JP3242299B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3242299B2
JP3242299B2 JP24393095A JP24393095A JP3242299B2 JP 3242299 B2 JP3242299 B2 JP 3242299B2 JP 24393095 A JP24393095 A JP 24393095A JP 24393095 A JP24393095 A JP 24393095A JP 3242299 B2 JP3242299 B2 JP 3242299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープの供給側リ
ールと、巻取側リールとにそれぞれ形状の異なるブレー
キを備えたカセット、例えばVHS−C型のテープカセ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のVHS−C型のテープカセットで
のリールブレーキ機構としては、図9に示すように供給
側及び巻取側の各リールA、Bは上ハーフCに設けられ
たリールスプリングDにより下ハーフE側に常時押圧さ
れ、かつそれぞれ形状の異なる別のブレーキF、Gで回
転を制御されていて、該ブレーキFは、上下ハーフを固
着するタッピング軸Hに回動自在に装着されていて、ブ
レーキ解除ピン挿入孔Jから挿入されるブレーキ解除ピ
ンにてブレーキを解除させる構造となっているものであ
った。(特開平6−12820号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
デッキから挿入されるブレーキ解除ピンにて巻取側ブレ
ーキの解除ピン当接部に当接し、回動解除させる構成と
なっているブレーキ解除ピン当接部における形状は、解
除ピンの外形とほぼ同径の円弧状に窪んだ彎曲線となっ
ているため、ブレーキ解除ピンを挿入孔へ挿入する際
に、図6で示すようにブレーキ解除ピンはD位置まで
挿入しなければならないが、ピン最大径位置まで挿入さ
れると解除ピン当接部との摩擦抵抗が大きくなり、デッ
キにうまく着脱できない支障が発生し問題であった。本
発明は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、
供給側リール、巻取側リールの回転を制御するブレーキ
機構でのブレーキ動作の安定化をはかり、併せてブレー
キ解除ピンがスムーズに挿入孔に挿入されブレーキ解除
が可能であり、デッキへの着脱が確実で取扱容易・安全
であって組立構造も簡単で生産性をも大幅に向上できる
テープカセットを提供することを目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ハーフか
らなるケース内にテープを巻装した供給側リールと巻取
側リールとの一対のリールが回転自在に備えられ、各リ
ールは、それぞれ別のブレーキで回転を制御されている
カセットであって、該ブレーキが下ハーフに突設された
支軸に回動自在に設けられ、かつ下ハーフのブレーキ解
除ピン挿入孔から挿入されるブレーキ解除ピンで巻取側
ブレーキを回動させ巻取側のブレーキ解除に連動して供
給側ブレーキを解除する連繋構造となっているテープカ
セットにおいて、前記巻取側ブレーキのブレーキ解除ピ
ン当接部を、直線状または突出円弧状若しくは球面状の
形状に形成し、該当接部下端に面取り部を設け、前記ブ
レーキ解除ピン当接部がブレーキ解除ピンに対して点接
触されているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のテープカセットでは、デ
ッキに装填すると、ブレーキ解除ピンがブレーキ解除ピ
ン挿入孔に入ってきて、巻取側ブレーキでの直線状また
は突出した円弧状で且つ下端部にブレーキ解除ピンの傾
斜面から離れるように面取り部が設けられたブレーキ解
除ピン当接部に点接触し、摩擦抵抗を小さくしてスムー
ズに装着でき、巻取側リールブレーキをバネに抗して支
軸を中心として回動させ爪部を巻取側リールのギヤから
外すと共に、巻取側リールブレーキの先端が供給側リー
ルブレーキを連動させてバネに抗して支軸を中心に回動
させ、供給側リールのギヤから供給側リールブレーキの
爪部を外して両リールのブレーキが解除されて両リール
が回転可能となる。また、カセットをデッキから取り出
す操作をすれば、解除ピンがカセットから抜き取られて
リールブレーキがバネの付勢で戻り、リールブレーキの
爪部をリールのギヤに係止させて回転規制してテープ巻
き弛みがなく保持して用いられる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1及至図5の例で説明す
ると、図1に示すように上下ハーフ1、2内に一対のリ
ール6、7を有し、該リール6、7は上ハーフ1に設け
られたリールスプリング25により下ハーフ2側に常時
押圧されているカセットであって、前記リール6、7は
それぞれ形状の異なるブレーキ14、15で回転を制御
されていて、図2及至図4で示すように巻取側ブレーキ
15の解除に連動して供給側ブレーキ14を解除する構
造となっているカセットで、該巻取側ブレーキ15のブ
レーキ解除ピン当接部15aの形状を直線状または円弧
状にしたり、球面状にし、且つ、その下端部に解除ピン
26の傾斜面から離れるように面取り部27を設けて解
除ピン26と点接触するようにしてスムーズにデッキへ
の着脱が行えるようにしてある。
【0007】この場合、図5及至図8に示したように、
図6にあるデッキによって解除ピン26の形状が異なっ
ていても、例えば円錐部の大小や円筒部の長短の差があ
っても、ブレーキ解除ピン26が挿入される際、ブレー
キの解除ピン当接部15aがブレーキ解除ピン26に押
され回動していく。このとき図8(c)の様に解除ピン
Kとブレーキ解除ピン当接部Gが同径になっている場
合、図6で示した解除ピンのA部、B部、C部、
部のうちのC部またはD部にて摩擦抵抗が大き
くなりブレーキGを回動する事ができなくなってしまい
ブレーキの解除ができないため装置着脱ミスを起こして
しまう。このため図8(a)および図8(b)の様に、
解除ピン当接部15aの形状を直線状又は突出した円弧
状にすることにより、解除ピン26が挿入孔5へ挿入す
る時、ブレーキの解除ピン当接部15aと解除ピン26
が点で接触し、摩擦抵抗を小さくしてD1の位置まで挿
入されデッキへの着脱がスムーズに行える。図7で示し
たように、ブレーキ15の解除ピン当接部下端には解除
ピン26と当接する際の摩擦を少なくするため面取り部
27が設けてある。
【0008】図8に示す例でブレーキ解除力を図6
(a)のブレーキ解除ピン26について比較したところ
表1の結果となった。
【0009】
【表1】
【0010】表1でも明らかなように、本発明のものが
従来例に比べて3分の1の解除力でスムーズに操作する
ことができることが実証された。
【0011】なお、前記巻取側ブレーキ15の解除ピン
当接部15aとしては、球面状に形成して解除ピン26
が挿入孔5に挿入するとき点接触するようにし、摩擦抵
抗が小さくスムーズにデッキへの着脱することができる
ようにすることもできる。また、前記ブレーキ14、1
5は、それぞれ下ハーフ2の支軸14、15に回動
自在に嵌挿され、爪部14、15がリール6、7に
噛合され、かつバネ16、17で一方向に付勢されてい
て、該支軸14、15の上端を上ハーフ1のボス1
2、13に嵌合し保持させリール6、7の回転を制御す
るようになっている。
【0012】図中3はケース窓部、4はリッド、5はブ
レーキ解除ピン挿入孔、8は供給側リールフランジ、9
は巻取側リールフランジ、10は供給側テープクラン
プ、11は巻取側テープクランプ、16は供給側リール
ブレーキバネ、17は巻取側リールブレーキバネ、20
は供給側テープパッド、21は巻取側テープパッド、2
3は巻取側リールリング、24はセンターボスである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上下ハーフからなるケース内
にテープを巻装した供給側リールと巻取側リールとの一
対のリールが、回転自在に備えられ、各リールは、それ
ぞれ別のブレーキで回転を制御されているカセットであ
って、該ブレーキが下ハーフに突設された支軸に回動自
在に設けられ、かつ下ハーフのブレーキ解除ピン挿入孔
から挿入されるブレーキ解除ピンで巻取側ブレーキを回
動させ巻取側のブレーキ解除に連動して供給側ブレーキ
を解除する連繋構造となっているテープカセットにおい
て、前記巻取側ブレーキのブレーキ解除ピン当接部がブ
レーキ解除ピンに対して点接触されていることでブレー
キ動作をスムーズにすることができ、また解除ピンが解
除ピン挿入孔へ挿入する時面取り部があるため容易にそ
の先端が挿入され、さらに挿入が進むとブレーキの解除
ピン当接部と解除ピンが点で接触して作動するので摩擦
抵抗が小さくスムーズにデッキへの着脱することができ
取扱上安心できるテープカセットとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分離状態の斜視図である。
【図2】図1の実施例の下ハーフの組立状態の拡大平面
図である。
【図3】本発明のブレーキ機構の分離状態の拡大斜視図
である。
【図4】図2のX−X線における拡大縦断面図である。
【図5】図1の実施例の下ハーフの一部の拡大組立平面
図である。
【図6】ブレーキ解除ピンの説明側面図である。
【図7】図5のY−Y線における拡大縦断面図である。
【図8】巻取側ブレーキの要部の拡大平面図で、(a)
はブレーキ解除ピン当接部を直線状にしたもの、(b)
は突出した円弧状にしたもの、(c)は従来例のものを
示す。
【図9】従来例の組立平面図で、(a)は下ハーフ、
(b)は上ハーフを示す。
【符号の説明】
1 上ハーフ 2 下ハーフ 6 供給側リール 7 巻取側リール 12、13 ボス 14 供給側ブレーキ 14 支軸 15 巻取側ブレーキ 15 支軸 15a 解除ピン当接部 16 供給側リールブレーキバネ 17 巻取側リールブレーキバネ 25 リールスプリング 26 解除ピン 27 面取り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087 506

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ハーフからなるケース内にテープを
    巻装した供給側リールと巻取側リールとの一対のリール
    が回転自在に備えられ、各リールは、それぞれ別のブレ
    ーキで回転を制御されているカセットであって、該ブレ
    ーキが下ハーフに突設された支軸に回動自在に設けら
    れ、かつ下ハーフのブレーキ解除ピン挿入孔から挿入さ
    れるブレーキ解除ピンで巻取側ブレーキを回動させ巻取
    側のブレーキ解除に連動して供給側ブレーキを解除する
    連繋構造となっているテープカセットにおいて、前記巻
    取側ブレーキのブレーキ解除ピン当接部を、直線状また
    は突出円弧状若しくは球面状の形状に形成し、該当接部
    下端に面取り部を設け、前記ブレーキ解除ピン当接部が
    ブレーキ解除ピンに対して点接触されていることを特徴
    とするテープカセット。
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