JP3240417U - 組立てキューブパズル - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリキューブ(モノキューブを含む)の一つの組み合わせピース群でいろいろな解き方を提供し、難解な解を減じた新しい発想の知育玩具や脳トレ用具としての組立てキューブパズルを提供する。
【解決手段】平面型ポリキューブ4(モノキューブを含む)の中から選択した形状の異なる複数個のピース群により、各断層2に少なくとも1個のピースが交差する従来のランダムキューブとn×n×n(nは3以上の自然数)ユニットの立方体の内部に(n-2)の3乗のユニット相当の空洞のあるキャビティキューブとn個の断層別に組み立てるスライスキューブの3種類の組立て方法を提供する。また、ランダムキューブの場合は各ピースの6つの方向面を各々識別できるように、各ピースに色相や図柄、マークなどを施して立方体の各々の外周面が同じ方向識別面となるようにして組立てるようにした。
【選択図】図7
【解決手段】平面型ポリキューブ4(モノキューブを含む)の中から選択した形状の異なる複数個のピース群により、各断層2に少なくとも1個のピースが交差する従来のランダムキューブとn×n×n(nは3以上の自然数)ユニットの立方体の内部に(n-2)の3乗のユニット相当の空洞のあるキャビティキューブとn個の断層別に組み立てるスライスキューブの3種類の組立て方法を提供する。また、ランダムキューブの場合は各ピースの6つの方向面を各々識別できるように、各ピースに色相や図柄、マークなどを施して立方体の各々の外周面が同じ方向識別面となるようにして組立てるようにした。
【選択図】図7
Description
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年2月1日にウェブサイトhttps://note.comにて「木製のパズルやゲームに熱中して(第10話)」に森 老虎人のペンネームで公開
本考案は、立方体を複数個のモノキューブ及びポリキューブで組立てる組立てキューブパズルに関する。
一辺が任意の長さのユニットキューブが面同士でいくつかくっついたポリキューブからなるピースを複数個組合せて立方体を作る組立てキューブパズルは30年以上前から知られていて、脳トレ用具や知育玩具として色々な形状のピースを組み合わせた商品が販売されている。
3×3×3ユニットのソーマキューブや特許文献1,2などに見られる4×4×4ユニットのキューブような例があるがいずれもやみくもに立方体に組立てるパズルである。
また、最近では解が一つだけのユニーク解だとか、5×5×5ユニットやさらに大きなキューブパズルなど難解さを求める傾向がある。
逆に、特許文献3のように、複雑さを避けるような発明例もある。
本考案者も特許文献4のキャビティキューブ(内部に空洞を持つ箱状体)パズルや特許文献5のスライスキューブ(各断層別に平板に組み立てて重ねる立方体)パズルのように、年少者から高齢者まで誰でも取りつきやすいパズルを開示している。
本考案者も特許文献4のキャビティキューブ(内部に空洞を持つ箱状体)パズルや特許文献5のスライスキューブ(各断層別に平板に組み立てて重ねる立方体)パズルのように、年少者から高齢者まで誰でも取りつきやすいパズルを開示している。
以上に述べたように、従来の箱詰めパズルや立体パズルと称される組立てキューブパズルはピースをやみくもに立方体に組立てる概念のパズルであった。
また、3×3×3ユニットや4×4×4ユニットのような比較的小さなキューブでは一度解くと飽きてしまい、逆に5×5×5ユニット以上の大きなキューブパズルではポリキューブの組み合わせが複雑になりすぎて難解になる欠点があった。
本考案は、ポリキューブ(モノキューブを含む)の一つの組み合わせピース群でいろいろな解き方を提供し、難解な解を減じた新しい発想の知育玩具や脳トレ用具としての組立てキューブパズルを提供することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するために、一つの組み合わせピース群で平面型ポリキューブ(モノキューブを含む)の中から選択した形状の異なる複数個のピース群により、各断層に少なくとも1個のピースが交差する従来の立方体(以下、ランダムキューブと称す)とn×n×n(nは3以上の自然数)ユニットの立方体の内部に(n-2)の3乗のユニット相当の空洞のある箱状体(以下、キャビティキューブと称す)とn個の断層別に組み立てる立方体(以下、スライスキューブと称す)の3種類の組立て方法を提供する。
また、ランダムキューブの場合は各ピースの6つの方向面を各々識別できるように、各ピースに色相や図柄、マークなどを施して立方体の各々の外周面が同じ方向識別面となるようにして組立てるようにした。
識別面の識別方法は色相、図柄、マークなどがあるが、全面彩色や円形などマーク内彩色、色シールなどが好ましい。
本考案により従来のやみくもに積み上げるイメージだけのパズルが、スライスキューブやキャビティパズルから取りつきはじめることができ、また、ランダムキューブも方向識別面をヒントに取りつきやすくなり、年少者の知育や年長者の脳トレに活用しやすくなる。
このように組立て方の技量に応じて、ランダムキューブだけでなく、キャビティキューブやスライスキューブ、平面箱詰めなど多様なパズルを選ぶことができる。
さらに、6×6×6ユニットのキューブでは(6の3乗)=(3の3乗)+(4の3乗)+(5の3乗)の数式をランダム、キャビティ、スライスの組立て方式で各々組み立てることができる画期的なポリキューブの組み合わせを見出した。
すなわち、一般のパズル愛好家も新しいパズルとして楽しむことができるのである。
縦、横の各断層2に少なくとも1個のピース4が交差する従来の立方体(ランダムキューブ)11と内部に空洞のある箱状体(キャビティキューブ)12と断層2別に組み立てる立方体(スライスキューブ)13の3種類の組立てができるようモノキューブ及び平面型ポリキューブ4の中から選択したすべて形状の異なる複数個のピース群からなる組立てキューブパズル。
図1に本考案の実施の形態における主な選択ピース(モノキューブ及びポリキューブ)4の平面図を示す。ピースの選択にあたっては、第一に平面の長辺がnより大きいピースは除外する。次に3つの組立て方法のうち、スライスキューブ13が最も制約があるため、これを優先するが、キャビティキューブの空洞部に相当するユニット数のピースをはずせるようでなければならない。ランダムキューブ11はたくさんの解があるため、各断層2間を少なくとも1つのピース4が交差出来れば他に考慮する必要はない。
図2は本考案の実施の形態における実施例1の3×3×3ユニットのスライスキューブ13の各断層2の平面図である。平面の長辺が3ユニット以内のピース4で3×3ユニットの平面になる組み合わせのうち3セットを選べばよい。すべて形状の異なる組み合わせで最大8セットを組み合わせ出来る。ただしモノキューブ(図1の1)はキャビティキューブの空洞部に相当するため必要で、図1の33はランダムキューブ11が成り立たないので除外する。
図3に本考案の実施の形態における実施例2の4×4×4ユニットのスライスキューブ13の各断層2の平面図である。図4に組み立て後のキャビティキューブ12の展開図を示す。本例のピース群は13個の形状の異なるポリキューブの組合せであるが、これに限定するものではない。例えば図1のピースのうち、1から9までの4-キューブ以下と、11から21までの5-キューブのうち7個のキューブを選択すれば、最もピース数の多い16ピースとなる。スライスキューブの各断層の組み合わせは図1の(4、6,7,16)、(3,8,9,14)、(2,5,17,21)、(1,11,15,20)となる。これは1と4,6のピースを含めた組み合わせのため、キャビティキューブの2×2×2の空洞部を充てんすることができる。ランダムキューブには多くの解がある。
図5に本考案の実施の形態における実施例3の5×5×5ユニットのスライスキューブの各断層の平面図を示す。
5×5×5ユニットの場合の組立後のキャビティキューブ空洞部は3×3×3ユニット相当となる。本例の箱状体12の展開図を図6に示す。本例のピース群は実施例1と実施例2の選択ピースを除外した21個のポリキューブ4であるが、これに限定するものではない。キャビティキューブ12の3×3×3ユニット相当の空洞部3は充填できないが、例えば余剰となった図1の(7,16,42,44,46)のピース4を実施例1の組合せのピース4と置き換えれば充填できる。ランダムキューブは多くの解があるが、各ピースに方向識別してユニーク解(一つだけの解)としてもよい。
5×5×5ユニットの場合の組立後のキャビティキューブ空洞部は3×3×3ユニット相当となる。本例の箱状体12の展開図を図6に示す。本例のピース群は実施例1と実施例2の選択ピースを除外した21個のポリキューブ4であるが、これに限定するものではない。キャビティキューブ12の3×3×3ユニット相当の空洞部3は充填できないが、例えば余剰となった図1の(7,16,42,44,46)のピース4を実施例1の組合せのピース4と置き換えれば充填できる。ランダムキューブは多くの解があるが、各ピースに方向識別してユニーク解(一つだけの解)としてもよい。
(3の3乗)+(4の3乗)+(5の3乗)=(6の3乗)の数式の各項を
各々ランダム、キャビティ、スライスの組み立て方式で組立てできるモノキューブ及びポリキューブ4の組み合わせのピース群からなる組立てキューブパズル
各々ランダム、キャビティ、スライスの組み立て方式で組立てできるモノキューブ及びポリキューブ4の組み合わせのピース群からなる組立てキューブパズル
選択したピース群の各ピース4の6つの方向面を各々識別できるように、異なる色相や図柄、マーク5を施して、少なくともランダムキューブ11の各々の外周面が同じ色相又は図柄、マーク5の方向識別面となるように組立てることを特徴とする組立てキューブパズル。
図7に本考案の実施の形態における実施例4の6×6×6ユニットのスライスキューブ13の各断層2の平面図を示す。6×6×6ユニットの場合の組立後のキャビティキューブ12の空洞部3は4×4×4ユニット相当となり、キャビティキューブ12で充てんしたこの空洞部3は2×2×2相当となるが、これらも選択ピース群で余すことなく充てん出来る。本例のピース群は実施例1と実施例2と実施例3のピース群を合わせた41個のすべて形状の異なるモノキューブを含むポリキューブ4である。すなわち、(3の3乗)+(4の3乗)+(5の3乗)=(6の3乗)の数式の各項を各々ランダム、キャビティ、スライスの組み立て方式で組立てできるのである。なお、本例に限定することなく6×6×6ユニットの立方体をスライスキューブで組み立てることができる選択ピースで、(6の3乗)=(3の3乗)+(4の3乗)+(5の3乗)の数式の各項を3つの組立て方式で組立てできる例はある。
図1に本考案で選択したモノキューブ及びポリキューブを示しているが、これらに限定するものではない。
図8は本例の6×6×6ユニットのキャビティキューブ12の展開図である。
図9は本例の6×6×6ユニットランダムキューブ11の斜視図である。各ピース4はランダムキューブ11の組立て後の6つの面を識別できるように、各々6つの方向識別面の色相または図柄、マーク5などを変えている。
図1に本考案で選択したモノキューブ及びポリキューブを示しているが、これらに限定するものではない。
図8は本例の6×6×6ユニットのキャビティキューブ12の展開図である。
図9は本例の6×6×6ユニットランダムキューブ11の斜視図である。各ピース4はランダムキューブ11の組立て後の6つの面を識別できるように、各々6つの方向識別面の色相または図柄、マーク5などを変えている。
各ポリキューブ(ピース)4の方向識別はレーザー加工や印刷、押し印や手描き色付けだけでなく、シールなども利用できる。
ポリキューブの接合方法はシアノアクリレート系瞬間接着剤や酢酸ビニール樹脂系などの接着剤が使用できるし、一体的に制作してもよい。
ユニットキューブの材質は木材類やプラスチックや紙類などが適している。
ユニットキューブの大きさは特に規定しないが10mm角から50mm角までが好ましい。
ユニットキューブの大きさは特に規定しないが10mm角から50mm角までが好ましい。
図2は本考案の実施の形態における実施例1の3×3×3ユニットのスライスキューブ13の各断層2の平面図である。選択ピース4は図1の(1,4,6,8.14,15、21)の7ピースである。
ユニットキューブは20mm角のヒノキ製で、ポリキューブの接合は酢酸ビニール樹脂系の木材用接着剤を使用している。
ユニットキューブは20mm角のヒノキ製で、ポリキューブの接合は酢酸ビニール樹脂系の木材用接着剤を使用している。
図3に本考案の実施の形態における実施例2の4×4×4ユニットのスライスキューブ13の各断層2の平面図である。図4は組み立て後のキャビティキューブ12の展開図を示す。選択ピース4は図1の(2,3,5,11,12,13,20,22,25,39,41,43)の13ピースである。
ユニットキューブは20mm角のヒノキ製で、ポリキューブの接合は酢酸ビニール樹脂系の木材用接着剤を使用している。
ユニットキューブは20mm角のヒノキ製で、ポリキューブの接合は酢酸ビニール樹脂系の木材用接着剤を使用している。
図5に本考案の実施の形態における実施例3の5×5×5ユニットのスライスキューブ13の各断層の平面図を示す。5×5×5ユニットの場合の組立後のキャビティキューブ12の空洞部3は3×3×3ユニット相当となる。この箱状体12の展開図を図6に示す。本例のピース群は実施例1と実施例2の選択ピースを除外した21個のポリキューブ4である。図6はその展開図である。
ユニットキューブは20mm角のヒノキ製で、ポリキューブの接合は酢酸ビニール樹脂系の木材用接着剤を使用している。
ユニットキューブは20mm角のヒノキ製で、ポリキューブの接合は酢酸ビニール樹脂系の木材用接着剤を使用している。
図7は実施例4の6×6×6ユニットのスライスキューブ13の各断層2の平面図を示す。6×6×6ユニットの場合の組立後のキャビティキューブ12の空洞部3は4×4×4ユニット相当となり、キャビティキューブ12で充てんしたこの空洞3は2×2×2相当となるが、これも充てん出来ている。本例のピース群は実施例1と実施例2と実施例3のピース群を合わせた41個のすべて形状の異なるモノキューブを含むポリキューブ4である。すなわち、(3の3乗)+(4の3乗)+(5の3乗)=(6の3乗)の数式を各々ランダム、キャビティ、スライスの組み立て方式で組立てできるのである。図8はキャビティキューブ12の展開図である。図9はランダムキューブ11の斜視図である。各ピース4はランダムキューブ11の組立て後の6つの面を識別できるように、各々6つの方向識別面の色相5を変えて彩色している。彩色はアクリル絵の具で行った。
本考案の組立てキューブパズルは初心者でも取りつきやすく、特に年少者の知育玩具や高齢者の脳トレ遊具として推奨できる。
また、キューブパズル愛好者にとっても新しい概念のパズルとして楽しむことができる。
また、キューブパズル愛好者にとっても新しい概念のパズルとして楽しむことができる。
11 立方体(ランダムキューブ)
12 箱状体(キャビティキューブ)
13 立方体(スライスキューブ)
2 段層
3 空洞部(キャビティ)
4 ピース(モノキューブを含むポリキューブ)
5 色相または図形、マーク
12 箱状体(キャビティキューブ)
13 立方体(スライスキューブ)
2 段層
3 空洞部(キャビティ)
4 ピース(モノキューブを含むポリキューブ)
5 色相または図形、マーク
Claims (3)
- 縦、横の各断層に少なくとも1個のピースが交差する従来の立方体(ランダムキューブ)と内部に空洞のある箱状体(キャビティキューブ)と断層別に組み立てる立方体(スライスキューブ)の3種類の組立てができるようモノキューブ及び平面型ポリキューブの中から選択したすべて形状の異なる複数個のピース群からなる組立てキューブパズル。
- (3の3乗)+(4の3乗)+(5の3乗)=(6の3乗)の数式の各項を各々ランダム、キャビティ、スライスの組み立て方式で組立てできるモノキューブ及びポリキューブ4の組み合わせのピース群からなる請求項1に記載した組立てキューブパズル。
- 選択したピース群の各ピースの6つの方向面を各々識別できるように、異なる色相や図柄、マークを施して、少なくともランダムキューブの各々の外周面が同じ色相又は図柄、マークの方向識別面となるように組立てることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の組立てキューブパズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002936U JP3240417U (ja) | 2022-09-05 | 2022-09-05 | 組立てキューブパズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002936U JP3240417U (ja) | 2022-09-05 | 2022-09-05 | 組立てキューブパズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240417U true JP3240417U (ja) | 2023-01-10 |
Family
ID=84796908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002936U Active JP3240417U (ja) | 2022-09-05 | 2022-09-05 | 組立てキューブパズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240417U (ja) |
-
2022
- 2022-09-05 JP JP2022002936U patent/JP3240417U/ja active Active
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