JP3195658U - 阻集器 - Google Patents

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田渕 寛
寛 田渕
堅一 水摩
堅一 水摩
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下田エコテック株式会社
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Abstract

【課題】排水方向について個々の現場に柔軟に対応可能な阻集器を提供する。【解決手段】前板、後板、左側板、右側板及び底板を有する分離槽12と、分離槽の後板側に形成した排水の流入部と、前板側に形成した排水の流出部を備える。流出部は、向き及び位置の異なる複数の排水口(前板、左側板及び右側板に夫々備えた前面排水口51、左排水口52、右排水口53)とトラップを備え、何れかの排水口を用いて排水できるようにした。トラップは、左排水口より後方で左側板に一端が、右排水口より後方で右側板に他端が夫々固定され、底板との間に隙間を形成して槽底を通じた排水の流下を許容しつつ排水を堰き止める封水板32と、流出部の上面を覆って臭気を遮断する封水天板33と、封水板と排水口との間に介在されて排水の越流を許容しつつ排水を堰き止める堰板41とを備える。堰板は、左側板、前板及び右側板に沿ってこれらに対向するように立設した突出部42を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、阻集器に係り、特に油脂分や固形物などの夾雑物が混在する汚水から夾雑物を分離除去するグリーストラップに関する。
下水道への油の流出を防ぐため業務用の厨房では阻集器(グリーストラップ)の設置が義務付けられている。この阻集器は一般に、分離槽、受けカゴおよびトラップを備え、排水は受けカゴを通して分離槽に流入する。排水に含まれる食べ物カスのような大きなゴミは受けカゴで捕捉され、液体の排水のみが分離槽に溜められる。排水に含まれる油は水に浮いて分離槽の上部に集まり、槽底の水のみがトラップを通って下水に排出される。
このトラップは、下水からの臭気の逆流や昆虫・小動物の侵入を分離槽内に溜められる排水を利用して遮断するとともに、受けカゴによって取りきれずに排水に沈んだ小さな固形物が下水に流出することを防ぐ機能を果たす。
また、このような阻集器を開示するものとして、下記特許文献がある。
実用新案登録第3060606号公報 特許第5462744号公報
ところで、従来の阻集器は、分離槽から排水を排出する排水口の位置や方向が決められており、これを施工時に変えることが出来ない。このため、現場によっては下水管に接続する配管を引き回さなければならないこともあり、施工の柔軟性に欠ける面があった。
したがって、本考案の目的は、阻集器の施工の柔軟性を高めることにあり、特に槽外への排水方向についてより柔軟に個々の現場に対応することを可能とする点にある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本考案に係る阻集器は、前板、後板、左側板、右側板および底板を有し、内部に被処理排水を収容可能な分離槽(本願では単に「槽」と言う場合がある)と、分離槽の後板側の端部に形成した被処理排水の流入部と、分離槽の前板側の端部に形成した処理排水の流出部とを備え、前記流入部から分離槽の内部に流入した被処理排水に含まれる夾雑物を捕捉し、この夾雑物を取り除いた被処理排水を処理排水として前記流出部を通じて分離槽の外部へ排出する阻集器である。
また上記流出部は、処理排水を排出可能な互いに向きおよび配置位置の異なる複数の排水口と、当該排水口から逆流する臭気を遮断するトラップとを備え、当該複数の排水口のうちのいずれかを使用して処理排水の排出を行うことを可能とした。
本考案の阻集器では、夾雑物を除去した処理排水を槽外へ排出する排水口を複数備えている。したがって阻集器の設置にあたっては、これら複数の排水口のうち下水道等への接続に便利な位置および向きの排水口を選択して配管を行うことができ、1つの排水口しか備えていない従来の阻集器に比べてより柔軟に施工現場に対応することが可能となる。なお、使用しない排水口は、例えば施工時に蓋などを装着して閉塞するようにすれば良い。
処理すべき排水である被処理排水は、分離槽の一端部に形成した流入部から分離槽内に流入し、分離槽の他端部に向け槽内を流れて、分離槽の他端部に形成した流出部から槽外へ排出される。この槽内を流れる間に、被処理排水に含まれる油脂類や固形物などの夾雑物が排水から分離され、捕捉されて槽内に留め置かれる。夾雑物を捕捉するには、従来から知られている網目状のカゴや仕切板などを槽内に適宜配置してこれらによって行えば良く、夾雑物を捕捉する手段の種類や配置位置などは特定の構造に特に限定されない。
例えば、後に述べる実施形態のようにカゴによって比較的大きな固形物を取り除いた後、流入部と流出部との間に備えた仕切板によって水に浮いた油脂類を捕捉し、流出部に備えたトラップによって槽底に沈んだ固形物(カゴによって捕捉できなかった小さなゴミなど)を捕らえて、これらの固形物や油脂などが排水口から下水へ流出することを防ぐようにしても良い。また、仕切板を備えずに例えば、トラップによって固形物と油脂類の双方を槽内に留め置く構造とすることも可能である。
本考案の好ましい一態様では、前記排水口として、分離槽の前板に前面排水口を備えるとともに左側板および右側板にそれぞれ側面排水口を備え、前記トラップが、封水板と封水天板と堰板とを備える。
なお、本考案および後に述べる実施形態においては、被処理排水の流れ下る方向(流入部から流出部に向かう方向)を基準として、流入部を形成した分離槽の一端部側(上流側)を「後」、流出部を形成した分離槽の他端部側(下流側)を「前」、当該前方(被処理排水の流れる方向)に向かって分離槽の左側および右側をそれぞれ「左」、「右」として説明を行う(後述の図面各図参照)。また、上記側面排水口の各々を区別する必要がある場合には、側面排水口のうち左側板に備えたものを「左排水口」、右側板に備えたものを「右排水口」とそれぞれ称する。
上記封水板は、分離槽の左側板と右側板との間に亘って延在し、左排水口より後方位置で左側板に一端を固定するとともに右排水口より後方位置で右側板に他端を固定し、底板との間に隙間を形成することにより分離槽の底部を通じた被処理排水の流下を許容しつつ被処理排水を堰き止めるように立設する。
また上記封水天板は、封水板に連続して流出部の上面を覆うように備え、封水板および分離槽内の被処理排水と協働して前面排水口または側面排水口から逆流する臭気を遮断する。
さらに上記堰板は、分離槽の底板の上面から立ち上がり且つ封水板と排水口(前面排水口および側面排水口)との間に介在されるように設置し、被処理排水の越流を許容しつつ前記封水板と底板との間を通過して前面排水口または側面排水口へと向かう被処理排水を堰き止める。堰板の高さは排水口(前面排水口および側面排水口)の下端より高く、この堰板を乗り越えた排水が排水口から槽外へ排出される。したがって、分離槽内の被処理排水の水位は、堰板の高さによって決定される。
また堰板は、封水板の左側板への固定位置より前方の且つ左排水口より後方の位置で左側板に一端を固定するとともに、封水板の右側板への固定位置より前方の且つ右排水口より後方の位置で右側板に他端を固定し、これら左側板および右側板への各固定位置より前方に突出した突出部を有する。
この突出部は、好ましくは、分離槽の左側板、前板および右側板に沿って且つこれら左側板、前板および右側板に対向する(向かい合う)ように、左排水口より後方位置から右排水口より後方位置までに亘って延在する。典型的には、当該突出部は、左側板、前板および右側板に対して間隔を隔てて対向するように配置され、且つ、平面から見てコ字形状を描くように、左排水口より後方に位置する一端から分離槽の左側板に沿って(左側板に平行に)前方に延び、右方へ折れ曲がって分離槽の前板に沿って(前板に平行に)右方へ延び、さらに、分離槽の右側板に沿って(右側板に平行に)後方へ右排水口より後方に位置する他端まで延びるように構成する。
なお、堰板自体は、上記突出部の一端から連続して前述した当該堰板の一端(左側板への固定端)までさらに延び、同様に上記突出部の他端から連続して前述した当該堰板の他端(右側板への固定端)までさらに延びている。これにより、封水板と排水口(正面排水口および側面排水口)との間に介在されるように分離槽の全幅(左側板と右側板との間)に亘って被処理排水の流れを堰き止めるように堰板が連続して延在することとなり、封水板と協働するトラップを形成することが出来る。
被処理排水に含まれる油脂類は水に浮くから前記封水板により捕捉される。なお、封水板より上流側(後方)に仕切板を備え、この仕切板によって油脂類を捕捉する構造としても良いことは既に述べたとおりである。
一方、被処理排水に含まれ水に沈む他の夾雑物は、分離槽底部を流れる被処理排水とともに封水板の下を通過して流出部に侵入するが、分離槽の底板から立ち上がる前記堰板によって捕捉され、排水口から槽外へ流出することが阻止される。
従来の阻集器では一般に、被処理排水の流れに直交するように分離槽の両側板間に直線状に(分離槽を横切るように左右方向に真っ直ぐに)堰板が備えられていた。これに対して本考案の阻集器では、上述のように堰板を左側板、前板および右側板に沿うように平面から見て屈折した形状とした。これにより、封水板と平行な直線状の堰板を備えた場合と比較して封水板と排水口の間を広くとることが出来るから、底に沈んだ夾雑物をより大量にトラップ内に収容することができ、堰板の手前に夾雑物が溜まってこれが堰板を越えて排水口から流出するような事態を防ぐことが出来る。
なお、被処理排水に含まれる比較的大きな固形状のゴミを除去するため、後に述べる実施形態のように、前記流入部(例えば被処理排水を槽内に導入する導入口の下部位置)にストレーナ(網目状のカゴ)をさらに備え、分離槽内に流入するときに被処理排水が当該ストレーナを通過するようにすることが好ましい。また、分離槽、封水板、封水天板および堰板等の各構成材料は特に限定されないが、例えば、FRP等の樹脂、あるいはステンレス等の金属により構成することが出来る。
本考案に係る阻集器によれば、各施工現場に最適な位置および向きの排水口を選択してこれを使用することができ、阻集器の施工の柔軟性を向上させることが出来る。
本考案の他の目的、特徴および利点は、図面に基づいて述べる以下の本考案の実施の形態の説明により明らかにする。なお、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本考案の一実施形態に係る阻集器を分解して示す斜視図である。なお、この図1は、特に流出部のトラップ部分を分解して示すもので、槽天板や仕切板、流入部のカゴ等は示していない。 図2は、前記実施形態に係る阻集器の内部構造を示す側面断面図である。 図3は、前記実施形態に係る阻集器の内部構造(槽天板および封水天板の一部を切り欠いて示している)を示す平面図である。 図4は、前記実施形態に係る阻集器の内部構造を示す正面図である。 図5は、前記実施形態に係る阻集器の流出部を示す水平断面図である。
図1から図5に示すように本考案の一実施形態に係る阻集器11は、前板13、後板14、左側板15、右側板16、底板17および槽天板18によって囲まれた直方体の全体形状を有し、内部に排水(被処理排水)を溜めることが可能な分離槽12と、分離槽12に排水を導入するために分離槽12の長手方向の一端部に形成した流入部21と、排水(処理排水)を分離槽12から排出するために分離槽12の長手方向の他端部に形成した流出部31とを備えている。
流入部21は、排水を槽内に導入するため後板14の上部に設けた流入口22と、槽内の一端部に設置したストレーナ(網目状のカゴ)23とを備え、流入口22から槽内に流入した排水がカゴ23の中に流れ落ちるようにしてある。排水に含まれる比較的大きな固形状のゴミを当該カゴ23で捕捉するためである。カゴ23は例えばパンチングメタルなどの網状部材によって形成し、網目より大きなゴミはカゴ23内に捕捉される一方、油脂類は排水とともにカゴ23を通過し、後に述べる流入部側の仕切板26の下を潜り、仕切板28を越えて分離槽12の中央部に流れ込む。
流出部31は、夾雑物を取り除いた排水を槽外へ排出する排水管(排水口)51,52,53と、排水管51,52,53からの臭気の逆流を防ぐトラップとを有する。このトラップは、封水板32、封水天板33および堰板41からなる。
また排水管として本実施形態では、槽内の排水を前方へ排水できるように分離槽12の前板13に設置した前面排水管51と、槽内の排水を左方へ排水できるように左側板15に設置した左排水管52と、槽内の排水を右方へ排水できるように右側板16に設置した右排水管53とを備えた。なお、これら前面排水管51、左排水管52および右排水管53は、同一の高さ位置に設けてある。また、阻集器11の設置にあたっては、これら前面排水管51、左排水管52および右排水管53のうちのいずれか1つを使用することとして、使用する排水管に下水への配管を接続し、他の使用しない排水管には蓋(図示せず)を装着してこれらを閉塞する。
流出部31の後方側(上流側)の近接位置には、被処理排水の表面に浮いた油脂類を分離槽12の中央部に留め置くための仕切板25を備えた。この仕切板25は、流入部21から流出部31へ流れる排水を堰き止めるように垂直に起立し、分離槽12を左右に横切るように左側板15と右側板16との間に亘って延在する平板からなる。また仕切板25の上縁は、排水の上層部を堰き止めて排水に浮いた油脂を槽内に留めるように槽内に溜まる排水の水位より高く、仕切板25の下縁は、槽底板17との間に隙間が形成されてこの隙間を通って排水が流出部31へ流れ込むように底板17より上方に位置する。なお、流入部21の前方(下流側)の近接位置にも同様の仕切板26を備え、これにより槽内に浮いた油脂が流入部21側に逆流しないようにした。
また、上記仕切板25の前方の近接位置には、底板から立ち上がる背の低い仕切板27を備えた。この仕切板27は、その高さが槽内の水位WLより低く、排水はこれを越えて流れるが、槽底に沈んだ固形物はこの仕切板27に遮られて槽内に留め置かれる。また、流入部21側にも同様に、底板から立ち上がる背の低い仕切板28を備えた。
なお、本実施形態では阻集効率(夾雑物の除去効率)を高めるため上記のような仕切板25〜28(排水上層部を堰き止める仕切板25,26および排水下層部を堰き止める仕切板27,28)を備える構造としたが、当該仕切板25〜28は本発明に必須のものはなく、これら仕切板25〜28のうちのいずれか1つ又は2以上を備えない構造としても良いし、このような仕切板を一切備えない構造とすることも可能である。
カゴ23を通過し、流入部側の仕切板26の下を潜り、仕切板28を乗り越え、槽中央部に流入した排水に含まれる油脂類は、槽中央部で水に浮き、排水の上層部を堰き止める2つの仕切板25,26に遮られてこれら流入部側の仕切板26と流出部側の仕切板25との間に留め置かれる。これにより、排水から油脂類を取り除くことが出来る。油脂類が除去された排水は、流出部側の仕切板25の下を潜り、仕切板27の上を通過して流出部31に向かって流れる。
流出部31には前述のように封水板32、封水天板33および堰板41からなるトラップを備えるが、封水板32は、前記仕切板25と同様に、流入部21から流出部31へ流れる排水を堰き止めるように垂直に起立し、分離槽12を左右に横切るように左側板15と右側板16との間に亘って延在する平板からなる。封水板32の上縁は、後に述べる封水天板33(天板枠34)の後縁と一体に連続しており、封水板32と封水天板33は全体として逆L字状の側面形状を呈する。言い換えれば、当該封水板32は封水天板33(天板枠34)の後方端縁から垂直下方に垂れ下がって、槽内の排水に差し込まれるように槽底(底板17)に向け立ち下がっている。封水板32の下縁は、底板17との間に隙間が形成されてこの隙間を通ってトラップ内に排水が流れ込むように底板17より上方に位置する。
封水天板33は、分離槽12の前側端部の上面を覆って排水管51(又は52又は53)から逆流する臭気が分離槽12の上面から放出されることを防ぐもので、天板枠34と点検蓋36と封止材(パッキン)35とからなる。天板枠34は、前記封水板32の上縁から連続し、当該封水板32と一体になっており、その左縁部、前縁部および右縁部は、それぞれ分離槽12の左側板15の上縁部、前板13の上縁部および右側板16の上縁部に固定してある。また天板枠34は、点検用の開口37を備える。この点検用開口37は、メンテナンスを行うことを可能とするため、ボルト38によって天板枠34に固定した点検蓋36によって開閉可能に閉塞する。点検蓋36と天板枠34との間には、臭気を遮断するために封止材(パッキン)35を介在させてある。
なお、分離槽12の上面全体を覆う前記槽天板18も、槽内に溜まった夾雑物の除去やメンテナンス等のため開閉可能に分離槽12の上面に備える。
一方、堰板41は、封水板32と排水管(前面排水管51、左排水管52および右排水管53)との間に介在されるように、折り曲げた板状部材からなる。具体的には、堰板41は、分離槽底板17の上面から垂直に上方に立ち上がり、左右両端が分離槽12の左側板15と右側板16にそれぞれ固定されているが、従来のように左右方向に直線状に延びるのではなく、平面から見て中央部が前方にコの字状に突出するように折れ曲がっている。
より具体的には、堰板41は、左側板15と対向するように当該左側板15と平行に立設した平板状の左堰板部43と、同様に右側板16と対向するように当該右側板16と平行に立設した平板状の右堰板部45と、前板13と対向するように当該前板13と平行に立設した前堰板部44とを有する。これら左堰板部43、前堰板部44および右堰板部45は、前に述べたコの字状の突出部42を形成するもので、分離槽12の左側板15、前板13および右側板16と一定の間隔を隔てて、左排水管52の後方且つ封水板32の前方(封水板32の前面(前側表面))の左側板近傍位置から、右排水管53の後方且つ封水板32の前方(封水板32の前面(前側表面))の右側板近傍位置まで延びており、底板17の上面から垂直上方に起立している。
さらに堰板41は、上記突出部42の左側端部と左側板15とを繋ぐ左翼部46と、同様に突出部42の右側端部と右側板16とを繋ぐ右翼部47とを有し、これら左翼部46と右翼部47と上記突出部42(左堰板部43、前堰板部44および右堰板部45)により堰板41を構成した。なお、本実施形態では、封水板32の前面(前側表面)に当接するように左翼部46と右翼部47を配置したが、これら左翼部46および右翼部47と、封水板32とが一定の間隔を隔てて対向するように(左翼部46および右翼部47と、封水板32との間に隙間が形成されるように)堰板41(左翼部46および右翼部47)と封水板32を設置するようにしても良い。
また、堰板41の高さは各排水管51〜53の上端(各排水管の内面の上端)より低いが各排水管51〜53の下端(各排水管の内面の下端)より高く、堰板41を越えた排水が排水管51(又は52又は53)から槽外へ流れ出す。したがって槽内の排水の水位WLは、堰板41の高さと同じになる。堰板41は、封水板32の下を潜ってトラップ内に浸入した排水に含まれる、前記カゴや仕切板によって捕捉しきれなかった夾雑物(固形状の小さなゴミ等)が排水管51〜53を通って槽外へ流出することを阻止する。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
11 阻集器
12 分離槽
13 前板
14 後板
15 左側板
16 右側板
17 底板
18 槽天板
21 流入部
22 流入口
23 ストレーナ(カゴ)
25,26 排水の上層部を堰き止める仕切板
27,28 排水の下層部を堰き止める仕切板
31 流出部
32 封水板
33 封水天板
34 天板枠
35 封止材(パッキン)
36 点検蓋
37 点検用開口
38 ボルト
41 堰板
42 突出部
43 左堰板部
44 前堰板部
45 右堰板部
46 左翼部
47 右翼部
51 前面排水管
52 左排水管
53 右排水管
WL 排水の水位

Claims (3)

  1. 前板、後板、左側板、右側板および底板を有し、内部に被処理排水を収容可能な分離槽と、
    前記分離槽の後板側の端部に形成した被処理排水の流入部と、
    前記分離槽の前板側の端部に形成した処理排水の流出部と、
    を備え、
    前記流入部から前記分離槽の内部に流入した被処理排水に含まれる夾雑物を捕捉し、この夾雑物を取り除いた被処理排水を前記処理排水として前記流出部を通じて前記分離槽の外部へ排出する阻集器であって、
    前記流出部は、
    前記処理排水を排出可能な互いに向きおよび配置位置の異なる複数の排水口と、
    当該排水口から逆流する臭気を遮断するトラップと
    を備え、
    前記複数の排水口のうちのいずれかを使用して前記処理排水の排出を行うことを可能とした
    ことを特徴とする阻集器。
  2. 前記排水口として、前記前板に前面排水口を備えるとともに、前記左側板および前記右側板にそれぞれ側面排水口を備え、
    前記トラップは、
    前記左側板と前記右側板との間に亘って延在し、前記左側板に備えられた側面排水口より後方位置で前記左側板に一端が固定されるとともに前記右側板に備えられた側面排水口より後方位置で前記右側板に他端が固定され、前記底板との間に隙間を形成することにより前記分離槽の底部を通じた前記被処理排水の流下を許容しつつ前記被処理排水を堰き止めるように立設した封水板と、
    当該封水板に連続して前記流出部の上面を覆うように備えられ、当該封水板および前記分離槽内の被処理排水と協働して前記前面排水口または前記側面排水口から逆流する臭気を遮断する封水天板と、
    前記底板の上面から立ち上がり且つ前記封水板と前記前面排水口および前記側面排水口との間に介在されるように設置され、被処理排水の越流を許容しつつ前記封水板と前記底板との間を通過して前記前面排水口または前記側面排水口へと向かう被処理排水を堰き止める堰板と
    を備え、
    前記堰板は、
    前記封水板の左側板への固定位置より前方の且つ前記左側板に備えられた側面排水口より後方の位置で当該左側板に一端が固定されるとともに、前記封水板の右側板への固定位置より前方の且つ前記右側板に備えられた側面排水口より後方の位置で当該右側板に他端が固定されるとともに、
    これら左側板および右側板への固定位置より前方に突出した突出部を有する
    請求項1に記載の阻集器。
  3. 前記突出部は、
    前記左側板、前記前板および前記右側板に沿って且つこれら左側板、前板および右側板に対向するように、前記左側板に備えられた側面排水口より後方位置から前記右側板に備えられた側面排水口より後方位置までに亘って延在する
    請求項2に記載の阻集器。
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