JP3241628B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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JP3241628B2 JP6861597A JP6861597A JP3241628B2 JP 3241628 B2 JP3241628 B2 JP 3241628B2 JP 6861597 A JP6861597 A JP 6861597A JP 6861597 A JP6861597 A JP 6861597A JP 3241628 B2 JP3241628 B2 JP 3241628B2
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mask
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
装置に関し、より詳細には高精度微細パターニングを実
現することができる半導体装置の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路の高精度化、縮小
化に伴って、その製造工程における各パターニング工程
はますます微細化が要求されるようになってきた。そこ
で、微細パターンの形成方法として、フォトリソグラフ
ィ技術によるものが種々検討され、実用化されている。
【0003】半導体基板上に、配線等のパターンを形成
するために、主として用いられている方法は、ポリシリ
コン膜、金属膜等の膜上に耐エッチング用マスクパター
ンを形成した後、エッチングを行うことによって、配線
等を形成する方法である。なお、フォトリソグラフィ工
程とは、エッチングのためのマスクとなるパターンを形
成する工程である。また、通常、耐エッチング用マスク
パターンの材料として、レジスト(感光性樹脂膜)が使
用される。
【0004】つぎに、半導体基板上に、レジストパター
ンを形成する方法について、簡単に説明する。
【0005】まず、配線用の膜を成膜した半導体基板を
回転させ、回転している該半導体基板の上にレジスト液
を滴下する。このとき、上記の半導体基板の回転によっ
て、上記のレジスト液の溶媒がとばされる。その結果、
上記の半導体基板にレジストを塗布し、レジスト膜を形
成することができる。
【0006】つづいて、上記のレジスト膜を有する半導
体基板の露光処理を、所望のマスクパターンがCr等の
遮光材料のみで形成されたフォトマスク(以下、クロム
パターンと称する)の設定された露光装置(ステッパ)
を用いて行う。ここで、上記の露光に用いる露光光は、
紫外線波長領域以下の波長を有する光が望ましい。そし
て、適当な露光光として知られているものに、i線(3
65nm)、KrFエキシマレーザー(248nm)、
ArFエキシマレーザー(193nm)等がある。
【0007】最後に、上記のレジスト膜を有する半導体
基板の露光処理を行った後、プリベーク処理と現像処理
を行う。これにより、上記の半導体基板のレジスト膜の
うちで、露光された領域のみが該半導体基板から除去さ
れる。その結果、上記のフォトマスクのマスクパターン
と同じ形状であるが、縮小投影レンズにより所定の比率
だけ縮小されたレジストパターンが上記の半導体基板上
に形成されることになる。
【0008】以下、ポジ型レジストを用いて露光光の波
長と同程度の線幅を有するレジストパターンを形成する
従来のフォトリソグラフィ工程における、フォトマスク
のマスクパターンと該マスクパターンを転写したレジス
トパターンとの関係を、図5ないし図8を用いて説明す
る。
【0009】〔従来例1〕図5(a)に示すように、1
/5縮小投影用のフォトマスクのマスクパターンとし
て、線幅が1.25μmのクロムパターン101が透明
基板上に形成されている。
【0010】上記のマスクパターンを、半導体基板上の
ポジ型レジスト膜に、波長が248nmのKrFエキシ
マレーザーを用いて転写した場合、該マスクパターンは
レジスト膜上に1/5に縮小投影されて、図5(b)に
示すように、線幅が0.25μmのレジストパターン1
02が形成される。
【0011】ここで、上記のマスクパターンのクロムパ
ターン101は、Crにより形成されているので、上記
のレジストパターン102の先端部はCrからなる該マ
スクパターンにより規定されている。
【0012】ここで、レジストパターン102の線幅が
露光光の波長と同程度である場合、上記のマスクパター
ンであるクロムパターン101の縮小投影図(図5
(a))の先端部に対応する位置から、レジストパター
ン102の先端部がd(0.13μm)だけ後退すると
いう現象が見られ(図5(b))、問題となってきた。
これはレジストパターン102の線幅が細いため、クロ
ムパターン101の先端部では、露光光が3方向から回
り込むためである。
【0013】上記のようなレジストパターンの後退現象
を抑制する方法として、図6および図7に示す、大きさ
が露光光の波長以下であるため解像されないクロム補助
パターンを、マスクパターンであるクロムパターンに付
加する方法と、図8に示す、位相シフトマスクを用いる
ことでレジストパターンの大きさや形状を補正する方法
がある。
【0014】つぎに、マスクパターンであるクロムパタ
ーンに、大きさが露光光の波長以下であるため解像され
ないクロム補助パターンを付加したときのレジストパタ
ーンの形成方法について、従来例2および従来例3とし
て、図6および図7を用いて説明する。
【0015】〔従来例2〕図6(a)に示すように、1
/5縮小投影用のフォトマスクのマスクパターンとし
て、線幅が1.25μmのクロムパターン103・10
4の間隔aが1.25μmであるように、互いに直交す
る方向に透明基板上に形成されている。さらに、0.2
0μm角のクロム補助パターン105・106が、上記
のクロムパターン103の先端部に、0.05μm角だ
け該クロムパターン103と重なり合うように設けられ
ている。
【0016】上記のマスクパターンを、半導体基板上の
ポジ型レジスト膜に、波長が248nmのKrFエキシ
マレーザーを用いて転写した場合、該マスクパターンは
レジスト膜上に1/5に縮小投影されて、図6(b)に
示すように、線幅が0.25μmのレジストパターン1
07・108が形成される。
【0017】ここで、上記のマスクパターンのクロムパ
ターン103・104およびクロム補助パターン105
・106は、すべてCrにより形成されているので、レ
ジストパターン106の先端部はCrからなる該マスク
パターンにより規定されている。ただし、クロム補助パ
ターン105・106は、その大きさが露光光の波長以
下であるため、レジストパターン107の角部109・
109にはクロム補助パターン105・106の形状の
パターンは形成されない。
【0018】そして、図6(b)に示したように、クロ
ム補助パターン105・106の影響により、レジスト
パターン107の先端部の後退量eは、0.05μm程
度と抑制されている。しかし、レジストパターン108
のレジストパターン107の先端部と隣接する領域11
0が、ふくらみ量fが約0.05μm程度ふくらみ変形
するという問題が生じる。上記のレジストパターン10
8の領域110のふくらみ変形は、クロム補助パターン
105・106とクロムパターン104の間隔が露光光
の波長以下であるため、その間の領域が解像されにくい
ことにより生じたものである。また、極端な場合、レジ
ストパターン107と108がくっついてしまうことが
懸念される。
【0019】〔従来例3〕図7(a)に示すように、1
/5縮小投影用のフォトマスクのマスクパターンとし
て、線幅が1.25μmの逆L字型のクロムパターン1
11・112が、間隔が1.25μmで、互いの屈曲部
の角部同士を近接させて並列に透明基板上に形成されて
いる。さらに、0.20μm角のクロム補助パターン1
13が、クロムパターン111の角部に、0.05μm
角だけ該クロムパターン111と重なり合うように設け
られている。
【0020】上記のマスクパターンを、半導体基板上の
ポジ型レジスト膜に、波長が248nmのKrFエキシ
マレーザーを用いて転写した場合、該マスクパターンは
レジスト膜上に1/5に縮小投影されて、図7(b)に
示すように、線幅が0.25μmのレジストパターン1
14・115が形成される。
【0021】ここで、上記のマスクパターンのクロムパ
ターン111・112およびクロム補助パターン113
は、すべてCrにより形成されているので、レジストパ
ターン114の角部116はCrからなるマスクパター
ンにより規定されている。ただし、クロム補助パターン
113は、その大きさが露光光の波長以下であるため、
レジストパターン114の角部116にはクロム補助パ
ターン113の形状のパターンは形成されない。
【0022】そして、図7(b)に示したように、クロ
ム補助パターン113の影響により、上記のレジストパ
ターン114の角部116には変形は見られないが、隣
接するレジストパターン115の角部117はふくら
み、角が丸く変形する。上記のレジストパターン115
の角部117のふくらみ変形は、クロム補助パターン1
13とクロムパターン112の間隔が露光光の波長以下
であるため、その間の領域が解像されにくいことにより
生じたものである。また、極端な場合、上記のレジスト
パターン114の角部116と、レジストパターン11
5の角部117がくっついてしまうことが懸念される。
【0023】〔従来例4〕レジストパターンの後退現象
を抑制する方法としては、上述したような、マスクパタ
ーンであるクロムパターンに、大きさが露光光の波長以
下であるため解像されないクロム補助パターンを付加す
る方法の他に、位相シフトマスクを用いてレジストパタ
ーンの大きさや形状を補正する方法があり、この方法を
従来例4として、図8を用いて説明する。
【0024】ここで、位相シフト法とは、光の位相差を
利用して露光時のコントラストを上げるものである。上
記の位相シフト法で用いる位相シフタは、透過光の位相
を本来の位相より180度ずらすように設定されてい
る。このため、露光光の波長程度の大きさの位相シフタ
をレジストに露光しようとすると、該位相シフタを透過
した光と該位相シフタの周囲を透過した光が干渉して遮
光状態となるため、露光されない。したがって、位相シ
フタの形状そのものを、レジストパターンとして残すこ
とができる。加えて、クロムパターンに比べて露光時の
コントラストが高く、より高精細なレジストパターンが
形成できる。
【0025】そこで、図8に示すように、マスクパター
ンに位相シフタを用いて、レジストパターンを補正する
方法が用いられている。
【0026】図8(a)に示すように、所定の形状のマ
スクパターン118の主要部にCr等の遮光材料からな
るクロムパターン119を形成し、該マスクパターン1
18の先端部にSOG(spin on glass )膜、MoSi
NxOy膜等からなる位相シフタ120を形成する。な
お、マスクパターン118の線幅を1.25μmとする
ため、クロムパターン119は線幅を1.25μmとし
て、位相シフタ120は寸法を1.25×1.00μm
として透明基板上に形成されている。
【0027】上記のマスクパターン118を、半導体基
板上のポジ型レジスト膜に、波長が248nmのKrF
エキシマレーザーを用いて転写した場合、マスクパター
ン118はレジスト膜上に1/5に縮小投影されて、図
8(b)に示すように、線幅が0.25μmのレジスト
パターン121が形成される。
【0028】ここで、マスクパターン118の主要部は
クロムパターン119により形成されているので、レジ
ストパターン121の主要部はクロムパターン119に
より規定されている。そして、マスクパターン118の
先端部は位相シフタ120により形成されているので、
レジストパターン121の先端部は位相シフタ120に
より規定されている。
【0029】図8(b)に示したように、本方法によれ
ば、従来例2(図6)の場合に比べて、レジストパター
ン121の先端部の後退は抑えられるものの、依然、後
退量gは0.09μmと大きい。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ポジ
型レジストを用いて露光光の波長と同程度の線幅を有す
るレジストパターンを形成する、KrFエキシマレーザ
ーを用いたフォトリソグラフィ工程において、図5
(b)に示したように、パターニング後に、レジストパ
ターン102の後退量dが0.13μm程度もあり、露
光光の波長の半分にも相当するため、設計上のマージン
がとれない。
【0031】これに対する従来の補正の方法では、以下
のような問題が生じる。
【0032】〔1〕クロム補助パターンを用いる方法
(従来例2・3) 従来例2として、図6に示したように、クロム補助パタ
ーン105・106の影響により、パターニング後に、
レジストパターン107の先端部の後退量eが0.05
μm程度と小さく抑制することができる。
【0033】しかし、隣接するレジストパターン108
の領域110が、ふくらみ量fが約0.05μm程度ふ
くらみ変形し、極端な場合、レジストパターン107の
先端部と、レジストパターン108の領域110がくっ
ついてしまうことが懸念される。
【0034】また、従来例3として、図7に示したよう
に、レジストパターン115の角部117が丸くふくら
み変形し、極端な場合、レジストパターン114の角部
116と、レジストパターン115の角部117がくっ
ついてしまうことが懸念される。
【0035】以上のような、レジストパターンのふくら
み変形は、クロム補助パターンとクロムパターンの間隔
が、露光光の波長以下であるため、その間の領域が解像
されにくいことにより生じたものである。
【0036】〔2〕位相シフタを用いる方法(従来例
4) 従来例4として、図8に示したように、位相シフタ12
0の影響により、パターニング後、従来例1(図5)の
場合に比べて、レジストパターン121の先端部の後退
は抑えられるものの、依然、後退量gは0.09μmと
大きい。
【0037】以上のように、上記した従来の構造では、
マスクパターンの先端部が後退したり、隣接するレジス
トパターンにふくらみ変形が生じるという問題が生じ
る。
【0038】本発明は、上記の各問題点を解決するため
になされたもので、その目的は、フォトマスクを通し
て、ポジ型レジストに露光光を照射し、レジストパター
ンの線幅が該露光光の波長と同程度であるパターン、あ
るいは隣接する各レジストパターンの間隔が該露光光の
波長と同程度であるパターンの形成に際して、該レジス
トパターンの角部の後退を抑制するとともに、該角部か
ら露光光の波長と同程度離れた位置にあるレジストパタ
ーンに変形を生じさせないことにより、高精度微細パタ
ーニングを実現することができるフォトマスクおよびフ
ォトマスクを用いたパターン形成を行う半導体装置の製
造装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置の
製造装置は、上記の課題を解決するために、フォトマス
クを通して、ポジ型レジストに露光光を照射し、近接す
る各レジストパターンの間隔が該露光光の波長と同程度
であるパターンを形成する半導体装置の製造装置におい
て、上記フォトマスクの形状が、近接する一方の第1マ
スクパターンの長手方向の辺に対して、他方の第2マス
クパターンの長手方向の片がほぼ直角に配置されてお
り、上記第2マスクパターンの、第1マスクパターンに
近接する2つの角部には補助パターンが形成されてお
り、上記補助パターンは、上記露光光を減光する機能、
および上記露光光の位相を変える機能の少なくとも一つ
の機能を有しており、対応するレジストパターンの大き
さが上記露光光の波長以下の大きさであることを特徴と
している。請求項2の半導体装置の製造装置は、上記の
課題を解決するために、フォトマスクを通して、ポジ型
レジストに露光光を照射し、近接する各レジストパター
ンの間隔が該露光光の波長と同程度であるパターンを形
成する半導体装置の製造装置において、上記フォトマス
クの形状が、近接する一方の第1マスクパターンの屈曲
部の内側に、他方の第2マスクパターンの屈曲部が、該
第1マスクパターンの屈曲部に対してほぼ平行に配置さ
れており、上記第2マスクパターンの、第1マスクパタ
ーンに近接する角部には補助パターンが形成されてお
り、上記補助パターンは、上記露光光を減光する機能、
および上記露光光の位相を変える機能の少なくとも一つ
の機能を有しており、対応するレジストパターンの大き
さが上記露光光の波長以下の大きさであることを特徴と
している。
【0040】上記の構成により、補助パターンが露光光
を減光する機能を有する場合、レジストパターンの角部
の近傍の光を減光することができる。また、補助パター
ンが露光光の位相を変える機能を有する場合、レジスト
パターンの角部の近傍の光の位相を逆位相とすることが
でき、光の回り込みを打ち消すことができる。そして、
補助パターンが露光光を減光するとともに、位相を変え
る機能を有する場合、上記の2つの効果を同時に期待す
ることができる。
【0041】以上のように、上記のような補助パターン
を設けることにより、露光時に、レジストパターンの角
部において、他の部分よりも露光量が実効的に増加する
という作用を抑制することができる。
【0042】これにより、露光後のレジストパターンの
線幅が、マスクパターンの線幅(縮小投影の場合はマス
クパターンの線幅×縮小率)と一致するように露光して
も、レジストパターンの角部の後退が抑制され、かつ、
補助パターンから露光光の波長以下の位置にあるレジス
トパターンの変形を防止することができる。
【0043】したがって、上記の半導体装置の製造装置
によれば、高精度のパターニングを行うことができるた
め、信頼性の高い半導体装置を歩留りよく製造できる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】請求項3の半導体装置の製造装置は、上記
の課題を解決するために、請求項1または2の構成にお
いて、上記フォトマスクのマスクパターンのうち、上記
補助パターンが設けられている角部の近傍部分が、上記
露光光の位相を変える機能を有する素材によって形成さ
れていることを特徴としている。
【0048】上記の構成により、請求項1または2の構
成による作用に加えて、補助パターンが設けられている
角部の近傍のマスクパターン部分が、遮光性の素材から
なっている場合に比べて、光の回り込みを逆位相の光で
打ち消す効果を増加させることができる。すなわち、マ
スクパターンの角部を位相シフタで規定しても、該角部
における光の回り込みを防げないとき、補助パターンを
付加することによって、レジストパターンの角部におい
て、他の部分よりも露光量が実効的に増加するという作
用を抑制する効果を増加させることができる。 これによ
り、露光後のレジストパターンの線幅が、マスクパター
ンの線幅(縮小投影の場合はマスクパターンの線幅×縮
小率)と一致するように露光した場合における、レジス
トパターンの角部の後退を抑制する効果、および、補助
パターンから露光光の波長以下の位置にあるレジストパ
ターンの変形を防止する効果を増加させることができ
る。
【0049】請求項4の半導体装置の製造装置は、上記
の課題を解決するために、請求項1乃至3のいずれか1
項の構成において、上記マスクパターンの先端部にMo
SiNxOy膜のみからなる位相シフタが形成されてい
ることを特徴としている。
【0050】
【0051】
【0052】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の一実施の形態について、図1
ないし図3に基づいて説明する。
【0053】本実施の形態にかかる半導体装置の製造装
置は、表面にパターニング用のポジ型レジストが塗布さ
れた半導体基板に、透明なガラス基板の上にCr膜とM
oSiNO膜からなるマスクパターンが形成されたフォ
トマスクを通して、波長が248nmのKrFエキシマ
レーザーを照射することによって、縮小投影法により1
/5に縮小投影して、レジスト上にパターン転写を行う
ものである。
【0054】上記のパターニングによる加工を必要とす
る半導体基板は、約8nmの薄いSiO2 層の上に、
0.2μmの膜厚のポリシリコン層が形成されたシリコ
ン基板である。そして、上記の半導体基板には、その表
面にパターニング用のポジ型レジストTDUR−P00
9(東京応化工業社製)を膜厚0.77μmにスピン塗
布して形成した後、90℃、90秒のベーク処理を行
う。
【0055】上記のフォトマスクは、透明なガラス基板
の上に、Cr膜とMoSiNO膜を積層したものであ
る。そして、MoSiNO膜としては、減光型のKrF
エキシマレーザーを6〜8%透過するものや、i線を4
〜8%透過するもの、または位相シフト型のものを用い
る。
【0056】つぎに、マスクパターンの露光・転写・現
像の工程は以下のとおりである。マスクパターンの形成
されたフォトマスクを露光装置に入れ、波長が248n
mのKrFエキシマレーザーを用いて、レジスト上に縮
小投影法により、パターン転写を行う。このとき、転写
されたレジストパターンの形状を線幅が0.25μmの
ラインパターンとするために、ポジ型レジスト上のパタ
ーンにおける線幅のシフト量がほぼ0になるように31
0J/m2 程度照射する。つづいて、107.5℃、9
0秒間のベーク処理、TMAH(テトラ・メチル・アン
モニウム・ハイドライド)2.38%のアルカリ現像
液、液温24℃、60秒間の現像処理、および15秒間
の水洗い処理を行った後、スピン乾燥の処理を行う。
【0057】以上の工程によって、上記のマスクパター
ンはレジスト膜上に1/5に縮小投影されて、線幅が
0.25μmのレジストパターンが形成される。
【0058】その後、上記のレジストパターンをマスク
パターンとして、公知の方法により、ポリシリコン膜を
エッチングし、約0.25μmの線幅の所定の配線パタ
ーンを形成することができる。
【0059】本実施の形態で説明するフォトマスクのマ
スクパターンには、近接する一方の第1マスクパターン
の長手方向の辺に対して、他方の第2マスクパターンの
長手方向の辺がほぼ直角に配置され、補助パターンが、
該第2マスクパターンの、第1マスクパターンに近接す
る2つの角部に設けられている。
【0060】はじめに、補助パターンが、フォトマスク
に設けられた遮光性の素材のみからなるマスクパターン
の角部に設けられている場合について、図1および図2
に基づいて説明する。
【0061】上記のフォトマスクは、図1(a)に示す
ように、1/5縮小投影用のフォトマスクのマスクパタ
ーンとして、線幅が1.25μmのクロムパターン1・
2が、間隔aが1.25μmであるように、第1マスク
パターンであるクロムパターン2の長手方向の辺に対し
て、第2マスクパターンであるクロムパターン1の長手
方向の辺がほぼ直角に透明基板上に形成されている。さ
らに、露光光の減光もしくは位相シフトの機能を有す
、半導体基板(ウエハ)上のパターンサイズで0.1
5μm角の補助パターン3a・4aが上記のクロムパタ
ーン1の先端部の両角部に、同じく半導体基板(ウエ
ハ)上のパターンサイズで0.05μm角程度重なり合
うように設けられている。
【0062】ここで、上記のレジストパターン5の先端
部の角部7・7は、上記のマスクパターンのクロムパタ
ーン1および補助パターン3a・4aにより規定され
る。ただし、補助パターン3a・4aは、大きさが露光
光の波長以下であり、しかも減光型あるいは位相シフト
型の素材よりなっているため、補助パターン3a・4a
の形状は、レジストパターン5の先端部の角部7・7に
は形成されない。
【0063】そして、図1(b)に示したように、補助
パターン3a・4aの影響により、レジストパターン5
の先端部の後退量bは、0.05μm程度に抑制されて
いる。なお、この後退量bは、上述した従来例2の場合
と同程度である。また、レジストパターン5の先端部の
両角部7・7は、丸くならず、角が形成される。さら
に、上述した従来例3のような、補助パターン3a・4
aの影響によるレジストパターン6のふくらみ変形は見
られない。
【0064】なお、以上に説明したマスクパターンは、
図1(a)に示したように、クロムパターン1の上に、
補助パターン3a・4aが重なっているものであった
が、これは図2に示すように、補助パターン3b・4b
の上に、クロムパターン1が重なっているものであって
もよい。
【0065】つぎに、補助パターンが、露光光の位相を
変える機能を有する素材によって形成されたマスクパタ
ーンの角部に設けられている場合について、図3に基づ
いて説明する。
【0066】図3(a)に示すように、1/5縮小投影
用のフォトマスクのマスクパターンが、線幅が1.25
μmのマスクパターン15とクロムパターン18が、間
隔aが1.25μmであるように、第1マスクパターン
であるクロムパターン18の長手方向の辺に対して、第
2マスクパターンであるマスクパターン15の長手方向
の辺がほぼ直角に透明基板上に形成されている。そし
て、上記のマスクパターン15には、Cr等の遮光材料
からなるクロムパターン16を主要部として形成される
とともに、該マスクパターン15の先端部にMoSiN
xOy膜のみからなる1.25×1.00μmの位相シ
フタ17が形成されている。
【0067】さらに、露光光の減光もしくは位相シフト
の機能を有する0.15μm角の補助パターン19・2
0が、マスクパターン15の先端部である位相シフタ1
7の両角部に、0.05μm角程度重なり合うように設
けられている。
【0068】上記のフォトマスクは、透明なガラス基板
の上に、Cr膜とMoSiNO膜を積層したものであ
る。そして、上記のMoSiNO膜は減光型のものとし
て、KrFエキシマレーザーを6〜8%透過するもの、
もしくはi線を4〜8%透過するもの、あるいは位相シ
フト型のものを用いる。
【0069】上記のマスクパターンを、図1について説
明した手順と同様の手順によって、半導体基板上のポジ
型レジスト膜に、波長が248nmのKrFエキシマレ
ーザーを用いて転写する。その結果、上記のマスクパタ
ーンはレジスト膜上に1/5に縮小投影され、図3
(b)に示すように、線幅が0.25μmのレジストパ
ターンが形成される。
【0070】ここで、上記のレジストパターン21の先
端部の角部23・23は、上記のマスクパターンの位相
シフタ17および補助パターン19・20により規定さ
れる。ただし、上記の補助パターン19・20は、大き
さが露光光の波長以下であり、しかも素材が位相シフタ
材よりなっているため、補助パターン19・20の形状
は、レジストパターン21の先端部の角部23・23に
は形成されない。
【0071】そして、上記の位相シフタ17および補助
パターン19・20の影響によって、レジストパターン
21の先端部の後退量cが、0.02μm程度に抑制さ
れている。また、レジストパターン21の先端部の両角
部23・23は、丸くならず、角が形成されている。さ
らに、上述した従来例2のような、補助パターン19・
20の影響によるレジストパターン22のふくらみ変形
は見られない。
【0072】なお、以上に説明したマスクパターンは、
図3(a)に示したように、位相シフタ17の上に、補
助パターン19・20が重なっているものであったが、
補助パターン19・20の上に、位相シフタ17が重な
っているものであってもよい。
【0073】また、以上に説明した本実施の形態のマス
クパターンは、クロムパターンに対して露光光が3方向
から回り込む場合であった。そこで、クロムパターンに
対して露光光が2方向から回り込む場合について、本発
明の他の実施の形態として、つぎに説明する。
【0074】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図4に基づいて説明する。
【0075】本実施の形態で説明するフォトマスクのマ
スクパターンには、近接する一方の第1マスクパターン
の屈曲部の内側に、他方の第2マスクパターンの屈曲部
が、該第1マスクパターンの屈曲部に対してほぼ平行に
配置され、補助パターンが、該第2マスクパターンの、
第1マスクパターンに近接する角部に設けられている。
【0076】図4(a)に示すように、1/5縮小投影
用のフォトマスクのマスクパターンが、線幅が1.25
μmのクロムパターン8・9が、間隔が1.25μmで
あるように、第1マスクパターンであるクロムパターン
9の屈曲部の内側に、第2マスクパターンであるクロム
パターン8の屈曲部が、該クロムパターン9の屈曲部に
対してほぼ平行に透明基板上に形成されている。
【0077】さらに、0.20μm角の補助パターン1
0が、上記のクロムパターン8の角部に、0.05μm
角だけクロムパターン8と重なり合うように設けられて
いる。
【0078】上記のマスクパターンを、図1について説
明した手順と同様の手順によって、半導体基板上のポジ
型レジスト膜に、波長が248nmのKrFエキシマレ
ーザーを用いて転写する。その結果、上記のマスクパタ
ーンはレジスト膜上に1/5に縮小投影されて、図4
(b)に示すように、線幅が0.25μmのレジストパ
ターン11・12が形成される。
【0079】ここで、上記のレジストパターン11の角
部13は、上記のマスクパターンのクロムパターン8お
よび補助パターン10により規定され、上記のレジスト
パターン12の角部14は、該マスクパターンのクロム
パターン9により規定される。ただし、補助パターン1
0は、大きさが露光光の波長以下であり、しかも減光型
あるいは位相シフト型の素材からなっているため、該補
助パターン10の形状は、レジストパターンには形成さ
れない。
【0080】そして、上記の補助パターン10の影響に
より、レジストパターン11の角部13は、丸くなら
ず、角が形成される。また、レジストパターン12の角
部が変形しない。さらに、レジストパターン12の角部
14が後退せず、丸みがとれることで、屈曲部にコンタ
クト形成時のアライメントマージンを確保できるように
なる。
【0081】なお、以上に説明したマスクパターンは、
図4(a)において、屈曲部の角部以外の所には補助パ
ターンを付けなかった。その理由は、隣接するクロムパ
ターン9の存在で、クロムパターン8の角部への露光光
の回り込みの影響が3方向から2方向に弱められたた
め、クロムパターン8の延在部方向への後退が、孤立し
たパターンの場合に比べて、少なくなるためである。
【0082】なお、以上に説明したマスクパターンは、
図4(a)に示したように、クロムパターン8の上に、
補助パターン10が重なっているものであったが、補助
パターン10の上に、クロムパターン8が重なっている
ものであってもよい。
【0083】以上に説明した、本発明のフォトマスク
は、線幅あるいは間隔が露光光の波長と同程度であるレ
ジストパターンを、該露光光により形成した際に生じる
後退量を、上述した従来例2程度またはそれ以下に抑え
るとともに、隣接するレジストパターンにふくらみ変形
が生じないようにするマスクパターンを有するものであ
る。
【0084】具体的には、図1(a)ないし図4(a)
に示したように、露光光を減光する機能、および露光光
の位相を変える機能の少なくとも一つの機能を有する材
料からなる、露光光の波長以下の大きさの補助パターン
が、上記のマスクパターンの角部に付加されているフォ
トマスクである。
【0085】さらに、上記の露光光を減光する機能を有
する補助パターンについては、露光光に対して約10%
以下の透過率を有するものであれば、同様の効果が得ら
れる。また、露光光の位相を変える機能を有する位相シ
フタ材としては、露光光の位相を180度だけ変えるこ
とができる材料が理想的であるが、これに限定されず、
ある程度位相をシフトさせることができるものであれば
よい。
【0086】なお、本発明において、露光光の波長と同
程度であるレジストパターンの線幅とは、レジスト膜上
に露光、転写されたパターンにおいて、各レジストパタ
ーンの線幅が、KrFエキシマレーザー(248nm)
を用いて露光が行われる場合には、約0.30μm以
下、ArFエキシマレーザー(193nm)を用いて露
光が行われる場合には、約0.25μm以下とするもの
である。
【0087】また、本発明において用いられるポジ型レ
ジストとしては、一般に用いられているものであれば特
に限定されるものではない。
【0088】以上、2つの実施の形態からわかるよう
に、本発明のフォトマスクおよびそのパターン形成方法
は、ポリシリコン以外の材料、たとえば、金属シリサイ
ドやアルミニウム系金属または合金等のパターン形成に
も適用できる。
【0089】
【発明の効果】請求項1の発明の半導体装置の製造装置
は、以上のように、フォトマスクの形状が、近接する一
方の第1マスクパターンの長手方向の辺に対して、他方
の第2マスクパターンの長手方向の片がほぼ直角に配置
されており、上記第2マスクパターンの、第1マスクパ
ターンに近接する2つの角部には補助パターンが形成さ
れており、上記補助パターンは、上記露光光を減光する
機能、および上記露光光の位相を変える機能の少なくと
も一つの機能を有しており、対応するレジストパターン
の大きさが上記露光光の波長以下の大きさである構成で
ある。 請求項2の発明の半導体装置の製造装置は、以上
のように、フォトマスクの形状が、近接する一方の第1
マスクパターンの屈曲部の内側に、他方の第2マスクパ
ターンの屈曲部が、該第1マスクパターンの屈曲部に対
してほぼ平行に配置されており、上記第2マスクパター
ンの、第1マスクパターンに近接する角部には補助パタ
ーンが形成されており、上記補助パターンは、上記露光
光を減光する機能、および上記露光光の位相を変える機
能の少なくとも一つの機能を有しており、対応するレジ
ストパターンの大きさが上記露光光の波長以下の大きさ
からなる構成である。
【0090】それゆえ、露光後のレジストパターンの線
幅が、マスクパターンの線幅(縮小投影の場合はマスク
パターンの線幅×縮小率)と一致するように露光して
も、レジストパターンの角部の後退が抑制され、かつ、
補助パターンから露光光の波長以下の位置にあるレジス
トパターンの変形を防止することができる。
【0091】したがって、上記の半導体装置の製造装置
によれば、高精度のパターニングを行うことができるた
め、信頼性の高い半導体装置を歩留りよく製造できると
いう効果を奏する。
【0092】
【0093】
【0094】請求項3の発明の半導体装置の製造装置
は、以上のように、請求項1または2の構成において、
上記フォトマスクのマスクパターンのうち、上記補助パ
ターンが設けられている角部の近傍部分が、上記露光光
の位相を変える機能を有する素材によって形成されてい
る構成である。
【0095】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、補助パターンが設けられている角部の近
傍のマスクパターン部分が、遮光性の素材からなってい
る場合に比べて、光の回り込みを逆位相の光で打ち消す
効果を増加させることができる。 これにより、露光後の
レジストパターンの線幅が、マスクパターンの線幅(縮
小投影の場合はマスクパターンの線幅×縮小率)と一致
するように露光した場合における、レジストパターンの
角部の後退を抑制する効果、および、補助パターンから
露光光の波長以下の位置にあるレジストパターンの変形
を防止する効果を増加させることができる。
【0096】請求項4の発明の半導体装置の製造装置
は、以上のように、請求項1乃至3のいずれか1項の構
成において、上記マスクパターンの先端部にMoSiN
xOy膜のみからなる位相シフタが形成されている構成
である。
【0097】それゆえ、請求項1乃至3の発明を効果的
に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のマスクパターンおよび
レジストパターンを示す要部の概略平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の他のマスクパターンを
示す要部の概略平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の他のマスクパターンお
よびレジストパターンを示す要部の概略平面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のマスクパターンおよ
びレジストパターンを示す要部の概略平面図である。
【図5】従来のマスクパターンおよびレジストパターン
を示す要部の概略平面図である。
【図6】従来のマスクパターンおよびレジストパターン
を示す要部の概略平面図である。
【図7】従来のマスクパターンおよびレジストパターン
を示す要部の概略平面図である。
【図8】従来のマスクパターンおよびレジストパターン
を示す要部の概略平面図である。
【符号の説明】
1 クロムパターン(第2マスクパターン) 2 クロムパターン(第1マスクパターン) 3a・3b 補助パターン 4a・4b 補助パターン 5 レジストパターン 6 レジストパターン 7 角部 8 クロムパターン(第2マスクパターン) 9 クロムパターン(第1マスクパターン) 10 補助パターン 11 レジストパターン 12 レジストパターン 13 角部 14 角部 15 マスクパターン(第2マスクパターン) 16 クロムパターン 17 位相シフタ 18 クロムパターン(第1マスクパターン) 19 補助パターン 20 補助パターン 21 レジストパターン 22 レジストパターン 23 角部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−66550(JP,A) 特開 平8−202020(JP,A) 特開 平10−148928(JP,A) 特開 平9−127676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォトマスクを通して、ポジ型レジストに
    露光光を照射し、近接する各レジストパターンの間隔が
    該露光光の波長と同程度であるパターンを形成する半導
    体装置の製造装置において、上記フォトマスクの形状が、近接する一方の第1マスク
    パターンの長手方向の辺に対して、他方の第2マスクパ
    ターンの長手方向の片がほぼ直角に配置されており、 上記第2マスクパターンの、第1マスクパターンに近接
    する2つの角部には補助パターンが形成されており、 上記補助パターンは、上記露光光を減光する機能、およ
    び上記露光光の位相を変える機能の少なくとも一つの機
    能を有しており、対応するレジストパターンの大きさが
    上記露光光の波長以下の大きさであることを特徴とする
    半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】フォトマスクを通して、ポジ型レジストに
    露光光を照射し、近接する各レジストパターンの間隔が
    該露光光の波長と同程度であるパターンを形成する半導
    体装置の製造装置において、 上記フォトマスクの形状が、近接する一方の第1マスク
    パターンの屈曲部の内側に、他方の第2マスクパターン
    の屈曲部が、該第1マスクパターンの屈曲部に対してほ
    ぼ平行に配置されており、 上記第2マスクパターンの、第1マスクパターンに近接
    する角部には補助パターンが形成されており、 上記補助パターンは、上記露光光を減光する機能、およ
    び上記露光光の位相を変える機能の少なくとも一つの機
    能を有しており、対応するレジストパターンの大きさが
    上記露光光の波長以下の大きさであることを特徴とする
    半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】上記フォトマスクのマスクパターンのう
    ち、上記補助パターンが設けられてい る角部の近傍部分
    が、 上記露光光の位相を変える機能を有する素材によって形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の半導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】上記マスクパターンの先端部にMoSiN
    xOy膜のみからなる位相シフタが形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半
    導体装置の製造装置。
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