JP3241670U - トレイ - Google Patents

トレイ Download PDF

Info

Publication number
JP3241670U
JP3241670U JP2023000534U JP2023000534U JP3241670U JP 3241670 U JP3241670 U JP 3241670U JP 2023000534 U JP2023000534 U JP 2023000534U JP 2023000534 U JP2023000534 U JP 2023000534U JP 3241670 U JP3241670 U JP 3241670U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
tray
side wall
crosspiece
end wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023000534U
Other languages
English (en)
Inventor
亮平 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp, Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2023000534U priority Critical patent/JP3241670U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3241670U publication Critical patent/JP3241670U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】容易に安定して積み重ねることができるトレイを提供する。【解決手段】トレイ1Aであって、底板10の縁部に立ち上げられた前後の端壁20,20と、底板10の縁部に立ち上げられた左右の側壁30,30と、を有している。端壁20の上縁部には、端壁20に対して内側に折り曲げられた桟板40が連設されている。両側壁30,30の上縁部には、上方に向けて突出した突出片33,33が形成されている。両側壁30,30の一方または両方が底板10の法線に対して外側に傾斜している。【選択図】図1

Description

本考案は、トレイに関する。
段ボール製のトレイとしては、底板の縁部に立ち上げられた前後の端壁および左右の側壁を有し、両端壁の上縁部に桟板が連設され、両側壁の上縁部に突出片が形成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記した従来のトレイを積み重ねるときには、上側のトレイの底板を下側のトレイの両桟板の上面に載せている。このとき、上側のトレイの底部に形成された開口部に、下側のトレイの突出片を差し込んで、上側のトレイの左右方向への移動を抑えている。
特開2022-115033号公報
前記した従来のトレイを積み重ねるときには、上側のトレイの底部の開口部に、下側のトレイの突出片が係合するように、上下のトレイの位置を調整しなくてはならないため、トレイの積み重ねが難しいという問題がある。
本考案は、前記した問題を解決し、容易に安定して積み重ねることができるトレイを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、第一の考案のトレイは、底板と、前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の側壁と、を有している。前記端壁の上縁部には、前記端壁に対して内側に折り曲げられた桟板が連設されている。前記両側壁の上縁部には、上方に向けて突出した突出片が形成されている。前記両側壁の一方または両方が、前記底板の法線に対して外側に傾斜している。
前記課題を解決するため、第二の考案のトレイは、底板と、前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の側壁と、を有している。前記端壁の上縁部には、前記端壁に対して内側に折り曲げられた桟板が連設されている。前記両端壁の上縁部には、上方に向けて突出した突出片が形成されている。前記両端壁の一方または両方が、前記底板の法線に対して外側に傾斜している。
前記課題を解決するため、第三の考案のトレイは、底板と、前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の側壁と、を有している。前記端壁の上縁部には、前記端壁に対して内側に折り曲げられた桟板が連設されている。前記両端壁および前記両側壁の上縁部には、上方に向けて突出した突出片が形成されている。前記両端壁の少なくとも一方および前記両側壁の少なくとも一方が、前記底板の法線に対して外側に傾斜している。
第一から第三の考案のトレイでは、端壁や側壁が外側に向けて傾斜しているため、両突出片の間隔が底板の幅よりも大きくなっている。したがって、本考案のトレイを積み重ねる際に、上側のトレイの底板を下側のトレイの両突出片の間に容易に入り込ませることができる。そして、下側のトレイの両突出片が上側のトレイの底部を挟み込むことで、上側のトレイの横方向への移動を抑えることができ、トレイを安定して積み重ねることができる。
また、従来のトレイでは、底部に開口部を形成して、その開口部に下側のトレイの突出片を差し込む構成であったため、上側のトレイの内容物が損傷する虞があったが、第一から第三の考案のトレイは、突出片を開口部に差し込む構成ではないため、上側のトレイの内容物が損傷するのを防ぐことができる。
前記したトレイにおいて、前記桟板に連設された係止片を前記側壁の上縁部に係止させることが好ましい。この構成では、例えば、トレイを積み重ねた場合など、トレイの桟板に上方から荷重が作用したときに、係止片は側壁の上縁部に押し付けられるため、桟板と側壁との連結を保つことができる。
前記したトレイにおいて、前記側壁の上縁部に連結片を連設し、前記係止片を前記連結片に形成された取付穴に差し込むように構成することで、桟板を側壁の上縁部に容易に連結できる。
前記したトレイにおいて、前記側壁の側縁部に、前記端壁の内面に重ねられた内フラップを連設し、前記内フラップの上縁部には、上方に向けて突出した支持片を形成し、前記支持片を前記突出片の内面に重ねることが好ましい。このようにすると、突出片の強度を高めることができる。
前記したトレイを段ボール製のシートによって形成した場合には、前記側壁における段ボールの段目の延長方向が、前記底板の左右の縁部に対して垂直に交差していることがある。このようなシートから形成されるトレイにおいて、前記側壁の側縁部が、前記底板の法線に対して前後方向の外側に傾斜し、かつ、前記側壁の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた内フラップが連設されている場合には、前記側壁の側縁部に切れ込みを形成することが好ましい。
この構成では、シートの状態において、側壁の側縁部(側壁と内フラップとの境界)が段ボールの段目の延長方向に対して傾斜するが、側壁の側縁部に切れ込みを形成することで、側壁に対して内フラップを小さな力で綺麗に折り曲げることができる。
第一および第三の考案のトレイでは、前記桟板の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法が、前記底板の左右方向の最大外寸法よりも大きいことが好ましい。
第二および第三の考案のトレイでは、前記桟板の上面の高さにおける前後方向の最小内寸法が、前記底板の前後方向の最大外寸法よりも大きいことが好ましい。
そして、前記最小内寸法と前記最大外寸法との差を30mm未満に設定することで、トレイを積み重ねたときに、上側のトレイを下側のトレイの両突出片の間で安定させることができる。
本考案のトレイでは、両端壁および両側壁の少なくとも一つが外側に傾斜しており、底板よりも上部の幅が大きいため、容易に安定して積み重ねることができるとともに、内容物を保護することができる。
本考案の第一実施形態に係るトレイを前方右上から見た斜視図である。 本考案の第一実施形態に係るトレイのブランクシートを示した図である。 本考案の第一実施形態に係るトレイを示した正面図である。 本考案の第一実施形態に係るトレイを示した右側面図である。 本考案の第一実施形態に係るトレイを積み重ねた状態の斜視図である。 本考案の第二実施形態に係るトレイを前方右上から見た斜視図である。 本考案の第二実施形態に係るトレイのブランクシートを示した図である。 本考案の第三実施形態に係るトレイを前方右上から見た斜視図である。 本考案の第三実施形態に係るトレイのブランクシートを示した図である。
本考案の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成や使用状態を限定するものではない。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
[第一実施形態]
第一実施形態のトレイ1Aは、図1に示すように、底板10と、底板10の前後の縁部にそれぞれ立ち上げられた前後の端壁20,20と、底板10の左右の縁部にそれぞれ立ち上げられた左右の側壁30,30と、を備えている。底板10は、四角形の平板である(図2参照)。また、前後の端壁20,20の上縁部には、前後の桟板40,40がそれぞれ連設されている。
第一実施形態のトレイ1Aは、以下の寸法比に近似するように、長手方向の最大幅、短手方向の最大幅、最大高さが設定されている。
長手方向の最大幅:短手方向の最大幅:最大高さ = 10:7:2
なお、第一実施形態のトレイ1Aでは、前後方向(側壁30側の側面の横幅)が長手方向となり、左右方向(端壁20側の側面の横幅)が短手方向となっているが、長手方向および短手方向の向きは限定されるものではない。
また、トレイ1Aの寸法比は、長手方向の最大幅を10としたとき、短手方向の最大幅は6~8、最大高さは1~3であることが好ましい。
第一実施形態のトレイ1Aは、図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1を各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートS1は内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートS1の折れ線は、ブランクシートS1の表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続して線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
右側の側壁30は、図1に示すように、折れ線を介して底板10の右縁部に連設されている。左側の側壁30は、折れ線を介して底板10の左縁部に連設されている。左右の側壁30,30は、底板10に対して立ち上げられている。左右の側壁30,30は、四角形の同じ形状に形成されている(図2参照)。
図2に示すブランクシートS1において、側壁30の側縁部L32は、側壁30の下縁部L31(底板10の左右の縁部)に対して垂直よりも外側(側壁30の中央側の反対側)に傾斜している。
つまり、側壁30の側縁部L32と下縁部L31とが成す角度θ1が90°よりも大きく形成されている。第一実施形態の角度θ1は、例えば、95°に設定されている。
ブランクシートS1では、側壁30における段ボールの段目の延長方向は、底板10の左右の縁部(側壁30の下縁部L31)に対して垂直に交差している。
したがって、側壁30の側縁部L32は、側壁30における段ボールの段目の延長方向に対して傾斜していることになる。
側壁30の側縁部L32には、罫線に複数の切れ込みL33を断続的に形成した折れ線が形成されている。
図1に示すように、側壁30の上縁部の前部および後部には、前後の連結片31,31が連設されている。連結片31は、側壁30に対して内側に折り曲げられている。連結片31と側壁30との角部には、取付穴32が形成されている。
また、側壁30の上縁部において、前後の連結片31,31の間には、上方に向けて突出した突出片33が形成されている。
左側の側壁30の前側の側縁部L32には、内フラップ60が連設され、右側の側壁30の前側の側縁部L32には、内フラップ60が連設されている。
内フラップ60は、側壁30に対して内面側(左右方向の中央側)に折り曲げられている。内フラップ60は、後記する前側の端壁20の内面に重ねられる部位である。左右の内フラップ60,60は、左右対称に形成されている(図3参照)。
内フラップ60の上縁部において、左右方向の中央側の端部には、上方に向けて突出した支持片61が形成されている。
左側の側壁30の後側の側縁部L32には、内フラップ60が連設され、右側の側壁30の後側の側縁部L32には、内フラップ60が連設されている。
前側の両内フラップ60,60と、後側の両内フラップ60,60とは前後対称に形成されている。
第一実施形態では、図2に示すブランクシートS1において、側壁30の側縁部L32と、内フラップ60の下縁部L61とが成す角度θ2は90°よりも大きく形成されている。第一実施形態の角度θ2は、例えば、92°に設定されている。
この構成では、図3に示すように、側壁30に対して内フラップ60を折り曲げて、内フラップ60の下縁部L61を底板10の上面に重ねると、側壁30が底板10の上面の法線L1に対して外側(左右方向の外側)に僅かに傾斜した状態となる。つまり、側壁30は、底板10と側壁30との折線を通り底板10に垂直な仮想面に対して外側に傾斜する。
底板10の下面を含む基準面L2と、側壁30の外面とが成す角度θ3は、88°未満または89°未満であるとともに、83以上°または84°以上であることが好ましい。
さらに、角度θ3を88°未満または89°未満であるとともに、86以上°または87°以上に設定した場合には、側壁30が外側に傾斜する角度が小さくなるため、左右の側壁30,30の上端部の間隔が底板10の左右方向の長さに近づくことになり、後記するように、二つのトレイ1A,1Aを上下に積み重ねたときに(図5参照)、上側のトレイ1Aが下側のトレイ1Aに対して左右方向に移動する範囲を小さくできる。
図4に示すように、側壁30の側縁部L32は、底板10の上面の法線L1に対して前後方向の外側に僅かに傾斜しているため、側壁30の側縁部L32に連設された内フラップ60も、底板10の上面の法線L1に対して前後方向の外側に僅かに傾斜している。
前側の端壁20は、図1に示すように、折れ線を介して底板10の前縁部に連設されている。端壁20は、底板10に対して立ち上げられている。前側の端壁20は、前側の左右の内フラップ60,60の外面に重ねられている。
図4に示すように、内フラップ60は、前後方向の外側に傾斜しているため、内フラップ60の外面に重ねられた端壁20は、底板10の上面の法線L1に対して前後方向の外側に僅かに傾斜している。つまり、端壁20は、底板10と端壁20との折線を通り底板10に垂直な仮想面に対して外側に傾斜している。
底板10の下面を含む基準面L2と、端壁20外面とが成す角度θ4は、88°未満または89°未満であるとともに、83以上°または84°以上であることが好ましい。
さらに、角度θ4を88°未満または89°未満であるとともに、86以上°または87°以上に設定した場合には、端壁20が外側に傾斜する角度が小さくなるため、前後の端壁20,20の上端部の間隔が底板10の前後方向の長さに近づくことになり、後記するように、二つのトレイ1A,1Aを上下に積み重ねたときに(図5参照)、上側のトレイ1Aが下側のトレイ1Aに対して前後方向に移動する範囲を小さくできる。
端壁20の上縁部には、図1に示すように、折れ線を介して桟板40が連設されている。桟板40は、端壁20の上縁部に沿って帯状に形成されている。桟板40は、端壁20に対して内側に直角に折り曲げられている。桟板40の前後方向の内側の縁部は、左右方向の中間部が窪んでいる。
端壁20の上縁部の中央部には、突出片23が上方に向けて突出している。端壁20の突出片23は、桟板40の基端部から切り離された部位である。桟板40において突出片23が切り離された部位には、挿通穴42が形成されている。
挿通穴42には、左右の内フラップ60,60に形成された左右の支持片61,61が挿通されている。支持片61は、桟板40の上面よりも上方に突出しており、端壁20の突出片23の内面に重ねられている。
このように、端壁20の突出片23の内面に支持片61が重ねられることで、トレイ1Aの上面開口部の前後方向の間隔が狭くなるため、端壁20の外側への傾斜は、支持片61の厚さを考慮して、側壁30の外側への傾斜よりも大きく設定されている。なお、端壁20および側壁30の外側への傾斜を同じに設定してもよい。
桟板40の左右の縁部には、係止片41,41がそれぞれ折れ線を介して連設されている。係止片41は、桟板40に対して下方に向けて折り曲げられている。
左右の係止片41,41を左右の側壁30,30の取付穴32,32にそれぞれ差し込むことで、桟板40の左右の縁部が両側壁30,30の上縁部に係止されている。このようにして、桟板40が両側壁30,30の上縁部に連結されている。
後側の端壁20は、底板10の後縁部に連設されている。後側の端壁20と前側の端壁20とは、前後対称な構成であり、後側の端壁20の上縁部にも桟板40が連設され、桟板40の左右の縁部が両側壁30,30の上縁部に係止されている。
第一実施形態のトレイ1Aでは、図3に示すように、左右の側壁30,30がそれぞれ左右方向の外側に傾斜することで、両側壁30,30の間隔が、底板10から上方に向かうに従って漸次拡大している。両側壁30,30の上縁部に形成された左右の突出片33,33の内面同士の間隔は、底板10の左右方向の幅よりも大きくなっている。
第一実施形態のトレイ1Aでは、桟板40の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法(左右の突出片33,33の内面同士の間隔)と、底板10の左右方向の最大外寸法との差が30mm未満に設定されている。
なお、桟板40の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法と、底板10の左右方向の最大外寸法との差は、10mm未満であることが好ましく、6mm未満であることがより好ましく、0~3mmであることがさらに好ましい。
第一実施形態のトレイ1Aでは、図4に示すように、前後の端壁20,20がそれぞれ前後方向の外側に傾斜することで、両端壁20,20の間隔が、底板10から上方に向かうに従って漸次拡大している。両端壁20,20の上縁部に形成された前後の突出片23,23の内面同士の間隔は、底板10の前後方向の幅よりも大きくなっている。
第一実施形態のトレイ1Aでは、桟板40の上面の高さにおける前後方向の最小内寸法(前後の支持片61,61の内面同士の間隔)と、底板10の前後方向の最大外寸法との差は、30mm未満に設定されている。
なお、桟板40の上面の高さにおける前後方向の最小内寸法と、底板10の前後方向の最大外寸法との差は、10mm未満であることが好ましく、6mm未満であることがより好ましく、0~3mmであることがさらに好ましい。
以上のようなトレイ1Aでは、図4に示すように、前後の端壁20,20が外側に向けて傾斜しているため、前後の突出片23,23の間隔が底板10の前後方向の幅よりも大きくなっている。また、トレイ1Aでは、図3に示すように、左右の側壁30,30が外側に向けて傾斜しているため、左右の突出片33,33の間隔が底板10の前後方向の幅よりも大きくなっている。
したがって、図5に示すように、二つのトレイ1A,1Aを積み重ねる際に、上側のトレイ1Aの底板10を下側のトレイ1Aの両突出片23,23および両突出片33,33の間に容易に入り込ませることができる。
これにより、上側のトレイ1Aの前後方向および左右方向への移動を抑えることができるため、トレイ1Aを安定して積み重ねることができる。
なお、第一実施形態のトレイ1Aでは、桟板40の上面の高さにおける前後方向の最小内寸法と、底板10の前後方向の最大外寸法との差が30mm未満に設定されている。また、本実施形態のトレイ1Aでは、桟板40の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法と、底板10の左右方向の最大外寸法との差が30mm未満に設定されている。
このようにすると、二つのトレイ1A,1Aを積み重ねたときに、上側のトレイ1Aを下側のトレイ1Aの四つの突出片23,33の間で安定させることができる。
また、第一実施形態のトレイ1Aでは、下側のトレイ1Aの突出片23,23を上側のトレイ1Aに差し込む必要がないため、上側のトレイ1Aの内容物が損傷するのを防ぐことができ、内容物を保護することができる。
また、第一実施形態のトレイ1Aでは、上側のトレイ1Aの底部に下側のトレイ1Aの突出片23,33を差し込むための開口部を形成する必要がない。これにより、トレイ1Aの底部に形成する開口部を少なくできるため、底部の開口部から小さい内容物が出してしまうのを抑えることができる。
また、第一実施形態のトレイ1Aでは、図1に示すように、桟板40に連設された係止片41を側壁30の上縁部に係止させている。この構成では、トレイ1Aを積み重ねた場合など、トレイ1Aの桟板40に上方から荷重が作用したときに、係止片41は側壁30の上縁部に押し付けられるため、桟板40と側壁30との連結を保つことができる。
また、第一実施形態のトレイ1Aでは、側壁30の上縁部に連設された連結片31の取付穴32に、桟板40の係止片41を差し込むことで、桟板40を側壁30の上縁部に容易に連結できる。
また、第一実施形態のトレイ1Aでは、側壁30に連設された内フラップ60の支持片61が、端壁20の突出片23の内面に重ねられているため、端壁20の突出片23の強度を高めることができる。
また、第一実施形態のトレイ1Aでは、図2に示すように、側壁30における段ボールの段目の延長方向が、底板10の左右方向の縁部に対して垂直に交差している。そして、側壁30の側縁部L32は、段ボールの段目の延長方向に対して傾斜しているが、側壁30の側縁部L32の折れ線に切れ込みL33が形成されているため、側壁30に対して内フラップ60を小さな力で綺麗に折り曲げることができる。
以上、本考案の第一実施形態について説明したが、本考案は前記第一実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第一実施形態のトレイ1Aでは、図1に示すように、四つの端壁20および側壁30の全てが外側に向けて傾斜しているが、四つ端壁20および側壁30のうち、少なくとも一つを外側に傾斜させ、その他は底板10に対して垂直に配置してもよい。つまり、トレイ1Aの四つの側面のうち、少なくとも一つが外側に向けて傾斜していればよい。
第一実施形態のトレイ1Aでは、側壁30の取付穴32に、桟板40の係止片41を差し込むことで、桟板40が側壁30の上縁部に係止されているが、桟板40を側壁30の上縁部に係止させる構成は限定されるものではない。例えば、側壁30の上縁部を窪ませた凹部に、桟板40の縁部に形成した係止片を嵌め込むように構成してもよい。
第一実施形態のトレイ1Aは段ボール製であるが、各種公知の板紙によってトレイを形成してもよい。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態のトレイ1Bについて説明する。
第二実施形態のトレイ1Bは、図6に示すように、前記第一実施形態のトレイ1A(図1参照)と略同様な構成であり、端壁20および側壁30の傾斜角度と、内フラップ60の形状とが異なる。
第二実施形態のトレイ1Bは、図7に示す段ボール製のブランクシートS2を各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図7に示すブランクシートS2は内面側が見えるように配置されている。
第二実施形態のトレイ1Bは、図7に示すブランクシートS2において、側壁30の側縁部L32と、内フラップ60の下縁部L61とが成す角度θ2が、第一実施形態のブランクシートS1(図2参照)におけるθ2よりも小さく形成されている。これにより、第二実施形態のトレイ1Bでは、図6に示すように、端壁20および側壁30が底板10の上面の法線L1に対して外側に傾斜している傾斜角度が、第一実施形態のトレイ1Aにおける端壁20および側壁30の傾斜角度よりも小さくなっている。
第二実施形態のトレイ1Bでは、桟板40の上面の高さにおける前後方向の最小内寸法と、底板10の前後方向の最大外寸法との差が小さくなるとともに、桟板40の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法と、底板10の左右方向の最大外寸法との差が小さくなる。これにより、第二実施形態のトレイ1Bを積み重ねたときに、上側のトレイ1Bを下側のトレイ1Bの四つの突出片23,33の間で安定させることができる。
また、第二実施形態のトレイ1Bは、内フラップ60の上縁部に支持片が形成されていない。この構成では、桟板40を端壁20に対して折り曲げたときに、第一実施形態のトレイ1A(図1参照)のように、支持片を桟板40の開口部に差し込む必要がないため、桟板40を組み立て易くなる。また、端壁20の突出片23に支持片が重ねられないため、端壁20側の構造がシンプルになり、トレイ1Bを積み重ね易くなる。
以上、本考案の第二実施形態について説明したが、本考案は前記第二実施形態に限定されることなく、前記第一実施形態と同様に、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態のトレイ1Cについて説明する。
第三実施形態のトレイ1Cは、図8に示すように、前記第一実施形態のトレイ1A(図1参照)と略同様な構成であり、左右の側壁30,30のみが外側に傾斜している点が異なる。
第三実施形態のトレイ1Cは、図9に示す段ボール製のブランクシートS3を各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図9に示すブランクシートS3は内面側が見えるように配置されている。
第三実施形態のブランクシートS3において、側壁30の側縁部L32は、側壁30の下縁部L31に対して垂直に形成されている。つまり、側壁30の側縁部L32と下縁部L31とが成す角度θ1が90°に設定されている。
第三実施形態のブランクシートS3において、側壁30の側縁部L32と、内フラップ60の下縁部L61とが成す角度θ2は90°よりも大きく形成されている。第三実施形態の角度θ2は、98°に設定されているが、その角度は限定されるものではなく、例えば、92°に設定してもよい。
したがって、第一実施形態の側壁30と同様に(図3参照)、第三実施形態においても、図6に示すように、内フラップ60の下縁部L61を底板10の上面に重ねると、側壁30が底板10の上面の法線に対して外側に僅かに傾斜した状態となる。
第三実施形態では、側壁30の側縁部L32は、底板10に対して垂直であるため、側壁30の側縁部L32に連設された内フラップ60は、底板10に対して垂直となる。したがって、内フラップ60の外面に重ねられた端壁20は、底板10に対して垂直に配置される。
第三実施形態のトレイ1Cでは、左右の側壁30,30がそれぞれ左右方向の外側に傾斜することで、両側壁30,30の上縁部に形成された左右の突出片33,33の内面同士の間隔が、底板10の左右方向の幅よりも大きくなっている。
なお、第三実施形態のトレイ1Cでは、桟板40の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法(左右の突出片33,33の内面同士の間隔)と、底板10の左右方向の最大外寸法との差が30mm未満に設定されている。
以上のようなトレイ1Cでは、二つのトレイ1C,1Cを積み重ねる際に、上側のトレイ1Cの底板10を下側のトレイ1Cの左右の突出片33,33の間に容易に入り込ませることができる。これにより、上側のトレイ1Cの左右方向への移動を抑えることができるため、トレイ1Cを安定して積み重ねることができる。
以上、本考案の第三実施形態について説明したが、本考案は前記第三実施形態に限定されることなく、前記第一実施形態と同様に、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第三実施形態のトレイ1Cでは、図9に示すように、左右の側壁30,30の両方が外側に向けて傾斜しているが、一方の側壁30のみを外側に傾斜させ、他方の側壁30は底板10に対して垂直に配置してもよい。
1A トレイ(第一実施形態)
1B トレイ(第二実施形態)
1C トレイ(第三実施形態)
10 底板
20 端壁
23 突出片
30 側壁
31 連結片
32 取付穴
33 突出片
40 桟板
41 係止片
42 挿通穴
60 内フラップ
61 支持片
L1 法線
L2 基準面
L33 切れ込み
S1 ブランクシート(第一実施形態)
S2 ブランクシート(第二実施形態)
S3 ブランクシート(第三実施形態)

Claims (9)

  1. 底板と、
    前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、
    前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の側壁と、を有し、
    前記端壁の上縁部には、前記端壁に対して内側に折り曲げられた桟板が連設され、
    前記両側壁の上縁部には、上方に向けて突出した突出片が形成されており、
    前記両側壁の一方または両方が、前記底板の法線に対して外側に傾斜していることを特徴とするトレイ。
  2. 底板と、
    前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、
    前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の側壁と、を有し、
    前記端壁の上縁部には、前記端壁に対して内側に折り曲げられた桟板が連設され、
    前記両端壁の上縁部には、上方に向けて突出した突出片が形成されており、
    前記両端壁の一方または両方が、前記底板の法線に対して外側に傾斜していることを特徴とするトレイ。
  3. 底板と、
    前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、
    前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の側壁と、を有し、
    前記端壁の上縁部には、前記端壁に対して内側に折り曲げられた桟板が連設され、
    前記両端壁および前記両側壁の上縁部には、上方に向けて突出した突出片が形成されており、
    前記両端壁の少なくとも一方および前記両側壁の少なくとも一方が、前記底板の法線に対して外側に傾斜していることを特徴とするトレイ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトレイであって、
    前記桟板に連設された係止片が、前記側壁の上縁部に係止されていることを特徴とするトレイ。
  5. 請求項4に記載のトレイであって、
    前記側壁の上縁部に連結片が連設されており、
    前記係止片は、前記連結片に形成された取付穴に差し込まれていることを特徴とするトレイ。
  6. 請求項2または請求項3に記載のトレイであって、
    前記側壁の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた内フラップが連設され、
    前記内フラップの上縁部には、上方に向けて突出した支持片が形成されており、
    前記支持片は、前記端壁の前記突出片の内面に重ねられていることを特徴とするトレイ。
  7. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトレイであって、
    段ボール製のシートによって形成され、
    前記シートの状態で、前記側壁における段ボールの段目の延長方向は、前記底板の左右の縁部に対して垂直に交差しており、
    前記側壁の側縁部は、前記底板の法線に対して前後方向の外側に傾斜し、
    前記側壁の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた内フラップが連設されており、
    前記側壁の側縁部には、切れ込みが形成されていることを特徴とするトレイ。
  8. 請求項1または請求項3に記載のトレイであって、
    前記桟板の上面の高さにおける左右方向の最小内寸法は、
    前記底板の左右方向の最大外寸法よりも大きく形成されており、
    前記最小内寸法と前記最大外寸法との差は、30mm未満に設定されていることを特徴とするトレイ。
  9. 請求項2または請求項3に記載のトレイであって、
    前記桟板の上面の高さにおける前後方向の最小内寸法は、
    前記底板の前後方向の最大外寸法よりも大きく形成されており、
    前記最小内寸法と前記最大外寸法との差は、30mm未満に設定されていることを特徴とするトレイ。
JP2023000534U 2023-02-22 2023-02-22 トレイ Active JP3241670U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023000534U JP3241670U (ja) 2023-02-22 2023-02-22 トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023000534U JP3241670U (ja) 2023-02-22 2023-02-22 トレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3241670U true JP3241670U (ja) 2023-04-20

Family

ID=85986059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023000534U Active JP3241670U (ja) 2023-02-22 2023-02-22 トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3241670U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3241670U (ja) トレイ
JP6648600B2 (ja) ブランクシートの製造方法
JP7176862B2 (ja) トレイ及びトレイのブランク
JP2015016875A (ja) トレイ
JP3216071U (ja) 箱用シート
JP7165607B2 (ja) 収容箱及び収容箱のブランク
JP6772722B2 (ja) トレイ
JP7444015B2 (ja) トレイ
JP3123142U (ja) 包装箱
JP7490535B2 (ja) トレイ
JP7327138B2 (ja) トレイ
US20240327056A1 (en) Packaging case and method for assembling the packaging case
JP3237346U (ja) 箱用シート
JP3183443U (ja) 段ボール箱用シート及び段ボール箱
JP2023176424A (ja) 包装箱
JP7156179B2 (ja) トレイ
JP7398585B1 (ja) 箱用シート
JP2006188239A (ja) 仕切り板および仕切り
JP2024101308A (ja) トレイ
JP2023038830A (ja) 包装箱
JP6988685B2 (ja) トレイ
JP2024108300A (ja) 包装箱
JP2019202826A (ja) トレイおよびブランクシート
JP2024145569A (ja) トレイ
JP2023161903A (ja) 保護材

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3241670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150