JP3239895U - 不正混入防止機能を有する包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造の不正混入防止機能付き包装用箱を提供する。【解決手段】底板3の各辺から側板4を立ち上げて、これらの側板4が相互に接続された箱本体部1の背面の側板4の上縁が蓋体部2の天板5の一辺に折り目を介して接続され、蓋体部2の天板5の他の辺から蓋体側板6が垂下され、これらの蓋体側板6は相互に接続された蓋体部2を箱本体部1の外側に被せる包装用箱において、蓋体部2の正面の蓋体側板6の下端縁から差し込み片7を突設し、また、箱本体部1の正面の側板4の上縁から折り曲げて前側板4の内側に重ねた内側板を設け、内側板9の下端から折り曲げて底板3上に重ねた係止縁板を設け、正面の側板4と底板3との折り目箇所に差し込み片7を挿入するスリット8を設け、差し込み片7とスリット8の最長幅を同一とし、スリット8の両端部から底板3の内側に向かったミシン目を夫々設けた。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 公開日: 令和4年1月26日 公開物: 商品「包装用箱」 公開者: 柳井紙工株式会社
この考案は、包装用箱に収納した商品の抜き取りやすり替えを防止するとともに、不正開封行為があった場合にはその行為が判明し易いように構成した不正混入防止機能を有する包装用箱に関するものである。
従来から、包装用箱に収納した商品の抜き取りやすり替えを防止するため、蓋を閉鎖状態でロックする構造を備えた包装用箱は種々開発されている。
例えば、特許文献1のものは不正開封防止ケースであって、一面を開口した身箱と、該身箱の開口部を閉塞する蓋とを含んで構成され、身箱又は蓋のいずれか一方に、連設部と、該連設部を介して連設され、且つ該連設から左右方向及び前方に張り出した差し込み部を含んで成る差し込み片を設け、他方の差し込み片が設けられていない身箱又は蓋は、差し込み片を挿入するスリット部を備えており、スリット部は端縁をへの字状に折曲しており、差し込み部の両側端縁を、差し込み部に係る連設部側に位置する後端縁の前方で凸状に湾曲又は屈曲させているものである。
また、特許文献2のものは、包装箱の開口を開閉可能に閉じる蓋板部を閉状態でロックするロック構造部を備える包装箱に関するもので、包装箱本体部における前周壁部の上端に折曲線を介して連設された舌状の差し込み片と、差し込み片を差し込み可能にして蓋板部に設けられ、差し込まれてくる差し込み片を蓋板部の裏面から離れる方向にガイドするスリット状の差し込みロック穴とを有するロック構造を設けたものである。
実用新案登録第3179213号公報 実用新案登録第3208778号公報
特許文献1及び2のものは、夫々差し込み片をスリットに挿入させて封止又はロックさせる構造として開封しにくい構造となっているが、差し込み片やスリットの形状構成が複雑であり、製造に手間がかかるものである。
そこで、この考案は上記の課題を解決するために、極めて簡単な構造でありながら、蓋体部を箱本体部に被せて、差し込み片をスリットに挿入すると、容易に開けることができず、開閉する際は開口部から底板の一部を切り込んでロックを解除することにより蓋体部を開ける、不正混入防止機能付き包装用箱を提供することを目的としたものである。
請求項1の考案は、箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板を立ち上げて、これらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の一辺に折り目を介して接続され、当該蓋体部の天板の他の3辺から蓋体側板が夫々垂下され、これらの蓋体側板は相互に接続され、当該蓋体部を前記箱本体部の外側に被せる包装用箱において、蓋体部の正面の蓋体側板の下端縁から差し込み片を突設し、当該差し込み片は前記蓋体側板から直角に伸びた一定幅の首部を有し、当該首部の先端から両側に突出した突部を設け、当該両側の突部の外側から中央に向けて尖った先端部を有する形状であり、また、箱本体部の前側板の上縁の折り目により折り曲げて前側板の内側に重ねた内側板を設け、当該内側板の下端の折り目により折り曲げて底板上に重ねた係止縁板を設け、前記前側板と底板との折り目箇所に、前記差し込み片を挿入するスリットを設け、当該差し込み片の両側の突部位置の最長幅と前記スリットの幅を同一とし、当該スリットの両端部から底板の内側に向かったミシン目を夫々設けた、不正混入防止機能付き包装用箱とした。
また、請求項2の考案は、前記スリットの中央部の両側から前記底板の内側方向に向けて伸び、その後段部を設けて両側に広がった切り込みが夫々設けられ、当該両側の切り込みがスリットの両端部を形成し、前記差し込み片の最長幅は前記スリットの切込みの両端部間の長さと同一であり、前記差し込み片の両側の首部及びそれに続く突部が前記スリットの段部及び両端部に係止される構成とした、請求項1に記載の不正混入防止機能付き包装用箱とした。
また、請求項3の考案は、箱本体部の内側板の両端から係止舌片を折り目を介して夫々設け、また、箱本体部の左右の側板の上縁から内側に折り曲げて左右の側板の内側に貼着した左右内側板を夫々設け、各左右内側板の前端に、前記係止舌片と同じ形状、大きさに切り欠いて係止切り欠きを設け、前記係止舌片を係止切り欠きに嵌めることにより前記内側板を固定した、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱とした。
請求項1の考案によれば、箱本体部に蓋体部を被せ、差し込み片を箱本体部の正面の側板と底板との折り目箇所に設けたスリットに入れると差し込み片が底板と係止縁板との間に挟持され、また、差し込み片の両側の最長幅とスリットの最長幅が同じであるため、差し込み片はスリットに一旦入ると当該スリットから容易に外れず、蓋体部は閉じた状態でロックされる。この状態では差し込み片のほぼ全部がスリットに入っているため、差し込み片の首部がわずかに露出しているだけで、蓋体部及び箱本体部の外側に突起物や凹部がほとんどなく、当該箱を開封する手がかりがない。従って、第三者が不正に開封できず、箱本体部に異物を混入することができない。また、当該包装用箱に入れた商品の抜き取りや差し替えもできず、不正混入防止機能を有している。
また、前記ロックを解除して当該包装用箱の収納商品を取り出す場合は、前記スリットを底板の内側方向に引っ張ると、当該スリットの両端部から底板の内側方向に延びたミシン目からから底板の一部が剥がれ、前記差し込み片が露出し、当該差し込み片をスリットから取り出して、蓋体部を箱本体部から外すことができる。この様にしなければ蓋体部は開かず、不正に当該包装用箱の蓋体部を開けると、一目で不正開封が発覚する。
また、請求項2の考案によれば、差し込み片をスリットに挿入すると、前記差し込み片の両側の首部及びそれに続く突部が前記スリットの段部及び両側に広がった両端部に嵌り、差し込み片がスリットに係止される。また、差し込み片は底板と係止縁板に挟持されている。そのため、蓋体部の差し込み片付近を引っ張っても、差し込み片はスリットから外れず、より強力にロックされる。
また、上記のように当該包装用箱を一旦開封して、ミシン目により底板の一部を剥がした状態においても差し込み片の両側の突部がスリット跡の両側の段部に係止され、差し込み片はむやみにスリット跡から抜けない。それ故、当該包装用箱は一旦蓋体部のロックを解除した後も、蓋体部を閉めて差し込み片をスリット跡に入れれば、蓋体部は箱本体部に係止され、使い勝手がよい。
また、請求項3の考案によれば、箱本体部の正面の側板の内側に内側板を設け、さらに当該内側版の下縁から底板に重ねる係止縁板を設けているが、前記内側版の両側の各係止舌片を左右内側版の各係止切り欠きに夫々嵌めれば、前記内側板が固定でき、組み立てが容易である。また、このように内側板は係止舌片及び係止切り欠きにより側板及び底板に係止固定されているため、内側板及びこれに続く係止縁板はむやみに崩れず、強固となり、スリット内に挿入された差し込み片は係止縁板と底板との間により一層強固に挟持され、ロックされる。
この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱を組み立てて、蓋体部を開けた状態の斜視図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の台紙の展開図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の台紙の左右内側板を左右の側板に張り付けた状態の平面図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の蓋体部及び箱本体部の各側板を立ち上げた状態の斜視図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の蓋体部と箱本体部を組み立てた状態の斜視図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の蓋体部を閉め、差し込み片をスリットに挿入する前の状態の底板斜視図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の蓋体部を閉め、差し込み片をスリットに挿入した状態の底板斜視図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱の蓋体部を閉めて差し込み片をスリットに挿入した状態の説明平面図であり、(a)図は差し込み片をスリットに入れた状態の図であり、(b)図はスリットの開口部から底板の一部を剥がして、差し込み片を露出させた状態の図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱をロックした状態の箱の中央部拡大縦断面図である。 この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱のロック解除後に差し込み片を箱本体部の底板前端部のスリット跡に係止した状態を示す説明平面図である。
(実施の形態例1)
この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱Aを図に基づいて説明する。
この不正混入防止機能付き包装用箱Aは、図1に示すように、箱本体部1と蓋体部2とから成り、四辺形の底板3の各辺から側板4を夫々立ち上げてこれらの側板4が相互に接続されて箱本体部1を構成し、当該箱本体部1の背面に位置する側板4の上端縁が蓋体部2の四角形の天板5の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部2の天板5の他の3辺から蓋体側板6が夫々垂下され、これらの蓋体側板6は相互に接続されて蓋体部2が構成されている。
この蓋体部2を前記箱本体部1に被せるものである。
そして、前記蓋体部2の正面の蓋体側板6の中央部下端から折り目を介して差し込み片7が突出し、また、箱本体部の正面の側板と底板の折り目箇所に前記差し込み片7が入るスリット8が設けられている。
図2はこの不正混入防止機能付き包装用箱Aの台紙の展開図である。図2に示すように、箱本体部1の正面側板となる側板4の外縁には折り目を介して、側板4と同形同大の内側板9が突設され、当該内側板9の外縁には折り目を介して係止縁板10が設けられている。また、前記内側板9の両端には折り目を介して係止舌片11が突設されている。
また、底板3の左右の側板4の上端には折り目を介して左右内側板12が設けられている。これらの左右内側板12は側板4の幅より短くなっており、側板4の内側に折り込んだ際、底板3に到達しない幅となっている。また、これらの左右内側板12の、前記正面の側板4側の一端には前記係止舌片11の形状と同じ形状の係止切り欠き13が設けられている。また、正面の側板4と左右の側板4との間には折り込み連結片14が設けられている。
前記底板3と正面の側板4との折り目箇所に設けられたスリット8は、前記折り目に沿って設けられたスリット8の中央部の両端から底板3の内側方向に向かって伸び、その後段部8aを介して両側に広がり、再び底板3の内側に向かって伸びている。この様にスリット8の中央部は底板3と側板4との折り目に設けられているが、その両端部8bは底板3の内側で段部を介して両側に広がった形状となっている。
そしてスリッツ8の最長幅(両端部8b間の長さ)は、前記差し込み片7の最長幅(両側の突部7b間の幅)とほぼ同じ長さになっている。また、当該スリット8の両端部8bから一定幅内側の底板3に内部折り目15を設け、前記スリット8の両端部8bから当該内部折り目15の両端まで夫々ミシン目16が設けられている。また、前記スリット8の中央部の一側の底板5の端縁には半円形切り欠き部17が、また、当該切り欠き部17に対向するスリット8の他側の側板4の端縁には溝状切り欠き部18が設けられている。
前記蓋体部2の正面の蓋体側板6の外縁から折り目を介して、蓋体側板6と同形同大の蓋体内側板19が設けられ、更に当該蓋体内側板19の外縁から折り目を介して蓋体係止縁板20が設けられている。また、前記蓋体内側板19の両端には折り目を介して蓋体係止舌片21が夫々設けられている。
また、前記正面の蓋体側板6と前記蓋体内側板19の間の折り目から当該蓋体内側板19上に、一定幅を有する首部7aを有し、当該首部7aから両側に広がった突部7bを有し、これらの突部7bから中央に収束する先端が尖った先端部7cから成る差し込み片7が切り込みによって形成されている。従って、当該切り込みから差し込み片7が立ち上げられて、図1に示すように、正面の蓋体側板6の下端から突出している。
前記蓋体部2の天板5の左右の蓋体側板6の外縁から折り目を介して蓋体左右内側板22が夫々設けられている。これらの蓋体左右内側板22の幅は、蓋体側板6の幅より小さくなっており、左右の蓋体側板6の内側に折り込んだ際、天板5に到達しない幅となっている。また、これらの蓋体左右内側板22の、前記正面の蓋体側板6側の一端には前記蓋体係止舌片21の形状と同じ形状の蓋体係止切り欠き23が設けられている。
また、正面の蓋体側板6と左右の蓋体側板6との間には折り込み連結片24が夫々設けられている。また、箱本体部1の背面の側板4と蓋体側板6との間には折り込み連結片25が夫々設けられている。
この台紙から不正混入防止機能付き包装用箱Aを組み立てるには、図3に示すように、箱本体部1の左右の側板4の外縁の内側板12を折り目箇所で折り、左右の側板4の内側に折り畳んで貼着し、蓋体部2の左右の蓋体側板6の外縁の蓋体内側板22を折り目箇所で折り、左右の蓋体側板6の内側に折り畳んで貼着する。
その後、図4に示すように、箱本体部1の底板3の正面及び左右の側板4を夫々立ち上げ、正面の側板4の上端から内側板9を折って側板4の内側に重ね、更に、内側板9の下端から係止縁板10を折って底板3の上面に折り曲げる。その際、折り込み連結片14を内側板9の側に折り込んで、当該内側板9の両端の係止舌片11を左右の側板4の内側に形成された係止切り欠き13に係止する。これにより底板3の3辺に起立した側板4は相互に係止される。
また、蓋体部2の天板5の正面及び左右の蓋体側板6を夫々立ち上げ、正面の蓋体側板6の下端から蓋体内側板19を折って蓋体側板6の内側に重ね、更に、
蓋体内側板19の上端から蓋体係止縁板20を折って天板5の下面に折り曲げる。その際、折り込み連結片24を蓋体内側板19の側に折り込んで、当該蓋体内側板19の両端の蓋体係止舌片21を左右の蓋体側板6の内側に形成された蓋体係止切り欠き23に係止する。これにより天板5の3辺に起立した蓋体側板6は相互に係止される。この状態が図5に示す状態である。
この状態で、図1に示すように、蓋体側板6を側板4の外側にして箱本体部1に蓋体部2を被せる。そして、図6に示すように、蓋体部2の蓋体側板6の下端から突出する差し込み片7を箱本体部1のスリット8に差し込む。前記差し込み片7はその先端部7cをスリット8の中央部からスリット8内に挿入し、その両側の突部7b及び首部7aまで入れると、図8の(a)図に示すように、前記各突部7bはスリット8の段部8a及び両端部8bに係止される。
このように差込み片7をスリット8に、差し込み片7の首部7aまで差し込むと、図7及び図9に示すように、差込み片7はほとんどすべての部分がスリット8に入り、外部に露出せず箱本体部1は蓋体部2に密閉される。従って、この状態では差し込み片7をスリット8から引っ張ることが出来ない。万一、引っ張ることが出来ても、差し込み片7の両側の突部7bはスリット8の段部8a及び両端部8bに係止されているため、差し込み片7を引っ張っても引き出せない。この様に箱本体部1は蓋体部2に底板3以外は被われて、ロックされる。
また、このような状態から蓋体部2を箱本体部1から開ける場合は、図8の(b)図に示すように、スリット8の開口部の半円形切り欠き部17に指をかけて、内部折り目15方向に引っ張ると、両側のミシン目16に誘導されて底板3が剥がれ、差し込み片7の首部7a、両側の突部7b及び先端部7cが露出し、差し込み片7を引き上げれば、スリット8の段部8a及び両端部8bとの係止がはずれ、容易に蓋体部2を、図1に示すように、開けることが出来る。
この様に一旦、蓋体部2を閉じた後は、スリット8の両端部からミシン目16を利用して底板3の一部を剥がさないと開封できないため、万一第三者が不正に当該箱を開ければ開封があったことが一目で分かる。
また、上記のように開封を解除して、箱本体部1に対して蓋本体部2を開けた後、再度蓋本体部2を閉める場合は、図10に示すように、前記蓋本体部2の差し込み片7を前記スリット8があった箱本体部1の底板3の前端部の剥ぎ取り部分(スリット8跡)に露出している係止縁板10の底面に当てて、差し込み片7の両側の突部7bを、前記スリット8跡の両側の段部8aと係止縁板10の間に挿入する。これにより差し込み片7の両側の突部7bが前記スリット8跡の両側の段部8aに係止され、前記差し込み片7はスリット8跡の両側の段部8aに係止され、蓋本体部2はむやみに開かない。
なお、実施の形態例1ではスリット8の構造を中央部のみを正面の側板4と底板3の折り目に設け、底板3の内側に段部8a及び両端部8bを設けた構造にしているが、これに限らず、前記折り目上にスリット8を直線状に設けてもよい。また、スリット8の中央部の両側に半円形切り欠き部17及び溝状切り欠き部18を設けたが、これらはこの考案の必須構成ではない。また、箱本体部1の正面の内側板4の係止構造を係止舌片11を係止切り欠き13に嵌めて係止し、また、蓋体部2の正面の蓋体内側板19の係止構造を蓋体係止舌片21を蓋体係止切り欠き23に嵌めて係止する構成としたが、この係止構造に限るものではない。
A 不正混入防止機能付き包装用箱
1 箱本体部 2 蓋体部
3 底板 4 側板
5 天板 6 蓋体側板
7 差し込み片 7a 首部
7b 突部 7c 先端部
8 スリット 8a 段部
8b 両端部 9 内側板
10 係止縁板 11 係止舌片
12 左右内側板 13 係止切り欠き
14 折り込み連結片 15 内部折り目
16 ミシン目 17 半円形切り欠き部
18 溝状切り欠き部 19 蓋体内側板
20 蓋体係止縁板 21 蓋体係止舌片
22 蓋体左右内側板 23 蓋体係止切り欠き
24 折り込み連結片 25 折り込み連結片

Claims (3)

  1. 箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板を立ち上げて、これらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の一辺に折り目を介して接続され、当該蓋体部の天板の他の3辺から蓋体側板が夫々垂下され、これらの蓋体側板は相互に接続され、当該蓋体部を前記箱本体部の側板に被せる包装用箱において、
    蓋体部の正面の蓋体側板の下端縁から差し込み片を突設し、当該差し込み片は前記蓋体側板から直角に伸びた一定幅の首部を有し、当該首部の先端から両側に突出した突部を設け、当該両側の突部の外側から中央に向けて尖った先端部を有する形状であり、
    また、箱本体部の正面の側板の上縁の折り目により折り曲げて前側板の内側に重ねた内側板を設け、当該内側板の下端の折り目により折り曲げて底板上に重ねた係止縁板を設け、前記正面の側板と底板との折り目箇所に、前記差し込み片を挿入するスリットを設け、当該差し込み片の両側の突部間の最長幅と前記スリットの最長幅を同一とし、当該スリットの両端部から底板の内側に向かったミシン目を夫々設けたことを特徴とする、不正混入防止機能付き包装用箱。
  2. 前記スリットの中央部の両側から前記底板の内側方向に向けて伸び、その後段部を設けて両側に広がった切り込みが夫々設けられ、当該両側の切り込みがスリットの両端部を形成し、前記差し込み片の最長幅は前記スリットの切込みの両端部間の長さと同一であり、前記差し込み片の両側の首部及びそれに続く突部が前記スリットの段部及び両端部に係止される構成としたことを特徴とする、請求項1に記載の不正混入防止機能付き包装用箱。
  3. 箱本体部の内側板の両端から係止舌片を折り目を介して夫々設け、また、箱本体部の左右の側板の上縁から内側に折り曲げて左右の側板の内側に貼着した左右内側板を夫々設け、各左右内側板の前端に、前記係止舌片と同じ形状、大きさに切り欠いて係止切り欠きを設け、前記係止舌片を係止切り欠きに嵌めることにより前記内側板を固定したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱。
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