JP3242403U - 床排水ピット装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】食材水処理場からの食材の残菜・汚物・塵埃等の混入汚損水を処理する床排水ピット装置において、該混入汚損水が最初に流入する床面に開口したダスター溝の開口部で混入物を収集し、それ以降の排水流路で混入汚染物などが付着汚染することを確実に防止して汚染拡大を未然に防ぐことを可能にし、食製材の衛生上及び安全上の全てに安心なHACCP用の床排水ピット装置を提供する。【解決手段】食材水処理場からの汚損水を流入する床排水ピット装置のダスター溝102-1において、ダスター溝の床面開口部の下方に籠載せ段部102-4を設け、籠載せ段部に上方開口型の成形ボックスタイプの阻集籠104-1を取り外し可能に上方装入配置し、阻集籠の内壁に濾過孔104-4を設けたことを特徴とする床排水ピット装置。【選択図】図2
Description
本考案は、食材水処理場からの食材の残菜・汚物・塵埃等の混入汚損水を処理する床排水ピット装置において、該混入汚損水が最初に流入する床面に開口したダスター溝の開口部で混入物を収集し、それ以降の排水流路で混入汚染物などが付着汚染することを確実に防止して汚染拡大を未然に防ぐことを可能にし、食製材の衛生上及び安全上の全てに安心なHACCP用の床排水ピット装置に関する。
食材工場、給食センター、学校給食、病院、レストランの厨房等における床排水ピット装置は、主に食材衛生法によるHACCPにより衛生面が強化される。
HACCP(Hazard(危害),Analysis(分析),Critical(重要),Control(管理),Point(点))システムは、食材製造工程を細分化し、工程ごとのリスク管理を行い、問題がある場合は、どの工程に原因があるのかを迅速に究明し対応するものである。
HACCP(Hazard(危害),Analysis(分析),Critical(重要),Control(管理),Point(点))システムは、食材製造工程を細分化し、工程ごとのリスク管理を行い、問題がある場合は、どの工程に原因があるのかを迅速に究明し対応するものである。
而して、従来の床排水ピット装置の基本構成は、例えば、複数の食材事前処理工程からの食材の残菜・汚物・塵埃等の混入汚損水を直接流入する複数のダスター溝(:ダスターピット又はダスタートラフ)を床面に埋設し、このダスター溝に連通接続して流入水を一旦溜める集水枡を設けこの集水枡の底部に水封防臭カバーを介して排水管を連通接続するものであった。
そして前記集水枡の上部の流入部には汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する阻集籠を取り外し可能に設けたものであった。
しかし前記集水枡までのダスター溝は、内壁表面への多少の汚染物が付着しその増殖・濃縮を免れず、累積による定期的に大がかりな掃除をする必要がある。また排水桝に阻集機能が必須となっているため必然的に設置コストが上昇してしまっている。
本考案は、食材水処理場からの食材の残菜・汚物・塵埃等の混入汚損水を処理する床排水ピット装置において、該混入汚損水が最初に流入する床面に開口したダスター溝の開口部で混入物を収集し、それ以降の排水流路で集水枡が不要又は集水桝の阻集機能が不要あるいは低減させられ混入汚染物などが付着汚染することを確実に防止して汚染拡大を未然に防ぐことを可能にし、食製材の衛生上及び安全上の全てに安心なHACCP用の床排水ピット装置を提供する。
しかし前記集水枡までのダスター溝は、内壁表面への多少の汚染物が付着しその増殖・濃縮を免れず、累積による定期的に大がかりな掃除をする必要がある。また排水桝に阻集機能が必須となっているため必然的に設置コストが上昇してしまっている。
本考案は、食材水処理場からの食材の残菜・汚物・塵埃等の混入汚損水を処理する床排水ピット装置において、該混入汚損水が最初に流入する床面に開口したダスター溝の開口部で混入物を収集し、それ以降の排水流路で集水枡が不要又は集水桝の阻集機能が不要あるいは低減させられ混入汚染物などが付着汚染することを確実に防止して汚染拡大を未然に防ぐことを可能にし、食製材の衛生上及び安全上の全てに安心なHACCP用の床排水ピット装置を提供する。
上記課題を満足させる本考案における主な技術構成は、次の通りである。
(1)、食材水処理場からの汚損水を流入する床排水ピット装置のダスター溝において、前記ダスター溝の床面開口部の下方に籠載せ段部を設け、前記籠載せ段部に上方開口型の成形ボックスタイプの阻集籠を取り外し可能に上方装入配置し、前記阻集籠の内壁に濾過孔を設けたことを特徴とする床排水ピット装置。
(1)、食材水処理場からの汚損水を流入する床排水ピット装置のダスター溝において、前記ダスター溝の床面開口部の下方に籠載せ段部を設け、前記籠載せ段部に上方開口型の成形ボックスタイプの阻集籠を取り外し可能に上方装入配置し、前記阻集籠の内壁に濾過孔を設けたことを特徴とする床排水ピット装置。
本考案の床排水ピット装置は、前記ボックスタイプの阻集籠により、溝蓋を不要としダスター溝の床開口部にて食材水処理場からの食材の残菜・汚物・塵埃等の混入汚損水を流入して、混入物を濾過除去し、その下流への食材の残菜・汚物・塵埃・細菌・バクテリア・ウイルス等の混流を抑制防止すると共に、ダスター溝の下流への集水枡を不要又は集水桝の阻集機能が不要あるいは低減させられるなど優れた作用効果を呈する。よって食材の事前処理から出荷に亘り衛生上及び安全上の全てに安心なHACCPを確立することを有利に可能ならしめる。
叉、前記ボックスタイプの阻集籠は、前記混入物をボックス形状に保形濾過して、その排出は前記阻集籠を籠載せ段部から上方に取り出して逆さにするだけで簡単容易に全量排出可能にして当該阻集籠の再使用を可能にする。
叉、前記ボックスタイプの阻集籠は、前記混入物をボックス形状に保形濾過して、その排出は前記阻集籠を籠載せ段部から上方に取り出して逆さにするだけで簡単容易に全量排出可能にして当該阻集籠の再使用を可能にする。
考案を実施するための形態を図1~図4に示す実施例により詳細に説明する。
図1に示すように、本例の床排水ピット装置100の基本構成は、複数の食材事前処理工程からの汚損水を流入する複数のダスター溝102(:ダスターピット又はダスタートラフ)床面101に埋設し、このダスター溝104に連通接続して流入水を一旦溜める集水枡103を設ける。集水枡103は底部に水封防臭カバー106を介して排水管105を連通接続する。
前記ダスター溝102は、集水枡103に向って底面を漸低して傾斜させ、上部開口部の下方両側部に籠載せ段部(図2~4に示す102-4~102-6)を形成し、この籠載せ段部に汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する上方開口のボックスタイプ型の阻集籠104を上方挿出取り外し可能に設ける。
図1に示すように、本例の床排水ピット装置100の基本構成は、複数の食材事前処理工程からの汚損水を流入する複数のダスター溝102(:ダスターピット又はダスタートラフ)床面101に埋設し、このダスター溝104に連通接続して流入水を一旦溜める集水枡103を設ける。集水枡103は底部に水封防臭カバー106を介して排水管105を連通接続する。
前記ダスター溝102は、集水枡103に向って底面を漸低して傾斜させ、上部開口部の下方両側部に籠載せ段部(図2~4に示す102-4~102-6)を形成し、この籠載せ段部に汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する上方開口のボックスタイプ型の阻集籠104を上方挿出取り外し可能に設ける。
図2~図4には前記ダスター溝の3例102-1~102-3を示す。
図2の(1)は横断面縦長で底部面を集水枡103に向って漸低して傾斜させてあるダスター溝102-1の平面説明図であり、(2)は、(1)の矢視A-Aからの横断面説明図である。このダスター溝102-1の開口部の下方両側部に段付き部102-4を形成してある。この段付き部102-4間に汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する上方開口のボックスタイプ型の阻集籠104-1を取り外し可能に装入設置する。
阻集籠104-1は図5の(2)に拡大して示すように分割型又は一体型で両側面及び底面に多数の濾過孔104-4(直径1~2.5mm)を設けてある。
叉阻集籠104-1の両端部には籠内濾過物を排出するための或いは交換用の取っ手T1が設けられている。次の各例も阻集籠104-2及び104-3の両端部にも同様の取っ手T2~T3を設けてある。
またボックス型の阻集籠104-1の高さサイズをダスター溝102-1の開口部の幅サイズを超えるサイズにしておくことにより阻集籠104-1をダスター下方に落下することを確実に防止することができる。以下の阻集籠104-2及び104-3もある同様なサイズ関係にしてある。
図2の(1)は横断面縦長で底部面を集水枡103に向って漸低して傾斜させてあるダスター溝102-1の平面説明図であり、(2)は、(1)の矢視A-Aからの横断面説明図である。このダスター溝102-1の開口部の下方両側部に段付き部102-4を形成してある。この段付き部102-4間に汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する上方開口のボックスタイプ型の阻集籠104-1を取り外し可能に装入設置する。
阻集籠104-1は図5の(2)に拡大して示すように分割型又は一体型で両側面及び底面に多数の濾過孔104-4(直径1~2.5mm)を設けてある。
叉阻集籠104-1の両端部には籠内濾過物を排出するための或いは交換用の取っ手T1が設けられている。次の各例も阻集籠104-2及び104-3の両端部にも同様の取っ手T2~T3を設けてある。
またボックス型の阻集籠104-1の高さサイズをダスター溝102-1の開口部の幅サイズを超えるサイズにしておくことにより阻集籠104-1をダスター下方に落下することを確実に防止することができる。以下の阻集籠104-2及び104-3もある同様なサイズ関係にしてある。
図3の(1)は横断面菱型で底部面を集水枡103に向って漸低して傾斜させてあるダスター溝102-2の平面説明図であり、(2)は、(1)の矢視B-Bからの横断面説明図である。このダスター溝102-1の開口部の下方両側部に前例同様の段付き部102-5を形成してある。この段付き部102-5間に汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する上方開口のボックスタイプ型の阻集籠104-2を取り外し可能に装入設置する。
阻集籠104-2は図5の(2)に拡大して示すように両側面及び底面に多数の濾過孔104-5(直径1~2.5mm)を設けてある。
阻集籠104-2は図5の(2)に拡大して示すように両側面及び底面に多数の濾過孔104-5(直径1~2.5mm)を設けてある。
図4の(1)は横断面円型で底部面を集水枡103に向って漸低して傾斜させてあるダスター溝102-3の平面説明図であり、(2)は、(1)の矢視C-Cからの横断面説明図である。このダスター溝102-3の開口部下方の両側部には前例同様の段付き部102-6を形成してある。この段付き部102-6間に汚損水中の食材の残菜・汚物・塵埃を濾過する上方開口のボックスタイプ型の阻集籠104-3を取り外し可能に装入設置する。阻集籠104-3は図5の(1)に拡大して示すように底面にのみ多数の濾過孔104-6(直径1~2.5mm)を設けてある。
これらにより食材工場、給食センター、学校給食、病院、レストランの厨房等における食材衛生の維持管理を迅速的確に行い、食材の衛生上及び安全上の全てに安心なHACCPを確立することができた。
本考案の排水ピット装置は、前記した優れた作用効果を呈するため、食材工場、給食センター、病院、レストランの厨房等における床の食材処理汚損水専用の床排水ピット装置に有利に適用することができるので食材加工産業界に貢献すること多大なものがある。
100:床排水ピット装置
101:床面
102、102-1、102-2、102-3:ダスター溝
102-4、102-5、102-6:段付き部
103:集水枡
104、104-1、104-2、104-3:上方開口のボックスタイプ型の阻集籠 104-4、104-5、104-6:濾過孔
105:排水管
106:水封防臭カバー
107:グレーチング蓋
101:床面
102、102-1、102-2、102-3:ダスター溝
102-4、102-5、102-6:段付き部
103:集水枡
104、104-1、104-2、104-3:上方開口のボックスタイプ型の阻集籠 104-4、104-5、104-6:濾過孔
105:排水管
106:水封防臭カバー
107:グレーチング蓋
Claims (1)
- 食材水処理場からの汚損水を流入する床排水ピット装置のダスター溝において、前記ダスター溝の床面開口部の下方に籠載せ段部を設け、前記籠載せ段部に上方開口型の成形ボックスタイプの阻集籠を取り外し可能に上方装入配置し、前記阻集籠の内壁に濾過孔を設けたことを特徴とする床排水ピット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001213U JP3242403U (ja) | 2023-03-23 | 2023-03-23 | 床排水ピット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001213U JP3242403U (ja) | 2023-03-23 | 2023-03-23 | 床排水ピット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3242403U true JP3242403U (ja) | 2023-06-14 |
Family
ID=86720877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001213U Active JP3242403U (ja) | 2023-03-23 | 2023-03-23 | 床排水ピット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242403U (ja) |
-
2023
- 2023-03-23 JP JP2023001213U patent/JP3242403U/ja active Active
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