホールも防止できる
という知見を得た。
【0005】本発明はこの知見をもとに成されたもので
あって、輸送中に内袋上部を常に押圧する押圧板を設け
ることにより、内袋のピンホールの発生を防止しようと
するものである。以下本発明を添付図に従い具体的に説
明する。
【0006】図1は従来の大型バッグインボックスの縦
断面図である。外装1は有底の8角形の段ボールであ
り、内装(内袋)2は内容物注入口3を有する軟質プラ
スチック製の袋である。予め段ボール中に準備した内袋
に液体、例えばしょうゆを注入し、密封したのち段ボー
ルに蓋4をする。蓋と内袋との間隙には液揺れ防止のた
めの充填材5、例えば発泡スチロール等を充填し、これ
をパレットで輸送車に積載し輸送するのであるが、輸送
前の保管中あるいは輸送中に段ボール下部が内袋の圧力
により、図1の点線Aで示すごとく徐々に胴ぶくれを起
こし、図1の点線Bに示すように内袋の液面が低下す
る。
【0007】このためバッグインボックスの上部には徐
々に空隙(あそび)が生じ、こうなると充填材は液の波
消しの役には立たない。そして輸送中は輸送車の振動に
より、内袋中の液面は間断なく揺れ動くこととなる。こ
のため液体を収容する内袋の上部は繰り返し屈曲され、
また段ボールとの間で摩擦が生じる。これが内袋ピンホ
ールの原因となっていた。そこで本発明はバッグインボ
ックスの内袋上部を、充填材に代わり液面低下に追随す
る押圧板により押圧することにより、内袋中の液体の揺
れをなくし、内袋のピンホールの発生を防止しようとす
るものである。
【0008】例えば図2に示すように、内袋2上部に直
接蓋(押圧板)6を載せ、これに押圧部材7を重ね、こ
の押圧部材7の上部をバンド8で十文字にバンド掛けし
固定する。押圧部材7の4ヵ所にはバネ9が固着されて
おり、このバネ9の力で押圧板6は内袋2は押圧するこ
とになる。バネ9の有効範囲は胴ぶくれに伴う液面低下
の距離よりも大きく設定し、こうすることにより輸送中
に生じる液面輸送中、胴ぶくれに伴う液面低下があって
もバネ9ののびにより、押圧板6は常に内袋を押圧する
ことになり、輸送中の液揺れが防止できる。
【0009】図3は図2のX−X断面図であり、押圧板
と同形の板の4ヵ所にバネを固着してなるが、このよう
な形状に限られるものではなく、またバネの数も限定さ
れるものではない。例えば図4に示すような押圧部材で
もよい。要は押圧板を均一に押圧できればよいのであ
り、従ってバネに代わりウレタンフォーム等の弾性体を
用いてもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明は輸送中に、バッグインボックス
に収容された液体の液揺れを防止し、結果として内袋の
ピンホール発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図1 大型バッグインボックスの縦断面図 図2 本発明の一実施例を示す大型バッグインボックス
の縦断面図 図3 図2のX−X断面図 図4 押圧部材の他の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
1 外装 2 内装(内袋) 3 注入口 4 蓋 5 充填材 6 押圧板 7 押圧部材 8 バンド 9 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−315436(JP,A) 実開 昭62−194043(JP,U) 実開 昭53−100358(JP,U) 実開 平6−71471(JP,U) 実開 昭58−98356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 77/06 B65D 83/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッグインボックスの内袋上部を、胴ぶ
    くれに伴う液面低下に追随する押圧板により押圧するこ
    とを特徴とするバッグインボックス内袋のピンホール発
    生防止方法。
JP34474795A 1995-12-07 1995-12-07 バッグインボックス内袋のピンホール発生防止方法 Expired - Fee Related JP3243405B2 (ja)

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