JP2020092730A - ボードゲームセット - Google Patents
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Abstract
【課題】コマの形状が1種類で、図柄マークの組み合わせの種類がすくなくなることにより、制作コストを下げるボードゲームセットを提供する。【解決手段】同一形状の同数の2色のコマまたは表面と反対面が異なる2色のコマに統一して、色以外の2水準の複数の属性の図柄マークをコマの両面に属性の数だけ配置し、属性水準の組み合わせが同じコマが複数あってもよいようにした。また、コマの形状を直方体として6面のうち相対する2面をマルゴゲーム用とし、他の相対する2面を「ニャンコ将棋」用とする。残りの2面には、将棋と類似しているチェスのコマを「ニャンコ将棋」と同様なイラストにして配置する。本発明のボードゲームセットを使用すれば、年少者や高齢者などの初心者も取りつきやすく、10種類以上のポピュラーなゲームや新しいルールのゲームを楽しめるのは画期的で、経済的でもある。【選択図】図2
Description
本発明は、年少者や高齢者など初心者が楽しむことが出来るボードゲームセットの改良に関する。
本発明者は本年7月18日に提出した特願2018−134709で2水準の4つの属性を有するコマを用いて、一直線に並んだ5つのコマが何か一つでも共通の属性水準を持っていれば勝となる「ボードゲームセット(マルチ5目並べ)」を開示した。
また、本発明者は平成29年8月25日に特願2017−161943で初心者用の「(ニャンコ)将棋セット」を開示した。
先願の「マルチ5目セット」が属性水準の組み合わせで36種類のコマを用いているため、駒の制作に手間がかかるとともに、必ずしも初心者にとって取りつきやすいゲームセットではなかった。
そこで、先の[マルチ五目並べ]のコマを、同一形状の同数の2色のコマまたは表面と反対面が異なる2色のコマに統一して、色以外の2水準の複数の属性の、初心者に親しまれるようなマークやイラストなど(以下図柄マークと称する)をコマの両面に属性の数だけ配置するようにした。各水準の図柄マークは各面で全体のコマに均等な数だけ配置されれば、属性水準の組み合わせが同じコマが複数あってもよいようにした。
2色のコマに統一し、図柄マークの組み合わせを2水準2属性にした場合は4種類に、2水準3属性にした場合は8種類になり、各色のコマの面の総数は8の倍数となる。6×6マスの盤では最低36個のコマが必要であるが、例えば40個にすると各色の数は40面となり、同じ組み合わせの図柄マークが5つずつとなる。各色の数を24面に抑えると残り各16面はチェス用図柄を配してチェスゲームもプレー可能となる。
コマの形状を直方体として6面のうち相対する2面を、改良した「マルチ5目並べ」(以後、マルゴゲームと称する)用とし、他の相対する2面を先に開示した特許文献2の「ニャンコ将棋」用とする。残り2面のうち1面には世界で最も親しまれていて、将棋と類似しているチェスのコマを「ニャンコ将棋」と同様なイラストにして配置する(以後、キューブチェスと称する)。また、残りの図柄マークのない面は均等な数の2色に分けて、チェッカーゲームなどのコマとすることができる。このコマを以下マルチ駒と称する。
マルゴゲームのコマのすべてが表面と反対面の色相が異なるコマの場合はマルゴゲームを始める前に持ち色のコマの図柄マークの組み合わせを均等に分けるのが困難となるが、キューブチェスの二面を、マルゴゲームの図柄に合わせて均等な数の2色に分けておけば、これにより容易に分けることができる。マルチ駒が同数の2色の場合は問題ないが、将棋ゲームの場合に持ち碁を打つ場合にコマの色が異なり、少し違和感が生じる。また、リバーシ(オセロ)ゲームの場合にも挟んだコマをリバースできなくなる。
色分けする2つの面は色の異なる2つの材料を成形したり、張り合わせることもできるし、表裏で色相の異なる板から切り出すか、一つの材料に塗装や印刷などで色別することもできる。
コマの形状が1種類で、図柄マークの組み合わせの種類がすくなくなることにより、制作コストを下げることができる。
本発明のボードゲームセットを使用すれば、年少者や高齢者などの初心者も取りつきやすく、二人対局用マス目盤ゲームに限っても以下のようなポピュラーなゲームや新しいルールのゲームを楽しみながらプレーすることができる。一つのゲームセットでこれだけ多くの種類のゲームが楽しめるのは画期的で、経済的でもある。
1、将棋(本将棋、桂抜き将棋、白黒将棋)
2、チェス(キューブチェス)
3、チェッカー(キューブチェッカー)
4、ドラフツ(キューブドラフツ)
5、囲碁(7路囲碁)
6、新クイント(クアルトルール5目並べ)
7、新マルゴ(マルチ5目並べ)
8、新スライドマルゴ(クイキシオルール準拠)
9、新はさみマルゴ
10、新チェス5目(Pawnコマを使った5目並べ)
その他、クアルト、クイシキオ、ウクレレ、新将棋5目など。
表面と裏面で色相が異なる場合はリバーシ(40目リバーシ)もプレー可能。
1、将棋(本将棋、桂抜き将棋、白黒将棋)
2、チェス(キューブチェス)
3、チェッカー(キューブチェッカー)
4、ドラフツ(キューブドラフツ)
5、囲碁(7路囲碁)
6、新クイント(クアルトルール5目並べ)
7、新マルゴ(マルチ5目並べ)
8、新スライドマルゴ(クイキシオルール準拠)
9、新はさみマルゴ
10、新チェス5目(Pawnコマを使った5目並べ)
その他、クアルト、クイシキオ、ウクレレ、新将棋5目など。
表面と裏面で色相が異なる場合はリバーシ(40目リバーシ)もプレー可能。
特に年少者や高齢者にとっては脳の活性化や集中力、洞察力が向上し、手指を使ってプレーするためリハビリのトレーニング用具としても優れた効果を発揮する。
これらの多岐にわたるゲーム用のゲーム盤は本発明者が先に開示した特願2017−225643の両面使用可能な折り畳みゲーム盤を使用して4×4マスから10×10マスまですべて対応することができる。
本発明のコマをマルゴゲーム専用とする場合は側面を使用しないので、駒の厚さを薄くしたり、例えば白と黒の面からなるリバース(オセロ)のコマのようなコマの両面に2水準の複数の属性のマーク類を表示することができる。また、各色の16面ずつをチェス用図柄を配してチェスゲームもプレーをプレーできる。
図1に本発明のマルゴゲーム専用コマセットの一例の投影図を示す。表面と反対面の色相違い以外の3つの属性水準(4)は溝(プラス/マイナス)、小穴(1個/2個)、中央穴(有り/無し)となっている。
図2に本発明の実施の形態におけるマルチコマ(1)の一例の投影図を示す。
コマ(1)のマルゴゲーム用面の属性(水準)は猫の顔の目(丸目/猫目)、鼻(丸/三角)、ヒゲ(2本/3本)と表面(2)と反対面(3)で異なる色(着色有/無し)であるが、他にも色以外の属性と水準は穴や溝、または任意のマーク、イラストなど図柄マーク(4)(有/なし、または異なる2つの水準)などが選択できる。また、属性と水準は2つ以上であれば増減できる。キューブチェス用コマ面は平面のイラストをニャンコ将棋用イラスト(4)に類似させてデザインしたが、チェス用コマと容易に判別できれば任意に変更してよい。将棋用コマとキューブチェス用コマで役(進み方)の同じものや類似のものは、同じコマに配すれば初心者も理解しやすくなる。
コマ(1)のマルゴゲーム用面の属性(水準)は猫の顔の目(丸目/猫目)、鼻(丸/三角)、ヒゲ(2本/3本)と表面(2)と反対面(3)で異なる色(着色有/無し)であるが、他にも色以外の属性と水準は穴や溝、または任意のマーク、イラストなど図柄マーク(4)(有/なし、または異なる2つの水準)などが選択できる。また、属性と水準は2つ以上であれば増減できる。キューブチェス用コマ面は平面のイラストをニャンコ将棋用イラスト(4)に類似させてデザインしたが、チェス用コマと容易に判別できれば任意に変更してよい。将棋用コマとキューブチェス用コマで役(進み方)の同じものや類似のものは、同じコマに配すれば初心者も理解しやすくなる。
コマ(1)の材質は特に規定しないが、木材類やプラスチック類などが好ましい。コマの大きさも特に規定しないが、立方体では1辺が30mm、直方体では25mm×25mm×20mmなどコマ面の径または短辺の長さは略1cmから5cm程度が好ましい。
図3、図4に本発明の実施の形態における表面(2)と反対面(3)で色相の異なるコマのマルゴゲーム用コマ面全数の表面(図3)と反対面(図4)の正面図を示す。表面(2)と反対面(3)の各属性の水準は同じであってもかまわない。2種類の色相のコマ(表面と反対面の色相が同じ)を用いる場合は表面(2)と反対面(3)の各属性の水準を逆にする方が好ましい。
図5、図6に本発明の実施の形態におけるキューブチェス用コマ面全数の表面(図4)と反対面(図5)の正面図を示す。キューブチェス用のコマ面のポーン(PAWN)の反対面(3)はプロモーション(成り)コマのイラストを表示した。このポーンコマは新開発の「チェス五目並べ」ゲームに使用することができる。キューブチェスコマ面のマーク類の表示がない面を有するコマ(24個)は半数ずつ2つの色相に分けてチェッカーゲームのコマとして使用できる。
図形マーク(4)の表示は従来の押し印、スクリーン印刷、インクジェット印刷やボール盤などでの機械加工や手彫り、レーザー加工、シールなどが使用できる。レーザー加工の場合は色彩なしでも、後で彩色してもよい。
図1は本発明の実施例の表面と反対面の色相が異なるコマ(1)の投影図である。直径30mmの茶色の杉と白いヒノキの丸棒を7mm厚にスライスしたものを張り合わせて作成した。マークは丸鋸とボール盤で加工した。
図2は本発明の実施例2のマルチ駒(1)の一例の上部と下部の投影図である。
図3、図4は本発明の実施例2のマルチ駒(1)のマルゴゲーム面の表面(2)と反対面(3)の正面図である。表面(2)はレーザー印字の後、茶色のアクリル絵の具で着色している。図5、図6はキューブチェス面の表面(2)と反対面(3)の正面図である。印字のないコマを含めて半数の表面と反対面は茶色のアクリル絵の具で着色している。残りの着色しない2面はニャンコ将棋の表面と裏面である。チェスと将棋の役(進め方)が同じか類似しているものは同じコマになるようにしている。コマ(1)の形状はすべて同一の1辺が30mmのヒノキの立方体である。
図7はこのマルチ駒(1)でプレーできる10種類以上のゲームに使用するゲーム盤(5)である。12mm厚のヒノキ板製の4つ折りで、表面は10×10マス(6)の偶数のマスのゲーム用で、裏面は9×9マス(6)の奇数マスのゲーム用である。
図3、図4は本発明の実施例2のマルチ駒(1)のマルゴゲーム面の表面(2)と反対面(3)の正面図である。表面(2)はレーザー印字の後、茶色のアクリル絵の具で着色している。図5、図6はキューブチェス面の表面(2)と反対面(3)の正面図である。印字のないコマを含めて半数の表面と反対面は茶色のアクリル絵の具で着色している。残りの着色しない2面はニャンコ将棋の表面と裏面である。チェスと将棋の役(進め方)が同じか類似しているものは同じコマになるようにしている。コマ(1)の形状はすべて同一の1辺が30mmのヒノキの立方体である。
図7はこのマルチ駒(1)でプレーできる10種類以上のゲームに使用するゲーム盤(5)である。12mm厚のヒノキ板製の4つ折りで、表面は10×10マス(6)の偶数のマスのゲーム用で、裏面は9×9マス(6)の奇数マスのゲーム用である。
本発明のゲームセットは、年少者や高齢者などの初心者用にできているので、家庭での娯楽を兼ねた知育玩具や老人ホームやデイケア―センターなどの脳トレー二ング用遊具、病院などのリハビリ用具、パーティなど一般の娯楽用ゲーム用具などとして利用できる。
1 マルゴ専用コマやマルチ駒などのコマ
2 コマの表面
3 コマの反対面
4 属性水準の図柄マーク
5 ゲーム盤
6 マス(目)
7 リバース用不使用マーク
8 黒マスマーク
2 コマの表面
3 コマの反対面
4 属性水準の図柄マーク
5 ゲーム盤
6 マス(目)
7 リバース用不使用マーク
8 黒マスマーク
Claims (4)
- 同一形状の2色のコマ、または表面と反対面の色相の異なるコマの両面に2水準の複数の属性の図柄マークを属性の数だけ表示した面を属性水準の組み合わせ数の倍数有するコマからなるボードゲームセット
- 表面に表示された属性水準の組み合わせと反対面の組み合わせが同一またはすべての水準が逆であるコマである請求項1に記載のボードゲームセット。
- コマの各色の各16面をチェス用図柄に置き換えたコマからなる請求項1または請求項2のいずれかに記載のボードゲームセット。
- コマの形状が直方体で、残りの側面に少なくとも同じ2色の色分けでチェス用の図柄が表示されている二つの面を有するコマからなる請求項1から請求項3までのいずれかに記載のボードゲームセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018230595A JP2020092730A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | ボードゲームセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018230595A JP2020092730A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | ボードゲームセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020092730A true JP2020092730A (ja) | 2020-06-18 |
Family
ID=71085803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018230595A Pending JP2020092730A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | ボードゲームセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020092730A (ja) |
-
2018
- 2018-12-10 JP JP2018230595A patent/JP2020092730A/ja active Pending
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