JP3240981U - グラス - Google Patents

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暁洋 小寺
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片口 菜摘
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Abstract

【課題】鼻をグラスに近づけたときに、リムと鼻との間の隙間をなるべく小さくし、当該隙間からグラス内の香りが逃げ難くすることで、グラス内の香りを強く、鮮明に楽しむことができるグラスを提供する。【解決手段】グラス1は、飲料が注がれるボウル2を有し、ボウル2のリム26がボウル2の中心軸Jに直交する平面Fに対して傾斜している。そして、リム26の下端部p1が飲み口260である。また、中心軸Jに沿う方向からの平面視で、リム26は、下端部p1と上端部p2とを結ぶ仮想直線Qに沿う長手形状をなしている。特に、リム26は、上端部p2が尖った雫型をなしている。【選択図】図3

Description

本考案は、グラス、特に、アルコール飲料用グラスに関する。
特許文献1に記載されているグラスは、無色透明なガラス製の容器と、容器を支える脚と、を有する。
特開2018-057487号公報
しかしながら、特許文献1のグラスでは、リムが平面視で円形をなし、かつ、グラスの中心軸を法線とする平面(水平面)で構成されている。そのため、グラスに注がれた飲料の香り(グラス内に滞留した香り)を嗅ごうと鼻をリムに近づけたときに、リムと鼻との間に大きな隙間ができ易く、当該隙間からグラス内の香りが逃げ易い。したがって、グラス内の香りを強く、鮮明に楽しむことができない。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、鼻をグラスに近づけたときに、リムと鼻との間の隙間をなるべく小さくし、当該隙間からグラス内の香りが逃げ難くすることで、グラス内の香りを強く、鮮明に楽しむことができるグラスを提供することを目的とする。
このような目的は、以下の(1)~(7)の本考案により達成される。
(1) 飲料が注がれるボウルを有し、
前記ボウルのリムが前記ボウルの中心軸に直交する平面に対して傾斜していることを特徴とするグラス。
(2) 前記リムの下端部が飲み口である上記(1)に記載のグラス。
(3) 前記中心軸に沿う方向からの平面視で、前記リムは、下端部と上端部とを結ぶ仮想直線に沿う長手形状をなしている上記(1)に記載のグラス。
(4) 前記リムは、前記上端部側が尖った雫型をなしている上記(3)に記載のグラス。
(5) 前記リムの下端部と上端部とを結ぶ仮想直線の前記平面に対する傾きは、5°以上20°以下である上記(1)に記載のグラス。
(6) 前記リムは、下端部と上端部との間に位置する凹没部を有する上記(1)に記載のグラス。
(7) 前記ボウルは、上側に向けて外径および内径が共に漸増する下端部と、
前記下端部の上側に位置し、上側に向けて外径および内径が共に漸減する中央部と、
前記中央部の上側に位置し、上側に向けて外径および内径が共に漸増する上端部と、を有する上記(1)に記載のグラス。
本考案のグラスでは、ボウルのリムがボウルの中心軸に直交する平面に対して傾斜している。そのため、ボウル内に滞留した飲料の香りを嗅ごうと鼻をリムに近づけると(うずめると)、リムが全体的に顔面に近接し、リムと顔面との隙間が小さくなる。したがって、ボウル内の香りが逃げ難く、ボウル内の香りを強く、鮮明に楽しむことができる。
第1実施形態に係るグラスの側面図である。 グラスの断面図である。 ボウルの拡大断面図である。 グラスの使用状態を示す図である。 グラスの上面図である。 グラスの使用状態を示す図である。 グラスの使用状態を示す図である。 従来のグラスの使用状態を示す図である。
以下、本考案のグラスを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1および図2に示すグラス1は、上端に開口を有するボウル2と、ボウル2を下方から支える脚3と、を有する。グラス1は、ガラス材料で構成されており、実質的に無色透明である。無色透明とすることで、ボウル2に注がれた飲料Aの状態、特に色合いをボウル2越しに視認することができる。また、ガラス材料で構成することにより、優れた質感が得られる。ただし、グラスの材質や色は、特に限定されない。
脚3は、プレート31と、中心軸Jに沿って真っ直ぐに延在し、プレート31とボウル2の底部とを接続するステム32と、を有する。ただし、脚3の構成は、特に限定されない。また、脚3は、省略してもよい。すなわち、グラス1は、ボウル2で構成されていてもよい。
グラス1は、ボウル2の形状に特徴を有する。以下、ボウル2の形状について詳細に説明する。図1および図2に示すように、ボウル2は、上側に向けて外径および内径が共に漸増する下端部21と、下端部21の上側に位置し、上側に向けて外径および内径が共に漸減する中央部22と、中央部22の上側に位置し、上側に向けて外径および内径が共に漸増する上端部23と、を有し、これら下端部21、中央部22および上端部23が連続して接続された形状となっている。したがって、ボウル2は、下端部21と中央部22との境界部24において出っ張っており、中央部22と上端部23との境界部25において括れている。なお、境界部24、25は、それぞれ、中心軸Jに直交している。
このようなボウル2では、境界部24付近まで飲料Aが注がれる。これにより、飲料Aと空気との接触面積が大きくなり、飲料Aの酸化が促進され、飲料Aから香りが立ち易くなる。ボウル2では、境界部24が括れているため、飲料Aと境界部25との間の空間つまり中央部22内に飲料Aの香りを効果的に閉じ込めることができる。ただし、ボウル2に注がれる飲料Aの量は、特に限定されない。
なお、ボウル2に注ぐ飲料Aとしては、特に限定されないが、香りを楽しむ飲料、例えば、日本酒、ワイン、ブランデー、ウィスキー等のアルコール飲料であることが好ましい。このような飲料Aをボウル2に注ぐことにより、飲料Aの香りをより強く、鮮明かつ繊細に楽しむことができる。
ここで、下端部21の高さH1は、特に限定されないが、例えば、35mm程度であることが好ましい。また、境界部24の外径r4は、特に限定されないが、70mm程度であることが好ましい。これにより、下端部21が適度な体積となり、適度な量の飲料Aをボウル2に注ぐことができる。また、境界部24付近まで飲料Aを注いだ状態にて、飲料Aと空気との接触面積を十分に大きくすることができ、飲料Aの香りが立ち易くなる。
また、中央部22の高さH2は、特に限定されないが、40mm程度であることが好ましい。また、境界部25の外径r5は、特に限定されないが、20mm程度であることが好ましい。これにより、中央部22の体積を十分に大きくすることができると共に、香りの逃げ口となる境界部24を十分に絞ることができる。そのため、飲料Aの香りをボウル2内に効果的に閉じ込めることができる。
また、図3に示すように、グラス1を側面側から見たとき、ボウル2の上端であるリム26は、中心軸Jに直交する平面F(水平面)に対して傾斜している。そして、リム26の下端部p1付近が飲み口260となる。図4に示すように、使用者は、飲み口260に口を当て、グラス1を飲み口260側に傾けることでボウル2内の飲料Aを口内へ誘導する。なお、リム26の下端部p1と上端部p2とは、中心軸Jを介して互いに反対側に位置しおり、以下では、下端部p1と上端部p2とを結ぶ直線を仮想直線Qとする。
また、図5に示すように、リム26は、中心軸Jに沿う方向からの平面視で、仮想直線Qに沿う方向に延びる長手形状である。つまり、リム26の仮想直線Qに沿う方向の長さLは、仮想直線Qに直交する方向の幅Wよりも大きい。このように、リム26を長手形状とすることにより、リム26が鼻に似た形状となる。特に、本実施形態では、リム26は、円形の一部を上端部p2側に尖らせた雫型をなす。このようなリム26は、下端部p1側に位置する略半円形の第1部分261と、上端部p2側に位置する三角状に尖った第2部分262と、を有する。このように、リム26を雫型とすることにより、さらに、リム26が鼻に似た形状となる。
以上のように、リム26を斜めに形成することにより、図6に示すように、ボウル2内に滞留した飲料Aの香りを嗅ごうと鼻をリム26に近づけると(うずめると)、リム26が全体的に顔面に近接し、リム26と顔面との隙間が小さくなる。そのため、ボウル2内の香りが逃げ難く、ボウル2内の香りをより強く、より鮮明に、より繊細に感じることができる。さらに、リム26を長手形状、特に、本実施形態のような雫型にすることにより、図7に示すように、リム26が鼻の周囲に沿い、リム26と鼻との隙間をより小さく抑えることができる。したがって、ボウル2内の香りがさらに逃げ難くなり、上述の効果がさらに顕著となる。
なお、図8に示すように、多数の被験者に従来のようなリム26が水平なグラス1Aを使用してボウル内の香りを嗅いでもらい、顔面とリム26との隙間について多数のデータを得た。その結果、リム26の傾きθ1(平面Fと仮想直線Qとのなす角)は、5°以上20°以下程度であること好ましく、10°以上15°以下であることがより好ましいことが分かった。これにより、使用者によって差異はあるものの、図6に示す状態において、顔面に対してリム26が略平行に沿い、リム26と顔面との隙間をより小さく抑えることができる。したがって、ボウル2内の香りがより逃げ難くなり、上述の効果がより顕著となる。
また、リム26の長さLとしては、特に限定されないが、例えば、65mm程度であることが好ましい。また、リム26の幅Wとしては、特に限定されないが、40mm程度であることが好ましい。これにより、リム26を成人の平均的な鼻の大きさおよび形状に合わせることができる。そのため、図6に示す状態において、リム26と鼻との隙間をより小さく抑えることができる。そのため、当該隙間からボウル2内の香りがより逃げ難くなり、上述の効果がより顕著となる。
また、リム26は、下端部p1と上端部p2との間に下方に凹んだ凹没部263を有する。これにより、図6に示す状態において、凹没部263が頬の膨らみに沿い、リム26と顔面との接触を抑制することができる。そのため、リム26を顔面により近づけることができ、リム26と鼻との隙間をより小さく抑えることができる。そのため、当該隙間からボウル2内の香りがより逃げ難くなり、上述の効果がより顕著となる。
以上、本考案のグラスを図示の実施形態に基づいて説明したが、本考案は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本考案に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…グラス、1A…グラス、2…ボウル、21…下端部、22…中央部、23…上端部、24…境界部、25…境界部、26…リム、260…飲み口、261…第1部分、262…第2部分、263…凹没部、3…脚、31…プレート、32…ステム、A…飲料、F…平面、H1…高さ、H2…高さ、J…中心軸、Q…仮想直線、p1…下端部、p2…上端部、r4…外径、r5…外径、W…幅、θ1…傾き

Claims (7)

  1. 飲料が注がれるボウルを有し、
    前記ボウルのリムが前記ボウルの中心軸に直交する平面に対して傾斜していることを特徴とするグラス。
  2. 前記リムの下端部が飲み口である請求項1に記載のグラス。
  3. 前記中心軸に沿う方向からの平面視で、前記リムは、下端部と上端部とを結ぶ仮想直線に沿う長手形状をなしている請求項1に記載のグラス。
  4. 前記リムは、前記上端部側が尖った雫型をなしている請求項3に記載のグラス。
  5. 前記リムの下端部と上端部とを結ぶ仮想直線の前記平面に対する傾きは、5°以上20°以下である請求項1に記載のグラス。
  6. 前記リムは、下端部と上端部との間に位置する凹没部を有する請求項1に記載のグラス。
  7. 前記ボウルは、上側に向けて外径および内径が共に漸増する下端部と、
    前記下端部の上側に位置し、上側に向けて外径および内径が共に漸減する中央部と、
    前記中央部の上側に位置し、上側に向けて外径および内径が共に漸増する上端部と、を有する請求項1に記載のグラス。
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