JP3236900B2 - 多接点釦構造 - Google Patents

多接点釦構造

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JP3236900B2 JP34546192A JP34546192A JP3236900B2 JP 3236900 B2 JP3236900 B2 JP 3236900B2 JP 34546192 A JP34546192 A JP 34546192A JP 34546192 A JP34546192 A JP 34546192A JP 3236900 B2 JP3236900 B2 JP 3236900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2以上の接点入力が可能
な多接点釦構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子腕時計などの電子機器では、その機
能の設定や切換えなどを行うためのスイッチが配設され
ている。図5ないし図7は従来より使用されているシー
ソー型のスイッチを示す。機器ケース51の所定部分に
貫通孔52,52が形成され、各貫通孔52,52にシ
ャフト53,53が摺動自在に挿入されている。シャフ
ト53,53の上部は機器ケース51に浮き上がり状に
配置された合成樹脂製の操作釦54内に挿入されてお
り、操作釦54のシャフト53に対応した部分を押圧す
ると、そのシャフト53が押下されてスイッチングが行
われる(図6参照)。このため各シャフト53との対応
部分下方にはシャフト53の下端部が接触するスイッチ
部材(図示省略)が配設されている。かかる構造のスイ
ッチでは機器ケース51内を気密に保持する必要があ
り、このため各シャフト53にはOリングなどのシール
部材56が巻装されている。55はシャフト53の抜け
止めを行うためのEリングなどの抜け止めリングであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のスイッチは
操作釦51を押下することによりスイッチングが行われ
るが、この操作時においては図7に示すように、シャフ
ト53が貫通孔52の中心軸に対して幾分傾いた状態で
摺動する。しかしながら、このように傾いた状態では、
シール部材56のシール力が低下するため、気密性を保
持することができない問題を有していた。また、シャフ
トが傾いた状態で摺動する際に、シャフトが貫通孔とか
じりを生じるため、円滑な摺動ができない不都合なども
あった。特に、これらの問題はシャフト間の距離が狭い
場合に生じ易く、これによりシャフト間の距離をある程
度以上とする必要があり、小型化に限界を生じていた。
【0004】本発明は、このような従来構造の問題点を
考慮してなされたものであり、スイッチング時における
気密性を確保できると共に円滑な作動が可能で、さらに
は小型化も容易な多接点釦構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の多接
点釦構造は、固定シャフトと、この固定シャフトの周囲
に形成された貫通孔を備えた機器ケースと、前記貫通孔
のそれぞれに抜け止め状態で配置され、垂直方向に摺動
する可動シャフトと、前記固定シャフト及び可動シャフ
トを覆う形状に成形された操作釦とからなる多接点釦構
造であって、前記操作釦は、固定シャフトに点接触する
凸部と、固定シャフトを周囲から挟持するとともに可動
シャフトのそれぞれに点接触するスペーサとを下面に有
していることを特徴とする。
【0006】上記構成では操作釦における可動シャフト
の対応部分を押下すると、固定シャフトと点接触してい
る凸部を中心に操作釦が回動しながら、スペーサにおけ
る可動シャフトとの接触部分が可動シャフトを垂直方向
に押圧する。このため可動シャフトは傾くことなく貫通
孔内を垂直方向に摺動するため、気密性が低下すること
なく、円滑に作動する。また、スペーサが固定シャフト
を周囲から挟持しているため、操作釦がスペーサを介し
固定シャフトに支持された状態となり、操作釦が不用
意に回動することがなくなる。
【0007】
【実施例】図1ないし図4は本発明を電子腕時計に適用
した実施例を示す。電子腕時計は図1に示すように、6
時および12時方向の端部にバンド取付部2が設けられ
た合成樹脂製の機器(時計)ケース1と、機器ケース1
の上面に設けられ、時刻などを表示する表示部3と、時
刻修正や機能設定等のため押圧操作されるスイッチ4と
を備えている。スイッチ4は機器ケース1の上面に設け
られた操作釦5を備えており、この操作釦5の上面に
は、スイッチング位置の目安となるマークが印刷,刻印
などにより周方向4箇所に形成されている。かかるマー
クは後述する金属性の可動シャフト14(図2参照)と
の対応位置に形成されており、選択されたマーク部分を
押圧することにより、そのマークに対応した可動シャフ
ト14が押下される。
【0008】図2はスイッチ4の内部構造を示し、機器
ケース1におけるスイッチ4との対応部位には凹み状の
開口7が形成されている。この開口7に対応した機器ケ
ース1の中央部分には取付孔11が貫通されており、こ
の取付孔11の周囲には複数(本実施例では4)の貫通
孔12が形成されている。そして取付孔11には固定シ
ャフト13が取り付けられる一方、各貫通孔12には夫
々可動シャフト14が挿入されている。
【0009】固定シャフト13は取付孔11を挿通配置
されると共に、その上部が取付孔11より断面円弧状の
側壁13bとなって上方に延びており、上端面13aは
偏平状に成形されている。また、固定シャフト13にお
ける取付孔11への挿入部分にはOリングなどのシール
部材が取り付けられて取付孔11の気密性が確保されて
いる。16は取付孔11からの固定シャフト13の抜け
止めを行うため、固定シャフト13の下端部分に取り付
けられたEリングなどの抜け止め部材である。
【0010】可動シャフト14は各貫通孔12内に摺動
自在に挿入されると共に、その上部が貫通孔12よりも
上方に延びている。この可動シャフト14はその下降に
より、スイッチングを行うものであり、各可動シャフト
14の下方には可動接点および固定接点からなるスイッ
チ部材(図示省略)が配設されている。また各可動シャ
フト14における貫通孔12内にはOリングなどのシー
ル部材17が取付けられて、貫通孔12の気密性が確保
されている。これらの可動シャフト14はばね等の弾性
部材18によって上方へ移動するように付勢されている
が、この移動終端は可動シャフト14の上端面14aが
固定シャフトの上端面13aよりも幾分、低い位置とな
るように設定されている。さらに各可動シャフト14は
Eリングなどの抜け止め部材19が取り付けられること
により貫通孔12からの抜け止めがなされている。
【0011】このような固定シャフト13および可動シ
ャフト14に対し、操作釦5はこれらを覆う形状となる
ように合成樹脂等により成形されている。この操作釦5
における固定シャフト13との対向面部分には凸部5a
が形成されている。この凸部5aは円弧形状に成形され
てその先端が固定シャフト13の偏平状の上端面13a
と当接しており、これにより、これらが点接触で接触し
ている。この場合、固定シャフト13と対向する操作釦
5の下面部分は固定シャフト13の上端部分との間に空
隙20を形成するように成形されており、これにより固
定シャフト13に対して操作釦5が首振り可能となって
いる。
【0012】21は操作釦5の下面に超音波溶着等の手
段で接合された樹脂製のスペーサである。このように操
作釦5に接合されることにより、スペーサ21は操作釦
5と一体となって操作釦5の一部を構成する。このスペ
ーサ21は各可動シャフト14との対向位置に設けられ
て、可動シャフト14の上端面14aと当接している。
スペーサ21は操作釦5への押圧操作により可動シャフ
ト14を押し下げるものであり、各可動シャフト14と
の接触部21aが円弧形状に成形され(図3および図4
参照)、これにより可動シャフト14の押し下げ時には
点接触でその上端面14aと接触する。またスペーサ2
1は固定シャフト13の側壁13bが挿通配置されてい
るが、この挿通部分に対しては周囲から当接して挟持し
ている。これにより操作釦5が固定シャフト13に支持
されるため、操作釦5が不用意に回動することがなくな
る。このため、外部部材や身体等との接触による誤スイ
ッチングを防止することができる。
【0013】図2において、31は機器ケース1の上面
に取り付けられた時計ガラス、32は同ケース1の下面
に取り付けられた裏蓋である。
【0014】図3および図4は本実施例の作動を示し、
明瞭化のため弾性部材18およびシール部材15,17
等を省略してある。図3においては右側の可動シャフト
14を押下し、図4においては左側の可動シャフト14
を押下した状態であり、操作釦5におけるこれらの対応
部分を押圧することにより、図示の状態となる。これら
の押圧により操作釦5は固定シャフト13と点接触して
いる凸部5aを中心に首振りを行う。これによりスペー
サ21の円弧形状の接触部21aが可動シャフト14の
上端面14aに点接触し、この円弧に添って点接触で押
圧するため、可動シャフト14は傾くことなく、垂直状
態で貫通孔12内を摺動し、スイッチングが行われる。
そして、このように可動シャフト14が垂直方向に移動
する場合にはシール部材17によるシール性が低下する
ことがなく、気密性を保持することができる。また、貫
通孔12とかじりを生じることがないため、円滑な摺動
が可能となり、異和感のないスイッチングを行うことが
できる。しかも可動シャフト14間の距離を小さくして
も摺動に支障がないため、小型化が可能となる。
【0015】本発明は上記実施例に限定されることなく
種々変更が可能である。例えば、固定シャフト13を機
器ケース1と一体的に形成しても良く、この場合には、
取付孔11が不要となるため、気密性がさらに良好とな
る。また、操作釦5とスペーサ21とを合成樹脂等によ
り一体的に成形しても良い。さらに、本発明は電子腕時
計に限定されるものではなく、置時計、電子手帳、ペー
ジャ、ゲーム機その他の電子機器に同様に適用すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、操作釦の押圧で
可動シャフトが垂直方向に摺動する構造としたため、気
密性を保持でき、スイッチング操作が円滑になると共
に、小型化することができる。また、操作釦の不用意な
回動がないため、誤スイッチングを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図。
【図2】一実施例の断面図。
【図3】一実施例の作動を示す断面図。
【図4】一実施例の作動を示す断面図。
【図5】従来構造の断面図。
【図6】従来構造の作動の断面図。
【図7】従来構造の作動の部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 機器ケース 5 操作釦 12 貫通孔 13 固定シャフト 14 可動シャフト 17 シール部材 18 弾性部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定シャフトと、この固定シャフトの周
    囲に形成された貫通孔を備えた機器ケースと、前記貫通
    孔のそれぞれに抜け止め状態で配置され、垂直方向に摺
    動する可動シャフトと、前記固定シャフト及び可動シャ
    フトを覆う形状に成形された操作釦とからなる多接点釦
    構造であって、 前記操作釦は、固定シャフトに点接触する凸部と、固定
    シャフトを周囲から挟持するとともに可動シャフトのそ
    れぞれに点接触するスペーサとを下面に有していること
    特徴とする多接点釦構造。
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