JP3239869B2 - Lsiの内部論理判定回路 - Google Patents

Lsiの内部論理判定回路

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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの内部回路
論理判定に関し、特にレーザを用いて非接触・非破壊で
内部論理を判定するためのデバイス構造及びレイアウト
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザを用いてLSI内部の論理
状態を検証する方法として、任意の内部論理回路の出力
端子に接続されるトランジスタのドレイン部にレーザを
照射することにより論理検証を行う方法(以下、「第1
の方法」という)がある。この第1の方法の原理が、F.
J. Henley “logic failure Analysis of CMOS VLSI u
sing A Laser Probe”IEEE 1984 International Reliab
ility Physics Symposium pp.69-75 に紹介されてい
る。
【0003】図13は、p型LSI基板(P−Sub)
上に形成されたインバータ回路を例にとって、その原理
を説明するための図である。インバータ回路は、図13
(A)の回路図及び図13(B)の断面構造図に示すよ
うに、Pチャネルトランジスタ(以下、「Pch−T
r」と記す)とNチャネルトランジスタ(以下、「Nc
h−Tr」と記す)が直列に接続されることにより構成
されている。Pch−Trのソース電極はVDD(最高
電位)に、Nch−Trのソース電極はGND(最低電
位)にそれぞれ接続されている。また、Pch−Trの
ドレインとNch−Trのドレインは接続され、該接続
点から出力端子Outが引き出されている。同様に、P
ch−Trのゲート電極とNch−Trのゲート電極は
接続され、該接続点から入力端子Inが引き出されてい
る。
【0004】この原理では、レーザ光として、PN接合
を励起させるに十分なエネルギーを有するYAG(波長
1.06um)が一般に使用される。
【0005】図14はインバータ回路の入力端子Inに
高レベル電圧Hが印加された時のレーザ照射による論理
判定動作を説明するための図である。この場合、入力端
子Inに高レベル電圧Hが印加されるとPch−Trは
オフになり、Nch−Trはオンになって出力端子Ou
tに低レベル電位Lが現れる。その状態でNch−Tr
のドレイン部にレーザが照射されると、ドレイン部を中
心に電子−正孔対が発生し、電子はオンになっているN
ch−Trのチャネル部を介してソース電極へ、正孔は
p型LSI基板P−Subを逆バイアスしているGND
電極へ流れる。そしてGND電極において励起された電
子と正孔が再結合を起こすため、励起による電流(以
下、「Iph」と称する)は検出されない。
【0006】図15はインバータ回路の入力端子Inに
低レベル電圧Lが印加された時のレーザ照射による論理
判定動作を説明するための図である。この場合、入力端
子に低レベル電圧Lが印加されるとPch−Trはオン
になり、Nch−Trはオフになって出力端子Outに
高レベル電位Hが現れる。その状態でNch−Trのド
レイン部にレーザが照射されると、ドレイン部を中心に
電子−正孔対が発生し、電子はオンになっているPch
−Trのチャネル部を介してVDDが印加されているソ
ース電極へ、正孔はp型LSI基板P−Subを逆バイ
アスしているGND電極へ流れる。従って、励起された
電子と正孔は各々が逆電極側へ流れるため、微少なIp
hが流れる。
【0007】このような微小なIph値の発生を有無を
検出することにより、インバータ回路から出力される論
理レベルを検出できる。即ち、Iphが発生しなけれ
ば、インバータ回路の出力は低レベル論理であり、発生
すればインバータ回路の出力は高レベル論理であると判
断される。一般に上述したIphは、電源とLSIの電
極間に微小感度に反応する電流計を挿入することにより
検出が可能である。
【0008】また、レーザを用いてLSI内部の論理状
態を検証する第2の方法が、特開平5−21739号公
報の“半導体集積回路”に開示されている。この第2の
方法では、任意の内部論理回路の出力端子と次の内部論
理回路の入力端子とを接続する配線を、電気的に独立し
た、LSI基板とは逆不純物で形成された領域と電気的
に導通させ、その領域にレーザを照射させることにより
論理検証が行われる。
【0009】以下、この第2の方法について、図16を
参照しながら、p型LSI基板上に形成されたインバー
タ回路を例に挙げて説明する。この例はインバータ回路
とその出力配線が基板上に設けられたN型不純物領域と
導通した構成となっている例である。即ち、インバータ
回路は、Pch−TrとNch−Trが直列に接続され
ることにより構成されている。Pch−Trのソース電
極はVDD(最高電位)にNch−Trのソース電極は
GND(最低電位)にそれぞれ接続されている。、ま
た、Pch−Trのゲート電極とNch−Trのゲート
電極は接続され、該接続点から入力端子が引き出されて
いる。同様に、Pch−Trのドレイン部とNch−T
rのドレイン部は接続され、該接続点から出力端子が引
き出されている。この出力端子から引き出された出力配
線は、基板上に設けられたN型不純物領域と導通した構
成となっている。
【0010】図17はインバータ回路の入力端子Inに
高レベル電圧が印加された時のレーザ照射による論理判
定動作を説明するための図である。この場合、入力端子
Inに高レベル電圧Hが印加されるとPch−Trはオ
フになり、Nch−Trはオンになって出力端子Out
に低レベル電位Lが現れる。その状態で出力配線が基板
上に設けられたN型不純物領域にレーザが照射される
と、該N型不純物領域に電子−正孔対が発生し、電子は
配線を介してオンになっているNch−Trのチャネル
部を介してソース電極へ、正孔はp型LSI基板を逆バ
イアスしているGND電極へ流れる。そしてGND電極
にて励起された電子と正孔が再結合を起こすため、Ip
hは検出されない。
【0011】図18はインバータ回路の入力端子Inに
低レベル電圧が印加された時のレーザ照射による論理判
定動作を説明するための図である。この場合、入力端子
Inに低レベル電圧Lが印加されるとPch−Trはオ
ンになり、Nch−Trはオフになって出力端子Out
に高レベル電位Hが現れる。その状態で出力配線が基板
上に設けられたN型不純物領域にレーザが照射される
と、N型不純物領域に電子−正孔対が発生し、電子は配
線を介してオンになっているPch−Trのチャネル部
を介してVDDが印加されているソース電極へ、正孔は
p型LSI基板を逆バイアスしているGND電極へ流れ
る。従って、励起された電子と正孔は各々が逆電極側へ
流れるため、Iphが流れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のLS
Iの高速化や多層配線構造化に伴って、以下のような問
題が生じている。即ち、高速化に関しては、トランジス
タの小サイズ化とともに配線長による遅延が大きな問題
となってきた。図19はデバイスの微細化に伴って変化
する遅延規格における配線長と信号遅延との関係を示す
図である。図示するように、デバイスの微細化に連れ
て、配線長が所定長(LT)より大きくなると、内部回
路の寄生容量や抵抗による遅延時間よりも、従来問題と
ならなかった配線遅延が信号遅延を支配するようにな
る。従って、高速化実現のためには、配線の引き回しを
抑えた設計が必要となる。
【0013】多層配線構造化に関しては、上層配線を電
極配線に用いることにより信号配線の寄生容量を低減
し、また、LSIチップをほぼ被う形状でチップ全体に
渡り形成することにより各内部回路の電源電圧をノイズ
に強くし、更に、電位差を生じないように工夫すること
により高性能な回路を実現できるため、5層や6層構造
が盛んに用いられるようになって来ている。
【0014】以上のようなLSIの進展に伴って、上述
したレーザを用いてLSI内部の論理状態を検証する方
法を使用することに問題が生じている。先ず、第1の方
法では、多層配線構造化によって各内部回路のレイアウ
ト全体が上層配線で完全に被われてしまうため、任意の
出力端子を構成するトランジスタのドレイン部にレーザ
を照射することが困難になってきている。
【0015】また、第2の方法では、多層配線構造化に
よって各内部回路のレイアウト全体が上層配線で完全に
被われてしまうため、レーザ照射用pn接合パターン
は、配線で被われない箇所に形成しなければならず、そ
のため、配線による引き回しが必要となる。特に、チッ
プのコーナ部や周辺部の限られたエリアに形成すること
になり、そのため、図19に示すように、信号遅延が支
配的となる配線長(LT)より長くなることになり、L
SIの電気的特性に悪影響を及ぼす。
【0016】本発明は、上述した諸問題を解消するため
になされたものであり、LSIの高速化や多層配線構造
化を阻害することなくその内部論理を検証できるLSI
の内部論理判定回路を提供することを目的とする。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【課題を解決するための手段】 本発明に 係るLSIの内
部論理判定回路は、上記と同様の目的で、少なくとも第
1及び第2の内部回路を含むLSIチップ内に形成され
る内部論理判定回路であって、該LSIチップの基板と
逆の不純物領域に第1及び第2ゲート電極が形成され、
該第1及び第2ゲート電極によって3つに分けられた不
純物領域の一端側領域に前記第1の内部回路の出力端子
からの配線が接続され、他端側領域に前記第2の内部回
路の出力端子からの配線が接続されたMOSトランジス
タと、該MOSトランジスタに形成された前記第1及び
第2ゲート電極によって分けられた不純物領域の中央側
領域からの配線が接続される、前記LSIチップの基板
と逆の不純物領域で構成された電気的に独立したpn接
合部、とを備えている。
【0021】上記LSIの内部論理判定回路において、
前記pn接合部は、前記LSIチップのコーナ部にアレ
イ状に形成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係る内部論理判定回路の断面構造を示す図であ
る。この内部論理判定回路では、LSI基板であるP−
Sub上に電気的に独立したN型不純物領域1及び2が
形成されている。N型不純物領域1の一方側は、LSI
を構成する内部回路30の出力端子から導かれる配線3
の一部に接続されている。また、N型不純物領域1の他
方側は配線4によってN型不純物領域2に接続されてい
る。N型不純物領域2の近傍には、基板電位(P型基板
の場合グランド電極)をとるための基板電極5が設けら
れている。
【0024】また、N型不純物領域1には、配線3と配
線4が接続される領域を2分するようにゲート電極6が
設けられている。このN型不純物領域1に形成された素
子は、以下に説明する内部回路の出力論理を検証するた
めのセレクタ素子10となる。このセレクタ素子10は
本発明のMOSトランジスタに対応する。また、N型不
純物領域2に形成された素子は、論理判定用ダイオード
20となる。この論理判定ダイオードは本発明の本発明
のpn接合部に対応する。なお、図1では、説明を簡略
化するために、内部回路30とN型不純物領域1及び2
並びに電極5は分離して描かれているが、実際にはこれ
らの全てはLSI基板であるP−Sub上に形成されて
いる。
【0025】図2(B)は、図1に示した内部論理判定
回路のセレクタ素子10、論理判定用ダイオード20及
び基板電極5のレイアウトを図2(A)に示した断面構
成図に対応させて示す図である。図3は、図1及び図2
に示した内部論理判定回路の等価回路図を示す。
【0026】内部回路30の出力端子から導出された配
線3は、次の内部回路31の入力端子に接続される配線
と、MOSトランジスタ構造を有するセレクタ素子10
の一方側の電極に接続される配線とに分岐する。セレク
タ素子10の他方側の電極から送出された配線4は、N
型不純物領域2によって形成されたダイオード構造を有
する論理判定用ダイオード20のカソード側に接続され
ている。この論理判定用ダイオード20のアノード側は
グランドに接続されている。更に、セレクタ素子10は
ゲート電極6に印加されるセレクタ信号の電位によりそ
のオン及びオフが切り替えられる。
【0027】即ち、図4に示すように、ゲート電極6に
高レベル電圧Hが印加されるとセレクタ素子10はオン
状態になり、内部回路30の出力論理が配線4を介して
論理判定用ダイオード20のカソード側に印加される。
また、図5に示すように、ゲート電極6に低レベル電圧
Lが印加されるとセレクタ素子10はオフ状態になり、
内部回路30の出力論理は論理判定用ダイオード20の
カソード側に印加されなくなる。
【0028】以上の構成において、論理判定用ダイオー
ド20のpn接合を形成する空乏層中にレーザを照射す
ることにより行われる論理判定の原理について説明す
る。セレクタ素子10のゲート電極6に高レベル電圧H
が印加された時、即ち、図4に示した状態に設定された
時を考える。この場合、内部回路30の出力端子の論理
レベルは論理判定用ダイオード20のカソード側に印加
される。
【0029】図6は内部回路30の出力端子から高レベ
ル電圧Hが出力された時の論理検証を説明するための図
である。論理判定用ダイオード20にレーザが照射され
ると電子−正孔対が発生する。そして、正孔hはP−S
ubを経由して該論理判定用ダイオード20に隣接した
基板電極5に至り、GND電極に流れる。一方、電子e
は配線4、セレクタ素子10を経由して、内部回路30
のVDD電極へ流れる。従って、GND電極とGND電
源間又は、VDD電極とVDD電源間に微小電流検出器
を挿入することにより、レーザ照射による電流Iphを
検出できる。
【0030】図7は内部回路30の出力端子から低レベ
ル電圧Lが出力された時の論理検証を説明するための図
である。論理判定用ダイオード20にレーザが照射され
ると電子−正孔対が発生する。そして、正孔hはP−S
ubを経由して隣接したGND電極を介してGNDを流
れる。一方、電子eは配線4、セレクタ素子10を経由
して、内部回路30のGND電極へ流れる。従って、そ
れらの電子−正孔キャリアはGND電極において再結合
するため、Iphは流れない。
【0031】(実施の形態2)この実施の形態2に係る
内部論理判定回路は、より多数の論理を識別するように
構成されている。図8は本発明の実施の形態2に係る内
部論理判定回路の断面構造を示す図である。この内部論
理判定回路では、上述した1つのゲート電極6を有する
セレクタ素子10の代わりに2つのゲート電極60及び
61を有するセレクタ素子11が使用されている。この
セレクタ素子11は、本発明のMOSトランジスタに対
応する。
【0032】より詳細に説明すると、この内部論理判定
回路は、LSI基板であるP−Sub上に電気的に独立
して形成されたN型不純物領域7に2つのゲート電極6
0及び61を有する。LSIを構成する2つの内部回路
32及び33の各出力端子から導出される配線8及び9
の各々の一部はN型不純物領域7の一方側及び反対側に
接続されている。N型不純物領域7の中央に位置する領
域は配線4を介してN型不純物領域2に接続されてい
る。更に、N型不純物領域2の近傍には基板電位(P型
基板の場合グランド電極)をとるための基板電極5が設
けられている。
【0033】図9は図8に示した内部論理判定回路のセ
レクタ素子11、論理判定用ダイオード20及び基板電
極5のレイアウト図である。この内部論理判定回路は以
下のように動作する。先ず、ゲート電極60に高レベル
電圧Hが、ゲート電極61に低レベル電圧Lがそれぞれ
印加されると、内部回路32の出力信号が選択され、内
部回路33の出力信号は選択されない。その状態で、論
理判定用ダイオード20の空乏層にレーザが照射される
と上述した実施の形態1と同様に動作するので、内部回
路32の出力信号の論理を検証できる。
【0034】一方、ゲート電極60に低レベル電圧L
が、ゲート電極61に高レベル電圧Hがそれぞれ印加さ
れると、内部回路33の出力信号が選択され、内部回路
32の出力信号は選択されない。その状態で、論理判定
用ダイオード20の空乏層にレーザが照射されると上述
した実施の形態1と同様に動作するので、内部回路33
の出力信号の論理を検証できる。以上のように構成され
たセレクタ素子11によれば、そのゲート電極60及び
61に印加する電圧を変えることにより同時に2箇所の
論理を検証することができる。
【0035】次に、LSIチップ上においてセレクタ素
子及び論理判定用ダイオードを形成する位置を説明す
る。例えばゲートアレイ製品は、予めLSI基板上に形
成された複数の素子がアレイ状に配置された構造を有す
る。そして、複数の素子が適宜配線により接続されるこ
とにより基本論理回路が形成される。このようにして形
成された基本論理回路の出力と入力との間を更に適宜配
線することにより所望の機能を有する電気回路が形成さ
れる。
【0036】図10は、このような基本論理回路を構成
する素子群100の各素子の近傍にアレイ状にセレクタ
素子10を構成したレイアウト図である。各セレクタ素
子10のゲート電極6は列方向に共通に形成され、LS
Iチップの周辺部に設けられたパッド600に接続され
ている。なお、パッド配置に制限がある時は、マルチプ
レクサ回路を用いて、複数の列のゲート電極6の中から
1つの列のゲート電極6を選択するように構成できる。
この構成によれば、少数のパッドで各列のセレクタ素子
毎に活性化させることができる。具体的にはn個のパッ
ドで2のn乗個の列方向のセレクタ素子の制御が可能に
なる。
【0037】更に、行方向の各セレクタ素子は、各セレ
クタ素子に共通の配線により論理判定用ダイオード20
に接続される。従って、論理判定用ダイオード20の数
は行の数に等しい。論理検証の際は、列方向の各セレク
タ素子10に対してそれぞれ1個の論理判定用ダイオー
ド20が対応することになる。論理判定用ダイオード2
0は、多層配線構造のLSIチップ上の配線が存在しな
いエリアにアレイ状に配置される。
【0038】図11は多層配線200で被われたLSI
のレイアウトの一例を示す。この場合、多層配線200
で被われていないLSIのコーナ部に論理判定用ダイオ
ード20がアレイ状に形成されている。
【0039】以上はLSIチップ上のコーナ部に論理判
定用ダイオード20を配置した例を述べたが、この論理
判定用ダイオード20は、配線に被われていない箇所で
あればどこに配置してもよい。図12は、LSIの中央
部の多層配線200で被われていない箇所に論理判定用
ダイオード20が配置されている例を示す。
【0040】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係る内部論理判定回路は、LSIの高速化や多層配線
構造化を妨げない構造になっている。即ち、LSIの高
速化に関しては、内部回路の出力配線の一部がセレクタ
素子に接続され、セレクタ素子の出力が論理判定用ダイ
オードに接続される構造になっているため、セレクタ素
子を内部回路の近傍に形成することにより内部回路の出
力端の寄生容量を最小限に抑えることができる。
【0041】換言すれば、内部回路の出力端の寄生容量
は、該内部回路から導出される配線に基づく配線寄生容
量とセレクタ素子を構成するpn接合の寄生容量だけで
あるので、寄生容量に起因する出力信号の遅延を最小限
に抑えることができる。その結果、LSIが高速化され
ても内部論理判定回路を設けることに伴う悪影響を排除
できる。なお、寄生容量の制限の必要性があれば、シミ
ュレーションにより内部論理判定回路を配置できる箇所
を調査し、その結果に基づいて配置位置を決定できるの
で高速化を妨げることがない。
【0042】LSIの多層配線構造化に関しては、セレ
クタ素子の出力が接続される論理判定用ダイオードは、
それらの間の配線長を考慮することなく設置できるた
め、論理判定用ダイオードの設置位置として、配線層で
被われていない任意の箇所を選択できるという大きなメ
リットがある。
【0043】また、セレクタ素子は最小寸法でよく、し
かもセレクタ素子の設置個所は内部回路を構成する領域
の近傍の配線チャネル領域や内部回路間の間隙でよいた
めオーバヘッド分は無視できるというメリットがある。
更にセレクタ素子や論理判定用ダイオードは、LSIを
構成する既存のプロセスを用いて設けることができるた
め、製造上の追加プロセスはない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
LSIの高速化や多層配線構造化を阻害することなくそ
の内部論理を検証できるLSIの内部論理判定回路を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る内部論理判定回路
の断面構造を示す図である。
【図2】図1に示した内部論理判定回路のセレクタ素
子、論理判定用ダイオード及び基板電極のレイアウト図
である。
【図3】図1に示した内部論理判定回路の等価回路図で
ある。
【図4】図1に示した内部論理判定回路の出力配線に高
レベル電圧が印加された時の回路状態を示す図である。
【図5】図1に示す内部論理判定回路の出力配線に低レ
ベル電圧が印加された時の回路状態を示す図である。
【図6】図4に示す内部論理判定回路で、内部回路の出
力端子にから高レベル電圧が出力された時の論理検証を
説明するための図である。
【図7】図4に示す内部論理判定回路で、内部回路の出
力端子から低レベル電圧が出力された時の論理検証を説
明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る内部論理判定回路
の断面構造を示す図である。
【図9】図8に示した内部論理判定回路のセレクタ素子
11、論理判定用ダイオード20及び基板電極5のレイ
アウト図である。
【図10】基本論理回路を構成する素子群の各々の近傍
にアレイ状にセレクタ素子を構成したレイアウト図であ
る。
【図11】多層配線を有するLSIの配線で被われてい
ないLSIのコーナ部に論理判定用ダイオードがアレイ
状に形成されているレイアウト図である。
【図12】多層配線を有するLSIの配線で被われてい
ないLSIの中央部が配線で被われていない箇所に論理
判定用ダイオードを形成したレイアウト図である。
【図13】従来のレーザを用いてLSI内部の論理状態
を検証する方法で使用されるインバータ回路の回路図と
断面構造図である。
【図14】図13に示したインバータ回路の入力端子に
高レベル電圧が印加された時のレーザ照射による論理判
定動作を説明するための図である。
【図15】図13に示したインバータ回路の入力端子に
低レベル電圧が印加された時のレーザ照射による論理判
定動作を説明するための図である。
【図16】従来のレーザを用いてLSI内部の論理状態
を検証する他の方法で使用される回路を示す図である。
【図17】図16に示したインバータ回路の入力端子に
高レベル電圧が印加された時のレーザ照射による論理判
定動作を説明するための図である。
【図18】図16に示したインバータ回路の入力端子に
低レベル電圧が印加された時のレーザ照射による論理判
定動作を説明するための図である。
【図19】デバイスの微細化に伴って変化する遅延規格
における配線長と信号遅延との関係を示す図である。
【符号の説明】
1、2、7 N型不純物領域 4、8、9 配線 5:基板電極 6、60、61 ゲート電極 10、11 セレクタ素子 20 論理判定用ダイオード 30、31、32、33 内部回路 100 基本回路を構成する素子群 600 ゲート電極用パッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/04 G01R 31/28 G01R 31/302 H01L 21/822

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1及び第2の内部回路を含
    むLSIチップ内に形成される内部論理判定回路であっ
    て、 該LSIチップの基板と逆の不純物領域に第1及び第2
    ゲート電極が形成され、該第1及び第2ゲート電極によ
    って3つに分けられた不純物領域の一端側領域に前記第
    1の内部回路の出力端子からの配線が接続され、他端側
    領域に前記第2の内部回路の出力端子からの配線が接続
    されたMOSトランジスタと、 該MOSトランジスタに形成された前記第1及び第2ゲ
    ート電極によって分けられた不純物領域の中央側領域か
    らの配線が接続される、前記LSIチップの基板と逆の
    不純物領域で構成された電気的に独立したpn接合部、
    とを備えたLSIの内部論理判定回路。
  2. 【請求項2】 前記pn接合部は、前記LSIチップの
    コーナ部にアレイ状に形成されている請求項1に記載の
    LSIの内部論理判定回路。
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