JP3240067U - 弾性ダイアフラム式ポンプ - Google Patents

Abstract

【課題】シール性能が低下し使用中の水漏れが発生し寿命が短くなるという問題を解決する弾性ダイアフラム式ポンプを提供する。【解決手段】固定シェル１の底部にはモータ２が固定して接続され、モータの出力軸端は、ギア３が固定接続され、固定シェルの内壁の間には中心軸４が回転して接続され、中心軸の表面には、順次に伝動ギア５、偏心輪６が回転して接続され、偏心輪の表面には、タイロッド７が回転して接続され、固定シェルの頂部には下部固定シート８が固定して接続され、下部固定シートの頂部には弾性ダイアフラム９が設けられ、弾性ダイアフラムの中心にはナット１０が固定して接続され、弾性ダイアフラムの頂部には吸取上部カバー１１が設けられ、吸取上部カバーの一端には切り替え弁１２が固定して接続され、切り替え弁の内部には順次に取水逆止弁１３、吐水逆止弁１４が固定して接続される。【選択図】図２

Description

本考案は、ウォーターポンプ技術分野に関し、具体的には弾性ダイアフラム式ポンプに関する。

現在、市販されているウォーターポンプは、遠心ウォーターポンプと容積式ウォーターポンプに大別できる。遠心ウォーターポンプは真空を生じることができないが、より多くの不純物を含む水をポンプするために使用できる。容積式ウォーターポンプは真空を生じることができるが、液体中の不純物が機械部品を摩耗するため、シール性能が低下し、使用中に水漏れが発生し、寿命が短くなる。

従来技術の不足に対して、本考案は、ウォーターポンプの使用中に液体中の不純物が機械部品を摩耗するため、シール性能が低下し、使用中の水漏れが発生し、寿命が短くなるという問題を解決できる弾性ダイアフラム式ポンプを提供する。

上記目的を達成するために、本考案は以下の技術案により実現される。

弾性ダイアフラム式ポンプは、固定シェルを含み、前記固定シェルの底部には駆動機構が固定して接続され、前記固定シェルの頂部には下部固定シートが固定して接続され、前記下部固定シートの頂部には弾性ダイアフラムが設けられ、前記弾性ダイアフラムの中心は前記駆動機構の動力出力端に固定して接続され、前記弾性ダイアフラムの頂部には切り替え弁が設けられ、前記切り替え弁の内部には順次に取水逆止弁、吐水逆止弁が固定して接続される。

好ましくは、前記弾性ダイアフラムはゴム製ダイアフラムであり、前記弾性ダイアフラムの中心にはナットが固定して接続され、前記弾性ダイアフラムと前記ナットは加硫により接合される。

好ましくは、前記駆動機構は、モータ、ギア、中心軸、伝動ギア、偏心輪及びタイロッドを含み、モータは前記固定シェルの底部に固定して接続され、前記モータの出力軸端は、固定シェルの内部まで伸びており、ギアが固定接続され、前記固定シェルの内壁の間には中心軸が回転して接続され、前記中心軸の表面には、順次に伝動ギア、偏心輪が回転して接続され、前記偏心輪の表面にはタイロッドが回転して接続され、前記固定シェルの頂部には下部固定シートが固定して接続され、前記下部固定シートの頂部には弾性ダイアフラムが設けられ、前記弾性ダイアフラムの中心にはナットが固定して接続され、前記タイロッドの偏心輪から離れた一端はナットに螺合される。

好ましくは、前記ギア、伝動ギアはハイポイドギアであり、前記ギアは伝動ギアに噛み合って接続される。

好ましくは、前記伝動ギアと偏心輪は一体射出成形され、前記偏心輪の偏心距離は１．３ｍｍである。

好ましくは、前記弾性ダイアフラムの頂部には吸引上部カバーが更に設けられ、前記吸引上部カバーの一端は切り替え弁に固定して接続される。

好ましくは、前記切り替え弁の取水逆止弁に近い一端は取水端であり、前記切り替え弁の吐水逆止弁に近い一端は吐水端である。

本考案は弾性ダイアフラム式ポンプを提供しており、下記の有益な効果を有する。

この弾性ダイアフラム式ポンプによれば、固定シェルの底部にモータが固定して接続され、前記モータの出力軸端は、固定シェルの内部まで伸びており、ギアが固定接続され、前記固定シェルの内壁の間には中心軸が回転可能に接続され、前記中心軸の表面には、順次に伝動ギア、偏心輪が回転可能に接続され、前記偏心輪の表面にはタイロッドが回転可能に接続され、モータは、ギア噛合伝動により偏心輪を回転させ、それによってタイロッドを上下に移動させ、前記固定シェルの頂部には下部固定シートが固定して接続され、前記下部固定シートの頂部には弾性ダイアフラムが設けられ、前記弾性ダイアフラムの中心にはナットが固定して接続され、前記タイロッドの偏心輪から離れた一端はナットに螺合され、タイロッドは上下に移動して弾性ダイアフラムを上下動させて、吸引力を発生し、逆止弁により給水が実現されることで、液体中の不純物が機械部品を摩耗することを避け、シール性能を向上させ、使用時に水漏れがないことを保証し、ポンプの寿命を延ばすことができる。

本考案の全体構造の模式図である。 本考案の内部構造の模式図である。 本考案の図２のＡ－Ａ線の断面図である。

本考案の実施例における図面を参照しながら、本考案の実施例における技術案を明確かつ完全に説明する。説明する実施例がすべての実施例ではなく、本考案の実施例の一部に過ぎないことは明らかである。本考案における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく実現できるすべての他の実施例は、本考案の保護範囲に属する。

図１～図３に示すように、本考案は下記の技術案を提供する。弾性ダイアフラム式ポンプは、固定シェル１を含み、固定シェル１の底部には駆動機構が固定して接続される。固定シェル１の頂部には下部固定シート８が固定して接続される。下部固定シート８の頂部には弾性ダイアフラム９が設けられ、且つ弾性ダイアフラム９の中心は駆動機構の動力出力端に固定して接続される。弾性ダイアフラム９の頂部には切り替え弁１２が設けられ、切り替え弁１２の内部には順次に取水逆止弁１３及び吐水逆止弁１４が固定して接続される。

そのうち、駆動機構は、モータ２、ギア３、中心軸４、伝動ギア５、偏心輪６及びタイロッド７を含む。具体的には、モータ２は固定シェル１の底部に固定して接続され、モータ２の出力軸端は、固定シェル１の内部まで伸びており、ギア３が固定接続され、固定シェル１の内壁の間には中心軸４が回転可能に接続され、中心軸４の表面には、順次に伝動ギア５、偏心輪６が回転可能に接続され、偏心輪６の表面にはタイロッド７が回転可能に接続され、偏心輪６はタイロッド７を上下に移動させることができ、固定シェル１の頂部には下部固定シート８が固定して接続され、下部固定シート８の頂部には弾性ダイアフラム９が設けられ、弾性ダイアフラム９の中心にはナット１０が固定して接続され、タイロッド７の偏心輪６から離れた一端はナット１０に螺合され、タイロッド７は、弾性ダイアフラム９を移動させて吸引力を発生し、弾性ダイアフラム９の頂部には吸引上部カバー１１が設けられ、吸引上部カバー１１の一端には切り替え弁１２が固定して接続され、切り替え弁１２の内部には順次に取水逆止弁１３、吐水逆止弁１４が固定して接続される。弾性ダイアフラム９が下向きに動くと、取水逆止弁１３は吸引されることで開弁し取水し、吐水逆止弁１４は吸引されて閉弁し吐水方向を遮断し、弾性ダイアフラム９が上向きに動くと、取水逆止弁１３は自動的に遮断し、この時、水によって吐水逆止弁１４は押し開かれて、吐水する

ギア３、伝動ギア５はハイポイドギアであり、ギア３は伝動ギア５に噛み合って接続され、モータ２によって伝動ギア５を回転させることが実現される。

伝動ギア５と偏心輪６は一体として射出成形され、偏心輪６の偏心距離は１．３ｍｍであり、タイロッド７を上下動させることができる。

切り替え弁１２の取水逆止弁１３に近い一端は取水端であり、切り替え弁１２の吐水逆止弁１４に近い一端は吐水端である。

弾性ダイアフラム９はゴム製ダイアフラムであり、弾性ダイアフラム９とナット１０は加硫により接合される。

使用する場合、モータ２は、ギア伝動により偏心輪６を回転させ、偏心輪６が回転すると、タイロッド７が上下動し、それによって弾性ダイアフラム９が上下動する。弾性ダイアフラム９が下向きに動くと、取水逆止弁１３は吸引されて開弁し取水し、吐水逆止弁１４は吸引されて閉弁し吐水方向を遮断し、弾性ダイアフラム９が上向きに動くと、取水逆止弁１３は自動的に遮断し、この時、水によって吐水逆止弁１４は押し開かれて、吐水する。

ただし、本文において、第一と第二などの関係を示す用語とは、単に、一方のエンティティまたは操作を他方のエンティティまたは操作と区別するためのものであって、必ずしもこれらのエンティティまたは操作の間にいかなるこのような実際の関係または順序があることを意味するのではない。そして、「包括」、「含む」等の用語またはそのいかなる他の変形は、非排他的な包含を含むことを意味し、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイスは、それらの要素を含むだけではなく、更に明確に記載されていない他の要素を含み、或いは、更にこのようなプロセス、方法、物品、またはデバイスに固有の要素を含む。より多い制限が存在しない場合、「・・・を一つ含む」という文によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品またはデバイスに他の同じ要素がさらに含まれることを排除しない。

本考案の実施例が示して説明されたが、当業者にとって、本考案の原理及び精神から逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変更、修正、置換および変形を行うことができることが理解され得る。本考案の範囲は添付の請求の範囲及びそれに相当するものによって限定されている。

１－固定シェル
２－モータ
３－ギア
４－中心軸
５－伝動ギア
６－偏心輪
７－タイロッド
８－下部固定シート
９－弾性ダイアフラム
１０－ナット
１１－吸引上部カバー
１２－切り替え弁
１３－取水逆止弁
１４－吐水逆止弁

Claims (7)

1. 固定シェル（１）を含む弾性ダイアフラム式ポンプであって、前記固定シェル（１）の底部には駆動機構が固定して接続され、前記固定シェル（１）の頂部には下部固定シート（８）が固定して接続され、前記下部固定シート（８）の頂部には弾性ダイアフラム（９）が設けられ、前記弾性ダイアフラム（９）の中心は前記駆動機構の動力出力端に固定して接続され、前記弾性ダイアフラム（９）の頂部には切り替え弁（１２）が設けられ、前記切り替え弁（１２）の内部には順次に取水逆止弁（１３）、吐水逆止弁（１４）が固定して接続されることを特徴とする弾性ダイアフラム式ポンプ。
2. 前記弾性ダイアフラム（９）はゴム製ダイアフラムであり、前記弾性ダイアフラム（９）の中心にはナット（１０）が固定して接続され、前記弾性ダイアフラム（９）と前記ナット（１０）は加硫により接合されることを特徴とする請求項１に記載の弾性ダイアフラム式ポンプ。
3. 前記駆動機構は、モータ（２）、ギア（３）、中心軸（４）、伝動ギア（５）、偏心輪（６）及びタイロッド（７）を含み、モータ（２）は前記固定シェル（１）の底部に固定して接続され、前記モータ（２）の出力軸端は、固定シェル（１）の内部まで伸びており、ギア（３）が固定接続され、前記固定シェル（１）の内壁の間には中心軸（４）が回転可能に接続され、前記中心軸（４）の表面には、順次に伝動ギア（５）、偏心輪（６）が回転可能に接続され、前記偏心輪（６）の表面にはタイロッド（７）が回転可能に接続され、前記固定シェル（１）の頂部には下部固定シート（８）が固定して接続され、前記下部固定シート（８）の頂部には弾性ダイアフラム（９）が設けられ、前記弾性ダイアフラム（９）の中心にはナット（１０）が固定して接続され、前記タイロッド（７）の偏心輪（６）から離れた一端はナット（１０）に螺合されることを特徴とする請求項１に記載の弾性ダイアフラム式ポンプ。
4. 前記ギア（３）、伝動ギア（５）はハイポイドギアであり、前記ギア（３）は伝動ギア（５）に噛み合って接続されることを特徴とする請求項３に記載の弾性ダイアフラム式ポンプ。
5. 前記伝動ギア（５）と偏心輪（６）は一体として射出成形され、前記偏心輪（６）の偏心距離は１．３ｍｍであることを特徴とする請求項４に記載の弾性ダイアフラム式ポンプ。
6. 前記弾性ダイアフラム（９）の頂部には吸引上部カバー（１１）が更に設けられ、前記吸引上部カバー（１１）の一端は切り替え弁（１２）に固定して接続されることを特徴とする請求項１に記載の弾性ダイアフラム式ポンプ。
7. 前記切り替え弁（１２）の取水逆止弁（１３）に近い一端は取水端であり、前記切り替え弁（１２）の吐水逆止弁（１４）に近い一端は吐水端であることを特徴とする請求項６に記載の弾性ダイアフラム式ポンプ。

Images