JP2000082365A - 電子機器の押釦取付構造 - Google Patents

電子機器の押釦取付構造

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JP2000082365A
JP2000082365A JP10253856A JP25385698A JP2000082365A JP 2000082365 A JP2000082365 A JP 2000082365A JP 10253856 A JP10253856 A JP 10253856A JP 25385698 A JP25385698 A JP 25385698A JP 2000082365 A JP2000082365 A JP 2000082365A
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contact
sphere
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浩史 山田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペースの縮小化を図ること,良好な操作性
を得ることおよび誤操作の発生を防止することを可能と
する。 【解決手段】 第一接触子6aと第一接点部4cとを接
触させてスイッチON状態とするには押釦5を周方向に
押圧することにより、また第二接触子7bと第二接点部
4dとを接触させてスイッチON状態とするには押釦5
を直線方向に押圧することにより行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動体通信
機器に使用して好適な電子機器の押釦取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年における携帯情報端末機は、その大
衆化が急速に進展しつつあり、各種の移動体通信メディ
アを初めとして広く普及している。このような携帯情報
端末機においては、電話回線あるいは携帯無線機を利用
して電子メールやFAXによる情報の送受信を行い、移
動しながらにしてリアルタイム情報が得られる。
【0003】従来、この種の携帯情報端末機の押釦取付
構造には、例えば特開平8−195144号公報に「十
字方向スイッチ」として開示されたものが提案されてい
る。これは、周方向に所定の間隔をもって並列する四つ
の接点部を有するスイッチ底盤と、このスイッチ底盤の
上方に配設され十字方向に傾倒可能な操作レバーと、こ
の操作レバーの下方に配設されかつベース上に支持部材
を介して保持され各接点部に対応する端片を有する凹部
付きの可動端子と、この可動端子と操作レバーとの間に
介装され凹部の底面に当接するスプリング付きのノック
ピンとを備えたものである。
【0004】このような携帯情報端末機の押釦取付構造
において、スイッチON状態とするには、操作レバーを
傾倒させて端片と各接点部を接触させることにより行
う。すなわち、操作レバーを一方向に傾倒させると、ノ
ックピンの当接部が凹部の内面に沿って上昇し支持部材
を越えるため、この支持部材を回動支点として可動端子
が回動し、端片と接点部とが接触する。
【0005】ところで、このような押釦取付構造をもつ
電子機器においては、複数のスイッチをON状態として
単一の動作を機能させる場合(例えば情報端末機におけ
る表示画面上のアイコンを第一スイッチによって選択
し、第二スイッチによって決定する場合)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子機
器の押釦取付構造において、複数のスイッチをON状態
として単一の動作を機能させるためには、少なくとも二
つの押釦を必要としていた。この結果、部品点数が嵩
み、広いスペースを必要とするばかりか、操作性が悪く
なるという問題があった。
【0007】そこで、スイッチ底盤および可動端子にそ
れぞれ接点部と端片を追加することにより、単一の押釦
によって単一の動作を機能させることも考えられるが、
この場合は複数のスイッチをON状態とするために同一
のスイッチング操作を行うことになり、誤操作が発生し
易いという問題があった。なお、実開平7―32837
号公報にも「ゲーム機用操作盤」として先行技術が開示
されているが、前述した課題は解決されていない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、スペースの縮小化を図ることができるととも
に、良好な操作性を得ることができ、かつ誤操作の発生
を防止することができる電子機器の押釦取付構造の提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の電子機器の押釦取付構造
は、ハウジング内外に開口する貫通孔を有する機器ハウ
ジングと、この機器ハウジング内に収納され周方向に所
定の間隔をもって並列する複数の第一接点部およびこれ
ら第一接点部の内側に位置する第二接点部を有するベー
スと、このベースと貫通孔の内側開口周縁との間に移動
自在に配設され機器ハウジング外に露呈する操作子およ
び各第一接点部に対応する複数の押圧子を有するドーム
型の押釦と、この押釦とベースとの間に配設され各第一
接点部および各押圧子に対応する弾性変形可能な複数の
第一接触子を有する第一スイッチ片と、この第一スイッ
チ片の近傍に配設されベースと反対側に開口する球面凹
部および第二接点部に対応する第二接触子を有する弾性
変形可能な第二スイッチ片と、この第二スイッチ片と押
釦との間に介装され球面凹部の内面に空転自在に嵌合す
る球体とを備え、この球体は、第一接触子および第二ス
イッチ片によって押釦を貫通孔の内側開口周縁に圧接す
る方向に付勢されている構成としてある。したがって、
第一接触子と第一接点部とを接触させてスイッチON状
態とするには押釦を周方向に押圧することにより、また
第二接触子と第二接点部とを接触させてスイッチON状
態とするには押釦を直線方向に押圧することにより行わ
れる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子機器の押釦取付構造において、ベースが回路基板から
なる構成としてある。したがって、第一スイッチ片の第
一接触子と回路基板の第一接点部とを接触させてスイッ
チON状態とするには押釦を周方向に押圧することによ
り、また第二スイッチ片の第二接触子と回路基板の第二
接点部とを接触させてスイッチON状態とするには押釦
を直線方向に押圧することにより行われる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の電子機器の押釦取付構造において、貫通孔の内側
開口周縁に押釦の外面に適合する球面部を設けた構成と
してある。したがって、第一接触子と第一接点部とを接
触させてスイッチON状態とする場合、貫通孔における
内側開口周縁の球面部に沿って押釦が回動する。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の電子機器の押釦取付構造において、各押圧子
と各第一接触子とが結合されている構成としてある。し
たがって、第一スイッチ片が押釦および第二スイッチ片
によって移動規制される。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のう
ちいずれか一記載の電子機器の押釦取付構造において、
押釦の内面が、球体の曲率より小さい曲率をもつ球面か
らなる構成としてある。したがって、第一接触子が第一
接点部に接触する場合および第二接触子が第二接点部に
接触する場合ともに押釦の内面と球体が接触する。
【0014】請求項6記載の発明は、ハウジング内外に
開口する貫通孔を有する機器ハウジングと、この機器ハ
ウジング内に収納され周方向に所定の間隔をもって並列
する複数の第一接点部およびこれら第一接点部の内側に
位置する第二接点部を有するベースと、このベースと貫
通孔の内側開口周縁との間に移動自在に配設され機器ハ
ウジング外に露呈する操作子および各第一接点部に対応
する複数の押圧子を有するドーム型の押釦と、この押釦
の操作子とベースとの間に配設されベースと反対側に開
口する球面凹部および第二接点部に対応する接触子を有
する弾性変形可能なスイッチ片と、このスイッチ片と押
釦との間に介装され球面凹部の内面に空転自在に嵌合す
る球体とを備え、この球体は、スイッチ片によって押釦
を貫通孔の内側開口周縁に圧接する方向に付勢されてい
る構成としてある。したがって、押圧子と第一接点部と
を接触させてスイッチON状態とするには押釦を周方向
に押圧することにより、また接触子と第二接点部とを接
触させてスイッチON状態とするには押釦を直線方向に
押圧することにより行われる。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項6記載の電
子機器の押釦取付構造において、押釦の内面が、球体に
適合する第一球面およびこの第一球面の曲率より小さい
曲率をもつ第二球面からなる構成としてある。したがっ
て、第二球面に球体を接触させながら押圧子が第一接点
部に接触し、第一球面に球体を接触させながら接触子が
第二接点部に接触する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は図3のa−a断面図、
図2および図3は本発明の第一実施形態に係る電子機器
の押釦取付構造を示す分解斜視図と組立斜視図である。
図1〜図3において、符号1で示す携帯情報端末機の押
釦取付構造は、機器ハウジング2と、回路基板3と、シ
ート4と、押釦5と、第一スイッチ片6と、第二スイッ
チ片7、および球体8とを備えている。
【0017】機器ハウジング2は、ハウジング内外に開
口する貫通孔9およびこの貫通孔9の内側開口周縁にハ
ウジング内に突出する凸部10を有している。貫通孔9
の内面一部および凸部10の縁部には、所定の曲率をも
つ球面部11が形成されている。
【0018】回路基板3は、同心円周上に複数個(四
個)ずつ位置する内外二組の挿通孔3a,3bを有する
平面矩形状のプリント基板からなり、機器ハウジング2
内に収納されている。内外各組の挿通孔3a,3bは、
周方向に所定の間隔をもって並列する位置(十字方向位
置)に位置付けられている。回路基板3には、後述する
第一接点部および第二接点部に対応する導電パターン
(図示せず)が形成されている。
【0019】シート4は、内外各組の挿通孔3a,3b
に対応する内外二組の挿通孔4a,4bを有し、回路基
板3上に実装されている。シート4には、周方向に所定
の間隔をもって並列する四つの第一接点部4cおよびこ
れら第一接点部4cの内側に位置する第二接点部4dが
設けられている。これら各接点部4c,4dは、弾性変
形可能な凸状部によって形成されている。このうち各接
点部4cは、互いに周方向に隣り合う二つの挿通孔4a
(4b)間において、接点部4dを中心とする放射方向
位置に位置付けられている。
【0020】押釦5は、球体8の曲率より小さい曲率を
もつ球内面5aおよびこの球内面5aより小さい曲率
(球面部11の曲率とほぼ同じ)をもつ球外面5bを有
するドーム型の押釦からなり、シート4と貫通孔9の内
側開口周縁との間に移動自在に配設されている。押釦5
には、機器ハウジング2外に露呈する操作子5cが一体
に設けられている。また、押釦5には、開口端縁に周方
向に所定の間隔をもって並列する切り欠き5dを形成す
ることにより、各第一接点部4cに押圧接触する四つの
押圧子5eおよびこれら押圧子5eに連接する鍔部5f
が設けられている。
【0021】第一スイッチ片6は、各第一接点部4cお
よび各押圧子4eに対応する弾性変形可能な四つの第一
接触子6aを有する環状体からなり、押釦5とシート4
との間に配設されている。各第一接触子6aは、第二接
触子(後述)と第二接点部4dとの接触によるスイッチ
ON状態において第一接点部4cが回路基板3上の導電
パターン(図示せず)から離間する高さ位置に位置付け
られている。第一スイッチ片6には、シート4の各挿通
孔4bおよび回路基板3の各挿通孔3bに挿通する四つ
のリード片6bが一体に設けられている。各リード片6
bは、回路基板3における各挿通孔3bの裏面側開口周
縁に半田付けされている。
【0022】なお、各リード片6bは、回路基板3にお
ける各挿通孔3bの表面側開口周縁に半田付けしてもよ
く、また回路基板3の各挿通孔3bに挿通して裏面側に
係止してもよい。ここで、第一接触子6aと押圧子4d
とを結合する場合には、第一スイッチ片6が押釦5およ
び第二スイッチ片7によって移動規制されるため、回路
基板3に対して各リード片6bを固定する必要がない。
【0023】第二スイッチ片7は、シート4と反対側に
開口する球面凹部7aおよび互いに周方向に隣り合う二
つの第一接触子6a(押圧子4d)間に介在し第二接点
部4dに対応する第二接触子7bを有する弾性変形可能
な十字片からなり、第一スイッチ片6の内側に配設さ
れ、かつ回路基板3上に実装されている。第二接触子7
bは、第一接触子6aと第一接点部4cとの接触による
スイッチON状態において第二接点部4dから離間する
位置に位置付けられている。第二スイッチ片7には、シ
ート4の各挿通孔4aおよび回路基板3の各挿通孔3a
に挿通する四つのリード片7cが一体に設けられてい
る。各リード片7cは、回路基板3における各挿通孔3
aの裏面側開口周縁に半田付けされている。
【0024】球体8は、球面凹部7aの内面に空転自在
に嵌合するボールからなり、第二スイッチ片7と押釦5
(球内面5a)との間に介装されている。そして、球体
8は、各第一接触子6aおよび第二スイッチ片7によっ
て押釦5を球面部11に圧接する方向に付勢されてい
る。
【0025】このような携帯情報端末機の押釦取付構造
において、第一接触子6aが第一接点部4cに押圧接触
してスイッチON状態とするには、図4に示すように押
釦5を傾動することにより行う。すなわち、操作子5c
を同図に示すように時計方向に押圧すると、押釦5が球
内面5a(球外面5b)の球心を回動中心として回動
し、この回動動作に伴い押圧子5eが下方に変位して第
一接触子6aを押圧し、第一接触子6aが弾性変形して
第一接点部4cに押圧接触するとともに、この第一接点
部4cが弾性変形して回路基板3上の導電パターン(図
示せず)に接触する。この場合、一組の第一接触子と第
一接点部とが接触すると、他組の第一接触子と第一接点
部とが接触することはない。また、球体8が球面凹部1
1の求心を回転中心として自転するが、第二スイッチ片
7が弾性変形しないため、球体8が高さ方向に変位せ
ず、第二接触子7bが第二接点部4dに接触することは
ない。
【0026】一方、第二接触子7bが第二接点部4dに
押圧接触してスイッチON状態とするには、図5に示す
ように押釦5を押下することにより行う。すなわち、操
作子5cを同図に示すように下方に押圧すると、この押
圧力が球体8を介して第二スイッチ片7に作用し、この
作用力によって第二スイッチ片7が弾性変形し、第二接
触子7bが第二接点部4dに押圧接触するとともに、こ
の第二接点部4dが弾性変形して回路基板3上の導電パ
ターン(図示せず)に接触する。なお、押釦5は、操作
子5cに対する押圧状態を解除すると、各第一接触子6
aおよび第二スイッチ片7の弾撥力によって図1に示す
初期状態に復帰する。
【0027】したがって、本実施形態においては、単一
の押釦5によって第一接触子6aと第一接点部4cおよ
び第二接触子7bと第二接点部4dを接触させ、複数の
スイッチをON状態として単一の動作を機能させること
ができるから、部品点数を削減することができる。ま
た、本実施形態において、複数のスイッチをON状態と
するには、押釦5を周方向と直線方向に押圧して、すな
わちそれぞれが互いに異なる二つのスイッチング操作に
よって行うことができる。
【0028】次に、本発明の第二実施形態につき、図6
〜図9を用いて説明する。図6は図7のb−b断面図、
図7は本発明の第二実施形態に係る電子機器の押釦取付
構造を示す組立斜視図で、同図以下において図1〜5と
同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は
省略する。図6および図7において、符号61で示す携
帯情報端末機の押釦取付構造は、機器ハウジング2と、
回路基板3と、シート4と、押釦62と、スイッチ片6
3、および球体8とを備えている。
【0029】押釦62は、球体8に適合する第一球内面
62a,この第一球内面62aの曲率より小さい第二球
内面62bおよびこの第二球内面62bより小さい曲率
(球面部11の曲率とほぼ同じ)をもつ外球面62cを
有するドーム型の押釦からなり、シート4と貫通孔9の
内側開口周縁との間に配設されている。なお、第一球内
面62aと第二球内面62bとは、滑らかな曲面によっ
て連設されている。押釦62には、機器ハウジング2外
に露呈する操作子62dが一体に設けられている。ま
た、押釦62には、開口端縁に周方向に所定の間隔をも
って並列する切り欠き62eを形成することにより、各
第一接点部4cに押圧接触する四つの押圧子62fおよ
びこれら押圧子62fに連接する鍔部62gが設けられ
ている。
【0030】スイッチ片63は、ベース4と反対側に開
口する球面凹部63aおよび互いに周方向に隣り合う二
つの押圧子62f間に介在し第二接点部4dに対応する
接触子63bを有する弾性変形可能な十字片からなり、
機器ハウジング2内に収納され、かつ回路基板3に実装
されている。接触子63bは、第一接触子6aと第一接
点部4cとの接触によるスイッチON状態において第二
接点部4dが回路基板3上の導電パターン(図示せず)
から離間する高さ位置に位置付けられている。スイッチ
片63には、シート4の各挿通孔4aおよび回路基板3
の各挿通孔3aに挿通する四つのリード片63cが一体
に設けられている。各リード片63cは、回路基板3に
おける各挿通孔3aの裏面側開口周縁に半田付けされて
いる。なお、球体8は、スイッチ片63によって押釦6
2を球面部11に圧接する方向に付勢されている。
【0031】このような携帯情報端末機の押釦取付構造
において、押圧子62fが第一接点部4cに押圧接触し
てスイッチON状態とするには、図8に示すように押釦
62を傾動することにより行う。すなわち、操作子62
dを同図に示すように時計方向に押圧すると、押釦62
が第二球内面62b(球外面62c)の球心を回動中心
として回動し、この回動動作に伴い押圧子63fが下方
に変位して第一接点部4cを押圧し、第一接点部4cが
弾性変形して回路基板3上の導電パターン(図示せず)
に接触する。この場合、押圧子63fが、一の第一接点
部4cと接触すると、他の第一接点部と接触することは
ない。また、球体8が、球面凹部63aの求心を回転中
心として自転するとともに、スイッチ片63の弾撥力に
抗して第一球内面62aから第二球内面62bに移動す
るが、第二接点部4dが回路基板3上の導電パターン
(図示せず)に接触することはない。
【0032】一方、第二接触子7bが第二接点部4dに
押圧接触してスイッチON状態とするには、図9に示す
ように押釦62を押下することにより行う。すなわち、
操作子62dを同図に示すように下方に押圧すると、こ
の押圧力が球体8を介してスイッチ片63に作用し、こ
の作用力によってスイッチ片63が弾性変形し、第二接
触子63bが第二接点部4dに押圧接触するとともに、
この第二接点部4dが弾性変形して回路基板3上の導電
パターン(図示せず)に接触する。なお、押釦62は、
操作子62dに対する押圧状態を解除すると、スイッチ
片63の弾撥力によって図6に示す初期状態に復帰す
る。
【0033】したがって、本実施形態においては、第一
実施形態と同様に、単一の押釦62によって複数のスイ
ッチをON状態として単一の動作を機能させることがで
きるから、部品点数を削減することができる。また、本
実施形態において、複数のスイッチをON状態とする
に、押釦62を周方向と直線方向に押圧して、すなわち
それぞれが互いに異なる二つのスイッチング操作によっ
て行えることは、第一実施形態と同様である。
【0034】なお、各実施形態においては、第一接点部
4cおよび第二接点部4dをシート4に形成する場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されず、回路基
板3に形成しても各実施形態と同様の効果を奏する。ま
た、各実施形態においては、携帯情報端末機に適用する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、
他の電子機器にも各実施形態と同様に適用できることは
勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
一接触子と第一接点部とを接触させてスイッチON状態
とするには押釦を周方向に押圧することにより、また第
一接触子と第二接点部とを接触させてスイッチON状態
とするには押釦を直線方向に押圧することにより行われ
る。したがって、単一の押釦によって複数のスイッチを
ON状態として単一の動作を機能させることができるか
ら、部品点数を削減することができ、スペースの縮小化
を図ることができるともに、良好な操作性を得ることが
できる。
【0036】また、複数のスイッチをON状態とするに
は、押釦を周方向と直線方向に押圧して行うことができ
るから、誤操作の発生を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のa−a断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造を示す組立斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造における一のスイッチング操作を説明するために
示す断面図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造における他のスイッチング操作を説明するために
示す断面図である。
【図6】図7のb−b断面図である。
【図7】本発明の第二実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造を示す組立斜視図である。
【図8】本発明の第二実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造における一のスイッチング操作を説明するために
示す断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る電子機器の押釦取
付構造における他のスイッチング操作を説明するために
示す断面図である。
【符号の説明】
1 押釦取付構造 2 機器ハウジング 3 回路基板 4 シート 4c 第一接点部 4d 第二接点部 5 押釦 5a 球内面 5b 球外面 5c 操作子 5e 押圧子 6 第一スイッチ片 6a 第一接触子 7 第二スイッチ片 7a 球面凹部 7b 第二接触子 8 球体 9 貫通孔 11 球面部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内外に開口する貫通孔を有す
    る機器ハウジングと、 この機器ハウジング内に収納され、周方向に所定の間隔
    をもって並列する複数の第一接点部およびこれら第一接
    点部の内側に位置する第二接点部を有するベースと、 このベースと前記貫通孔の内側開口周縁との間に移動自
    在に配設され、前記機器ハウジング外に露呈する操作子
    および前記各第一接点部に対応する複数の押圧子を有す
    るドーム型の押釦と、 この押釦と前記ベースとの間に配設され、前記各第一接
    点部および前記各押圧子に対応する弾性変形可能な複数
    の第一接触子を有する第一スイッチ片と、 この第一スイッチ片の近傍に配設され、前記ベースと反
    対側に開口する球面凹部および前記第二接点部に対応す
    る第二接触子を有する弾性変形可能な第二スイッチ片
    と、 この第二スイッチ片と前記押釦との間に介装され、前記
    球面凹部の内面に空転自在に嵌合する球体とを備え、 この球体は、前記第一接触子および前記第二スイッチ片
    によって前記押釦を前記貫通孔の内側開口周縁に圧接す
    る方向に付勢されていることを特徴とする電子機器の押
    釦取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ベースが回路基板からなることを特
    徴とする請求項1記載の電子機器の押釦取付構造。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔の内側開口周縁に前記押釦の
    外面に適合する球面部を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載の電子機器の押釦取付構造。
  4. 【請求項4】 前記各押圧子と前記各第一接触子とが結
    合されていることを特徴とする請求項1,2または3記
    載の電子機器の押釦取付構造。
  5. 【請求項5】 前記押釦の内面が、前記球体の曲率より
    小さい曲率をもつ球面からなることを特徴とする請求項
    1〜4のうちいずれか一記載の電子機器の押釦取付構
    造。
  6. 【請求項6】 ハウジング内外に開口する貫通孔を有す
    る機器ハウジングと、 この機器ハウジング内に収納され、周方向に所定の間隔
    をもって並列する複数の第一接点部およびこれら第一接
    点部の内側に位置する第二接点部を有するベースと、 このベースと前記貫通孔の内側開口周縁との間に移動自
    在に配設され、前記機器ハウジング外に露呈する操作子
    および前記各第一接点部に対応する複数の押圧子を有す
    るドーム型の押釦と、 この押釦の操作子と前記ベースとの間に配設され、前記
    ベースと反対側に開口する球面凹部および前記第二接点
    部に対応する接触子を有する弾性変形可能なスイッチ片
    と、 このスイッチ片と前記押釦との間に介装され、前記球面
    凹部の内面に空転自在に嵌合する球体とを備え、 この球体は、前記スイッチ片によって前記押釦を前記貫
    通孔の内側開口周縁に圧接する方向に付勢されているこ
    とを特徴とする電子機器の押釦取付構造。
  7. 【請求項7】 前記押釦の内面が、前記球体に適合する
    第一球面およびこの第一球面の曲率より小さい曲率をも
    つ第二球面からなる請求項6記載の電子機器の押釦取付
    構造。
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