JP3237379U - 袋の口開き具 - Google Patents
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Abstract
【課題】付着して開け難くなったポリ袋等の口を簡単な動作で開けることができ、携帯し易い袋の口開き具を提供する。【解決手段】折り曲げられた接続部2、及び、前記接続部の両端に設けられ、互いに対向する2つの本体部3を有する袋の口開き具1であって、前記本体部は、袋に当接される当接部分31を有し、前記当接部分が、ゴム又はシリコンで形成されており、一方の前記本体部には磁石4が設けられ、他方の前記本体部には磁石又は磁性金属が設けられており、2つの前記本体部は、磁力によって前記当接部分が互いに付着される。【選択図】図1
Description
本考案は、付着して開け難くなったポリ袋等の口を開くための袋の口開き具に関する。
ポリ袋等は静電気で付着して口を開け難いことが多く、そのため、水を含ませたスポンジ等を利用して指先を濡らして滑らないようにすること等が行われていたが、衛生面で問題があることから、付着したポリ袋等の口を開けるための道具も存在している(特許文献1,2)。これらの道具は、滑り止めを設けた2つの部材で袋を挟んで袋の口を開く構造となっている。
しかしながら、このような道具は、いつでも使えるように買い物等の際に携帯しておく必要があるが、小さいために紛失し易いという問題があった。また、指でしっかりと道具を介して袋を挟んでずらす動作が必要であり、指先である程度の力を袋に対して加える必要があり、指の力が弱い人には使い難いという問題があった。
本考案は、簡単な動作で指先で強い力を加えることなくポリ袋等の口を開き易くことができ、さらに、買い物の際に携帯し易い袋の口開き具を提供することを目的とする。
本考案の袋の口開き具は、折り曲げられた接続部、及び、前記接続部の両端に設けられ、互いに対向する2つの本体部を有する袋の口開き具であって、前記本体部は、袋に当接される当接部分を有し、前記当接部分が、ゴム又はシリコンで形成されており、一方の前記本体部には磁石が設けられ、他方の前記本体部には磁石又は磁性金属が設けられており、2つの前記本体部は、磁力によって前記当接部分が互いに付着されることを特徴とする。
前記磁石としてマグネットシートを用いることができる。
前記本体部の当接部分の表面に、溝、凹凸、又は、吸盤を設けることができる。
前記接続部に、チェーンを取り付けるための貫通孔を設けることができる。
本考案の袋の口開き具は、折り曲げられた接続部、及び、前記接続部の両端に設けられ、互いに対向する2つの本体部を有する袋の口開き具であって、前記本体部は、袋に当接される当接部分を有し、前記当接部分が、ゴム又はシリコンで形成されており、一方の前記本体部には磁石が設けられ、他方の前記本体部には磁石又は磁性金属が設けられており、2つの前記本体部は、磁力によって前記当接部分が互いに付着されることにより、簡単な動作で付着したポリ袋等の口を開けることができ、また、バッグ等に固定することで、買い物等の際に携帯し易くなり、そして、紛失することを防止するという効果を奏する。
前記本体部の当接部分の表面に、溝、凹凸、又は、吸盤が設けられたことにより、本体部の滑り止め効果が向上し、ポリ袋等をよりスムーズに開けることができるようになる。
前記接続部に、チェーンを取り付けるための貫通孔が設けられていることにより、袋の口開き具をキーホルダとして使用することで携帯性を向上させることができる。
本考案の袋の口開き具1について、図1~4を用いて以下に詳細に説明する。本考案の袋の口開き具1は、開け難いポリ袋等の口を開き易くするために使用する道具であり、図1,3に示すように、中央部でV字状に折り曲げられた接続部2,2’、及び、前記接続部2,2’の両端に設けられた2つの本体部3,3’から構成される。
図1,2の形態の袋の口開き具1は、2つの前記本体部3には磁石4が設けられ、前記本体部3は、袋に当接される表面部分31を有しており、前記表面部分31は滑らないようにゴム又はシリコンで形成されている。前記本体部3に磁石4としてマグネットシートが接着剤等で固定されており、さらに、前記磁石4の表面に前記表面部分31が接着剤等で固定されている。2つの前記本体部3を近づけると、前記磁石4の磁力によって図1(b)に示すように、互いに付着した状態となる。
図1,2に示すような形態の袋の口開き具1の構造の場合、接続部2と、本体部3の表面部分31を除いた部分を、異なる材質で形成する、又は、同じ材質で一体成型することが可能であり、本体部3の当接部分31だけを別の材質(ゴム又はシリコン)とすることもできる。
図3,4の形態の袋の口開き具1’は、本体部3’は、当接部分31’を含めて全体がゴム又はシリコンで形成されており、一方の本体部3’(図3の右側)には、磁石4’が埋め込まれており、他方の本体部3’(図3の左側)には、磁性金属41が埋め込まれている。磁石4’と磁性金属41を用いることによって、磁石を2つ用いなくても、磁力によって2つの本体部3’を互いに付着させることができる。
袋の口開き具1,1’の接続部2,2’には、チェーン等を通すための貫通孔21,21’を設けることができる。図1,2の袋の口開き具1は、接続部2の中央に1つの貫通孔21を設けている。図3,4の袋の口開き具1’は、接続部2’に2つの貫通孔21’を対向する位置に設けている。袋の口開き具1、1’は、貫通孔21,21’にチェーン等を通してキーホルダーとして使用することができ、鍵等と一緒に携帯することができるようになる。貫通孔21,21’の個数については特に限定するものではなく、貫通孔21’のように複数とすることも可能であり、複数の貫通孔21’を設けた場合、複数の貫通孔21’から選択して1つの貫通孔21’にチェーン等を通すことも可能であり、貫通孔21’をデザイン上のアクセントとすることも可能である。
接続部2,2’の材質については特に限定するものではなく、ゴム、シリコン、以外に、金属、プラスチック、樹脂、非鉄金属等、様々な材質を用いることができ、2つの本体部3,3’が互いに付着したり、離れたりすことができる弾性力を有することが好ましい。接続部2,2’の中央部にヒンジ等を設けて折り曲げる構造とすれば、接続部2,2’を弾性力を有しない材質で形成することもできる。また、図1,2のような形態の袋の口開き具1の場合、本体部3についても、当接部分31以外は、ゴム、シリコン以外の材質であっても、接続部2と同じ材質を用いることができる。
本体部3,3’の当接部分31,31’については、ゴム又はシリコンといった滑り難い材質を用いる。そして、前記当接部分31,31’については、さらに滑り難くするために、表面に溝、凹凸、吸盤等を設けることも可能であり、滑り止め機能を向上させるための手段であれば、その他の手段を設けることも可能である。
次に、本考案の袋の口開き具1,1’の使用方法について図面を用いて説明する。図5は、袋の口開き具1を用いて、ポリ袋10の口を開く動作を示す図である。
まず初めに、図1(a)のように、袋の口開き具1を、本体部3が互いに離れた状態とする。そして、ポリ袋10の口の付近を本体部3で挟むと、磁石2の磁力によって、図5(a)に示すように、本体部3は互いに付着して、当接部分31がポリ袋10に付着して、2つの本体部3でポリ袋10をはさんだ状態となり、この時、磁力によって袋の口開き具1はこのような状態でポリ袋10に固定される。このようにして、使用者は本体部3を指で力を入れて挟まなくても、袋の口開き具1は磁力によって簡単にポリ袋10を挟んだ状態で固定される。
次に、図5(b)に示すように、指で2つの本体部3を互いにずらすように移動させると、ポリ袋10の口は付着された2つの本体部3によって互いに異なる方向に引っ張られるので、ポリ袋10の口の部分はずれており、口を開くことができる状態となる。そして、2つの本体部3を磁力に逆らって引き離すと、ポリ袋10から袋の口開き具1が取り外され、ポリ袋10の口を簡単に開くことができる。このように、本考案の袋の口開き具1を利用することで、簡単な動作で、付着して開け難いポリ袋10の口を開けることができるようになる。
本考案の袋の口開き具1,1’は、貫通孔21,21’を設けることで、チェーン等を用いてキーホルダーとして携帯することができるが、磁石2,2’を用いていることから、図6に示すように、バッグ5の縁に磁力を利用して2つの本体部3,3’で挟んだ状態で取り付けて携帯することも可能である。
本考案の袋の口開き具1,1’は、磁石を用いることでポリ袋等を確実に挟んで固定することができ、簡単な動作でポリ袋等の口を開くことができ、さらに、携帯し易いことから、紛失することなく買い物等の際に手軽に使用することができるようになる。
1,1’ 袋の口開き具
2,2’ 接続部
21,21’ 貫通孔
3,3’ 本体部
31,31’ 当接部分
4,4’ 磁石
41 磁性金属
5 バッグ
10 ポリ袋
2,2’ 接続部
21,21’ 貫通孔
3,3’ 本体部
31,31’ 当接部分
4,4’ 磁石
41 磁性金属
5 バッグ
10 ポリ袋
Claims (4)
- 折り曲げられた接続部、及び、前記接続部の両端に設けられ、互いに対向する2つの本体部を有する袋の口開き具であって、
前記本体部は、袋に当接される当接部分を有し、前記当接部分が、ゴム又はシリコンで形成されており、
一方の前記本体部には磁石が設けられ、他方の前記本体部には磁石又は磁性金属が設けられており、2つの前記本体部は、磁力によって前記当接部分が互いに付着されることを特徴とする、袋の口開き具。 - 前記磁石がマグネットシートであることを特徴とする、請求項1に記載の袋の口開き具。
- 前記本体部の当接部分の表面に、溝、凹凸、又は、吸盤が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の袋の口開き具。
- 前記接続部に、チェーンを取り付けるための貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の袋の口開き具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000705U JP3237379U (ja) | 2022-03-08 | 2022-03-08 | 袋の口開き具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022000705U JP3237379U (ja) | 2022-03-08 | 2022-03-08 | 袋の口開き具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3237379U true JP3237379U (ja) | 2022-05-11 |
Family
ID=81455820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022000705U Active JP3237379U (ja) | 2022-03-08 | 2022-03-08 | 袋の口開き具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7265833B1 (ja) | 2022-10-25 | 2023-04-27 | 壽義 梶田 | レジ用ポリ袋開口部オープナー |
-
2022
- 2022-03-08 JP JP2022000705U patent/JP3237379U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7265833B1 (ja) | 2022-10-25 | 2023-04-27 | 壽義 梶田 | レジ用ポリ袋開口部オープナー |
JP2024062458A (ja) * | 2022-10-25 | 2024-05-10 | 壽義 梶田 | レジ用ポリ袋開口部オープナー |
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