JP3237191U - マルチペダルで制御されるキャスター - Google Patents

Abstract

本考案はマルチペダルで制御されるキャスターを提供し、キャスター輪、直進制動機構、フルブレーキ機構およびリセットペダルを備え、前記キャスター輪に補助ブレーキ歯が固定され、前記直進制動機構が直進ペダル、直進制限部および直進内歯車を含み、前記フルブレーキ機構がフルブレーキペダル、フルブレーキ制限部およびフルブレーキ内歯車を含み、前記直進ペダルが前記直進制限部を動かすことができ、それにより、前記直進制限部が前記直進内歯車と係合され、キャスターのステアリングを制限し、前記フルブレーキペダルが前記フルブレーキ制限部を動かすことができ、それにより、前記フルブレーキ制限部が前記フルブレーキ内歯車と係合されるとともに、前記フルブレーキ制限部が前記補助ブレーキ歯と係合され、キャスターのステアリングと走行を制限し、前記フルブレーキペダルが前記直進ペダルおよび前記フルブレーキペダルを動かすことができ、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを元の位置に復帰させ、前記直進制限部と前記フルブレーキ制限部を元の位置に復帰させ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻す。シンプルな構造、ダイレクト機能を持っている。

Description

本考案は、キャスターの技術分野に関し、特にマルチペダルで制御されるキャスターに関する。

社会の発展に伴い、様々な医療用キャスターが次々と登場し、キャスターの多機能に対する要求もますます高まっており、この市場の要求に応えるために、マルチペダルで制御されるキャスターが生まれた。

現在、市場に出回っている３つのペダルで制御されるキャスターは不足しており、従来の３つのペダル付きキャスターは、その内部のリミット構造が基本的に板金成形品であり、寸法精度や弾力の制御が難しいという欠点があり、特に熱処理が必要な板金部品に品質不良が発生しやすい。

本考案が解決すべき技術的課題は、マルチペダルで制御されるキャスターを提供することであり、シンプルなリミット構造、直接的で効果的な機能、低いプロセス要件を持ち、熱処理、スタンピング、輸送中に、変形したり弾性不足になったりして、手直しを要することや無駄になることがなく、ダブルベアリング構造を採用することで、機能の異なるキャスターに求められるコストコントロールを大幅に改善した。

上記の技術的問題を解決するために、本考案に記載のマルチペダルで制御されるキャスターは、キャスター輪、直進制動機構、フルブレーキ機構およびリセットペダルを備える。
前記キャスター輪に補助ブレーキ歯が固定されている。
前記直進制動機構は、直進ペダル、直進制限部および直進内歯車を含む。
前記フルブレーキ機構は、フルブレーキペダル、フルブレーキ制限部およびフルブレーキ内歯車を含む。
前記直進ペダルは、前記直進制限部を動かすことができ、前記直進制限部を前記直進内歯車と係合し、キャスターのステアリングを制限する。

前記フルブレーキペダルは、前記フルブレーキ制限部を動かすことができ、前記フルブレーキ制限部を前記フルブレーキ内歯車と係合するとともに、前記フルブレーキ制限部を前記補助ブレーキ歯と係合し、キャスターのステアリングと走行を制限する。

前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを、前記直進制限部と前記フルブレーキ制限部を元の位置に戻すように、前記フルブレーキペダルは、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを動かすことができ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻す。
メインフレームをさらに備える。
前記キャスター輪は、前記メインフレームに対して回転する。

前記直進ペダル、前記フルブレーキペダル、前記リセットペダル、前記直進制限部および前記フルブレーキ制限部は、いずれも前記メインフレーム内に嵌合され、それぞれ前記メインフレームに対して回転する。
前記直進内歯車および前記フルブレーキ内歯車は、いずれも前記メインフレーム内に固定されている。
前記直進ペダルは、直進ペダルアーム、直進機能アームおよび直進リセットアームを含む。
前記直進制限部は、直進制限面および直進制限歯を含む。
前記フルブレーキペダルは、フルブレーキペダルアーム、メインフルブレーキ機能アームおよびフルブレーキリセットアームを含む。
前記フルブレーキ制限部は、補助フルブレーキ機能アーム、フルブレーキ制限歯およびメインブレーキ歯を含む。
前記リセットペダルは、リセットペダルアームおよびリセット機能アームを含む。

前記直進ペダルアームを動かして、前記直進ペダルが回転し、それにより、前記直進機能アームが前記直進制限面を動かして、前記直進制限歯が前記直進内歯車に係止され、キャスターのステアリングを制限する。

前記フルブレーキペダルアームを動かして、前記フルブレーキペダルが回転し、それにより、前記メインフルブレーキ機能アームが前記補助フルブレーキ機能アームを動かして、前記フルブレーキ制限歯を前記フルブレーキ内歯車に係止し、キャスターのステアリングを制限するとともに、前記メインブレーキ歯を前記補助ブレーキ歯に係止し、キャスターの走行を制限する。

前記リセットペダルアームを動かして、前記リセットペダルが回転し、それにより、前記リセット機能アームが前記直進リセットアームと前記フルブレーキリセットアームを動かして、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを元の位置に復帰させ、前記直進制限部と前記フルブレーキ制限部を元の位置に復帰させ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻す。

第１取付軸をさらに備える。
前記第１取付軸は、前記直進ペダルおよび前記フルブレーキペダルを貫通して、両端が前記メインフレームに固定され、それにより、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルが前記第１取付軸の周りに回転する。

第２取付軸をさらに備える。
前記第２取付軸は、前記直進制限部および前記フルブレーキ制限部を貫通して、両端が前記メインフレームに固定され、それにより、前記直進制限部と前記フルブレーキ制限部が前記第２取付軸の周りに回転する。
前記直進制限部と前記メインフレームのトップ部内側との間に弾性部材が設けられている。
前記第２取付軸には、第１ねじりバネが取り付けられている。

第３取付軸をさらに備える。
前記第３取付軸は、前記リセットペダルを貫通して、両端が前記メインフレームに固定され、それにより、前記リセットペダルが前記第３取付軸の周りに回転する。
前記第３取付軸に第２ねじりバネが取り付けられ、それにより、前記リセットペダルが自動復帰することができる。

第４取付軸をさらに備える。
前記第４取付軸に軸スリーブが嵌合され、前記フルブレーキ内歯車、前記直進内歯車、軸受スリーブを順次貫通して前記メインフレームに挿入され、前記メインフレームから突出する一端に防塵カバーが嵌合されている。
前記軸受スリーブは軸受主輪を含む。
前記軸受主輪は、前記第４取付軸に嵌合されている。
前記軸受スリーブにワイヤートラフが設けられている。
前記軸受主輪の外壁は突出してサイドリングを形成し、前記サイドリングには、前記メインフレームと固定するための固定穴が設けられている。
ボトムカバーおよび主軸をさらに備える。
前記メインフレームは、前記ボトムカバーにカバーされている。
前記主軸は、前記メインフレーム、前記ボトムカバーおよび前記キャスター輪を順次貫通して、両端が前記メインフレームに固定されている。

本考案の実施例に係る技術的解決手段をより明確に説明するために、実施例に必要な図面を以下に簡単に紹介する。以下の図面は、本考案のいくつかの実施例のみを示し、したがって、範囲の限定と見なすべきではなく、当業者にとって、創造的な作業なしでこれらの図面に基づいて他の関連図面を得ることができることを理解されたい。
本考案のマルチペダルで制御されるキャスターを、添付の図面および具体的な実施形態を参照して、以下でより詳細に説明する。

本考案のマルチペダルで制御されるキャスターの立体構造の概略図である。 フルフリーの通常走行状態にある本考案のマルチペダルで制御されるキャスターの構造概略図である。 直進方向に固定された状態にある本考案のマルチペダルで制御されるキャスターの構造概略図である。 静的フルブレーキ状態にある本考案のマルチペダルで制御されるキャスターの構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの断面構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのメインフレーム構造の概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのボトムカバー構造の概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのボトムカバーの取付構造の概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのフルブレーキ制限部の第１構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのフルブレーキ制限部の第２構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの直進制限部の構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの直進ペダルの構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのフルブレーキペダルの構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの主軸構造の概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの軸受構造の概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターの直進内歯車の構造概略図である。 本考案に係るマルチペダルで制御されるキャスターのフルブレーキ内歯車の構造概略図である。

本考案の実施例の目的、技術的解決手段、および利点をより明確にするために、本考案の実施例における添付の図面と併せて、本考案の実施例における技術的解決手段を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本考案の実施例の一部であり、実施例のすべてではない。通常、この図面に説明や示される本考案の実施例のコンポーネントは、様々な異なる構成で配置および設計することができる。

したがって、添付図面に提供される本考案の実施例の以下の詳細な説明は、実用新案登録請求される本考案の範囲を限定することを意図するものではなく、本考案の選択された実施例を単に表すものである。本考案の実施例に基づいて、当業者が創造的な作業を行わずに取得した他のすべての実施例は、本考案の保護範囲内に入るものとする。

なお、以下の図面において、類似の符号及び文字は類似の部品を示すので、ある部品が一つの図面で定義された後、後の図面でさらに具体的に定義されて説明される必要はない。

本考案の説明において、「中央」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内側」、「外側」などの用語で指示された方位または位置関係は、図面に示されている方位または位置関係、または該考案の製品が使用中に、常置かれるときの方位または位置関係に基づくものであり、本考案を説明し、説明を簡素化するためのものであり、参照されるデバイスまたは素子が特定の方向を持ち、特定の方向で構成および操作されなければならないことを示したり暗示したりするものではなく、したがって、本考案を限定するものとして理解できない。また、「第１」、「第２」、「第３」などの用語は、説明を区別するためにのみ使用されており、相対的な重要性を示したり暗示したりするものとして理解することはできない。

また、「水平」、「垂直」、「吊るし」などの用語は、部材が完全に水平配置するかまたは吊るして配置することを意味するものではなく、わずかに傾いてもよい。例えば、「水平」とは、その方向が「垂直」よりも水平であることを意味するだけであり、該構造が完全に水平である必要があるという意味ではなく、わずかに傾いてもよいという意味である。

本考案の説明において、特に明確に定義され限定されない限り、「設置」、「取付」、「連結」、および「接続」という用語は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続されてもよく、取り外し可能に接続されてもよく、または一体接続されてもよく、機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよく、直接接続または中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、２つのコンポーネントの内部が連通されてもよい。当業者は、具体的な場合に応じて、本考案における上記の用語の具体的な意味を理解することができる。

以下、添付図面を参照して本考案のいくつかの実施形態を詳細に説明する。矛盾がない場合、以下の実施例および実施例における特徴は互いに組み合わせることができる。

本考案の一実施形態は、図１から図１８に示すように、キャスター輪１６、直進制動機構、フルブレーキ機構およびリセットペダル１４を含む、マルチペダルで制御されるキャスターを提供する。
前記キャスター輪１６に補助ブレーキ歯１６０１が固定されている。
前記直進制動機構は、直進ペダル１２、直進制限部９および直進内歯車６を含む。
前記フルブレーキ機構は、フルブレーキペダル１３、フルブレーキ制限部８およびフルブレーキ内歯車７を含む。

前記直進ペダル１２は、前記直進制限部９を動かすことができ、それにより、前記直進制限部９と前記直進内歯車６が係合され、キャスターのステアリングを制限する。

前記フルブレーキペダル１３は、前記フルブレーキ制限部８を動かすことができ、それにより、前記フルブレーキ制限部８と前記フルブレーキ内歯車７が係合されるとともに、前記フルブレーキ制限部８と前記補助ブレーキ歯１６０１も係合され、キャスターのステアリングと走行を制限する。

前記直進ペダル１２と前記フルブレーキペダル１３を、前記直進制限部９と前記フルブレーキ制限部８を元の位置に戻すように、前記フルブレーキペダル１３は、前記直進ペダル１２と前記フルブレーキペダル１３を動かすことができ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻す。
メインフレーム１をさらに備える。
前記キャスター輪１６は、前記メインフレーム１に対して回転する。

前記直進ペダル１２、前記フルブレーキペダル１３、前記リセットペダル１４、前記直進制限部９および前記フルブレーキ制限部８は、いずれも前記メインフレーム１内に嵌合され、それぞれ前記メインフレーム１に対して回転する。
前記直進内歯車６および前記フルブレーキ内歯車７は、いずれも前記メインフレーム１内に固定されている。
前記直進ペダル１２は、直進ペダルアーム１２０１、直進機能アーム１２０３および直進リセットアーム１２０２を含む。
前記直進制限部９は、直進制限面９０４および直進制限歯９０１を含む。

前記フルブレーキペダル１３は、フルブレーキペダルアーム１３０１、メインフルブレーキ機能アーム１３０３およびフルブレーキリセットアーム１３０２を含む。
前記フルブレーキ制限部８は、補助フルブレーキ機能アーム８０４、フルブレーキ制限歯８０１およびメインブレーキ歯８０２を含む。
前記リセットペダル１４は、リセットペダルアームおよびリセット機能アームを含む。

前記直進ペダルアーム１２０１を動かして、前記直進ペダル１２が回転し、前記直進機能アーム１２０３が前記直進制限面９０４を動かして、前記直進制限歯９０１が前記直進内歯車６に係止され、キャスターのステアリングを制限する。

前記フルブレーキペダルアーム１３０１を動かして、前記フルブレーキペダル１３が回転し、それにより、前記メインフルブレーキ機能アーム１３０３が前記補助フルブレーキ機能アーム８０４を動かして、前記フルブレーキ制限歯８０１が前記フルブレーキ内歯車７に係止され、キャスターのステアリングを制限するとともに、前記メインブレーキ歯８０２を前記補助ブレーキ歯１６０１に係止し、キャスターの走行を制限する。

前記リセットペダルアームを動かして、前記リセットペダル１４が回転し、それにより、前記リセット機能アームが前記直進リセットアーム１２０２および前記フルブレーキリセットアーム１３０２を動かして、前記直進ペダル１２と前記フルブレーキペダル１３を元の位置に復帰させ、前記直進制限部９と前記フルブレーキ制限部８を元の位置に復帰させ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻す。

第１取付軸をさらに備える。
前記第１取付軸は、前記直進ペダル１２および前記フルブレーキペダル１３を貫通して、両端が前記メインフレーム１に固定され、それにより、前記直進ペダル１２と前記フルブレーキペダル１３が前記第１取付軸の周りに回転する。

第２取付軸をさらに備える。
前記第２取付軸は、前記直進制限部９および前記フルブレーキ制限部８を貫通して、両端が前記メインフレーム１に固定され、それにより、前記直進制限部９および前記フルブレーキ制限部８が前記第２取付軸の周りに回転する。
前記直進制限部９と前記メインフレーム１のトップ部内側との間に弾性部材１１が設けられている。
前記第２取付軸に第１ねじりバネ１０が取り付けられている。

第３取付軸をさらに備える。
前記第３取付軸は、前記リセットペダル１４を貫通して、両端が前記メインフレーム１に固定され、それにより、前記リセットペダル１４が前記第３取付軸の周りに回転する。
前記第３取付軸には第２ねじりバネが取り付けられており、それにより、前記リセットペダル１４が自動復帰することができる。

第４取付軸４をさらに備える。
前記第４取付軸４に軸スリーブ５が嵌合され、前記フルブレーキ内歯車７、前記直進内歯車６、軸受スリーブ２を順次貫通して前記メインフレーム１に挿入され、前記メインフレーム１から突出する一端に防塵カバー３が嵌合されている。
前記軸受スリーブ２は、軸受主輪１０１を含み、
前記軸受主輪１０１が前記第４取付軸４に嵌合されている。
前記軸受スリーブ２には、ワイヤートラフ２０３が設けられている。

前記軸受主輪１０１の外壁２０１が突出してサイドリング２０２を形成し、前記サイドリング２０２には、前記メインフレーム１と固定するための固定穴が設けられている。
ボトムカバー１５および主軸１７をさらに備える。
前記メインフレーム１は、前記ボトムカバー１５にカバーされている。
前記主軸１７は、前記メインフレーム１、前記ボトムカバー１５および前記キャスター輪１６を順次貫通して、両端が前記メインフレーム１に固定されている。

キャスターには同時に３つの機能ペダルがあり、フルブレーキをかけようと、フルブレーキペダル１３を踏むだけで実現でき、直進方向に固定して走行しようと、直進ペダル１２を踏むだけで実現でき、リセットペダル１４を踏むことで任意のシングルペダルの単独復帰とダブルペダルの同時復帰を実現できる。

制限部は主にプラスチック材料でできており、金属部品が埋め込まれており、フルブレーキ制限部８と直進制限部９は、同じ取付軸所在の軸線を共有し、この軸線を中心に回転し、主軸１７の回転を制限するための制限歯と、キャスターの制動のためのブレーキ歯とは金属部材であり、弾性部材１１が弾性部材係止溝９０２内に配置され、キャスターの機能を実現する動的実行部材である。

軸受スリーブ２には、メインフレーム１と固定するための固定穴が設けられ、軸受スリーブ２が軸受主輪１０１の円形溝内に設けられ、軸受主輪１０１とサイドリング２０２の配置によって、メインフレームのダブル軸受構成を実現し、それにより、主軸１７がメインフレーム１に対してより安定になる。

前記ボトムカバー１５には、分離フードおよび係止面１５０１が設けられ、隔離カバーは、キャスター輪１６の内側にある軸受スリーブ２の位置に髪の毛などが巻き込まないようにし、係止面１５０１がメインフレーム１に係止され、ボトムカバーが変形してペダル機能の実現に影響を与えるのを防ぐ。
前記弾性部材は、ねじりバネや圧縮バネなどの部品であってもよい。

前記直進内歯車６とフルブレーキ内歯車７の円心には、第４取付軸４の多面構造に対応する多面穴構造が設けられ、第４取付軸４に嵌合して位置制限し固定を実現する。
本考案の別の実施形態は、図１から図１８に示すように、マルチペダルで制御されるキャスターの具体的な取付方法を提供し、
Ｓ１、軸受スリーブ２をメインフレーム１に押し込んで、逆さにしてサイドリング２０２を軸受サイドリングの固定穴１０２に固定するステップと、

Ｓ２、防塵カバー３が嵌合されている第４取付軸４を、軸受スリーブ２を貫通してメインフレーム１に挿入し、軸スリーブ５、直進内歯車６、フルブレーキ内歯車７を順次貫通して、第４取付軸４の末端にリベット打ち、上記の部品を一体に締めるステップと、

Ｓ３、第２取付軸を（ピンまたはリベットで）、第２取付穴１０４からメインフレーム１、フルブレーキ制限部８、直進制限部９、第１ねじりバネ１０を貫通して、メインフレーム１に固定するステップと、

Ｓ４、弾性部材１１（圧縮バネで）を直進制限部９の弾性部材係止溝９０２とメインフレームの内側トップ部の弾性部材取付溝１０３内に入れ、ピンまたはリベットで貫通してねじりバネ固定穴１０５に固定し、第１ねじりバネ１０の予圧縮制限を形成し、それにより、第１ねじりバネ１０がフルブレーキ制限部８に対して、上向きの弾性力を発生させるステップと、

Ｓ５、Ｓ２と同様に、第１取付穴１０６を通して、直進ペダル１２とフルブレーキペダル１３をメインフレーム１に取り付け、第３取付穴１０７を通して、リセットペダル１４をメインフレーム１に取り付けるステップと、

Ｓ６、フルフリーの状態でキャスターの各ペダルを、ボトムカバー１５に取り付け、係止面１５０１をメインフレーム１の２つの外壁１０１１に係止して、メインフレーム穴１０８にロックし、キャスター輪１６を主軸１７の両端を介して、メインフレーム１のキャスター輪固定穴１０９にリベットで固定し、キャスターの組み立てを完了するステップと、

Ｓ７、キャスターが、フルフリーの通常の走行状態にあるとき、直進ペダル１２の直進ペダルアーム１２０１を下に踏むと、直進ペダル１２の直進リセットアーム１２０２がリセットペダル１４を押し上げ、直進機能アーム１２０３が直進制限部９を動かして、第２取付穴１０４の周りに直進制限部９を回転させ、直進制限歯９０１が直進内歯車６の直進係止溝６０１内に落ちた後、直進機能アーム１２０３が直進制限面９０４まで停止し、キャスターの固定方向への直進を実現するステップと、

Ｓ８、リセットペダル１４を踏んで、リセット直進ペダル１２がメインフレーム１との接触面１０１０まで停止し、キャスターをフルフリーの通常走行状態に戻すステップと、

Ｓ９、フルブレーキペダル１３のフルブレーキペダルアーム１３０１を下に踏むと、フルブレーキペダル１３のフルブレーキリセットアーム１３０２がリセットペダル１４を押し上げ、メインフルブレーキ機能アーム１３０３における鋭い歯が補助フルブレーキ機能アーム８０４の歯溝内に係止するとともに、フルブレーキ制限部８のフルブレーキ制限歯８０１がフルブレーキ内歯車７のフルブレーキ係止溝７０１内に落ちるまで、メインフルブレーキ機能アーム１３０３がフルブレーキ制限部８の補助フルブレーキ機能アーム８０４を介して、フルブレーキ制限部８を第２取付穴１０４の周りに回転するように駆動し、フルブレーキ制限部８のメインブレーキ歯８０２がキャスター輪１６の補助ブレーキ歯１６０１と噛み合い、キャスターのフルブレーキを完了するステップとを含む。

上記の説明は、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案を限定することを意図するものではない。当業者は、本考案に様々な修正および変更を加えることができる。本考案の精神及び原則の範囲内で行われるいかなる修正、同等の置き換え、改良等も、本考案の保護範囲に含まれるものとする。

１ メインフレーム
１０１ 軸受主輪
１０２ 軸受サイドリング固定穴
１０３ 弾性部材取付溝
１０４ 第２取付穴
１０５ ねじりバネ固定穴
１０６ 第１取付穴
１０７ 第３取付穴
１０８ メインフレーム穴
１０９ キャスター輪固定穴
１０１０ 接触面
１０１１ 外壁
２－軸受スリーブ
２０１ 外壁
２０２ サイドリング
２０３ ワイヤートラフ
３ 防塵カバー
４ 第４取付軸
５ 軸スリーブ
６ 直進内歯車
６０１ 直進係止溝
７ フルブレーキ内歯車
７０１ フルブレーキ係止溝
８ フルブレーキ制限部
８０１ フルブレーキ制限歯
８０２ メインブレーキ歯
８０４ 補助フルブレーキ機能アーム
９ 直進制限部
９０１ 直進制限歯
９０２ 弾性部材係止溝
９０４ 直進制限面
１０ 第１ねじりバネ
１１ 弾性部材
１２ 直進ペダル
１２０１ 直進ペダルアーム
１２０２ 直進リセットアーム
１２０３ 直進機能アーム
１３ フルブレーキペダル
１３０１ フルブレーキペダルアーム
１３０２ フルブレーキリセットアーム
１３０３ メインフルブレーキ機能アーム
１４ リセットペダル
１５ ボトムカバー
１５０１ 係止面
１６ キャスター輪
１６０１ 補助ブレーキ歯
１７ 主軸

Claims (9)

1. キャスター輪、直進制動機構、フルブレーキ機構およびリセットペダルを備え、
   前記キャスター輪に補助ブレーキ歯が固定されており、
   前記直進制動機構は、直進ペダル、直進制限部および直進内歯車を含み、
   前記フルブレーキ機構は、フルブレーキペダル、フルブレーキ制限部およびフルブレーキ内歯車を含み、
   前記直進ペダルは、前記直進制限部を動かすことができ、それにより、前記直進制限部と前記直進内歯車が係合され、キャスターのステアリングを制限し、
   前記フルブレーキペダルは、前記フルブレーキ制限部を動かすことができ、それにより、前記フルブレーキ制限部と前記フルブレーキ内歯車が係合されるとともに、前記フルブレーキ制限部と前記補助ブレーキ歯が係合され、キャスターのステアリングと走行を制限し、
   前記フルブレーキペダルは、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを動かすことができ、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを、前記直進制限部と前記フルブレーキ制限部を元の位置に復帰させ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻すことを特徴とするマルチペダルで制御されるキャスター。
2. メインフレームをさらに備え、
   前記キャスター輪が前記メインフレームに対して回転し、
   前記直進ペダル、前記フルブレーキペダル、前記リセットペダル、前記直進制限部および前記フルブレーキ制限部がいずれも前記メインフレーム内に嵌合され、それぞれ前記メインフレームに対して回転し、
   前記直進内歯車および前記フルブレーキ内歯車がいずれも前記メインフレーム内に固定され、
   前記直進ペダルが直進ペダルアーム、直進機能アームおよび直進リセットアームを含み、
   前記直進制限部が直進制限面および直進制限歯を含み、
   前記フルブレーキペダルがフルブレーキペダルアーム、メインフルブレーキ機能アームおよびフルブレーキリセットアームを含み、
   前記フルブレーキ制限部が補助フルブレーキ機能アーム、フルブレーキ制限歯およびメインブレーキ歯を含み、
   前記リセットペダルがリセットペダルアームおよびリセット機能アームを含み、
   前記直進ペダルアームを動かして、前記直進ペダルが回転し、それにより、前記直進機能アームが前記直進制限面を動かして、前記直進制限歯が前記直進内歯車に係止され、キャスターのステアリングを制限し、
   前記フルブレーキペダルアームを動かして、前記フルブレーキペダルが回転し、それにより、前記メインフルブレーキ機能アームが前記補助フルブレーキ機能アームを動かして、前記フルブレーキ制限歯が前記フルブレーキ内歯車に係止され、キャスターのステアリングを制限するとともに、前記メインブレーキ歯を前記補助ブレーキ歯に係止し、キャスターの走行を制限し、
   前記リセットペダルアームを動かして、前記リセットペダルが回転し、それにより、前記リセット機能アームが前記直進リセットアームと前記フルブレーキリセットアームを動かして、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを元の位置に復帰させ、前記直進制限部と前記フルブレーキ制限部を元の位置に復帰させ、キャスターが旋回と走行自在の状態に戻すことを特徴とする請求項１に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
3. 第１取付軸をさらに備え、
   前記第１取付軸は、前記直進ペダルと前記フルブレーキペダルを貫通し、両端が前記メインフレームに固定され、それにより、前記直進ペダルおよび前記フルブレーキペダルが前記第１取付軸の周りに回転することを特徴とする請求項２に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
4. 第２取付軸をさらに備え、
   前記第２取付軸が前記直進制限部および前記フルブレーキ制限部を貫通し、両端が前記メインフレームに固定され、それにより、前記直進制限部および前記フルブレーキ制限部が前記第２取付軸の周りに回転することを特徴とする請求項２に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
5. 前記直進制限部と前記メインフレームのトップ部内側との間に弾性部材が設けられており、
   前記第２取付軸に第１ねじりバネが取り付けられていることを特徴とする請求項４に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
6. 第３取付軸をさらに備え、
   前記第３取付軸は、前記リセットペダルを貫通して、両端が前記メインフレームに固定され、それにより、前記リセットペダルが前記第３取付軸の周りに回転し、
   前記第３取付軸には、第２ねじりバネが取り付けられていることを特徴とする請求項２に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
7. 第４取付軸をさらに備え、
   前記第４取付軸に軸スリーブが嵌合され、前記フルブレーキ内歯車、前記直進内歯車、軸受スリーブを順次貫通した後、前記メインフレームに挿入され、前記メインフレームから突出した一端に防塵カバーが嵌合され、
   前記軸受スリーブが軸受主輪を含み、
   前記軸受主輪が前記第４取付軸に嵌合されていることを特徴とする請求項２に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
8. 前記軸受スリーブにワイヤートラフが設けられており、
   前記軸受主輪の外壁が突出してサイドリングを形成し、前記サイドリングには、前記メインフレームと固定するための固定穴が設けられていることを特徴とする請求項７に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
9. ボトムカバーおよび主軸をさらに備え、
   前記メインフレームが前記ボトムカバーにカバーされ、
   前記主軸が前記メインフレーム、前記ボトムカバーおよび前記キャスター輪を順次貫通し、両端が前記メインフレームに固定されていることを特徴とする請求項２に記載のマルチペダルで制御されるキャスター。
   
   

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