JP3236794B2 - 二重床パネルユニット体、二重床パネル構造及びその施工方法 - Google Patents

二重床パネルユニット体、二重床パネル構造及びその施工方法

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JP3236794B2
JP3236794B2 JP08205497A JP8205497A JP3236794B2 JP 3236794 B2 JP3236794 B2 JP 3236794B2 JP 08205497 A JP08205497 A JP 08205497A JP 8205497 A JP8205497 A JP 8205497A JP 3236794 B2 JP3236794 B2 JP 3236794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面への配線処理
が可能な二重床構造及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスにおいてOA機器が、そ
の多様化に伴い広範囲に利用されるようになって、多種
大量の床面への配線処理が問題になっている。このため
床配線管理の必要性が高まってきており、これに応える
ものとして二重床パネルの利用が期待され、広範囲に活
用されるようになった。
【0003】最近、二重床パネルも多種多様化され、リ
ニューアルにも容易に対応できることから置敷き式で、
軽量、誰でも施工が容易にでき、どのような凹凸のある
床面に対しても良くなじんでガタツキが少ない二重床パ
ネルの需要が高まっている。
【0004】特に配線溝型パネルが広範囲に利用されて
おり、この種のパネルは、例えば特開昭62−2848
54号に記載されているとおり、これは成形樹脂シート
とコンクリートとでなる配線溝形成用ブロックで構成さ
れているところから、耐荷重性があり、重量が重いため
位置ずれ等の心配もなく、パネル同士突き当て敷設でき
るという利点があり、しかも、樹脂シートの部分の屈曲
性によって不陸調整なしで床面の不陸にも追従できると
いう特徴があった。
【0005】しかし、樹脂とコンクリートとの複合材で
成り、重量が重く、またセンターカバーやストレートカ
バー等、異なる配線カバーを多く必要とするため、部品
点数が多くなり、敷設する際の施工の手間や、施工時の
搬出入の手間がかかるという問題があった。
【0006】これに対し、支持脚一体型パネルがある。
この種のパネルは、複数の支持脚を連結部で結合してユ
ニットパネルを構成し、その支持脚上にパネルを嵌合等
により敷設して二重床を構成している。
【0007】この種のパネル構造では、例えば実開昭6
0−164537号、特開平4−124366号、特開
平5−28834号等が存在する。
【0008】これら支持脚一体型パネルは、敷設施工に
際して、複数の支持脚が置敷きであり連結構造がないた
めに、位置ずれ等が生じたり、支持脚上面に敷設される
パネルが強度確保のため鋼板製で厚く大判で重いことか
ら、施工に手間がかかり、施工性を悪化させる要因とな
る問題があった。
【0009】しかも、パネルが大判であることから、例
え支持脚側で不陸追従、吸収性があっても、そのパネル
のサイズが大きいために不陸になじまないという問題が
あり、このために、歩行時にガタツキが生じる問題があ
った。
【0010】このガタツキを解消するために、ファスナ
等の固定による固定手段、或いは支柱〜パネル間の嵌合
を強制的にきつく嵌めて強固結合する嵌合固定手段によ
る方法があるが、これらの方法では部品点数が増加する
し、固定力の信頼性に問題があり、例え嵌合を強くして
も支柱−床面間に不陸による浮き上がりの隙間ができ
て、結局、歩行時に支柱底部が床面にぶつかってガタツ
キを生じるという問題が残る。
【0011】一方、パネル連結構造においては、例えば
実開平6−85845号等があるが、このうち係合させ
て連結するものはパネル支持部又は脚部とは全く別の係
合構造を用いており、更に支持部又は脚部間の微小間隙
をあけて連結する構成のため、構造が複雑で着脱が困難
で連結敷設の施工性も悪く、しかも支持部又は脚部同士
が非常に近接しているために、不陸追従性や吸収性が悪
いという問題があった。
【0012】また、例えば特開平6−322947号等
のリング体及びそれに嵌る支持部で構成される連結構造
では、その連結作業の施工は、リング体を、支持部の高
さよりも上方から嵌めるように作業しなければならず、
連結施工が面倒であるという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、上
記いずれのタイプの二重床構造及びその施工方法におい
ても、比較的簡単な構造で施工が容易であり、且つ、置
敷き式により、床面の不陸にも追従又は吸収でき、良く
馴染んでガタツキが少ないという、両者を兼ね備えて満
足する床パネル構造又は二重床は、未だに存在していな
い。
【0014】この種の業界、市場、技術分野において
は、簡単な構造で施工が容易であり、しかもかような凹
凸の床面不陸でも置敷き式で不陸調整せずに簡単に施工
できて、床面になじみ、歩行してもガタツキが生じない
という床パネル構造及びその施工方法を、長年強く望ま
れていた。
【0015】尚、上記従来例は、一例として配線用二重
床について説明したが、これに限らず支持部、台座、支
持脚を備え空間部を形成する置敷き式の床パネルについ
ても同様である。
【0016】本発明は、上記従来の課題にかんがみて創
作されたものであり、その目的は、敷設施工が容易な床
パネルのシステムを構築でき、且つ床面の不陸に対して
も十分に追従又は吸収できてガタツキを抑えることがで
きる床パネル構造及びその施工方法を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による二重床パネル構造は、以下の構成
としたものである。本発明の二重床パネルユニット体
は、略4辺を形成するように等間隔で複数配置された支
部と、各支持部を結合した結合部と、前記略4辺のう
ち一方の少なくとも1辺側の外側において、支持部若
くは結合部から伸びて形成された前記支持部より高さの
低い突起を有する第1の連結部と、前記略4辺のうち他
方の少なくとも1辺側の外側において、支持部若しくは
結合部から伸びて形成された第2の連結部とからなり、
前記第1の連結部と前記第2の連結部相互は、両先端部
同士で連結結合可能であって、前記第2の連結部が前記
第1の連結部の前記突起に上下方向差し込み式に嵌まる
構造であることを特徴とする。また、本発明の二重床パ
ネルユニット体は、略4辺を形成するように等間隔で複
数配置された支持部と、各支持部を結合した結合部と、
前記略4辺のうち一方の少なくとも1辺側の外側におい
て、支持部若しくは結合部から延在された結合部の先端
に設けられた支持部より高さの低い突起を有する第1の
連結部と、前記略4辺のうち他方の少なくとも1辺側の
外側において、支持部若しくは結合部から延在された結
合部の先端に設けられた第2の連結部とからなり、前記
第1の連結部と前記第2の連結部相互は、前記第2の連
結部が前記突起に上下方向差し込み式に嵌まる構造であ
ることを特徴とする。そして、上記二重床パネルユニッ
ト体を前記第1の連結部と前記第2の連結部により係合
して平面上に複数配置し、略方形状のフロアプレートの
四隅を前記支持部上に載置して構成した二重床パネル構
造であることを特徴とする。
【0018】また、二重床パネル構造は、略4辺を形成
するように所定の等間隔で複数整列配置され、少なくと
も上面に所定の溝部若しくはスリットを備えた支持
、前記各支持部を前記等間隔で整列配置されるように
結合する結合部と、前記略4辺のうち一方の少なくとも
1辺側の外側において、前記支持部若しくは前記結合
から延在された結合部に設けられた第1の連結部と、前
記略4辺のうち他方の少なくとも1辺側の外側におい
て、前記支持部若しくは前記結合部から延在された結合
に設けられた第2の連結部と、で形成された二重床パ
ネルユニット体と、前記支持部上に載置され、四隅の側
壁側端部に前記溝部若しくは前記スリットに嵌まる側壁
部分を残した切欠部が形成された略方形状のフロアプレ
トとからなり、前記第1の連結部と前記第2の連結
との連結により、複数の前記二重床パネルユニット体相
互が着脱可能に連結され、複数の二重床パネルユニット
体が平面的に敷設されると共に、前記支持部の前記溝
しくはスリットと、前記フロアプレートの前記切欠
との嵌合で、前記フロアプレートが着脱容易に位置決め
固定されて複数一様に敷設されることを特徴とする。ま
た、二重床パネル構造は、略4辺を形成するように所定
の等間隔で複数整列配置され、上面に穴部若しくは凸部
が形成された支持部と、前記各支持部を前記等間隔で整
列配置されるように結合する結合部と、前記略4辺のう
ち一方の2辺側の外側において、前記支持部若しくは前
記結合部から延在された結合部に設けられた第1の連結
部と、前記略4辺のうち他方の2辺側の外側において、
前記支持部若しくは前記結合部から延在された結合部
設けられた第2の連結部と、で形成された二重床パネル
ユニット体と前記支持部上に配置され、部に前記穴
部若しくは凸部に嵌まる凸部若しくは穴部が形成された
フロアプレートとからなり、前記第1の連結部と前記第
2の連結部とによる各2辺毎の連結により、前記二重床
パネルユニット体相互が着脱可能に連結され、複数の二
重床パネルユニット体が平面的に敷設されると共に、
記各支持部が前記フロアプレートを整列配置可能となる
ようにそれぞれ一定の等間隔で規則的に形成され、且
つ、前記支持部の穴部若しくは凸部と前記フロアプレー
トの凸部若しくは穴部との嵌合で、前記フロアプレート
が着脱容易に位置決め固定されて複数一様に敷設される
ことを特徴とする。
【0019】また、本発明による二重床パネル構造の施
工方法は、複数整列配置される支持部と、該各支持部の
相互を結合する結合部と、前記支持部又は結合部外側
に設けられた相互に連結可能な連結部と、前記支持部を
切除可能とするために該支持部の任意位置に設けられた
切除部とで構成され、前記連結部により連結されて複
数、平面的に敷設可能な二重床パネルユニット体を床面
に施工するに際し、前記ユニット体を、前記切除部に
り所定の規則に従って切除し、所定の大きさに分割され
た複数の分割ユニット体を形成する第1の施工ステップ
と、前記各分割ユニット体を相互に連結部で連結し前記
ユニット体と異なる形態の連結ユニット体を形成する第
2の施工ステップと、で成り、前記連結ユニット体を床
面に複数敷設して二重床パネル構造を形成してなること
を特徴とする。
【0020】また、本発明による二重床パネル構造は、
複数の支持部と各支持部を結合する結合部とからなるユ
ニット体と、該支持部上に載置されるフロアプレートと
で構成され、該支持部には溝部が設けられ、該溝部に
ロアプレートの端部を嵌合して該フロアプレートを載置
して形成される二重床パネル構造において、該溝部が該
支持部の分離可能位置に設けられていると共に、該支持
部の外側、内側、上面側の少なくともいずれか1つに
溝部につながって切込部が設けられ、該切込部での切断
により該支持部が該溝部に沿って少なくとも2つに分割
可能であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
に基づいて具体的に説明する。図1(a)は、本発明の
パネルユニット体1の一実施形態を示す平面図、図1
(b)は図1(a)のA−A線の縦断面図である。
【0022】支持部は、略4辺を形成するように等間隔
で複数、整列配置される。例えば、径の大きい主支持脚
としての第1の支持部10と、その第1の支持部10間
で異なる位置に設けられ、所定の等間隔で複数、整列配
置される第1の支持部10と異なる形態、例えば径の小
さい補助支持脚としての第2の支持部15とで構成され
ている。床面2の不陸に追従できる。
【0023】この第1及び第2の支持部10,15は、
両者異なる形状、径、大きさにしても良いし、同一にし
ても良く任意である。本実施例では中空である。
【0024】結合部5は、一端が支持部10に他端が支
持部15に結合されている。支持部10,15の相互を
所定の規則に従って例えば、略格子状やネット状で開口
を設けて結合しても良いし、或いは薄板、シート状に形
成して第1,第2の支持部10,15を結合しても良
い。好ましくは、前記のように、帯状の結合部にするこ
とにより軽量化し、使用材料を抑えて低コスト化し、不
陸追従のために可撓性を与えるように形成する。
【0025】ここで結合部5により、各支持部は等間隔
に設けられるがこの間隔は、所定の床面の不陸に追従で
きるように設定されている。
【0026】連結部としての第1の連結部40と第2の
連結部50とは、両先端部同士で連結結合可能な構造で
ある。例えば、第2の連結部50は第1,第2の支持部
10,15と同じ構造を形成し、第1の連結部40は、
図示のように、その支持部の底部から上下方向の作用に
より差し込み式に嵌る突起を形成している。この連結構
造は、ユニット体を連結して床面に施工する際、上記差
し込み式のため施工が容易にできる。特に、支持部より
高さの低い突起に、支持部を覆いかぶせるように連結で
きるので連結作業が容易で、しかも各2辺毎に複数、連
結することによりユニット体の位置決め固定が容易であ
る。
【0027】尚、これら連結部は、支持部側面から外側
に伸びた例を示したが、結合部から外側に伸びて形成し
ても良く、任意である。
【0028】連結部40は、一方の少なくとも1辺側、
例えば2辺の前記第1の支持部10の側面から外側に延
在された結合部55の他端に設けられている。連結部4
0の形状は一例としておわん型があり、連結部50の床
面に嵌合して結合する構造になっている。結合部55の
長さは結合部5と等しい。他方の少なくとも1辺側、残
りの2辺の前記第1の支持部10の側面から外側に延在
された結合部56は、その外側の他端に第2の連結部5
0が設けられている。この連結部50は支持部15と同
一形状のものである。
【0029】尚、本実施例の説明では二重床ユニットパ
ネル体1を一例として図1(a)(b)に示したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば図7に示すよう
に、図1における第1の支持部10と、第2の支持部1
5、50との位置を入れ替えて形成しても良く、その他
任意である。
【0030】この場合、第1の支持部10と同じ第2の
連結部50と、該第1の支持部10に延在される第1の
連結部40とが辺側に位置されるだけになり、第2の支
持部15が延在されなくなる。
【0031】フロアプレート30は図1に示すように略
方形状に形成され、その四角(四隅)がそれぞれ第1の
支持部10の上面において支持され、中心部が第2の支
持部15に支持されている。フロアプレート30の四角
は、第1の支持部10に設けられたスリット16に嵌合
され、位置合わせが行われる。スリット16の巾は少な
くともフロアプレート30の厚みの2倍を有する。同一
形状のフロアプレート30を隣接して載置すれば二重床
パネル構造が完成する。
【0032】図2(a)は、第1の支持部10の拡大斜
視図、図2(b)はその底面図を示すものである。
【0033】第1の支持部10は、スリット16につな
がって形成された該支持部分離位置のガイドとなる溝部
11を有し、溝部11につながって支持部10の外側下
方、上面側位置の少なくともいずれか1つに切込み部1
8が形成され、この切込み部18にカッター等を当てて
上下方向の力の作用により支持部10を分離可能として
いる。支持部10は、4角に4つの中空ブロックをもっ
て構成され、それぞれのブロックは上面14,側面17
及び内壁13によって筒状となっているため支持部10
が2つ又は4つに分離されてもそれぞれ強い強度を有し
ている。
【0034】図示のものは、前記切込み部18を、支持
部10の外側下方と上面側の位置に設けた場合を示した
が、外側のみ、内側のみの位置に設けてもよく、これら
に限定されるものではなく、これ以外に単独に、又は複
数の組み合わせも可能である。
【0035】図8(a)(b)(c)は、図2(a)
(b)に対して、上記の4つのブロックを模式的に斜線
ハッチングで示したものであり、同図(a),(b)に
おいて上の図は平面図、下の図は側面図を示す。第1の
支持部10には、図3に示すフロアプレート30の側端
34又はリブ38が嵌る溝部11やスリット16と、
該支持部10の切断により分離可能とする切込み部18
とが設けられている。
【0036】切込み部18は、溝部11の位置を基準
に、図8(a)では支持部の外側に図8(b)では支持
部の内側に、図8(c)では支持部の外側及び内側に、
それぞれ設けられている。
【0037】これにより、支持部10の外側(下方)、
内側、上面側の少なくともいずれか1つに複数切込み部
18を設けたことにより、例えば、カッターやナタ等の
刃物をその切込み部18に当てて上下方向に切込む力の
作用によってのみ、簡単に切除でき、例えば配線器具等
の収納空間を簡単に形成できる。
【0038】尚、図示の支持部上面14の中央にある丸
穴19は、配線器具等の収納空間を形成する場合に、支
持部の上面を1/4面積でカットする必要がある場合、
カットによる切込みが他の3/4面積部分に及ぶのを防
止するために形成してある。
【0039】例えば、支持部の幅より大きい幅の刃物を
用いれば、外側、内側、上面側の少なくともいずれか1
つの切込み部18に当てて、上下方向に切除又は打ち抜
く力の作用によって簡単に支持部を単独に、又は複数同
時に切除でき、施工が容易である。
【0040】穴12は、後記のフロアプレートの凸部と
嵌合してフロアプレートの位置決め及び固定に用いられ
るものである。スリット16は、後記のフロアプレート
30のリブ(切欠部)38が嵌合するところであって、
隣接するフロアプレートのリブ38が隣り合って嵌合し
ている。
【0041】このように形成されたユニット体は、特に
以下のような特長を有する。 (1)第1の連結部40と第2の連結部50との相互の
連結によりユニット体同士、容易に施工できる。 (2)支持部10,15は、径が異なる大きさに形成さ
れ結合部で相互に等間隔に配置されると共に、連結部4
0と連結部50の相互の連結でも、一様に等間隔位置に
維持されるので、床面の不陸に追従できる。
【0042】フロアプレート30は、ユニット体1を複
数、床面に連結敷設した後に、前記第1の支持部10と
前記第2の支持部15とで支持されるように敷設するも
ので、前記略4辺を形成したユニット体1を、同一面積
となるように複数区画して分割した大きさで、且つ同一
形態となる略方形状に形成されている。
【0043】そして、フロアプレート30を上記第1,
第2の支持部10,15に載置した時、該フロアプレー
ト30は、前記第1の支持部10では略夫々少なくとも
1/4面積で略隅部で略十字状溝に嵌合して支持され、
前記第2の支持部15では略中央近傍で面支持され、各
支持部上に複数、整列して敷設できる。
【0044】次に施工方法を説明する。
【0045】図1に示すユニット体1を複数個の連結部
40と、隣接する第2の連結部50とにより連結して、
床面に多数、一様に敷設すると、図4に示すように連結
部40の連結によって前記第1、第2の支持部10,1
5が、フロアプレート30を整列配置できるように、夫
々一定の等間隔で規則的点在して形成される。
【0046】これにより、目視上、ユニット体同士の結
合部分が目立たず、ユニット体1を一様に敷設できる。
【0047】連結部40、連結部50によりユニット体
1の連結敷設、位置決め固定が確実且つ容易にでき、ま
たフロアプレート30が同一形状、嵌合も同じ構造なの
で支持部に敷設する施工が容易となる。
【0048】ユニット体1は、好適には、床仕上げ材と
してのタイルカーペットのサイズに基づいて、約450
mm〜600mm角の大きさに形成され、プレート30
は、例えばカーペットサイズにして1/6〜1/3程度
のサイズが好適である。該ユニット体を複数に分割区画
して略正方形状、約100mm〜200mm角TYP1
65mm、板厚約1.0tmm〜2.5tmmTYP
2.3tの薄板鋼板パネルで形成しているので、プレー
ト30を敷設しても、ユニット体1の不陸追従に倣うこ
とができる。
【0049】特に、正方形状に複数分割されているので
不陸を良く吸収でき凹凸になじみ易い。
【0050】尚、結合部、連結部により、ユニット体1
を最小限の少ない量の樹脂で一体成形でき、且つ、上記
の薄板鋼板のプレート30を用いることができるので軽
量で、運搬や敷設時の施工が容易である。
【0051】略方形状の鋼板プレート30は、第1の支
持部10の上面1/4面積で隅部が、第2の支持部15
の上面の面積で略中央部が支持されるので二重床として
の必要にして十分な耐荷重性が得られる。
【0052】ユニット体1を一体成形材で成型するので
製造、設計が容易になると共に、ユニット体1と、共通
する形状のプレート30のみにより構成されるので部品
点数や材料が少ない、部品の共通化が可能、第1,第2
の複数の支持部10,15の配列により薄い鋼板が適用
でき、最もコストがかさむ板材に安いものが使える。軽
量なため運搬設備が不要で手間がかからない等、種々の
効果がある。
【0053】図2に示す支持体10の上面に緩衝材20
を介在させ、図3に示すようなプレート30の四角36
に設けられた突起32を支持体10の穴12に上から嵌
合する構造を採用することにより、施工の容易性、不陸
追従によるガタツキを防止する。支持部10のスリット
16に、フロアプレート30の側端部34或いは切欠部
38を嵌合させて形成される。
【0054】図2に図示のように、支持脚や台座等の支
持部10上面に、貫通した穴部12が形成されており、
穴部12に、フロアプレート上を歩行した時に発生する
歩行音を低減させる緩衝部材20を設ける。図は緩衝部
材20の一部切欠きの状態を示したものである。
【0055】緩衝部材20は、クッション性のある弾性
部材で、要は歩行音を低減させることができるものであ
れば何でも良く任意である。例えば制振材、吸音材とし
てシート状の樹脂、発砲体、ゴム、不織布等がある
(0.5mm〜2.5mm程度の厚さ)。スリット16
の位置に対応して、緩衝部材20上に切込みを設ける。
【0056】施工時、フロアプレート30を敷設した場
合に、プレートの凸部32が、緩衝部材20を介してそ
の穴部12に嵌って、支持部上にフロアプレートを位置
決め固定することができる。
【0057】支持部10上面に形成された貫通した穴部
12は、図示のように、周縁にはテーパー又はR部(下
に向かって巾が広くなる形状)が形成され、図示のよう
に緩衝部材20を介してプレート凸部32をそのテーパ
ー又はR面で受けつつ、嵌合作用を促すものであり、確
実にプレートの位置決め固定がなされる。
【0058】プレート凸部32は、上記穴部12に嵌る
突起であれば良く、図示のようにエンボスや打ち抜き等
により形成し、要は嵌合により位置決め固定ができれば
どのような構造でも良い。
【0059】次に、緩衝部材20を介在させた支持部1
0の穴部12とプレートの凸部32との嵌合作用を説明
する。
【0060】支持部10上面にはその貫通穴部12を塞
ぐように貼り付けにより緩衝材20が設けられ、プレー
ト30を支持部に敷設施工する際、その緩衝部材上か
ら、プレート凸部32が押圧される。
【0061】この時、プレートの側端部34或いは切欠
部38が支持部上面に形成された載置用の略十字状の溝
11或いはスリット16に嵌入されると共に、プレー
ト凸部32が、緩衝材20を該凸部形状に倣って押し下
げて穴部12に嵌る。その凸部32は、実質、穴部12
が貫通されているので押し下げられた緩衝材20自体の
弾性力と、前記穴部12の周縁、テーパー又はR部と
支えられる。これにより、ガタツキの緩衝効果が得られ
る。
【0062】これによって、歩行時又はプレート上面に
荷重がかかった時、不陸があってもプレート端の少なく
とも1つの凸部32が、緩衝部材20を介し穴部12に
確実に嵌ることにより、プレート30を確実に位置決め
固定できて、施工が容易となる。
【0063】不陸によりプレート他端の凸部32が、穴
部12に嵌らず乗り上げても、緩衝部材20を介し穴部
12のその周縁に食い込んでプレート30を保持できる
ので、このため床面に不陸がある状態で歩行しても、不
陸を吸収して確実にプレート30を保持でき、ガタツキ
音の発生を最小限に低減できる。
【0064】支持部10に敷設されたプレート30の側
面に、緩衝材20の先端部を少なくとも接触させるか、
或いは挟持させるような構造に係り、支持部10上面に
形成された溝部11或いはスリット16に、歩行音を低
減させる前記緩衝部材20を設ける。
【0065】そして、フロアプレート30を敷設した場
合に、その4隅のプレート端部36が支持部10の溝部
11或いはスリット16に嵌って、緩衝部材20の先端
(後述する切込み21の部分)がプレート端部36の側
面(前記リブ38)に少なくとも接触、又はその端部の
両側面を保持し、この状態で支持部上にフロアプレート
30が保持される。
【0066】フロアプレート30の保持は、図示のよう
に緩衝部材20が、プレート端部36又は前記リブ38
の両側面内側に及んで挟持されるので、これにより歩行
時の歩行音の響き、特に人の耳に感じ易い高周波成分を
抑制できる。
【0067】床パネルを従来通り、支持部上面の溝部に
嵌めるだけで緩衝材がプレート側面端部に接触、保持す
るので歩行音の緩衝効果を得ることができ、また、緩衝
材を支柱上面の溝部に嵌合して設けるだけでよいので施
工が容易となる。
【0068】歩行時又はプレート上面に荷重がかかった
時、プレート一端の少なくとも1つの端部が、溝部に嵌
ることによって、その溝部分を緩衝部材をプレートの端
部に少なくとも接触させることにより、支持脚上にプレ
ートを保持でき、これにより、床面に不陸があっても確
実にプレートのガタツキ音発生を低減できる。
【0069】尚、緩衝部材20は、図示のように、支持
部10上面に設け易い様に、プレート端部36が嵌る溝
部位置に切込み21を有するシート体で形成しても良
い。
【0070】この場合、緩衝部材がシート状のため、支
持部上面に粘着材や接着剤により設置、固定するのが簡
単であり、緩衝材部材の使用量も少なくて済むから低コ
スト化が可能であり、また、形状、大きさも任意であり
プレート側部を支持部の溝部に設置可能となるよう、カ
ットによる切込み21を設けるだけなので簡単に加工が
できる。
【0071】少なくとも1つのプレート凸部32が緩衝
材20を介して支持部10の穴部12に嵌っていれば、
不陸により多少浮いても凸部32が緩衝材20に接触す
るので保持でき、又、他の凸部32が例え穴部12に確
実に嵌合してなくても緩衝材20に食い込んでいれば位
置決めでき、更に、補助的にプレート端部36が緩衝材
20に接触、保持するので、微妙な不陸吸収ができ、確
実にガタツキ防止できる。
【0072】また、例え大きな不陸により、凸部32が
穴部12に嵌っておらず乗り上げていても、プレート端
部36を緩衝材20で確実に挟持することができるの
で、歩行してもプレート30の反響音が低減されガタツ
キ音を最小限に抑えることができる。
【0073】以下において、支持部10,15と、結合
部5と、連結部40,50と、切込み可能とする前記ス
リット16に繋がって形成された切除部18と、で成る
ユニット体1の支柱部カットにおけるユニット組み合わ
せ施工方法を述べる。
【0074】支持部10は、略4辺を形成するように等
間隔で複数、整列配置され、結合部5により相互が結合
されている。
【0075】連結部は、一方の少なくとも1辺側の前記
支持部10又は前記結合部5の外側に設けられた第1の
連結部40と、他方の少なくとも2辺側の前記支持部1
0又は前記結合部5の外側に設けられた第2の連結部5
0と、で成る。
【0076】切除部18は、所定の形態、大きさに切除
可能とするために、前記支持部又は前記結合部の任意位
置にカッター等の先端が入る切込みが設けられ形成して
いる。
【0077】ユニット体1は、上記各構成に基づいて、
前記第1,第2の連結部40,50により連結して複
数、平面的に敷設され、以下の様に施工される。
【0078】まず、第1の施工ステップでは、前記ユニ
ット体1を、前記切除部18により所定の規則に従って
切除し、所定の大きさに分割された複数の分割ユニット
体を形成する。例えば図5(a)に示すようにa1,a
2,a3,a4に分割し、図5(b)に示すようにb
1,b2,b3,b4に分割し、図5(c)に示すよう
にc1,c2,c3,c4に分割し、又は図5(d)に
示すようにd1,d2,d3に分割することができる。
これら分割ユニット体は、ユニット体1を、例えば、十
字に4分割、横に4分割、L字状に3分割、横に3分割
して、隅も切除し、図5のように所定の規則に従って切
除されて形成している。
【0079】次に、第2の施工ステップでは、前記各分
割ユニット体を、前記第1,第2の連結部40,50
が、前記支持部10又は前記結合部5の外側に位置しな
いように、該第1の連結部40と、該第2の連結部50
とを相互に連結して前記ユニット体1と異なる形態の連
結ユニット体を形成する。
【0080】まず、図5(a)の場合は、十字状にカッ
トした分割ユニット体a1,a2,a3,a4の夫々
を、180度回転させ、夫々相互に第1の連結部40と
第2の連結部50とで連結して第6図(a)に示すよう
に連結ユニット体を形成する。
【0081】次に図5(b)の場合は、横方向に3分割
してカットした分割ユニット体b1,b2,b3,b4
の夫々を、横方向につないで連結して形成したものであ
り、第1の連結部40と第2の連結部50とで、まずb
2とb3を横方向に連結し、次にb1とb4を相対向さ
せて連結したものを更にb3に横方向に連結する。これ
により、図6(b)に示すように横長の連結ユニット体
を形成する。この場合、フロアプレート30の一枚分の
残余空間、壁際処理において有効的に利用できる。
【0082】また、図5(c)の場合は、右辺及び下辺
をカットした分割ユニット体c1,c2,c3,c4の
夫々をカット位置と対称となる位置で連結して形成した
ものであり、第1の連結部40と第2の連結部50と
で、まずc1とc2とを左辺で連結し、次にc1とc3
とを一辺で連結し、残った残余のc4を図示の左上位置
に置くことで第6図(c)に示すように連結ユニット体
を形成する。これは、基本的には図6(a)の連結ユニ
ット体と同じ形となる。
【0083】更に、図5(d)の場合は、上下及び4隅
部分をカットした分割ユニット体d1,d2,d3の夫
々を、第1の連結部40と第2の連結部50とで、d1
の両側にd2,d3で連結し、残りの4隅部分は連結せ
ずに形成したものであり、図6(d)に示すように長方
形状の連結ユニット体を形成する。
【0084】このような施工方法により、前記連結ユニ
ット体を床面に複数一様に敷設し、床パネル構造を形成
する。
【0085】ここで、前記第2の施工ステップの後、以
下、更に第3の施工ステップを追加する。
【0086】第3の施工ステップでは、前記連結ユニッ
ト体上に、第1,第2の支持部10,15により支持さ
れるように各支持部上にフロアプレート30を複数一様
に敷設し、床パネル構造を形成する。
【0087】このような支持部10を図5(a),
(b),(c),(d)のように所定の規則に従った切
除部18の任意の切除の仕方により図6(a),
(b),(c),(d)に示すように、ユニット体1と
異なる形態、面積の、第1,第2の連結部40,50が
延在されない各分割ユニット体を得ることができる。
【0088】これにより、他の床パネル、例えば壁際施
工用ボーダーパネルと突き当てて接続し、連続的に敷設
施工することができ、壁際処理の施工が容易にできる。
【0089】又、面積を変えることができるので敷設面
積、壁際の残余面積に合わせて施工することができる。
【0090】更に、各支持部10の側面部相互を結合す
る結合部5は、床面の不陸に馴染むように可撓性があ
り、又は床面の不陸を吸収する構造なので、不陸追従性
がそのまま維持できる。
【0091】尚、本実施例に記載では、4通りの切除方
法だけを示したが、これらのみに限定されず、例えば柱
回りの欠け込み部分に倣うように切除する施工方法、そ
の他種々の切除、連結方法がある。
【0092】フロアプレート形状を示す図において、フ
ロアプレート30は、強度向上のために、その少なくと
も1辺側には側壁34を有すると共に、該フロアプレー
ト30を支持部10に着脱容易とするために、その少な
くとも1つの隅部36には前記溝部11或いはスリット
16に嵌る部分の側壁を切欠いた切り欠き部38を形成
した。この切欠き部38により側壁の高さは、支持部の
溝部16への着脱を容易に且つ安定に嵌合できる程度で
あれば良く、例えば少なくとも若干低くなる程度から側
壁34の高さの約1/2程度が好ましい。
【0093】第1に、フロアプレートの側壁34は、例
えば鋼板製の場合、折り曲げ加工により形成してプレー
ト30の耐荷重性を向上させているが、切欠き部38に
より若干の側壁部分を残しているため耐荷重強度を維持
できる。
【0094】第2に、溝部11或いはスリット16に嵌
合された支持部10からフロアプレート30を着脱する
際、その溝部或いはスリットに、フロアプレートの隅部
が食いついてしまうことがなくなり、溝部11或いはス
リット16への嵌合着脱力を調整でき、容易に着脱で
き、移増設時の配線処理等の施工が容易となる。
【0095】支持部とフロアプレートとの嵌合構造にお
いて、支持部10上面に形成された穴部12(又は凸
部)に、フロアプレート30を敷設した場合に、プレー
トの凸部32(又は穴部)が、その穴部12(又は凸
部)に嵌って、支持部上に複数のフロアプレートが位置
決め固定されると、隣接するフロアプレート30間に間
隙が形成されることにより、所定の床面不陸に追従可能
であって、且つ隣接するフロアプレート30が少なくと
も接触しない間隔に形成されるように、前記凸部32
び穴部12の位置が設定されている。
【0096】これにより、フロアプレートが支持部に、
穴部12及び凸部32によって容易に位置決め固定され
ると、前記間隙により、床面不陸、歩行や什器通過等に
よっても、隣接するプレート同士が接触したり、ぶつか
ったりするのを防ぐことができる。
【0097】また、フロアプレートを略正方形状に区
画、細分化すると共に、プレート側面部分34を、その
折り曲げ高さ制限することによって、不陸でプレート3
0がなじんでも相互にぶつからず、ガタツキ音が抑えら
れる。
【0098】ユニット体1とフロアプレート30を示す
側面図において、壁際処理する場合、1の連結部40
と第2の連結部50が、夫々、ボーダーパネル側に来る
場合がある。
【0099】この際、フロアプレート30を、支持部1
0とボーダーパネルとに架橋することによって、壁際の
残余空間を埋めることが可能となるが、第2の連結部5
0の方は第2の支持部15と同じ高さのため何ら問題な
く施工できるが、第1の連結部40の方は高さが低いた
めプレート30の裏面略中央を支持できず、強度不足と
なる場合がある
【0100】これを防ぐために、第2の支持部15や第
2の連結部50と同じ高さとなるように、第3の支持
第1の連結部40に差し込んで第2の連結部50と同
じ状態になるように形成する。これにより、ユニット体
の連結と同じように、上下方向の差し込みで容易に施工
できる。
【0101】
【発明の効果】本発明に係る二重床構造及びその施工方
法は、施工が容易で、不陸追従できガタツキを抑制でき
る効果がある。
【0102】施工性については、フロアプレートの隅部
に切欠きを入れて、側面より支持部に嵌入する突出量を
少なくしたので、支持部とプレート隅部の嵌合が適切に
設定されプレート敷設時の着脱が容易となる。
【0103】プレート突起と支持部の穴との嵌合によ
り、プレートの位置決め及び固定が確実且つ容易にでき
る。
【0104】ユニット体連結により敷設施工が、連結部
上下方向での連結結合により容易にできる。
【0105】支柱の分離のための切除が上下方向の力の
作用で容易に可能となり、切除によりパネル分割して連
結部で組み合わせ結合し、異なる形態の分割ユニットを
形成する施工が容易。
【0106】不陸追従性(ガタツキ防止)については、
支柱〜プレート間の嵌合は、緩衝材を介在させプレート
突起と支柱の穴を嵌合させるようにしたのでガタツキが
抑制でき歩行音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重床パネル構造に係るユニット体を
示す平面図及び縦断面図。
【図2】支持部の拡大斜視図及び底面図。
【図3】フロアプレートの説明図。
【図4】本発明の二重床パネル構造の平面図。
【図5】ユニット体の切断を示す平面図。
【図6】切断したユニット体を連結した状態を示す図。
【図7】ユニット体の他の実施例の平面図。
【図8】第1の支持部の他の実施例を示す模式図。
【符号の説明】
1 ユニット体 2 床面 5 結合部 10,15 支持部 12 穴 16 スリット 20 緩衝材 30 プレート 32 凸部 40 連結部 50 連結
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−322947(JP,A) 特開 平8−199771(JP,A) 特開 平5−156794(JP,A) 実開 昭62−131539(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024 601 - 606 E04F 15/00 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略4辺を形成するように等間隔で複数配
    置された支持部と、各支持部を結合した結合部と、前記
    略4辺のうち一方の少なくとも1辺側の外側において、
    支持部若しくは結合部から伸びて形成された前記支持部
    より高さの低い突起を有する第1の連結部と、前記略4
    辺のうち他方の少なくとも1辺側の外側において、支持
    部若しくは結合部から伸びて形成された第2の連結部と
    からなり、前記第1の連結部と前記第2の連結部相
    、両先端部同士で連結結合可能であって、前記第2の
    連結部が前記第1の連結部の前記突起に上下方向差し込
    み式に嵌まる構造であることを特徴とする二重床パネル
    ユニット体。
  2. 【請求項2】 略4辺を形成するように等間隔で複数配
    置された支持部と、各支持部を結合した結合部と、前記
    略4辺のうち一方の少なくとも1辺側の外側において、
    支持部若しくは結合部から延在された結合部の先端に設
    けられた支持部より高さの低い突起を有する第1の連結
    部と、前記略4辺のうち他方の少なくとも1辺側の外側
    において、支持部若しくは結合部から延在された結合部
    の先端に設けられた第2の連結部とからなり、前記第1
    の連結部と前記第2の連結部相互は、前記第2の連結部
    が前記突起に上下方向差し込み式に嵌まる構造であるこ
    とを特徴とする二重床パネルユニット体。
  3. 【請求項3】 略4辺を形成するように所定の等間隔で
    複数整列配置され、少なくとも上面に所定の溝部若しく
    はスリットを備えた支持部と、前記各支持部を前記等間
    隔で整列配置されるように結合する結合部と、前記略4
    辺のうち一方の少なくとも1辺側の外側において、前記
    支持部若しくは前記結合部から延在された結合部に設け
    られた第1の連結部と、前記略4辺のうち他方の少なく
    とも1辺側の外側において、前記支持部若しくは前記結
    部から延在された結合部に設けられた第2の連結
    、で形成された二重床パネルユニット体と、前記支持
    部上に載置され、四隅の側壁側端部に前記溝部若しくは
    前記スリットに嵌まる側壁部分を残した切欠部が形成さ
    れた略方形状のフロアプレートとからなり、前記第1の
    連結部と前記第2の連結部との連結により、複数の前記
    二重床パネルユニット体相互が着脱可能に連結され、複
    数の二重床パネルユニット体が平面的に敷設されると共
    に、前記支持部の前記溝部若しくはスリットと、前記フ
    ロアプレー 前記切欠部との嵌合で、前記フロアプレ
    ートが着脱容易に位置決め固定されて複数一様に敷設さ
    れることを特徴とする二重床パネル構造。
  4. 【請求項4】 略4辺を形成するように所定の等間隔で
    複数整列配置され、上面に穴部若しくは凸部が形成され
    た支持部と、前記各支持部を前記等間隔で整列配置され
    るように結合する結合部と、前記略4辺のうち一方の
    辺側の外側において、前記支持部若しくは前記結合部か
    ら延在された結合部に設けられた第1の連結部と、前記
    略4辺のうち他方の2辺側の外側において、前記支持
    しくは前記結合部から延在された結合部に設けられた
    第2の連結部と、で形成された二重床パネルユニット
    前記支持部上に配置され、部に前記穴部若しくは
    凸部に嵌まる凸部若しくは穴部が形成されたフロアプレ
    トとからなり、前記第1の連結部と前記第2の連結
    とによる各2辺毎の連結により、前記二重床パネルユニ
    ット体相互が着脱可能に連結され、複数の二重床パネル
    ユニット体が平面的に敷設されると共に、前記各支持部
    が前記フロアプレートを整列配置可能となるようにそれ
    ぞれ一定の等間隔で規則的に形成され、且つ、前記支持
    部の穴部若しくは凸部と前記フロアプレートの凸部若し
    くは穴部との嵌合で、前記フロアプレートが着脱容易に
    位置決め固定されて複数一様に敷設されることを特徴と
    する二重床パネル構造。
  5. 【請求項5】 複数整列配置される支持部と、該各支持
    部の相互を結合する結合部と、前記支持部又は結合部
    外側に設けられた相互に連結可能な連結部と、前記支持
    部を切除可能とするために該支持部の任意位置に設けら
    れた切除部とで構成され、前記連結部により連結されて
    複数、平面的に敷設可能な二重床パネルユニット体を
    面に施工するに際し、前記ユニット体を、前記切除部に
    より所定の規則に従って切除し、所定の大きさに分割さ
    れた複数の分割ユニット体を形成する第1の施工ステッ
    プと、前記各分割ユニット体を相互に連結部で連結し前
    記ユニット体と異なる形態の連結ユニット体を形成する
    第2の施工ステップと、で成り、前記連結ユニット体を
    床面に複数敷設して二重床パネル構造を形成してなる二
    重床パネル構造の施工方法。
  6. 【請求項6】 複数の支持部と各支持部を結合する結合
    部とからなるユニット体と、該支持部上に載置される
    ロアプレートとで構成され、該支持部には溝 部が設けら
    れ、該溝部にフロアプレートの端部を嵌合して該フロア
    プレートを載置して形成される二重床パネル構造におい
    て、該溝部が該支持部の分離可能位置に設けられている
    と共に、該支持部の外側、内側、上面側の少なくともい
    ずれか1つに該溝部につながって切込部が設けられ、該
    切込部での切断により該支持部が該溝部に沿って少なく
    とも2つに分割可能であることを特徴とする二重床パネ
    ル構造。
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