JP3240849U - 原料肉塊の処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原料肉塊に調味液が速やかにより浸透できる原料肉塊の処理装置を提供する。【解決手段】原料肉塊Mの処理装置において、原料肉塊Mの搬送路3bと、原料肉塊Mにガスを注入するガス注入ヘッド3aと、を備えるものとし、ガス注入ヘッド3aを、搬送路3bに沿って移動可能に設け、原料肉塊Mに対して刺し込み可能に設けられたガス注入針3cを有するものとし、ガス注入針3cを原料肉塊Mに刺し込んだ状態で、ガス注入ヘッド3aを、搬送路3bに沿って移動させることで、原料肉塊Mを搬送可能に設ける。【選択図】図2
Description
この考案は、豚肉、牛肉、家禽肉等の原料肉塊(「食肉塊」、又は、「原木」ともいう)の処理装置に関するものである。
ハム、ソーセージ、ベーコン等の製品では、製品全体にわたり、均一な味であることが求められている。そこで、従来、注入インジェクタを用いて、前記製品の原料である、豚肉、牛肉、家禽肉等の原料肉塊に、所定量のピックル液や液体状の調味料に袋評される調味液を注入している。
このインジェクタでは、前記原料肉塊の搬送手段として、送りコンベア(ベルトコンベア)を備えており、そのベルトコンベアの上方に多数の注入針を有する注入ヘッドを配設し、前記コンベヤで搬送される原料肉塊が前記注入ヘッドの真下に到達したときに、該コンベヤを一時停止させるとともに、前記注入ヘッドを急降下させて前記注入針を前記原料肉塊に刺さ込み前記ピックル液を注入している。
一方、この様なインジェクタは、前記原料肉塊に注入針を打ち込んでピックル液を圧入すると、前記調味液は、原料肉塊内に広がるが、該原料肉塊の腿の部位などの硬い部分では、針が刺さりにくいとともに、該調味液も浸透しにくい。そのため、事前に該ガスを該原料肉塊に注入し、該原料肉塊を一旦膨張させ、その後、復元することにより、原料肉塊をピックル液が浸透しやすい状態とし、原料肉塊に該調味液が速やかに浸透できる様にしている(特許文献1を参照)。
他方、前記原料肉塊に注入されるガスの量が多い程、より該原料肉塊が膨張するため、前記調味液がより浸透しやすい状態とすることが可能であるが、そのためには、該原料肉塊にガスを注入する時間を増加させる必要がある。そうすると、該原料肉塊が、その場に留まっている時間が長くなり、処理効率が低下するという別の問題が発生してしまう。
そこで、本考案は、原料肉塊に調味液が速やかにより浸透できる原料肉塊の処理装置を提供することを目的とする。
本考案は、原料肉塊の処理装置であって、該原料肉塊の搬送路と、該原料肉塊にガスを注入する該原料肉塊にガスを注入するガス注入ヘッドと、を備え、該ガス注入ヘッドは、該搬送路に沿って移動可能に設けられ、該原料肉塊に対して刺し込み可能に設けられたガス注入針を有し、該ガス注入針を該原料肉塊に刺し込んだ状態で、該ガス注入ヘッドを、該搬送路に沿って移動させることで、該原料肉塊を搬送可能となっていることを特徴とする処理装置である。
尚、本考案は、前記搬送路を、前記原料肉塊の搬送方向へと延在する平滑面部を有するものとし、該平滑面部を、該原料肉塊を載置可能に設け、該平滑面部上を該原料肉塊が摺動可能に設けることが可能である。
本考案は、ガス注入針を原料肉塊に刺し込んだ状態で、ガス注入ヘッドを、搬送路に沿って移動させることで、該原料肉塊を搬送可能となっているため、原料肉塊に調味液が速やかにより浸透できる原料肉塊の処理装置を提供可能となっている。
本考案の実施形態を図1及び図2に基づき説明する。先ず、本実施形態に処理装置1の構成について説明する。原料肉塊Mの処理装置1は、例えば、原料肉塊Mにピックル液等の調味液を注入するためのピックル液注入装置である。
本実施形態においては、処理装置1は、主に3つのユニットに分かれており、原料肉塊Mに該調味液を注入するユニットであるインジェクタ2と、原料肉塊Mに該調味液を注入するための前処理を行うユニットである前処理装置3と、前処理装置3に原料肉塊を供給するユニットである供給部4と、を含んでいる。尚、インジェクタ2と、供給部4と、は、必要に応じて適宜設けられるものである。
供給部4には、原料肉塊Mを前処理装置3へと搬送する搬送手段として、ベルトコンベア4aが設けられている。尚、本実施形態において、ベルトコンベア4a上は、複数の搬送路4bに仕切られているが、仕切らなくともよい。
インジェクタ2は、原料肉塊Mに前記調味液を注入するための調味液注入ヘッド2aと原料肉塊Mを搬送するための搬送手段として、ベルトコンベア2bを備えている。調味液注入ヘッド2aは、原料肉塊Mに刺し込み可能に設けられた調味液注入針2cを有していると共に図示しないガイドロッドによって、上下動可能となっており、該調味液は、調味液注入針2cを介して原料肉塊Mに注入される様になっている。
尚、本実施形態においては、調味液注入ヘッド2aは、上下に計3台設けられているが、その数や配置は適宜変更可能である。又、ベルトコンベア2b上が、複数の搬送路2dに仕切られているが、仕切らなくともよい。
前処理装置3は、原料肉塊Mに、例えば、窒素、空気や二酸化炭素等の食品衛生上問題のないガスを注入することによって、原料肉塊Mを該ガスで膨張させ、その後に原料肉塊Mが復元することにより、前記調味液が、原料肉塊Mにより浸透する様にするための装置である。前処理装置3は、原料肉塊Mに該ガスを注入するためのガス注入ヘッド3aと、搬送路3bと、を備えている。
ガス注入ヘッド3aは、ガス注入手段であり、図示しない駆動手段によって、上下動可能に設けられていると共に搬送路3bの搬送方向Aに沿って移動可能に設けられ、図示されないガス供給源に接続されている。ガス注入ヘッド3aには、原料肉塊Mに前記ガスを注入するために原料肉塊Mに対して抜き刺し可能に設けられたガス注入針3cが設けられている。
搬送路3bは、原料肉塊Mが搬送される部分であり、本実施形態において、その底面部が平滑面部3dとなっている。又、本実施形態において、搬送路3bは、複数並列して設けられている。平滑面部3dは、原料肉塊Mを載置可能に設けられると共に原料肉塊Mの搬送方向Aに向かって延在する様に設けられている。
又、ガス注入ヘッド3aは、原料肉塊Mを搬送するための搬送手段を兼ねており、ガス注入針3cを原料肉塊Mに挿し込んだ状態で、ガス注入ヘッド3aを搬送方向Aに移動させることで原料肉塊Mを搬送できる様になっている。本実施形態においては、原料肉塊Mは、平滑面部3d上を滑る様に搬送される様になっている。
次に、本実施形態における原料肉塊Mの処理工程について説明する。
<ガス注入工程>
供給部4に載置された原料肉塊Mは、ベルトコンベア4aによって、前処理装置3へ搬送され、ガス注入ヘッド3aのガス注入針3cが刺し込まれる。その後、図2中に一点鎖線で示した様にガス注入ヘッド3aを、原料肉塊Mごと搬送方向Aに移動させながら、原料肉塊Mのガス注入針3cが刺し込まれた部位に前記ガスを注入する。該部位に十分に該ガスが注入されたら、ガス注入針3cを原料肉塊Mから抜き、別の部位又は別の原料肉塊M上にガス注入ヘッド3aを移動させ、同様の操作を繰り返し、原料肉塊Mをインジェクタ2へと搬送しながら該ガスを原料肉塊Mに注入する。この際、原料肉塊Mは、該ガスによって膨張する。
供給部4に載置された原料肉塊Mは、ベルトコンベア4aによって、前処理装置3へ搬送され、ガス注入ヘッド3aのガス注入針3cが刺し込まれる。その後、図2中に一点鎖線で示した様にガス注入ヘッド3aを、原料肉塊Mごと搬送方向Aに移動させながら、原料肉塊Mのガス注入針3cが刺し込まれた部位に前記ガスを注入する。該部位に十分に該ガスが注入されたら、ガス注入針3cを原料肉塊Mから抜き、別の部位又は別の原料肉塊M上にガス注入ヘッド3aを移動させ、同様の操作を繰り返し、原料肉塊Mをインジェクタ2へと搬送しながら該ガスを原料肉塊Mに注入する。この際、原料肉塊Mは、該ガスによって膨張する。
<調味液注入工程>
原料肉塊Mは、インジェクタ2に設けられたベルトコンベア2cに受け渡される。そして、原料肉塊Mは、調味液注入ヘッド2aの下方まで搬送され、その後、ベルトコンベア2cを徐々に搬送方向Aへと移動させながら調味液注入ヘッド2aを上下動させて、前記調味液を原料肉塊M全体へと注入する。この際、ガスによって膨張した原料肉塊Mは、元の大きさへと復元しており、前記調味液が、浸透しやすい状態となっている。
原料肉塊Mは、インジェクタ2に設けられたベルトコンベア2cに受け渡される。そして、原料肉塊Mは、調味液注入ヘッド2aの下方まで搬送され、その後、ベルトコンベア2cを徐々に搬送方向Aへと移動させながら調味液注入ヘッド2aを上下動させて、前記調味液を原料肉塊M全体へと注入する。この際、ガスによって膨張した原料肉塊Mは、元の大きさへと復元しており、前記調味液が、浸透しやすい状態となっている。
従って、本実施形態の処理装置1においては、原料肉塊Mを搬送方向Aに移動させている間、前記ガスを注入することが可能であるので、原料肉塊Mにより多くのガスを注入することができる様になっているため、、原料肉塊Mに前記調味液が速やかにより浸透できる原料肉塊の処理装置を提供することが可能となっている。
本考案を上記実施形態により説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲で、適宜変更可能である。
(1)上記実施形態においては、搬送路3bに平滑面部3dを設け、原料肉塊Mを、平滑面部3d上を摺動させて搬送したが、搬送路3bをベルトコンベアやローラ等(図示せず)とし、該ベルトコンベアや該ローラと共にガス注入ヘッド3aによって、原料肉塊Mを搬送する様にしてもよい。
(2)上記実施形態においては、処理装置1が、インジェクタ2を備えるものとしたが、処理装置1と、インジェクタ2と、を別々の装置としてもよい。
(3)上記実施形態においては、搬送路3bを複数並列して設けたが、一つの搬送路として設けてもよく、その数や大きさ等は適宜選択可能である。
1 処理装置 2 インジェクタ 2a 調味液注入ヘッド
2b 搬送手段 2c 調味液注入針 2d 搬送路
3 前処理装置 3a ガス注入ヘッド 3b 搬送路
3c ガス注入針 3d 平滑面部 4 供給部
4a 搬送手段 4b 搬送路 A 搬送方向
M 原料肉塊
2b 搬送手段 2c 調味液注入針 2d 搬送路
3 前処理装置 3a ガス注入ヘッド 3b 搬送路
3c ガス注入針 3d 平滑面部 4 供給部
4a 搬送手段 4b 搬送路 A 搬送方向
M 原料肉塊
Claims (2)
- 原料肉塊の処理装置であって、
該原料肉塊の搬送路と、
該原料肉塊にガスを注入するガス注入ヘッドと、を備え、
該ガス注入ヘッドは、該搬送路に沿って移動可能に設けられ、該原料肉塊に対して刺し込み可能に設けられたガス注入針を有し、
該ガス注入針を該原料肉塊に刺し込んだ状態で、該ガス注入ヘッドを、該搬送路に沿って移動させることで、該原料肉塊を搬送可能となっていることを特徴とする処理装置。 - 前記搬送路は、前記原料肉塊の搬送方向へと延在する平滑面部を有し、
該平滑面部は、該原料肉塊を載置可能に設けられており、該平滑面部上を該原料肉塊が摺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1の記載の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004069U JP3240849U (ja) | 2022-12-09 | 2022-12-09 | 原料肉塊の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004069U JP3240849U (ja) | 2022-12-09 | 2022-12-09 | 原料肉塊の処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240849U true JP3240849U (ja) | 2023-02-08 |
Family
ID=85151224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022004069U Active JP3240849U (ja) | 2022-12-09 | 2022-12-09 | 原料肉塊の処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240849U (ja) |
-
2022
- 2022-12-09 JP JP2022004069U patent/JP3240849U/ja active Active
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