JP3142744U - スラックス - Google Patents

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壽子 増田
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Abstract

【課題】男女を問わず、車椅子利用者が着用したままトイレで容易に排尿または排便を行うことができるスラックスを提供する。
【解決手段】半円状の前側切込部21が、前身頃11の前股上部から股下部にかけて開閉可能に、前身頃11の前股上部中央から左右の両脇部に向かって伸びる。1対の前部ファスナー22が、前側切込部21を開閉するよう、前身頃11の前股上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開くよう設けられている。半円状の後側切込部が、後身頃の臀部から膝部近傍にかけて開閉可能に、後身頃12の後股上部中央から左右の両脇部に向かって伸びる。1対の後部ファスナーが、後側切込部を開閉するよう、後身頃の後股上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開くよう設けられている。つまみ25が、指で掴みやすい形状を成し、各前部ファスナー22および各後部ファスナーのスライダーに設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、スラックスに関する。
従来、足が不自由な車椅子の利用者がトイレで容易に排尿できるよう考慮されたスラックスとして、ウエスト部の前面中央下から股下部近傍まで延びる縦開閉部と、この縦開閉部の上端からウエスト部に沿って左右にそれぞれ延びる横開閉部とを有し、縦開閉部および横開閉部が面ファスナーで開閉可能になっているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−314014号公報
しかしながら、特許文献1記載のスラックスは、男性が着用したまま排尿を行うのは容易であるが、着用したまま排便を行うことはできないという課題があった。また、女性が、着用したまま排尿・排便をすることもできないという課題もあった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、男女を問わず、車椅子利用者が着用したままトイレで容易に排尿・排便を行うことができるスラックスを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案に係るスラックスは、前身頃の両脇部の股下部より裾側の2つの位置を、前股上部を通って結ぶ開閉可能な前側切込部と、後身頃の両脇部の股下部より裾側の2つの位置を、後股上部を通って結ぶ開閉可能な後側切込部とを、有することを特徴とする。
本考案に係るスラックスは、高齢者や、手足が不自由な方、車椅子の利用者にとって特に便利である。車椅子の利用者が洋式のトイレを使用するとき、その特徴的な効果を発揮することができる。本考案に係るスラックスは、上げ下げしなくても面ファスナー等により股部を開閉できる車椅子利用者専用のパンツやショーツと共に使用されることが好ましい。そのようなパンツやショーツは、市販されている。なお、本考案において、「スラックス」の意味には、ズボンやパンツスーツを含んでいる。
本考案に係るスラックスを着用して排尿・排便をするとき、後側切込部を開き、後身頃の両脇部にある後側切込部の両端を結ぶ線より上の部分を下に垂らす。次に、トイレの便座に座って前側切込部を開き、前身頃の両脇部にある前側切込部の両端を結ぶ線より上の部分を下に垂らす。前側切込部を開いた箇所からパンツやショーツをつかんで外し、排尿または排便を行う。排尿または排便が終わったならば、パンツやショーツを元に戻し、前側切込部および後側切込部を閉じる。こうして、着用したまま、トイレで容易に排尿または排便を行うことができる。男女を問わず、車椅子利用者が着用したままトイレで排尿または排便を行うことができる。
前身頃の両脇部の股下部より裾側の2つの位置、および後身頃の両脇部の股下部より裾側の2つの位置は、それぞれスラックスの縦方向中心線を対称軸として対称の位置にあることが好ましい。特に、前側切込部は、前身頃の前股上部から股下部にかけて開閉可能に前身頃の前股上部中央から左右の両脇部に向かって伸びていることが好ましい。後側切込部の2つの位置は、前側切込部の2つの位置より裾側に位置することが好ましい。特に、後側切込部は、後身頃の臀部から膝部近傍にかけて開閉可能に後身頃の後股上部中央から左右の両脇部に向かって伸びていることが好ましい。後側切込部が膝部近傍まで延びている場合、後側切込部の内側の部分が便座の前方に垂れるので、排泄物や洗浄水で汚れるのを防ぐことができる。前側切込部および後側切込部は、両側に設けられた1対の務歯と、前記務歯を着脱するスライダーとを有するファスナーにより開閉可能であることが好ましい。また、この場合、スライダーは、上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開くことができるよう2個設けられていることが好ましい。スライダーは、指で掴みやすい形状のつまみを有することが好ましい。
本考案に係るスラックスは、前記後身頃の股上が前記前身頃の股上より深いことが好ましい。この場合、車椅子等に座っているとき、臀部に引かれて後身頃の後股上部が下がり、背中が露出するのを防ぐことができる。また、車椅子等に座っているとき、前身頃の前股上部がせり上がりすぎるのを抑えることもできる。
本考案に係るスラックスは、両裾部の外側に丈方向に沿って開閉可能に設けられた2つのスリットを有することが好ましい。この場合、車椅子利用者でも、両足のスリットを開いて着脱を容易にすることができる。また、裾を折り返して、スラックス丈を容易に調節することができる。
本考案に係るスラックスは、腰部の開口に沿ってゴムひもなどの伸縮部材を有することが好ましい。この場合、車椅子利用者でも、着脱が容易である。スリットは、面ファスナーにより開閉可能であることが好ましい。
本考案によれば、男女を問わず、車椅子利用者が着用したままトイレで容易に排尿または排便を行うことができるスラックスを提供することができる。
以下、図面に基づき、本考案の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本考案の実施の形態のスラックスを示している。
図1および図2に示すように、スラックス10は、前身頃11および後身頃12を左右の両脇部および股下部で縫い合わせて形成されており、前側切込部21と1対の前部ファスナー22と後側切込部23と1対の後部ファスナー24とつまみ25と伸縮部材26と1対のスリット27と開閉部材28とを有している。
図1に示すように、前側切込部21は、前身頃11の両脇部の股下部より裾側の2つの位置を、前股上部を通って結ぶ切込みから成る。前側切込部21は、前身頃11の前股上部中央から左右の両脇部に向かって伸びるよう形成されており、半円状を成している。前側切込部21は、左右の両端部が股よりやや下の位置になるよう形成されている。これにより、前側切込部21は、その内側の半円状の部分31が前身頃11の前股上部から股下部にかけて開閉可能になっている。
1対の前部ファスナー22は、前側切込部21を開閉するよう、前側切込部21に沿って設けられている。各前部ファスナー22は、前身頃11の前股上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開き、それぞれ左右の両脇部から前股上部中央に向かって閉じるよう設けられている。
図2に示すように、後側切込部23は、後身頃12の両脇部の股下部より裾側の2つの位置を、後股上部を通って結ぶ切込みから成る。後側切込部23は、後身頃12の後股上部中央から左右の両脇部に向かって伸びるよう形成されており、半円状を成している。後側切込部23は、左右の両端部が前側切込部21の左右の両端部より裾側で、膝よりやや上の位置となっている。これにより、後側切込部23は、その内側の半円状の部分32が後身頃12の臀部から膝部近傍にかけて開閉可能になっている。また、後側切込部23は、その内側の半円状の部分32が、前側切込部21の内側の半円状の部分31より下の位置まで大きく開くようになっている。なお、具体的な一例では、後側切込部23は、膝上5cmの所まで開くことができる。
1対の後部ファスナー24は、後側切込部23を開閉するよう、後側切込部23に沿って設けられている。各後部ファスナー24は、2つのスライダーを有し、後身頃12の後股上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開き、それぞれ左右の両脇部から後股上部中央に向かって閉じるようになっている。
図1および図2に示すように、つまみ25は、各前部ファスナー22および各後部ファスナー24のスライダーにそれぞれ設けられている。つまみ25は、指が入る大きさのリングから成り、指で掴みやすくなっている。なお、つまみ25は、リング形状に限らず、指で掴みやすい形状であればよく、例えばフェルト製の大きめのつまみから成っていてもよい。
図1に示すように、伸縮部材26は、帯状のゴムから成り、後股上部の開口13に沿って設けられている。伸縮部材26は、布地でくるむようにして裏側に縫い付けられている。図1および図2に示すように、1対のスリット27は、両足の裾部の外側に、丈方向に沿って所定の長さで設けられている。開閉部材28は、他のものが絡みにくい面ファスナーから成っている。開閉部材28は、複数の円形の面ファスナーから成り、各スリット27を開閉可能に、各スリット27に沿って所定の間隔で貼り付けられている。各スリット27は、面ファスナーにより開閉するため、ストッキングが伝線するのを防ぐことができる。スラックス10は、後身頃12の股上を前身頃11の股上より深く形成して成っている。
次に、作用について説明する。
スラックス10は、主に、足の不自由な車椅子の利用者にとって便利である。スラックス10は、室内着であっても外出着であってもよい。スラックス10は、上げ下げしなくても面ファスナー等により股部を開閉することができる車椅子利用者専用の市販のパンツやショーツ1と共に使用されることが好ましい。
車椅子の利用者がスラックス10を着用して洋式のトイレを使用するとき、まず、車椅子に座った状態で、各後部ファスナー24のスライダーに設けられたつまみ25を指で掴んで各後部ファスナー24を左右に開いた後、トイレの便座に移動する。各後部ファスナー24が、後身頃12の後股上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開くよう設けられているため、図2(b)に示すように、後側切込部23の内側の半円状の部分32が下方に垂れて、車椅子利用者の臀部から左右の両膝部までを出すことができる。このとき、後側切込部23が膝部近傍まで延びているため、後側切込部23の内側の半円状の部分32が便座の前方に垂れ、排泄物や洗浄水で汚れるのを防ぐことができる。また、つまみ25がリング状で指を掛けて掴みやすいため、各後部ファスナー24を開きやすい。
トイレの便座に座った後、各前部ファスナー22のスライダーに設けられたつまみ25を指で掴んで各前部ファスナー22を左右に開き、前身頃11の前股上部から股下部にかけて前側切込部21を開く。各前部ファスナー22が、前身頃11の前股上部中央からそれぞれ左右の両脇部に向かって開くよう設けられているため、図1(b)に示すように、前側切込部21の内側の半円状の部分を外側に開いて、車椅子利用者の下腹部から股下部までを出すことができる。このとき、つまみ25はリング状で指を掛けて掴みやすいため、各前部ファスナー22を開きやすい。
前側切込部21を開いた箇所から、専用のパンツやショーツ1の面ファスナー等を外し、排尿または排便を行う。排尿または排便をが終わったならば、専用のパンツやショーツ1を元に戻し、各前部ファスナー22を閉じる。各後部ファスナー24をできるかぎり閉じて車椅子に移動し、車椅子に座った状態で各後部ファスナー24を完全に閉じる。このように、スラックス10は、着用したままトイレで容易に排尿または排便を行うことができる。また、男女を問わず、車椅子利用者が着用したままトイレで排尿または排便を行うことができる。
スラックス10は、車椅子利用者が手が不自由な場合でも、介護者に各前部ファスナー22および各後部ファスナー24の開閉を補助してもらうことにより、車椅子利用者は排尿または排便をすることができる。このため、車椅子利用者を抱えたままスラックスを下げる必要がなく、介護者の労力を大幅に軽減することができる。
スラックス10は、車椅子利用者でも、各スリット27を開くことにより着脱が容易である。図1(b)および図2(b)に示すように、各スリット27を開き、裾を折り返してスラックス丈を容易に調節することができる。また、裾を折り返すことにより、デザイン性を高めることができる。伸縮部材26により、車椅子利用者でもはきやすく、脱ぎやすくなっている。
スラックス10は、後身頃12の股上が前身頃11の股上より深く形成されているため、車椅子等に座っているとき、臀部に引かれて後身頃12の後股上部が下がり、背中が露出するのを防ぐことができる。また、車椅子等に座っているとき、前身頃11の前股上部がせり上がりすぎるのを抑えることもできる。
本考案の実施の形態のスラックスの(a)正面図、(b)前側切込部およびスリットを開いた使用状態を示す正面図である。 本考案の実施の形態のスラックスの(a)背面図、(b)後側切込部およびスリットを開いた使用状態を示す背面図である。
符号の説明
1 パンツまたはショーツ
10 スラックス
11 前身頃
12 後身頃
13 開口
21 前側切込部
22 前部ファスナー
23 後側切込部
24 後部ファスナー
25 つまみ
26 伸縮部材
27 スリット
28 開閉部材

Claims (3)

  1. 前身頃の両脇部の股下部より裾側の2つの位置を、前股上部を通って結ぶ開閉可能な前側切込部と、
    後身頃の両脇部の股下部より裾側の2つの位置を、後股上部を通って結ぶ開閉可能な後側切込部とを、
    有することを特徴とするスラックス。
  2. 前記後身頃の股上が前記前身頃の股上より深いことを、特徴とする請求項1記載のスラックス。
  3. 両裾部の外側に丈方向に沿って開閉可能に設けられた2つのスリットを有することを特徴とする請求項1または2記載のスラックス。

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