JP3241568B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JP3241568B2
JP3241568B2 JP18150395A JP18150395A JP3241568B2 JP 3241568 B2 JP3241568 B2 JP 3241568B2 JP 18150395 A JP18150395 A JP 18150395A JP 18150395 A JP18150395 A JP 18150395A JP 3241568 B2 JP3241568 B2 JP 3241568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
おける内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の燃料供給装置には、例
えば特開平6−123261号公報に開示されているよ
うに、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧して燃料吐
出ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出する燃料
ポンプと、前記燃料供給通路途上に配置される連通部品
と、前記燃料ポンプ及び連通部品を装備して前記燃料タ
ンク内に配置されるケースとを備えるものがある。この
公報のものでは、燃料ポンプの燃料吐出ポートと、その
燃料吐出ポートに連通される連通部品(燃料フィルタ
−)の燃料流入口とがホースを介して接続されている。
また、本件出願人が先に提案した特願平7−69500
号(本件出願時、未公開)には燃料ポンプの燃料吐出ポ
ート(吐出口ともいう)にOリングを介してブラケット
を直結した構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の内燃機
関の燃料供給装置によると、燃料ポンプの燃料吐出ポー
トと燃料フィルタ−の燃料流入口とをホース(ホースや
パイプ類も含めて導管ともいう)を使用して間接的に接
続しているため、接続ヶ所が多く、部品の組付けにとも
なう接続作業が煩雑になり、また部品交換にともなう分
解作業もしづらく、また導管の取り回しによりコンパク
ト化も難しいといった問題がある。また、後者の従来技
術については、燃料ポンプの吐出口をOリングを介して
ブラケットに直結しているため、燃料ポンプの吐出脈動
や燃料ポンプの振動がブラケットに伝わりやすく、騒音
が大きいといった問題があった。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、燃料ポンプと連通部品を接続する導管を廃止するこ
とにより、接続作業性及び分解作業性及び部品交換性を
向上するとともに装置のコンパクト化を図ることのでき
る内燃機関の燃料供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧し
て燃料吐出ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出
する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに連通される連通部
品である燃料フィルターと、前記燃料ポンプ及び前記燃
料フィルターを装備して前記燃料タンク内に配置される
ケースとを備える内燃機関の燃料供給装置において、
記燃料ポンプは、前記燃料吐出ポートを上端部に有し、
前記燃料フィルターに前記燃料ポンプを内挿し、 前記燃
料フィルターは、径方向に燃料を通してろ過するフィル
ターエレメントと、そのフィルターエレメントを収納す
るフィルターケースとを備え、 前記フィルターケースの
上部には、フィルター燃料流入口及びフィルター燃料流
出口が形成され、前記燃料ポンプの燃料吐出ポートと
前記燃料フィルターのフィルター燃料流入口とを、受け
口と差し口とによるいんろう継手により直結したもので
ある。この請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置によ
ると、燃料ポンプの燃料吐出ポートと連通部品である
料フィルターの燃料流入口とをつなぐ導管を使用しない
で済み、接続ヶ所が減少するとともに導管の取り回しス
ペースも削減できる。請求項2の発明は、請求項1記載
の内燃機関の燃料供給装置において、前記フィルター燃
料流入口と前記フィルター燃料流出口とは、前記燃料ポ
ンプを間にして相反する位置に形成されている。この請
求項2記載の内燃機関の燃料供給装置によると、フィル
ター燃料流入口からフィルターケース内に流入した燃料
を、燃料ポンプを間にして相反する位置にあるフィルタ
ー燃料流出口へ流すことができる。請求項3の発明は、
請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料供給装置におい
て、前記ケースは、前記燃料タンクに取付けられるブラ
ケットを備え、 前記ブラケットは、前記燃料フィルター
の上動を当接によって規制するストッパーを有してい
る。この請求項3記載の内燃機関の燃料供給装置による
と、ブラケットが有するストッパーによって燃料フィル
ターの上動を規制することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1,2につい
て順に説明する。 〔発明の実施の形態1〕発明の実施の形態1について図
1〜図4を参照して説明図する。図1に内燃機関の燃料
供給装置の断面図が示され、また図2にその燃料供給装
置の平面図が示されている。なお、図1は内部構成をわ
かりやすく表したもので図2に表される実際上の配置状
態とは一致しない。図1及び図2に示される燃料供給装
置は、ケース16に燃料ポンプ22、高圧側燃料フィル
ター15、プレッシャレギュレター29、及びその他の
付属部品等を装備しモジュール化したもので、1モジュ
ール単位で燃料タンク23に取り付けられるものであ
る。なお説明の都合上、ケース16、燃料ポンプ22、
燃料フィルター15、プレッシャレギュレター29の順
で説明する。
【0007】ケース16は合成樹脂製のものでほぼ有底
筒状をなしており、その上面開口を覆うほぼ円板状の合
成樹脂製ブラケット2を備えている。ケース16は、上
中下3段の上段から下段に向かって口径を小さくする段
付円筒状に形成されており、上段収納部16a、中段収
納部16b及び下段収納部16cを有している。またブ
ラケット2の肉厚はケース16の肉厚に比べ厚く、前記
各種部品を装備するケース16を支持するに十分な剛性
を備えている。
【0008】ケース16に対するブラケット2の取り付
け構造について述べる。ケース16の上端部には四角形
状をした適数個(例えば3個)の嵌合窓9が開口されて
いる。一方、ブラケット2の下面には、ケース16内に
嵌合可能な円環状をなすブラケットケース7が一体形成
されている。このブラケットケース7の外周面には、前
記嵌合窓9と係合可能な保持突起8がその嵌合窓9の個
数及び形成位置に対応して形成されている。この保持突
起8は、ケース16内へのブラケットケース7の挿入に
よって嵌合窓9と係合している。詳しくはケース16内
へのブラケットケース7の挿入にともない、保持突起8
がケース16の当該部分をそのたわみを利用して拡開変
形させながら摺動していき、嵌合窓9に達すると同時に
ケース16の当該部分が復元することによって保持突起
8と嵌合窓9が係合し、ブラケット2とケース16が抜
け止めされている。
【0009】前記ブラケット2は燃料タンク23に取り
付けられるもので、その取り付け構造について述べる。
燃料タンク23の上面板には、ケース16を挿通可能な
ケース挿入用開口孔38が形成されており、その開口孔
38の周縁部をタンクフランジ5としている。ブラケッ
ト2は、ケース16を燃料タンク23内に前記開口孔3
8を通して挿入したうえで、その開口孔38を塞ぐよう
にタンクフランジ5上に環状パッキン4を介して載せら
れ、環状のブラケット押え板3をタンクフランジ5に例
えば図示しないビス等により締着することによって燃料
タンク23に固定されている。なお、この燃料タンク2
3は例えば自動車の車両に搭載されるものである。
【0010】次に燃料ポンプ22について述べる。燃料
ポンプ22には、燃料タンク23内の燃料中に浸漬され
た状態でその下端部の燃料吸入ポート39から燃料を吸
入しかつ昇圧して上端部の燃料吐出ポート10から吐出
するインタンク式電動燃料ポンプが採用されている。燃
料ポンプ22は、その下部がケース16の下段収納部1
6cに遊嵌状に嵌入され、中段収納部16cの中央部に
垂立状に収納されている。燃料ポンプ22の底部の燃料
吸入ポート39を含む周辺部分はケース16の底板の開
口孔(符号省略)より露出されている。その燃料吸入ポ
ート39には吸入する燃料をろ過するためのポンプ入口
フィルター20が取り付けられている。ポンプ入口フィ
ルター20は燃料タンク23の底板23aに接触してい
る。燃料ポンプ22の底部は、ケース16の底板に対し
クッションゴム21を介して弾性的に支持されている。
また燃料ポンプ22の上端面より引き出されたハーネス
36は、前記ブラケット2に一体形成されたコネクタ3
5内のターミナル40に電気的に接続されている。なお
コネクタ35にはタンク外の配線側接続用コネクタが接
続される。
【0011】次に、燃料ポンプ22の下流側に接続され
る燃料フィルター15について述べる。燃料フィルター
15は、前記燃料ポンプ22を遊嵌状に内挿するほぼ円
筒状をなしており、前記ケース16の中段収納部16b
に嵌装され、その収納部16bの下面上に載置されてい
る。なお燃料フィルター15は、ポンプ入口フィルター
20に対し高圧側に配置されるので高圧側燃料フィルタ
ーともいう。燃料フィルター15は、円筒状のフィルタ
ーエレメント19と、そのエレメント19を収容する上
面開口状の合成樹脂製フィルターロワーボデー13と、
そのロワーボデー13の上面に樹脂の溶着による接合部
12を介して接合されてロワーボデー上面を塞ぐ合成樹
脂製フィルターアッパーボデー11とからなる。このフ
ィルターロワーボデー13とフィルターアッパーボデー
11とによりフィルターエレメント19を収納するフィ
ルターケース(符号省略)が形成されている。
【0012】フィルターアッパーボデー11は、フィル
ターエレメント19の上面に当接する環状シール部24
を有している。またフィルターロワーボデー13の外周
壁を形成するフィルターケース外筒部(図1に符号17
を付す)とフィルターエレメント19の外周面との間、
及びそのロワーボデー13の内周壁を形成するフィルタ
ーケース内筒部(図1に符号18を付す)とフィルター
エレメント19の内周面との間には、それぞれ燃料通路
としての隙間41,42が設けられている。前記フィル
ターアッパーボデー11には、図3の断面図によく示さ
れるように、ほぼ逆U字状のフィルター連通路43が形
成されている。フィルター連通路43は、前記燃料ポン
プ22の燃料吐出ポート10に連通するフィルター燃料
流入口1を一端に備えかつ他端が前記フィルターロワー
ボデー13の内側隙間42に連通している。なおフィル
ターアッパーボデー11に取り付けられたプラグ44
は、フィルター連通路43の横方向通路の形成時に開口
された孔45を塞いでいる。
【0013】燃料ポンプ22の燃料吐出ポート10とフ
ィルターアッパーボデー11のフィルター燃料流入口1
とは、導管を使用しないで直結されている。詳しくは、
図3に示されるように、燃料吐出ポート10を円筒状差
し口とし、フィルター燃料流入口1を円筒状受け口と
し、相互の嵌合によって接続をなすいんろう継手によっ
て直結されている。さらに燃料吐出ポート10とフィル
ター燃料流入口1とは遊嵌状に嵌合されており、その嵌
合部の間には弾性を有するシール材としてのOリング1
4が介在されている。なおOリング14は、燃料吐出ポ
ート10に嵌装された円筒状のスペーサ46の上端面に
設置されている。また燃料吐出ポート10の先端部には
ゴム製の孔付きキャップ47が嵌着されている。
【0014】図1及び図2において、燃料ポンプ22か
ら吐出される燃料の吐出圧力により上方へ移動する燃料
フィルター15の上面には、前記ブラケット2の下面に
突出する棒状ストッパー6の下端面が当接し、その燃料
フィルター15の上動を規制する。但し、ケース16へ
のブラケット2の取り付け時には製造誤差等を考慮し、
燃料フィルター15の上面とストッパー6の下端面との
間にはすき間が設けられている。なお図では、ブラケッ
ト2に棒状ストッパー6を設けてあるが、ケース16の
内面に突起を設けてその突起に燃料フィルター15を当
接させてもよい。またフィルターアッパーボデー11に
は、前記フィルターロワーボデー13の外側隙間41に
連通しかつ上面に開口するフィルター燃料流出口25が
形成されている。
【0015】次に、燃料フィルター15の下流側に接続
されるプレッシャレギュレター29について述べる。プ
レッシャレギュレター29は、図4の断面図によく示さ
れるように、金属製レギュレターケース53には合成樹
脂製ホルダー54がそのケース53の接合端をかしめる
ことによって結合されている。このレギュレターケース
53とホルダー54とにより形成される内部空間は、両
者間に介在されたダイアフラム31によって調圧室26
と大気開放室55の二室に区画されている。ダイアフラ
ム31の中央部にはバルブ56およびスプリングシェル
57が取り付けられている。バルブ56は、調圧室26
側に位置し、ダイアフラム31のたわみ変形によって前
記ホルダー54側のバルブシート58と接離する。この
バルブ56は、開弁時に調圧室56と大気開放室55と
を連通する連通孔59を有している。またスプリングシ
ェル57とレギュレターケース53との間には、バルブ
56をバルブシート58に押圧するダイアフラムスプリ
ング30が介在されている。またレギュレターケース5
3に開口したリターン燃料出口28には、燃料タンク2
3の内部空間とを連通するリターン燃料導管27が接続
されている。なおホルダー54とダイアフラム31との
接合面及びバルブ56とダイアフラム31との接合面に
はそれぞれその間の気密を保持するためのシールリング
63a,63bが介在されている。
【0016】前記ホルダー54には、上下方向に直線状
に連通するプレッシャレギュレター連通路32と、その
連通路32と前記調圧室26とを連通する分岐路60を
有している。ホルダー54のプレッシャレギュレター連
通路32の下端部にはプレッシャレギュレター燃料流入
口61が形成され、またその連通路32の上端部にはプ
レッシャレギュレター燃料流出口62が形成されてい
る。
【0017】前記プレッシャレギュレター29のプレッ
シャレギュレター燃料流入口61と前記燃料フィルター
15のフィルター燃料流出口25とは、導管を使用しな
いで直結されている。詳しくは、図4に示されるよう
に、プレッシャレギュレター燃料流入口61を円筒状差
し口とし、フィルター燃料流出口25を円筒状受け口と
し、相互の嵌合によって接続をなすいんろう継手によっ
て直結されている。なおプレッシャレギュレター燃料流
入口61とフィルター燃料流出口25との嵌合部の間に
はその間の気密を保持するシール材としてのOリング3
4aが介在されている。なおプレッシャレギュレター燃
料流出口62は、前記ブラケット2の後述するメインパ
イプ33と接続される。
【0018】前記プレッシャレギュレター29は、プレ
ッシャレギュレター連通路32を流れる給送燃料の圧力
が燃料タンク23内の圧力(大気圧)とダイアフラムス
プリング30の弾性力とを合計した圧力よりも低いとき
にはバルブ56が閉じており、またそれよりも高くなる
とバルブ56が開かれることにより余剰となる燃料がバ
ルブ56の連通孔59を通して大気開放室55、リター
ン燃料出口28及びリターン燃料導管27を通じて燃料
タンク23内へ戻されることによって、給送燃料の燃圧
が常に一定になるように調整する。
【0019】次に、プレッシャレギュレター29の下流
側に接続されるブラケット2のメインパイプ33につい
て述べる。メインパイプ33は、燃料タンク23の内外
の燃料供給通路を連通するもので、図1及び図4に示さ
れるように、ブラケット2下面に開口するブラケット燃
料流入口64と、ブラケット2上において側方に開口す
るライン接続口65を有するほぼ逆L字状の燃料通路を
形成している。なおライン接続口65には、図示はしな
い内燃機関におけるフューエルインジェクタを取り付け
たデリバリパイプとつながるフューエルラインが接続さ
れる。
【0020】前記ブラケット2のブラケット燃料流入口
64とプレッシャレギュレター29のプレッシャレギュ
レター燃料流出口62とは、導管を使用しないで直結さ
れている。詳しくは、図4に示されるように、プレッシ
ャレギュレター燃料流出口62を円筒状差し口とし、ブ
ラケット燃料流入口64を円筒状受け口とし、相互の嵌
合によって接続をなすいんろう継手によって直結されて
いる。なおプレッシャレギュレター燃料流出口62とブ
ラケット燃料流入口64との嵌合部の間にはその間の気
密を保持するシール材としてのOリング34bが介在さ
れている。また図1において、前記プレッシャレギュレ
ター29とブラケット2の接続は、ケース16へのブラ
ケット2の取り付けと同時に果たされる。これにともな
い、プレッシャレギュレター29は燃料フィルター15
とブラケット2との間に挟まれた状態で保持される。
【0021】なお図2に示されるように、前記ケース1
6の側方にはフューエルゲージのセンダゲージ66が取
り付けられている。センダゲージ66は、フロート67
およびアーム68を備えている。
【0022】上記した内燃機関の燃料供給装置におい
て、エンジンの運転にともない、燃料ポンプ22により
燃料タンク23内の燃料が吸入し昇圧される。その吸入
される燃料は、ポンプ入口フィルター20を通してろ過
されることにより、その燃料中のゴミが除去される。燃
料ポンプ22の燃料吐出ポート10から吐出する燃料
は、燃料フィルター15のフィルター連通路43からフ
ィルターエレメント19を通してろ過されることによ
り、その燃料中の前記ポンプ入口フィルター20で除去
できなかった細かなゴミが除去された後、プレッシャレ
ギュレター29のプレッシャレギュレター連通路32、
ブラケット2のメインパイプ33を通じ、さらにフュー
エルラインを介してエンジンへと送給される。このとき
メインパイプ33から送出される給送燃料の圧力はプレ
ッシャレギュレター29によって常に一定になるように
調整される。なお燃料の流れが図1中に矢印で示されて
いる。
【0023】なお上記実施の形態において、燃料フィル
ター15、プレッシャレギュレター29、メインパイプ
33が本発明でいう連通部品に相当しているが、プレッ
シャレギュレター29が燃料タンク23外の燃料供給通
路にある場合は、そのプレッシャレギュレター29を除
く。また、燃料ポンプ22の燃料吐出ポート10から吐
出される燃料が流れていく通路を総称して燃料供給通路
と称している。
【0024】上記内燃機関の燃料供給装置によれば、燃
料ポンプ22の燃料吐出ポート10とこれに連通する連
通部品である燃料フィルター15のフィルター燃料流入
口1とを直結させたものであるから、導管を使用しない
で済み、接続ヶ所が少なくなることから接続作業性及び
分解作業性及び部品交換性が向上するとともに、導管の
取り回しスペースも削減できることから装置のコンパク
ト化が可能となる。また、高圧側燃料フィルター15が
燃料ポンプ22の側部にそって取り囲んでいるので、燃
料ポンプ22まわりの空間を有効に利用でき、一層コン
パクト化が図れる。なおコンパクト化によって、深さの
浅い燃料タンク23にも搭載することができ、また燃料
タンク23内の燃料収容量も増大される。
【0025】また、燃料ポンプ22の燃料吐出ポート1
0と燃料フィルター15のフィルター燃料流入口1とを
受け口と差し口とによるいんろう継手により直結し、そ
の受け口と差し口とは遊嵌状に嵌合し、その受け口と差
し口との嵌合部の間に弾性を有するOリング14を介在
したので、いんろう継手の受け口と差し口との嵌合部分
の気密がOリング14によって保持される。また、燃料
ポンプ22の燃料吐出ポート10をフィルター15を介
してブラケット2に接続すること及び燃料ポンプ22の
作動時その吐出圧力により燃料フィルター15が上部に
移動し、その燃料フィルター15がそれと別体のブラケ
ット2の棒状ストッパ6と当接する構成であり、燃料タ
ンク22側へ伝わろうとする燃料ポンプ22の振動がそ
の間に介在された燃料フィルター15により減衰され
る。燃料ポンプ22作動時の振動に吐出脈動も加わり振
動が発生するが、燃料ポンプ22と棒状ストッパ6との
間に燃料フィルター15を介在させること、及び棒状ス
トッパ6と燃料フィルター15が別体であることで減衰
効果が大きい。また、連通部品を収納するケース16が
ブラケット2と1体でなく、別体で支えられているため
収納物の振動が減衰される。以上から、燃料ポンプ22
の振動に起因する車両騒音を低減することができる。
【0026】また燃料供給通路途上に配置される複数の
連通部品、すなわち燃料フィルター15、プレッシャレ
ギュレター29、メインパイプ33は、燃料流出口25
と燃料流入口61との直結と、燃料流出口62と燃料流
入口64との直結とによりそれぞれ連通されているの
で、このような複数の連通部品の接続においても導管を
使用しないで済むことから、接続ヶ所が減少するととも
に導管の取り回しスペースも削減でき、これまた接続作
業性及び分解作業性及び部品交換性の向上及び装置のコ
ンパクト化に有利である。
【0027】〔発明の実施の形態2〕発明の実施の形態
2について燃料供給装置の説明断面図を示した図5を参
照して説明する。本実施の形態2は発明の実施の形態1
の一部を変更したものであるからその変更部分について
詳述し、発明の実施の形態1と同一もしくは実質的に同
一構成と考えられる部分には同一符号を付して重複する
説明は省略する。図5に断面図で示されるように、本実
施の形態2では前記実施の形態1におけるプレッシャレ
ギュレター29が排除されたものである。例えば、プレ
ッシャレギュレター29が燃料タンク23外の燃料供給
通路に設けられる場合等である。そしてブラケット2に
は前記受け口のブラケット燃料流入口64に代えて、差
し口としての円筒状をしたブラケット燃料流入口70が
形成されている。このブラケット燃料流入口70は、実
施の形態1におけるプレッシャレギュレター29のプレ
ッシャレギュレター燃料流入口61の場合と同様に、燃
料フィルター15のフィルター燃料流出口25にOリン
グ34aを介在したいんろう継手により直結されてい
る。
【0028】本発明は前記発明の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更が可能である。例えば各いんろう継手の受け口
と差し口と配置関係は逆配置とする、すなわち受け口を
差し口とし差し口を受け口として配置することもでき
る。またシール材としては、Oリング14に限定される
ものではなく、弾性を有しかつシール機能を果たすもの
であれば良いまたクッションゴム21は、弾性を有す
る弾性部材であればよく、材質は限定されない。
【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この本発明の実施の形態には特許請求の範囲に記
載した技術的事項以外に次の様な各種の技術的事項を有
することを付記しておく。 (1)請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置におい
て、燃料ポンプに連通する連通部品として燃料フィルタ
ーを備え、その燃料フィルターを略円筒状に形成し、燃
料ポンプの側部にそって配置したことを特徴とする内燃
機関の燃料供給装置。この燃料供給装置によれば、燃料
フィルターで燃料ポンプ周りが取り囲まれるため、ポン
プ騒音の放出を防止でき、よって防音効果が期待でき
る。また燃料フィルターは1つの部品となっているから
交換性も良い。 (2)請求項2記載の内燃機関の燃料供給装置におい
て、ケースに燃料ポンプを弾性を有する弾性部材を介し
て支持したことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
この燃料供給装置によれば、弾性部材とシール材との協
動による弾性的な支持によってポンプ振動を効果的に減
衰することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の内燃機関の燃料供給装置による
と、燃料ポンプと燃料フィルターを接続する導管を廃止
したことにより、接続ヶ所が減少することから接続作業
性及び分解作業性及び部品交換性が向上するとともに、
導管の取り回しスペースも削減できることから装置のコ
ンパクト化が可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す燃料供給装置の断
面図である。
【図2】同燃料供給装置の平面図である。
【図3】燃料ポンプの燃料吐出ポート周辺部を示す断面
図である。
【図4】プレッシャレギュレターを示す断面図である。
【図5】実施の形態2を示す燃料供給装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルター燃料流入口 2 ブラケット(連通部品) 10 燃料吐出ポート 14 Oリング(シール材) 15 燃料フィルター(連通部品) 16 ケース 22 燃料ポンプ 23 燃料タンク 25 フィルター燃料流出口 29 プレッシャレギュレター(連通部品) 61 プレッシャレギュレター燃料流入口 62 プレッシャレギュレター燃料流出口 64 ブラケット燃料流入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 隆 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛三工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−213091(JP,A) 特開 平8−82263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/00 321

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧し
    て燃料吐出ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出
    する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに連通される連通部
    品である燃料フィルターと、前記燃料ポンプ及び前記燃
    料フィルターを装備して前記燃料タンク内に配置される
    ケースとを備える内燃機関の燃料供給装置において、前記燃料ポンプは、前記燃料吐出ポートを上端部に有
    し、 前記燃料フィルターに前記燃料ポンプを内挿し、 前記燃料フィルターは、径方向に燃料を通してろ過する
    フィルターエレメントと、そのフィルターエレメントを
    収納するフィルターケースとを備え、 前記フィルターケースの上部には、フィルター燃料流入
    口及びフィルター燃料流出口が形成され、 前記燃料ポンプの燃料吐出ポートと、前記燃料フィルタ
    ーのフィルター燃料流入口とを、受け口と差し口とによ
    るいんろう継手により直結したことを特徴とする内燃機
    関の燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置
    において、前記フィルター燃料流入口と前記フィルター燃料流出口
    とは、前記燃料ポンプを間にして相反する位置に形成さ
    れている ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料
    供給装置において、前記ケースは、前記燃料タンクに取付けられるブラケッ
    トを備え、 前記ブラケットは、前記燃料フィルターの上動を当接に
    よって規制するストッパーを有している ことを特徴とす
    る内燃機関の燃料供給装置。
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