JP3236744U - 包装材料 - Google Patents
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Abstract
【課題】天然素材のみを使用し、経木の弱点を補いつつ包装材としての使用に耐えうる包装材を提供する。【解決手段】包装材は、経木1の少なくとも片面に天然素材糊を用いて和紙2を貼り合わせたことを特徴とする。使用する経木は、強度や折り曲げを考慮して0.2mm乃至1mmの厚さであり、また、貼り合わせた経木と和紙を型抜きにより箱を組み立てられる形状にすることも好適である。【選択図】図1
Description
本考案は、天然素材で構成された環境に優しい包装材料に関する。
一般的な包装材料としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックや西洋紙などが多用されている。これらの材料を製造する過程では、多くの石油由来物質や人工物質が使用されている。しかし、SDGsなどの考え方が広がり、天然素材の需要が高まっている。薄い木の板である経木は日本において古くから使用されている包装材であるが、木目と平行な方向には容易に割れが入ってしまうという欠点があり、使い勝手の良いプラスチック等に置き換わってしまった。
特許文献1には、耐候性、防汚性、撥水性や耐久性に優れ、障子の組子に張った場合に和紙が適度に張った状態となり、また、張替えも容易に行なうことができるシート状部材が開示されている。この技術は、障子紙の代わりとして樹脂層の両側に和紙を貼り付けたものである。従って、基材が樹脂であるため天然素材ではない。
特許文献2には、天然木の薄い経木状突板の裏面に和紙或いはポリエステル不織布等の裏打材を接着剤により貼着し、軽金属パイプの表面に前記突板に貼った裏打材の面を接着剤で接着して突板面を表出した擬木杵が開示されている。この技術では経木に和紙を貼り付けているが、軽金属パイプの外観を美化することが目的である。
従来、経木を包装材として使用していた時代を除き、近年では天然素材だけからなる包装材はなかった。本考案では天然素材のみを使用し、経木の弱点を補いつつ包装材としての使用に耐えうる包装材を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本考案による包装材は、経木の少なくとも片面に天然素材糊を用いて和紙を貼り合わせたことを特徴とする。使用する経木は、強度や折り曲げを考慮して0.2mm乃至1mmの厚さであることが好ましく、また、貼り合わせた経木と和紙を型抜きにより箱を組み立てられる形状にすることも好適である。
本考案による包装材料では、そのまま包装に使用することもできるが、型抜きにより箱等に加工することも可能である。また、経木に和紙を貼り合わせてあるため強度が経木のみの場合に比べて格段に強い。経木の片面に和紙を貼ることにより、一面は和紙の風合い、もう一面は木材としての風合いとなり、外観ばかりか触感も楽しめる。さらに、素材がすべて天然素材であるため環境に優しく安全・安心であり、食品等への使用も可能である。
以下、本考案の好適な実施例について説明する。図1に本考案による包装材料の断面図を示した。基材として厚さ0.3mmのアカマツの経木1を用い、上面側に厚さ0.5mmの和紙2を配置して寒天糊3を用いて、既存の加熱圧着法により接着した。
図2に図1に示した包装材料を、箱加工用に打ち抜いた平面図の一例を示した。この図では、表面側が経木1となっている。谷折り線4に従って折り曲げ、のりしろ5に寒天糊を付けて接着することにより箱を形成することができる。
経木としての木材の種類は問わないため、スギ、ヒノキなど用途に応じて変更することができる。経木の厚さとしては、1mmを超えると折り曲げて箱等に加工することが困難になり、また0.2mm未満では強度的に弱くなるため、0.2乃至1mmが好適である。
経木に貼り合わせる和紙に関しても特に限定されるものではなく、用途に応じて模様や色付きのものを使用することもできる。
天然素材糊としてはでんぷん糊が有名であるが、寒天糊も利用できる。これらの天然素材糊は食品等に対しても安全であるので好適である。ただし、他の天然素材も使用できることは言うまでもない。
本考案による包装材料では、そのまま包装に使用することもできるが、型抜きにより箱等に加工することも可能である。また、経木に和紙を貼り合わせてあるため強度が経木のみの場合に比べて格段に強い。経木の片面に和紙を貼ることにより、一面は和紙の風合い、もう一面は木材としての風合いとなり、外観ばかりか触感も楽しめる。さらに、素材がすべて天然素材であるため環境に優しく安全・安心であり、食品等への使用も可能である。従って、人工材料による包装材を減らすことに貢献できる。
1 経木
2 和紙
3 寒天糊
4 谷折り線
5 のりしろ
2 和紙
3 寒天糊
4 谷折り線
5 のりしろ
Claims (3)
- 経木の少なくとも片面に天然素材糊を用いて和紙を貼り合わせたことを特徴とする包装材料。
- 前記経木は厚さが0.2乃至1mmであることを特徴とする請求項1記載の包装材料。
- 前記包装材料を型抜きし、箱に組み立てられるような形状にしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の包装材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021005051U JP3236744U (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021005051U JP3236744U (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 包装材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3236744U true JP3236744U (ja) | 2022-03-14 |
Family
ID=80629192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021005051U Active JP3236744U (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3236744U (ja) |
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2021
- 2021-12-24 JP JP2021005051U patent/JP3236744U/ja active Active
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