JP3237270B2 - ブラシレスモータ駆動回路 - Google Patents

ブラシレスモータ駆動回路

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JP3237270B2
JP3237270B2 JP03596793A JP3596793A JP3237270B2 JP 3237270 B2 JP3237270 B2 JP 3237270B2 JP 03596793 A JP03596793 A JP 03596793A JP 3596793 A JP3596793 A JP 3596793A JP 3237270 B2 JP3237270 B2 JP 3237270B2
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省吾 濱本
信 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器に使用される
ブラシレスモータの駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響機器用ブラシレスモータは低
消費電流,高トルクが要求されてきている。それに伴
い、ブラシレスモータを低消費電流,高トルクで駆動で
きるブラシレスモータ駆動回路が要求されてきている。
【0003】以下に、従来のブラシレスモータ駆動回路
について説明する。図4は従来のブラシレスモータ駆動
回路のブロック図を示すもので、1,2,3はブラシレ
スモータの駆動コイル、4は通電相切り換え回路で、駆
動コイル1,2,3の出力信号が入力される。5は振り
分け回路で、トランジスタ6,7,8の差動回路とトラ
ンジスタ9,10のミラー回路、トランジスタ11,1
2のミラー回路およびトランジスタ13,14のミラー
回路で構成され、トランジスタ6,7,8のベースには
通電相切り換え回路4の信号が入力される。
【0004】15は制御電流の電流源で、振り分け回路
5を構成しているトランジスタ6,7,8のエミッタに
接続されている。16は増幅回路で、振り分け回路5を
構成しているトランジスタ6,7,8のコレクタ電流で
ある基準電流I1,I2,I3のそれぞれミラー回路を
通じた後の上記基準電流に比例した電流を増幅する。
【0005】17は出力回路で、トランジスタ18,1
9,20で構成され、トランジスタ18,19,20の
ベースは増幅回路16により増幅された電流が入力さ
れ、トランジスタ18,19,20のコレクタは駆動コ
イル1,2,3に接続され、駆動コイル1,2,3に駆
動電流I4,I5,I6を通電する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、制御電流の電流源15の電流を振り分け
回路5を構成しているトランジスタ6,7,8の差動回
路で振り分けているため、駆動コイル1,2,3に通電
する駆動電流は完全に振り分けられず、ブラシレスモー
タの有効なトルクを発生させる区間以外の区間において
もモータの駆動コイル1,2,3に電流が流れる。その
様子を図5を用いて説明する。
【0007】図5は出力回路17を構成しているトラン
ジスタ18,19,20のいずれか一つのトランジスタ
のコレクタからみた駆動コイル1,2,3のいずれか一
つのコイル電圧波形と、この駆動コイル電圧波形と対応
するトランジスタのコレクタ電流である駆動電流のコイ
ル通電電流波形を示したもので、コイル電圧波形の斜線
部の区間において駆動コイルに駆動電流を通電する(コ
イル通電電流波形の斜線部)ことによりブラシレスモー
タの有効なトルクを発生する。
【0008】しかしながら上記従来の構成では、駆動コ
イル電圧波形の斜線部以外の区間でも振り分け回路によ
り完全に駆動電流が駆動コイルに振り分けられず駆動コ
イルに電流が通電されてしまうため、有効なトルクと逆
方向のトルクが発生してしまい、全体的にブラシレスモ
ータのトルクが小さくなるという問題点と、斜線部以外
の区間でも流れる電流(無効電流)のためブラシレス半
波モータの電流が増加するという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ブラシレスモータを高トルク,低消費電流で駆動す
ることを可能にするブラシレスモータ駆動回路を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のブラシレスモータ駆動回路は、ブラシレスモ
ータの各駆動コイルに駆動電流を通電するタイミングを
与える通電相切り換え回路と、この通電相切り換え回路
の信号により制御電流を駆動コイルに通電する駆動電流
のための各基準電流に振り分けする振り分け回路と、基
準電流に比例した電流を増幅する増幅回路と、この増幅
回路により増幅された電流により、駆動コイルに駆動電
流を通電する出力回路と、駆動コイルに発生する誘起電
圧と基準電圧とを比較し、基準電圧より誘起電圧が低く
なるモータの有効トルク発生区間を判別し、それ以外の
区間においては前記振り分け回路から前記増幅回路に伝
達する電流を引き、前記駆動コイルの通電を遮断する無
効電流除去回路とから構成されている。
【0011】
【作用】この構成によって、ブラシレスモータの駆動コ
イルに有効なトルクの発生する区間のみ電流を通電する
ことができるため、ブラシレスモータを高トルク,低消
費電流で駆動することの可能なブラシレスモータ駆動回
路を実現することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0013】図1は本発明のブラシレスモータ駆動回路
のブロック図を示すものである。図1において1,2,
3はブラシレスモータの駆動コイルである。4は通電相
切り換え回路で、駆動コイル1,2,3の出力信号が入
力される。5は振り分け回路で、トランジスタ6,7,
8の差動回路とトランジスタ9,10のミラー回路、ト
ランジスタ11,12のミラー回路およびトランジスタ
13,14のミラー回路で構成され、トランジスタ6,
7,8のベースには通電相切り換え回路4の信号が入力
される。
【0014】15は制御電流源で、振り分け回路5を構
成しているトランジスタ6,7,8のエミッタに接続さ
れ、制御電流源15の電流は差動回路により各基準電流
I1,I2,I3に振り分けられる。16は増幅回路
で、振り分け回路5を構成しているトランジスタ6,
7,8のコレクタ電流である基準電流I1,I2,I3
のそれぞれミラー回路を通じた後の基準電流に比例した
電流を増幅する。
【0015】17は出力回路で、トランジスタ18,1
9,20で構成され、トランジスタ18,19,20の
ベースは増幅回路16により増幅された電流が入力さ
れ、トランジスタ18,19,20のコレクタは駆動コ
イル1,2,3に接続され、駆動コイル1,2,3に駆
動電流I7,I8,I9を通電する。
【0016】21は無効電流除去回路で、駆動コイル
1,2,3に発生する誘起電圧よりモータの有効トルク
発生区間を判別し、それ以外の区間においては振り分け
回路5のトランジスタ10,12,14のコレクタ電流
を引き、増幅回路16への基準電流に比例した電流をカ
ットする。
【0017】次に図2に無効電流除去回路21の回路構
成の一例を示す。図2において、4の通電相切り換え回
路、5の振り分け回路、6,7,8,910,11,1
2,13,14のトランジスタ、15の制御電流源およ
び16の増幅回路の動作については前述してあるのでこ
こでは省略する。
【0018】21の無効電流除去回路は、22の基準電
圧(Vref)、23,24,25の比較器,26,2
7,28のトランジスタ、29,30,31の駆動コイ
ル1,2,3のコイル電圧モニタ端子で構成している。
【0019】コイル電圧モニタ端子29,30,31は
比較器23,24,25の各プラス端子に接続されてお
り、基準電圧22は比較器23,24,25の各マイナ
ス端子に接続されているため、コイル電圧モニタ端子の
電圧が基準電圧22の電圧よりも高くなると比較器2
3,24,25の各出力端子の電圧は高くなる。
【0020】比較器23,24,25の出力はトランジ
スタ26,27,28の各ベースに接続されているた
め、比較器23,24,25の出力端子の電圧が高くな
るとトランジスタ26,27,28はONする。
【0021】トランジスタ26,27,28の各コレク
タはトランジスタ10,12,14のコレクタと接続さ
れているため、トランジスタ26,27,28がONす
るとトランジスタ10,12,14のコレクタ電流はト
ランジスタ26,27,28に引かれる。よってトラン
ジスタ10,12,14のコレクタ電流が引かれること
により、増幅回路16への基準電流に比例した電流はカ
ットされ駆動電流I7,I8,I9は流れなくなる。
【0022】図3を用いて以上の動作を説明する。図3
は出力回路17を構成しているトランジスタ18,1
9,20のいずれか一つのトランジスタのコレクタから
みた駆動コイル1,2,3のいずれか一つのコイル電圧
波形と、このコイル電圧波形と対応するトランジスタの
コレクタ電流である駆動電流のコイル通電電流波形を示
したもので、図3のコイル電圧波形が基準電圧より下が
ったところより駆動コイルに通電が開始される(通電コ
イル波形およびコイル通電電流波形の斜線部)。よっ
て、駆動コイルには有効なトルクが発生する区間のみに
しか電流は流れず、有効トルクの逆トルクおよび無効電
流の発生を低減させていることが分かる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブラシレスモー
タの各駆動コイルに駆動電流を通電するタイミングを与
える通電相切り換え回路と、通電相切り換え回路の信号
により、制御電流源の電流を各駆動コイルに通電する各
基準電流に振り分けする振り分け回路と、基準電流に比
例した電流を増幅する増幅回路と、増幅回路の増幅した
電流により、駆動コイルに駆動電流を通電する出力回路
と、駆動コイルに発生する誘起電圧と基準電圧とを比較
し、基準電圧より誘起電圧が低くなるモータの有効トル
ク発生区間を判別し、それ以外の区間においてはミラー
回路を通じた後の電流の増幅回路に伝達する電流を引
き、駆動コイルの通電を遮断する無効電流除去回路とか
ら構成されることにより、ブラシレスモータを高トル
ク,低消費電流で駆動することのできる優れたブラシレ
スモータ駆動回路を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるブラシレスモータ駆
動回路のブロック図
【図2】本発明の一実施例における無効電流除去回路の
動作説明のためのブロック図
【図3】本発明の一実施例における動作説明のためのコ
イル電圧波形およびコイル通電電流波形図
【図4】従来のブラシレスモータ駆動回路のブロック図
【図5】従来のブラシレスモータ駆動回路の動作説明の
ためのコイル電圧波形およびコイル通電電流波形図
【符号の説明】
1,2,3 駆動コイル 4 通電相切り換え回路 5 振り分け回路 6,7,11,12,13,14,18,19,20,
26,27,28 トランジスタ 15 制御電流源 16 増幅回路 17 出力回路 21 無効電流除去回路 22 基準電圧 23,24,25 比較器 29,30,31 コイル電圧モニタ端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシレスモータの各駆動コイルに駆動電
    流を通電するタイミングを与える通電相切り換え回路
    と、前記通電相切り換え回路の信号によりモータの制御
    電流を前記駆動コイルに通電するための各基準電流に振
    り分けする振り分け回路と、前記振り分け回路の出力を
    増幅する増幅回路と、前記増幅回路の信号により前記駆
    動コイルにモータの駆動電流を通電する出力回路と、前
    記駆動コイルに発生する誘起電圧とモータの有効トルク
    発生区間に対応する様に設定された基準電圧とを比較判
    別し、前記基準電圧より前記誘起電圧が低くなる区間に
    おいては前記振り分け回路から前記増幅回路への電流の
    伝達を妨げず、それ以外の区間においては前記振り分け
    回路から前記増幅回路への電流を引くことで伝達を妨げ
    ることにより前記駆動コイルの通電を遮断する無効電流
    除去回路とから構成されたことを特徴とするブラシレス
    モータ駆動回路.
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