JP3112241U - 男性用パンツ - Google Patents
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Abstract
【課題】通常時においては開口部を確実に閉じるとともに、排尿時には開口部を簡単かつ確実に開くことができる男性用パンツの提供する。
【解決手段】男性使用者の腰を止着する止着部1と、止着部1に連接され男性使用者の腰部から股部にかけて下方に延びる筒体状の股上部2と、股上部2に連接され男性使用者の左右の足が通される筒体状の左右の股下部3とからなる男性用パンツである。股上部の前側に開口部5が設けられ、開口部の左右一方の辺部5bが鉛直に形成され、かつ他方の辺部5aが一方の辺部を覆う態様で斜めに形成され、左右の股上部2は前側中央部で重なるとともに、開口部5の下端部5cと左右の股下部3の結合部3aとの間は結着されている。
【選択図】図1
【解決手段】男性使用者の腰を止着する止着部1と、止着部1に連接され男性使用者の腰部から股部にかけて下方に延びる筒体状の股上部2と、股上部2に連接され男性使用者の左右の足が通される筒体状の左右の股下部3とからなる男性用パンツである。股上部の前側に開口部5が設けられ、開口部の左右一方の辺部5bが鉛直に形成され、かつ他方の辺部5aが一方の辺部を覆う態様で斜めに形成され、左右の股上部2は前側中央部で重なるとともに、開口部5の下端部5cと左右の股下部3の結合部3aとの間は結着されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、男性の高齢者や障害者が容易に排尿することができる男性用パンツに関する。
従来、男性用のパンツとして、主にトランクスパンツと呼ばれる筒体状の左右の股下部が設けられたものが知られている。このパンツは、一般に前面の排尿箇所に相当する部分に開口部が設けられており、使用に際して排尿時には開口部を開いて排尿していた。
ところが、排尿時に開口部を開く行為は、健常者であれば特に問題はないが、手足の不自由な高齢者や障害者にとっては容易なことではなかった。このため、排尿時にパンツを汚してしまったり、あるいは我慢してしまい体に支障をきたす場合もあるという難点があった。
そこで、この難点を軽減するものとして、開口部を開きやすくしたパンツが知られている(実用新案登録第2595115号公報)。このパンツは、左右の足を通す短い股下部と、股下から腰部の止着部にかけての股上部とからなるパンツであって、該パンツの股下部は左右それぞれの足を通す筒体に形成し、左側の股上部はその内側の前後が股から右最上部の止着部に向けて裁断して開き口を設けた筒体状に形成し、右側の股上部はその内側の前後が股から左最上部の止着部に向けて裁断して開き口を設けた筒体状に形成し、上記左右の股上部は中央部前後で重なるようにして止着部で結着しているのみでその他の左右の股上部は左側と右側で分離独立しており、かつ左右の股上部に連接する股下部も左側と右側で分離独立しており、さらに前記左右の股上部の中央部前後での重なりは上部が深く重なり下部にいくにしたがい浅く重なり、左右の開き口の端部の最下部である股相当部でわずかに重なるか、あるいは接する程度に形成したものである。
しかしながら、上記パンツは、左右の開口部(開き口)の端部の最下部である股相当部でわずかに重なるか、あるいは接する程度に形成されているため、排尿しない通常時には股相当部が自然に開いてしまうという問題があった。また、上記パンツは、開口部(開き口)の両側部とも股から右最上部または左最上部に形成されているため、左右の股上部の重なり部分の幅が大きくなり、開口部全体を容易に開くことができないという問題もあった。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、通常時においては開口部を確実に閉じるとともに、排尿時には開口部を簡単かつ確実に開くことができる男性用パンツの提供を課題とする。
本考案は、上記課題を解決するために、男性使用者の腰を止着する止着部と、該止着部に連接され男性使用者の腰部から股部にかけて下方に延びる筒体状の股上部と、該股上部に連接され男性使用者の左右の足が通される筒体状の左右の股下部とからなる男性用パンツであって、
前記股上部の前側に開口部が設けられ、該開口部の左右一方の辺部が鉛直に形成され、かつ他方の辺部が一方の辺部を覆う態様で斜めに形成され、左右の股上部は前側中央部で重なるとともに、前記開口部の下端部と前記左右の股下部の結合部との間は結着されていることを特徴とする。
前記股上部の前側に開口部が設けられ、該開口部の左右一方の辺部が鉛直に形成され、かつ他方の辺部が一方の辺部を覆う態様で斜めに形成され、左右の股上部は前側中央部で重なるとともに、前記開口部の下端部と前記左右の股下部の結合部との間は結着されていることを特徴とする。
これによれば、前記開口部の下端部と前記左右の股下部の結合部との間は結着されているため、通常時においては開口部を確実に閉じることができる。また、前記股上部の前側に開口部が設けられ、該開口部の左右一方の辺部が鉛直に形成され、かつ他方の辺部が一方の辺部を覆う態様で斜めに形成され、左右の股上部は前側中央部で重なるため、手足が不自由な高齢者や障害者であっても排尿時には開口部を簡単かつ確実に開くことができる。
また、前記止着部には上下2本の細長い通し孔が周面に沿って設けられ、各通し孔にはそれぞれ同じ位置に挿入口が形成されており、1本の腰紐が上部挿入口から上部通し孔内を一周するように挿通されて上部挿入口から出て、さらに該腰紐が下部挿入口から下部通し孔内を逆周するように挿通されて下部挿入口から出て上部挿入口に戻る態様で止着部に設けられているのが好ましい。これによれば、挿入口で露出している腰紐を摘んで引っ張ることにより、止着部の締まり度合いを簡単かつ確実に調整することができる。
また、前記挿入口の位置にある腰紐に摘み片が設けられているのが好ましい。これによれば、挿入口で露出している腰紐を簡単に摘んで引っ張ることができ、より一層簡単かつ確実に止着部の締まり度合いを調整することができる。
また、前記止着部が前側中央部において脱着可能に左右に分割され、各分割片がそれぞれ開口部の右側辺部および左側辺部に連接されているのが好ましい。これによれば、止着部を分割することにより男性使用者の股上前方を簡単かつ確実に開放することができ、パンツを履いたり脱いだりしやすくなり、特に高齢者や障害者を介護するに際して大変便利である。
本考案によれば、通常時においては開口部を確実に閉じるとともに、排尿時には開口部を簡単かつ確実に開くことができる。このため、通常時においては一般のパンツと同様に開口部の開きを気にすることなく着用すること可能となり、また排尿時においては楽に排尿することが可能となり、ひいては手足の不自由な高齢者や障害者が自立することに役立つ。
次に本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態に係る男性用パンツの正面図である。
このパンツは、高齢者や障害者などの男性使用者の腰を止着する環状の止着部(1)と、該止着部(1)に連接され人の腰部から股部にかけて下方に延びる股上部(2)と、該股上部(2)に連接された筒体状の左右の股下部(3)とからななる。材質としては、綿、絹、ウール、あるいは合成繊維などである。
前記止着部(1)は、男性使用者の腰位置に相当する部分であり、パンツの最上部に設けられている。止着部(1)には腰紐(4)が設けられている。この腰紐(4)は、いわゆる紐状のものであってもよいが、ゴム状のものが好ましい。これにより男性使用者がパンツをはいた際、止着部(1)が男性使用者の腰でゴム調節可能であるので、パンツがずれ落ちること防止できる。
本実施形態では、図3に示すように、前記止着部(1)に上下2本の細長い通し孔(11)(12)が周面に沿って設けられ、各通し孔(11)(12)にはそれぞれ同じ位置に挿入口(11a)(12a)が形成されており、1本の腰紐(4)が上部挿入口(11a)から上部通し孔(11)内を一周するように挿通されて上部挿入口(11a)から出て、さらに該腰紐(4)が下部挿入口(12a)から下部通し孔(12)内を逆周するように挿通されて下部挿入口(12a)から出て上部挿入口(11a)に戻る態様で止着部(1)に設けられているのが好ましい。これによれば、挿入口(11a)(12a)で露出している腰紐(4)を摘んで引っ張ることにより、止着部(1)の締まり度合いを簡単かつ確実に調整することができる
また、止着部(1)の挿入口(11a)(12a)の位置にある腰紐(4)に摘み片(4a)が設けられている。これによれば、摘み片(4a)を摘んで腰紐(4)を簡単に摘んで引っ張ることができ、より一層簡単かつ確実に止着部(1)の締まり度合いを調整することができる。なお、摘み片(4a)の材質は特に限定されるものではないが、テープ材など身体に接触しても違和感の少ない材質が好ましい。また、摘み片(4a)を認識しやすくするために腰紐(4)と異なる色を付してもよい。
前記股上部(2)は、男性使用者の腰部から股部にかけて股上位置に相当する部分であり、パンツの本体をなすものである。この股上部(2)は、前記止着部(1)に連接された筒体状のものであり、前面には開口部(5)が設けられている。この開口部(5)は、右側辺部(5b)が股部から止着部(1)の前側中央部に向けて鉛直に形成されるとともに、左側辺部(5a)が右側辺部(5b)を覆う態様で股部付近から止着部(1)の右側部に向けて斜めに形成されている。そして、鉛直に形成された右側辺部(5b)が内側に位置し、かつ斜めに形成された左側辺部(5a)が外側に位置することで左右の股上部(2)は前側中央部で重なっている。これにより、手足が不自由な高齢者や障害者であっても排尿時には開口部(5)を簡単かつ確実に開くことができる。
また、前記開口部(5)の下端部(5c)と前記左右の股下部(3)(3)の結合部(3a)との間は結着されている。これにより、通常時においては開口部を確実に閉じることができる。
前記股下部(3)は、男性使用者の股下位置に相当する部分であり、パンツの最下部に設けられている。この股下部(3)は、股上部(2)に連接された短い筒体状の左右の股下部からなる。使用に際しては、左右の股下部(3)に男性使用者の左右の足が通され、左右の股下部(3)の結合部(3a)が使用者の股部に位置することになる。
なお、本実施形態では、開口部(5)は、右側辺部(5b)が股部から止着部(1)の中央部に向けて鉛直に形成されるとともに、左側辺部(5a)が股部から止着部(1)の右側部に向けて斜めに形成されるものとしたが、図5に示すように、逆に左側辺部(5a)が股部から止着部(1)の中央部に向けて鉛直に形成されるとともに、右側辺部(5b)が股部から止着部(1)の左側部に向けて斜めに形成されるものとしてもよい。この場合、鉛直に形成された右側辺部(5b)が内側に位置し、かつ斜めに形成された左側辺部(5a)が外側に位置する態様で左右の股上部(2)は前側中央部で重なる。
また、止着部(1)における腰紐(4)の取り付け方法は上述のものに限定されるものではなく、そのほかの方法であってもよい。
また、図5に示すように、止着部(1)が前側中央部において脱着可能に左右に分割され、各分割片がそれぞれ開口部(5)の右側辺部(5b)および左側辺部(5a)に連接されているのが好ましい。これによれば、止着部(1)を分割することにより男性使用者の股上前方を簡単かつ確実に開放することができ、パンツを履いたり脱いだりしやすくなり、特に高齢者や障害者を介護するに際して大変便利である。なお、止着部(1)の脱着方法としては、重なり部分に脱着金具(6)やマジックテープ(商標)(7)を用いて脱着する方法が挙げられる。
1・・・止着部
2・・・股上部
3・・・股下部
4・・・腰紐
5・・・開口部
2・・・股上部
3・・・股下部
4・・・腰紐
5・・・開口部
Claims (4)
- 男性使用者の腰を止着する止着部と、該止着部に連接され男性使用者の腰部から股部にかけて下方に延びる筒体状の股上部と、該股上部に連接され男性使用者の左右の足が通される筒体状の左右の股下部とからなる男性用パンツであって、
前記股上部の前側に開口部が設けられ、該開口部の左右一方の辺部が鉛直に形成され、かつ他方の辺部が一方の辺部を覆う態様で斜めに形成され、左右の股上部は前側中央部で重なるとともに、前記開口部の下端部と前記左右の股下部の結合部との間は結着されていることを特徴とする男性用パンツ。 - 前記止着部には上下2本の細長い通し孔が周面に沿って設けられ、各通し孔にはそれぞれ同じ位置に挿入口が形成されており、1本の腰紐が上部挿入口から上部通し孔内を一周するように挿通されて上部挿入口から出て、さらに該腰紐が下部挿入口から下部通し孔内を逆周するように挿通されて下部挿入口から出て上部挿入口に戻る態様で止着部に設けられている請求項1に記載の男性用パンツ。
- 前記挿入口の位置にある腰紐に摘み片が設けられている請求項1または請求項2に記載の男性用パンツ。
- 前記止着部が前側中央部において脱着可能に左右に分割され、各分割片がそれぞれ開口部の右側辺部および左側辺部に連接されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の男性用パンツ。
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JP2005002855U JP3112241U (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 男性用パンツ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08242706A (ja) * | 1995-03-09 | 1996-09-24 | Diatex Co Ltd | 雑草防止用シート |
WO2007097015A1 (ja) * | 2006-02-27 | 2007-08-30 | Yoshiharu Harimoto | 男性用ショーツ |
JP2020180384A (ja) * | 2019-04-23 | 2020-11-05 | 株式会社ワコール | 男性用下衣 |
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2005
- 2005-05-02 JP JP2005002855U patent/JP3112241U/ja not_active Expired - Fee Related
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