JP3239190U - 電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック - Google Patents

電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティーロックの取り付け操作をする際に、セキュリティーロックの開き度合いに影響を与えず、一度開き度合いの設定を決めると、その後、セキュリティーロックは同じ開き度合いのままで再施錠することができる、電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックを提供する。【解決手段】電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックであって、セキュリティースロットに挿入可能な固定具10と、固定具の開き度合いを調整するための段位調整機構20と、固定具を段位調整機構の現下の段位に従って展開させてセキュリティースロット内に係止固定させるための作動機構30と、固定具を収縮させてセキュリティースロットとの係止固定を解除させるための解錠操作部材50と、解錠操作部材の施解錠を制御する施錠手段とを含むことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本考案は、電子機器に対する盗難防止目的のセキュリティーロックに関し、特に、ノートパソコン用の無段階調整式セキュリティーロックに関するものである。
時下の電子機器、特に、ノートパソコンなどの携帯電子機器には、一般的に盗難防止用のセキュリティースロット(以下、スロットと称する)を備え、それに合わせた特定なセキュリティーロックを利用することで、電子機器を特定の位置に固定し、盗難防止を図る。
時下のノートパソコンのスロットは、少なくとも三つの異なる規格(開孔幅)を有する。それに対し、製造業者は、電子機器の異なる規格のスロットに対応できる、調整可能なセキュリティーロックを開発した。
さて、既存の調整可能なセキュリティーロックは、多段階調整式(例えば、三段式)であれ、無段階調整式であれ、使用時には、まず、セキュリティーロック先端の二つの係止爪をノートパソコンのスロット内に差し込み、その後、セキュリティーロックの開き度合いを調整して(例えば、操作ノブを回して開き度合いの調整を行い)、両係止爪を展開させてスロットに係止させ、最後に、鍵式やダイヤル式の施錠手段を介して、両係止爪をスロットから抜けないように固定してロック状態にすることにより、セキュリティーロックの取付けが完了する。
しかしながら、既存の調整可能なセキュリティーロックは、電子機器から取り外すためには、両係止爪を最大縮小位置まで収縮させなければならず、つまり、鍵式やダイヤル式の施錠手段をアンロック状態にした後、セキュリティーロックを初始状態に戻す(例えば、操作ノブを逆回し方向に回す)必要があった。また、スロットに取付けし直そうとする場合には、異なる規格のスロットにおいても、同じ規格のスロットにおいても、毎回、両係止爪を初始位置から所要の設定位置までに再調整しなければならないので、このようにセキュリティーロックを着脱するのは非常に面倒であった。
特に、無段階調整式のセキュリティーロックの場合には、以下のような欠点を有する。
欠点その1、無段階調整式セキュリティーロックの作動方法は、操作ノブの回転操作を介して係止爪を徐々に拡張させ、このように、取付対象の電子機器のスロットの開口幅が広い場合には、係止爪を所望の開き度合いに拡張させるのにだいぶ時間がかかり、毎回セキュリティーロックの再取付けするたびに時間がかかるので、使用上の不便を強いられている。
欠点その2、取り付ける際に係止爪を何回回すと、取り外す際にも何回逆回す必要があるので、手間が非常にかかる。
欠点その3、無段階調整式セキュリティーロックは、調整段階が皆無であることから、セキュリティーロックを再取付けするたびに、必ずしも同じ開き度合いに拡張されているとは限らない。
本考案は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、セキュリティーロックの取り付け操作をする際に、セキュリティースロックの開き度合いに影響を与えず、一度開き度合いの設定を決めると、その後、セキュリティーロックは同じ開き度合いのままで再施錠することができる、電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案は、セキュリティー用のスロットを備えた電子機器に取り付けられる、電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックであって、
前記電子機器のスロットに挿入可能な固定具と、
前記固定具の開き度合いを調整するために用いられる段位調整機構と、
前記固定具と段位調整機構とに接続される作動機構と、
前記作動機構に接続される解錠操作部材と、
前記解錠操作部材を施解錠する施錠手段とを含み、
前記作動機構の操作により、前記固定具が前記段位調整機構の現下の段位に従って展開されて前記スロット内に係止固定されることができ、
前記解錠操作部材が解錠位置に移動することにより、前記固定具が収縮し、当該固定具と前記スロットとの係止固定が解除され、
前記施錠手段がロック状態に切り替えられることにより、前記段位調整機構が現下の段位に固定されると共に、前記解錠操作部材の前記解錠位置への移動が阻止されることを特徴とする。
前述した技術特徴によれば、本考案に係る電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックの優れた点は、(段位調整機構の操作による)セキュリティーロックの開き度合いの調整と、(作動機構の操作による)固定具の作動は、独立して行うことができる点にある。つまり、固定具の作動(展開および収縮)は、セキュリティーロックの開き度合いに影響を与えない。そのため、本考案では、作動機構を駆動して固定具を作動させる解錠操作部材を設置することができる。このような設計により、セキュリティーロックをスロットから取り外そうとする場合に、解錠操作部材の簡単な解錠操作を介して、固定具を収縮させてスロットから取り外すことが可能となるので、従来のように固定具を収縮させるために操作部材を逆回転操作したり、セキュリティーロックの開き度合いをリセットしたりせずに、セキュリティーロックを迅速に取り外す目的を達成することが可能となる。また、セキュリティーロックを取り外す時に、セキュリティーロックの開き度合いの設定は変更されていない、すなわち、固定具の開き度合いの設定が維持されており、本考案のセキュリティーロックを同じ規格(サイズ)のスロットに再度取り付ける場合には、固定具を差し込んだ後に予め設定された開き度合いに展開させれば、セキュリティーロックの取り付けが完了でき、このように、本考案に係るセキュリティーロックは、無段階調整構造であっても開き度合いの設定を維持できる。最後に、セキュリティーロックの開き度合いを一旦設定すると、今後の使用時に再設定する必要がないことから、取付対象の電子機器のスロットの開口幅が広い場合でも、初回使用時に設定時間がかかるだけで、その後は手間をかけて設定する必要がないので、使い勝手を大幅に向上させることができる。
本考案の第1実施形態の斜視図である。 本考案の第1実施形態の分解斜視図である。 本考案の第1実施形態の分解斜視図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態の斜視図である。 本考案の第2実施形態の分解斜視図である。 本考案の第2実施形態の分解斜視図である。 本考案の第2実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。
本考案の技術特徴及び実用的な効果を深く理解できるように、且つ考案の内容に従って実現できるように、図面に示す好適な実施形態によって、以下のとおり詳細に説明する。
図1~図3に示すように、本考案に係る電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックは、セキュリティー用のスロットを備えた電子機器に取り付けられるために用いられるものである。第1実施形態における無段階調整式セキュリティーロックは、固定具10と、段位調整機構20と、作動機構30と、解錠操作部材50と、施錠手段40とを含む。尚、取付対象の電子機器は、例えば、ノートパソコンなどの携帯電子機器であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
図2~図4に示すように、固定具10は、取付対象の電子機器のスロット内に挿入可能であり、本実施形態における固定具10は、互いに枢動可能に接続されている二つの係止爪11と、係止爪付勢部材12とから構成されており、該両係止爪11は、係止爪付勢部材12の付勢力の作用を受け、常に展開状態または収縮状態に保つことができるが、固定具10の構成はこれに限定されるものではない。
図2~図5に示すように、段位調整機構20は、異なる規格のスロットに応じで、固定具10の開き度合い(図4及び図5を参照)を無段階で調整することができる。尚、段位調整機構20は、操作ノブであって、ハウジングケース60の片端部に設置されていることが好ましいが、これに限定されるものではなく、例えば、ハウジングケース60の外周壁から径方向に露出するように(必ずしも突出することに限らず)設置されていてもよい。
作動機構30は、固定具10と段位調整機構20とに接続されており、作動機構30の操作により、固定具10を段位調整機構20の現下の段位に従って展開させてスロット内に係止固定することができる。本実施形態における作動機構30は、固定具10に向かって移動する傾向のある細い棒状の芯金31を含む。尚、芯金31の構造はこれに限定されるものではなく、円筒状などの外形を呈するものであってもよい。作動機構30の構造について、具体的に述べると、作動機構30は、芯金31を固定具10へ押し付ける付勢力を付与する芯金付勢部材33さらに含み、作動機構30の押動作用によって固定具10に向かって移動する芯金31は、固定具10を段位調整機構20の現下の段位に従って展開してスロット内に係止固定することができる。尚、作動機構30に押動されて移動する芯金31は、固定具10を直接押動して展開させてもよく、または、他の部材を押動してから固定具10を間接的に押動して展開させてもよい。また、本実施形態において、枢着されている両係止爪11は、固定具10の係止爪付勢部材12の付勢力により、その外方側の端部が常時に収縮状態、内方側の端部も常時に収縮状態に保たれている。このような構成により、芯金31が両係止爪11の内方側の端部に近づくほど、両係止爪11の内方側の端部がより大きく拡張され、すると、両係止爪11の外方側の端部もより大きく拡張される。
図2、図5及び図6に示すように、解錠操作部材50と作動機構30とは接続されており、解錠操作部材50が解錠位置に移動すると、固定具10が収縮し、これにより、固定具10とスロットとの係止固定関係が解除される。具体的に述べると、解錠操作部材50は、作動機構30の芯金31に接続されており、解錠操作部材50が解錠位置に移動するにつれて、芯金31が固定具10から離れるように移動し、この時、芯金31が、両係止爪11の内方側から完全に離脱するように移動するか、または両係止爪11の内方側の端部を展開させないように、両係止爪11の内方側から不完全に離脱してもよく、その結果、係止爪付勢部材12の付勢力の作用により、両係止爪11の内方側及び外方側の端部が共に収縮状態となる。尚、解錠操作部材50と芯金31との移動方向は平行に設定し、かつ解錠操作部材50が芯金31を直接押し動かすことが好ましいが、これに限定されるものではなく、解錠操作部材50と芯金31との移動方向は平行ではない方向に設定してもよい。
さらに、解錠操作部材50と芯金31との接続構造についてより詳しく説明すると、解錠操作部材50上には、芯金31が挿通して進退自在に螺合する螺通孔が設けられており、解錠操作部材50と芯金31とは螺合関係を介して互いに連動している(図5及び図6を参照)。芯金31は、段位調整機構20の操作により、解錠操作部材50に対して相対回転可能に螺通孔内を進退可能に構成されている。具体的に述べると、段位調整機構20と芯金31とは連結されており、使用者は段位調整機構20を操作(例えば、回転操作)することにより、芯金31を回転させることができる。芯金31が解錠操作部材50に対して回転することにより、芯金31の軸方向位置(解錠操作部材50との相対位置)が変わり(図4及び図5を参照)、その結果、固定具10(両係止爪11)の開き度合いが変わる。
図3、図7及び図8に示すように、施錠手段40がロック状態の場合、段位調整機構20は現下の段位に(直接的または間接的に)固定されているため、解錠操作部材50が解錠位置へ移動することが阻止され、これにより、固定具10における開き度合いの設定変更や、収縮状態への移行が不可能となる。尚、施錠手段40は、解錠操作部材50(又は芯金31)に当接する伸縮可能なラッチ部材41(例えば、錠芯など)を備え、施錠手段40がロック状態の時、解錠操作部材50(又は芯金31)に当接しているラッチ部材41の伸縮動作が規制されているので、解錠操作部材50の解錠位置への移動が阻止され、それに伴い、芯金31が固定具10から離れるように移動することも阻止されており、その結果、固定具10が収縮状態へ移行することはできなくなる。要するに、施錠手段40の規制によって縮むことができなくなるラッチ部材41は、解錠操作部材50に当接しても、芯金31に当接しても、芯金31及び解錠操作部材50の移動を同時に制限することができる。
また、本実施形態における解錠操作部材50は、解錠位置にある時に、このとき施錠手段40がロック状態に切り替わると、施錠手段40の規制によって解錠位置に固定されるように構成されていることが好ましい。具体的に述べると、解錠操作部材50が解錠位置に位置する時には、ラッチ部材41が解錠操作部材50(又は芯金31)上の係合溝51(図8を参照)に嵌合し、この時、施錠手段40がロック状態に切り替わると、ラッチ部材41が縮むことができなくなり、解錠操作部材50が解錠位置に固定されて、芯金31が固定具10から離れる位置に保持され、その結果、固定具10は収縮状態のまま維持することができる。尚、ラッチ部材41は、解錠操作部材50に嵌合しても、芯金31に嵌合しても、解錠操作部材50及び芯金31を同時に固定することができる。
本実施形態では、段位調整機構20(又は芯金31)上に、複数の回り止め部21がさらに有し、施錠手段40のラッチ部材41は、それらの回り止め部21のうちの一つに突出して係合する傾向がある。このような構成により、施錠手段40がロック状態の時には、回り止め部21と係合するラッチ部材41が縮むことができなくなることから、段位調整機構20及び芯金31は回転することができず、その結果、固定具10の開き度合いの設定変更を行うことができない。
一方、施錠手段40がアンロック状態にあって、ラッチ部材41が伸縮可能である場合には、段位調整機構20及び芯金31は回転可能であり、使用者の回転操作により段位調整機構20及び芯金31が回転し続ける間に、ラッチ部材41は上下往復移動し続け、使用者の回転操作が停止すると、ラッチ部材41が回り止め部21に当接して係合し、その結果、芯金31が特定の回動角度に固定されており、これにより、本考案の無段階調整式セキュリティーロックは、有段階調整式のように固定具10の開き度合いの調整を行うことができる。
図4~図6に示すように、本考案では、セキュリティーロックの開き度合いの調整(段位調整機構20を回すことで、芯金31を解錠操作部材50に対して回転させて螺進螺退させることにより芯金31の軸方向位置を変位させる操作)と、固定具10の作動(芯金31の変位によって固定具10を押し動かす操作、及び解錠操作部材50を押圧して芯金31を押し戻す操作)とを独立して行うことができる。すなわち、固定具10の作動(展開及び収縮)は、セキュリティーロックの開き度合いの設定に影響を与えることがなく、つまり、解錠操作部材50によって芯金31が押し戻されても、芯金31の回転角度は変化しない。このように、解錠操作部材50の簡単な押圧操作を介して、固定具10を収縮させて、取付対象物のスロットから取り外すことができるので、逆回し操作やセキュリティーロックの開き度合いをリセットする必要がないので、セキュリティーロックを迅速に取り外す目的を達成することが可能となる。
また、セキュリティーロックを取り外す際に、セキュリティーロックの開き度合いの設定は変更されていないので、同じ規格のスロットに再度取り付ける場合には、固定具10を差し込んだ後に展開させれば(解錠操作部材50を押圧操作から解放し、芯金付勢部材33が芯金31を押し戻して両係止爪11を展開させる)、固定具10は予め設定された開き度合いで(芯金31が回されていないため)展開することができる。このように、本考案に係るセキュリティーロックは、無段階調整構造であっても開き度合いを維持できる。最後に、セキュリティーロックの開き度合いが一旦設定されると、今後の使用時に再設定するする必要がないことから、取付対象の電子機器のスロットの開口幅が広い場合でも、初回使用時に設定時間がかかるだけで、その後は手間をかけて設定する必要がないので、使い勝手を大幅に向上させることができる。
図9~図13に示すように、本考案に係る電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックの第2実施形態は、第1実施形態とほぼ同じであるが、相違点については、以下のように説明する。
相違点その1、第1実施形態での施錠手段40はダイヤル錠であるのに対し、第2実施形態での施錠手段40はシリンダー錠である。
相違点その2、第1実施形態では、施錠手段40のラッチ部材41は、二つの異なる部位で、解錠操作部材50(又は芯金31)の固定具10から離れる移動と、段位調整機構20(又は芯金31)の回動とを阻止しているが、図10~図12に示すように、第2実施形態での施錠手段40のラッチ部材41は、同一の部位で、解錠操作部材50(又は芯金31)の固定具10から離れて移動すると、段位調整機構20(又は芯金31)の回動とを阻止している。
相違点その3、第2実施形態では、段位調整機構20(又は芯金31)に向かって突出して係合する傾向があり、芯金31を特定の回動角度に位置決めすることができる位置決め部材80をさらに備える。また、段位調整機構20(又は芯金31)上には、位置決め部22と係合可能な位置決め部22(凹状切れ込みであるものが好ましい)が複数形成されることが好ましい。このような設計により、無段階調整式である本考案のセキュリティーロックは、有段階調整式のように開き度合いの調整を行うことができる。
要するに、第2実施形態においても同様に、セキュリティーロックの開き度合いの調整と固定具10の作動とを独立して行うことができるので、解錠操作部材50の押圧操作を介して固定具10を収縮させれば、セキュリティーロックを迅速に取り外す目的を達成することが可能となる。また、セキュリティーロックを取り外す際に、セキュリティーロックの開き度合いの設定は変更されていないことから、同じ規格のスロットに再度取り付ける場合には、固定具10を差し込んだ後に展開させれば、固定具10は予め設定された開き度合いで展開することができるので、使い勝手を大幅に向上させることができる。
10 固定具
11 係止爪
12 係止爪付勢部材
20 段位調整機構
21 回り止め部
22 位置決め部
30 作動機構
31 芯金
33 芯金付勢部材
40 施錠手段
41 ラッチ部材
50 解錠操作部材
51 係合溝
60 ハウジングケース
80 位置決め部材


Claims (10)

  1. セキュリティー用のスロットを備えた電子機器に取り付けられる、電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックであって、
    前記電子機器のスロットに挿入可能な固定具と、
    段位調整機構と、
    前記固定具と段位調整機構とに接続される作動機構と、
    前記作動機構に接続される解錠操作部材と、
    前記解錠操作部材を施解錠する施錠手段とを含み、
    前記作動機構の操作により、前記固定具が前記段位調整機構の現下の段位に従って展開されて前記スロット内に係止固定されることができ、
    前記解錠操作部材が解錠位置に移動することにより、前記固定具が収縮し、当該固定具と前記スロットとの係止固定が解除され、
    前記施錠手段がロック状態に切り替えられることにより、前記段位調整機構が現下の段位に固定されると共に、前記解錠操作部材の前記解錠位置への移動が阻止されることを特徴とする電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  2. 前記作動機構は、前記固定具に向かって移動する傾向のある芯金を備え、該芯金の該固定具への移動により、該固定具が前記段位調整機構の現下の段位に従って展開されて前記スロット内に係止固定され、
    前記解錠操作部材と前記芯金とが接続されており、該解錠操作部材が前記解錠位置に移動することにより、該芯金が前記固定具から離れるように移動することを特徴とする請求項1に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  3. 前記作動機構の芯金が前記固定具に向かって移動した後、該芯金が該固定具を押圧し、該固定具が段位調整機構の現下の段位に従って展開されて前記スロット内に係止固定されることを特徴とする請求項2に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  4. 解錠操作部材上に、前記芯金が挿通して進退自在に螺合する螺通孔が設けられ、該芯金が、前記段位調整機構の操作により該解錠操作部材に対して回動することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  5. 前記施錠手段は、前記解錠操作部材又は前記芯金に当接する伸縮可能なラッチ部材を含み、該施錠手段がロック状態の時、該ラッチ部材の伸縮動作が規制されて収縮できなくなるので、前記解錠操作部材の前記解錠位置への移動が阻止されることを特徴とする請求項4に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  6. 前記施錠手段は、伸縮可能なラッチ部材を含み、前記解錠操作部材が解錠位置に位置する時には、該ラッチ部材と該解錠操作部材又は前記芯金とが係合状態となり、この時該施錠手段がロック状態に切り替えられると、該ラッチ部材の伸縮動作が規制されて収縮できなくなるので、該解錠操作部材が該解錠位置に固定されることを特徴とする請求項4に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  7. 前記解錠操作部材が前記解錠位置に位置し、且つ前記施錠手段がロック状態にある時に、該解錠操作部材が、該施錠手段の規制によって該解錠位置に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  8. 前記作動機構は、前記芯金を前記固定具に押し付ける芯金付勢部材を含むことを特徴とする請求項2に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  9. 前記段位調整機構の設定は回動操作により行われ、該段位調整機構又は前記作動機構は、複数の回り止め部を有し、それと対応するように、前記施錠手段は、伸縮可能なラッチ部材を含み、該ラッチ部材は、該複数の回り止め部のうちの一つに係合する傾向があり、
    該施錠手段がロック状態の時、該ラッチ部材は、伸縮動作が規制されて収縮できなくなるので、前記解錠操作部材又は前記作動機構の回転動作を阻止していることを特徴とする請求項1に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
  10. 前記段位調整機構の設定は回動操作により行われ、
    前記電子機器用の無段階調整式セキュリティーロックは、前記段位調整機構又は作動機構に当接して係合する傾向のある位置決め部材を含み、該段位調整機構又は該作動機構が、該位置決め部材の係合により、特定の回動角度に固定されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器用の無段階調整式セキュリティーロック。
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