JP3239299B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- air
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートポンプ式冷媒回
路を備えた車両用空気調和装置、特に熱負荷等に応じて
圧縮機の容量を可変制御し空調運転を行う車両用空気調
和装置に関するものである。
路を備えた車両用空気調和装置、特に熱負荷等に応じて
圧縮機の容量を可変制御し空調運転を行う車両用空気調
和装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の車両用空気調和装置では、冷媒
回路の点検，修理や冷媒封入等に際して、運転モードを
マニュアル容量制御に切り換えて圧縮機の容量（吐出
量）を任意に可変できるようにする必要がある。従来は
コントロールボックス内や他の位置に専用の切換スイッ
チ及び回転数調整レバー等を設け、必要時にその操作を
行っている。
回路の点検，修理や冷媒封入等に際して、運転モードを
マニュアル容量制御に切り換えて圧縮機の容量（吐出
量）を任意に可変できるようにする必要がある。従来は
コントロールボックス内や他の位置に専用の切換スイッ
チ及び回転数調整レバー等を設け、必要時にその操作を
行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用空気
調和装置では、運転モードをマニュアル容量制御に切り
換える際にコンソールカバーを取り外したりコントロー
ルボックスを引き出す等の作業上の煩わしさがあり、ま
たスイッチ及びレバー等の配設位置によっては作業者以
外の者が誤って操作したり悪戯する問題点がある。
調和装置では、運転モードをマニュアル容量制御に切り
換える際にコンソールカバーを取り外したりコントロー
ルボックスを引き出す等の作業上の煩わしさがあり、ま
たスイッチ及びレバー等の配設位置によっては作業者以
外の者が誤って操作したり悪戯する問題点がある。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑みてんなされたも
ので、その目的とするところは、コンソールカバーを取
り外す等の作業を不要にして運転モードをマニュアル容
量制御に切り換えることができ、しかも作業者以外の者
による誤操作や悪戯を確実に防止できる車両用空気調和
装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、コンソールカバーを取
り外す等の作業を不要にして運転モードをマニュアル容
量制御に切り換えることができ、しかも作業者以外の者
による誤操作や悪戯を確実に防止できる車両用空気調和
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、熱負荷等に応じて圧縮機の容量
を可変制御し空調運転を実行する車両用空気調和装置に
おいて、コントロールパネルのスイッチが所定の順序で
押されたときに運転モードをマニュアル容量制御に切り
換えて圧縮機の容量を任意に可変できるようにするマニ
ュアル設定手段を具備したことを特徴としている。
め、請求項１の発明は、熱負荷等に応じて圧縮機の容量
を可変制御し空調運転を実行する車両用空気調和装置に
おいて、コントロールパネルのスイッチが所定の順序で
押されたときに運転モードをマニュアル容量制御に切り
換えて圧縮機の容量を任意に可変できるようにするマニ
ュアル設定手段を具備したことを特徴としている。
【０００６】請求項２の発明は、請求項１記載の車両用
空気調和装置において、上記マニュアル設定手段が、押
圧すべきスイッチ順序を該スイッチに設けられた光源の
点灯により指示する押圧順序指示手段を含むことを特徴
としている。
空気調和装置において、上記マニュアル設定手段が、押
圧すべきスイッチ順序を該スイッチに設けられた光源の
点灯により指示する押圧順序指示手段を含むことを特徴
としている。
【０００７】
【作用】請求項１の発明によれば、コントロールパネル
のスイッチが所定の順序で押されると、マニュアル設定
手段により運転モードがマニュアル容量制御に切り換え
られ、圧縮機の容量が任意に可変できるようになる。
のスイッチが所定の順序で押されると、マニュアル設定
手段により運転モードがマニュアル容量制御に切り換え
られ、圧縮機の容量が任意に可変できるようになる。
【０００８】請求項２の発明によれば、押圧順序指示手
段により押圧すべきスイッチ順序が該スイッチの光源点
灯により指示される。他の作用は請求項１の発明と同様
である。
段により押圧すべきスイッチ順序が該スイッチの光源点
灯により指示される。他の作用は請求項１の発明と同様
である。
【０００９】
【実施例】図１，図２及び図３には本発明の一実施例に
係るコントロールパネルと冷媒回路と制御回路を夫々示
してある。
係るコントロールパネルと冷媒回路と制御回路を夫々示
してある。
【００１０】図１において、１はオートスイッチ、２は
ベントスイッチ、３はフットスイッチ、４はフットデフ
スイッチ、５はデフスイッチ、６は吸気切換スイッチ、
７はドライスイッチ、８はエアコンスイッチ、９は温度
設定レバー、１０は送風設定レバー、１１は着霜検知Ｌ
ＥＤである。
ベントスイッチ、３はフットスイッチ、４はフットデフ
スイッチ、５はデフスイッチ、６は吸気切換スイッチ、
７はドライスイッチ、８はエアコンスイッチ、９は温度
設定レバー、１０は送風設定レバー、１１は着霜検知Ｌ
ＥＤである。
【００１１】オートスイッチ１は吸入口及び吹出口の選
択をマイコン制御に切り換えるためのもので、ＯＮ操作
によって点灯するＬＥＤ１ａを内部に有している。ベン
トスイッチ２，フットスイッチ３，フットデフスイッチ
４及びデフスイッチ５は、空気吹出口を図２に示すベン
ト吹出口３９，フット吹出口４０及びデフ吹出口４１の
何れか１つ、或いはフット吹出口４０とデフ吹出口４１
の両方に選択，設定するためのもので、ＯＮ操作によっ
て点灯するＬＥＤ２ａ〜５ａを夫々内部に有している。
択をマイコン制御に切り換えるためのもので、ＯＮ操作
によって点灯するＬＥＤ１ａを内部に有している。ベン
トスイッチ２，フットスイッチ３，フットデフスイッチ
４及びデフスイッチ５は、空気吹出口を図２に示すベン
ト吹出口３９，フット吹出口４０及びデフ吹出口４１の
何れか１つ、或いはフット吹出口４０とデフ吹出口４１
の両方に選択，設定するためのもので、ＯＮ操作によっ
て点灯するＬＥＤ２ａ〜５ａを夫々内部に有している。
【００１２】吸気切換スイッチ６は空気吸入口を図２に
示す外気吸入口３６と内気吸入口３７の何れか一方に選
択，設定するためのもので、例えば内気選択操作によっ
て点灯するＬＥＤ６ａを内部に有している。ドライスイ
ッチ７は除湿運転の要求時に、エアコンスイッチ８はシ
ステム起動時に夫々用いられるもので、ＯＮ操作によっ
て点灯するＬＥＤ７ａ、８ａを夫々内部に有している。
示す外気吸入口３６と内気吸入口３７の何れか一方に選
択，設定するためのもので、例えば内気選択操作によっ
て点灯するＬＥＤ６ａを内部に有している。ドライスイ
ッチ７は除湿運転の要求時に、エアコンスイッチ８はシ
ステム起動時に夫々用いられるもので、ＯＮ操作によっ
て点灯するＬＥＤ７ａ、８ａを夫々内部に有している。
【００１３】温度設定レバー９は空調温度をレバー操作
によって選択，設定するためのもので、送風設定レバー
１０は吹出空気の送風量をレバー操作によって選択，設
定するためのものである。送風設定レバー１０はＯＦＦ
とＡＵＴＯと風量可変域を有し、風量可変域で風量を多
段階或いは無段階に選択，設定できる他、ＡＵＴＯ位置
で風量をマイコン制御に切り換えることができる。着霜
検知ＬＥＤ１１は室外熱交換器２２に着霜を生じると点
灯する。
によって選択，設定するためのもので、送風設定レバー
１０は吹出空気の送風量をレバー操作によって選択，設
定するためのものである。送風設定レバー１０はＯＦＦ
とＡＵＴＯと風量可変域を有し、風量可変域で風量を多
段階或いは無段階に選択，設定できる他、ＡＵＴＯ位置
で風量をマイコン制御に切り換えることができる。着霜
検知ＬＥＤ１１は室外熱交換器２２に着霜を生じると点
灯する。
【００１４】図２において、２１は電動圧縮機、２２は
室外熱交換器、２３は第１室内熱交換器、２４は第２室
内熱交換器、２５，２６は感熱式の第１，第２膨張弁、
２７〜３０は第１〜第４電磁弁、３１，３２は第１，第
２逆止弁、３３は受液器、３４はアキュムレータであ
る。３５は車室内空調用のダクト、３６は外気吸入口、
３７は内気吸入口、３８は吸入口用の切換ダンパ、３９
はベント吹出口、４０はフット吹出口、４１はデフ吹出
口、４２はベント吹出口用の開閉ダンパ、４３はフット
吹出口用の開閉ダンパ、４４はデフ吹出口用の開閉ダン
パ、４５はエアミックスダンパ、４６は電動ファンであ
る。
室外熱交換器、２３は第１室内熱交換器、２４は第２室
内熱交換器、２５，２６は感熱式の第１，第２膨張弁、
２７〜３０は第１〜第４電磁弁、３１，３２は第１，第
２逆止弁、３３は受液器、３４はアキュムレータであ
る。３５は車室内空調用のダクト、３６は外気吸入口、
３７は内気吸入口、３８は吸入口用の切換ダンパ、３９
はベント吹出口、４０はフット吹出口、４１はデフ吹出
口、４２はベント吹出口用の開閉ダンパ、４３はフット
吹出口用の開閉ダンパ、４４はデフ吹出口用の開閉ダン
パ、４５はエアミックスダンパ、４６は電動ファンであ
る。
【００１５】電動圧縮機１はモータをその駆動源とする
ものであり、回転数制御によりその容量を可変される。
ものであり、回転数制御によりその容量を可変される。
【００１６】この圧縮機２１の吐出口は第４電磁弁３０
を介して室外熱交換器２２の一端口に接続され、該室外
熱交換器２２の他端口は第１逆止弁３１を介して受液器
３３の入口に接続されている。受液器３３の出口は第３
電磁弁２９及び第１膨張弁２５を介して第１室内熱交換
器２３の一端口に接続され、該第１室内熱交換器２３の
他端口はアキュムレータ３４の入口に接続され、該アキ
ュムレータ３４の出口は圧縮機２１の吸入口に接続され
ている。
を介して室外熱交換器２２の一端口に接続され、該室外
熱交換器２２の他端口は第１逆止弁３１を介して受液器
３３の入口に接続されている。受液器３３の出口は第３
電磁弁２９及び第１膨張弁２５を介して第１室内熱交換
器２３の一端口に接続され、該第１室内熱交換器２３の
他端口はアキュムレータ３４の入口に接続され、該アキ
ュムレータ３４の出口は圧縮機２１の吸入口に接続され
ている。
【００１７】また、圧縮機２１の吐出口は第１電磁弁２
７を介して第２室内熱交換器２４の一端口に接続され、
該第２室内熱交換器２４の他端口は第２逆止弁３２を介
して受液器３３の入口に接続されている。更に、受液器
３３の出口と室外熱交換器２２の他端口との間には第２
膨張弁２６が介装され、室外熱交換器２２の一端口とア
キュムレータ３４の入口との間には第２電磁弁２８が介
装されている。
７を介して第２室内熱交換器２４の一端口に接続され、
該第２室内熱交換器２４の他端口は第２逆止弁３２を介
して受液器３３の入口に接続されている。更に、受液器
３３の出口と室外熱交換器２２の他端口との間には第２
膨張弁２６が介装され、室外熱交換器２２の一端口とア
キュムレータ３４の入口との間には第２電磁弁２８が介
装されている。
【００１８】図３において、５１はサーミスタ等から成
る内気温度検出器、５２は同様の外気温度検出器、５３
はホトセンサ等から成る日射量検出器、５４はマイコ
ン、５５は圧縮機駆動回路、５６は電磁弁駆動回路、５
７は吹出ダンパ駆動回路、５８は吸入ダンパ駆動回路、
５９はエアミックスダンパ駆動回路、６０はファン駆動
回路である。
る内気温度検出器、５２は同様の外気温度検出器、５３
はホトセンサ等から成る日射量検出器、５４はマイコ
ン、５５は圧縮機駆動回路、５６は電磁弁駆動回路、５
７は吹出ダンパ駆動回路、５８は吸入ダンパ駆動回路、
５９はエアミックスダンパ駆動回路、６０はファン駆動
回路である。
【００１９】マイコン５４はＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ等
を具備し、運転モード判定，圧縮機回転数制御及び弁切
換制御等のプログラムの他、後に詳述する圧縮機回転数
マニュアル設定のプログラムをＲＯＭに格納している。
このマイコン５４は、各スイッチ１〜８及び各レバー
９，１０の操作信号と、各検出器５１〜５３の検出信号
に基づいて所定の信号を各駆動回路５５〜６０及び着霜
検知ＬＥＤ１１に送出する。
を具備し、運転モード判定，圧縮機回転数制御及び弁切
換制御等のプログラムの他、後に詳述する圧縮機回転数
マニュアル設定のプログラムをＲＯＭに格納している。
このマイコン５４は、各スイッチ１〜８及び各レバー
９，１０の操作信号と、各検出器５１〜５３の検出信号
に基づいて所定の信号を各駆動回路５５〜６０及び着霜
検知ＬＥＤ１１に送出する。
【００２０】圧縮機駆動回路５５はマイコン５４からの
回転数信号に基づいて圧縮機２１の回転数を制御しその
容量を可変する。電磁弁駆動回路５６はマイコン５４か
らの運転モード信号に基づいて各電磁弁２７〜３０の開
閉を制御し冷媒サイクルの切り換えを行う。
回転数信号に基づいて圧縮機２１の回転数を制御しその
容量を可変する。電磁弁駆動回路５６はマイコン５４か
らの運転モード信号に基づいて各電磁弁２７〜３０の開
閉を制御し冷媒サイクルの切り換えを行う。
【００２１】吹出ダンパ駆動回路５７はマイコン５４か
らの吹出モード信号に基づいて各ダンパ４２〜４４を駆
動するモータ６１〜６３への供給電力を制御し吹出口の
切り換えを行う。吸入ダンパ駆動回路５８はマイコン５
４からの吸入モード信号に基づいてダンパ３８を駆動す
るモータ６４への供給電力を制御し吸入口の切り換えを
行う。
らの吹出モード信号に基づいて各ダンパ４２〜４４を駆
動するモータ６１〜６３への供給電力を制御し吹出口の
切り換えを行う。吸入ダンパ駆動回路５８はマイコン５
４からの吸入モード信号に基づいてダンパ３８を駆動す
るモータ６４への供給電力を制御し吸入口の切り換えを
行う。
【００２２】エアミックスダンパ駆動回路５９はマイコ
ン５４からのエアミックス信号に基づいてエアミックス
ダンパ４５を駆動するモータ６５への供給電力を制御し
第２室内熱交換器２４の空気通過量の調整を行う。ファ
ン駆動回路６０はマイコン５４からの風量信号に基づい
て電動ファン４６への供給電力を制御しその送風能力を
可変する。
ン５４からのエアミックス信号に基づいてエアミックス
ダンパ４５を駆動するモータ６５への供給電力を制御し
第２室内熱交換器２４の空気通過量の調整を行う。ファ
ン駆動回路６０はマイコン５４からの風量信号に基づい
て電動ファン４６への供給電力を制御しその送風能力を
可変する。
【００２３】上述の車両用空気調和装置は、各電磁弁２
７〜３０による冷媒サイクルの切り換えによって、詳し
くは第１，第２電磁弁２７，２８を閉じ且つ第３，第４
電磁弁２９，３０を開けた状態で冷房モードの運転を、
第１，第３，第４電磁弁２７，２９，３０を開け且つ第
２電磁弁２８を閉じた状態で冷房ドライモードの運転
を、第１，第２，第３電磁弁２７，２８，２９を開け且
つ第４電磁弁３０を閉じた状態で暖房モードの運転を、
第１，第３電磁弁２７，２９を開け且つ第２，第４電磁
弁２８，３０を閉じた状態で暖房ドライモードの運転を
夫々可能としている。上記の冷房モードと暖房モードは
設定温度や内気温度，外気温度及び日射量の検出値等に
基づいてマイコン５４により自動判定され、また冷房ド
ライモードと暖房ドライモードはドライスイッチ７の操
作状態に基づいて判定される。
７〜３０による冷媒サイクルの切り換えによって、詳し
くは第１，第２電磁弁２７，２８を閉じ且つ第３，第４
電磁弁２９，３０を開けた状態で冷房モードの運転を、
第１，第３，第４電磁弁２７，２９，３０を開け且つ第
２電磁弁２８を閉じた状態で冷房ドライモードの運転
を、第１，第２，第３電磁弁２７，２８，２９を開け且
つ第４電磁弁３０を閉じた状態で暖房モードの運転を、
第１，第３電磁弁２７，２９を開け且つ第２，第４電磁
弁２８，３０を閉じた状態で暖房ドライモードの運転を
夫々可能としている。上記の冷房モードと暖房モードは
設定温度や内気温度，外気温度及び日射量の検出値等に
基づいてマイコン５４により自動判定され、また冷房ド
ライモードと暖房ドライモードはドライスイッチ７の操
作状態に基づいて判定される。
【００２４】ここで、上述の車両用空気調和装置におけ
るマニュアル容量制御の設定手順を図４のフローチャー
トを参照して詳述する。
るマニュアル容量制御の設定手順を図４のフローチャー
トを参照して詳述する。
【００２５】まず、運転モードが未だ決定されていない
イグニッションのＯＮ時点で、温度設定レバー９が最低
温度（ＣＯＯＬ・ＭＡＸ）の位置で、且つ送風設定レバ
ー１０がＯＦＦの位置にあり、しかも吸気切換スイッチ
６とドライスイッチ７の同時押しされているかを判断す
る（ステップＳＴ１，２）。
イグニッションのＯＮ時点で、温度設定レバー９が最低
温度（ＣＯＯＬ・ＭＡＸ）の位置で、且つ送風設定レバ
ー１０がＯＦＦの位置にあり、しかも吸気切換スイッチ
６とドライスイッチ７の同時押しされているかを判断す
る（ステップＳＴ１，２）。
【００２６】次いで、ステップＳＴ２の条件下でオート
スイッチ１が１度押圧されるまで該オートスイッチ１の
ＬＥＤ１ａを点灯し（ステップＳＴ３〜６）、該ＬＥＤ
１ａの点灯によりオートスイッチ１の押圧を作業者等に
喚起する。
スイッチ１が１度押圧されるまで該オートスイッチ１の
ＬＥＤ１ａを点灯し（ステップＳＴ３〜６）、該ＬＥＤ
１ａの点灯によりオートスイッチ１の押圧を作業者等に
喚起する。
【００２７】ステップＳＴ２及びＳＴ４の条件下でオー
トスイッチ１が押圧された場合には、同条件下でベント
スイッチ２が１度押圧されるまで該ベントスイッチ２の
ＬＥＤ２ａを点灯し（ステップＳＴ７，８）、該ＬＥＤ
１ａの点灯によりベントスイッチ２の押圧を作業者等に
喚起する。
トスイッチ１が押圧された場合には、同条件下でベント
スイッチ２が１度押圧されるまで該ベントスイッチ２の
ＬＥＤ２ａを点灯し（ステップＳＴ７，８）、該ＬＥＤ
１ａの点灯によりベントスイッチ２の押圧を作業者等に
喚起する。
【００２８】ステップＳＴ２及びＳＴ３の条件下でベン
トスイッチ２が押圧された場合には、該ベントスイッチ
２のＬＥＤ２ａを消灯し、そしてオートスイッチ１のＬ
ＥＤ１ａと着霜検知ＬＥＤ１１を共に点灯して該点灯に
より一連の設定が完了したことを作業者等に報知し（ス
テップＳＴ９）、これと同時に運転モードをマニュアル
回転数制御のモードに固定する（ステップＳＴ１０）。
トスイッチ２が押圧された場合には、該ベントスイッチ
２のＬＥＤ２ａを消灯し、そしてオートスイッチ１のＬ
ＥＤ１ａと着霜検知ＬＥＤ１１を共に点灯して該点灯に
より一連の設定が完了したことを作業者等に報知し（ス
テップＳＴ９）、これと同時に運転モードをマニュアル
回転数制御のモードに固定する（ステップＳＴ１０）。
【００２９】同状態では、コントロールパネルの温度設
定レバー９により圧縮機１の回転数を０〜ＭＡＸrpm の
範囲で変化させてその容量を任意に可変することがで
き、これにより冷媒回路の点検，修理や冷媒封入等の作
業が実施される。ステップＳＴ１及びＳＴ２の初期設定
条件が満足されていない場合には通常の運転制御のルー
プに移行する。
定レバー９により圧縮機１の回転数を０〜ＭＡＸrpm の
範囲で変化させてその容量を任意に可変することがで
き、これにより冷媒回路の点検，修理や冷媒封入等の作
業が実施される。ステップＳＴ１及びＳＴ２の初期設定
条件が満足されていない場合には通常の運転制御のルー
プに移行する。
【００３０】このように本実施例装置では、マニュアル
容量制御の設定を車室内における操作、特にコントロー
ルパネルのスイッチ操作によって行えるようにしてある
ので、従来のように切換操作の際にコンソールカバーを
取り外したりコントロールボックスを引き出す等の作業
上の煩わしさがない。しかも、スイッチ操作等に一連の
手順を規定してあるので、作業者以外の者が誤って操作
したり悪戯する問題も解消できる。また、マニュアル設
定に係る一部手順の順序を同スイッチのＬＥＤ点灯によ
って指示しているので、作業者による操作ミスをも確実
に防止できる。
容量制御の設定を車室内における操作、特にコントロー
ルパネルのスイッチ操作によって行えるようにしてある
ので、従来のように切換操作の際にコンソールカバーを
取り外したりコントロールボックスを引き出す等の作業
上の煩わしさがない。しかも、スイッチ操作等に一連の
手順を規定してあるので、作業者以外の者が誤って操作
したり悪戯する問題も解消できる。また、マニュアル設
定に係る一部手順の順序を同スイッチのＬＥＤ点灯によ
って指示しているので、作業者による操作ミスをも確実
に防止できる。
【００３１】尚、コントロールパネルのスイッチ配列及
び数は実施例以外のものであってもよく。また、マニュ
アル設定に係る一連の手順は、通常ではまず操作し得な
い組み合わせであれば種々のパターンが利用できる。
び数は実施例以外のものであってもよく。また、マニュ
アル設定に係る一連の手順は、通常ではまず操作し得な
い組み合わせであれば種々のパターンが利用できる。
【００３２】以上、本発明は電動圧縮機を用いた車両用
空気調和装置に限らず、圧縮機の容量を可変制御し空調
運転を実行するものであれば、回転数制御以外の方法で
容量を可変する圧縮機やエンジン等の内燃機関で駆動さ
れる圧縮機を利用した車両用空気調和装置にも広く適用
でき同様の効果を得ることができる。
空気調和装置に限らず、圧縮機の容量を可変制御し空調
運転を実行するものであれば、回転数制御以外の方法で
容量を可変する圧縮機やエンジン等の内燃機関で駆動さ
れる圧縮機を利用した車両用空気調和装置にも広く適用
でき同様の効果を得ることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１の発明に
よれば、マニュアル容量制御の設定を車室内における操
作、特にコントロールパネルのスイッチ操作によって行
えるようにしてあるので、従来のように切換操作の際に
コンソールカバーを取り外したりコントロールボックス
を引き出す等の作業上の煩わしさがない。しかも、スイ
ッチ操作等に一連の手順を規定してあるので、作業者以
外の者が誤って操作したり悪戯する問題も解消できる。
よれば、マニュアル容量制御の設定を車室内における操
作、特にコントロールパネルのスイッチ操作によって行
えるようにしてあるので、従来のように切換操作の際に
コンソールカバーを取り外したりコントロールボックス
を引き出す等の作業上の煩わしさがない。しかも、スイ
ッチ操作等に一連の手順を規定してあるので、作業者以
外の者が誤って操作したり悪戯する問題も解消できる。
【００３４】請求項２の発明によれば、押圧すべきスイ
ッチ順序を該スイッチの光源点灯により指示しているの
で、作業者による操作ミスをも確実に防止できる。他の
効果は請求項１の発明と同様である。
ッチ順序を該スイッチの光源点灯により指示しているの
で、作業者による操作ミスをも確実に防止できる。他の
効果は請求項１の発明と同様である。
【図１】本発明に係る車両用調和装置のコントロールパ
ネルを示す図
ネルを示す図
【図２】本発明に係る車両用調和装置の冷媒回路を示す
図
図
【図３】本発明に係る車両用調和装置の制御回路を示す
図
図
【図４】マニュアル設定制御のフローチャート
１…オートスイッチ、２…ベントスイッチ、３…フット
スイッチ、４…フットデフスイッチ、５…デフスイッ
チ、６…吸気切換スイッチ、７…ライスイッチ、８…エ
アコンスイッチ、１ａ〜８ａ…ＬＥＤ、９…温度設定レ
バー、１０…送風設定レバー、１１…着霜検知ＬＥＤ、
２１…圧縮機、２２…室外熱交換器、２３…第１室内熱
交換器、２４…第２室内熱交換器、２５…第１膨張弁、
２６…第２膨張弁、５４…マイコン。
スイッチ、４…フットデフスイッチ、５…デフスイッ
チ、６…吸気切換スイッチ、７…ライスイッチ、８…エ
アコンスイッチ、１ａ〜８ａ…ＬＥＤ、９…温度設定レ
バー、１０…送風設定レバー、１１…着霜検知ＬＥＤ、
２１…圧縮機、２２…室外熱交換器、２３…第１室内熱
交換器、２４…第２室内熱交換器、２５…第１膨張弁、
２６…第２膨張弁、５４…マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 正 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株 式会社内 (72)発明者 田尻 昭弘 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 石川 満 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 佐久間 長治 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 由利 信行 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平５−38938（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−224807（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−175413（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60H 1/32 B60H 1/00
Claims (2)
- 【請求項１】 熱負荷等に応じて圧縮機の容量を可変制
御し空調運転を実行する車両用空気調和装置において、 コントロールパネルのスイッチが所定の順序で押された
ときに運転モードをマニュアル容量制御に切り換えて圧
縮機の容量を任意に可変できるようにするマニュアル設
定手段を具備した、 ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 【請求項２】 上記マニュアル設定手段が、押圧すべき
スイッチ順序を該スイッチに設けられた光源の点灯によ
り指示する押圧順序指示手段を含む、 ことを特徴とする請求項１記載の車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15503194A JP3239299B2 (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15503194A JP3239299B2 (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 車両用空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0820235A JPH0820235A (ja) | 1996-01-23 |
| JP3239299B2 true JP3239299B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=15597165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15503194A Expired - Lifetime JP3239299B2 (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3239299B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4926343B2 (ja) * | 2001-08-08 | 2012-05-09 | サンデン株式会社 | 圧縮機の容量制御装置 |
| KR100422841B1 (ko) * | 2001-11-14 | 2004-03-16 | 기아자동차주식회사 | 자동차 공조 시스템의 강제 외기 모드 해제 방법 |
-
1994
- 1994-07-06 JP JP15503194A patent/JP3239299B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0820235A (ja) | 1996-01-23 |
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