JP3237971U - フレークシール用ポケット付きリフィル - Google Patents
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Abstract
【課題】フレークシールの保管に適したフレークシール用ポケット付きリフィルを提供する。【解決手段】互いに重ね合わされた一対の合成樹脂シートにより形成され、一対の合成樹脂シートに挟まれた空間を、合成樹脂シートを当該シートの端縁部に沿って延びる第1溶着部および端縁部よりも当該シートの内方において縦方向または横方向に延びる第2溶着部により互いに接合することで区画して形成された複数のポケットP1、P2を有するシール収納部10と、シール収納部の一辺に沿って形成され、リングバインダに綴じ込み可能な複数の綴り穴を有する綴り部20とを備え、複数のポケットは、一対の合成樹脂シートのうちの一方に形成されたスリットを有し、それぞれのポケットに対し、フレークシール101a、101b、102a、102b、103a、103b自体またはパッケージ201a、201bに封入された状態にあるフレークシールを、スリットを介して出し入れ可能である。【選択図】図3
Description
本考案は、フレークシール用ポケット付きリフィルに関する。
フレークシールとは、イラストまたは写真が印刷され、イラスト等の形状に沿って台紙ごと切り抜かれた小さなシールであり、複数のシールが1枚の台紙に貼り付けられ、それぞれのシールを台紙から剥がして使用する通常のシールとは一般的に区別される。近年、手帳、日記、アルバムおよび手紙等の様々な媒体にフレークシールを貼り、自分の好みに合った演出または装飾を施すことが、若者を中心として流行している。
特許文献1には、リングバインダ式に形成され、表表紙の内側に写真を収納可能なポケットを有するとともに、裏表紙の内側に記入解説書を収納可能なポケットを有するエンディングノートが開示されている。
フレークシールとして非常に多種多様なデザインのものが販売されていることから、ユーザにおいて、多くの種類およびジャンル等のフレークシールを収集し、フレークシールを貼る媒体の用途や、その時々の雰囲気または状況等に応じて各種のフレークシールを適宜に選択し、使用したいというニーズが存在する。
ここで、フレークシールの保管に、チャック付きのポリ袋を使用することが考えられる。つまり、フレークシールを種類またはジャンル等に応じて分類し、個別のポリ袋に収納するのである。
しかし、チャック付きのポリ袋による場合は、個々のポリ袋がばらばらに存在する状態にあるため、収納されているフレークシールを一覧のもとに視認可能な状況になく、好みに合ったフレークシールを選択して取り出す際に煩わしさがある。さらに、フレークシールをポリ袋ごと紛失してしまうこともあり得る点に不便がある。
このような実情に鑑み、本考案は、フレークシールの保管に適したフレークシール用ポケット付きリフィルを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、互いに重ね合わされた一対の合成樹脂シートにより形成され、前記一対の合成樹脂シートに挟まれた空間を、前記合成樹脂シートを当該シートの端縁部に沿って延びる第1溶着部および前記端縁部よりも当該シートの内方において縦方向または横方向に延びる第2溶着部により互いに接合することで区画して形成された複数のポケットを有するシール収納部と、前記シール収納部の一辺に沿って形成され、リングバインダに綴じ込み可能な複数の綴り穴を有する綴り部とを備える。前記複数のポケットは、前記一対の合成樹脂シートのうちの一方に形成されたスリットを有し、それぞれのポケットに対し、フレークシール自体またはパッケージに封入された状態にあるフレークシールを、前記スリットを介して出し入れ可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の考案にあっては、前記合成樹脂シートは、平面方形状に形成され、前記第1および第2溶着部は、点線状の溶着部であり、前記第1溶着部は、前記端縁部の四辺のそれぞれに沿って形成され、前記第2溶着部は、前記端縁部よりも内方において全体十字状に連ねて形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案にあっては、前記一対の合成樹脂シートがいずれも透明であることを特徴とする。
請求項4に記載の考案にあっては、前記ポケットとして、大きさが異なる複数のポケットを有することを特徴とする。
請求項5に記載の考案にあっては、前記ポケットとして、複数の第1ポケットと、前記第1ポケットよりも小さくかつ前記第1ポケットよりも多数の第2ポケットとを有し、前記第1ポケットは、前記シール収納部の最上段に並べて配置され、前記第2ポケットは、前記第1ポケットの下方に、前記縦方向および前記横方向に並列的に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の考案にあっては、全体A4サイズの大きさであることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、多種多様なフレークシールを種類またはジャンル等に応じて適宜に分類するとともに、分類後のそれぞれのフレークシールを、種類またはジャンル等ごとに異なるポケットに収納することが可能である。そして、使用時には、収納されているフレークシールのなかから用途、雰囲気または状況等に応じた適宜のものを容易かつ迅速に選択し、ポケットから取り出すことが可能である。
さらに、複数の綴り穴を備えたポケット付きリフィルとして構成されるため、フレークシールを収めたポケット付きリフィルをリングバインダに順次綴じ込むことで、多数のフレークシールをリングバインダに集積し、チャック付きのポリ袋による場合のように紛失する事態を抑制することが可能である。
このように、フレークシールの保管に適したフレークシール用ポケット付きリフィルを提供することができる。
請求項2に記載の考案によれば、第1および第2溶着部が点線状の溶着部であることで、互いに分離した一対の合成樹脂シートを素材として、収納部のポケットを容易かつ低コストに形成することが可能である。
請求項3に記載の考案によれば、一対の合成樹脂シートがいずれも透明であることで、収納されているフレークシールのなかから好みに合ったものを迅速に特定し、取り出すことが可能である。
請求項4に記載の考案によれば、大きさが異なる複数のポケットを設けたことで、異なる大きさのフレークシールを大きさごとに分けて、良好に収納することが可能である。
請求項5に記載の考案によれば、大きなフレークシールを最上段の第1ポケットに収納する一方、比較的小さなフレークシールを第1ポケットよりも下方の第2ポケットに並列的に収納することで、フレークシールを収納した際の全体の視認性を高めるとともに、綺麗に纏められている印象を与えることができる。
請求項6に記載の考案によれば、ポケット付きリフィルが全体A4サイズであることで、既存または市販のリングバインダに綴じ込み、本棚等に効率的に収納することが可能である。
以下に図面を参照して、本考案の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本考案の一実施形態に係るフレークシール用ポケット付きリフィル(以下単に「ポケット付きリフィル」という場合がある)Rの構成を模式的に示す概略図であり、図1は、ポケット付きリフィルRを表面側から見た状態で、図2は、ポケット付きリフィルRを裏面側から見た状態で示す。
ポケット付きリフィルRの表面側とは、ポケット付きリフィルRをリングバインダに綴じ込んだ状態で、リングバインダの表表紙側に位置する側をいい、裏面側とは、ポケット付きリフィルRをリングバインダに綴じ込んだ状態で、リングバインダの裏表紙側に位置する側をいう。
ポケット付きリフィルRの表面側とは、ポケット付きリフィルRをリングバインダに綴じ込んだ状態で、リングバインダの表表紙側に位置する側をいい、裏面側とは、ポケット付きリフィルRをリングバインダに綴じ込んだ状態で、リングバインダの裏表紙側に位置する側をいう。
本実施形態に係るフレークシール用ポケット付きリフィルRは、一対の合成樹脂シート1a、1bを互いに重ね合わせ、適宜の箇所で溶着により接合されて構成されている。
図1は、表面側の合成樹脂シートと裏面側の合成樹脂シートとを、それぞれ符号1a、1bにより示す。本実施形態において、一対の合成樹脂シート1a、1bは、縦長の平面長方形状に形成され、縦方向および横方向の寸法Dl、Dtを有し、具体的には、ポケット付きリフィルRは、A4サイズの全体寸法および縦横比を有する。
図1は、表面側の合成樹脂シートと裏面側の合成樹脂シートとを、それぞれ符号1a、1bにより示す。本実施形態において、一対の合成樹脂シート1a、1bは、縦長の平面長方形状に形成され、縦方向および横方向の寸法Dl、Dtを有し、具体的には、ポケット付きリフィルRは、A4サイズの全体寸法および縦横比を有する。
さらに、一対の合成樹脂シート1a、1bは、いずれも透明である。その結果、ポケットP1、P2にフレークシール101~103を収納した際に、フレークシール101~103の視認性を確保できる。なお、合成樹脂シート1a、1bは、完全な透明であるだけでなく、ポケットP1、P2に収められているフレークシール101~103を判別可能とする範囲内で半透明であってもよい。
ポケット付きリフィルRは、大別すると、シール収納部10および、リングバインダ―への綴り部20を有する。
シール収納部10は、フレークシール101~103を収容するためのポケットP1、P2を有する。本実施形態では、異なる大きさの複数のポケットP1、P2を有することで、異なる大きさのフレークシール101~103、即ち、比較的大きなフレークシール101と、小さなフレークシール102、103とを、良好にかつ収まりよく収納することが可能である。
図3は、ポケット付きリフィルRに異なる大きさのフレークシール101~103を収納した状態を示し、図4は、ポケット付きリフィルRに収納可能なフレークシール101~103の例を示す。
図3は、ポケット付きリフィルRに異なる大きさのフレークシール101~103を収納した状態を示し、図4は、ポケット付きリフィルRに収納可能なフレークシール101~103の例を示す。
具体的には、シール収納部10は、第1ポケットP1と、第1ポケットP1よりも小さな第2ポケットP2とを有する。ここで、「ポケットが大きい」とは、当該ポケットをポケット付きリフィルRの表面に対して垂直な方向に見た状態での専有面積または収納面積が大きいことをいい、「ポケットが小さい」とは、この専有面積または収納面積が小さいことをいう。
第1および第2ポケットP1、P2それぞれの大きさは、入手可能であり、実際に収納されるフレークシール101~103の大きさに応じて適宜に設定することが好ましい。
第1および第2ポケットP1、P2それぞれの大きさは、入手可能であり、実際に収納されるフレークシール101~103の大きさに応じて適宜に設定することが好ましい。
本実施形態では、第1ポケットP1および第2ポケットP2がいずれも複数設けられ、第2ポケットP2が第1ポケットP1よりも多数設けられている。具体的には、2個の第1ポケットP1と、20個の第2ポケットP2とが設けられている。第1および第2ポケットP1、P2の数は、いずれも適宜に変更可能である。
第1ポケットP1は、シール収納部10の最上段、つまり、ポケット付きリフィルRの上側の端縁部e1に最も近い位置に、横方向に並べて配置され、第2ポケットP2は、第1ポケットP1の下方に、縦方向および横方向に並列的に配置されている。ポケット付きリフィルRは、上端縁部e1に加え、下端縁部e2、外端縁部e3および内端縁部e4を有する。
本実施形態において、第2ポケットP2は、縦方向に5個、横方向に4個、並べて配置されている。
また、縦方向または横方向のいずれか一方に存在する第2ポケットP2が1個のみであってもよく、第2ポケットP2は、第1ポケットP1よりも多数である場合に限らず、少数であってもよい。
本実施形態において、第2ポケットP2は、縦方向に5個、横方向に4個、並べて配置されている。
また、縦方向または横方向のいずれか一方に存在する第2ポケットP2が1個のみであってもよく、第2ポケットP2は、第1ポケットP1よりも多数である場合に限らず、少数であってもよい。
第1ポケットP1および第2ポケットP2は、いずれもスリットsを有し、このスリットsを介して、フレークシール101~103を第1ポケットP1または第2ポケットP2に収納するとともに、第1ポケットP1または第2ポケットP2から取り出すことが可能である。本実施形態において、スリットsは、表面側の合成樹脂シート1aおよび裏面側の合成樹脂シート1bのうち、表面側の合成樹脂シート1aのみに、横方向に形成され、具体的には、第1ポケットP1または第2ポケットP2を横方向に横断するように形成されている。表面側の合成樹脂シート1aに代えて、裏面側の合成樹脂シート1bにスリットsを形成することも可能である。
第1ポケットP1は、フレークシール101自体、つまり、フレークシール101をパッケージ201から出した状態で収納するだけでなく、パッケージ201に入った状態で収納することも可能である。即ち、フレークシール101を、スリットsを介してそのパッケージ201ごと第1ポケットP1に収納し、パッケージ201ごと第1ポケットP1から取り出すことが可能である。
綴り部20は、シール収納部10の一辺、本実施形態では、ポケット付きリフィルRがリングバインダに綴じられた場合に内端縁部e4に沿って形成され、リングバインダに綴じ込む際に、リングバインダのリングが挿通される複数の綴り穴hを有する。
本実施形態では、一対の合成樹脂シート1a、1bを適宜の箇所で互いに溶着により接合されてポケット付きリフィルRの全体が形成されているため、綴り部20も、一対の合成樹脂シート1a、1bにより、シール収納部10と一続きに形成されている。
本実施形態では、一対の合成樹脂シート1a、1bを適宜の箇所で互いに溶着により接合されてポケット付きリフィルRの全体が形成されているため、綴り部20も、一対の合成樹脂シート1a、1bにより、シール収納部10と一続きに形成されている。
綴り穴hは、一般に販売され、入手可能なリングバインダのリングに合致した位置および大きさをもって、ポケット付きリフィルRの内側の端縁部e4に沿って縦方向に並べて形成される。
綴り穴hは、例えば、A4サイズのリングバインダに備わるリングに合致した位置および大きさをもって形成される。綴り穴hは、ポケット付きリフィルRの内側以外の端縁部、例えば、ポケット付きリフィルRの上側の端縁部e1に沿って横方向に並べて形成することも可能である。
綴り穴hは、例えば、A4サイズのリングバインダに備わるリングに合致した位置および大きさをもって形成される。綴り穴hは、ポケット付きリフィルRの内側以外の端縁部、例えば、ポケット付きリフィルRの上側の端縁部e1に沿って横方向に並べて形成することも可能である。
以上の構成を有するポケット付きリフィルRは、以下に述べる手順で作成することができる。
一対の合成樹脂シート1a、1bを準備し、これら一対の合成樹脂シート1a、1bを互いに重ね合わせて、以下に述べる溶着部w1、w2において熱溶着することにより、縦寸法Dl、横寸法Dtを有するポケット付きリフィルRを形成する。
一対の合成樹脂シート1a、1bのうち、表面側に配置される合成樹脂シート1aには、裏面側に配置される合成樹脂シート1bと重ね合わせる前にスリットsを形成する。
その後、重ね合わせた合成樹脂シート1a、1bに対して適宜の箇所に熱溶着を施し、両者の合成樹脂シート1a、1bを厚さ方向において互いに接合する。
本実施形態において、熱溶着は、合成樹脂シート1a、1bの端縁部e1~e4のそれぞれに沿って実施するとともに、端縁部e1~e4よりも内方において、合成樹脂シート1a、1bの縦方向および横方向のそれぞれに沿って実施する。
その後、重ね合わせた合成樹脂シート1a、1bに対して適宜の箇所に熱溶着を施し、両者の合成樹脂シート1a、1bを厚さ方向において互いに接合する。
本実施形態において、熱溶着は、合成樹脂シート1a、1bの端縁部e1~e4のそれぞれに沿って実施するとともに、端縁部e1~e4よりも内方において、合成樹脂シート1a、1bの縦方向および横方向のそれぞれに沿って実施する。
ここで、合成樹脂シート1a、1bの端縁部e1~e4に沿って実施する熱溶着により形成される接合部を、第1溶着部w1と呼び、端縁部e1~e4よりも内方において、合成樹脂シート1a、1bの縦方向および横方向のそれぞれに沿って実施する熱溶着により形成される接合部を、第2溶着部w2と呼び、両者を区別する。
具体的には、第1溶着部w1は、ポケット付きリフィルRの4つの辺に当たる端縁部e1~e4のそれぞれに沿って形成される。本実施形態では、一対の合成樹脂シート1a、1bにより綴り部20を含めてポケット付きリフィルRの全体を形成するため、内側の端縁部e4に沿って形成される第1溶着部w1のさらに外側縁側に、第1溶着部w1に対して平行な追加の第3溶着部w3を形成する。これにより、綴り穴hは、合成樹脂シート1a、1bの内側の端縁部e4に沿って形成される第1溶着部w1と、そのさらに内側の第3溶着部w3との間に配設される。
他方で、第2溶着部w2は、端縁部e1~e4よりも内方において、合成樹脂シート1a、1bの縦方向および横方向のそれぞれに沿って形成されている。
縦方向に形成される第2溶着部w22と横方向に形成される第2溶着部w21 とは、互いに垂直に交差しており、端縁部e1~e4よりも内方の領域全体に亘って十字状に交差して形成されている。
横方向の第2溶着部w21は、外端縁部e3に沿って形成される第1溶着部w1から内端縁部e4に沿って形成される第1溶着部w1にかけて溶着部w1、w1の間全体に亘って形成されており、上端縁部e1から所定間隔離間した部位から下端縁部e2へかけて等間隔に5本設けられている。
縦方向に形成される第2溶着部w22と横方向に形成される第2溶着部w21 とは、互いに垂直に交差しており、端縁部e1~e4よりも内方の領域全体に亘って十字状に交差して形成されている。
横方向の第2溶着部w21は、外端縁部e3に沿って形成される第1溶着部w1から内端縁部e4に沿って形成される第1溶着部w1にかけて溶着部w1、w1の間全体に亘って形成されており、上端縁部e1から所定間隔離間した部位から下端縁部e2へかけて等間隔に5本設けられている。
また、幅方向中央に設けられた縦方向の長寸の第2溶着部w22aは、上側の端縁部e1に沿って形成される第1溶着部w1から下側の端縁部e2に沿って形成される第1溶着部w1にかけて、両者の溶着部w1、w1の間全体に亘って形成されている。
縦方向の長寸の第2溶着部w22aと、幅方向の双方の第一溶着部w1、w1との間において、等間隔に分割して、2本の縦方向の短寸の第2溶着部w22bが、最上部の横方向の第2溶着部と下端部e2の第1溶着部w1との間に設けられている。
縦方向の長寸の第2溶着部w22aと、幅方向の双方の第一溶着部w1、w1との間において、等間隔に分割して、2本の縦方向の短寸の第2溶着部w22bが、最上部の横方向の第2溶着部と下端部e2の第1溶着部w1との間に設けられている。
そして、本実施の形態にあっては、上端部e1の第1溶着部w1と、最上部の横方向の第2溶着部w21と、左右両端部の第1溶着部w1、w1と、幅方向中央部の縦方向の長寸の第2溶着部w22aとにより、上部において、横方向に配置される2つの第1ポケットP1、P1が形成され、5本の横方向の第2溶着部w21と、これらに交差する縦方向の第2溶着部w22a、bと、左右両端部の第1溶着部w1、w1とにより、横方向に4つ、縦方向に5つ、合計20の第2ポケットP2が形成されている。
本実施形態において、第1、第2および第3溶着部w1、w2、w3は、熱溶着を断続的に施すことで、いずれも点線状の溶着部として形成される。これら3つの溶着部w1、w2、w3のうち、いずれか1つまたは2つを、熱溶着を連続的に施すことにより直線状の溶着部として形成することも可能である。溶着部w1、w2、w3の全てを直線状に形成してもよい。
このようにして、一対の合成樹脂シート1a、1bに挟まれた空間が第1および第2溶着部w1、w2により複数に区画され、第1ポケットP1および第2ポケットP2が形成される。
本実施形態に係るフレークシール用ポケット付きリフィルRは、以上の構成を有する。以下に、本実施形態により得られる効果について説明する。
第1に、多種多様なフレークシール101~103を大きさ、種類またはジャンル等に応じて適宜に分類するとともに、分類後のそれぞれのフレークシール101~103を、大きさ、種類またはジャンル等ごとに異なるポケット(第1ポケットP1、第2ポケットP2)に収納することが可能である。そして、使用時には、収納されているフレークシール101~103のなかから用途、雰囲気または状況等に応じた適宜のものを容易かつ迅速に選択し、第1ポケットP1、第2ポケットP2から取り出すことが可能である。
図3は、ポケット付きリフィルRに模様及び大きさが異なる各種のフレークシール101、102、103を収納した状態を模式的に示し、図4は、図3のポケット付きリフィルRに収納されているフレークシール101、102、103及び、フレークシール101、102、103を収納するパッケージ201a、201bを模式的に示す。
図4(a)は、第1ポケットP1に収納されている最も大きなフレークシール101を示し、図4(b)および(c)は、第2ポケットP2に収納されているフレークシール102、103を示す。ここで、図4(b)に示すフレークシール102は、同図(c)に示すフレークシール103よりも大きい。
図4(a)は、第1ポケットP1に収納されている最も大きなフレークシール101を示し、図4(b)および(c)は、第2ポケットP2に収納されているフレークシール102、103を示す。ここで、図4(b)に示すフレークシール102は、同図(c)に示すフレークシール103よりも大きい。
本実施形態では、ポケット付きリフィルRないしシール収納部10の最上段に設けられた2つの第1ポケットP1、P1に、異なる大きさのフレークシール101a、101bを、いずれもパッケージ201a、201bに収められたままの状態で収納する。図4(a)は、図示の便宜上、パッケージ201a、201bに入ったフレークシール101a、101bの外形輪郭を、二点鎖線により模式的に示す。
同様に、第1ポケットP1の下方に並列的に設けられた第2ポケットP2のうち、一部にはフレークシール101a、101bよりも小さなフレークシール102a、102bを、他の一部にはフレークシール102a、102bよりもさらに小さなフレークシール103a、103bを、いずれもパッケージから出した状態で収納する。ただし、パッケージの大きさ次第では、第2ポケットP2に、フレークシール102、103をパッケージに入った状態で収納することも可能である。
第2ポケットP2に収納するフレークシール102、103について、その大きさの違いに着目したが、図3および図4(b)は、第2ポケットP2のうち、上記一部の第2ポケットP2に、互いに等しい大きさであるものの、デザインないし図柄が異なる複数のフレークシール102a、102bを収納する例を示し、図3および図4(c)は、上記他の一部の第2ポケットP2に、互いに等しい大きさであるものの、フレークシール102a、102bよりは小さくかつデザインないし図柄が異なるフレークシール103a、103bを収納する例を示す。
このように、大きさが異なる複数のポケット、つまり、第1ポケットP1および第2ポケットP2を設けたことで、異なる大きさや柄のフレークシール101~103を大きさや、柄の種類ごとに分けて収納することが可能である。
そして、大きなフレークシール101、又は小さなフレークシール102、103を収納したパッケージ201a、201bを最上段の第1ポケットP1に収納する一方、比較的小さなフレークシール102、103を第1ポケットP1よりも下方の第2ポケットP2に並列的に収納することで、フレークシール101~103を収納した際の全体の視認性を高めるとともに、綺麗に纏められている印象を与えることができる。
さらに、複数の綴り穴hを備えたポケット付きリフィルRとして構成し、フレークシール101~103を収めたポケット付きリフィルRをリングバインダに順次綴じ込むことで、多種多様、多数のフレークシール101~103をリングバインダに集積し、チャック付きのポリ袋による場合のように紛失する事態を抑制することが可能である。
このように、本実施形態によれば、フレークシール101~103の保管に適したフレークシール用ポケット付きリフィルRを提供することができる。
また、表面側の合成樹脂シート1aと裏面側の合成樹脂シート1bとを熱溶着により接合させる第1および第2溶着部w1、w2を点線状の溶着部としたことで、互いに分離した一対の合成樹脂シート1a、1bを素材として、シート収納部10のポケットP1、P2を容易かつ低コストに形成することが可能である。
さらに、第1および第2溶着部w1、w2に加えて第3溶着部w3を設け、内側の端縁部e4に沿って形成される第1溶着部w1とそのさらに内側の第3溶着部w3とにより綴り穴hの配列全体を包囲したことで、シール収納部10および綴り部20を有するポケット付きリフィルRを、一対の合成樹脂シート1a、1bから容易に形成することが可能である。
また、一対の合成樹脂シート1a、1bをいずれも透明としたことで、収納されているフレークシール101~103のなかから好みに合ったものを迅速に特定し、取り出すことが可能である。
また、ポケット付きリフィルRが全体A4サイズであることで、既存または市販のリングバインダに綴じ込み、本棚等に効率的に収納することが可能である。
以上の説明では、一対の合成樹脂シート1a、1bを用い、四辺の端縁部e1~e4のそれぞれに沿って第1溶着部w1を形成することで、シール収納部10および複数のポケットP1、P2を形成した。これに限らず、1枚の合成樹脂シートを用い、これを折り畳むことにより表面側の合成樹脂シートと裏面側の合成樹脂シートを形成し、これら各側の合成樹脂シートを適宜の箇所で接合することで、シール収納部10を形成することも可能である。
上記実施の形態における各具体的な構成に関しては、上記実施の形態には限定されず、適宜、変更することができる。
R…フレークシール用ポケット付きリフィル、
1a、1b…合成樹脂シート、
10…シール収納部、
20…綴り部、
101(101a、101b)、102(102a、102b)、103(103a、103b)…フレークシール、
201(201a、201b)…フレークシールのパッケージ、
P1…第1ポケット、
P2…第2ポケット、
e1…ポケット付きリフィルの上端縁部、
e2…ポケット付きリフィルの下端縁部、
e3…ポケット付きリフィルの外端縁部、
e4…ポケット付きリフィルの内端縁部、
h…綴り穴、
s…スリット、
w1…第1溶着部、
w2…第2溶着部、
w21…横方向の第2溶着部
w22…縦方向の第2溶着部
w22a…縦方向の長寸の第2溶着部
w22b…縦方向の短寸の第2溶着部
w3…第3溶着部、
Dl…ポケット付きリフィルの縦寸法、
Dt…ポケット付きリフィルの横寸法。
1a、1b…合成樹脂シート、
10…シール収納部、
20…綴り部、
101(101a、101b)、102(102a、102b)、103(103a、103b)…フレークシール、
201(201a、201b)…フレークシールのパッケージ、
P1…第1ポケット、
P2…第2ポケット、
e1…ポケット付きリフィルの上端縁部、
e2…ポケット付きリフィルの下端縁部、
e3…ポケット付きリフィルの外端縁部、
e4…ポケット付きリフィルの内端縁部、
h…綴り穴、
s…スリット、
w1…第1溶着部、
w2…第2溶着部、
w21…横方向の第2溶着部
w22…縦方向の第2溶着部
w22a…縦方向の長寸の第2溶着部
w22b…縦方向の短寸の第2溶着部
w3…第3溶着部、
Dl…ポケット付きリフィルの縦寸法、
Dt…ポケット付きリフィルの横寸法。
Claims (6)
- 互いに重ね合わされた一対の合成樹脂シートにより形成され、前記一対の合成樹脂シートに挟まれた空間を、前記合成樹脂シートを当該シートの端縁部に沿って延びる第1溶着部および前記端縁部よりも当該シートの内方において縦方向または横方向に延びる第2溶着部により互いに接合することで区画して形成された複数のポケットを有するシール収納部と、
前記シール収納部の一辺に沿って形成され、リングバインダに綴じ込み可能な複数の綴り穴を有する綴り部とを備え、
前記複数のポケットは、前記一対の合成樹脂シートのうちの一方に形成されたスリットを有し、それぞれのポケットに対し、フレークシール自体またはパッケージに封入された状態にあるフレークシールを、前記スリットを介して出し入れ可能であることを特徴とする、フレークシール用ポケット付きリフィル。 - 前記合成樹脂シートは、平面方形状に形成され、
前記第1および第2溶着部は、点線状の溶着部であり、
前記第1溶着部は、前記端縁部の四辺のそれぞれに沿って形成され、
前記第2溶着部は、前記端縁部よりも内方において全体十字状に連ねて形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のフレークシール用ポケット付きリフィル。 - 前記一対の合成樹脂シートがいずれも透明であることを特徴とする、請求項1に記載のフレークシール用ポケット付きリフィル。
- 前記ポケットとして、大きさが異なる複数のポケットを有することを特徴とする、請求項1に記載のフレークシール用ポケット付きリフィル。
- 前記ポケットとして、複数の第1ポケットと、前記第1ポケットよりも小さくかつ前記第1ポケットよりも多数の第2ポケットとを有し、
前記第1ポケットは、前記シール収納部の最上段に並べて配置され、
前記第2ポケットは、前記第1ポケットの下方に、前記縦方向および前記横方向に並列的に配置されていることを特徴とする、請求項4に記載のフレークシール用ポケット付きリフィル。 - 全体A4サイズの大きさであることを特徴とする、請求項1に記載のフレークシール用ポケット付きリフィル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001299U JP3237971U (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | フレークシール用ポケット付きリフィル |
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Family Applications (1)
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JP2022001299U Active JP3237971U (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | フレークシール用ポケット付きリフィル |
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JP (1) | JP3237971U (ja) |
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2022
- 2022-04-21 JP JP2022001299U patent/JP3237971U/ja active Active
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