JP3239188U - 工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック - Google Patents

工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック Download PDF

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Abstract

【課題】不意な接触による段位への変更を効果的に防止し盗難防止効果を向上させる、工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックを提供する。【解決手段】電子機器のセキュリティースロットに取り付けられる、工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックであって、ハウジングケース60、固定具10、段位調整機構20、作動機構30を含み、固定具は電子機器のスロットに挿入可能でありハウジングケースの外部に突出するように設置され、段位調整機構は複数の段位に調整可能でありハウジングケースの外部に露出する工具操作部23を備え、作動機構は固定具と段位調整機構とに接続されると共に固定具を段位調整機構の現下の段位に従って展開させてスロット内に係止固定させることができ、段位調整機構の工具操作部は、工具の操作により段位調整機構の段位の調整を行うことを特徴とする。【選択図】図9

Description

本考案は、電子機器に対する盗難防止目的のセキュリティーロックに関し、特に、ノートパソコン用のセキュリティーロックに関するものである。
時下の電子機器、特に、ノートパソコンなどの携帯電子機器には、盗難防止用のセキュリティースロット(以下、スロットと称する)が設けられ、それに合わせた特定なセキュリティーロックを利用することで、電子機器を特定の位置に固定し、盗難防止を図る。
時下の電子機器のスロットは、少なくとも三つの異なる規格(開孔幅)を有する。それに対し、製造業者は、電子機器の異なる規格のスロットに対応できる、調整可能なセキュリティーロックを開発した。
既存の調整可能なセキュリティーロックは、多段階調整式(例えば、三段式)であれ、無段階調整式であれ、使用時には、まず、セキュリティーロック先端の二つの係止爪を電子機器のスロット内に差し込み、その後、セキュリティーロックの段位を調整して(例えば、調整ノブの回し操作を介し)、両係止爪を展開させてスロットに係止させ、最後に、鍵式やダイヤル式の施錠手段を介して、両係止爪をスロットから抜けないように固定してロック状態にすることにより、セキュリティーロックの取付けが完了する。
既存の調整可能なセキュリティーロックを同一ノートパソコンのスロットに取り付ける場合、同じスロットに差し込んだり引き出したりするので、その段位を再調整する必要なく、いつでも再取付けすることができるが、スロットから取り外した状態では、段位調整機構が触られたり衝突されたりして、段位を不意に変更してしまう可能性があり、このような場合、次回使用する際に、段位を再調整しなければならないので、使用上の不便を強いられている。
また、既存の調整可能なセキュリティーロックは、施錠状態であっても、外部に露出している手動操作可能な段位調整機構を、素手で無理やり操作して係止爪の開き度合いを変えてスロットから抜き抜く可能性があるので、盗難防止性において懸念される。
本考案は、前記の従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、不意な接触による段位への変更を効果的に防止すると共に、盗難防止効果を向上させることができる、工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案は、工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックを提案しており、当該工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、セキュリティー用のスロットを備えた電子機器に取り付けられるものであって、
ハウジングケースと、
前記ハウジングケースの外部に突出するように設置される、前記電子機器のスロットに挿入可能な固定具と、
前記ハウジングケースの外部に露出する工具操作部を備える、複数の段位に調整可能な段位調整機構と、
前記固定具と前記段位調整機構とに接続されると共に、該固定具を該段位調整機構の現下の段位に従って展開させて、前記スロット内に係止固定させる作動機構とを含み、
前記段位調整機構の工具操作部は、前記工具の操作により、前記段位調整機構の段位の調整を行うことを特徴とする。
前記技術特徴によれば、本考案に係る工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、その段位調整機構上に工具操作部が設けられることにより、不意な接触による段位への変更を防止していることから、同一の電子機器に取り付けるたびに、同じ段位に保つことを確保することができ、それに加え、容易に段位の調整を行うことができないことから、施錠状態下において簡単に段位を変えたりすることを回避し、盗難防止性を一層向上させることができる。
本考案の第1実施形態の斜視図である。 本考案の第1実施形態の分解図である。 本考案の第1実施形態の分解図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第1実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態の斜視図である。 本考案の第2実施形態の分解図である。 本考案の第2実施形態の分解図である。 本考案の第2実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態における作動状態を示す上面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態における作動状態を示す側面視断面模式図である。 本考案の第2実施形態の端面視断面図である。 本考案の第3実施形態の斜視図である。 本考案の第3実施形態における一部の構成要素の分解図である。 本考案の第3実施形態の平面図である。 本考案の第4実施形態の斜視図である。 本考案の第4実施形態における作動状態を示す斜視模式図である。 本考案の第4実施形態における作動状態を示す斜視模式図である。 本考案の第4実施形態におけるロータ部の斜視図である。
本考案の技術特徴及び実用的な効果を深く理解できるように、且つ考案の内容に従って実現できるように、図面に示す好適な実施形態によって、以下のとおり詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本考案に係る工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、セキュリティー用のスロットを備えた電子機器に取り付けられるために用いられるものであって、ハウジングケース60、固定具10、段位調整機構20及び作動機構30を含み、また、施錠手段40と組み合わせて使用することもできる。尚、ここでの電子機器とは、例えば、ノートパソコンなどの携帯電子機器であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
図2及び図4に示すように、前記固定具10は、電子機器のスロット内に挿入可能であって、ハウジングケース60から突出するように設置される。本実施形態では、該固定具10は、互いに枢動可能に連結された二つの係止爪11と、一つの係止爪付勢部材12から構成され、該両係止爪11は、係止爪付勢部材12の付勢力により、常に展開状態または収縮上に保つことができるが、固定具10の構成はこれに限定されるものではない。
図2~図4及び図7に示すように、前記段位調整機構20は、複数の段位に調整されることが可能であり(有段階調整式および無段階調整式を含み)、異なる段位に調整されることにより、固定具10を異なる開き度合いに展開させることができ、本考案はこのような設計により、異なる規格のスロットに対応することができる。また、段位調整機構20は、ハウジングケース60の外部に露出する(必ずしも突出することに限らず)工具操作部23を備え、該工具操作部23は、工具を用いて操作することにより、段位調整機構20の段位の調整を行う。
前記作動機構30は、固定具10と段位調整機構20とに接続され、固定具10を段位調整機構20の現下の段位に従って展開させてスロット内に係止固定させることができる。
前記施錠手段40がロック状態の場合、段位調整機構20が現下の段位に(直接的または間接的に)固定され、つまり、固定具10が他の段位に変更されたり、収縮状態に移行したりすることができない。
尚、本考案は、四つの実施形態を有し、以下、各実施形態について説明するが、これらの実施形態に限定されるものではない。
図1~図8は、本考案の第1実施形態を示したものであり、図面に示されたハウジングケース60上には、工具操作部23の設置位置と対応する操作孔62(図4を参照)が設けられ、工具操作部23は、操作孔62から露出しているが、突出してはいない。また、ハウジングケース60は、互いに直交する軸方向と径方向を有し、工具操作部23及び固定具10はそれぞれ、ハウジングケース60の軸方向の両端部に配置される(すなわち、操作孔62もハウジングケース60軸方向の端部に形成される)。ここでの軸方向とは、固定具10がスロットに挿入される方向と平行な方向をいい、ハウジングケース60が円筒状の管状体であることを意味するものではない。工具操作部23は、工具の回転操作により駆動されて周回移動することができる。さらに、工具操作部23上には、工具が係合可能な凹溝231が設けられ、工具操作部23を操作(回転操作)する際には、工具を使って工具操作部23の凹溝231に係合して工具操作部23を回転させるように作動する(図3を参照)。尚、第1実施形態での凹溝231は、マイナスドライバを挿入するためのものであるが、これに限定されるものではない。
図2~図4及び図7に示すように、第1実施形態では、作動機構30は芯金31を備え、芯金31が固定具10に向かって移動することにより、固定具10が、芯金31に押動されて、段位調整機構20の現下の段位に従って展開されて、スロット内に係止固定される。尚、本考案の芯金31外形は、図面に示された細い棒状のロッド体に限らず、例えば、円筒状の管状体などとすることもできる。また、移動した芯金31は、固定具10を直接押し動かして展開させてもよいし、他の部材を押し動かしてから固定具10を間接的に押し動かして展開させてもよい。
第1実施形態では、作動機構30は、芯金31と固定具10との間に配置されると共に、段位調整機構20と接続されるロータ部材32をさらに備え、段位調整機構20が工具の操作によって異なる段位に調整されることにより、ロータ部材32が異なる角度位置に回動する(図5及び図6を参照)。このような設計により、前記芯金31が固定具10に向かって移動すると、ロータ部材32は、芯金31の押圧により、段位調整機構20の現下の段位に応じた角度位置に回動して、固定具10を押し動かして展開させる。尚、ロータ部材32は、固定具10に向かう開口を有し、固定具10の内方側の端部を収容するスリーブ状部材であることが好ましい。さらに、ロータ部材32の内壁面は異なる内径を有することが好ましく、このような設計により、両係止爪11の内方側の端部の開き度合いを制御することが可能となる。具体的に説明すると、ロータ部材32が異なる角度位置に回動すると、両係止爪11の内方側の端部が、ロータ部材32の異なる内径に従って、異なる開き度合いを呈し、これにより、外方側の端部が異なる開き度合いを呈する。尚、第1実施形態での芯金31とロータ部材32とは、一つの構成要素として固設されたものであるが、これに限定されるものではない。
本実施形態での芯金31は、固定具10に向かって移動する傾向があることが好ましく、この目的を達成するために、作動機構30は、芯金31を固定具10に押し付ける付勢力を付与する芯金付勢部材33をさらに備える。また、本考案の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、芯金31に連結されると共に、芯金31を固定具10から離れるように移動させる解錠操作部材50をさらに含む。
第1実施形態での解錠操作部材50は、ハウジングケース60からラジアル外方に突出するレバーであり、図5~図8に示すように、本考案に係るセキュリティーロックを電子機器のスロットから取り外す際に、解錠操作部材50が固定具10から離れる方向に引っ張るにつれて、芯金31及びロータ部材32が共に固定具10から離れるように移動する。このような設計により、本考案に係るセキュリティーロックの取り付け操作をする際に、ロータ部材32の角度位置に影響を与えることなく、一度段位を決めると、その後、セキュリティーロックは同じ段位のままで再施錠することができるので、使い勝手を大幅に向上させることができる。
第1実施形態において、図2、図3、図7及び図8に示すように、施錠手段40は、常時に芯金31に向かって突出する伸縮可能なラッチ部材41を備え、施錠手段40がアンロック状態の時、ラッチ部材41が伸縮可能であり、施錠手段40がロック状態の時、ラッチ部材41が伸縮できない。芯金31上に、施錠手段40のラッチ部材41の設置位置と対応する複数の回り止め部311(凹状切れ込みであるものが好ましい)が設けられる。施錠手段40がロック状態の時のラッチ部材41は、伸縮することができないことから、芯金31が固定具10から離れるように移動するのを阻止しているほか、芯金31の回り止め部311と係合されていることで、ロータ部材32の回動も阻止しており、これにより、固定具10が他の段位に変更されたり、収縮状態に移行したりすることができない。
図9~図16に示すように、本考案の第2実施形態は、第1実施形態とほぼ同じであるが、相違点については、以下のように説明する。
相違点その1、作動機構30の構造が異なる点である。図10~図12及び図14に示すように、第2実施形態での芯金31は、施錠手段40の両端から軸方向に突出するように、施錠手段40内に挿設されているものであり、言い換えると、芯金31は、施錠手段40の一部とみなすことができ、芯金31に対して回動可能なロータ部材32とは独立した二つの構成要素であり、ロータ部材32が芯金31に対して回動すると、同様に固定具10を他の段位に切り替えることができる(図12及び図13を参照)。詳しく説明すると、施錠手段40がアンロック状態の時に、芯金31が固定具10から離れる方向に施錠手段40から突出する(図15を参照)。施錠手段40をロック状態に切り替えようとする時、芯金31を固定具10に向けて押圧して移動させることにより、施錠手段40がロック状態に切り換えられ、すると、芯金31がロータ部材32を押圧している状態に固定される(図14を参照)。一方、施錠手段40をアンロック状態に切り替えようとする時、例えば、鍵を使って施錠手段40内に挿入して回転させると、芯金31が元の位置に戻り、ロータ部材32が、芯金31の復帰移動に伴って固定具10から引き離され(図15を参照)、これで、施錠手段40のアンロック操作が完了する。このように、第3実施形態では、解錠操作部材50が設けられておらず、代わりに、施錠手段40により、解錠操作部材50の解錠機能が実行される。
相違点その2、図10に示すように、第2実施形態でのロータ部材32の外壁面上には、係合凸部321が設けられており、これと対応するように、ハウジングケース60の内壁面上に複数の係合凹部が設けられ、このような設計により、芯金31が、固定具10の内方側の端部をロータ部材32内に収容するまでロータ部材32を押圧すると、ロータ部材32の外壁面上の係合凸部321が、ハウジングケース60の内壁面上の複数の係合凹部のうちの一つに係合し、その結果、ロータ部材32が回動できなくなる。一方、ロータ部材32が固定具10から引き離されるように移動した後、ロータ部材32の係合部321とハウジングケース60の係合凹部との係合が解除されて、ロータ部材32が回動できるようになり、この時、使用者は段位の調整を行うことができる。
相違点その3、図9、図10、図14及び図16に示すように、第2実施形態での操作孔62及び工具操作部23は、ハウジングケース60における径方向外壁上に配置されており、工具操作部23は工具の往復移動操作により作動されて、段位調整機構20の段位の調整を行う。尚、工具操作部23は、工具の往復移動操作によって往復回動することにより、ロータ部材32を回動させて段位の調整を行うことが好ましい。また、工具操作部23は、突起232(円柱状を呈することが好ましい)を含み、前記凹溝231(環状溝であることが好ましい)が突起232の中心部に形成されており、このような構成により、ロータ部材32を回動させる際に、工具を突起232に嵌合させたり、又は凹溝231に差し込んだりした後、往復移動操作を行って、ロータ部材32を往復回動させることができる。
図17~図19に示すように、本考案の第3実施形態は、第2実施形態とほぼ同じであるが、相違点については、以下のように説明する。
第3実施形態では、段位調整機構20と組み合わされる規制機構90をさらに含み、規制機構90は、工具操作部23の作動を制限することにより、段位調整機構20の段位の変更を阻止している。尚、本実施形態での規制機構90は、操作孔62の内周壁面に形成されており、工具操作部23を特定の位置(あるいは角度)に保持することにより、工具操作部23が容易に往復移動操作されて往復移動(又は回動)することを阻止する。また、規制機構90は、工具操作部23の移動(又は回動)を阻止する、操作孔62の内周壁面から突出する複数の凸部91によって構成されることが好ましい。他の実施形態においては、規制機構90は、丸孔の操作孔62の内周壁面に形成され、操作孔62内の工具操作部23の回転動作を阻止してもよい。
図20~図23に示すように、本考案の第4実施形態は、第2実施形態とほぼ同じであるが、相違点については、以下のように説明する。
相違点その1、第4実施形態での工具操作部23は第1実施形態と同様に、工具による回転操作により回転する。具体的に述べると、第4実施形態での工具操作部23の回転軸は、ロータ部材32の回転軸と平行ではなく、好ましくは直交している。さらに、第4実施形態での段位調整機構20は、囲繞するように形成される複数の歯部24を有し、これと対応するように、ロータ部材32上にも、囲繞するように形成される複数の歯部322を有し、このような構成により、段位の調整を行う際に、工具の回転操作により工具操作部23を回転させると段位調整機構20全体が回転し、歯部24、322の噛み合いによりロータ部材32が回転し、その結果、段位の調整が実行される。
相違点その2、第2実施形態では、固定具10を収縮状態に移行させるために、ロータ部材32を固定具10から離れるように移動させる操作により行うが、第4実施形態では、ロータ部材32が移動不能かつ回転可能に変更されていることから、固定具10を収縮状態に移行させるために、ロータ部材32を特定の角度に回転させる操作により行う。また、第4実施形態での芯金31は(尚、ここでの芯金31を施錠手段40のラッチ部材とみなしてもよく、これにより、芯金31は存在しない)、ロータ部材32を押圧しないように変更されたことにより、芯金31が押圧操作により移動した後、ロータ部材32と係合して(好ましくは、芯金31がロータ部材32に挿入して係合する)、ロータ部材32が回転不能となり、その結果、固定具10が他の段位に変更されたり、収縮状態に移行したりすることができない。
本考案に係る工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、前記四つの実施形態に限定されるものではなく、前記四つの実施形態の各構成要素は、交換されたり、組み合わせられたりすることができ、例えば、回転操作式の工具操作部23が、ハウジングケース60の軸方向の端部に配置されてもよいし、径方向外壁に配置されてもよく、また、往復移動操作式の工具操作部23が、ハウジングケース60の軸方向の端部に配置されてもよい。また、往復移動操作式の工具操作部23の移動は、必ずしも往復回動することに限らず、往復直線移動することも可能である。さらに、第3実施形態での規制機構90は、他の実施形態に組み込まれていてもよく、また、規制機構90が必ずしもハウジングケース60上形成されるとは限らず、例えば、独立した機構であってもよい。さらに、前記実施形態での工具操作部23はいずれも、凹溝231を有するが、これに限定されるものではなく、例えば、突起232(円柱状に限らず)のような構造のみを有してもよく、工具によって操作可能であればよい。さらに、調整操作を行う工具は、一般に市販されているものであってもよいし、工具操作部23に合わせた特定の調整工具であってもよい。最後に、前記実施形態での工具操作部23はいずれも、操作孔62から突出していないが、必要に応じて、操作孔62から突出していてもよい。
前記技術特徴によれば、本考案に係る工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、その段位調整機構20上に工具操作部23が設けられることにより、不意な接触による段位への変更を防止すると共に、簡単に段位を変えることを回避しているので、盗難防止性を一層向上させている。
本考案の工具操作部23は、工具の操作によって作動可能であるが、これに限定されるものではなく、特定の場合には、素手で操作することもでき、例えば、工具操作部23が操作孔62内に突出しないように配置されている場合に、この時の工具操作部23は誤操作することはないが、指先や爪で工具操作部23を強いて操作することは可能であり、この場合においても、不意に段位を変更したり、簡単に段位を変えたりすることを回避している。具体的に説明すると、本考案の第1及び第4実施形態では、工具操作部23のマイナス溝を爪で強いて回転させることが可能であり、また、第2実施形態では、長穴状の操作孔62に指先を差し込んで工具操作部23の突起232を強いて動かすことが可能であるが、これらのような操作は手軽く行われるのではなく、意図的に行われるものである。要するに、本考案に係る電子機器用のセキュリティーロックは、工具によって操作可能であるが、工具によってのみ操作可能ではない。
尚、工具操作部はこれに限定されるものではなく、特定の場合には、素手で操作することができなく、工具による操作のみ可能であり、例えば、工具操作部23の作動を制限する規制機構90を有する第3実施形態では、工具による段位の変更のみ可能であり、これにより、意図しない段位の変更防止を一層に確保している。
以上の説明は、本考案の好適な実施形態に過ぎず、本考案に対して何ら限定を行うものではない。本考案について、比較的好適な実施形態をもって上記のとおり開示したが、これは本考案を限定するものではなく、すべての当業者が、本考案の技術構想を逸脱しない範囲において、本考案の技術の本質に基づいて上記の実施形態に対して行ういかなる簡単な修正、変更及び修飾も、依然としてすべて本考案の技術構想の範囲内にある。
10 固定具
11 係止爪
12 係止爪付勢部材
20 段位調整機構
23 工具操作部
231 凹溝
232 突起
24 歯部
30 作動機構
31 芯金
311 回り止め部
32 ロータ部材
321 係合凸部
322 歯部
33 芯金付勢部材
40 施錠手段
41 ラッチ部材
50 解錠操作部材
60 ハウジングケース
62 操作孔
90 規制機構
91 凸部

Claims (12)

  1. セキュリティー用のスロットを備えた電子機器に取り付けられる、工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックであって、
    ハウジングケースと、
    前記ハウジングケースの外部に突出するように設置される、前記電子機器のスロットに挿入可能な固定具と、
    前記ハウジングケースの外部に露出する工具操作部を備える、複数の段位に調整可能な段位調整機構と、
    前記固定具と前記段位調整機構とに接続されると共に、該固定具を該段位調整機構の現下の段位に従って展開させて、前記スロット内に係止固定させる作動機構とを含み、
    前記段位調整機構の工具操作部は、前記工具の操作により、前記段位調整機構の段位の調整を行うことを特徴とする、工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  2. 前記工具操作部は、前記工具の回転操作により、前記段位調整機構の段位の調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  3. 前記工具操作部は、前記工具の往復移動操作により、前記段位調整機構の段位の調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  4. 前記工具操作部は、前記工具の往復移動操作によって往復回動することにより、前記段位調整機構の段位の調整を行うことを特徴とする請求項3に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  5. 前記ハウジングケースは、互いに直交する軸方向と径方向を有し、前記工具操作部と固定具がそれぞれ、該ハウジングケースの軸方向の両端部に配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  6. 前記ハウジングケースは、互いに直交する軸方向と径方向を有し、前記固定具が、該ハウジングケースの軸方向上の片端部に配置され、前記工具操作部が、該ハウジングケースの径方向外壁上に配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  7. 前記工具操作部は、素手で段位調整機構の段位の調整を行うことができず、前記工具の操作によってのみ、段位調整機構の段位の調整を行うことができることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  8. 前記ハウジングケース上に、前記工具操作部の設置位置と対応する操作孔が設けられ、該工具操作部が該操作孔から突出していないことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  9. 前記工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロックは、前記段位調整機構に組み合わされる規制機構をさらに含み、該規制機構は、前記工具操作部の作動を制限して、該段位調整機構の段位の変更を阻止することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  10. 前記ハウジングケース上に、前記工具操作部の設置位置と対応する操作孔が設けられ、前記規制機構が、該操作孔の内周壁面に形成されることを特徴とする請求項9に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  11. 前記工具操作部に、前記工具が係合可能な凹溝が形成され、該工具は、該工具操作部の凹溝に係合して該工具操作部を操作することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
  12. 前記作動機構は、前記固定具に向かって移動する傾向のある芯金を備え、該芯金の該固定具への移動により、該固定具が、前記段位調整機構の現下の段位に従って展開されて前記スロット内に係止固定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工具によって操作される電子機器用のセキュリティーロック。
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