JP3242401U - 彫塑祭祀具 - Google Patents

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Abstract

【課題】遺影や本尊等の彫塑物に対して参拝者や鑑賞者の目を引き込み、かつ神々しい雰囲気を醸し出す作用効果を備え、掛け軸様などの場合の取り扱いを容易にした彫塑祭祀具を提供する。【解決手段】彫塑で形成された前半身像2と、この前半身像2の背後領域に設けた装飾領域3とで構成され、前半身像2と装飾領域3の一方又は双方の、少なくともその表層およびその表層近傍層或いは全層に光反射材料3Aを有し、光反射材料3Aに照射される外光を反射させることで前半身像2の外観を際立たせる。【選択図】図1

Description

本考案は、祭祀具に係り、特にお守り本尊などの仏像の立体像、故人の遺影や犬猫などのペット(愛玩動物)の遺影を立体像として様々な形で祭祀し、或いは展示する彫塑祭祀具に関する。
如来や菩薩、守り本尊などの仏像絵等を表装した掛け軸、あるいはロケットペンダントや携帯ケースに上記の仏像絵、遺影或いはペット等のメモリアル写真や絵を容れて展示あるいは所持するものは既知である。なお、ここで言う“所持”も祭祀に含めることとする。如来や菩薩、守り本尊などの仏像絵等を以下では単に仏像或いは仏像等とも称する。
なお、本考案に係る“彫塑”は、3Dプリンタ、樹脂成形(射出成形、真空成形など)、およびこれらの組み合わせを用いて製作した三次元製作も含む。したがって、本考案の「彫塑祭祀具」は3Dプリンタ、樹脂成形(射出成形、真空成形など)、およびこれらの組み合わせを用いて製作した三次元の祭祀物や関連物を意味するが、本願実施例で説明する彫塑祭祀具は、実際には“2.5D”の製作物であるが、全体を立体表現したフル3Dとすることも可能なので、以下の説明では、特に2.5Dと表現する必要がある場合を除いて「3D」又は「立体」と表記する。なお、以下では彫塑物を単に彫像あるいは造形物と称する場合もある。この“彫塑”には樹脂材料を用いた射出成形、真空成形などの既知の成形も含む。
従来から、このような仏像等のお姿のうち、掛け軸などに表示する仏像絵等は平面(二次元:2D)であるのが一般的であった。また、特許文献1にも記載があるように、掛け軸以外の祭祀物としては3Dプリンタで石膏(樹脂も可との記載あり)を材料として彫塑した故人の遺影や故愛玩動物(ペット)のオブジェのレリーフ(浮彫り)を額に収めて掲示し、或いはロケットペンダント様なケースに収納して祭祀するものも既知である(特許文献2)。
なお、掛け軸に関しては、仏像の金属レリーフを掛け軸の本体に貼り付けたものが既知である(特許文献3)。この金属レリーフには、金の板又は金メッキの板を用いることで、極楽浄土の有り難さを表現しようとしている。
特許文献3に開示される掛け軸は、プレス成型で仏像を浮き出し加工した四角形の金又は金メッキの金属板を用意し、ボール紙などの屈曲しない板体(掛け軸の本体裂地に相当)の中央部に上記板体に対応する四角形の穴を設け、この穴に上記の金属板を嵌め込み固定して一体化している。
上記の掛け軸の本体である板体と金属板の固定は、金属板の裏側に貼り付けた黒い織布と金属板の外周と本体に設けた孔の表側内周縁を白色の織布で貼り付けることで金独特の光沢と仏像自体の立体的な浮き出しによる外光の反射で拝む者に安らぎを与える効果を奏するようにしてある。なお、前記したが、対象物の前後左右上下の一部または全部の形状を彫塑したものを3D彫塑、上記の仏像のレリーフのように前半身の一部または全部を浮き出し様に彫塑したものを2.5D彫塑とも称する。この意味では、特許文献3に開示の仏像は正確には2.5D彫像である。
特許第5905981号公報 実用新案登録第3095892号公報 実開昭51-84797号公報
特許文献1や同2に開示の3D彫塑物は、製作した像自体が実物の雰囲気に近い立体像として視覚に供することを目的としている。すなわち、その3D表現は対象物(人間や愛玩動物の遺影、或いは本尊像等)のイメージを強調する観点で採用されている。しかしながら、それらの周囲(特に背後領域、装飾領域)に置かれる本体引き立てのための視覚的表現手段による心理的効果の向上手段については特に考慮されていない。
特許文献3に開示の掛け軸では、その主要構成部分(本体)がボール紙などの屈曲しない板体であり、その中央部分を取り除いて形成した開口(同文献の記述では“孔”)にプレスによって仏像の前半身を浮彫り(レリーフ成型:2.5D)した金属板を嵌め込んだものである。
したがって、当該掛け軸自体の重量は、常識的に知られている掛け軸とはその概念から乖離した重量とならざるを得ず、その取扱いも常識的に知られている掛け軸とは相容れない。
また、特許文献3に開示の掛け軸(非自立型掛け軸)では、金属板に2.5D彫塑化で製作された仏像を、上記のように屈曲しない板体に開けた“孔”に固定しているもので、常識的に知られている掛け軸のように、不使用時(収納時や運搬時)には下端の軸先に本体を巻き付けて収納できるものではなく、不使用時も掛け吊下の状態と同じ展伸した状態で保管し、あるいは運搬しなければならない。
常識的に旧来から世間一般に知られている掛け軸(非自立型)は、書や絵画を紙類あるいは裂地で表装(装丁)したもので、床の間や家屋の壁面に吊り下げて展示される。この形式の掛け軸は、その収納時には軸先に巻き上げて巻緒で結わえるものであることから、特許文献3に開示の“掛け軸”(非自立型)は吊り下げた状態では見た目が掛け軸であるにすぎず、“掛け軸様(Visually similar to KAKEJIKU)”の祭祀具と言える。また、このような吊り下げ展示ではなく、仏壇の奥壁などの貼り付け展示するものを自立型とも称する。
本考案の目的は、上記先行技術の技術内容に鑑みて、如来や菩薩、守り本尊などの仏像絵等を掛け軸様や額縁に設置したものでは、その参拝者や鑑賞者の目を引き込み、かつ神々しい(仏の世界でも通じるようです)雰囲気を醸し出す作用効果を備え、あるいは携帯容器やロケットペンダントに収めたものでは、その所持者に対する愛しさや有り難さを強調し、さらに掛け軸様などの場合の取り扱いを容易にした彫塑祭祀具を提供することにある。
上記目的を達成するための本考案の代表的な構成を以下に記述する。なお、本考案内容のより良い理解のため、ここでの構成に後述する実施の形態における図面に用いた参照符号を付記するが、本考案はこの参照符号で示される構成に限定されるものではなく、本考案の技術思想の範囲内で許容される変更も可能であることは言うまでもない。
本考案に係る彫塑祭祀具は、3Dプリンタを用いた立体造形で製作するのを主とするが、その他の既知の彫塑手段、造形手段、及びこれらの組み合わせを用いることを排除するものではない。
すなわち、本考案に係る彫塑祭祀具は、
(1)鑑賞者や参拝者の目を引き、あるいは所持者の心に対して愛しさや有り難さの心情発露力を強調する彫塑祭祀具であって、
彫塑で形成された前半身像と、この前半身像の背後領域に接合された当該背後領域より広い面積の基板とで構成されたもの(造形物)で、かつ前半身像又は/及び基板には光反射材料又は発光材料若しくは蓄光材料が被着されてなることを特徴とする。
発光材料として蛍光材料や燐光材料を用いることができる。蛍光材料又は燐光材料を用いることで外光が少ない場所や環境でも彫塑祭祀具の有難さや荘厳感が醸し出され、見るものに特別の感情を与えることができる。
(2)鑑賞者や参拝者の目を引き、あるいは所持者の心に対して愛しさや有り難さの心情発露力の強調効果を期待するものであって、
彫塑で形成された前半身像2と、この前半身像2の背後領域(背景領域)に設けた装飾領域3とで構成されたもので、
前半身像2と装飾領域3の一方又は双方の、少なくともその表層およびその表層近傍層或いは全層に光反射材料3Aをフィラー(添加材)として、あるいは塗膜として有し、光反射材料3Aに照射される外光を反射させることで前半身像2の外観を際立たせることを特徴とする。
(3)本考案は、前半身像2と装飾領域3の双方に光反射材料を有したものでは、前半身像2と装飾領域3のそれぞれに有する光反射材料の混入密度又は平均サイズ、或いは彩色を異ならせることで光反射量及び/又は反射色を異ならせることで光反射量や色相や彩度を相違させたことを特徴とする。
フィラーとして採用する光反射材料としては、ガラス、プラスチック、金属などの光反射性のビーズ、あるいはこれらの短ファイバー(針状体等)、フレークを含む。本体材料(彫塑材料)との相性、反射性能などでガラスフィラー(GF)、ガラスウール(GW)、プラスチックフィラー(PF)、或いは金属フィラー(MF)を選択する。なお、グラファイトやフラーレンも本体等の色相調整や強度アップに適用できる。
フィラーには、平均粒径あるいは平均長さサイズが100nm~10nm前後のナノフィラー、同10μm~100nm前後のミクロフィラー、同100μm~10μm前後のマイクロフィラーがある。これらのフィラーは、製作する本体となる仏像等や背景領域の大きさあるいは広さ、造形する本体材料の種類、等を考慮して選択する。適宜の色に着色を施したフィラーとすることも可能である。
(4)本考案は、前半身像2および前記装飾領域3の内側に空洞を有せしめることで、全体の重量を軽減してなることを特徴とする。しかしながら、この空洞は、軽量な材料や小サイズの彫塑物の場合は必ずしも必要ではない。
(5)本考案では、前半身像2は、如来、菩薩、明王、天部、或いは守り本尊を含む仏像、ペットや故人の遺影に係るものであり、装飾領域3の装飾は、光背又は曼荼羅の一部もしくは全部或いは無地の1又はそれらの組み合わせであることを特徴とする。なお、これらのほか、任意の絵柄やパターン、彩色付であってもよい。
(6)本考案は、前半身像2と装飾領域3を一体として裂地11に取り付けて掛け軸としたことを特徴とする。ここで言う「一体」とは、寄り集まって一つの物として取り扱える状態を言い、取り外し可能としたものも含む。
(7)本考案は、一体化した前半身像2と装飾領域3と、掛け軸を構成する裂地11とは着脱自在であり、一体化した前半身像2と装飾領域3を取り外した裂地を含む掛け軸本体側はその軸先に巻き上げ可能であり、一体化した前半身像2と装飾3を掛け軸本体側とは別個に収納可能とした容器を具備したことを特徴とする。
(8)本考案は、装飾領域3に、連携する前半身像2の名称を記述する文字及び/又は点字を配置したことを特徴とする。
(9)本考案は、前半身像2と装飾領域3を一体として携帯容器30に収納してなることを特徴とする。
(10)本考案は、前半身像2と装飾領域3を一体として首下げ容器40に収納してなることを特徴とする。
(11)本考案は、前半身像2が愛玩動物(ペット)の遺影であることを特徴とする。
(12)本考案は、前記前半身像が故人の遺影であることを特徴とする。
(13)そして、本考案は、仏像、故人の遺影、或いはペットの遺影等に設ける装飾領域に形成される装飾が、光背又は曼荼羅もしくは無地(彩色を含む)のうちの1又はそれらの組み合わせであることを特徴とする。また、彫塑材の体色、着色との組み合わせを考慮することは当然である。
特に、本尊などの仏像類では仏像本体や装飾領域に黄金色を施すことが、聖性と装飾性をもって荘厳さを醸し出すために多用されている。上記した光反射材料等の種類や彩色も仏像本体や装飾領域の彫塑材体色や黄金色などの色調を考慮したものとする。
さらに、本考案は、前半身像へ表面に、インサート成形、真空圧空貼り、転写、インクジェット、パッド印刷、メッキ、塗装・加筆などの表面処理手段の何れか又はそれらの組み合わせで着色及び木彫り調、石造調、金属調の付与、肌感、質感、香り、表面硬度向上、光反射性向上、電気的性質の1又は複数の機能を付与することができる。
なお、本考案は上記の構成および後述する実施の形態における構成に限定されるものではなく、本考案の技術思想の範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本考案に係る彫塑祭祀具(彫塑物、あるいは造形物とも称する)としたことにより、中心となる前半身像そのもの、あるいはその周囲や無地背景を含む光背パターンや曼荼羅図絵などの視覚的な独自表現で本体である前半身像の視覚的なアピール度が強調される。
具体的には、如来や菩薩、守り本尊などの仏像絵等を掛け軸様や額縁に設置したものでは、その参拝者や鑑賞者の目線を引き込んで、かつ神々しい雰囲気を醸し出し、あるいは携帯容器やロケットペンダントに収めたものでは、その所持者に対する個人やペットの思い出、愛しさや有り難さを強調し、さらには掛け軸様などの場合の取り扱いを容易にした彫塑祭祀具を実現することができる。
本考案に係る彫塑祭祀具の本体である前半身像と装飾領域を一体化した造形物の実施例1を説明する模式図 本考案に係る彫塑祭祀具の本体である前半身像と装飾領域を一体化した造形物の実施例2を説明する模式図 本考案に係る彫塑祭祀具の本体である前半身像と装飾領域を一体化した造形物の実施例2の要部を抽出した模式図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の一例としての掛け軸の一例を説明する図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の掛け軸を収納した状態例を説明する図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の掛け軸本体に造形物を取り付ける作業を説明する模式図 図6に示した取り付け構造の一例を説明する図 図7における取り付け構造の取り付け過程の説明図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の他の例としての仏壇に前半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のさらに他の例としての携帯容器に前半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のさらに又他の例としてのロケットペンダントに前半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のなおさらに又他の例としてのペットの遺影の半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図 本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のなお又さらに他の例としての遺影の半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図
以下、本考案に係る彫塑祭祀具の実施の形態を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案に係る彫塑祭祀具の本体である前半身像と装飾領域を一体化した造形物(彫塑物)100の実施例1を説明する模式図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のY-Y線に沿った断面を、(c)は(a)のX-X線に沿った断面を示す。
この彫塑祭祀具は、或る守り本尊をイメージした仏像の前半身像であり、基板1の片側に守り本尊としての前半身像2と装飾領域3としての光背(以下、光背3とも称する)が前半身像2の上部に一体になるよう彫塑されて造形物100を構成している。なお、図1(c)には光背3の全体を平面で示してあるが、中央部分を背後に凹ませて椀状とすることもできる。
実施例1に示す彫塑祭祀具は、好ましくは3Dプリンタで造形したものであるが他の既知の造形手段によってもよい。なお、重量軽減のために内部を空洞2Aとしているが、全体サイズや彫塑材によっては空洞なしでもよい。彫塑材に黄金に見立てた黄色系の顔料などの彩色料を添加することも好ましい。
また、前記したように、前半身像へ表面に、インサート成形、真空圧空貼り、転写、インクジェット、パッド印刷、メッキ、塗装・加筆などの表面処理手段の何れか又はそれらの組み合わせで着色及び木彫り調、石造調、金属調の付与、肌感、質感、香り、表面硬度向上、光反射性向上、電気的性質の1又は複数の機能を付与することができる。
この彫塑像の表面、あるいは少なくとも表面近くの層には光反射材料3Aである多数のガラスビーズ(以下、ガラスビーズ3Aとも称する)が埋設あるいは混入されている。本体の前半身像2と装飾領域である光背3のガラスビーズ3Aの平均粒径や密度、彩色は同一にしてもよく、或いは異なるものとしてもよい。平均粒径や密度を異ならせることで、ガラスビーズ3Aに照射される外光を領域と本体2とで対照的に反射させることで前記前半身像2の外観を際立たせることができる。造形後にガラスビーズを表面に付着させてもよい。
また、前半身像2と光背3を別々に作成し、接着剤、あるいは脱着自在な日本古来の“木組み技術”を応用した着脱可能な適宜の接合方法で一体化してもよい。
また、本体の前半身像2と装飾領域である光背3に蛍光材料や燐光材料を被着することができ、これによって、前記したように外光が少ない場所や環境でも彫塑祭祀具の有難さや荘厳感が醸し出され、見るものに特別の感情を与えることができる。
また、本隊の前半身像2の台座(ハス)にLEDなどの光源を取り付け、下方から照明することで一層の荘厳感えることもできる。
実施例1に示した光背付きの前半身像はその全体サイズを調整して、後述する掛け軸に取り付け、あるいは携帯ケースやロケットペンダントに収納することができる。なお、小サイズなどのスペースを十分に確保できない場合には、光背部分を取り除いて無地の背面としてもよく、この背面にガラスビーズなどを設けてもよい。なお、ガラスビーズに代えてガラスファイバーを採用することで、機械的強度をさらに追加することができる。以下の実施例でも同様。
図2は本考案に係る彫塑祭祀具の本体である前半身像と装飾領域を一体化した実施例2を説明する模式図で、図3は図2の要部を抽出した模式図である。図2の(a)は正面図、(b)は(a)のY-Y線に沿った断面を、(c)は(a)のX-X線に沿った断面を示す。
実施例2は、装飾領域3である光背(以下、光背3とも称する)を造形した基板1の中に本尊をイメージした仏像の前半身像2を載せたもので、光背部分の適当な場所に本尊の名称4Aを視覚的に表記し、さらに選択的ではあるが、本尊の名称の点字4Bを設けてある。なお、図1(c)と同様に、図2(c)も中央部分を背後に凹ませて椀状とすることもできる。その余の構成は図1と同様である。
点字を表記する場合には、図3に示したように行うのが望ましい。すなわち、図3(a)に示したものでは、光背3のそれぞれの光の部分の上面に点字4Bを表記してある。これにより、光背の表面をなぞるだけで容易に点字を読むことができる。
図3の(b)では、光背3の光の部分の上を橋絡するように平坦面を持つストライプ6を形成してあり、このストライプ6に点字4Bを表記してある。この場合、点字の部分にはガラスビーズ3Aを設けないのが望ましい。これにより、光背のストライプ6をなぞるだけで、さらに容易に点字を読むことができる。このストライプに文字を記載してもよい。
次に、図1あるいは図2で説明した前半身像と装飾領域を一体化した造形物(彫塑物)の具体的な祭祀形態を適用例として説明する。
適用例1
図4は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の一例としての掛け軸の一例を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のY-Y線に沿った断面を示す。図中、参照符号10は掛け軸を示し、9は巻緒、11は裂地、12は中廻しである。また、15は軸先、16は八双、17は風帯、18は掛け紐を示す。なお、巻緒は図示を省略した。そして、100は彫塑物(造形物)で、ここでは、図2で説明した構成のものを採用した。掛け軸本来の構成は図4に示したもの以外もあり、あくまで一例である。
この適用例の掛け軸本体10では、その中廻しに造形物100を取り付けてある。裂地11の上端にある八双16に一端を固定された風帯17は中廻し12の上端付近まで垂れている。造形物100の基盤1は中廻し12の表面側に取り付けてある。
図4(b)に示したように、この具体例では、基板1の背面が中廻し12の表面に固定されているように見えるが、後述する取り付け手段や所謂マジックテープで知られている着脱手段(図示せず)で取り付けるのが望ましい。ここでは、マジックテープを四隅と適宜の部分に配置した。
造形物100を取り付けた裂地11は、上端の幅方向を八双16によって保持され、下端の軸先15の重みで垂直方向に表面が維持されて床の間や壁などに展示される。
図5は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の掛け軸を収納した状態例を説明する図で、図4で説明した掛け軸を収納した状態を示す。(a)は掛け軸本体10で、(b)は造形物(ここでは、本尊2)100を収納する箱(ケース)である。
図5(a)に示したように、本尊2を外した掛け軸本体10は、その下端にある軸先15に裂地11を巻き上げ、風帯17を畳んで八双16を軸先15と平行になるように合わせ、巻緒9を巻いて結わえる。一方、掛け軸の裂地から外した本尊2は収納箱10Aに収めて掛け軸本体と一緒に保管場所に収納する。
図6は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の掛け軸本体に造形物を取り付ける作業を説明する模式図で、この例では図4で記述したマジックテープではない取り付け手段を用いる。図7は図6に示した取り付け構造の一例を説明する図、そして図8は図7における取り付け構造の取り付け過程の説明図である。
先ず、前記の図5(a)に示した収納状態を解いて展開した裂地11を掛け紐18で壁面などに吊り下げておく。次に、図5の(b)に示した箱10Aから取り出した基板1と前半身像2からなる造形物100を後述する取り付け手段を用いて取り付ける。図6の破線は造形物100を取り付ける部分を示す。
図7(a)において、造形物100を構成する基板1の背面に係止突起7を設けてある。この係止突起7は彫塑工程で形成してもよく、または後付けでもよい。そして、図7(b)に示したように、掛け軸の裂地11の前記破線で示した領域の上記係止突起に対応する部分に尖端に台形頭部を有する係止突起7とペアになる鍵穴形状の係止孔8を形成してある。係止突起7と係止孔8のペアは少なくとも基板1の背面の四隅に設ける。
なお、裂地が造形物100を保持するための強度に不安がある場合には、係止孔8の形成部分に、例えば軸先の長手方向と平行に金属あるいは薄竹等で成型した適宜の幅細長尺の補強材を設ければよい。そして、さらに造形物100を取り付けたことによる裂地に変形が生じる懼れがある場合には、上記の補強材を含めて裂地の背面の適宜の部分に補強材を配する。
これらの補強材に薄い形状記憶材料(形状記憶合金・樹脂など)の薄く幅狭の板、あるいは細い棒を固着して用いることで、図5に示したように掛け軸本体を軸先に巻き上げることができる。
図8は係止突起7と係止孔8のペアの係止手順の説明図で、同図(a)のように係止突起7の大径頭部を係止孔8の大径穴部に通し、同図(b)に示したように係止突起7を押し下げてその小径軸部を係止孔8の狭溝部に挿入することで両者を接合する。両者の分離は上記手順の逆となる。
これにより造形物100を掛け軸の裂地11に対して取付けと取り外しが容易になり、掛け軸本体を軸先に巻き上げることができる。
適用例2
図9は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の他の例としての仏壇に前半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図である。この例では、仏壇50の中に前記した図2で前記した実施例2と同様の前半身像2と光背3で構成した彫塑仏を収納したものである。
なお、この仏壇50の中に収納する位牌などは図示を省略してある。
適用例3
図10は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の他の例としての携帯容器に前半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図で、容器本体(箱、ケース)31Aと蓋31Bからなる守り本尊の前半身2と光背3で構成された彫塑物100を携帯容器30に収納したものである。蓋31Bの表面に収納されているご本尊の名称4を文字4Aや点字4Bで表記するのが望ましい。また、蓋31Bを透明材料で形成してもよい。
このお守り本尊を外出時などに携帯することで、身の安全が守られる安心感が得られる。
図11は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のさらに他の例としてのロケットペンダントに前半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図である。
また、図12は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のさらに又他の例としてのペットの遺影の半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図である。
図11では、ロケットペンダント40の本体41Aの中に適宜に小サイズとした造形物100(守り本尊の前半身2と光背3で構成された彫塑物)を収納し、蝶番で開閉可能とした蓋41で保護する構成とした。これをチェーン42等で首に下げて用いる。蓋41を透明材で構成し、または内側を鏡面とすることもできる。
この守り本尊を外出時などに首に下げて携帯することでも、身の安全が守られる安心感が得られる。なお、収納する彫塑物は守り本尊だけでなく、菩薩や如来などでよく、また故人の遺影、後述するペットの遺影、その他の象徴物であってよい。
図12は愛玩していたペットの遺影の半身像2と装飾領域3を一体化した彫塑物を示す。装飾領域3は無地としてあるが、任意の色や絵とすることもできる。図12には、装飾領域3の表面に光反射材フィラーとしてガラスビーズ3Aを埋設してあるが、ペットの遺影の半身像2の表面にガラスビーズ3Aを埋設し、或いはペットの遺影の半身像2と装飾領域3の双方にガラスビーズ3Aなどの光反射材を埋設或いは付着させてもよい。もちろん、他のフィラーを用いることもできる。
この彫塑物100を前記の図9に示したような携帯容器(ケース)に収納し、或いはサイズと装飾領域3の形状を適宜に変更して前記図10に示したロケットペンダント等に収納する。
図13は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例のなお又さらに他の例としての遺影の半身像と装飾領域を一体化した彫塑祭祀具の一例を説明する図である。この適用例は、遺影の半身像2と装飾領域3を一体化した彫塑物を額縁60に装荷したもので、同図(a)は所謂、黒縁の額縁の遺影に遺影の半身像と装飾領域を装荷したものである。また、同図(b)の額縁60は故人が好んだデザイン、画風(タッチ)に遺影の半身像2と装飾領域3としたものである。
図13(a)に示した装飾領域3は無地としてある。一方、図13(b)に示した装飾領域3も無地ではあるが、その周囲に遺影に適した模様が背さえている。どちらも、遺影をカラーにするか、モノクロームにするかは任意である。
天井や壁から遺影を吊るすことで、故人が天国から見守ってくれるといった言い伝えもあることから、鴨居に遺影を飾るのが一般的であるが、図13(a)や同(b)に示したものをサイドテーブルやテーブルの上に置くフォトフレームのようなものとすることもできる。
以上で説明した彫塑物を3Dプリンタもしくは樹脂成形およびこれらの組み合わせで造形するときに、その彫塑材としての樹脂に混入するフィラーとして、特にグラスファイバーもしくはグラスウールを一部または全部のフィラーとして用いることで造形時の型崩れを大幅に抑制できる。彫塑材の樹脂としては軽量なポリプロピレン(PP)が適している。
ポリプロピレンの比重は0.9~0.91g/cm3で水よりも軽いので、本考案の掛け軸適用の造形における材料としても好適である。なお、例えばガラスウール(グラスウールとも称する)(GW)を40%添加したPP-GW40でもポリプロピレン単体よりも30%程度の密度増加なので、本考案の造形物を3Dプリンタで造形する場合ではサポータの必要性を低下させることができる。
彫塑材としては他の材料も採用できる。例えば、図1に示した彫塑物から光背部分を取り外し、それを前半身像として単体で携帯することも考えられる。その場合は、既知の樹脂等を用いることはできるが、手触り感の良好なアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(ABS)樹脂を用いることが推奨される。
以上は本尊などの仏像や故人の遺影、ペットの遺影を例として説明したが、本考案は個人の遺影の顔や胸上の前半身像を上記した様々な形で掲示することもできる。その場合は額縁に前半身像を収納し、装飾領域は無地無彩色、或いはグレーなど、前半身像を際立たせるものとすることも望ましい。
1・・・基板
2・・・前半身像(お守り本尊など)
2A・・・空洞
3・・・装飾領域(光背など)
3A・・・光反射材料(フィラー)
4A・・・収納物の名称文字
4B・・・収納物の名称点字
7・・・係止突起
8・・・係止穴
9・・・巻緒
10・・・掛け軸(本体)
11・・・裂地
12・・・中廻し
15・・・軸先
16・・・八双
17・・・風帯
18・・・掛け紐
30・・・携帯容器(ケース)
40・・・ロケットペンダント
42・・・チェーン等
50・・・仏壇
60・・・額縁
100・・・彫塑物(造形物)
図4(b)に示したように、この具体例では、基板1の背面が中廻し12の表面に固定されているように見えるが、後述する取り付け手段や所謂マジックテープ(登録商標)で知られている着脱手段(図示せず)で取り付けるのが望ましい。ここでは、マジックテープ(登録商標)を四隅と適宜の部分に配置した。
造形物100を取り付けた裂地11は、上端の幅方向を八双16によって保持され、下端の軸先15の重みで垂直方向に表面が維持されて床の間や壁などに展示される。
図6は本考案に係る彫塑祭祀具の具体的な適用例の掛け軸本体に造形物を取り付ける作業を説明する模式図で、この例では図4で記述したマジックテープ(登録商標)ではない取り付け手段を用いる。図7は図6に示した取り付け構造の一例を説明する図、そして図8は図7における取り付け構造の取り付け過程の説明図である。

Claims (14)

  1. 鑑賞者や参拝者の目を引き、あるいは所持者の心に対して愛しさや有り難さの心情発露力を強調する彫塑祭祀具であって、
    彫塑で形成された前半身像と、この前半身像の背後領域に接合された当該背後領域より広い面積の基板とで構成され、
    かつ前記前半身像又は/及び前記基板に光反射材料又は発光材料若しくは蓄光材料が被着されてなることを特徴とする彫塑祭祀具。
  2. 鑑賞者や参拝者の目を引き、あるいは所持者の心に対して愛しさや有り難さの心情発露力を強調する彫塑祭祀具であって、
    彫塑で形成された前半身像と、この前半身像の背後領域で構成され、
    前記前半身像と前記装飾領域の一方又は双方の、少なくともその表層およびその近傍層或いは全層に光反射材料を有し、
    前記光反射材料に照射される外光を反射させることで前記前半身像の外観を際立たせることを特徴とする彫塑祭祀具。
  3. 請求項1又は2において、
    前記前半身像と前記装飾領域の双方に前記光反射材料を有したものでは、前記前半身像と前記装飾領域のそれぞれに有する光反射材料の混入密度又は平均サイズ、或いは彩色や彩度を異ならせることで光反射量及び/又は反射色を相違させたことを特徴とする彫塑祭祀具。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、
    前記前半身像および前記装飾領域の内側に空洞を有せしめることで、全体の重量を軽減してなることを特徴とする彫塑祭祀具。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、
    前記前半身像2は、如来、菩薩、明王、天部、或いは守り本尊を含む仏像に係るものであり、前記装飾領域の装飾は、光背又は曼荼羅の一部もしくは全部或いは無地であることを特徴とする彫塑祭祀具。
  6. 請求項5において、
    前記前半身像と前記装飾領域を一体として裂地に取り付けて掛け軸としたことを特徴とする彫塑祭祀具。
  7. 請求項6において、
    前記一体化した前記前半身像と前記装飾領域と、前記掛け軸を構成する裂地とは着脱自在であり、前記一体化した前記前半身像と前記装飾を取り外した前記裂地を含む前記掛け軸本体側はその軸先に巻き上げ可能であり、前記一体化した前記前半身像と前記装飾領域を前記掛け軸本体側とは別個に収納可能とした容器を具備したことを特徴とする彫塑祭祀具。
  8. 請求項1乃至7の何れかにおいて、
    前記装飾領域に、連携する前記前半身像の名称を記述する文字及び/又は点字を配置したことを特徴とする彫塑祭祀具。
  9. 請求項5において、
    前記前半身像と前記装飾領域を一体として携帯容器に収納してなることを特徴とする彫塑祭祀具。
  10. 請求項5において、
    前記前半身像と前記装飾領域を一体として首下げ容器に収納してなることを特徴とする彫塑祭祀具。
  11. 請求項1乃至4何れかにおいて、
    前記前半身像は、ペットの遺影であることを特徴とする彫塑祭祀具。
  12. 請求項1乃至4の何れかにおいて、
    前記前半身像は、故人の遺影であることを特徴とする彫塑祭祀具。
  13. 請求項11又は12において、
    前記装飾領域に形成される装飾は、光背又は曼荼羅もしくは彩色を含む無地の1又はそれらの組み合わせであることを特徴とする彫塑祭祀具。
  14. 請求項1乃至13の何れかにおいて、
    前記前半身像の表面に、インサート成形、真空圧空貼り、転写方式、インクジェット方式、パッド印刷、メッキ、塗装・加筆を含む表面処理手段の何れか又はそれらの組み合わせで着色されており、木彫り調、石造調、金属調の付与、肌感、質感、香り、表面硬度向上、光反射性向上、電気的性質の1又は複数の機能が付与されていることを特徴とする彫塑祭祀具。
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