JP3241837B2 - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JP3241837B2 JP34437892A JP34437892A JP3241837B2 JP 3241837 B2 JP3241837 B2 JP 3241837B2 JP 34437892 A JP34437892 A JP 34437892A JP 34437892 A JP34437892 A JP 34437892A JP 3241837 B2 JP3241837 B2 JP 3241837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなどの油
圧機械に備えられ、走行モータ等の油圧モータやアーム
シリンダ等の油圧シリンダなどの油圧アクチュエータを
駆動する油圧駆動装置に係り、特に、負荷圧の方向が変
化する油圧アクチュエータの駆動に好適な油圧駆動装
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は負荷圧の方向が変化する油圧アク
チュエータを駆動する従来の油圧駆動装置の一例を示す
回路図で、例えば油圧シヨベルに備えられる油圧駆動装
置を示してある。この油圧駆動装置は、油圧ポンプ34
と、この油圧ポンプ34から供給される圧油によって駆
動する油圧アクチュエータ、例えば走行モータ32と、
油圧ポンプ34と走行モータ32との間に配置され、走
行モータ32に供給される圧油の流量を制御する流量制
御手段、すなわち方向切換弁33と、走行モータ32の
供給側であるメータイン側の圧力を制御する圧力制御手
段、すなわちブレーキ弁31a,31bとを備えてい
る。
【0003】一般に、油圧ショベルでは、平地走行や斜
面上昇走行の場合は走行モータ32に対して抵抗負荷と
なるが、斜面下降走行の場合は走行モータ32に対して
ネガティブ負荷となる。この斜面下降走行の場合、走行
モータ32はポンプとして作用し、これにより当該走行
モータ32のメータイン側が負圧になりやすい。このよ
うな負圧になることを防止するために、ブレーキ弁31
a、31bが設けられている。
【0004】今、同図5に示すように油圧ポンプ34か
ら吐出される圧油が流れている状態において、走行モー
タ32がネガティブ負荷を受けたとする。このとき、走
行モータ32のメータイン側の圧力P1がそれまでに比
べて低下する。この圧力P1がブレーキ弁31aのばね
の力によって決まる所定の設定圧力よりも小さくなる
と、ブレーキ弁31aが絞り側に作動し、これに伴って
走行モータ32に制動力が与えられ、メータイン側の圧
力P1が所定の設定圧力以上を保つように制御される。
この制御により、走行モータ32のメータイン側の圧力
1が負圧になることに伴うキャビテーションの発生が
防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、ブレーキ弁31a,31bを設
けてあることから、回路全体が振動を発生しやすい構造
になっている。すなわち、メータイン側の圧力の低下→
対応するブレーキ弁の閉じ方向の動作→メータイン側の
圧力の上昇→対応するブレーキ弁の開き方向の動作とい
うサイクリックな運動が連続的に起り、ハンティングを
発生しやすい。このようなハンティングを発生すると走
行モータ32の円滑な作動を実現できなくなってしま
う。また、このようなハンティングの発生を防止するた
めには、ブレーキ弁31a,31bの製作等に際し、時
間をかけて慎重なチューニング等をおこなわなければな
らず、このようにチューニングをして製作したものでも
上述のハンティングを生じてしまう懸念があった。
【0006】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、ハンティングの
発生を確実に防止できる油圧駆動装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のうちの請求項1記載の発明は、油圧ポンプ
と、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動す
る油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータに供
給される圧油の流量を制御する流量制御手段と、上記油
圧アクチュエータの供給側の圧力を制御する圧力制御手
段を備えた油圧駆動装置において、上記流量制御手段が
上記油圧ポンプと上記油圧アクチュエータとの間に配置
されるメータインスプール弁から成り、上記圧力制御手
段が上記油圧アクチュエータとタンクとの間に配置され
るメータアウトスプール弁から成ると共に、このメータ
アウトスプール弁によって制御された上記油圧アクチュ
エータの供給側の上記圧力の大きさに相応して上記メー
タインスプール弁の開度を制御する開度制御手段を備え
た構成にしてある。
【0008】
【0009】
【作用】本発明のうちの請求項1に記載の発明は、上記
の構成にしてあることから、メータインスプール弁に対
する指令流量に応じた当該メータインスプール弁のスプ
ール開度をXMI,流量ゲインをα,油圧アクチュエー
タの供給側の負荷圧をP,圧力ゲインをβとすると、
開度制御手段の作動によりメータインスプール弁の開度
は負荷圧Pに応じて減少するように制御され、油圧ア
クチュエータに供給される流量をQMIとすると、 QMI=αXMI−βP となる。したがって、負荷圧Pがあらかじめ設定され
る所定値よりも低下したときには、負荷圧Pが所定値
に保たれているときの流量QMIよりも大きい流量Q
MIが油圧アクチュエータに供給され、その負荷圧P
が所定値となるように制御されるとともに、この油圧系
にダンピングが与えられ、ハンティングの発生を確実に
防止することができる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の油圧駆動装置の実施例を図に
基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の油圧駆動装置の一実施例を
示す回路図、図2は図1に示す実施例で得られる特性を
示す図、図3は図1に示す実施例の制御系を示すブロッ
ク図である。
【0013】図1に示す油圧駆動装置は例えば油圧ショ
ベルに備えられるものであり、図中32は作動中に負荷
方向が変化しうる油圧アクチュエータ、例えば走行モー
タである。この走行モータ32の駆動を制御するために
本発明の制御弁を設けてあり、この制御弁は、本体を形
成するバルブボディ3と、このバルブボディ3内に配置
され、走行モータ32に供給される圧油の流量を制御す
る流量制御手段、すなわち1本のメータインスプル弁を
形成するメータインスプール1と、バルブボディ3内に
配置され、走行モータ32の供給側の圧力を制御する圧
力制御手段、すなわち1本のメータアウトスプール弁を
形成するメータアウトスプール2と、メータインスプー
ル弁の吐出側に設けられ、ポンプ吐出圧Psと回路の最
大負荷圧PLmaxとの差圧に応じて駆動する圧力補償弁4
a,4bとを備えている。
【0014】上述したメータインスプール弁は、図示し
ない油圧ポンプに連絡されるポンプポート22と、走行
モータ32に連絡される負荷通路C,Cとの間に位
置し、メータアウトスプール弁は、走行モータ32に連
絡される負荷通路C,Cと、図示しないタンクに連
絡されるタンクポートTとの間に位置している。
【0015】また、上述したバルブボディ3内には、走
行モータ32の負荷圧P,Pをそれぞれ導く油路7
a,7bと、これらの油路7a,7bに導かれる負荷圧
,Pのうちの大きい方を選択的に取り出すシャト
ル弁23と、メータインスプール1の駆動ピストン部8
を作動させるための圧油を導く制御油路20a,20b
と、メータアウトスプール2の駆動ピストン部9を作動
させるための圧油を導く制御油路21a,21bとを設
けてある。なお、メータインスプール弁は、メータイン
スプール1の端部にばね6を備え、ポンプポート22
と、圧力補償弁4a,4bが設けられる出口側ポートと
の間に位置するメータインスプール1部分にオリフィス
1a,1bを備えており、メータアウトスプール弁2
は、メータアウトスプール2の端部にばねを備え、負荷
通路C,Cに接続されるポートと、タンクポートT
との間に位置するメータアウトスプール2部分にオリフ
ィス2a,2bを備えている。
【0016】また、上述したバルブボディ3には、走行
モータ32の指令流量Qcに応じた圧油を制御油路20
a,20bに供給する電磁アクチュエータ10と、走行
モータ32の圧油供給側であるメータイン側の圧力、例
えば負荷圧Pを決めるメータイン指令圧力P10に応
じた圧油を制御油路21a,21bに供給する電磁アク
チュエータ11と、シャトル弁23で選択された圧力、
すなわち負荷圧を検出する圧力センサ5とが一体的に装
着されている。
【0017】さらにこの実施例では、圧力センサ5から
出力される信号に応じてメータアウトスプール弁の駆動
を制御する手段、すなわち、メータイン指令圧力P10
から圧力センサ5で検出される負荷圧、例えばPを減
算して駆動信号を電磁アクチュエータ11に出力する減
算器26を備えている。
【0018】また、圧力センサ5で検出される負荷圧、
例えばPにダンピング要素である圧力ゲインβを乗じ
る乗算器24と、走行モータ32に供給する流量を決め
る指令流量Qcから乗算器24で求めたβPを減算す
る減算器25と、この減算器25の演算値に応じて駆動
し、メータインスプール1の作動を制御する前述の電磁
アクチュエータ10とを備えている。
【0019】上記した圧力センサ5,乗算器24,減算
器25,及び電磁アクチュエータ10は、負荷圧P
応じてメータインスプール弁の開度を制御する開度制御
手段を構成している。
【0020】この実施例における制御系は、図3に示す
ように構成される。この図3において、αは流量ゲイン
であり、XMIはメータインスプール弁の開度であり、
MIは現実に走行モータ32に供給される制御流量で
ある。
【0021】このように構成した実施例における動作は
以下のとおりである。
【0022】すなわち、走行モータ32を駆動させるた
めに、指令流量Qc、及びメータイン指令圧力P
10(例えば15気圧)が与えられると、指令流量Qc
に相応して電磁アクチュエータ10が駆動し、これによ
り制御油路20a,20bに有効差圧が生じ、駆動ピス
トン部8を含むメータインスプール1がばね6aの力に
抗して、例えば図1の右方向に移動する。これに伴い、
図示しない油圧ポンプから吐出される圧油がポンプポー
ト22,オリフィス1aを介して流出する。この圧油
は、圧力補償弁4aのポペットを押し上げて負荷通路C
に導かれる。このとき、圧力補償弁4bのポペットは
閉じられた状態に保たれる。
【0023】一方、メータイン指令圧力P10に相応し
て電磁アクチュエータ11が駆動し、これにより制御油
路21a,21bに有効差圧が生じ、駆動ピストン部9
を含むメータアウトスプール2がばね6bの力に抗し
て、図1の右方向に移動する。これに伴い、走行モータ
32の負荷通路Cがオリフィス2b、タンクポートT
を介して図示しないタンクに連絡される。これにより、
走行モータ32が駆動し、負荷通路Cすなわちメータ
イン側に負荷圧Pが発生する。この負荷圧Pは通路
22aを介してシャトル弁23から取り出され、圧力セ
ンサ5で検出される。この圧力センサ5で検出された負
荷圧Pは減算器26に与えられ、[メータイン指令圧
力P10−負荷圧P]が0となるように、つまり負荷
圧Pがメータイン指令圧力P10に一致するものとな
るように、電磁アクチュエータ11に駆動信号が出力さ
れる。これに伴って、メータアウトスプール2が例えば
同図1の左方向に若干移動し、負荷通路Cがわずかに
絞られ、これによりメータイン側の負荷圧Pが指令圧
力P10を保つように制御される。
【0024】また、メータインスプール弁側では、乗算
器24において圧力センサ5で検出された圧力Pに圧
力ゲインβが乗算され、減算器25で指令流量Qc(=
αX )から乗算器24で乗算されたβPが減算さ
れ、その減算値に応じて電磁アクチュエータ10が作動
し、メータインスプール1が同図1の左方向に、つまり
絞られる方向に若干移動し、オリフィス1aの開度が制
御される。このとき、走行モータ32に供給される制御
流量Q は下記の式で表される。
【0025】Q =αX −βP1 したがって、この走行モータ32が備えられる油圧ショ
ベルが平地走行等の場合には、負荷圧Pがメータイン
指令圧力P10(一定値)となるように保たれることに
よって、走行モータ32に供給される制御流量Q
メータインスプール1の開度X に依存し、この開度
は指令流量Qcで決まることから、指令流量Qc
の大きさに応じた走行速度に制御することができる。
【0026】また、当該油圧ショベルが斜面下降走行を
行い、走行モータ32がポンプ作用を行う状況となり、
メータイン側の負荷圧Pが低下してきたときには、上
記式のβPの値がそれまでの平地走行等に比べて小さ
くなることから、減算器25の信号により電磁アクチュ
エータ10はメータインスプール1の開度を大きくする
ように作動し、これにより制御流量Q が大きくなる
ように制御される。図2は、このときの制御流量Q
の特性を示している。このように負荷圧Pが低下する
に伴って制御流量Q を増加させ、また、減算器2
6,電磁アクチュエータ11により低下した負荷圧P
が所定のメータイン指令圧力となるようにメータアウト
スプール弁2を駆動することにより、低下した負荷圧P
が指令圧力P10となるように上昇し、メータイン側
の負荷圧Pが負圧になるキャビテーションの発生が防
止される。またこのとき、走行モータ32に供給される
制御流量Q は、圧力ゲインβに比例して増加するの
で油圧系にダンピングが与えられ、これによりハンティ
ングの発生が防止される。
【0027】なお、図1では図示省略したが、油圧ショ
ベルには走行モータ32の他に、旋回モータ、ブームシ
リンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ等の各種の
油圧アクチュエータが備えられている。本実施例では特
には図示しないが、これらの油圧アクチュエータのそれ
ぞれに対応して圧力補償弁を設けてある。走行モータ3
2と他の油圧アクチュエータとの複合駆動に際し、該当
する油圧アクチュエータ、及び走行モータ32の負荷圧
のうちの最大負荷圧Pmaxが圧力補償弁4a,4bを
含む全ての圧力補償弁に、ポンプ吐出圧と対向するよう
に与えられる。これにより互いに他のアクチュエータの
負荷圧の変動の影響を受けることなく、該当する油圧ア
クチュエータの複合駆動を実現できる。このような圧力
補償弁及びポンプ吐出圧力制御装置は公知である。
【0028】以上のように構成した実施例にあっては、
ハンティングの発生を防止できるので、走行モータ32
の円滑な駆動を実現させることができる。
【0029】また、特に制御弁は、バルブボディ3の内
部にメータインスプール弁とメータアウトスプール弁と
を配置したものであることから、コンパクトであり、取
扱いが容易である。
【0030】図4は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。
【0031】この第2の実施例は、制御弁に一体的に、
ポンプ吐出圧Psとシャトル弁で取り出された走行モー
タ32の負荷圧P,Pのうちのいずれかとの差圧、
例えば差圧ΔP=Ps−Pを検出する差圧センサ5
0と、メータインスプール1のスプール変位xを検出す
るスプール位置センサ60とを設けてある。また、差圧
センサ50で検出された差圧ΔPを開平する演算器7
0と、あらかじめメータインスプール弁のスプール変位
xと開度の関数関係A(x)が設定され、スプール位置
センサ60で検出されたスプール変位xからメータイン
スプール弁の該当する開度を求める演算器80と、前述
の演算器70の演算値と演算器80の演算値とを乗じて
走行モータ32に供給されている流量Qを求める乗算器
90とを備えている。流量Qは下記の式で表される。
【0032】Q=A(x)・√(2ΔP/ρ) このような式で流量が求められることは公知である。
【0033】減算器25では、前述のように指令流量Q
cからβPを減算する演算をおこなうと共に、指令流
量Qcから乗算器90で求めた流量Qを減算する演算を
おこなう。
【0034】上述したスプール位置センサ60,差圧セ
ンサ50,演算器70,演算器80,乗算器90,及び
減算器25は、指令流量Qcに流量Qが一致するように
メータインスプール弁の開度を制御する流量フィードバ
ック手段を構成している。すなわち、減算器25で求め
られた指令流量Qcと流量Qとの差が0になるように電
磁アクチュエータ10はメータインスプール1の駆動を
制御する。
【0035】また、この第2の実施例は、ポンプ吐出圧
Psを検出するポンプ吐出圧センサ65と、このポンプ
吐出圧センサ65で検出されたポンプ吐出圧Psから前
述した差圧センサ50で検出された差圧ΔPを減算し
てメータイン側の負荷圧Pを求める減算器27とを設
けてあり、この減算器27で求めた負荷圧P1が前述し
た実施例と同様に減算器26に与えられ、この減算器2
6でメータイン指令圧力P10から負荷圧Pを減算す
る演算がおこなわれ、その差に応じて電磁アクチュエー
タ11が駆動し、メータアウトスプール2の開度が制御
される。
【0036】その他の構成は、前述した図1に示す実施
例とほぼ同等である。
【0037】このように構成した第2の実施例は、指令
流量Qcに対する流量サーボを構成し、より精度の良い
流量制御をおこなうことができる点を除けば、前述した
図1に示す実施例と同様の作用効果を奏する。
【0038】すなわち、この第2の実施例にあっても、
メータイン指令圧力P10に相当するメータイン側の負
荷圧Pとなるように、電磁アクチュエータ11,メー
タアウトスプール2が駆動する。そして、このようにメ
ータアウトスプール弁で制御された負荷圧Pと圧力ゲ
インβとが乗算器24で乗じられ、その値が前述した実
施例と同様に指令流量Qcが与えられる減算器25に与
えられるので、この第2の実施例でも上述した式 Q =αX −βP が成立し、走行モータ32のメータイン側の負荷圧P
が所定のメータイン指令圧力P10よりも低下したとき
には、メータインスプール1の開度が大きくなり、それ
までに比べて大きな流量が供給され、合わせてメータア
ウトスプール2が作動して、メータイン側の負荷圧P
をメータイン指令圧力P10となるように上昇させるの
で、キャビテーションの発生の防止と、ハンティングの
発生の防止を実現でき、走行モータ32の円滑な駆動を
実現できる。
【0039】
【発明の効果】本発明の油圧駆動装置は以上のように、
メータインスプール弁で油圧アクチュエータの流量制御
を、メータアウトスプール弁で当該油圧アクチュエータ
の圧力制御をそれぞれ独立して実施できると共に、メー
タインスプール弁の開度をメータアウトスプール弁で制
御した圧力に応じて制御する構成にしてあるので、従来
発生しやすかったハンティングを確実に防止でき、従来
に比べて油圧アクチュエータの円滑な作動を実現でき、
また回路全体の耐久性を向上させることができる効果が
ある。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧駆動装置の一実施例を示す回路図
である。
【図2】図1に示す実施例で得られる特性を示す図であ
る。
【図3】図1に示す実施例の制御系を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図5】負荷圧の方向が変化する油圧アクチュエータを
駆動する従来の油圧駆動装置の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 メータインスプール 2 メータアウトスプール 3 バルブボディ 4a 圧力補償弁 4b 圧力補償弁 5 圧力センサ 10 電磁アクチュエータ 11 電磁アクチュエータ 20a 制御油路 20b 制御油路 21a 制御油路 21b 制御油路 22 ポンプポート 24 乗算器 25 減算器 26 減算器 27 減算器 32 走行モータ(油圧アクチュエータ) 50 差圧センサ 60 スプール位置センサ 65 ポンプ吐出圧センサ 70 演算器 80 演算器 90 乗算器 C 負荷通路 C 負荷通路 P 負荷圧 Qc 指令流量 P10 メータイン指令圧力 T タンクポート α 流量ゲイン β 圧力ゲイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−79403(JP,A) 特開 昭63−318302(JP,A) 特開 昭60−37402(JP,A) 特開 昭58−174702(JP,A) 実開 昭59−92201(JP,U) 特公 平3−81004(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 E02F 9/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
    される圧油によって駆動する油圧アクチュエータと、こ
    の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御す
    る流量制御手段と、上記油圧アクチュエータの供給側の
    圧力を制御する圧力制御手段を備えた油圧駆動装置にお
    いて、上記流量制御手段が上記油圧ポンプと上記油圧ア
    クチュエータとの間に配置されるメータインスプール弁
    から成り、上記圧力制御手段が上記油圧アクチュエータ
    とタンクとの間に配置されるメータアウトスプール弁か
    ら成ると共に、このメータアウトスプール弁によって制
    御された上記油圧アクチュエータの供給側の上記圧力の
    大きさに相応して上記メータインスプール弁の開度を制
    御する開度制御手段を備えたことを特徴とする油圧駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 メータインスプール弁の吐出側に、ポン
    プ吐出圧と回路の最大負荷圧との差圧に応じて駆動する
    圧力補償弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の油
    圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 ポンプ吐出圧と油圧アクチュエータの供
    給側の負荷圧との差圧、及びメータインスプール弁のス
    プール変位に応じて、所定の指令流量に一致するように
    メータインスプール弁の開度を制御する流量フィードバ
    ック手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の油圧
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 油圧アクチュエータの供給側の負荷圧を
    検出する圧力センサと、この圧力センサから出力される
    信号に応じてメータアウトスプール弁の駆動を制御する
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載
    の油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 ポンプ吐出圧と油圧アクチュエータの供
    給側の負荷圧との差圧を検出する差圧センサと、油圧ポ
    ンプの吐出圧を検出するポンプ吐出圧センサと、上記差
    圧センサ,ポンプ吐出圧センサから出力される信号から
    油圧アクチュエータの供給側の負荷圧を求める演算手段
    と、この演算手段で求めた負荷圧に応じてメータアウト
    スプール弁の駆動を制御する手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1または3記載の油圧駆動装置。
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