JP3296900B2 - 液体用輸送容器 - Google Patents

液体用輸送容器

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勝祐 小林
和宏 後藤
新一 澤井
武 牛田
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立花容器株式会社
カウパック株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、飲料、食品、化学品な
どの液状物の輸送に当たって、繰り返し使用することの
できる液体用輸送容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ミネラルウォーターや酒類などの
飲料、醤油や油などの液体食品、塗料や農薬などの液体
化学品の輸送に際して使用される液体輸送容器は、従来
の金属缶やプラスチックボトルに代わってバッグ・イン
・ボックス(BIB)と呼ばれる容器が主流になってき
ている。このバッグ・イン・ボックスは、1回限り使用
する、いわゆるワンウエイの輸送を目的として、板紙や
段ボール等の外容器内にプラスチックフィルムやブロー
成形品の内容器を挿入セットしたもので、内容器は焼却
処理ができ、また外容器は古紙としてリサイクルができ
るために廃棄処理が容易である等の利点が受けて急速に
普及してきたものである。
【0003】しかし、このような段ボール等を外容器と
するバッグ・イン・ボックスでは、次のような欠点があ
った。すなわち、ワンウエイの輸送用に設計された段ボ
ール等の外容器は繰り返し使用するには適さず、また水
に弱いので、雨等に濡れると破損しやすく、段積みも困
難になる。その一方、段ボール等に加工を施して耐水性
をもたせると、古紙としてのリサイクルに際して別途分
離処理が必要となる等の不都合を生じる。さらに、内容
物がほとんど臭いのないミネラルウォーター等の輸送・
保管の場合は、段ボール等の処理剤の臭いが内袋を経て
収容した液状物に移ることがある。加えて、害虫が段ボ
ール等に寄生しやすく衛生性に欠ける、といったもので
ある。
【0004】そこで、最近では、外容器の素材にプラス
チックを用いたバッグ・イン・ボックスが提案されてい
る(特開平4-72142号等)。こうしたプラスチック製の
外容器を用いた場合には、段ボール等を外容器の素材に
用いた場合における前述のような欠点は改善されるほ
か、高く段積みすることができる等の利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外容器
の素材にプラスチックを用いた場合には、段ボール等を
使用した場合に比して耐衝撃性は高いが衝撃吸収性に劣
るため、輸送中に過って容器を落下等した場合には内容
器に裂傷が生じ、収容していた内容物が流出してしまう
事故が生ずる場合があった。こうした事故を防止するた
めに、外容器と内容器との間隙に緩衝材を詰めることも
考えられるが、材料費や緩衝材を詰める手間等でコスト
が高くなるほか、廃棄物が増えるという不都合がある。
また、プラスチック製の外容器は、段ボ−ル製等の外容
器のように折畳みができないので、空容器の保管スペ−
スの削減もできない。
【0006】そこで、本発明者は、落下試験や輸送試験
等の数々の実験を行った結果、外容器と内容器との間隙
に緩衝材を詰めることなく、外部からの衝撃に対して内
容物の保全を図ることができ、また、空時には重ね合わ
せて小容積とすることのできる液体輸送容器を完成する
に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では次のような液体用輸送容器とした。すな
わち、所定容積で、空時に重ね合わせが可能な逆角錐台
形の本体1a及びその蓋1bとからなる硬質プラスチック製
の外容器1と、内容物を収容する方形で2重又は3重の
軟質プラスチックフィルムで形成され、注ぎ口3を有す
る内容器2とからなり、該内容器2に液状内容物を注入
して前記外容器1に収容し、蓋1bを閉めた状態における
内容器2上面と蓋1b下面との間隙が5〜20mmとなるよう
に外容器1と内容器2の大きさを設定してなる液体用輸
送容器である。
【0008】
【作用】本発明では、内容器の上面と外容器の蓋の下面
との間隙が5〜20mmとなるように外容器と内容器の大き
さを設定したので、適度の遊びが確保できる。そしてこ
の間隔の範囲内において、内容器の破袋(破損)が最も
生じにくくなる。また、外容器の本体の形状を逆角錐台
形としたので、空時には重ね合わせることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明に係る液体用輸送容器の一部
切り欠き斜視図、図2は液体用輸送容器から内容物を排
出している状態を示す斜視図、図3は液体用輸送容器の
縦断面図、図4は内容器が破袋するまでの落下回数と蓋
1bを閉めた状態における内容器上面と蓋下面との間隙と
の関係を示すグラフ、図5は蓋の天板に設けられた注ぎ
口の取出口の斜視図、図6は前記取出口の他の実施例を
示す斜視図及び断面図、図7は前記取出口のさらに他の
実施例を示す斜視図及び断面図、図8は外容器の蓋と本
体との嵌合状態を示す正面図、図9は外容器の蓋と本体
との嵌合状態を示す拡大断面図である。
【0010】図1及び図3に示されるように、本発明に
係る液体用輸送容器は、ともに硬質プラスチックで形成
された本体1a及び蓋1bとからなる外容器1と、軟質プラ
スチックフィルムで形成された内容器2とから構成され
ている。
【0011】外容器1の本体1aは逆角錐台形に形成され
ており、内容器2を収容していない空時には複数個を積
み重ねることができるので、外容器の保管に際して省ス
ペース化を図ることができる。また、逆角錐台形に形成
することで、内容物の排出時には、図2に示されるよう
な位置に安定させることができる。
【0012】内容器2は、ポリエチレンやエチレンビニ
ルアセテート共重合体等の軟質プラスチックフィルムを
2重又は3重にし、周囲を溶着して方形に形成されてい
る。フィルムを2重構造とする場合には、内側及び外側
ともに肉厚60μ〜100μのポリエチレンフィルムを使用
する。特にガスバリヤ性を向上させるにはフィルムを3
重構造とするが、その場合の素材には、内側からポリエ
チレンフィルム、エチレンビニルアセテート共重合体け
ん化物の複合フィルム、ポリエチレンフィルム又はナイ
ロンの複合フィルムの順で、いずれも肉厚60μ〜100μ
のものを使用するのが望ましい。
【0013】これら本体1a及び内容器2の大きさは任意
に決定しうるが、たとえば、内容器2に収容する液体内
容物の容積に応じて表1に示されるような組み合わせに
おいて決定される。
【表1】
【0014】なお、表1の記載中、蓋1bを閉めた状態に
おける内容器2上面と蓋1b下面との間隙は、表2に示さ
れる落下試験及び輸送試験の結果より内容物の保全性が
高い数値を選択したものである。これらの試験結果によ
り得られた内容器が破袋するまでの落下回数と内容器2
上面と蓋1b下面との間隙との関係を図4に示す。
【表2】
【0015】内容器2には、注ぎ口3を設ける。この注
ぎ口3は、一般的に用いられているプラスチック製の円
筒形をした注ぎ口の基部を内容器2に溶着したもので、
同材質の凹型の栓が嵌合されており、輸送・保管中は外
容器1内に格納しておく。収容されている内容物を排出
するには、外容器1の蓋1bに設けられた取出口4から前
記注ぎ口3を引き出して栓を外し、必要に応じてノズル
を装着する。装着されるノズルは、たとえば図1に示さ
れるコック式ノズルや図2に示されるホース式ノズル等
が挙げられる。
【0016】蓋1bに設けられた取出口4は、容器の輸送
時における注ぎ口3の破損防止や衛生上の観点から、内
容物の排出時以外は閉鎖できるようにしておく必要があ
る。この閉鎖手段としては、図5に示されるようなシャ
ッター式、図6に示されるようなシール式、図7に示さ
れるようなゴム栓式のいずれも選択しうる。いずれの閉
鎖手段を選択する場合にも、注ぎ口3の基部を取出口4
に係止できるように、取出口4には注ぎ口3と同径の半
円形の切れ込みを設ける。この切れ込みに注ぎ口3の基
部を係止することによって、内容物を排出する際にも注
ぎ口3が安定する。
【0017】図8及び9に示されるように、蓋1bの周縁
部分は、外容器のシール性を高めるべく、本体1aの上縁
部分をはさみ込むように形成されている。さらに、外容
器1の本体1aと蓋1bとは、蓋1bの長辺側に各2カ所づつ
形成された嵌合突起5を本体1aの対応する位置に設けら
れた嵌合孔6に嵌合することにより固定される。このよ
うに蓋1bを固定することにより、輸送中等において容易
に蓋1bが脱落することがない一方、嵌合孔6の下に設け
られた押部7を押しながら蓋1bの嵌合突起5の下部を押
しあげることにより簡単に蓋1bを外すことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る液体輸送用容器によれば、
外容器の蓋の下面と内容器の上面との間隙に緩衝材を詰
めることなく、外部からの衝撃に対して内容物の保全を
図ることができ、安全な輸送が確保できると共に、空の
容器を重ね合わせて小容積で繰り返し反復使用を可能と
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体用輸送容器の一部切り欠き斜
視図である。
【図2】液体用輸送容器から内容物を排出している状態
を示す斜視図である。
【図3】液体用輸送容器の縦断面図である。
【図4】内容器が破袋するまでの落下回数と蓋1bを閉め
た状態における内容器上面と蓋下面との間隙との関係を
示すグラフである。
【図5】蓋の天板に設けられた取出口の閉鎖手段を示す
斜視図である。
【図6】前記取出口の他の実施例を示す斜視図及び断面
図である。
【図7】前記取出口のさらに他の実施例を示す斜視図及
び断面図である。
【図8】外容器の蓋と本体との嵌合状態を示す正面図で
ある。
【図9】外容器の蓋と本体との嵌合状態を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 外容器 1a 本体 1b 蓋 2 内容器 3 注ぎ口 4 取出口 5 嵌合突起 6 嵌合孔 7 押部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛田 武 愛知県名古屋市西区新道二丁目14番6号 カウパック株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−72142(JP,A) 実開 平5−68871(JP,U) 実開 平3−93470(JP,U) 実開 平4−135449(JP,U) 実開 平5−40120(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 77/06 B65D 6/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定容積で、空時に重ね合わせが可能な
    逆角錐台形の本体1a及びその蓋1bとからなる硬質プラス
    チック製の外容器1と、内容物を収容する方形で2重又
    は3重の軟質プラスチックフィルムで形成され、注ぎ口
    3を有する内容器2とからなり、該内容器2に液状内容
    物を注入して前記外容器1に収容し、蓋1bを閉めた状態
    における内容器2上面と蓋1b下面との間隙が5〜20mmと
    なるように外容器1と内容器2の大きさを設定してなる
    液体用輸送容器。
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