JP3241191B2 - 自動倣いtig溶接装置 - Google Patents

自動倣いtig溶接装置

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JP3241191B2 JP28997993A JP28997993A JP3241191B2 JP 3241191 B2 JP3241191 B2 JP 3241191B2 JP 28997993 A JP28997993 A JP 28997993A JP 28997993 A JP28997993 A JP 28997993A JP 3241191 B2 JP3241191 B2 JP 3241191B2
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正己 小岩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倣いTIG溶接装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TIG溶接においては溶接線の倣
いは、図6斜視図に示すように、熟練の溶接士が常時ワ
ーク28の開先面29を監視しながら、TIG溶接トー
チ7,ワイヤノズル11位置が開先面29中央になるよ
うに手動上下スライド30,手動左右スライド31,手
動ワイヤ位置調整スライド10等で調整しながら、走行
台車1で溶接ヘッドを走行させており、従ってなかなか
溶接作業のコストダウンに結びつかない不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、TIG溶接における溶
接線の倣いが自動化でき、溶接士による監視がいらなく
なり溶接作業のコストダウンを図ることができ、更に融
合不良やワイヤ位置ずれがなく溶接条件裕度の拡大を図
ることができる自動倣いTIG溶接装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、走
行台車に上下及び左右方向自動スライドを介し搭載され
たTIG溶接トーチと、上記TIG溶接トーチ内に軸心
周りに回転可能に設けられた回転軸と、上記回転軸の先
端部に軸心から偏心して取付けられたタングステン電極
と、上記回転軸の基端部に外嵌され上記タングステン電
極の左右位置及び前後位置を示す複数の検出穴を穿設さ
れた位置検出用スリーブと、上記位置検出用スリーブ
おける上記検出穴に対向しうように配設されたレーザ
ーセンサーと、上記レーザーセンサーにより検出された
電極位置におけるアーク電圧値に基づき上記自動スライ
ドを制御する自動制御装置とを具えたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本発明自動倣いTIG溶接装置においては、
TIG溶接トーチ内回転軸の先端部の軸心から任意の離
れた位置に偏心させてタングステン電極を取付け、タン
グステン電極の回転半径,回転数を変化させることによ
り、加熱領域を広くして融合不良等の発生を少なくする
とともに、ワイヤ位置のずれ量による影響も少なくし
て、溶接条件裕度の拡大を図ることができる。また回転
軸上に、検出穴を穿設された位置検出用スリーブを取付
これに非接触のレーザーセンサーを当てて、位置検
出用スリーブ位置とタングステン電極位置の左右,前後
位置を同じにしておき、電極回転時の位置検出を行う。
なお溶接時においてはこの左右位置の検出を行いその時
のアーク電圧が等しくなるように制御を行うことにより
アークセンサーの機能を期待でき、後側の位置検出を行
うことにより電極上下変動のアーク電圧を制御すること
ができる。
【0006】
【実施例】本発明自動倣いTIG溶接装置の一実施例
を図面について説明すると、図1は本溶接装置の全体概
略を示し、同図(A)は側面図、同図(B)は正面図、
図2はTIG溶接トーチ部の側断面図、図3は偏心電極
部の縦断面図、図4は電極位置検出状況の説明図、図5
は自動倣い制御方式の回路図である。
【0007】まず図1において、走行台車1に上下モー
ター2で作動される上下自動スライド3及び左右モータ
ー4で作動される左右自動スライド5を介してトーチホ
ルダー6が装架され、このトーチホルダー6にTIG溶
接トーチ7が搭載されてその先端に後述の要領でタング
ステン電極8が取付けられており、またトーチホルダー
6の上部には回転モーター9が載置されるとともに、前
部にはワイヤ位置調整スライド10を介してワイヤノズ
ル11が吊設され、その先端からワイヤ12が導出され
ている。
【0008】しかしてTIG溶接トーチ7の詳細は図2
の通りであり、TIG溶接トーチ7の軸心部には回転軸
13がベアリング14に支持されて回転自在に挿入され
るとともに、回転軸13基端部が回転ギヤ15を介して
前記回転モーター9に連結されており、この回転軸13
の先端部には偏心用チップ16が設けられ、そこに回転
軸13の軸心から偏心して前記タングステン電極8が取
付けられている。また回転軸13の基端部に左右,前後
に検出穴17a穿設された位置検出用スリーブ17が
外嵌されるとともに、そこに対向して非接触の上下1対
のレーザーセンサー18が配設されている。更にTIG
溶接トーチ7の基部には、通電チップ19が設けられて
回転軸13と接続されるとともに、冷却水入口20及び
冷却水出口21が設けられており、一方TIG溶接トー
チ7の先端部には、シールドカップ22が形成されてそ
の内部にシールドガスレンズ23が装着されるとともに
その上部にガス入口24が設けられている。なお上記タ
ングステン電極8の取付要領は図3に示す通り、回転軸
13の先端に設けられた偏心用チップ16に対して、コ
レットボディ25,コレット26及びタングステン電極
8の中心からのずれ量Lを適宜調整できるように取付け
られている。
【0009】このような装置の作動を図4及び図5を参
照して説明すると、図4に示すように、溶接前にワーク
28の開先面29の溶接方向の直角にあたる左右端29
L ,29R 及び後側の位置29B を決めておき、それに
合うようにTIG溶接トーチ7の回転軸13に取付けた
位置検出用スリーブ17と、偏心用チップ16に取付け
たタングステン電極8を合わせておく。すなわち例えば
開先面29の左端とタングステン電極8左端を合わせて
おき、そのときに位置検出用スリーブ17の下側の検出
穴17aにレーザーセンサー18のレーザー光が合うよ
うにしておくことにより位置検出を行う。またこの位置
検出用スリーブ17には90°ピッチでレーザーセンサ
ー18のレーザー光が当たる位置に検出穴17aを明け
ておき、左端では下側のレーザー光が位置検出用スリー
ブ17の下側の検出穴17aをキャッチし、右端では上
側のレーザー光が位置検出用スリーブ17の上側の検出
穴17aをキャッチし、また後側では上下両方のレーザ
ー光が位置検出用スリーブ17の上下両方の検出穴17
aをキャッチすることにより各位置を合わせておく。
【0010】しかして溶接時には回転モーター9によ
り回転軸13を回し、それにより回転軸13先端部の偏
心用チップ16に取付けたタングステン電極8が円を描
いて回転し、加熱領域が広くなるほか、左端,右端にお
いてレーザーセンサー18がスリーブ17における左右
の検出穴17aを介し的確に検出し発信する検出信号に
応じ自動制御装置27(図4)が作動してアーク電圧を
検出するので、図5に示す自動倣い制御方式により、ア
ーク電圧を等しくするように左右自動スライド5が働
アークセンサーとしての機能が十分に期待できる。
また同じように後側位置をレーザーセンサー18がスリ
ーブ17における前後位置を示す検出穴17aを介し的
確に発信する検出信号に応じ自動制御装置27により
ーク電圧を検出するので、設定電圧に合うように図5に
示す自動倣い制御方式により、上下自動スライド3を介
してアーク長制御を行うことができる
【0011】かくしてこの自動倣いTIG溶接装置によ
れば、タングステン電極8を回転軸13の軸心から適宜
偏心しておくことにより、加熱領域が広くなるので融合
不良等の溶接欠陥が少なくなるとともに、ワイヤ12添
加位置裕度も広くなり、溶接条件裕度の向上を図ること
ができる。また位置検出用スリーブ17及びレーザーセ
ンサー18の作動によるアークセンサー機能の作用によ
り、溶接線の倣い自動化が的確に行えるようになり
溶接士の監視がいらなくなってコストダウンを図ること
ができる。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、走行台車に上
下及び左右方向自動スライドを介し搭載されたTIG溶
接トーチと、上記TIG溶接トーチ内に軸心周りに回転
可能に設けられた回転軸と、上記回転軸の先端部に軸心
から偏心して取付けられたタングステン電極と、上記回
転軸の基端部に外嵌され上記タングステン電極の左右位
置及び前後位置を示す複数の検出穴を穿設された位置検
出用スリーブと、上記位置検出用スリーブにおける上記
検出穴に対向しうるように配設されたレーザーセンサー
と、上記レーザーセンサーにより検出された電極位置に
おけるアーク電圧値に基づき上記自動スライドを制御す
る自動制御装置とを具えたことにより、TIG溶接にお
ける溶接線の倣いが自動化でき、溶接士による監視がい
らなくなり溶接作業のコストダウンを図ることができ、
更に融合不良やワイヤ位置ずれがなく溶接条件裕度の拡
大を図ることができる自動倣いTIG溶接装置を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動倣いTIG溶接装置の一実施例の全
体概略を示し、同図(A)は側面図、同図(B)は正面
図である。
【図2】TIG溶接トーチ部の側断面図である。
【図3】偏心電極部の縦断面図である。
【図4】電極位置検出状況の説明図である。
【図5】自動倣い制御方式の回路図である。
【図6】従来のTIG溶接装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 走行台車 2 上下モーター 3 上下自動スライド 4 左右モーター 5 左右自動スライド 6 トーチホルダー 7 TIG溶接トーチ 8 タングステン電極 9 回転モーター 10 ワイヤ位置調整スライド 11 ワイヤノズル 12 ワイヤ 13 回転軸 14 ベアリング 15 回転ギヤ 16 偏心用チップ 17 位置検出用スリーブ 17a 検出穴 18 レーザーセンサー 19 通電チップ 20 冷却水入口 21 冷却水出口 22 シールドカップ 23 シールドガスレンズ 24 ガス入口 25 コレットボディ 26 コレット 27 自動制御装置 28 ワーク 29 開先面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小岩 正己 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 段林 勝治 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭57−91877(JP,A) 特開 平4−200975(JP,A) 特開 昭63−84770(JP,A) 実開 平3−31072(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/127 B23K 9/167

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車に上下及び左右方向自動スライ
    ドを介し搭載されたTIG溶接トーチと、上記TIG溶
    接トーチ内に軸心周りに回転可能に設けられた回転軸
    と、上記回転軸の先端部に軸心から偏心して取付けられ
    たタングステン電極と、上記回転軸の基端部に外嵌され
    上記タングステン電極の左右位置及び前後位置を示す
    数の検出穴を穿設された位置検出用スリーブと、上記位
    置検出用スリーブにおける上記検出穴に対向しうよう
    に配設されたレーザーセンサーと、上記レーザーセンサ
    ーにより検出された電極位置におけるアーク電圧値に基
    づき上記自動スライドを制御する自動制御装置とを具え
    たことを特徴とする自動倣いTIG溶接装置。
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