JP3241943U - 導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール及びディスプレイ - Google Patents

Abstract

【課題】導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールを提供する。
【解決手段】バックライトモジュールは、フレーム１０、ライトバー２０、少なくとも一つの位置決め部材３０及び導光板４０を含む。フレームは、接続された底枠１１及び側壁１２を含み、ライトバーは側壁に設けられ、位置決め部材は底枠に設けられかつ第１の組み立て部３１を有し、導光板は、フレーム内に設けられ、かつ位置決め部材に向かう側に位置決め部材の第１の組み立て部の位置に対応する少なくとも一つの第２の組み立て部４１が設けられている。導光板は、第２の組み立て部が組み立て方向に沿って第１の組み立て部と結合されることにより、押し当てられかつ位置決め方向に沿って側壁に移動する。導光板の第２の組み立て部は位置決め部材に向かう側に設けられ、かつ組み立て方向に沿って第１の組み立て部と結合される。
【選択図】図４

Description

本考案は、バックライトモジュールに関し、特に導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール及び当該バックライトモジュールが適用されたディスプレイに関する。

図９に示すように、従来のバックライトモジュールは、フレーム９０、導光板９１及びライトバー９２を有する。導光板９１は、フレーム９０に設置され、ライトバー９２はフレーム９０側に設置され、かつ導光板９１に隣接して設置され、ライトバー９２は導光板９１の入光側に投光され、これにより導光板９１はフレーム９０に対向する他の面に光を出射する。

導光板９１をフレーム９０に位置決めするために、フレーム９０のライトバー９２から離れた他側に複数の弾性を有する位置決め部材９３が設置される。位置決め部材９３は接続された基部９３１及び押し当て部９３２を有する。基部９３１はフレーム９０に接着して設置されかつ導光板９１の下方に位置し、押し当て部９３２は基部９３１に接続されて、位置決め部材９３をＬ字形に呈させる。また、押し当て部９３２はフレーム９０の側壁に接触し、導光板９１を組み立てる時、導光板９１の入光側に対向する他側は押し当て部９３２に接触して押圧され、これにより押し当て部９３２が弾性的に復帰する推力により導光板９１の入光側をライトバー９２に接触させ、導光板９１を位置決めする。

しかしながら、位置決め部材９３の押し当て部９３２はフレーム９０の側壁及び導光板９１に当接しなければ、導光板９１を位置決めする推力を発生することができず、押し当て部９３２の幅により導光板９１の幅が制限されるため、バックライトモジュールの出光面積が縮小し、狭額縁の設計に不利であり、また導光板９１が位置決め部材９３の押し当て部９３２により突っ張られる恐れがあるので、依然として改善の余地がある。このような設計は、製造プロセスと組み立ての影響を受けやすいため、相対的な精度が悪い。組み立て時に粘着テープを用いて貼り付け固定されるため、部品に対するリワーク性が悪い。以上のように、従来のバックライトモジュールは、導光板の位置規制固定構造において、追加の部品による位置規制が必要となり、かつ複数の前置ステーションを追加して係合及び組み立てを行う必要がある。これにより、組み立て工数に影響を与えると共に、製造コストも増加させる。

本考案の主な目的は、従来のバックライトモジュールの導光板の位置決め構造の設計が導光板の幅に影響を与えるため、従来のバックライトモジュールの出光面積を縮小させ、かつ狭額縁の設計に不利であるという問題を改善する導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールを提供することである。

前記目的を達成するために、本考案に係る導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールは、接続された底枠及び側壁を含むフレームと、側壁に設置されたライトバーと、底枠に設置され、かつ第１の組み立て部を有する少なくとも一つの位置決め部材と、フレーム内に設けられ、位置決め部材の上方に位置し、かつ位置決め部材に向かう側に少なくとも一つの第２の組み立て部が設けられた導光板と、を備え、第２の組み立て部の位置が位置決め部材の第１の組み立て部に対応しており、第２の組み立て部が組み立て方向に沿って位置対応する第１の組み立て部と結合される場合、導光板が押し当てられて位置決め方向に沿って側壁に移動する。

本考案のバックライトモジュールでは、導光板は位置決め部材の上方に位置し、第２の組み立て部によって組み立て方向に沿って位置決め部材の第１の組み立て部と結合され、押し当てられて位置決め方向に沿って側壁に移動する。位置決め部材は、フレームの底枠に設置され、導光板の第２の組み立て部は位置決め部材に向かう側に設置され、且つ第２の組み立て部は組み立て方向に沿って第１の組み立て部と結合して位置規制されるため、導光板がさらに他の弾性ゴム体により位置決めを補助する必要がない。これにより、材料コストを下げることができるだけでなく、導光板の位置決め方向における幅に影響を与えないので、バックライトモジュールの出光面積に影響を与えず、狭額縁の設計に有利で、導光板が同時に固定と位置規制の需要を達成することができ、また、導光板が位置決め部材により突っ張られるリスクを改善することができる。位置決め部材も粘着テープで固定する必要がないので、材料コスト及びリワークによる材料損失を低減させ、使用する部品が少なくなるため、組み立て工数が短くなり、製造工程と組み立ての影響を受けにくく、相対精度が高くなる。

実施例及びその利点をより完全に理解するために、図面を参照して以下の説明を行う。
図１は本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールの平面模式図である。 図２は本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールの一部を拡大した平面模式図である。 図３は本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールの側面の断面概略図である。 図４は図２のＡ－Ａの断面概略図である。 図５は本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールにおける導光板の第２の組み立て部と位置決め部材の第１の組み立て部との結合操作の模式図。 図６は本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールにおける位置決め部材の第１の組み立て部が導光板の第２の組み立て部に押し当てされる概略図である。 図７は本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールの反射シートを含んだ一部を拡大する側面の断面概略図である。 図８は本考案に係るディスプレイの一部を拡大する側面の断面模式図である。 図９は従来のバックライトモジュールの側面の断面概略図である。

図１～図３に示すように、それは、本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールの好ましい実施例であり、フレーム１０、ライトバー２０、少なくとも一つの位置決め部材３０及び導光板４０を含む。

図３及び図４に示すように、フレーム１０は接続された底枠１１及び側壁１２を含む。

図１～図４に示すように、ライトバー２０は側壁１２に設置されている。

図１～図４に示すように、位置決め部材３０は底枠１１に設置され、かつ第１の組み立て部３１を有する。

図１～図４に示すように、導光板４０はフレーム１０内に設置され、かつ位置決め部材３０の上方に位置し、かつ位置決め部材３０に向かう側に少なくとも一つの第２の組み立て部４１が設置される。第２の組み立て部４１の位置は、位置決め部材３０の第１の組み立て部３１に対応し、図５及び図６に示すように、第２の組み立て部４１は組み立て方向Ｄ１に沿って位置対応する第１の組み立て部３１と結合する場合、導光板４０は押し当てられて位置決め方向Ｄ２に沿って側壁１２に移動する。

フレーム１０の底枠１１に位置決め部材３０が設けられるため、導光板４０は位置決め部材３０の上方に位置し、第２の組み立て部４１は導光板４０の底枠１１に向かう側に形成され、且つ第２の組み立て部４１は組み立て方向Ｄ１に沿って第１の組み立て部３１と結合して位置規制され、位置決め方向Ｄ２における導光板４０の幅が位置決め部材３０によって規制されないので、導光板４０は更に他の弾性ゴム体によって位置決めを補助する必要がない。これにより、材料コストを低減することができるだけでなく、導光板４０の底枠１１と対向する他の面の出光面４０１の出光面積に影響を与えず、バックライトモジュールの狭額縁設計に有利であり、導光板４０の固定と位置規制の需要を同時に達成することができ、導光板４０が位置決め部材３０によって突っ張られるリスクを改善することができ、粘着テープによる位置決め部材３０の固定を必要とせず、リワークによる材料損失を低減することができる。また、導光板４０の側縁を位置決めするための構造を増加させる必要がないため、導光板４０の側縁を平坦に保持することができ、バックライトモジュールの光学品位が影響を受けることを回避することができる。

さらに、位置決め部材３０は、圧縮可能な弾性材料であり、第２の組み立て部４１が組み立て方向Ｄ１に沿って位置対応する第１の組み立て部３１と結合される場合、位置決め部材３０が圧縮され、位置決め部材３０の弾性復元力が第２の組み立て部４１を押し当てて、導光板４０を位置決め方向Ｄ２に沿って側壁１２に移動させる。位置決め部材３０が弾性材料である設計により、第１の組み立て部３１が第２の組み立て部４１に押し当てられる推力を増加させることができ、結合の安定性を向上させることができる。本実施例において、組み立て方向Ｄ１と位置決め方向Ｄ２とは互いに垂直であり、他の実施例において組み立て方向Ｄ１と位置決め方向Ｄ２とが互いに垂直でなく互いに平行ではないように設計されてもよく、したがって本実施例の開示に限定されない。

本考案の好ましい実施例において、図５に示すように、位置決め部材３０の第１の組み立て部３１は凹孔状を呈し、導光板４０の第２の組み立て部４１は柱状を呈する。第２の組み立て部４１は、位置対応する第１の組み立て部３１内に挿入することで、第１の組み立て部３１及び第２の組み立て部４１の結合の安定性を向上させ、かつバックライトモジュールが衝撃等の外力の影響を受けることにより、導光板４０と位置決め部材３０が僅かに分離する時に、第１の組み立て部３１と第２の組み立て部４１が凹孔及び凸柱の係合設計であることにより、位置決め部材３０が導光板４０を押し上げることを回避することができ、位置決め部材３０と導光板４０との分離のリスクを低減することができる。

図５に示すように、位置決め方向Ｄ２における第１の組み立て部３１の中心から側壁１２までの距離を第１の距離Ｌ１とし、位置決め方向Ｄ２における第１の組み立て部３１の位置に対応する第２の組み立て部４１の中心から側壁１２までの距離を第２の距離Ｌ２とすると、第１の距離Ｌ１は第２の距離Ｌ２以下である。導光板４０の第２の組み立て部４１を組み立て方向Ｄ１に沿って位置対応する位置決め部材３０の第１の組み立て部３１に挿入して導光板４０の組み立て作業を行う時に、第１の距離Ｌ１が第２の距離Ｌ２よりも小さく、すなわち位置決め部材３０の第１の組み立て部３１の凹孔と導光板４０の第２の組み立て部４１の凸柱は軸心の位置ずれの設計であるため、図６に示すように、この時、位置決め部材３０の弾性変形特性を利用することにより、位置決め部材３０が第２の組み立て部４１に押圧されて変形し、かつ変形復帰時に推力を発生して第２の組み立て部４１を押し当てし、導光板４０を位置決め方向Ｄ２に沿って移動させる。このとき、第１の組み立て部３１と第２の組み立て部４１との間に隙間がなく第１の距離Ｌ１が第２の距離Ｌ２に等しい場合、位置決め部材３０の凹孔と導光板４０の第２の組み立て部４１との両者の軸心がいずれも同じ位置に位置し、図４に示すように、導光板４０が固定と位置規制の需要の達成となる。したがって、作業者は、組み立て時に導光板４０の第２の組み立て部４１と位置決め部材３０の第１の組み立て部３１とを同一軸心に位置合わせする必要がなく、これにより人員組み立てによるオフセット誤差を減少させることができる。第１の組み立て部３１と第２の組み立て部４１とが締り嵌めで固定され、すなわち第１の組み立て部３１と第２の組み立て部４１の輪郭が対応すると、結合安定性をさらに向上させることができる。

好ましくは、第１の組み立て部３１は、長尺状の凹孔状を呈し、長尺状の凹孔状の設計により多くの製造及び組み立て裕度を保持することができ、導光板４０及び位置決め部材３０の製造及び組み立ての利便性を向上させることができ、また、作業者が位置決め部材３０の方向を視認しやすく、かつ位置決め部材３０に標示を設計する必要がなく、これにより製造の利便性を向上させることができる。ここで、第１の組み立て部３１の長辺は、側壁１２と平行に設計されることで、第１の組み立て部３１が第２の組み立て部４１に押し当てられる面積を増加させ、押し当ての安定性を向上させる。また、第１の組み立て部３１の長辺がライトバー２０と平行である設計を組み合わせることにより、第１の組み立て部３１の延在方向がライトバー２０に平行であることを確保することができ、かつライトバー２０に垂直な方向にパネルの非可視領域を超えることがなく、これにより導光板４０の第２の組み立て部４１が導光板４０の主な出光領域に影響を与えることを回避することができ、バックライトモジュールの光学品位に影響を与えることを回避することができる。

また、側壁１２は、底枠１１の縁部の上方に形成され、かつ少なくとも一つの側辺を有し、側辺は底枠１１の少なくとも一側に位置し、又は底枠１１を取り囲む。導光板４０が押し当てられて位置決め方向Ｄ２に沿って側壁１２に移動する時、側壁１２の一方の側辺に向かって移動する。ライトバー２０は側壁１２における位置決め方向Ｄ２に沿った導光板４０に対応する位置の側辺に設置され、この場合、導光板４０の第２の組み立て部４１が位置決め部材３０の第１の組み立て部３１に結合されると、導光板４０はライトバー２０に向かって移動する。ライトバー２０が位置決め方向Ｄ２に沿った導光板４０に対応する位置に設置されるか否かにかかわらず、いずれも導光板４０の位置決め効果に影響を与えないため、メーカーは製品需要に応じて選択することができる。

また、ライトバー２０は、基板２１と、基板２１に間隔を空けて設けられた複数の発光ユニット２２とを含み、基板２１が位置決め部材３０によって側壁１２に当接して固定され、複数の発光ユニット２２が導光板４０に向かって、位置決め部材３０によって基板２１を押し当てて固定することにより、ライトバー２０の基板２１を側壁１２に接着剤を塗布することなく貼り付けることができる。これにより、材料コスト及び組立工程を低減することができ、組立の利便性を向上させることができる。ライトバー２０の位置を調整する必要がある場合にも、糊残りを除去して貼り直す必要はなく、リワークによる損失と糊残りの清掃にかかる時間を減らすことができる。

本考案の好ましい実施例において、ライトバー２０は側壁１２における位置決め方向Ｄ２に沿った導光板４０に対応する位置に設置される。図２に示すように、導光板４０のライトバー２０に向かう側に少なくとも一つの位置決め凸起４２が形成され、第２の組み立て部４１が組み立て方向Ｄ１に沿って位置対応する第１の組み立て部３１と結合される場合、導光板４０の位置決め凸起４２がライトバー２０に接触して位置決めされるまで、導光板４０は押し当てられて位置決め方向Ｄ２に沿ってライトバー２０が設置された側壁１２に移動し、これによりライトバー２０の組み立て安定性を向上させることができる。

ここで、第１の組み立て部３１の位置決め方向Ｄ２における幅が第２の組み立て部４１の幅よりも大きいことにより、第１の組み立て部３１と第２の組み立て部４１との間に隙間が形成され、また、第１の距離Ｌ１が第２の距離Ｌ２よりも小さい場合、第２の組み立て部４１のライトバー２０から離れた側が位置決め部材３０によって押し当てられ、導光板４０の位置決め凸起４２がライトバー２０を押し当てるため、導光板４０が位置決め方向Ｄ２に依然として二つの反対方向の推力を受け、導光板４０が位置決めされて固定されている。

また、位置決め凸起４２の高さは複数の発光ユニット２２の高さよりも大きく、かつ位置決め凸起４２はライトバー２０の基板２１に当接されるため、導光板４０と基板２１との間の距離を一定に維持し、導光板４０が搬送過程又は熱膨張過程において発光ユニット２２を押圧することにより発光ユニット２２が破損することを回避することができる。好ましくは、導光板４０の位置決め凸起４２は導光板４０の角部に位置し、位置決め凸起４２のある位置が集光の悪影響を受けやすいため、位置決め凸起４２を導光板４０の角部に設計して導光板４０の主な発光領域に位置せず、これにより、バックライトモジュールの主な発光領域の光学品位が影響を受けることを回避することができる。より好ましくは、導光板４０の両側の角部にいずれも位置決め凸起４２を有する場合、ライトバー２０の両端は二つの位置決め凸起４２により平均的に接触して押し当てられ、さらにライトバー２０を固定する安定性を向上させることができる。

本考案の好ましい実施例において、底枠１１に少なくとも一つの組立溝１１１が形成され、位置決め部材３０は組立溝１１１内に固定される。これにより、位置決め部材３０の組立安定性を向上させることができ、かつ作業者が位置決め部材３０を組み立てる時に取付オフセットにより精度が低下する可能性を減少させることができる。ここで、位置決め部材３０は異なる方式で組立溝１１１内に固定することができ、例えば、位置決め部材３０は底枠１１の組立溝１１１内に直接嵌め込み、かつ組立溝１１１と締り嵌めで固定され、これにより接着テープで底枠１１に接着する必要がなくて、接着材料及びリワークのコストを低減することができる。接着テープで位置決め部材３０を組立溝１１１内に接着して固定すれば、組立安定性をさらに向上させることができる。また、位置決め部材３０が弾性を有する場合、弾性変形により位置決め部材３０を組立溝１１１により緊密に嵌合させることができ、組立安定性を向上させることができる。また、位置決め部材３０を利用して導光板４０を支持することで、導光板４０がここで垂れ下がることを回避することができる。

また、図１に示すように、メーカーは製品の設計需要に応じて底枠１１に複数の位置決め部材３０を設置することができる。導光板４０には複数の位置決め部材３０に対応して複数の第２の組み立て部４１が凸設され、各第２の組み立て部４１はそれぞれ各位置決め部材３０の第１の組み立て部３１と結合され、これにより組立安定性を向上させることができる。また、フレーム１０上の異なる位置に取り付けられた位置決め部材３０はいずれも互いに共通であり、フレーム１０の内部輪郭に合わせて位置決め部材３０の外形構造を改めて設計する必要とせず、これにより型開き、製造コストを減少させ、作業者が組立時に位置決め部材３０の組付け位置を判断する手間を省くことができ、組立の利便性を向上させることができる。また、パターンが簡単であるため、設計サンプルの製造の時効性が速く、開発時間を短縮することができる。さらに、複数の位置決め部材３０は、位置決め方向Ｄ２に垂直な方向に沿って底枠１１に設置されると、位置決め部材３０の導光板４０への大きな推力をさらに発生させ、組立安定性を向上させることができる。本考案の好ましい実施例において、組立溝１１１は単一のストライプ状であってもよく、複数の位置決め部材３０は単一のストライプ状の組立溝１１１内に間隔を隔てて嵌設され、これにより、組立及び製造の利便性を向上させる。単一のストライプ状の組立溝１１１は位置決め方向Ｄ２に沿って延び、かつ位置決め部材３０は組立溝１１１の中に同一列に配列されるため、異なる列の時に互いに干渉する効果が生じやすいことを回避し、又は、底枠１１には位置決め部材３０に合わせて複数の組立溝１１１が形成され、各位置決め部材３０はそれぞれそのうちの一つの組立溝１１１内に対応して嵌設することで、組立安定性及び位置決めの精度を向上させることができる。

さらに、側壁１２のライトバー２０が設けられた位置に組立溝１１１を隣接させる設計により、底枠１１に構造を別途追加することなく、組立溝１１１にはライトバー２０を取り付けるために必要な空間を設けることができ、製造の利便性を向上させることができる。また、導光板４０の第２の組み立て部４１は組立溝１１１に位置する位置決め部材３０に対応して嵌設され、ライトバー２０に近い箇所に位置し、これにより導光板４０及びバックライトモジュールの光学品位が影響を受けることを回避することができるが、位置決め部材３０は側壁１２のライトバー２０に近接する位置以外の他の位置に設計されてもよく、本実施例の開示に限定されない。ライトバー２０の基板２１は、組立溝１１１内に挿入され、かつ位置決め部材３０により緊密に固定されることで、さらにライトバー２０の組立溝１１１内での組立安定性を向上させることができる。

本考案の好ましい実施例において、組み立て方向Ｄ１と位置決め方向Ｄ２とは、互いに垂直であり、これにより第１の組み立て部３１の第２の組み立て部４１への推力を増加させ、第１の組み立て部３１と第２の組み立て部４１との結合安定性を向上させることができる。また、位置決め方向Ｄ２は導光板４０の出光面４０１と平行であるため、組み立て方向Ｄ１は出光面４０１と垂直であり、作業者が導光板４０を組み立てる時に、導光板４０の第２の組み立て部４１を位置決め部材３０の第１の組み立て部３１に垂直に挿入すればよく、これにより組み立ての利便性を向上させることができる。

図７に示すように、バックライトモジュールは反射シート５０を含み、反射シート５０は導光板４０と底枠１１との間に位置し、かつ少なくとも一つの位置規制孔５１が形成される。位置規制孔５１の位置は導光板４０の第２の組み立て部４１の位置に対応し、第２の組み立て部４１は位置規制孔５１を貫通し、さらに対応する第１の組み立て部３１と結合される。従来のバックライトモジュールの反射シートは位置決めされず、導光板とフレームとの間に設置されるだけであり、これにより、オフセットが生じ、光学品位に影響を与えやすい。本考案のバックライトモジュールにおいて、第２の組み立て部４１により反射シート５０を位置決めすることで、反射シート５０がオフセットによって光学的品位に影響を与えることを回避することができる。ここで、反射シート５０は一つ又は複数の位置規制孔５１を有し、導光板４０が直線に配列された複数の第２の組み立て部４１を有する場合、反射シート５０は長溝状の位置規制孔５１を有する。複数の第２の組み立て部４１は同時に位置規制孔５１内に挿入されて反射シート５０を位置決めすることで、製造の利便性を向上させることができる。あるいは、本考案の好ましい実施例において、反射シート５０には複数の第２の組み立て部４１に対応して複数の位置規制孔５１が形成され、各位置規制孔５１にはそれぞれ各第２の組み立て部４１を挿入することで、位置決め効果をさらに向上させ、光学品位を向上させ、光学品位に異常が発生するリスクを減少させることができる。より好ましくは、位置規制孔５１の輪郭は第２の組み立て部４１と合わせ、位置決め効果を向上させることができる。

また、従来のバックライトモジュールにおいて、底枠にライトバーを取り付けるための組み立て空間を形成する必要がある。反射シートを底枠に設置する時、組み立て空間が反射シートの下方に空隙を形成し、反射シートが折り曲げて垂れ下がることを回避するために、組み立て空間に反射シートを支持するための支持構造を別途設置する必要がある。本考案のバックライトモジュールにおいて、底枠１１の組立溝１１１が側壁１２のライトバー２０が設置された位置に隣接する場合、組立溝１１１にライトバー２０を取り付けるために必要な空間を設けており、位置決め部材３０は組立溝１１１内に嵌設されかつ反射シート５０に支持を提供することで、反射シート５０がここで垂れ下がることを回避することができる。これにより、底枠１１に反射シート５０を支持するための支持構造を取り付ける必要がないため、バックライトモジュールの部品を簡略化し、さらにコストを減少させかつ信頼度を向上させ、かつ組み立ての誤差による精度低下のリスクを低減することができる。

さらに、従来のバックライトモジュールを組み立てる時に、まず導光板を位置決めするための位置決め部材を組み立て、さらにライトバー及び前述の支持構造を組み立てる必要があり、約１２０秒かかる。本考案のバックライトモジュールを組み立てる時に、単にライトバー２０をフレーム１０内に配置しかつ位置決め部材３０を組立溝１１１内に取り付ける必要があり、支持構造を別途追加する必要がないため、約６０秒で済み、組み立て工数を効果的に減少させることができる。また、従来のバックライトモジュールのライトバーは接着剤を塗布した後にしかフレーム内に接着することができないため、ライトバーがフレームから完全に取り外されにくく、材料損失を引き起こしやすく、かつリワークを行うことができない。支持構造も接着によりフレーム内に固定され、支持構造が取り外し時に引き裂かれることを回避するために、作業者は慎重に取り外し、さらに接着剤を改めて貼る必要があり、そのリワークには約１００秒かかる。本考案のバックライトモジュールにおいて、ライトバー２０は接着により固定されるものではなく、かつ本考案において支持構造が取り付けられていないため、リワークを必要とせず、リワークによる材料損失を減少させることができ、かつライトバー２０の位置を容易に調整することができ、利便性を向上させることができる。

図８を参照すると、それは、本考案のディスプレイの好ましい実施例であり、上記バックライトモジュール及び表示パネル６０を含む。表示パネル６０は、フレーム１０に設置され、かつ導光板４０の底枠１１と対向する他側に位置し、本考案のディスプレイはバックライトモジュールを適用することにより、出光面積がバックライトモジュールの構造により影響されることを回避し、さらに光学品位を向上させ、かつ狭額縁の設計を達成することができる。

以上、本考案の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールの導光板４０の第２の組み立て部４１は、位置決め部材３０の第１の組み立て部３１と結合されると、導光板４０を位置決めすることができる。また、位置決め部材３０も、ライトバー２０を位置決めすることで、接着剤塗布のコスト及び組み立て工数を減少させ、かつバックライトモジュールに使用される部品を減少させることにより、製造コスト、部品の組み立て作業の誤差、リワーク損失及び組み立ての工数を低減し、かつ製品の歩留まりを向上させる。また、本考案のバックライトモジュールはさらに車載表示装置に適用することができる。

本考案の実施例は、以上のように開示されているが、それは本考案を限定するものではない。本考案が属する技術分野の当業者は、本考案の精神及び範囲から逸脱することなく、多少の変更及び修飾を行うことができる。そのため、本考案の保護範囲は添付の請求の範囲によって定義された保護範囲を基準とすべきである。

１０：フレーム
１１：底枠
１１１：組立溝
１２：側壁
２０：ライトバー
２１：基板
２２：発光ユニット
３０：位置決め部材
３１：第１の組み立て部
４０：導光板
４０１：出光面
４１：第２の組み立て部
４２：位置決め凸起
５０：反射シート
５１：位置規制孔
６０：表示パネル
Ｄ１：組み立て方向
Ｄ２：位置決め方向
Ｌ１：第１の距離
Ｌ２：第２の距離
９０：フレーム
９１：導光板
９２：ライトバー
９３：位置決め部材
９３１：基部
９３２：押し当て部

Claims (8)

1. 接続された底枠及び側壁を含むフレームと、
   前記側壁に設置されたライトバーと、
   前記底枠に設置され、かつ第１の組み立て部を有する少なくとも一つの位置決め部材と、
   前記フレーム内に設けられ、前記位置決め部材の上方に位置し、かつ前記位置決め部材に向かう側に少なくとも一つの第２の組み立て部が設けられた導光板と、を備え、
   前記第２の組み立て部の位置が前記位置決め部材の第１の組み立て部に対応しており、前記第２の組み立て部が組み立て方向に沿って位置対応する前記第１の組み立て部と結合される場合、前記導光板が押し当てられて位置決め方向に沿って前記側壁に移動する導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
2. 前記位置決め部材は、圧縮可能な弾性材料であり、前記第２の組み立て部が前記組み立て方向に沿って位置対応する前記第１の組み立て部と結合される場合、前記位置決め部材が圧縮され、前記位置決め部材の弾性復元力が前記第２の組み立て部を押し当てて前記導光板を前記位置決め方向に沿って前記側壁に移動させる請求項１に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
3. 前記位置決め部材の第１の組み立て部は、凹孔状を呈し、前記導光板の第２の組み立て部は、柱状を呈し、前記第２の組み立て部は、位置対応する前記第１の組み立て部に挿入され、前記第１の組み立て部の中心から前記側壁までの距離は、対応する前記第２の組み立て部の中心から前記側壁までの距離以下である請求項１に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
4. 前記ライトバーは、基板と前記基板に間隔を隔てて設置された複数の発光ユニットとを含み、前記基板は、前記位置決め部材により前記側壁に当接して位置決めされ、前記複数の発光ユニットは前記導光板に向かっている請求項１に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
5. 前記導光板と前記底枠との間に位置する反射シートを含み、前記反射シートに少なくとも一つの位置規制孔が形成され、前記導光板の第２の組み立て部は、前記位置規制孔を貫通し、さらに対応する第１の組み立て部と結合されている請求項１に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
6. 前記底枠に少なくとも一つの組立溝が形成され、前記位置決め部材は、前記組立溝に固定されている請求項１乃至５のいずれか一項に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
7. 前記底枠の組立溝が前記側壁の前記ライトバーが設置された位置に隣接しており、前記ライトバーが前記組立溝内に挿入されている請求項６に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュール。
8. 請求項１乃至５のいずれか一項に記載の導光板のガイドと位置決めが可能となるバックライトモジュールと、
   前記フレームに設置され、かつ前記導光板の前記底枠に対向する他側に位置する表示パネルと、を含むディスプレイ。
   

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