JP3240950U - 樹脂製断熱材固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】壁の柱と間柱間や、屋根面・床下面への断熱材の下からの固定を容易にし、薄板の本体の補強と、施工時の持ち運びの容易さを実現する樹脂製の断熱材固定具を提供する。【解決手段】断熱材固定具は、壁や、屋根面・床下面への下からの断熱材の止め付けを簡易にするため、断熱材と木部の間に0.3mmから1.0mmの厚みの薄板からなる樹脂製の本体に突起を設ける。差し込むだけでその突起が断熱材を押し支え、固定し、断熱材の脱落や浮・剥がれを防止させる。また、隅角部や底辺での厚みを増すことで薄板を補強し、複数個を連結して製造する。【選択図】図1
Description
本発明は、住宅やその他の建物の壁、屋根、床下等に使用する断熱材固定の樹脂製品に関する。
寒冷地や一般地域の住宅に設置される床断熱等においては、根太間又は床パネルの面材の裏面に断熱材を配置し、床の断熱効果を得るようにする場合が多い。従来、この断熱材を根太間或いは床パネルの面材の裏面に取付けるのに、断熱材の厚み相当高さの断面がハット形の固定金物を前記根太や垂木に被せ、その固定金具の下端から断熱材側へ直角に屈曲する鍔で断熱材を受け止めるようにしたものが提案されている。
しかし、金属製品では、冬季の結露や断熱性の向上による夏季結露により金物部分で結露水が発生し木部への水分補給により腐朽菌の発生を促進する。
また、既存の製品では壁への断熱材の取り付けや、屋根面や床下からの取付固定ができないため、さらに桟木やL型のアングルを釘などで止め付けなければならなかった。
この考案の課題は、壁の垂直面の柱と間柱間への断熱材の留め付けや、屋根面・床下面への下からの断熱材の止め付けを容易にし、断熱材と木部の間に差し込むだけで断熱材の脱落や浮き、剥がれを防止する断熱材固定具を提供することである。
結露水が発生しにくくする為製品を樹脂で造ると、本体が薄い為製造時に捻じれや割れの不具合が発生しやすい。
施工時に固定具をバラバラの状態で手にもって施行するのは非常に面倒で手間がかかる。
この考案の請求項1記載の断熱材固定具は、壁の柱と間柱間や、屋根面・床下面への断熱材の下からの固定具であって、柱や間柱、垂木や母屋、根太や大引と断熱材との間に差し込むことの出来る、0.3mmから1.5mmの厚みの薄板からなる本体を設け、後端部に断熱材受けとなる本体に鉛直の底面部分を設けたものである。
この差し込み部分となる固定具本体は、三角形や尖塔型の先端を持ち、あるいは内側(断熱材側)に径5mmから15mm、高さ3.5mmから8.0mmの半球型の突起を設けたことを特徴とするが、尚双方を兼ね備えたものでもよいし、その突起は三角錐や、尖塔型突起でもよい。
樹脂製では部材本体が薄い為にねじれやすく、断熱材受け部分となる底面はねじれ等を防ぐため本体より厚く0.8mmから2mmとし、先端部も同様に増目をつけ、隅角部の入隅は0.5mmから1mmのアール型の増目をつける。
底面にストッパー機能を持たせてもよく、断熱材受け部分に断熱材に突き刺さるように棒状の突起を設けてもよいしリブ加工を施してもよい。あるいはフィンを取り付けることにより断熱材を留め付けるばね機能を高めることもできる。
断熱材受の底辺を連続させた4個或いは8個の連続した留め具を作り、断熱材受の底辺と連結する木部と断熱材の間に差し込む本体の底辺との隅角部に丸や三角形、四角形の3個から7個の穴を設けることにより1個づつに分割し易くし分割面が凸凹状のギザギザ部分となり木部側刺さる状態になりストッパー機能を強化する。
本考案によれば、本体部分の半球型湾曲部分や尖塔型突起の部分が断熱材を両側からしっかり押え、ずれや脱落を防止することが可能となり板状断熱材の壁面内での充填による使用範囲が広がる。
さらに、屋根部分の垂木間・母屋間への下からの貼り上げや、特に断熱改修の場合の床下から床根太間への貼り上げも容易に可能となり既存の住宅への断熱施工もより広まる。
樹脂での製造時、本体が薄い為に捻じれなどの製品の不具合が発生しやすい為、底辺を厚くすると同時に、入隅にR状の増目と先端部に増目を作り、不具合の発生を抑える効果がある。
特に、製品を3Dプリンターで製作する時、この増目と底辺の厚み増により捻じれと層間剥離の不具合の発生を抑える効果がある。
連続した留め具を分割する為の穴に合わせて分割した時にできる凸凹状のギザギザ部分が木部に対するストッパーの働きの効果が出る。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を細説する。
本考案は、樹脂固定具本体の断熱材側に半球型に湾曲しかつ凸型に出た突起を設置し後端部に内側に屈曲した断熱材受けを施したことを特徴とする断熱材固定具を2個を、断熱材の両側に差込むことにより、断熱材側に凸型に湾曲した半球型の凸型突起が断熱材を両側から押え、脱落を防止するもので、図1、図2、図3、図4、図5がその実施例であり、図7はその取付け図である。
本考案は、樹脂固定具本体の断熱材側に半球型に湾曲しかつ凸型に出た突起を設置し後端部に内側に屈曲した断熱材受けを施したことを特徴とする断熱材固定具を2個を、断熱材の両側に差込むことにより、断熱材側に凸型に湾曲した半球型の凸型突起が断熱材を両側から押え、脱落を防止するもので、図1、図2、図3、図4、図5がその実施例であり、図7はその取付け図である。
図1は、本体に半球型凸型突起を設置したもので、半球型突起部分が断熱材を両側から押え、脱落を防止する。
図2は、本体に凸型に三角錐突起をつけたもので、凸型の突起部分が断熱材を両側から押え、脱落を防止する。
図3は、本体に付けた尖塔型突起が断熱材を両側から押え、脱落を防止する。
図4は、本体に切り起こし爪状の突起を設置しその爪のバネの効果で断熱材を両側から押え、脱落を防止する。
図5は、本体に斜めに羽を設置しその羽のバネの効果で断熱材を両側から押え、脱落を防止する。
図6は、本体が薄い為に捻じれなどの製品の不具合が発生しやすい為、底辺を厚くすると同時に、入隅にアール状の増目と先端部に三角柱状増目を作り、不具合の発生を抑える。
入隅の増目はアール状に限らず、四角柱・三角柱でもよい。
この増目と底辺の厚み増により、製品を3Dプリンターで製作する時の不具合の発生を抑える効果がある。
図8は、断熱材を柱と間柱の間に取付けた図である。
1…断熱材固定具、2…断熱材、3…柱、4…間柱、5…土台、6…基礎、
7…半球型突起、8…三角錐型突起、9…尖塔型突起、10…切起し爪状突起、
11…ばね状突起、12…先端増目、13…入隅部R状増目、
14…切断用の穴、切断時木部に突き立つ爪となる。
15…切断用の穴の切断時の部分、木部に突き立つ爪
7…半球型突起、8…三角錐型突起、9…尖塔型突起、10…切起し爪状突起、
11…ばね状突起、12…先端増目、13…入隅部R状増目、
14…切断用の穴、切断時木部に突き立つ爪となる。
15…切断用の穴の切断時の部分、木部に突き立つ爪
Claims (1)
- 柱間や間柱との間、並びに屋根や床などの水平面の下から垂木間や根太・大引き間に断熱材を固定する樹脂製の断熱材固定具であって、前記柱や間柱、屋根の垂木や根太と断熱材の間に差し込む薄板からなる固定具本体を設け、この固定具本体の断熱材側に半球型の凸型に出た突起または各種の突起加工を施したもので、後端部に断熱材側に本体と鉛直に断熱材受けとなる底辺を有し、複数個を連結して製造することを特徴とする断熱材固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004072U JP3240950U (ja) | 2022-11-22 | 2022-11-22 | 樹脂製断熱材固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004072U JP3240950U (ja) | 2022-11-22 | 2022-11-22 | 樹脂製断熱材固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240950U true JP3240950U (ja) | 2023-02-17 |
Family
ID=85197907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022004072U Active JP3240950U (ja) | 2022-11-22 | 2022-11-22 | 樹脂製断熱材固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240950U (ja) |
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2022
- 2022-11-22 JP JP2022004072U patent/JP3240950U/ja active Active
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Legal Events
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