JP3243395B2 - カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置 - Google Patents

カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置

Info

Publication number
JP3243395B2
JP3243395B2 JP08728195A JP8728195A JP3243395B2 JP 3243395 B2 JP3243395 B2 JP 3243395B2 JP 08728195 A JP08728195 A JP 08728195A JP 8728195 A JP8728195 A JP 8728195A JP 3243395 B2 JP3243395 B2 JP 3243395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
gray balance
balance correction
toner
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08728195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08289162A (ja
Inventor
登 村山
宏一 鈴木
茂樹 大内
清詞 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP08728195A priority Critical patent/JP3243395B2/ja
Publication of JPH08289162A publication Critical patent/JPH08289162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3243395B2 publication Critical patent/JP3243395B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルカラー複写機
やファクシミリなどにおけるカラー画像処理に係り、詳
しくは、カラー画像のグレーバランス補正方法および該
方法を適用した画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタルカラー複写機において
は、イメージスキャナからのR(赤)、G(緑)、B
(青)の入力画像データを表色系変換したC(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(黒)の画
像データについて、各C,M,Y,Kのトナーを順に紙
面に付着させることにより原画像の色彩を再現してい
る。この場合、原画像の色彩を忠実に再現するには、ホ
ワイトバランスと同時にグレーバランスをとる必要があ
るが、従来、ホワイトバランスの補正については種々提
案されているが、グレーバランスを簡単にとる方法につ
いては皆無に等しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】C,M,Yトナーの
R,G,B反射特性またはC,M,Yの色成分比は、ト
ナー濃度指示値のある範囲ではあまり変化していないよ
うにみえる。
【0004】本発明の目的は、C,M,Yトナーの上記
性質を利用し、カラー画像のグレーバランスを比較的簡
単にとる方法および該方法を適用した画像処理装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のグレーバランス
補正方法は、トナーの濃度指示値を変化させてカラープ
リンタから出力したシアン(C)、マゼンダ(M)、イ
エロー(Y)の各単色カラーパッチをイメージスキャナ
で読み取って指示値対C,M,Y濃度値を測定し、各指
示値ごとに、各トナーのC,M,Y成分比を求め、グレ
ーバランスがとれるC,M,Yトナーの配合比1:α:
βを算出するステップと、同様に濃度指示値を変化させ
てカラープリンタから出力したC,M,Yの3色重ねパ
ッチをスキャナで読み取って指示値対C,M,Y濃度値
を測定し、混色黒のC,M,Y成分比1:a:bを求め
るステップと、各指示値ごとに、前記算出したC,M,
Yトナーの配合比1:α:β、混色黒のC,M,Y成分
比1:a:bから、グレーバランスのためのC,M,Y
トナーの指示補正値1:α/a:β/bを決定するステ
ップと、前記決定した各指示値ごとのC,M,Yトナー
の指示補正値に基づき、適合範囲の入力指示値xに対す
るグレーバランス補正後の出力指示値yの関係を示すグ
レーバランス補正曲線関数y=f(x)を生成するステ
ップとを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明は、カラー原稿を読み取るイ
メージスキャナと、該イメージスキャナで読み取られる
画像データを処理する画像処理ユニットと、該画像処理
ユニットからの画像データを出力するカラープリンタか
ら成る画像処理装置において、前記画像処理ユニツト
は、前記イメージスキャナで読み取られた入力画像デー
タR’,G’,B’を該イメージスキャナの特性に依存
しない画像データR,G,Bに変換する入力画像階調補
正手段(入力画像階調補正部)と、前記画像デー タR,
G,Bを表色系変換して画像データC,M,Y,Kを得
る表色系変換手段(表色系変換部)と、前記画像データ
C,M,Y,Kを入力し、グレーバランス補正曲線関数
に基づきグレーバランス補正した画像データC’,
M’,Y’,Kを出力するグレーバランス補正手段(グ
レーバランス補正部)と、トナーの濃度指示値を発生す
る濃度指示値発生手段(濃度指示値発生部)と、実動作
時は前記グレーバランス補正手段からの画像データ
C’,M’,Y’,K’を選択してカラープリンタに出
力し、グレーバランス補正曲線関数生成処理時は前記濃
度指示値発生手段からのトナーの濃度指示値を選択して
カラープリンタに出力する切換手段(スイッチ回路)
と、グレーバランス補正曲線関数生成手段(グレーバラ
ンス補正曲線関数生成部)とを具備し、前記グレーバラ
ンス補正曲線関数生成手段は、グレーバランス補正曲線
関数生成処理時に、C,M,Yの各単色トナーおよび3
色混合を指定して、前記濃度指示値発生手段からトナー
の濃度指示値を繰り返し出力せしめて、カラープリンタ
からC,M,Yの各単色カラーパッチ及び3色重ねパッ
チの4種類のパッチを出力し、該4種類のパッチを、順
次、イメージスキャナで読み取り、上記グレーバランス
補正の方法によりグレーバランス補正曲線関数を生成
し、該生成したグレーバランス補正曲線関数を前記グレ
ーバランス補正手段に与えることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、C,M,Yの各単色カラートナー
のカラーパッチにより、各指示値ごとにグレーバランス
のとれる配合比を求め、さらにこれを3色重ねパッチに
よる混色黒のCMY成分比で補正したものをグレーバラ
ンスの指示補正値として、グレーバランス補正曲線関数
を生成する。このグレーバランス補正曲線関数によりグ
レーバランスが簡単にとれ、原画像に忠実な再生画像が
容易に得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して具体的に説明する。
【0009】〈C,M,Yトナー特性の測定〉 グレーバランスがとれるC,M,Yトナーの配合比を求
めるためには、まず、C,M,Yトナーの特性を知る必
要がある。C,M,Yトナー特性の測定には、トナー濃
度指示値を変化させて、カラープリンタから出力した各
単色トナーの多階調のカラーパッチを用いる。
【0010】図1乃至図6に、C,M,Yトナー特性の
具体的測定結果を示す。これは、トナー濃度指示値を8
ビットで表わし(256階調)、各色について、8,1
6,32,48,64,96,128,192,255
の指示値でカラープリンタから出力した9階調のカラー
パッチを用いて測定した例である。測定は、パッチ中央
付近の数百から数千の画素について行い、その平均値を
とった。画素数がある程度以上になると、平均値はほぼ
一定となり、必要以上に画素数を増加してもあまり意味
がないことが分かった。
【0011】図1乃至図3は、C,M,Yの各トナーの
カラーパッチをイメージスキャナで読み取り、R,G,
B濃度値をそのままプロットしたものであり、図4乃至
図6は、図1乃至図3の測定結果について、R,G,B
の最大レベル(Rmax=246,Gmax=252,Bmax=
252)からR,G,B濃度値を引いたもの(理想的な
C,M,Yに相当)である。図1乃至図6より、イエロ
ートナーは他の成分がほとんど含まれていないのに対
し、シアン、マゼンダのトナーは他の成分がかなりの割
合で含まれていることが分かる。
【0012】 〈C,M,Yトナーの配合比の計算〉 図4乃至図6の各単色トナーのC,M,Y成分特性につ
いて、それぞれ、その主成分を1として相対比率に直し
てプロットすると、図7乃至図9のようになる。図7乃
至図9より、ある指示値の近傍では、あるトナーに含ま
れるC,M,Yトナー濃度比はほとんど一定である。例
えば指示値128の付近では、各トナー(Ct,Mt,Y
tで表わす)のC,M,Y配合比はほぼ次の表1のよう
になっている。
【0013】
【表1】
【0014】従って、例えばCトナー(Ct)を基準と
し、Ct,Mt,Ytを1:α:βの比率で混合すれば、
C,M,Yの色比率は次の数式(1)で表わされる。
【0015】
【数1】
【0016】グレーバランスをとるにはC=M=Yとし
なければならない。これは、式(1)において、C=M=
Yを満足するα,βを求めることを意味する。式(1)
は3元連立方程式であり、C=M=Yを満足するα,β
は一意に決まる。式(1)を一般化すると、次の式
(2)で表わされる。
【0017】
【数2】
【0018】ここで、式(2)の右辺第1項を配合比マ
トリクス[H]と称す。式(1)に示したように、配合
比マトリクス[H]は3×3であり、図7乃至図9の各
トナーのCMY成分比特性から一意に定まる。従って、
各濃度指示値について、図7乃至図9により配合比マト
リクス[H]を作成し、式(2)のC=M=Yを満足す
るα,βを求めれば、それがそれぞれの濃度指示値にお
けるグレーバランスがとれる各トナーCt,Mt,Ytの配
合比1:α:βとなる。
【0019】〈3色重ね補正〉 上記配合比1:α:βによりグレーバランスを取った場
合、元の画像と比較してグレーに近づくものの、真のグ
レーにはならない。これは式(2)により求めたα,β
はC,M,Yの各単色トナーの色成分比のみに基づいて
おり、3色重ね合わせの影響を考慮に入れていないこと
による。真のグレーを得るには3色重ね合わせの補正を
行う必要がある。これは次のようにして行う。
【0020】指示値が等しいC,M,Yトナーの3色重
ねパッチをカラープリンタから出力し、この3色重ねの
グレーのパッチをイメージスキャナで読み取り、C,
M,Yの成分を測定する。図10と図11に、先に単色
トナーのカラーパッチの場合と同様に、8,16,3
2,48,64,96,128,192,255の指示
値で出力した9階調の3色重ねパッチ(混色黒)の測定
結果を示す。図10はイメージスキャナで読み取った
R,G,B濃度値をそのままプロットしたもの、図11
は、このR,G,B濃度値を最大レベルから引いてC,
M,Yの成分としたものである。
【0021】ここで、Cトナーを基準として、C,M,
Yの成分比率を1:a:bとすれば、C,M,Yを等し
くするための補正比は、 C:M:Y=1:1/a:1/b (3) とすればよい。
【0022】式(2)、式(3)から、グレーバランス
のためのC,M,Yトナーの指示補正値は次のようにな
る。 Ct:Mt:Yt=1:α/a:β/b (4) これを測定した各濃度指示値(例では、8,16,32,
48,64,96,128,192,255)について求
め、これに基づいて適合範囲の入力指示値(例えば0
〜255)に対するグレーバランス補正後の出力指示値
の関係を示す曲線関数(グレーバランス補正曲線関
数) y=f(x) (5) を生成すればよい。このグレーバランス補正曲線関数を
M,Yトナーごとに用意する。
【0023】例えば、Mトナーについて説明すると、ま
ず、測定した各濃度指示値i(i=8,16,32,48,
64,96,128,192,255)をX座標の値x
(x =8,16,32,48,64,96,128,19
2,255)とし、対応するグレーバランス補正後の濃
度指示値をY座標の値y (y =α /a ・x
としてプロットし、次に、これらプロット点に対して補
間処理を施すことで、Mトナーに関するグレーバランス
補正曲線関数が得られる。ここで、α /a は各濃度
指示値の指示補正値である。Yトナーについても同様に
して得られる。
【0024】〈非線形補正〉 トナーの出力指示値の変化と出力濃度の変化が正比例す
るのであれば、グレーバランスをとるための指示補正値
は式(4)でよいが、指示値変化量と出力濃度変化量は
一般には正比例しない。これを考慮すると、さらにトナ
ーの出力指示値を補正する必要がある。
【0025】指示値をX,Ct,Mt,Ytの出力濃度を
Yc,Ym,Yyとして、 Yi=fi(X),i=c,m,y (6) とすれば、指示値に対する出力値の変化はf′i(X)=
dYi/dX|xである。従って、出力濃度と指示値の変
化の割合Diは Di=1/f′i(X)=dX/dYi|x (7) である。式(4)、式(7)から3条件全部を考慮した
グレーバランスの指示補正量は Ct:Mt:Yt=1:αDm/a:βDy/b (8) ようになる。グレーバランス補正曲線関数は、指示補正
値を式(4)の値にかえて式(8)の値を適用して生成
すればよい。
【0026】一般に、トナーの出力指示値と出力濃度の
関係は経時変化するため、非線形補正は毎回、パッチの
測定データを元にカーブフィッティングして求める必要
がある。例えば、両者の関係式の逆変換をテーブルとし
て求めて、これを利用して非線形補正を行う。出力指示
値と出力濃度値の関係は絶対値自体は経時変化するが、
曲線の特性は素直なものである。これを利用して、ある
濃度における測定値から曲線のパラメータへの写像をテ
ーブルとして作ってしまい、それを利用することによっ
てカーブフィッテング(欠落しているデータを補って滑
らかな曲線で近似すること)を簡易に行うことが出来
る。
【0027】〈システム構成例〉 図12に、本発明のカラー画像処理装置の一実施例のシ
ステム構成図を示す。図において、10はイメージスキ
ャナ、20は画像処理ユニット、30はレーザプリンタ
等のカラープリンタ、40はパッチである。画像処理ユ
ニット20は、入力画像階調補正部21、表色系変換部
22、グレーバランス補正部23、スイッチ回路24、
指示値発生部25、グレーバランス補正曲線関数生成部
26からなる。
【0028】本カラー画像処理装置の動作は、C,M,
Yトナーの各単色カラーパッチおよび3色重ねパッチを
用いてグレーバランス補正曲線関数を生成する処理と、
実際のカラー画像原稿を入力して再生画像を出力する実
動作とに大別される。グレーバランス補正曲線関数の生
成処理では、指示値発生部25がスイッチ回路24を通
してカラープリンタ30に接続され、実動作では、グレ
ーバランス補正部23がスイッチ回路24を通してカラ
ープリンタ30に接続される。以下、各動作について説
明する。
【0029】 〈グレーバランス補正曲線関数生成処理〉 図13に、グレーバランス補正曲線関数生成部26の処
理フローを示す。以下、これに基づいてグレーバランス
補正曲線関数生成処理を説明する。
【0030】 パッチデータの読み込み まず、C,M,Yの各単色トナーおよび3色混合を指定
して、濃度指示値発生部25からトナーの濃度指示値
(ここでは、8,16,32,48,64,96,12
8,196,255の9階調)を繰り返し出力し、これ
をスイッチ回路24を介してカラープリンタ30に入力
して、カラープリンタ30からC,M,Yの各単色トナ
ーおよび3色混合の4種類のパッチ40を出力する。こ
の4種類のパッチ40を、順次、イメージスキャナ10
で読み取り、入力画像階調補正部21でその入力画像デ
ータR′(赤)、G′(緑)、B′(青)を当該スキャナ
10の特性に依存しないR,G,Bデータに変換した
後、グレーバランス補正曲線関数生成部26に取り込
む。これの具体例を示したのが図1乃至図3および図1
0である。
【0031】 C,M,Y変換 C,M,Yの各単色トナーおよび3色混合のR,G,B
濃度のパッチデータについて、R,G,Bの最大レベル
(ここでは、Rmax=246,Gmax=252,Bmax=
252)からR,G,B濃度値を引いて、C,M,Y濃
度のパッチデータに変換する。これの具体例を示したの
で図4乃至図6および図11である。なお、このC,
M,Y変換処理は表色系変換部22を利用してもよい。
【0032】 C,M,Yトナーの配合比算出 C,M,Yの各単色トナーのCMYパッチデータについ
て、各トナー濃度指示値(8,16,32,48,6
4,96,128,192,255)ごとに配合比マト
リクス[H]を求め、先の式(2)からグレーバランス
がとれるC,M,Yトナーの配合比 Ct,Mt,Yt=1:α:β を算出する。
【0033】 混色黒のCMY成分比算出 3色混合(3色重ね)のC,M,Yパッチデータについ
て、同様に各トナー濃度指示値ごとにCMY成分比1:
a:bを求め、C,M,Yを等しくするための補正値 C:M:Y=1:1/a:1/b を得る。
【0034】 グレーバランスの指示補正値算出 各トナー濃度指示値ごとに、ステップ,の算出結果
から、グレーバランスのためのC,M,Yトナーの指示
補正値 Ct:Mt:Yt=1:α/a:β/b を算出する。
【0035】 非線形補正 非線形補正を必要とする場合、さらに出力濃度と指示値
の変化の割合Dm,Dyを考慮し、グレーバランスのため
のC,M,Yトナーの指示補正値を Ct:Mt:Yt=1:αDm/a:βDy/b の如く補正する。
【0036】 グレーバランス補正曲線関数生成 ステップで得られた指示補正値に基づいて、Mおよび
Yトナーごとに、例えば0〜255の指示範囲にわた
り、入力指示値に対するグレーバランス補正後の出力指
示値の関係を示す曲線関数(グレーバランス補正曲線関
数) y=f(x) を生成する。なお、非線形補正を必要としない場合に
は、ステップをスキップし、ステップの補正値に基
づいてグレーバランス補正曲線関数を生成すればよい。
この生成したグレーバランス補正曲線関数をグレーバラ
ンス補正部23に与える。
【0037】〈実動作〉 所望のカラー画像原稿をイメージスキャナ10で読み込
む。この入力画像データR′(赤)、G′(緑)、B′
(青)を、入力画像階調補正部21において当該スキャ
ナ10の特性に依存しないR,G,Bデータに変換した
後、表色系変換部22において、C(シアン)、M(マ
ゼンダ)、Y(イエロー)、K(黒)に表色系変換す
る。
【0038】グレーバランス補正部23は、表色系変換
部22からのC,M,Y,Kデータを入力し、グレーバ
ランス補正したC′,M′,Y′,K′データを出力す
る。このグレーバランス補正部23では、CとKのデー
タは入力濃度値をそのまま出力し、MとYのデータにつ
いて、それぞれグレーバランス補正曲線関数生成部26
から与えられたグレーバランス補正曲線関数y=f
(x)に基づき、入力濃度値xに対する出力濃度値yを
算出して出力する。なお、グレーバランス補正部23で
は、グレーバランス補正曲線関数生成部26から与えら
れたグレーバランス補正曲線関数に基づいて前もって適
合範囲(例えば0〜255)の入力濃度値(入力指示
値)に対する出力濃度値(出力指示値)を算出して、こ
の入力と出力の対応関係をテーブルに登録しておくこと
でもよい。この場合、MとYのデータについて、テーブ
ルを参照することで、入力濃度値に対する出力濃度値を
直接決定することができる。
【0039】カラープリンタ30は、グレーバランス補
正部23からのC′,M′,Y′,K′データをスイッ
チ回路24を介して入力し、カラー画像を出力する。こ
の出力カラー画像は、グレーバランスのとれたものとな
っていることは云うまでもない。
【0040】以上の実施例では、ホワイトバランスにつ
いては説明を省略したが、これは例えば入力画像階調補
正部21で行えばよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、C,M,Yの各単色トナーのカラーパッチお
よび3色重ねパッチにより測定されたC,M、Yの色成
分比を利用することにより、画像データのグレーバラン
ス補正が簡単に実現でき、原画像に忠実な再生画像が容
易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シアントナーのRGB特性の具体例である。
【図2】マゼンダトナーのRGB特性の具体例である。
【図3】イエロトナーのRGB特性の具体例である。
【図4】シアントナーのCMY特性の具体例である。
【図5】マゼンダトナーのCMY特性の具体例である。
【図6】イエロートナーのCMY特性の具体例である。
【図7】シアントナーのCMY成分比の具体例である。
【図8】マゼンダトナーのCMY成分比の具体例であ
る。
【図9】イエロートナーのCMY成分比の具体例であ
る。
【図10】混色黒のRGB特性の具体例である。
【図11】混色黒のCMY特性の具体例である。
【図12】本発明による画像処理装置の一実施例の構成
図である。
【図13】図12中のグレーバランス補正曲線生成部の
処理フロー図である。
【符号の説明】
10 イメージスキャナ 20 画像処理ユニット 30 カラープリンタ 40 パッチ 21 入力画像階調補正部 22 表色系変換部 23 グレーバランス補正部 24 スイッチ回路 25 濃度指示値発生部 26 グレーバランス補正曲線関数生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 清詞 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社 リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 - 1/64 H04N 1/40 - 1/409 G06T 1/00 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーの濃度指示値を変化させてカラー
    プリンタから出力したシアン(C)、マゼンダ(M)、
    イエロー(Y)の各単色カラーパッチをイメージスキャ
    ナで読み取って指示値対C,M,Y濃度値を測定し、各
    指示値ごとに、各トナーのC,M,Y成分比を求め、グ
    レーバランスがとれるC,M,Yトナーの配合比1:
    α:βを算出するステップと、 濃度指示値を変化させてカラープリンタから出力した
    C,M,Yの3色重ねパッチをイメージスキャナで読み
    取って指示値対C,M,Y濃度値を測定し、混色黒の
    C,M,Y成分比1:a:bを求めるステップと、 各指示値ごとに、前記算出したC,M,Yトナーの配合
    比1:α:β、混色黒のC,M,Y成分比1:a:bか
    ら、グレーバランスのためのC,M,Yトナーの指示補
    正値1:α/a:β/bを決定するステップと、 前記決定した各指示値ごとのC,M,Yトナーの指示補
    正値に基づき、適合範囲の入力指示値xに対するグレー
    バランス補正後の出力指示値yの関係を示すグレーバラ
    ンス補正曲線関数y=f(x)を生成するステップと、 を有することを特徴とするカラー画像のグレーバランス
    補正方法。
  2. 【請求項2】 カラー原稿を読み取るイメージスキャナ
    と、該イメージスキャナで読み取られる画像データを処
    理する画像処理ユニットと、該画像処理ユニットからの
    画像データを出力するカラープリンタから成る画像処理
    装置において、 前記画像処理ユニツトは、前記イメージスキャナで読み
    取られた入力画像データR’,G’,B’を該イメージ
    スキャナの特性に依存しない画像データR,G,Bに変
    換する入力画像階調補正手段と、前記画像データR,
    G,Bを表色系変換して画像データC,M,Y,Kを得
    る表色系変換手段と、前記画像データC,M,Y,Kを
    入力し、グレーバランス補正曲線関数に基づきグレーバ
    ランス補正した画像データC’,M’,Y’,Kを出力
    するグレーバランス補正手段と、トナーの濃度指示値を
    発生する濃度指示値発生手段と、実動作時は前記グレー
    バラ ンス補正手段からの画像データC’,M’,Y’,
    K’を選択してカラープリンタに出力し、グレーバラン
    ス補正曲線関数生成処理時は前記濃度指示値発生手段か
    らのトナーの濃度指示値を選択してカラープリンタに出
    力する切換手段と、グレーバランス補正曲線関数生成手
    段とを具備し、 前記グレーバランス補正曲線関数生成手段は、グレーバ
    ランス補正曲線関数生成処理時に、C,M,Yの各単色
    トナーおよび3色混合を指定して、前記濃度指示値発生
    手段からトナーの濃度指示値を繰り返し出力せしめて、
    カラープリンタからC,M,Yの各単色カラーパッチ及
    び3色重ねパッチの4種類のパッチを出力し、該4種類
    のパッチを、順次、イメージスキャナで読み取り、請求
    項1の方法によりグレーバランス補正曲線関数を生成
    し、該生成したグレーバランス補正曲線関数を前記グレ
    ーバランス補正手段に与える、 ことを特徴とする画像処理装置。
JP08728195A 1995-04-12 1995-04-12 カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置 Expired - Fee Related JP3243395B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08728195A JP3243395B2 (ja) 1995-04-12 1995-04-12 カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08728195A JP3243395B2 (ja) 1995-04-12 1995-04-12 カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08289162A JPH08289162A (ja) 1996-11-01
JP3243395B2 true JP3243395B2 (ja) 2002-01-07

Family

ID=13910411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08728195A Expired - Fee Related JP3243395B2 (ja) 1995-04-12 1995-04-12 カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3243395B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4023573B2 (ja) * 1998-11-17 2007-12-19 株式会社リコー 画像形成装置
KR100477682B1 (ko) * 2002-12-02 2005-03-21 삼성전자주식회사 회색 균형 스캐닝 장치
JP4751853B2 (ja) * 2007-05-15 2011-08-17 株式会社リコー グレーバランス調整プログラム、記録媒体及びグレーバランス調整方法
JP5700012B2 (ja) * 2012-09-20 2015-04-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置用キャリブレーション装置、キャリブレーション装置用プログラム、キャリブレーション装置用プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体、および画像形成装置のキャリブレーション方法
CN104553302B (zh) * 2013-10-17 2017-01-04 北大方正集团有限公司 一种灰平衡校准方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08289162A (ja) 1996-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5296923A (en) Color image reproducing device and method
JP3162402B2 (ja) 色値変換方法および装置
US4992862A (en) Color conversion display apparatus and method
EP0622952A1 (en) A method and a device for generating printing data
US20060012809A1 (en) Color conversion method and profile generation method
JPH10224653A (ja) カラープリンタの校正を連続的に更新する装置及び方法
JPH06141175A (ja) カラープリンタ較正アーキテクチャー
US6330078B1 (en) Feedback method and apparatus for printing calibration
JPH07231393A (ja) 画像再現装置
US6151135A (en) Method and apparatus for color reproduction
JPH04253472A (ja) Ucr量決定方法及び画像処理装置
JPH0983824A (ja) 色修正方法
US20050052668A1 (en) Color adjusting method, program and program-recorded medium
US5721811A (en) Pre-press process and system for accurately reproducing color images
JP2000278547A (ja) 色補正方法
US20030103222A1 (en) Method for creating conversion table for color copier
JP3243395B2 (ja) カラー画像のグレーバランス補正方法および画像処理装置
US6567186B1 (en) Method for determining gray values in a printer
US6891641B1 (en) Method and apparatus for converting number of colors and processing image data
JPH0795427A (ja) 画像処理方法及び装置
JP3824674B2 (ja) 印刷プルーフ作成方法および装置
JPH08223433A (ja) カラー画像処理方法
JP3204027B2 (ja) 印刷シミュレーションのための色材量変換方法
JP3243404B2 (ja) カラー階調制御方法
JP3736648B2 (ja) 色変換方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees