JP3237726U - 携帯導尿カバー内蔵トートバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】第三者に導尿バッグを携行していることが気づかれない携帯導尿カバー内蔵トートバッグの提供にある。【解決手段】携帯導尿カバー4は、トートバッグ1に内蔵されている。前記トートバッグは内側に前記携帯導尿カバーを懸吊する手段を有している。前記携帯導尿カバーには、導尿バッグの排尿チューブが底に位置するよう収納される。底面にはスカート状に開閉できるファスナーを有し、前記排尿チューブから排尿する際には前記ファスナーを開放する。【選択図】図1

Description

本考案は懸吊する手段で携帯導尿カバーをトートバッグ本体に内蔵でき、トートバッグと携帯導尿カバーの両端に面ファスナーベルトを着脱自在に設けたトートバッグに関するものである。
排尿障害のある人は、移動する際に導尿バッグを携帯して、自分の尿を漏れないように導尿バッグに溜めている。導尿バッグは、その性質上、他人に自分の尿を見られる事による精神的負担がある。そこで、自分の尿を隠すために、導尿バッグ用カバーが市販されているが、簡易的な布カバーであったり、排尿目的が分かってしまうデザインになったりしている。
また、車椅子利用者が車椅子で移動する際に、両手で車椅子のタイヤを回す必要があるため、片肩にかけて使用するトートバッグは、車椅子利用者には持ちづらい構造となっている。
特開2008-099781 実登3133759
https://sservice.co.jp/business/care/cover/ https://www.towa-com-net.co.jp/archives/products/4887
非特許文献1の市販の導尿バッグ用カバーは、介護現場での利用を前提に、簡易的なデザインになっている。そのため、利用者が外出する際に、第三者に導尿バッグを携帯していることが分かってしまうので、利用者の精神的負担は軽減されない。本考案の目的は、第三者に導尿バッグを携行していることが気づかれない携帯導尿カバー内蔵トートバッグの提供にある。
車椅子利用者は、トートバッグを片肩にかけて使用する利用方法は容易ではない。そこで、トートバッグの両端に面ファスナーベルトを設けて、面ファスナーベルトを車椅子に取り付けて利用することで、使用しやすくなる。また、外出時に携帯導尿カバーが必要な障がい者も、おしゃれなトートバッグを簡単に持ち歩くことで、外出するきっかけになる。
前記のような課題を解決するために、本考案は、トートバッグの内側に携帯導尿カバーを内蔵するようにした。携帯導尿カバーは、導尿バッグの排尿チューブが底に位置するよう収納される。携帯導尿カバーの底面には、スカート状に開閉できるファスナーを有している。また、前記排尿チューブから排尿する際には前記ファスナーを開放することで実現できる。
前記トートバッグと前記携帯導尿カバーの両端には、着脱可能な面ファスナーベルトを設けることができる。これにより、トートバッグまたは携帯導尿カバーを車椅子のハンドルにかけて、車椅子で移動する時の利用上の問題を解決している。
本考案の携帯導尿カバー内蔵トートバッグは、内側に携帯導尿カバーを内蔵し、導尿バッグを完全に隠せる構造になっているため、導尿バッグの利用者の精神的負担を軽減しつつ、トートバッグとしての機能と携帯導尿カバーとしての機能を揃えている。また、車椅子利用者が車椅子で移動する際にトートバッグ両端に付属する面ファスナーベルトでトートバッグを車椅子に固定でき、車椅子の走行を妨げず、健常者向けの利用が多いトートバッグを車椅子利用者が簡単に扱えるようになる。さらに、携帯導尿カバーの両端にも面ファスナーベルトを設けているため、携帯導尿カバー単独でも使える。色んなバリエーションで利用できるため、排尿障害のある障がい者がもっと気楽に出かけられるように、引きこもりという社会問題の解決のきっかけになる。
トートバッグ本体と内部の実施例を示す正面図である 携帯導尿カバーの実施例を示す正面図である 付属品の面ファスナーベルトの正面と裏面図である
導尿バッグは、携帯導尿カバーで隠されている。なお、携帯導尿カバーはトートバッグに収納されており、導尿バッグは外部から見えないようになっている。導尿バッグの排尿チューブが底に位置するよう配置され、底面にはスカート状に開閉できるファスナーを有しており、排尿チューブから排尿する際に前記ファスナーを開放することで簡易に排尿することができる。携帯導尿カバーをトートバッグから外し、着脱可能なショルダーベルトを付けて肩掛けるように、外出する時に単体で利用できる。さらに、前記トートバッグまたは前記携帯導尿カバーの両端には着脱可能な面ファスナーベルトを設けており、車椅子に自由に固定できる。
以下、本考案の携帯導尿カバー内蔵トートバッグについて、図1から図3にそって説明する。図1は、トートバッグ本体1と内部の正面図である。トートバッグ本体1の大きさは、例えば高さ32cm幅36cmマチ13cmである。携帯導尿カバー4はトートバッグ本体1に懸吊する手段を有している。本実施例では、ファスナーによる懸吊手段を一例として説明する。トートバッグ本体1の内側に片方ファスナーA3を有し、携帯導尿カバー4の外側に片方ファスナーB7を有している。これにより、懸吊手段であるファスナーによって、トートバッグ本体1と携帯導尿カバー4は着脱できる仕様になる。トートバッグ本体1は、ハンドル2を有しているので、普通に手提げて利用できる。トートバッグ本体1の両端にDカン5が装備され、図3に紹介される面ファスナーベルト6と着脱することで、トートバッグ本体1を車椅子に固定できる仕様になっている。
図2は、携帯導尿カバー4の正面図である。携帯導尿カバー4の大きさは、例えば高さ28cm幅32cmマチ1.5cmであり、市販の導尿バッグ11が収納できる大きさであれば良い。携帯導尿カバー4の上部外側には、トートバッグ本体1と着脱のための片開きファスナーB7を有し、上記説明のように、携帯導尿カバー4をトートバッグ本体1に内蔵される。また、携帯導尿カバー4の上部に両開きファスナー8があり、両開きファスナー8を開くと導尿バッグ11の導尿チューブ10を外部に出すことができる。
携帯導尿カバー4の内側は、強力な悪臭脱臭性(デオドラント加工)の生地を使用し、尿の臭いを軽減する消臭構造になっている。
携帯導尿カバー4の下側の片開ファスナー13を開けるとスカート状になり、導尿バッグ11の排尿チューブ12を出して、簡単に尿破棄することができる。
携帯導尿カバー4の両端にはD管金具9が装備され、付属のショルダーベルトを付けると、肩掛けバッグにもなる。もしくは、図3に紹介した面ファスナーベルト6を付けて、携帯導尿カバー4を車椅子に固定できる仕様になっている。
図3は、付属の面ファスナーベルト6の正面(a)と裏面図(b)である。
面ファスナーベルト6はナスカン14、綾織テープ15、面ファスナーA面16、面ファスナーB面17に構成されている。利用される時、ナスカン14をトートバッグ本体1の両端Dカン5または携帯導尿カバー4両端Dカン9に付けて、面ファスナーベルト6を車椅子のアームや後方のハンドルなどに一通り巻きし、面ファスナーA面16と面ファスナーB面17を合わせて止めることで、バッグを車椅子と固定することができる仕様になっている。
1 トートバッグ本体
2 ハンドル
3 片開きファスナーA
4 携帯導尿カバー
5 Dカン
6 面ファスナーベルト
7 片開きファスナーB
8 両開きファスナー
9 Dカン
10 導尿チューブ
11 導尿バッグ
12 排尿チューブ
13 片開きファスナー
14 ナスカン
15 綾織テープ
16 面ファスナーA面
17 面ファスナーB面

Claims (2)

  1. 携帯導尿カバーは、トートバッグの内側に懸吊する手段で内蔵され、排尿チューブが底に位置するように導尿バッグを収納し、底面にはスカート状に開閉できるファスナーを有し、前記ファスナーを開放することで排尿できることを特徴とする携帯導尿カバー内蔵トートバッグ。
  2. 前記トートバッグまたは前記携帯導尿カバーにはDカンが取り付けられ、前記Dカンに着脱可能な面ファスナーベルトを設け、車椅子のハンドルに自由に固定できることを特徴とする請求項1記載の携帯導尿カバー内蔵トートバッグ。
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