JP3243244B2 - 速度制御モータ - Google Patents

速度制御モータ

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JP3243244B2
JP3243244B2 JP2000291320A JP2000291320A JP3243244B2 JP 3243244 B2 JP3243244 B2 JP 3243244B2 JP 2000291320 A JP2000291320 A JP 2000291320A JP 2000291320 A JP2000291320 A JP 2000291320A JP 3243244 B2 JP3243244 B2 JP 3243244B2
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speed
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inverting
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンパクト
ディスクプレーヤー等に用いられる速度制御モータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、たとえばコンパクトディ
スクプレーヤやビデオディスクプレーヤ等のディスク再
生装置にあっては、ディスクに記録された情報信号値か
ら所望の部分を速やかに検索する、いわゆるサーチ機能
が備えられている。このサーチ機能は、ディスクに記録
された情報信号を読取るためのピックアップを、所望の
情報信号の記録位置までディスクの半径方向に高速移動
させる、つまりトラックジャンプを行わせることによっ
て実現されるものである。
【0003】このようなトラックジャンプ方式として
は、特開昭62−89282、特開昭61−27613
3、特開昭59−152565、特開昭59−1710
80に示されるようなものがある。
【0004】特開昭59−152565、特開昭59−
171080に示すものは、ディスクに記録されたトラ
ック信号をカウントすることにより、トラックジャンプ
を行うものである。
【0005】しかしながら、このような方式では、トラ
ックジャンプ時間を短くしていくと、トラック横切り周
波数が記録周波数に近くなってしまい、トラックを検出
できないことがある。また、ディスクに傷や汚れがつく
とトラック信号を正確に読み出すことができず、正確に
トラック数をカウントすることができないことがある。
さらに、装置本体が振動を受けてフォーカスずれが生じ
た場合もトラック数を正確にカウントすることができな
いことがある。
【0006】特開昭62−89282、特開昭61−2
76133は、主にリニアモータ方式を考慮したトラッ
クジャンプ方式を開示している。
【0007】しかしながら、このようなトラックジャン
プ方式では、姿勢を自由にとれないことがあり、リニア
モータの移動方向に重力加速度が加わる姿勢での使用は
不必要な電力が消費される。また、バランス荷重を加え
ると負荷出力量が増加し、経済的でない。これを解決す
るためには、一般的に回転モータを使用してギアを介し
減速することが考えられるが、減速比を多くとると移送
スピードが下がり、また、減速比が少ないとスムーズな
低速送りができない。
【0008】CD−プレーヤーの場合を例に取って説明
する。
【0009】データーリード中(演奏中)において、ピ
ックアップヘッドは、約60分間で約30mmを移動し
なくてはならない。したがってこの移動速度は、30m
m/3600秒≒0.008mm/秒の超低速コントロ
ール性能が要求される。一方、選曲動作は早い方が良い
ため、例えば、30mmの距離を0.2秒で移動させる
と、30mm/0.2秒≒150mm/秒の超低速コン
トロール性能が要求される。それらの速度差は1対1
8,000の比率となってしまう。
【0010】一般的なモーターの最高回転数は約3,0
00rpm位である。このため、30mmを0.2秒で
送るためには、3000rpm/60秒×0.2秒=1
0回転で30mmを移動させるギヤ比を選択することに
なる。しかし、ギャー比を変えないとすると、データリ
ード中では、60分間で10回転させることになる。し
たがって1秒間には10回転/3800秒≒0.003
回転という超低回転使用になる。したがって、単なるモ
ーターでは、コントロール不能となる。
【0011】スムーズな低速送りができないとデータリ
ード中の情報信号の質が低下し、はなはだしい場合はト
ラックジャンプ等を起こしてしまう。スムーズな低速送
りを行うためには速度に比例した信号をモータに対して
負帰還させることが考えられる。
【0012】しかしながら、回転するモータの速度に比
例した信号を抽出することは、一般に困難である。速度
に比例した信号を得るため、マグネットとコイルによる
発電機を構成し、コイルに誘起する電圧を機械的なブラ
シを使用して、整流して取り出すことが考えられるが、
機械的なブラシを使用するので耐久性に欠けるという問
題がある。
【0013】また高速回転するとブラシの機械的追従に
限界が生じ、これを避けるには接触圧力を上げることが
必要になるが、耐久性が悪化する。
【0014】このように従来のトラックジャンプ制御回
路では、正確にトラックジャンプを行うことができなか
ったり、高速度にすると低速度の精度が悪化する。また
姿勢を自由にできない。また、耐久性が悪いという問題
があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
耐久性が良好で高速度で正確な例えばディスク再生装置
のトラックジャンプ等を設置姿勢によらず行え、さらに
低速性能も悪化させないトラックジャンプを実現するた
めの速度制御モータを提供することにある。
【0016】さらに、回転式モータの駆動信号がこのモ
ータの速度信号と電気的に分離され、充分な速度帰環量
を確保でき、安定した性能を得ることができる速度制御
モータを提供することが第2の目的である。
【0017】また、モータの回転方向を検出できるとと
もに、モータが超低速で回転する場合でも、モータの回
転速度を検出でき、更には、このモータの回転速度に比
例した信号を得ることができる速度制御モータを提供す
ることが第3の目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る速度制御モータは、入力信号に応じて
駆動力が制御される回転式モータと、前記回転式モータ
と電気的に非接触であって、前記回転式モータの回転動
作に対応する回転速度信号を出力する速度検出手段と、
前記速度検出手段によって出力された前記回転速度信号
と所定の基準速度信号とを比較する比較手段と、前記比
較手段による比較結果を前記回転式モータの前記入力信
号として出力する手段とを備え、前記速度検出手段が、
前記回転式モータの回転位置を各々検出し、前記回転式
モータの回転方向に応じてそれぞれの位相差が異なる複
数の位置信号を出力する位置検出器と、前記複数の位置
検出器より出力される個々の前記位置信号を微分して、
この位置信号に対し所定の位相差をおいて各々対応し且
つ前記回転式モータの回転速度に関する情報を出力波形
の振幅値として持つ速度成分信号を各々発生させる複数
の微分手段と、前記複数の位置検出器よって出力された
個々の前記位置信号の傾き及び位相差に基づいて、前記
回転式モータの回転方向に関する情報を少なくとも含む
極性反転信号を生成する反転信号生成手段と、前記反転
信号生成手段によって生成された前記極性反転信号に基
づいて、前記複数の微分手段より各々発生された前記速
度成分信号の一部の振幅成分の極性を、前記回転式モー
タの回転方向毎に決められた極性へ一致させるように各
々反転させる複数の極性変換手段と、前記極性変換手段
によって前記一部の振幅成分の極性が前記決められた極
性へ一致するように反転された個々の前記速度成分信号
を加算して、前記回転式モータの回転速度及び回転方向
を示す連続的な速度信号を前記回転速度信号として出力
する加算手段とを具備することを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る速度制御モータは、前
記速度検出手段が、前記回転式モータとともに回転する
マグネットをさらに具備し、前記位置検出器が、前記マ
グネットの回転位置を各々検出し、前記マグネットの回
転方向に応じてそれぞれの位相差が異なる複数の位置信
号を出力するものであって、前記極性変換手段が、前記
複数の微分手段に対応して設けられ、前記微分手段の出
力信号を反転する反転手段と、前記複数の微分手段に対
応して設けられ、前記微分手段の出力信号を反転させず
に出力する非反転手段と、前記複数の微分手段に対応し
て設けられ、前記反転信号生成手段によって生成された
前記極性反転信号に基づいて、前記反転手段、前記非反
転手段の出力信号を切替えて出力する複数の切替手段と
を備え、前記加算手段が、前記複数の切替手段の出力信
号を加算し前記回転速度信号として前記比較手段に出力
することを特徴とする。
【0020】さらに、本発明に係る速度制御モータは、
前記マグネットが、前記回転式モータの構成部品である
ことを特徴とする。
【0021】また、本発明に係る速度制御モータは、前
記速度検出手段が、前記回転式モータの回転位置に応じ
て変化する磁界を発生させる磁界発生手段をさらに具備
し、前記微分手段が、前記磁界発生手段により発生させ
られた磁界を検出し、その検出信号を微分して、前記速
度成分信号を求める手段を具備することを特徴とする。
【0022】さらに、本発明に係る速度制御モータは、
前記位置検出器より出力される前記位置信号をデジタル
信号に変換する手段と、前記変換されたデジタル信号を
処理するための手段と、前記処理されたデジタル信号を
アナログ信号に変換するための手段とをさらに具備する
ことを特徴とする。
【0023】本発明の速度制御モータでは、当該モータ
をディスク再生装置のヘッド駆動モータとして例えば用
いた場合、トラックジャンプ終了間際のスピードを充分
に下げられるので、ヘッドのオーバーランを防ぎ、正確
なトラックジャンプと高速移動を行うことができる。ま
た、速度フィードバックにより減速比が小さくてもスム
ーズな送りを行うことができる。
【0024】さらに、本発明の速度制御モータでは、回
転式モータの駆動信号がこのモータの速度信号と電気的
に分離されており、回転式モータの駆動信号が検出され
た速度信号に漏れこまない為、充分な速度帰還量を確保
でき、安定した性能を得ることができる。
【0025】
【0026】さらに、本発明の速度制御モータでは、モ
ータの回転方向を検出できるとともに、モータが超低速
で回転する場合でも、モータの回転速度を検出でき、更
には、このモータの回転速度に比例した信号を得ること
もできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の第1の実施形態に係る速
度制御モータを備えたディスク再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0029】このディスク再生装置は、ヘッド1、回転
/直線運動変換部3、回転式モータ5、速度検出部7、
距離検出部9、速度設定部11、比較部13、コントロ
ーラ15、比較部17、トラッキングサーボ部100
2、ヘッド送りサーボ部1004からなり、速度設定部
11は基準値設定部19、比較部21、基準値設定部2
3からなり、トラッキングサーボ部1002はスイッチ
1006、増幅回路1008、トラッキングアクチェエ
ータ1010からなり、ヘッド送りサーボ部1004は
ローパスフィルタ回路1012、スイッチ1014から
なる。
【0030】なお、回転式モータ5、速度検出部7、比
較部13は速度制御モータAを構成する。
【0031】回転/直線運動変換部3は回転式モータ5
の回転運動を直線運動に変換し、ヘッド1の送りを行
う。
【0032】速度検出部7は回転式モータ5の回転速度
を検出し、検出された回転速度を比較部13及び比較部
17に送る。
【0033】比較部13は速度設定部11で設定されス
イッチ1014を介して入力される基準速度信号VCと
速度検出部7で検出された検出速度を比較し、その差出
力を回転式モータ5に送り、この回転式モータ5を基準
速度で回転させるようにする。距離検出部9はへッド1
の移動距離に応じた信号を検出する。速度設定部11は
距離検出部9によって検出されたへッド1の移動距離
と、コントローラ15により設定された、基準値設定1
9とを比較部21により比較し、その差信号により移動
速度を設定するものである。
【0034】前述したように、速度設定部11は基準値
設定部19、比較部21、基準値設定部23からなり、
基準値設定部19はコントローラ15で設定した基準値
を出力する。
【0035】比較部21は距離検出部9の出力信号と基
準値設定部19の出力信号とを比較し、ヘッド1の移動
距離に応じて変化する速度信号を算出して基準値設定部
23に送る。
【0036】基準値設定部23は比較部21から出力さ
れる基準速度信号に応じて出力する。コントローラ15
は各部を制御する。
【0037】トラッキングサーボ部1002はヘッド送
りサーボ部1004にトラッキングエラー信号ERを送
るものである。
【0038】即ち、いわゆる位置制御を行なっている場
合には、コントローラ15によってスイッチ1006は
閉じられ、スイッチ1014はローパスフィルタ回路1
012側に倒されている。従って増幅回路1008及び
ローパスフィルタ回路1012を介したトラッキングエ
ラー信号ERが比較部13に入力され、ヘッド1は位置
制御が行なわれる。
【0039】これに対して速度制御時(トラックジャン
プ時)には、スイッチ1014は基準値設定部23側に
倒されるので、速度設定部11で設定された基準速度信
号VCが比較部13に入力され、ヘッド1は速度制御さ
れる。
【0040】比較部17は,速度検出部7から出力され
る回転パルス信号と基準クロックからヘッドのストップ
信号を検出してこのストップ信号をコントローラ5に送
る。
【0041】図2は、図1におけるトラッキングサーボ
部1002、へッド送りサーボ部1004を省略し速度
検出部7の構成を具体化し、さらに距離検出部9と速度
設定部11をカウンタ25によって構成し、距離検出部
19の入力として、位置検出器を回転式モータ5に取り
付けるとともにストップ検出を速度信号から得るように
したディスク再生装置を示すものである。
【0042】尚、以下の説明においては、図1のトラッ
キングサーボ部1002、ヘッド送りサーボ部1004
は省略し、基準値設定部23の出力がそのまま比較部1
3に入力されるものとして説明する。
【0043】同図に示すように速度検出部7はマグネッ
ト27、位置検出部29a、29b、発電コイル31
a、31b、非反転増幅部33a、33b、反転増幅部
35a、35b、切換部37a、37bおよび加算部3
9からなる。
【0044】マグネット27は、回転式モータ5の回転
にともなって回転するマグネットである。
【0045】図3は図2において速度検出部7の構成要
素であるマグネット27を回転式ブランレスモータ5の
マグネットと共用し、カウンタのクロックをモータの位
置信号と共用し、また切替部45の入力信号を位置検出
部29a、29bと共用したものである。
【0046】同図に示されるように回転式モータ5は切
替部45、駆動コイル47、およびマグネット49から
なるブランレスモータを構成している。
【0047】以下、図3に示すディスク再生装置につい
て説明する。
【0048】図4はマグネット49近傍の立面図、図5
はマグネット49の平面図、第6図は駆動コイル47
a、47b及び発電コイル31a、31bの平面図であ
る。
【0049】円盤上の磁気ヨーク51に第5図に示され
るような8極のマグネット49が固定される。円盤上の
磁気ヨーク53に第6図に示すような一対の駆動コイル
47a、47b及び発電コイル31a、31bおよび位
置検出部29a、29bの主要構成要素となるホール素
子57a、57bが固定される。磁気ヨーク53は固定
されており、磁気ヨーク51は軸55の回りを正逆2方
向に回転可能である。
【0050】図7は、図3のディスク再生装置を構成す
るトラックジャンプ制御回路を示す回路図である。
【0051】同図において、符号Bは電源電圧を示し、
この電源電圧8はオペアンプ59によってリファレンス
電圧VRとして各部に送られる。
【0052】位置検出部29aは、ホール素子57a、
オペアンプ61a、抵抗63a、65aで形成される。
また、位置検出部29bも同様な構成を有する。ホール
素子57a、57bは、それぞれマグネット49の回転
に応じて図10(a)、(b)に示すような出力信号を
オペアンプ61a、61bに出力する。
【0053】オペアンプ61a、抵抗65aによりホー
ル素子57aの出力信号が波形整形され、「1」および
「0」のデジタル信号に変換され、トランジスタ37b
のベースに入力される(図10(c))。
【0054】同様に、ホール素子57bの出力信号もデ
ジタル値に変換されてトランジスタ37aのベースに入
力される(図10(d))。
【0055】発電コイル31a、31bは、インピーダ
ンス変換用のオペアンプ69a、69bに接続される。
発電コイル31a、31bは、磁気ヨーク51が回転す
ると、マグネット49との相互作用により電力を発生す
る(図10(e)、(f))。オペアンプ69aおよび
トランジスタ37aの出力は、非反転増幅部33aおよ
び反転増幅部35aとして機能するオペアンプ71aに
入力される。
【0056】反転増幅部35aおよび非反転増幅部33
aはオペアンプ71a、抵抗73a、75aによって構
成される。同様に、非反転増幅部35bおよび反転増幅
部33bは、オペアンプ71b、抵抗73b、75bに
よって構成される。
【0057】オペアンプ71a、71bの出力信号は、
抵抗77a、77bを介してオペアンプ81に出力され
る。
【0058】オペアンプ69a、69bは、発電コイル
31a、31bから出力される電圧信号のインピーダン
スを低インピーダンスに変換する。
【0059】トランジスタ37a、37bは、ベースに
信号「1」が加えられるとオン状態となり、「0」が加
えられるとオフ状態となる。
【0060】オペアンプ71aは、トランジスタ37a
がオン状態となると、ゲイン「1」の非反転増幅器とし
て機能し、トランジスタ37aがオフ状態のときには、
ゲイン「−1」の反転増幅器として機能する。すなわ
ち、抵抗73a、抵抗75aの抵抗値は等しく設定され
ている。この動作は、切替部37aの機能を行なってい
る。
【0061】オペアンプ71bも同様に機能し、抵抗7
3bと抵抗75bはその抵抗値が等しい。
【0062】オペアンプ71a、71b、の出力信号は
加算部39で加算され、検出速度信号VOTとしてオペ
アンプ81に送られる。
【0063】加算部39は抵抗77a、77bで構成さ
れる。
【0064】比較部13は、オペアンプ81、抵抗7
9、コンデンサ83、抵抗85からなる。なお、抵抗7
9の抵抗値は抵抗77a、77bと等しいとする。
【0065】オペアンプ81は、コントロール信号VC
と検出速度信号VOTを比較する。つまり、これらを極
性を考慮して加算(減算)している。この信号がリファ
レンス電圧VRよりも小さい時には、その出力をプラス
とし、逆の場合にはその出力をマイナスとする。上記速
度信号VOTは、オペアンプ71a、71bから送られ
てくるものである。
【0066】増幅部87は、オペアンプ89、トランジ
スタ91、オペアンプ93、抵抗95、97、99、1
01、オペアンプ103、トランジスタ105、コンデ
ンサ107、抵抗109、111、113、114から
なる。
【0067】オペアンプ89は、オペアンプ81の出力
信号とリファレンス電圧VRとを比較するコンパレータ
であり、その出力信号の正負によりモータの回転駆動方
向(トルク方向)が検出される。すなわち、オペアンプ
81の出力がリファレンス電圧VRより大きい場合、オ
ペアンプ89の出力はリファレンス電圧に対してマイナ
スとなりグランド(GND)となる。また、オペアンプ
81の出力がリファレンス電圧VRよりも小さい場合、
オペアンプ89の出力はグランドレベル(GND)に対
してプラスとなり、電源電圧Bとほぼ等しくなる。
【0068】増幅部87のうちトルク制御信号を絶対値
に変換する機能は、トランジスタ91、オペアンプ9
3、抵抗95、97、99からなる。ここで、抵抗97
と抵抗99の抵抗値は等しく設定されている。
【0069】トラジスタ91は、オペアンプ89の出力
信号がプラスとなるとオンとなり、オペアンプ89の出
力信号がマイナスとなるとオフとなる。
【0070】オペアンプ93は、トランジスタ91がオ
ンの場合、増幅度「1」の非反転増幅器として機能し、
トランジスタ91がオフした場合、増幅度「−1」の反
転増幅器として機能するものである。したがってオペア
ンプ93の出力は、オペアンプ81の出力の値にかかわ
らず常にリファレンス電圧VRよりも低い値を出力す
る。いわゆる絶対値を出力する。
【0071】オペアンプ103、抵抗101、109、
111、113は図8に示すようなブリッジ回路を構成
する。抵抗101、109、111、113の抵抗値は
それぞれ等しく設定されている。また、抵抗115の値
は、抵抗109に対して十分に小さな値に設定されてい
る。
【0072】オペアンプ93の出力がリファレンス電圧
VRに等しくなると、抵抗115には電流が流れない。
オペアンプ93の出力がリファレンス電圧VRに対して
マイナスになると、抵抗115にその電圧に対応した電
流が流れるまで、オペアンプ103の出力はプラスとな
り、トランジスタ105がオンとなる。トランジスタ1
05がオンとなると、トランジスタ129aまたは13
3a、トランジスタ129bまたは133bを介してト
ランジスタ105に電流が流れる。
【0073】モータ駆動コイル47a、47bに対して
切替部45はエクスクルシブオアゲート117a、11
7b、トランジスタ119a、119b、121a、1
21b、123a、123b、125a、125b、1
27a、127b、129a、129b、131a、1
31b、133a、133b、抵抗135a、135
b、137a、137b、139a、139b、141
a、141b、コンデンサ143a、143bを有す
る。
【0074】比較部17はコンデンサ145と抵抗14
7からなる微分回路146とナンドゲート149、15
1からなるRSフリップフロップ152からなる。
【0075】微分回路146は信号VT1を微分する。
RSフリップフロップ152は微分回路146の出力信
号Vdによってセットされコントローラ15から送られ
る信号Vμによってリセットされる。
【0076】図9は、カウンタ25およびその周辺回路
の構成を示す回路図であり、カウンタ25、2逓倍回路
200、スタートストップ回路202、方向切替回路2
04、D/A変換回路206からなる。
【0077】2逓倍回路200は、エクスクルシブオア
ゲート210、インバータ216、218、D型フリッ
プフロップ212、214、オアゲート220、積分回
路222、バッファ224、エクスクルシブオアゲート
226からなる。
【0078】エクスクルシブオアゲート210の一端に
は位置検出部29a中のオペアンプ61aの出力信号が
される。このため、マグネット49の回転位置を示す信
号VT1が入力されることになる。また、インバータ2
18にはオペアンプ61bの出力信号VT2が入力され
る。
【0079】エクスクルシブオアゲート210、インバ
ータ216、218、D型フリップフロップ212、2
14およびオアゲート220は、入力された信号VT
1、VT2からトラックジャンプ時のカウントパルス信
号FGを生成する。
【0080】積分回路222、バッファ224、エクス
クルシブオアゲート226は、カウントパルス信号FG
からクロック信号CKを生成し、これをカウンタ25に
送り、いわゆるエッジ検出をしている。スタートストッ
プ回路202は、スイッチ228、抵抗230、微分回
路232、インバータ234、D型フリップフロップ2
36からなる。
【0081】スイッチ228は、スタートスイッチであ
る。微分回路232は、スイッチ228がオンされる
と、トリガをインバータ234を介してD型フリップフ
ロップ236およびカウンタ25に送る。
【0082】カウンタ25は、4ビットのダウンカウン
タ238、240、アンドゲート242およびスイッチ
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、S
W7、SW8を有する。このダウンカウンタ238、2
40で8bitのバイナリーダウンカウンタを構成して
いる。
【0083】各スイッチSW1、…SW8はダウンカウ
ンタ238、240にプリセット値をセットするもの
で、このプリセット値の設定は図示しないコントローラ
15によって行われる。ここでSWはMSB、SW1は
LSBである。
【0084】ダウンカウンタ238、240は、プリセ
ット入力端子がプリセットスイッチSW1、…SW8に
接続される。
【0085】また、その8bitダウンカウンタの内容
は同図に示されるように、D/A変換回路206のオア
ゲート244、246、248入力される。
【0086】さらに、このダウンカウンタ238、24
0のマックスミニマム端子(M/M)の出力信号は、オ
アゲート242を介してD型フリップフロップ236の
クロックとして与えられる。このマックスミニマム端子
は、ダウンカウンタ238、240の出力信号がすべて
「0」になると、「1」となるものである。
【0087】D/A変換回路206は、オアゲート24
4、246、248、250、252、インバータ25
4、256、抵抗258、260、262、264、2
66、トランジスタ268、270、オペアンプ272
からなる。
【0088】トランジスタ268は、インバータ154
の出力信号が「1」となるとオフとなる。また、トラン
ジスタ270は、インバータ256の出力信号が「1」
となるとオフとなる。オペアンプ272は入力される電
流値をそれに応じた声圧に変換する。
【0089】方向切換回路204は、スイッチ274、
抵抗276、オペアンプ278、トランジスタ280、
282、抵抗284、286、288、290、292
を有する。
【0090】スイッチ274は、コントローラ15によ
って開閉され、トラックジャンプ方向を切り替える。ト
ランジスタ280は、スイッチ274がオンになるとオ
ンになる。抵抗284と抵抗290が等しいとするとオ
ペアンプ278は、トランジスタ280がオフの場合
は、増幅度「−1」の反転増幅器として機能し、トラン
ジスタ280がオンの場合は、増幅度「1」の非反転増
幅器として機能する。
【0091】次に、本実施形態の動作について説明す
る。
【0092】図10及び図11は、磁気ヨーク51が1
方向のみに回転した場合の各部の信号の波形図である。
図10(a)、(b)はホール素子57a、57bの出
力H1、H2を示し、同図に示されるように正弦波状を
示し、位相が90゜異なる。
【0093】図10(c)、(d)は、オペアンプ61
a、61bの出力信号VT1、VT2の波形を示す。
【0094】図10(e)、(f)は、発電コイル31
a、31bに発生する電圧信号VCI、VC2の波形を
示す。このように電圧信号VCI、VC2も正弦波状を
示す。
【0095】マグネット49が軸55の回りを回転する
と、発電コイル31a、31bとの間で起電力が発生
し、発電コイル31a、31bから信号VC1、VC2
がオペアンプ69a、69bに送られる(図10
(e)、(f))。
【0096】また、ホール素子57a、57bは、マグ
ネット49の位置を検出し、出力信号H1、H2を出力
する。
【0097】ホール素子57aの出力信号H1は、オペ
アンプ61aによっで、波形整形されて信号VT1が出
力される(図10(c))。ホール素子57bの出力信
号H2は、オペアンプ61bによって波形整形されて信
号VT2が出力される(図10(d))。
【0098】オペアンプ61aの出力信号VT1は、ト
ランジスタ37bのベースに印加される。したがって、
信号VT1が「1」のとき、トランジスタ37bはオン
状態となり、オペアンプ71bはゲイン「1」の非反転
増幅器として機能する。したがって、オペアンプ71b
の出力信号VG2は、この間、信号VC2と同じ極性の
信号を出力する。
【0099】信号VT1が、「0」のとき、トランジス
タ37bはオフ状態となり、オペアンプ71bは、ゲイ
ン「−1」の非反転増幅器として機能する。したがっ
て、オペアンプ71bの出力信号VG2は、この間、信
号VC2と反対の極性の信号を出力する(図10
(h))。
【0100】オペアンプ61bの出力信号VT2は、ト
ラジスタ37aのベースに印加される。したがって、信
号VT2が「1」のとき、トランジスタ37aは、オン
状態となり、オペアンプ71aはゲイン「1」の非反転
増幅器として機能する。したがって、オペアンプ71a
の出力信号VG1は、この間、信号VC1と同じ極性の
信号を出力する。
【0101】信号VT2が「0」の場合、トランジスタ
37aはオフ状態となり、オペアンプ71aはゲイン
「−1」の反転増幅器として機能する。したがって、オ
ペアンプ71aの出力信号VG1はこの間、信号VC2
と反対の極性の信号を出力する(図10(g))。
【0102】オペアンプ71a、71bの出力信号VG
1、VG2は合成されて検出速度信号VOTとしてオペ
アンプに出力されるので、図10(i)に示すように、
ほぼ平坦な信号が得られる。このとき信号VOTは、負
の極性を有している。
【0103】一方、磁気ヨーク51を前述したのとは逆
の方向に回転すると、検出速度信号VOTは極性が正と
なる。さらに、磁気ヨーク51の回転数を上げると、そ
の回転数に応じた値を有する出力信号VOTが得られ
る。
【0104】このように検出速度信号VOTはマグネッ
ト49の回転方向をも含んだ速度信号となる。
【0105】オペアンプ71a、71bの出力信号の加
算信号は、検出速度信号VOTとしてオペアンプ81に
入力され、さらに、このオペアンプ81の出力信号がオ
ペアンプ89に入力される。
【0106】オペアンプ89の出力信号S1(図11
(e))は、モータのトルク方向を示す信号である。
【0107】エクスクルシブオアゲート117aは、オ
ペアンプ89の出力信号S1とオペアンプ61aの出力
信号VT1の俳他的論理和をとるので、図11(f)に
示すような信号S2を出力する。同様に、エクスクルシ
ブオアゲート117bからは、図11(g)に示される
ような信号S3が出力される。
【0108】エクスクルシブオアゲート117aの出力
信号S2が「1」になると、トランジスタ119a、1
23a、127a、133aがオンとなり、トランジス
タ121a、125a、129a、131aはオフとな
る(図11(h)、(i))。したがって、トランジス
タ127a、駆動コイル147a、トランジスタ133
aに電流が流れ、この電流はトランジスタ105を介し
て抵抗115にも流れる。このようにして駆動コイル4
7aがスイッチングされる。
【0109】また、エクスクルシブオアゲート117a
の出力信号S3が「0」になると、トランジスタ119
a、123a、127a、133aがオフとなり、トラ
ンジスタ121a、125a、129a、131aはオ
ンとなる(図11(h)、(i))。したがって、トラ
ンジスタ131a、駆動コイル47a、トランジスタ1
29aに電流が流れ、この電流はトランジスタ105を
介して抵抗115にも流れる。
【0110】また同様に、エクスクルシブオアゲート1
17bの出力信号に応じて、駆動コイル47bに電流が
流れ、駆動コイル47bがスイッチングされる(図11
(j)、(k))。
【0111】図12および図13は、図9の各部の信号
を示す波形図である。この信号VT1、VT2は、図1
2(a)、(b)に示すように位相が90゜異なる信号
である。
【0112】そして、フリップフロップ212、214
から図12(d)、(e)に示されるようなパルス信号
が出力され、オアゲート220を介してカウントパルス
FGが生成され(図12(f))、さらに、積分回路2
22、エクスクルシブオアゲート226によってクロッ
ク信号CK(図12(g))が得られる。
【0113】今、ダウンカウンタ238、240に「9
6」の値をプリセットする場合を想定する。
【0114】この場合、スイッチSW6とSW7とがオ
ンとなり、他のスイッチはオフとなっており、ダウンカ
ウンタ238、240に「96」のバイナリーの値が入
力される。
【0115】スタートスイッチ228がオンとなると、
微分回路232には信号S7が入力され、微分回路23
2は、その変化を検出し、インバータ234から同図に
示されるような信号S8が出力される。
【0116】信号S8によってダウンカウンタ238、
240は「96」のデータがプリセットされる。
【0117】したがって、8bitダウンカウンタの内
容は「96」となる。これがD/A変換部206により
所定の値にされ出力される。このことは、図1のブロッ
クにあてはめてみると、基準値設定部19に「96」の
値がセットされたことになる。また、比較部21の出力
は、8bitダウンカウンタの内容と同じである。フリ
ップフロップ136は、クリアされ、QNは「1」とな
り、Q282はオンされる。これによって所定方向にモ
ータは回転することになる。
【0118】このダウンカウンタ238、240にコン
トローラからクロック信号CKが入力されると、このコ
ントローラはダウンカウント動作を行い、各ダウンカウ
ンタ238、240の出力端子QA、QB、QC、QD
からは同図に示されるような信号が出力される。
【0119】「96」、「94」、…「15」までカウ
ントされると、インバータ256の出力信号S12が
「1」となり、トランジスタ270はオフされる。
【0120】さらに、「15」、「14」…「7」まで
くるとインバータ254の出力信号S11が「1」とな
り、トランジスタ268がオフとなる。
【0121】さらに、「7」、「6」…「0」になる
と、マックスミニマム端子が「1」となるので、アンド
ゲート242の出力信号が「1」となり、D型フリップ
フロップ236が反転しトランジスタ282がオフさ
れ、コントロール信号VCが「0」(VRと同じ電圧)
となり、回転式モータ5はストップする。
【0122】トランジスタ268、270がオンしてい
るときは、大きなコントロール信号VCが出力され、ト
ランジスタ270がオフ、トランジスタ268がオンの
場合は、中間の大きさのコントロール信号VCが得ら
れ、トランジスタ268、270が共にオフのときは、
小さなコントロール信号VCが得られる。
【0123】トラックジャンプの回転方向を変えるに
は、スイッチ274によって行う。スイッチ274がオ
ンとなると、トランジスタ280がオンとなり、スイッ
チ274がオフとなると、トランジスタ280もオフと
なる。
【0124】抵抗290と抵抗284が等しいとすると
オペアンプ278は、トランジスタ280がオフの場
合、増幅度「−1」の反転増幅器として機能し、トラン
ジスタ280がオンの場合、増幅度「−1」の非反転増
幅器として動作している。
【0125】したがって、スイッチ274のオンオフに
応じて、オペアンプ278が非反転増幅器あるいは反転
増幅器として機能し、コントロール信号VCの極性が変
わる。このため、スイッチ274のオンオフによって、
トラックジャンプ方向を変えることができる。
【0126】オペアンプ278の出力信号は設定速度信
号VCとして比較部13に送られる。図7において、オ
ペアンプ81に入力されるコントロール信号VCと検出
速度信号VOTの和が、リファレンス電圧VRよりも大
きくなると、オペアンプ81の出力はマイナスとなる。
したがって、オペアンプ89の出力はプラスとなり、ト
ランジスタ91がオンとなって、オペアンプ93は非反
転増幅器として機能する。
【0127】このため、オペアンプ93の出力はマイナ
スとなる。
【0128】なお、オペアンプ93の出力は「0」(リ
ファレンス電圧VRと同じ値)の場合、抵抗115には
電流が流れていない状態となっている。
【0129】オペアンプ93の出力がマイナスになる
と、オペアンプ103の出力はプラスとなり、トランジ
スタ105がオンとなり、抵抗115に電流が流れる。
ここで、抵抗101と109は同一の抵抗値とされてい
るので、オペアンプ93の出力電圧と抵抗115の両端
電圧が同じとなり安定する。
【0130】トランジスタ105がオンとなると、駆動
コイル47aと47bにエクスクルシブオアゲート11
7a、117bの出力に応じた方向に電流が流れてモー
タが回転する。
【0131】モータが回転すると回転方向も含んだ回転
速度信号がオペアンプ71a、71bの検出速度信号V
OTとして得られ、コントロール信号VCに加算されて
オペアンプ81に入力される。
【0132】そして前述したように、コントロール信号
VCはカウンタ25の出力値に応じて変化するので、回
転式モータ5の回転速度はこのコントロール信号VCに
従って、図14に示すように変化する。
【0133】このようなカウンタの動作を図1のブロッ
ク図にあてはめると、基準値設定部19をプリセット値
で行ない、距離検出部9をダウンカウント動作で行な
い、比較部17の出力をカウンタの内容が示しているこ
とになる。したがって、カウンタの内容は、バイナリー
のデジタル値であるため、D/A変換部206に入力す
る。このD/A変換部206の出力は、基準値設定部1
9と距離検出部9とを比較した差信号である。
【0134】図15および図16は、トラックジャンプ
方向を切り替えた場合のカウントパルス信号FGと検出
速度信号VOとの実験値を示すものである。図15に示
されるように、ある方向にモータを回転させるとすると
約220ミリ秒でモータの検出速度信号は、「0」とな
り、目的の位置にくるとモータが停止し、ヘッドが所定
のトラックに運ばれた。また、図16に示すように、モ
ータの回転方向を変えた場合には、約270ミリ秒でモ
ータが停止した。
【0135】図27から図30は、この速度検出部7の
各部の出力信号の波形図の実験値を示すものである。そ
して、この実験ではマグネット49の回転方向を2方向
CW、CCWとして実験している。
【0136】図27は、発電コイル31a、31bから
得られる信号VC1、VC2の波形を示す。
【0137】図28は、発電コイル31bの出力信号V
C2とオペアンプ61bの出力信号VT2を示す。
【0138】図29は、コイル31bの出力信号VC2
とオペアンプ71bの出力信号VG2の波形を示す。
【0139】図30は、オペアンプ61bの出力信号V
T2と出力信号VOTの波形を示す。
【0140】図30に示されるように、回転方向がCW
の時は出力信号VOTは負値をとり、回転方向がCCW
のとき正値をとる。すなわち、マグネットの回転方向に
応じて信号VOTの極性が異なる。また、磁気ヨーク5
1の回転数に応じた電圧を出力するので、磁気ヨーク5
1の回転量も検出することができる。
【0141】このようにこの速度検出部7によれば、回
転方向をも検出できる。また、ダイオードを用いていな
いので、超低速も検出することができる。
【0142】図17は比較部17の各部の波形を示すも
ので微分回路146に信号VT1が入力され、この微分
回路から信号Vdが出力される。
【0143】RSフリップフロップ152のセット端子
に、信号Vdが入力されリセット端子にコントローラ1
5から送られる制御信号Vμが入力され、信号STOP
が出力される。
【0144】同図に示されるようにモータ回転中には信
号VT1が入力されているので、信号STOPのオン・
オフが入れ替わり、コントローラ15は同図に示される
リードタイミングにSTOP信号を読み取り、信号
「H」を確認する。
【0145】これに対してモータがストップしたときに
は信号STOPが常に「L」となるので、コントローラ
15はリードタイミング時にこのSTOP信号を読み取
るとその結果は「L」となるので、コントローラ15は
モータがストップしたことを知ることができる。また、
トラックジャンプの終了をコントローラ15が知る方法
として、図9の信号S9または信号S10を監視してい
てもよい。
【0146】かくして本実施形態によれば、回転式モー
タを用いてトラックジャンプを行うようにしているの
で、重力方向の影響を少なくできるため、設置姿勢によ
らずに高速のトラックジャンプが行なえる。
【0147】また、ヘッドの読取り情報を用いずにトラ
ックジャンプを行うのでディスクのキズ等に影響される
こともない。また機械的ブラシも用いることがないので
耐久性も良好となる。また、モータの速度が最初は急激
に加速し、目的位置付近ではほとんど「0」となってい
るので、ヘッドのオーバーランを防ぐことができるとと
もに、高速で正確なトラックジャンプを行うことができ
る。
【0148】また、距離検出を行なう場合、ディスクの
トラック信号を使用していないため、高速のトラックジ
ャンプを行なえるとともに、正確である。また、モータ
に速度フィードバックが行なわれているので、スムーズ
で安定した低速送りができる。
【0149】なお、図18に示すように、図3の比較部
17の入力信号を速度信号から得るようにすることもで
きる。更に前述した実施倒では比較部17の出力信号を
ストップ検出に用いているが、比較部21の出力信号を
コントローラ5に入力し、この比較部21の出力信号を
ストップ検出信号としてもよい。これはトラックジャン
プ終了時には比較部21の出力は「0」となるからであ
る。
【0150】なお、図1、図2、図3においてAは速度
制御モータを示す。この速度制御モータAでは、モータ
駆動信号と速度信号とが電気的に分離されているので、
安定した速度制御が行える。またブラシレス速度検出器
を用いれば耐久性が良好となる。
【0151】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図19は、第2の実施形態に係る速度制御モー
タを備えたディスク再生装置を示すブロック図であり、
この第2の実施形態の特徴とするところは、位置検出部
の出力を微分した信号を反転または非反転された後、加
算して検出速度信号を得ることにある。
【0152】図20は図19において速度検出部7にお
けるマグネット27を回転式モータ5のマグネットと共
用し、またカウンタ25のクロック信号を発生する位置
検出器を共用し、切替部45の入力として、位置検出部
29a、29bの信号を共用した場合のトラックジャン
プ制御回路を示すものであり、以下図20に示す実施形
態について説明する。
【0153】図21は、マグネット49近傍の立面図で
あり、図22は、マグネット1の平面図、図23は、磁
気ヨーク53上に設けられたホール素子および駆動コイ
ルを示す図である。
【0154】図24は、このトラックジャンプ制御回路
の構成を示す回路図である。
【0155】第2の実施形態において、第1の実施形態
に係る速度制御モータと同一の機能を果たす要素には、
それと同一の番号を付し重複した説明を避ける。
【0156】図20に示されるように、位置検出部29
aの出力信号は微分部301aおよび切替部45に送ら
れる。
【0157】微分部301aは、位置検出部29aの出
力信号を微分し、これを非反転増幅部33aおよび反転
増幅部35aに送る。
【0158】同様に、位置検出部29bの出力信号は、
微分部301b、切替部45に送られる。
【0159】切替部37aは、位置検出部29bの出力
信号に応じて、非反転増幅部33aまたは反転増幅部3
5aの出力信号のうち、いずれか一方を選択して加算部
39に送る。
【0160】本実施形態においては、第1の実施形態と
異なり、発電コイル31a、31bは設けられておら
ず、磁気ヨーク53上にはホール素子57a、57b
が、その中心角が22.5゜の位置になるように固定さ
れまた駆動動コイル47a、47bが固定されている。
磁気ヨーク51マグネット49の構成は、第1の実施形
態と同様である。
【0161】図24に示されるように、微分部301a
は、コンデンサ303a、305a、オペアンプ307
a、抵抗309a、311aからなる。微分部301b
も同様の構成を有する。
【0162】次に、本実施形態の概略動作を説明する。
【0163】本実施形態では、微分部301a、301
bにより、位置検出部29a、29bの出力信号が微分
されて、速度信号として非反転増幅部33a、33bお
よび反転増幅部35a、35bに送られる。したがっ
て、オペアンプ307a、307bの出力信号は微分さ
れた信号であるので、信号VT1、VT2に比べて90
゜位相が進むことになる。このため、トランジスタ37
aを制御する信号は、オペアンプ61bの出力信号を用
い、トランジスタ37bを制御する信号は、オペアンプ
61aの出力信号を用いるようにしている。
【0164】本実施形態の他の動作は、第1の実施形態
と同様である。したがって、本実施形態における各部の
信号の波形図は、図10から図13に示すものと同様で
ある。なお、図1においては、距離検出部9の機能をカ
ウンタ25によってもたせるようにしたが、速度検出部
7の出力信号を積分して距離検出を行うようにしてもよ
い。またへッドの位置から移動距離を検出するようにし
てもよい。
【0165】図25は、さらに別の実施形態に係る速度
制御モータを備えたディスク再生装置を示すブロック図
である。このディスク再生装置は、図1の速度検出部7
の要部、速度設定部11、比較部13をデジタルシグナ
ルプロセッサからなるコントローラ317によって構成
したものである。コントローラ317はデジタル信号を
処理するので、同図に示されるようにA/D変換器31
3a、313bおよびD/A変換器315が設けられ
る。
【0166】以上詳細に説明したように、このディスク
再生装置は、耐久性が良好で高速で姿勢方向を問わず正
確なトラックジャンプを行える。
【0167】次に、速度検出部7の動作を更に詳細に説
明する。
【0168】図26は、磁気ヨーク51を1方向のみに
回転させた場合の各部の信号の波形図である。図26
(a)、(b)はホール素子57a、57bの出力H
1、H2を示し、同図に示されるように正弦波状を示
し、位相が90゜異なる。
【0169】図26(c)、(d)は、オペアンプ61
a、61bの出力信号VT1、VT2の波形を示す。
【0170】図26(e)、(f)は、微分器のオペア
ンプ307a、307bの出力信号VD1、VD2の波
形を示す。このように電圧信号VD1、VD2も正弦波
状を示す。
【0171】ホール素子57aの出力信号H1は、オペ
アンプ61aによって、波形整形されて信号VT1が出
力される(図26(c))。ホール素子57bの出力信
号H2は、オペアンプ61bによって波形整形されて信
号VT2が出力される(図26(d))。
【0172】ここで抵抗73a、75a、73b、75
bは値が等しいとする。オペアンプ61aの出力信号V
T1は、トランジスタ37bのベースに印加される。し
たがって、信号VT1が「1」のとき、トランジスタ3
7bはオン状態となり、オペアンプ71bはゲイン
「1」の非反転増幅器として機能する。したがってオペ
アンプ71bの出力信号VG2は、この間、信号VD2
と同じ極性の信号を出力する。
【0173】信号VT1が、「0」のとき、トランジス
タ37bはオフ状態となり、オペアンプ71bは、ゲイ
ン「−1」の非反転増幅器として機能する。したがっ
て、オペアンプ71bの出力信号VG2は、この間、信
号VD2と反対の極性の信号を出力する。
【0174】オペアンプ61bの出力信号VT2は、ト
ランジスタ37aのベースに印加される。したがって、
信号VT2が「1」のとき、トランジスタ37aは、オ
ン状態となり、オペアンプ71aはゲイン「1」の非反
転増幅器として機能する。したがって、オペアンプ71
aの出力信号VG1は、この間、信号VD1と同じ極性
の信号を出力する。
【0175】信号VT2が「0」のとき、トランジスタ
37aはオフ状態となり、オペアンプ71aはゲイン
「−1」の反転増幅器として機能する。したがって、オ
ペアンプ71aの出力信号VG1はこの間、信号VD2
と反対の極性の信号を出力する。 オペアンプ71a、
71bの出力信号VG1、VG2は合成されて信号VO
Tとして出力されるので、図26(i)に示すように、
ほぼ平坦な信号が得られる。このとき信号VOTは、負
の極性を有している。
【0176】一方、磁気ヨーク51を前述したのとは逆
の方向に回転させると、図27に示すように出力信号V
OTが得られるが、この場合、出力信号VOTは極性が
正となる。
【0177】さらに、磁気ヨーク51の回転数を上げる
とその回転数に応じた絶対値を有する出力信号VOTが
得られる。
【0178】図32から図37は図20、図24におけ
る速度検出部7の各部の出力信号の波形図の実験値を示
すものである。
【0179】図32は、信号VT1とVD1の波形を示
し図33は、信号VT2とVD1の波形を示し、図34
は、信号VD2とVD1の波形を示し、図35は、信号
VT2とVG1の波形を示し、図36は、信号VG2と
VG1の波形を示し、図37は、信号VT1とVOTの
波形を示す。
【0180】図37に示されるように、出力信号VOT
は、磁気ヨーク51の回転方向が異なると、それに応じ
て正負の値をとるので、回転方向を検出することができ
る。また、磁気ヨーク51の回転数に応じた電圧を出力
するので、磁気ヨーク51の回転速度も検出することが
できる。
【0181】なお、図34で得られた微分された信号
が、正弦波状でないのは、マグネット49の着磁および
ホール素子57a、57bの配置によるもので、これら
を適正化すれば、この速度信号がより正弦波に近付ける
ことができる。また、波形において、立上がりと立下が
りが一致しないのは、ホール素子57a、57bのヒス
テリシスの影響である。
【0182】このようにこの速度検出部7においては、
モータの回転方向を検出できるとともに、モータが超低
速で回転する場合でも、モータの回転速度を検出でき
る。
【0183】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、耐久性が良好で高速度で正確な例えばディスク再
生装置のトラックジャンプ等を設置姿勢によらず行え、
さらに低速性能も悪化させないトラックジャンプを実現
するための速度制御モータを提供することができる。
【0184】また、本発明によれば、回転式モータの駆
動信号がこのモータの速度信号と電気的に分離され、充
分な速度帰環量を確保でき、安定した性能を得ることが
できる速度制御モータを提供することができる。
【0185】さらに、本発明によれば、モータの回転方
向を検出できるとともに、モータが超低速で回転する場
合でも、モータの回転速度を検出でき、更には、このモ
ータの回転速度に比例した信号を得ることができる速度
制御モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る速度制御モータ
を備えたディスク再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1における速度検出部の構成を具体化し、距
離検出部と速度設定部とをカウンタによって構成したデ
ィスク再生装置のブロック図である。
【図3】図2においてマグネットを回転式モータのマグ
ネットに共用したディスク再生装置のブロック図であ
る。
【図4】図3のディスク再生装置を構成する回転式モー
タのマグネットを示す立面図である。
【図5】図4のマグネットを示す平面図である。
【図6】図3のディスク再生装置を構成する回転式モー
タの磁気ヨークに設けられた駆動コイル、発電コイル及
び位置検出器(ホール素子)を示すの平面図である。
【図7】図3のディスク再生装置を構成するトラックジ
ャンプ制御回路を示す回路図である。
【図8】オペアンプ近傍の等価回路図である。
【図9】カウンタおよびその周辺回路の構成を示す回路
図である。
【図10】図7のトラックジャンプ制御回路の各部の信
号の波形図である。
【図11】図7のトラックジャンプ制御回路のオペアン
プの出力信号等を含む各部の信号の波形図である。
【図12】図9の回路図の各部の信号を示す波形図であ
る。
【図13】トラックジャンプ制御回路の各部の信号の波
形図である。
【図14】カウンタのカウント値とヘッドのスピードの
関係を示す図である。
【図15】トラックジャンプ方向を切り替えた場合のカ
ウントパルス信号と検出速度信号との実験値を示す図で
ある。
【図16】カウントパルス信号と検出速度信号の実験値
を示す図である。
【図17】比較部の各部の信号の波形図である。
【図18】第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図19】第2の実施形態に係る速度制御モータを備え
たディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図20】第19図において速度検出部におけるマグネ
ットを回転式モータのマグネットと共用し、またカウン
タのクロック信号を発生する位置検出器を共用した場合
の速度制御モータを備えたディスク再生装置を示すブロ
ック図である。
【図21】図20のディスク再生装置のマグネット、駆
動コイルおよびホール素子近傍の立面図である。
【図22】図21のマグネット1の平面図である。
【図23】図20のディスク再生装置を構成する回転式
モータの磁気ヨークに設けられた磁気ヨークに設けられ
たコイルおよびホール素子を示す図である。
【図24】第2の実施形態の回路図である。
【図25】他の実施形態に係るトラックジャンプ制御回
路の構成を示すブロック図である。
【図26】磁気ヨークを1方向に回転させた場合の各部
の信号の波形図である。
【図27】磁気ヨークを別の方向に回転させた場合の各
部の信号の波形図である。
【図28】発電コイルの出力信号とオペアンプの出力信
号とを示す図である。
【図29】コイルの出力信号とオペアンプの出力信号の
波形を示す図である。
【図30】オペアンプの出力信号と出力信号VOTの波
形を示す図である。
【図31】マグネットを時計回り及び反時計回りに回転
させた場合の各部の出力信号の波形図である。
【図32】第2の実施形態に係る信号VT1とVD1の
波形を示す図である。
【図33】第2の実施形態に係る信号VT2とVD1の
波形を示す図である。
【図34】第2の実施形態に係る信号VD2とVD1の
波形を示す図である。
【図35】第2の実施形態に係る信号VT2とVG1の
波形を示す図である。
【図36】第2の実施形態に係る信号VG2とVG1の
波形を示す図である。
【図37】第2の実施形態に係る信号VT1とVOTの
波形を示す図である。
【符号の説明】
5……回転式モータ 7……速度検出部 15…コントローラ 13、17、…比較部 19、23…基準値設定部 29a、29b…位置検出部 33a、33b…非反転増幅部 35a、35b…反転増幅部 37a、37b…切替部 39…加算部 49…マグネット 57a、57b…ホール素子 301a、301b…微分部 313a、313b…A/D変換部 206、315…D/A変換部 A……速度制御モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 29/08 H02P 5/00 N H02P 5/00 R 6/00 321H H02K 11/00 B 6/22 H H02P 6/00 321G (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/16 G05D 3/12 G11B 21/08 H02K 11/00 H02K 29/08 H02P 5/00 H02P 6/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に応じて駆動力が制御される回
    転式モータと、前記回転式モータと電気的に非接触であって、前記回転
    式モータの回転動作に対応する回転速度信号を出力する
    速度検出手段と、 前記速度検出手段によって出力された前記回転速度信号
    と所定の基準速度信号とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果を前記回転式モータの前記
    入力信号として出力する手段とを備え、 前記速度検出手段が、 前記回転式モータの回転位置を各々検出し、前記回転式
    モータの回転方向に応じてそれぞれの位相差が異なる複
    数の位置信号を出力する位置検出器と、 前記複数の位置検出器より出力される個々の前記位置信
    号を微分して、この位置信号に対し所定の位相差をおい
    て各々対応し且つ前記回転式モータの回転速度に関する
    情報を出力波形の振幅値として持つ速度成分信号を各々
    発生させる複数の微分手段と、 前記複数の位置検出器よって出力された個々の前記位置
    信号の傾き及び位相差に基づいて、前記回転式モータの
    回転方向に関する情報を少なくとも含む極性反転信号を
    生成する反転信号生成手段と、 前記反転信号生成手段によって生成された前記極性反転
    信号に基づいて、前記複数の微分手段より各々発生され
    た前記速度成分信号の一部の振幅成分の極性を、前記回
    転式モータの回転方向毎に決められた極性へ一致させる
    ように各々反転させる複数の極性変換手段と、 前記極性変換手段によって前記一部の振幅成分の極性が
    前記決められた極性へ一致するように反転された個々の
    前記速度成分信号を加算して、前記回転式モータの回転
    速度及び回転方向を示す連続的な速度信号を前記回転速
    度信号として出力する加算手段と を具備することを特徴
    とする速度制御モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の速度制御モータにおい
    て、 前記速度検出手段は、 前記回転式モータとともに回転するマグネットをさらに
    具備し、 前記位置検出器が、 前記マグネットの回転位置を各々検出し、前記マグネッ
    トの回転方向に応じてそれぞれの位相差が異なる複数の
    位置信号を出力するものであって、 前記極性変換手段が、 前記複数の微分手段に対応して設けられ、前記微分手段
    の出力信号を反転する反転手段と、 前記複数の微分手段に対応して設けられ、前記微分手段
    の出力信号を反転させずに出力する非反転手段と、 前記複数の微分手段に対応して設けられ、前記反転信号
    生成手段によって生成された前記極性反転信号に基づい
    て、前記反転手段、前記非反転手段の出力信号を切替え
    て出力する複数の切替手段とを備え、 前記加算手段が、 前記複数の切替手段の出力信号を加算し前記回転速度信
    号として前記比較手段に出力することを特徴とする速度
    制御モータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の速度制御モータにおい
    て、 前記マグネットが、前記回転式モータの構成部品である
    ことを特徴とする速度制御モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の速度制御モータにおい
    て、 前記速度検出手段は、 前記回転式モータの回転位置に応じて変化する磁界を発
    生させる磁界発生手段をさらに具備し、 前記微分手段が、前記磁界発生手段により発生させられ
    た磁界を検出し、その検出信号を微分して、前記速度成
    分信号を求める手段を具備することを特徴とする速度制
    御モータ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれかに記載の速度制
    御モータにおいて、前記位置検出器より出力される 前記位置信号をデジタル
    信号に変換する手段と、 前記変換されたデジタル信号を処理するための手段と、 前記処理されたデジタル信号をアナログ信号に変換する
    ための手段とをさらに具備することを特徴とする速度制
    御モータ。
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