JP3062134U - マウスマット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マット内に写真又は切抜きを差し込んでパー
ソナル型のマットを得ることにより、オフィス業務の活
性化に役立つマウスマットを提供すること。 【解決手段】 マット基板２の表面に第１の樹脂フィル
ム３を周縁部のみを接着してマット基板２と第１の樹脂
フィルム３との間にポケットを形成する。マット基板２
の裏面にポケットに達する切込み５を設ける。第１の樹
脂フィルム３はポケットに相当する区域を透明とした透
明窓孔１０を形成している。マット基板２の切込み５か
らポケット内に写真などを差し込む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、コンピュータへ信号を入力するためのマウスの操作性を向上させる ために用いられるマウスマットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来提案されたマウスマットは、テーブルに対して密着性を有するもの、薄形 に形成することでマウスが滑り落ちたときも使用感を損わないものなど工夫を凝 らしたものが存在するが、単調になりがちなオフィス業務を活性化させようとす るものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、マット内に写真又は切抜きを差し込んでパ ーソナル型のマットを得ることにより、オフィス業務の活性化に役立つマウスマ ットを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

解決手段は、マット基板の表面に第１の樹脂フィルムを周縁部のみを接着して 上記マット基板と該第１の樹脂フィルムとの間にポケットを形成し、上記マット 基板の裏面に上記ポケットに達する切込みを設け、上記第１の樹脂フィルムは上 記ポケットに相当する区域を透明としたことを特徴とするものである。

【０００５】 又、第１の樹脂フィルムは、透明または半透明資材を使用し周縁に着色インキ を印刷して透明窓孔を形成してマット基板の表面に接着したものであり、さらに 、マット基板は、ゴム又軟質樹脂材を使用し、表面に第２の樹脂フィルムを接着 したものである。

【０００６】 この他、第１及び第２の樹脂フィルムが、表面を粗面とするエンボス加工が施 されている。

【０００７】 本考案は、マット基板の切込みからポケット内に写真又は切抜きを差し込むこ とによって、透明窓孔から差し込んだ写真等が見られる自分専用のマウスマット を得ることができ、単調になりがちなオフィス作業を活性化させる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１、図２において、マウスマット１はマット基板２の表面に第１の樹脂フィ ルム３を周縁部のみを接着してマット基板２と当該第１の樹脂フィルム３との間 にポケット４を形成すると共に、マット基板２の裏面にポケット４に達する切込 み５を設けたものである。又、第１の樹脂フィルム３は少なくともポケット４に 相当する区域を透明とすることにより、ポケット４内に写真又は切抜きを差し込 んで自分専用のマットとすることができるものである。

【０００９】 上記マット基板２はゴム又は軟質樹脂材であって、表面に第２の樹脂フィルム ６を接着剤７によって接着したものである。又、上記第１の樹脂フィルム３は、 透明または半透明のフィルムを使用し、裏面周縁に着色インキ８を印刷すると共 に、該周縁部を接着材９により前記マット基板２（第２の樹脂フィルム６）の表 面に重合接着したものである。なお、実施例においてはマット基板２を軟質樹脂 をスポンジ状に成形したものを使用した。

【００１０】 これにより、第１の樹脂フィルム３には、着色インキ８が印刷されていない区 域が透明な透明窓孔１０に形成され、又、当該第１の樹脂フィルム３は周縁部の みが接着されているので、前記マット基板２との間にポケット４が形成される。

【００１１】 なお、上記切込み５はマット基板２の側縁に沿って形成され、両端部が直角方 向に曲げられている。

【００１２】 又、上記第１及び第２の樹脂フィルム３，６は表面を粗面とするエンボス加工 が施されている。このため、切込み５からポケット４に向って写真又は切抜き（ 図示しない）を差し込むときに、写真又は切抜きがフィルムに張り付いたりしな いのでスムーズな出し入れが可能となっている。

【００１３】 図３は円形のマウスマットを示している。マウスマットは、一般的には図１、 図２に示すように方形のものが多いが、マット１００を円形に形成することも可 能である。この場合は、透明窓孔１１０も円形に形成され、又、マット基板１０ ２の裏面に設けられる切込み１０５も周縁部に沿って円弧状に形成される。

【００１４】 実施例ではマウスマットの形状として四角形及び円形としたが、この他の形状 として自動車、動物などの形状にすることができる。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、マット基板とマット基板表面に設けた第１の樹脂フィルムとの間に ポケットを形成すると共に、マット基板の裏面にポケットに向う切込みを設けた ものであるから、ポケットに相当する第１の樹脂フィルムを透明または半透明と することにより、ポケット内に好みの写真又は切抜きを差し込んで自分専用のマ ットを得ることができる。

【００１６】 これにより、本考案のマウスマットは、単調になりがちなオフィス業務を活性 化させるものとなる。

【００１７】 又、本考案は、ポケットを構成する第１及び第２の樹脂フィルムに表面を粗面 にするエンボス加工を施したものであるから、ポケット内の写真又は切抜きがフ ィルム表面に張り付いたりすることなく、このため写真又は切抜きの差し込み及 び取り出しがスムーズに行えるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のマウスマットを示す斜視図で、Ａは表
面を、Ｂは裏面を示している。

【図２】図１のａ−ａ断面図を示し、Ａはポケットの閉
塞時を、Ｂはポケットの開放時を示している。

【図３】マウスマットの他の例を示す斜視図で、Ａは表
面を、Ｂは裏面を示している。

【符号の説明】

１ マウスマット ２ マット基板 ３ 第１の樹脂フィルム ４ ポケット ５ 切込み ６ 第２の樹脂フィルム ７ 接着剤 ８ 着色インキ ９ 接着剤 １０ 透明窓孔

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マット基板（２）の表面に第１の樹脂フ
   ィルム（３）を周縁部のみを接着して上記マット基板
   （２）と該第１の樹脂フィルム（３）との間にポケット
   （４）を形成し、上記マット基板（２）の裏面に上記ポ
   ケット（４）に達する切込み（５）を設け、上記第１の
   樹脂フィルム（３）は上記ポケット（４）に相当する区
   域を透明としたことを特徴とするマウスマット。
2. 【請求項２】 第１の樹脂フィルム（３）は、透明また
   は半透明資材を使用し周縁に着色インキ（８）を印刷し
   て透明窓孔（１０）を形成してマット基板（２）の表面
   に接着したものであることを特徴とする請求項１に記載
   のマウスマット。
3. 【請求項３】 マット基板（２）は、ゴム又は軟質樹脂
   材を使用し、表面に第２の樹脂フィルム（６）を接着し
   たものであることを特徴とする請求項１又は請求項２に
   記載のマウスマット。
4. 【請求項４】 第１及び第２の樹脂フィルム（３，６）
   が、表面を粗面とするエンボス加工が施されていること
   を特徴とする請求項３に記載のマウスマット。