JP3240562U - 旋盤のチャック爪用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク加工時に生じる切り屑が切削加工に影響することなく、ワークのチャック機構内に切り屑が入り込まないようにした旋盤のチャック機構に付設するチャック爪用治具を提供する。【解決手段】チャック爪用治具1を、チャック爪20本体の後端部で締結具により着脱自在にチャック爪本体に固着できるようにした枠体本体部2と、枠体本体部2の先端側に、チャック本体30内に設置されたチャック爪移動用レールに嵌め込みできる溝部が形成された複数種の調整用のスペーサ10をチャック爪20先端前部20aに配置して取り付けることができるようにした調整用スペーサ取付枠体部3とで構成する。【選択図】図4

Description

本考案は、旋盤を用いてワークの外周面の丸削りや、端面削りなどの加工を行う際に、ワークをチャックするチャック機構のチャック爪に付設する旋盤のチャック爪用治具に関する。
旋盤は、円柱状の材料を回して、それにバイトと呼ばれる刃物を当てて、材料を削る工作機械であり、機械加工では最もよく使われる工作機械である。通常、旋盤加工では、切削工具を用いて回転するワークの外周面の丸削りや、端面削りなどの加工を行う際に、円筒巻き状又は帯状の切り屑が螺旋を描きながら流出していく。このよう切削加工時に発生する切り屑が連続して生じると、工作物や切削工具、工作機械本体などに巻き付く、引っ掛かる等の問題が生じていた。このため、切り屑の巻き込みによる被削面の悪化を招き、工具を傷つける場合も生じ、切削加工作業自体を中断しなくてはならない事態が生じていた。また、切削加工作業を始める前に、切り屑が残存していなかの確認や、定期的な切り屑の処理を行う必要も生じ、切削加工全体の作業性の効率化を阻害する要因になっていた。
そこで、切削加工時に生じる上記した切り屑の処理については、従来から様々な解決手段が提案されている。例えば、切削工具の近傍に、ワークから続いて切削工具の切れ刃から流出する切り屑に引っ張り力を与える引張力付与手段と、引張力付与手段に対して切り屑を誘導する切り屑誘導手段を設けて、切り屑の巻き付け防止を図るようにしたものが提案されている(実用新案登録文献1)。
また、加工バイトをその送り方向あるいは送り方向に直交する方向に振動させながら切り込みを行うようにし、発生する切り屑を所定の長さに分断しながら切削加工を行うことができる切り屑分断機能を備えたものが提案されている(実用新案登録文献2)。
また、切削工具の真上に、ワークの切削時に発生する切り屑を取り込む排気ポンプを有する切り屑ホルダを設け、切り屑発生直後に吸引を行うようにしたものが提案されている(実用新案登録文献3)。
また、ワークを固定するチャック部に風を起こすファン機能を付加して切り屑の巻付き防止を図るようにしたものが提案されている(実用新案登録文献4)。
実用新案登録第5288836号公報 特開2009-190119号公報 特開2010-2472771号公報 特開2014-193503号公報
このように、切削加工を行う旋盤において、ワークや切削工具に切り屑が巻き付かないようするため、様々な提案がなされていた。しかしながら、実用新案登録文献1の切削加工装置では、引張力付与手段として切り屑を挟みこんで回転可能な一対のローラやかかるローラを回転させるサーボモータ、サーボモータの回転速度を制御する制御手段などが必要で、実用新案登録文献2~4に記載の切削加工装置では、低周波加振手段、吸引ポンプ、ファン機能などの別設置の特別な装置が必要で、これらを駆動する電力も必要としている。
したがって、従来の切り屑の処理を行えるようにした切削加工装置は、製造コストが余分にかかり、また、電力使用量も増えるので、初期投資やランニングコストにおいて大きな負担になるという問題があった。また、切り屑処理用の付加機能は切削加工装置の製造時に一体的に設置されるため、既に稼働している旋盤等へは適用できなかったものである。
そこで、本考案は、電力を必要とする特別な切り屑処理手段を設けることなく、簡単な構造で、かつ低コストで製造できるとともに、既存の稼働中の旋盤に使用することができ、ワーク加工時に生じる切り屑が切削加工に影響することなく、ワークのチャック機構内に切り屑が入り込まないようにできる旋盤のチャック機構に付設するチャック爪用治具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案は、次のように構成した。すなわち、本考案に係る旋盤のチャック爪用治具は、ワークの回転軸線に対して垂直方向に前後移動してワークを把持あるいは開放する旋盤チャック機構のチャック爪に対し、前後移動するチャック爪の移動に追従できるようにチャック爪本体の外周部に嵌合できる枠体で組み立てられ、チャック爪本体の後端部で締結具により着脱自在にチャック本体に固着できるようにした枠体本体部と、当該枠組本体部の先端側に、チャック本体内に設置されたチャック爪移動用レールに嵌め込みできる溝部が形成された複数種の厚み調整用のスペーサをチャック爪先端前部に配置して取り付けることができるようにした調整用スペーサ取付枠体部とからなることを特徴としている。
上記のように構成される旋盤のチャック爪用治具では、チャック爪に対し枠体で構成される枠体本体部を固着できるように簡単に組み立てができ、その枠体本体部の先端側に、厚みの異なる調整用のスペーサをチャック爪先端前部に配置して複数枚を取り付けることができるようにした調整用スペーサ取付枠体部が設けられているので、ワークの径に応じて取り付ける調整用のスペーサの組み合わせにより、スペーサ全体の厚みを変更することができる。チャック爪移動用レールやスライダーが設けられたチャック本体内の溝部をチャック爪が進退する際に、チャック爪の先端前部に調整用スペーサが配置された状態になっているので、調整用のスペーサがチャック機構内の溝部が露出しないようにカバーしながらチャック爪に追従して、ワークを把持、開放することになり、切削加工時の切り屑がチャック本体内に入り込まなくなる。
本考案にかかる旋盤のチャック爪用治具によれば、枠体本体部と調整用スペーサ取付枠体部とからなる簡単な構造で構成でき、ワーク加工時に生じる切り屑がワークのチャック機構内に切り屑が入り込まないように機能するとともに、かつ、電力を必要とする特別な処理手段を設けることもないので、低コストで製造することができる。また、既存の稼働中の旋盤にも後付けで使用することができることから、切り屑が入り込まないようした汎用性の高いチャック爪用治具となる。
本考案の実施例であるチャック爪用治具の構成を示す正面側から見た外観斜視図である。 実施例のチャック爪用治具をチャック爪に嵌め込み固着する状態を示す側面図である。 調整用スペーサの構成を示す正面図と側面図である。 実施例のチャック爪用治具をチャック本体のチャック爪に固着した状態を示す部分斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について図面に基づき説明する。
本考案の実施例である旋盤のチャック爪用治具1は、図1に示すように、後述するチャック爪20の外周囲に嵌め込みできるサイズに形成された2本のL字形状枠材2a及び締結ボルト4が羅着される後背枠材2bとで構成される枠体本体部2と、この枠体本体部2の前端部2cに後述する調整用のスペーサ10を取り付けることができるようにした調整用スペーサ取付枠体部3とから構成されている。
調整用スペーサ取付枠体部3は、枠体本体部2の前端部2cに締結ボルト5によって締結される取付部3aと、この取付部3aに吊結された正面視H形状のスペーサ取付用受板部3bとから形成され、スペーサ取付用受板部3bには後述するチャック爪移動用レールが挿入される切欠き部3cと調整用のスペーサ10を取り付けるための締結ボルト用孔部3dとが形成されている。
このように構成されたチャック爪用治具1は、図2に示すように、枠体本体部2を、チャック本体のスライド機構によりワークの回転軸線に対して垂直方向に前後移動するチャック爪20の外周囲に嵌め込み、後背枠材2bの締結ボルト4によってチャック爪20の後端部に対して螺合することでチャック爪20に固定することができる。このときチャック爪20の先端部20aは、調整用スペーサ取付枠体部3のスペーサ取付用受板部3bに当接した状態で固定される。
したがって、チャック爪用治具1をチャック爪20に固定した状態で、チャック爪20がチャック本体内の移動機構により前後に移動する際に、チャック爪用治具1もチャック爪20に固定された状態のまま追随することになる。
図3(a)(b)(c)は、調整用のスペーサ10の形態を示す図であり、同図に示すように、調整用スペーサ取付枠体部3のスペーサ取付用受板部3bと同じ形状の正面視H形状に形成されている。同図に示すように、厚みが9mmのスペーサ10a(同図a)、厚みが6mmのスペーサ10b(同図b)、厚みが3,2mmのスペーサ10c(同図c)の3種類が用意されている。これらのスペーサ10は、スペーサ取付用受板部3bの締結ボルト用孔部3dに対して締結ボルト6により重ねて取り付けることができ、スペーサ10の組み合わせによって取り付け時の厚みを調整することができる。スペーサ10は、実施例では、鋼製のものを使用しているが、その材質は樹脂製でもゴム製でもよく、ワークの材質に合わせて選択できるように各種の材質で形成することができる。
チャック爪用治具1をチャック爪20に装着して固定すると、チャック爪20の先端部20aは、調整用スペーサ取付枠体部3のスペーサ取付用受板部3bに当接した状態となっている。スペーサ取付用受板部3bには、スペーサ10を取り付けることができるので、チャック爪の先端部20aの前部にスペーサ10を配置することができる。しかも、スペーサ10は、その厚みの異なるものが数種用意されており、スペーサ10全体としての厚みを調整することができる。
図4は、上記のように構成され機能するチャック爪用治具1を、スペーサ取付用受板部3bにスペーサ10を取り付けた状態で、チャック本体30内のチャック爪20に装着し固定した状態を示す外観部分斜視図である。同図に示すように、チャック爪移動用レール31やスライダー(図示せず)が設けられたチャック本体30内の溝部をチャック爪20が進退する際に、チャック爪20の先端部20a前に調整用のスペーサ10が配置されているので、チャック爪20と調整用のスペーサ10がチャック機構内の溝部が露出しないように進退することになる。この状態でワークを把持して切削加工を行えば、切削加工時の切り屑がチャック本体30の溝内に入ることを防止することができる。
上記したように、スペーサ10の取り付け配置は任意に行うことができるので、ワークの径に応じて厚みを調整して取り付け取り外しを行い、チャック本体30の溝部内に切り屑が入り込まないように調整しながら切削加工を行うことができる。
上記のように、本考案に係るチャック爪用治具1は、枠体本体部2と調整用スペーサ取付枠体部3とからなる簡単な構造で構成でき、ワーク加工時に生じる切り屑がワークのチャック機構内に切り屑が入り込まないように機能するものであり、電力を必要とする特別な処理手段を設けることもないので、低コストで製造することができる。また、枠体本体部2と調整用スペーサ取付枠体部3の形状は、上記実施例で示した形状に限定されるものではなく、チャック爪20の形態に合わせて形成することがきるので、既存稼働中の旋盤に対しても容易に付設して使用することができる。
1 チャック爪用治具
2 枠体本体部
3 調整用スペーサ取付枠体部
4,5,6 締結ボルト
10 スペーサ
20 チャック爪
30 チャック本体

Claims (1)

  1. ワークの回転軸線に対して垂直方向に前後移動してワークを把持あるいは開放する旋盤チャック機構のチャック爪に対し、前後移動するチャック爪の移動に追従できるようにチャック爪本体の外周部に嵌合できる枠体で組み立てられ、チャック爪本体の後端部で締結具により着脱自在にチャック爪本体に固着できるようにした枠体本体部と、
    当該枠体本体部の先端側に、チャック本体内に設置されたチャック爪移動用レールに嵌め込みできる溝部が形成された複数種の厚み調整用のスペーサをチャック爪先端前部に配置して取り付けることができるようにした調整用スペーサ取付枠体部とからなることを特徴とする旋盤のチャック爪用治具。
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