JP3241923B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JP3241923B2 JP04945894A JP4945894A JP3241923B2 JP 3241923 B2 JP3241923 B2 JP 3241923B2 JP 04945894 A JP04945894 A JP 04945894A JP 4945894 A JP4945894 A JP 4945894A JP 3241923 B2 JP3241923 B2 JP 3241923B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食塩、重曹及び消炎剤
を含有する口腔用組成物に関し、更に詳しくは、歯周疾
患の治療・予防効果に優れ、且つ食塩の不快な塩辛さが
なく、また高濃度の消炎剤を配合することなく消炎剤の
口腔内での有効濃度を高く維持でき、しかも味及び感触
が良好な口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】歯周疾
患は、う蝕と並ぶ口腔領域における二大疾患である。特
に、歯槽膿漏は、今日のような高齢化社会においては、
深刻な問題となっている。従って、その予防・治療は口
腔衛生上、非常に重要な意味を持っており、それらを目
的とした歯磨剤として、食塩を薬効剤とした練歯磨剤が
市販されている。食塩は、炎症を起こした歯肉中の組織
液を吸収することにより、歯肉局所における循環を改善
する作用を有すると考えられている。
【0003】一方、アラントイン及びその塩類、エピジ
ヒドロコレステロール、ジヒドロコレステロール、塩化
リゾチーム、アスコルビン酸誘導体及びその塩類、グリ
チルレチン酸、グリチルリチン酸及びその塩類、アズレ
ン、カミツレ、当帰、川弓等の消炎剤が、食塩と同様に
歯肉炎の予防及び治療に広く用いられている。該消炎剤
は、上述した食塩の作用と全く異なり、歯肉内部の炎症
のメカニズムに直接作用して効果を発揮するため、食塩
と消炎剤とを組み合わせて使用することにより、歯肉炎
の予防及び治療に対して相乗的な効果を期待できること
から、両者を配合した練歯磨剤が多数市販されている。
【0004】しかしながら、食塩及び消炎剤を配合した
練歯磨剤において、歯肉炎の改善効果の向上を目的とし
て、高濃度の食塩を配合した場合、塩辛さが増し、不快
感を与えると同時に、唾液腺を刺激して唾液の分泌量が
増加し、その結果、食塩が希釈され口腔内での食塩の有
効濃度が低下するという問題点が生じてくる。また、上
記練歯磨剤に配合されている消炎剤も、食塩と同様に唾
液により希釈され、消炎剤を単独で配合した場合よりも
有効性が低下するという問題点が生じてくる。消炎剤の
有効濃度の低下の問題に対しては、予め高濃度の消炎剤
を配合しておくことにより、消炎剤の有効濃度の低下を
防止することも可能であるが、消炎剤の種類によって
は、色、味、安全性の面等で配合濃度にも限界があり、
何等かの対策が求められている。
【0005】従って、本発明の目的は、歯周疾患の治療
・予防効果に優れ、且つ食塩の不快な塩辛さがなく、ま
た高濃度の消炎剤を配合することなく消炎剤の口腔内で
の有効濃度を高く維持でき、しかも味及び感触が良好な
口腔用組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、食塩及び消炎剤を含有
する歯磨剤に重曹を配合することにより、下記(1)〜
(3)の効果が奏されることを知見した。 (1)例えば、食塩15重量%、重曹15重量%及びグ
リチルレチン酸(消炎剤)100ppmを配合した歯磨
剤は、食塩15重量%及びグリチルレチン酸100pp
mを配合した歯磨剤並びに重曹15重量%及びグリチル
レチン酸100ppmを配合した歯磨剤のいずれと比較
しても、極めて優れた歯肉炎の改善効果が得られる。ま
た、食塩15重量%、重曹15重量%及びグリチルレチ
ン酸100ppmを配合した歯磨剤は、食塩30重量%
及びグリチルレチン酸100ppmを配合した歯磨剤と
比較しても、ほぼ同等の脱水効果(ひきしめ効果)が得
られ、しかも、前者は後者に比較して著しく塩辛さが少
ないため、後者に比べ唾液の分泌を促進することが少な
く、その結果、配合されているグリチルレチン酸の口腔
内での有効濃度を高く維持できる。 (2)特定の平均粒径の食塩を用いることにより、食塩
の唾液への溶解速度を調節することができ、その結果、
歯磨中の塩辛さを適度に調節でき、嗜好性を著しく高め
ることができるだけでなく、配合されているグリチルレ
チン酸の口腔内での有効濃度を高く維持できる。 (3)特定の平均粒径の重曹を用いることにより、口腔
内で粒状塩を触知できる時間を自由に調節でき、その結
果、歯磨剤に優れた味と感触を付与でき、また、歯磨中
の塩辛さを適度に調節できることにもなるため、配合さ
れているグリチルレチン酸の口腔内での有効濃度を高く
維持できる。。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、下記の(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含
し、(a)成分の含有量が10〜30重量%で、
(a)成分と(b)成分との重量配合比(食塩/重曹)
が1/0.5〜1/3の範囲内である口腔用組成物を提
供するものである。 (a)食塩 (b)重曹 (c)消炎剤
【0008】以下、本発明の口腔用組成物について詳述
する。本発明の口腔用組成物の(a)成分である食塩と
しては、平均粒径が150〜450μm、好ましくは1
50〜350μm、特に好ましくは150〜300μ
m、最も好ましくは200〜300μmの粒状食塩を用
いるのが好ましく、斯る粒状食塩を用いることにより、
(c)成分である消炎剤の口腔内での有効濃度を高く維
持することができる。また、粒状食塩の平均粒径が15
0μm未満であると、口腔内で食塩が唾液に急速に溶解
するため、塩辛さが急速に発現してしまう惧れがある。
また、粒状食塩の平均粒径が450μm超であると、口
腔内での感触が悪くなり、極端な場合には歯茎等の口腔
内の軟組織を傷害する惧れもある。
【0009】また、本発明の口腔用組成物の(b)成分
である重曹としては、平均粒径が45〜450μm、好
ましくは100〜300μm、特に好ましくは200〜
300μmの粒状重曹を用いるのが好ましく、斯る粒状
重曹を用いることにより、(c)成分である消炎剤の口
腔内での有効濃度を高く維持することができる。また、
粒状重曹の平均粒径が45μm未満であると、口腔内で
重曹が唾液に急速に溶解するため、粒状塩を触知できる
時間が短くなる。また、粒状重曹の平均粒径が450μ
m超であると、感触が悪くなる惧れがあると共に、平均
的な歯磨時間である2分以内では重曹が完全に口腔内で
唾液に溶解できず、効果を発揮することなく無駄に吐き
出されてしまうことがある。
【0010】上記粒状重曹としては、その製法が特に制
限されるものではないが、純粋な炭酸ナトリウム溶液に
50℃以下で二酸化炭素を通じて析出した結晶を濾別
し、二酸化炭素気流中で乾燥し粉砕する製法により得ら
れたものが好ましい。
【0011】また、本発明の口腔用組成物の(c)成分
である消炎剤としては、口腔に適用できるものであれば
何等限定されるものではなく、例えば、アラントイン及
びその塩類、エピジヒドロコレステロール、ジヒドロコ
レステロール、塩化リゾチーム、アスコルビン酸誘導体
及びその塩類、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸及
びその塩類、アズレン、カミツレ、当帰、川弓等が挙げ
られる。上記アラントインの塩類としては、アラントイ
ンクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒド
ロキシアルミニウム等が挙げられ、上記アスコルビン酸
誘導体及びその塩類としては、アスコルビン酸、アスコ
ルビン酸ナトリウム、ステアリン酸アルコルビル、パル
ミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、
アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等が挙げ
られ、上記グリチルリチン酸の塩類としては、グリチル
リチン酸ジカリウム等が挙げられる。
【0012】本発明の口腔用組成物は、適度な食塩の味
を呈し且つ最大の脱水効果を発揮するためには、上記
(a)成分である食塩を10重量%以上、特に10〜3
0重量%、更に15〜20重量%含有することが好まし
い。また、本発明の口腔用組成物は、上記(a)成分で
ある食塩と上記(b)成分である重曹との重量配合比
(食塩/重曹)が1/0.5〜1/3の範囲内、特に1
/0.8〜1/2の範囲内、更に1/1.1〜1/2の
範囲内であることが好ましい。また、本発明の口腔用組
成物は、上記(c)成分である消炎剤を0.001〜
0.2重量%、特に0.005〜0.05重量%含有す
ることが好ましい。
【0013】本発明の口腔用組成物は、上記(a)成分
である食塩及び上記(b)成分である重曹として、粒径
が150〜450μmの範囲外の粒状食塩及び粒径が4
5〜450μmの範囲外の粒状重曹を含有していても良
いが、粒径が150μm未満の粒状食塩の含有量及び粒
径が450μm超の粒状食塩の含有量は何れも10重量
%以下であることが好ましく、また、粒径が45μm未
満の粒状重曹の含有量は50重量%以下、特に20重量
%以下で、粒径が450μm超の粒状重曹の含有量は3
0重量%以下、特に15重量%以下であることがそれぞ
れ好ましい。
【0014】本発明の口腔用組成物は、上述の(a)食
塩、(b)重曹及び(c)消炎剤を口腔ベヒクルに常法
に従って配合し、練歯磨剤、液状歯磨剤、粉歯磨剤、歯
肉塗布剤(口腔用パスタ剤)等の剤型とすることにより
調製される。本発明の口腔用組成物を歯磨剤とする場合
には、上記口腔ベヒクルとしては、水不溶性研磨剤
〔(d)成分〕の他、粘結剤、湿潤剤、界面活性剤、香
料、甘味料、殺菌剤、防腐剤、色素、水、水溶性フッ化
物、シリコーン、その他の有効成分等が適宜用いられ
る。
【0015】上記水不溶性研磨剤〔(d)成分〕として
は、歯磨用リン酸水素カルシウム、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶
性メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、無水ケ
イ酸、含水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸ジルコニウム、ベントナイト、ゼオライ
ト、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、アルミ
ナ、レジン及びこれらの混合物等が挙げられる。これら
のうち、無水ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、
ケイ酸アルミニウム、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナが貯蔵安定性
の良い歯磨剤を得るためには特に好ましく、更に良好な
香味の安定性が得られるという点で、水酸化アルミニウ
ムが更に好ましい。
【0016】また、上記粘結剤としては、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲナン、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール、トラガントガム、
デンプン、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられる。
また、上記湿潤剤としては、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン、マ
ルチトール、キシリトール等が挙げられる。これらのう
ち、グリセリン、ソルビトール等が特に好ましい。
【0017】また、上記界面活性剤は、発泡剤又は油状
物質の安定化剤として用いられるものであり、各種界面
活性剤が用いられる。好ましい界面活性剤の例として
は、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
モノアルキルリン酸エステル塩、N−アシルザルコシン
酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンブロック共重合体(プルロニック型)、ショ糖脂肪酸
エステル、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、アルキルジメチルアミンオキサイド、カルボベタイ
ン、ヒドロキシカルボベタイン、ホスホベタイン、ヒド
ロキシホスホベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシス
ルホベタイン等が挙げられる。これらのうち、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロック共重合体、ショ糖脂肪酸エステ
ル、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の
水溶性ノニオン界面活性剤や両性界面活性剤が特に好ま
しい。
【0018】また、上記香料としては、スペアミント
油、ペパーミント油、ウインダーグリーン油、サッサフ
ラス油、丁子油、セージ油、ユーカリ油、マヨナラ油、
肉桂油、タイム油、レモン油及びオレンジ油等の天然香
料;及び1−メントール、アネトール、カルボン、オイ
ゲノール、チモール、サリチル酸メチル等の合成香料が
挙げられる。また、上記甘味料としては、サッカリン、
サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリ
ジルジヒドロカルコン、ベルラルチン、p−メトキシシ
ンナミックアルデヒド、アスパルテーム(アスパルチル
フェニルアラニンメチルエステル)等が挙げられる。ま
た、上記殺菌剤としては、クロルヘキシジンの塩類、塩
化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム等が挙げられる。また、上記防腐剤として
は、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラヒドロキシ安
息香酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル等が挙げられ
る。
【0019】また、上記水溶性フッ化物としては、フッ
化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等が挙げ
られる。また、上記のその他の有効成分としては、クロ
ロフィル化合物、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム
酸、ビタミンC、ビタミンE、ニコチン酸エステル、ア
ラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオ
ール、プロテアーゼ、生薬抽出物等が挙げられる。
【0020】本発明の口腔用組成物を練歯磨剤や液状歯
磨剤等のペースト状の歯磨剤組成物とする場合には、上
記の歯磨剤用の口腔ベヒクルの各成分を全て配合するこ
ともできるが、基本的には、口腔ベヒクル中に、水不溶
性研磨剤〔(d)成分〕を10〜75重量%、粘結剤を
0.5〜5重量%、湿潤剤及び水を10〜85重量%含
有させるのが好ましい。ここで、上記水不溶性研磨剤
〔(d)成分〕の含有量は、練歯磨剤の場合には20〜
75重量%、液状歯磨剤の場合には10〜30重量%が
好ましい。また、粉歯磨剤のような固形組成物とする場
合には、上記の歯磨剤用の口腔ベヒクルの成分のうち固
形成分を配合できるが、基本的には、口腔ベヒクル中に
水不溶性研磨剤〔(d)成分〕を60〜99重量%配合
するのが好ましい。また、香料及び甘味料は口腔ベヒク
ル中に合計で0.01〜5重量%配合するのが好まし
い。
【0021】また、本発明の口腔用組成物を歯肉塗布剤
とする場合には、上記口腔ベヒクルとしては、油性成分
又は水溶性高分子〔(e)成分〕の他、湿潤剤、界面活
性剤、香料、甘味料、殺菌剤、防腐剤、色素、水、水溶
性フッ化物、シリコーン、その他の有効成分等が適宜用
いられる。
【0022】上記油性成分〔(e)成分〕としては、ワ
セリン、ラノリン、流動パラフィン、天然油脂、ミリス
チン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等
の高級脂肪酸エステル類、パルミチン酸、イソステアリ
ン酸等の高級脂肪酸類、ミリスチルアルコール、セチル
アルコール等の高級アルコール類、スクワラン、シリコ
ーンオイル等が挙げられる。また、上記水溶性高分子
〔(e)成分〕としては、前述の粘結剤として例示した
ものが使用できるが、これらのうちでもヒドロキシエチ
ルセルロースが特に好ましい。また、ポリエチレングリ
コール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ック共重合体のような水溶性高分子も好適に使用でき
る。上記歯肉塗布剤には、上記の油性成分又は水溶性高
分子〔(e)成分〕を該塗布剤中に10〜50重量%、
湿潤剤及び水を20〜70重量%含有させるのが好まし
い。
【0023】また、本発明の口腔用組成物は、そのpH
が5〜9.5、特に6〜8の範囲内であるのが好まし
い。
【0024】
【作用】本発明の口腔用組成物は、食塩の不快な塩辛さ
を感じさせず、その結果、唾液分泌が抑制されることに
より、配合されている消炎剤の口腔内での有効濃度が低
減されることなく有効に作用するとともに、食塩と重曹
の持つ優れた脱水力、殺菌力と消炎剤の効果とが相乗的
に作用し歯周病予防に対し有効に作用する。
【0025】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、
実施例で用いた粒状食塩及び粒状重曹の平均粒径は、下
記の測定方法により求めたものである。
【0026】〔粒状食塩及び粒状重曹の平均粒径の測定
方法〕 1)粒状食塩 300mlビーカーに口腔用組成物50gを取り、そこへ
飽和食塩水5000ml(100倍量)を注ぎホモミキサ
ーで攪拌し、口腔用組成物を完全に懸濁させる。重曹は
飽和食塩水には約1%しか溶解しないが大過剰量の飽和
食塩水に溶解させることにより重曹だけを完全に溶解さ
せることができる。200メッシュ篩(アメリカ標準規
格篩LC584)を用いて上記懸濁液より粒状食塩を回
収し、メッシュ上にて飽和食塩水及びエタノールで洗浄
する。電気乾燥機(100℃)内に約30分間放置後、
回収した粒状食塩をシャーレに取り重量を測定後、各種
サイズのメッシュ(35、45、60、80、120、
170、230、325メッシュ)の篩で篩分けした
後、各篩に残存する粒状食塩の重量を測定する。この重
量分布により、幾何平均径を求めこれを平均粒径とす
る。 2)粒状重曹 1)の方法において飽和食塩水に代えて飽和重曹水を用
いる以外は1)の方法と同様にして測定する。
【0027】実施例1及び比較例1〜2 下記に示す配合組成の練歯磨剤1〜3を常法に従い調製
した。得られたそれぞれの練歯磨剤1〜3について、歯
肉炎の改善効果を以下に示す方法により評価した。それ
らの結果を下記〔表1〕に示す。 〔歯肉炎の改善効果の評価方法〕 1.被験者;軽度の歯肉炎を有する男女計30名を3群
に分割した。 2.練歯磨剤の使用方法;朝食後及び就寝前の1日2
回、被験練歯磨剤1gを歯ブラシ〔花王(株)製の「毛
先が球」毛のかたさ;普通〕に乗せ、3分間ブラッシン
グさせる。 3.被験部位は上下前歯部を対象とし、歯肉炎の指数で
あるPMAindex を初回診査時と4週後に測定し、それ
ぞれの平均値を算出した。そして、歯肉炎の改善度を下
記〔数1〕に示す式によって計算した。
【0028】
【数1】
【0029】 練歯磨剤1(比較例1) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 40.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0030】 練歯磨剤2(比較例2) (重量%) ・重曹(平均粒径100μm) 15.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 40.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0031】 練歯磨剤3(実施例1) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・重曹(平均粒径100μm) 15.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 40.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0032】
【表1】
【0033】上記〔表1〕に示す結果から明らかなよう
に、本発明の練歯磨剤3(実施例1)は、重曹を含有し
ない練歯磨剤1(比較例1)及び食塩を含有しない練歯
磨剤2(比較例2)に比較して、歯肉炎の改善効果が著
しく高い。
【0034】実施例2〜4及び比較例3〜4 下記に示す配合組成の練歯磨剤4〜8を常法に従い調製
した。得られたそれぞれの練歯磨剤4〜8について、歯
茎のひきしめ感及び塩辛さを下記基準により10名のパ
ネリストに評価させた。また、配合成分であるβ−グリ
チルレチン酸(消炎剤)の唾液中濃度の測定を下記方法
により行った。それらの結果を下記〔表2〕に示す。 歯茎のひきしめ感 良い:ひきしまった感じがする。 普通:ひきしまった感じが少しする。 悪い:ひきしまった感じがしない。 塩辛さ 良い:ちょうど良い。 普通:やや塩辛い。 悪い:塩辛く不快。 β−グリチルレチン酸の唾液中濃度の測定方法 練歯磨剤1gを用いて1分間歯磨した後、ピペットにて
口腔内より唾液を1ml採取し、1重量%のリン酸酸性メ
タノール水溶液を用いて適宜希釈し、濾過後、高速液体
クロマトグラフ法により定量試験を行う。
【0035】 練歯磨剤4(比較例3) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 40.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0036】 練歯磨剤5(実施例2) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・重曹(平均粒径100μm) 20.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 20.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0037】 練歯磨剤6(実施例3) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・重曹(平均粒径250μm) 20.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 20.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0038】 練歯磨剤7(比較例4) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 20.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 35.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0039】 練歯磨剤8(実施例4) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径150μm) 15.0 ・重曹(平均粒径100μm) 20.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 20.0 ・β−グリチルレチン酸 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0040】
【表2】
【0041】上記〔表2〕に示す結果から明らかなよう
に、本発明の練歯磨剤5及び6(実施例2及び3)は、
いずれの評価項目についても満足すべき結果が得られ
た。特にβ−グリチルレチン酸の唾液中濃度は高く維持
されている。一方、重曹を含有しない練歯磨剤4(比較
例3)は歯茎のひきしめ効果が充分でなく、また重曹を
加えずに食塩濃度のみを増量した練歯磨剤7(比較例
4)は歯茎のひきしめ効果は改善されるが、塩辛さが増
加し、その結果、β−グリチルレチン酸の唾液中濃度が
大幅に低下している。また、食塩粒径に関しては、本発
明の練歯磨5、6及び8(実施例2、3及び4)は、い
ずれの評価項目についても満足すべき結果が得られた。
【0042】実施例5及び比較例5〜6 下記に示す配合組成の練歯磨剤9〜11を常法に従い調
製した。得られたそれぞれの練歯磨剤9〜11につい
て、歯茎のひきしめ感及び塩辛さを実施例2の場合と同
様にして評価した。また、配合成分であるアラントイン
クロルヒドロキシアルミニウム(消炎剤)の唾液中濃度
の測定を下記方法により行った。それらの結果を下記
〔表3〕に示す。 ・アラントインクロルヒドロキシアルミニウムの唾液中
濃度の測定方法 練歯磨剤1gを用いて1分間歯磨した後、ピペットにて
口腔内より唾液を1ml採取し、水を用いて適宜希釈し、
濾過後、高速液体クロマトグラフ法により定量試験を行
う。
【0043】 練歯磨剤9(比較例5) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 40.0 ・アラントインクロルヒドロキシアルミニウム 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0044】 練歯磨剤10(実施例5) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 15.0 ・重曹(平均粒径100μm) 20.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 20.0 ・アラントインクロルヒドロキシアルミニウム 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0045】 練歯磨剤11(比較例6) (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 20.0 ・ソルビトール 14.0 ・グリセリン 8.0 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ・ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ・サッカリンナトリウム 0.1 ・水酸化アルミニウム 35.0 ・アラントインクロルヒドロキシアルミニウム 0.01 ・香料 0.8 ・水 バランス
【0046】
【表3】
【0047】上記〔表3〕に示す結果から明らかなよう
に、本発明の練歯磨剤10(実施例5)は、いずれの評
価項目についても満足すべき結果が得られた。特にアラ
ントインクロルヒドロキシアルミニウムの唾液中濃度は
高く維持されている。一方、重曹を含有しない練歯磨剤
9(比較例5)は歯茎のひきしめ効果が充分でなく、ま
た重曹を加えずに食塩濃度のみを増量した練歯磨剤11
(比較例6)は歯茎のひきしめ効果は改善されるが、塩
辛さが増加し、その結果、アラントインクロルヒドロキ
シアルミニウムの唾液中濃度が大幅に低下している。
【0048】実施例6 次に示す歯肉マッサージクリーム組成物(歯肉塗布剤)
を常法に従い調製した。該歯肉マッサージクリーム組成
物は、適度な塩辛さで、歯肉炎改善効果が高いとの評価
を得た。 歯肉マッサージクリーム組成物 (重量%) ・特級精製塩(平均粒径250μm) 10.0 ・重曹(平均粒径250μm) 10.0 ・白色ワセリン 5.0 ・プロピレングリコール 4.0 ・PEG2000 20.0 (ポリエチレングリコール:平均分子量2000) ・PEG400 30.5 (ポリエチレングリコール:平均分子量400) ・セタノール 5.0 ・β−グリチルレチン酸 0.02 ・香料 0.5 ・水 バランス
【0049】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、歯周疾患の治
療・予防効果に優れ、且つ食塩の不快な塩辛さがなく、
また高濃度の消炎剤を配合することなく消炎剤の口腔内
での有効濃度を高く維持でき、しかも味及び感触が良好
なものであるとの効果を奏する(請求項1)。また、本
発明の口腔用組成物は、特定の平均粒径の食塩及び特定
の平均粒径の重曹を用いることにより、上記効果を一層
向上させることができ、且つ口腔内で塩辛さを適度に且
つ一定に維持させることができる(請求項2及び4)。
また、本発明の口腔用組成物は、特定の消炎剤を用いる
ことにより、又は食塩と重曹とを特定の割合で含有させ
ることにより、又は特定量の食塩を含有させることによ
り、上記効果を一層向上させることができる(請求項
3、5及び6)。また、本発明の口腔用組成物は、水不
溶性研磨剤を配合することにより、歯磨剤として好適に
使用できる(請求項7〜10)。また、本発明の口腔用
組成物は、油性成分又は水溶性高分子を配合することに
より、歯肉塗布剤として好適に使用できる(請求項11
及び12)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−33691(JP,A) 特開 昭62−155207(JP,A) 特開 昭63−35515(JP,A) 特開 平5−58865(JP,A) 特開 平6−72834(JP,A) 特表 平8−506098(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/16 - 7/30

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)成分、(b)成分及び
    (c)成分を含有し、(a)成分の含有量が10〜30
    重量%で、(a)成分と(b)成分との重量配合比(食
    塩/重曹)が1/0.5〜1/3の範囲内である口腔用
    組成物。 (a)食塩 (b)重曹 (c)消炎剤
  2. 【請求項2】 上記(a)成分が平均粒径が150〜4
    50μmの粒状食塩であり、上記(b)成分が平均粒径
    が45〜450μmの粒状重曹である請求項1記載の口
    腔用組成物。
  3. 【請求項3】 消炎剤が、アラントイン及びその塩類、
    エピジヒドロコレステロール、ジヒドロコレステロー
    ル、塩化リゾチーム、アスコルビン酸誘導体及びその塩
    類、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸及びその塩
    類、アズレン、カミツレ、当帰、及び川弓からなる群か
    ら選ばれた1種又は2種以上である請求項1又は2記載
    の口腔用組成物。
  4. 【請求項4】 粒状食塩の平均粒径が150〜350μ
    m、粒状重曹の平均粒径が100〜300μmである請
    求項2記載の口腔用組成物。
  5. 【請求項5】 下記の(a)成分、(b)成分、(c)
    成分及び(d)成分を含有し、(a)成分の含有量が1
    0〜30重量%で、(a)成分と(b)成分との重量配
    合比(食塩/重曹)が1/0.5〜1/3の範囲内であ
    歯磨剤。 (a)食塩 (b)重曹 (c)消炎剤 (d)水不溶性研磨剤
  6. 【請求項6】 上記(a)成分が平均粒径が150〜4
    50μmの粒状食塩であり、上記(b)成分が平均粒径
    が45〜450μmの粒状重曹である請求項記載の歯
    磨剤。
  7. 【請求項7】 水不溶性研磨剤が、無水ケイ酸、含水ケ
    イ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、重質炭
    酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
    ム及びアルミナからなる群から選ばれた1種又は2種以
    上である請求項記載の歯磨剤。
  8. 【請求項8】 水不溶性研磨剤が水酸化アルミニウムで
    ある請求項記載の歯磨剤。
  9. 【請求項9】 下記の(a)成分、(b)成分、(c)
    成分及び(e)成分を含有し、(a)成分の含有量が1
    0〜30重量%で、(a)成分と(b)成分との重量配
    合比(食塩/重曹)が1/0.5〜1/3の範囲内であ
    歯肉塗布剤。 (a)食塩 (b)重曹 (c)消炎剤 (e)油性成分又は水溶性高分子
  10. 【請求項10】 上記(a)成分が平均粒径が150〜
    450μmの粒状食塩であり、上記(b)成分が平均粒
    径が45〜450μmの粒状重曹である請求項記載の
    歯肉塗布剤。
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