JP3236697B2 - プライマー組成物および難接着プラスチック素材の加工方法 - Google Patents
プライマー組成物および難接着プラスチック素材の加工方法Info
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- JP3236697B2 JP3236697B2 JP09131293A JP9131293A JP3236697B2 JP 3236697 B2 JP3236697 B2 JP 3236697B2 JP 09131293 A JP09131293 A JP 09131293A JP 9131293 A JP9131293 A JP 9131293A JP 3236697 B2 JP3236697 B2 JP 3236697B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカ−ボネ−ト(以
下PCと呼ぶ)、ポリエステル−ポリカ−ボネ−ト(以
下PEPCと呼ぶ)、ポリプロピレン(以下PPと呼
ぶ)、ポリエチレン(以下PEと呼ぶ)、ポリエチレン
テレフタレート樹脂(以下PETと呼ぶ)、ポリメタア
クリル酸メチル(以下P−MMAと呼ぶ)で代表される
難接着プラスチック素材およびガラス、セラミック、コ
ンクリート、金属等の無機素材を対象として接着・塗装
・ラミネーション・複合化する際に用いるプライマ−組
成物とその前処理加工方法に関する。
下PCと呼ぶ)、ポリエステル−ポリカ−ボネ−ト(以
下PEPCと呼ぶ)、ポリプロピレン(以下PPと呼
ぶ)、ポリエチレン(以下PEと呼ぶ)、ポリエチレン
テレフタレート樹脂(以下PETと呼ぶ)、ポリメタア
クリル酸メチル(以下P−MMAと呼ぶ)で代表される
難接着プラスチック素材およびガラス、セラミック、コ
ンクリート、金属等の無機素材を対象として接着・塗装
・ラミネーション・複合化する際に用いるプライマ−組
成物とその前処理加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車輌用部品の例えば自動車用
ヘッドランプのPC、PEPC、ガラスなどで代表され
るレンズ部と、PP、ガラス繊維入りPETなどで代表
されるハウジング部との接着シ−ルは、そのほとんどが
オレフィン系を主体としたホットメルト型シ−リング材
を使用して行なっており、その産業上の有益性は広く知
られているところであり、瞬間接着性、無公害の観点か
らも益々重要な位置を築きつつある。
ヘッドランプのPC、PEPC、ガラスなどで代表され
るレンズ部と、PP、ガラス繊維入りPETなどで代表
されるハウジング部との接着シ−ルは、そのほとんどが
オレフィン系を主体としたホットメルト型シ−リング材
を使用して行なっており、その産業上の有益性は広く知
られているところであり、瞬間接着性、無公害の観点か
らも益々重要な位置を築きつつある。
【0003】また、車輌用部品の例えば自動車用PPバ
ンパーの素材表面にアクリル塗料、ウレタン塗料等の塗
装を行なうに際しては、オゾン酸化後、塩素化PP樹脂
組成物からなるプライマー処理を行なっており、産業
上、プライマー組成物の発展が特に重要となっている。
ンパーの素材表面にアクリル塗料、ウレタン塗料等の塗
装を行なうに際しては、オゾン酸化後、塩素化PP樹脂
組成物からなるプライマー処理を行なっており、産業
上、プライマー組成物の発展が特に重要となっている。
【0004】また近年では、制振・遮音材料分野、複合
鋼板分野、各種シールド分野等に於いて特に、鋼板同士
の接着、鋼板とプラスチックの接着複合化等の分野に於
いて、耐候性や軽量化さらには低コスト化の観点から外
板としてのプラスチック化が検討されつつある。
鋼板分野、各種シールド分野等に於いて特に、鋼板同士
の接着、鋼板とプラスチックの接着複合化等の分野に於
いて、耐候性や軽量化さらには低コスト化の観点から外
板としてのプラスチック化が検討されつつある。
【0005】その様な目的達成化のためのプラスチック
素材としてPC、PEPC、PP、PE、P−MMA等
の難接着プラスチック素材が頻繁に使用検討されるよう
になってきている。
素材としてPC、PEPC、PP、PE、P−MMA等
の難接着プラスチック素材が頻繁に使用検討されるよう
になってきている。
【0006】各種の難接着プラスチック素材に対応する
プライマー組成物、接着剤、塗料の開発も盛んに行なわ
れていて、プライマー組成物に関する従来技術およびそ
の加工方法は以下のものがある。
プライマー組成物、接着剤、塗料の開発も盛んに行なわ
れていて、プライマー組成物に関する従来技術およびそ
の加工方法は以下のものがある。
【0007】例えば、PPと金属の接着に際して特開昭
58−117224によれば、金属表面にプライマー組
成物として不飽和結合を持つシラン化合物と過酸化物と
遷移金属化合物からなるプライマー組成物を提案してい
るが、PPが熱時過酸化物で酸化劣化する欠点を有して
いる。また例えば、特開昭62−273241には、接
着性を改善するポリオレフィン樹脂組成物として不飽和
カルボン酸変性のPP樹脂と安息香酸金属塩との組成物
を提案しているが、基本的に常温で固形の熱可塑性の成
型用樹脂組成物であり、この組成物をプライマーとして
応用するとしても変性PP樹脂は結晶質の為、常温では
一般的な溶剤にほとんど不溶であり、したがって液状プ
ライマー組成物とはならない。
58−117224によれば、金属表面にプライマー組
成物として不飽和結合を持つシラン化合物と過酸化物と
遷移金属化合物からなるプライマー組成物を提案してい
るが、PPが熱時過酸化物で酸化劣化する欠点を有して
いる。また例えば、特開昭62−273241には、接
着性を改善するポリオレフィン樹脂組成物として不飽和
カルボン酸変性のPP樹脂と安息香酸金属塩との組成物
を提案しているが、基本的に常温で固形の熱可塑性の成
型用樹脂組成物であり、この組成物をプライマーとして
応用するとしても変性PP樹脂は結晶質の為、常温では
一般的な溶剤にほとんど不溶であり、したがって液状プ
ライマー組成物とはならない。
【0008】また例えば、α−シアノアクリレート系接
着剤のPP素材専用プライマーとして、高級脂肪酸の金
属化合物のプライマー溶液が提案されているが、α−シ
アノアクリレート系接着剤では有効であるが、その他の
接着剤では効果が極めて小さい。高級脂肪酸の金属化合
物は一般的には高分子樹脂の内部離型剤として知られ、
接着剤または塗料組成物にはおのずと適合性が限定され
る様である。
着剤のPP素材専用プライマーとして、高級脂肪酸の金
属化合物のプライマー溶液が提案されているが、α−シ
アノアクリレート系接着剤では有効であるが、その他の
接着剤では効果が極めて小さい。高級脂肪酸の金属化合
物は一般的には高分子樹脂の内部離型剤として知られ、
接着剤または塗料組成物にはおのずと適合性が限定され
る様である。
【0009】また、有機亜リン酸エステル化合物が前記
した難接着プラスチック素材、特にPPの接着耐久性改
良に、効果が有ると一般に認識されているが、単独での
プライマー処理では製品の耐水性が欠ける事や一般的な
塗装製品では塗料組成物の激しい加水分解が起こり劣化
する等の欠点を有する。
した難接着プラスチック素材、特にPPの接着耐久性改
良に、効果が有ると一般に認識されているが、単独での
プライマー処理では製品の耐水性が欠ける事や一般的な
塗装製品では塗料組成物の激しい加水分解が起こり劣化
する等の欠点を有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで素材として使
用される、PC、PEPC、P−MMA等の接着を行な
った場合に、しばしば界面接着信頼性が損われる問題が
発生している。
用される、PC、PEPC、P−MMA等の接着を行な
った場合に、しばしば界面接着信頼性が損われる問題が
発生している。
【0011】すなわち上記した素材を例えばホットメル
ト型接着剤で接着した場合には、約170℃以上の溶融
状態のホットメルト型シ−リング材の塗布時または接合
時に、素材表面から水蒸気と思われる著しいガスの発生
が観察され、その結果として接着レンズ素材界面にミク
ロのボイド(微小な接着欠陥)を残す。この為著しく接
着信頼性を欠く事となる。
ト型接着剤で接着した場合には、約170℃以上の溶融
状態のホットメルト型シ−リング材の塗布時または接合
時に、素材表面から水蒸気と思われる著しいガスの発生
が観察され、その結果として接着レンズ素材界面にミク
ロのボイド(微小な接着欠陥)を残す。この為著しく接
着信頼性を欠く事となる。
【0012】更に接合時に発生したミクロボイドは、高
温にさらされると、素材からの水蒸気ガス発生応力によ
ってさらに欠陥ボイド部が肥大化し、外観上も界面発泡
状態として観察され、シ−ル性が大きく損われる結果と
なる重要な問題が発生している。
温にさらされると、素材からの水蒸気ガス発生応力によ
ってさらに欠陥ボイド部が肥大化し、外観上も界面発泡
状態として観察され、シ−ル性が大きく損われる結果と
なる重要な問題が発生している。
【0013】また、素材として使用されるPP、PE等
の素材の接着・塗装を行なう場合に、一部 で塩素化P
P樹脂系プライマー組成物の使用が行なわれているがま
だ密着性が欠け、特に塗料組成物・接着組成物が限定さ
れる等の問題を有している。
の素材の接着・塗装を行なう場合に、一部 で塩素化P
P樹脂系プライマー組成物の使用が行なわれているがま
だ密着性が欠け、特に塗料組成物・接着組成物が限定さ
れる等の問題を有している。
【0014】これまでの従来技術では、まだ良好な耐熱
接着特性を発揮できる塗料用またはホットメルト接着剤
用のプライマ−またはその加工方法に良い物が見当らな
い。
接着特性を発揮できる塗料用またはホットメルト接着剤
用のプライマ−またはその加工方法に良い物が見当らな
い。
【0015】前記した様に、一般的な接着剤・塗料に適
合できる耐候性、耐薬品性、耐熱性など各種の長期の環
境下での接着信頼性を具備したプライマ−組成物が強く
望まれている。
合できる耐候性、耐薬品性、耐熱性など各種の長期の環
境下での接着信頼性を具備したプライマ−組成物が強く
望まれている。
【0016】詳しくは、PC、PEPC、PP、PE、
PET、P−MMA等の難接着プラスチック素材を用い
た接着・塗装を行なう場合に、一般的な接着剤・塗料に
適合できる耐候性、耐薬品性、耐熱性など各種の長期の
環境下での接着信頼性を具備したプライマ−組成物とそ
の加工方法を提供する事に有り、特にPC、PEPC、
PET、P−MMA素材での接着では、界面発泡性の問
題を合せて解決することにある。
PET、P−MMA等の難接着プラスチック素材を用い
た接着・塗装を行なう場合に、一般的な接着剤・塗料に
適合できる耐候性、耐薬品性、耐熱性など各種の長期の
環境下での接着信頼性を具備したプライマ−組成物とそ
の加工方法を提供する事に有り、特にPC、PEPC、
PET、P−MMA素材での接着では、界面発泡性の問
題を合せて解決することにある。
【0017】また更に、金属とPC、PEPC、PP、
PE、PET、P−MMA等の難接着プラスチック素材
との複合化に際しても、これ等の難接着プラスチック素
材を押出し成形する際の、金属との密着性にすぐれかつ
溶融押出し樹脂との新和性および耐久性に富むプライマ
ーが無い事から、金属インサート成形に際し好ましく用
いる事ができるプライマー組成物とする事も本発明の目
的である。
PE、PET、P−MMA等の難接着プラスチック素材
との複合化に際しても、これ等の難接着プラスチック素
材を押出し成形する際の、金属との密着性にすぐれかつ
溶融押出し樹脂との新和性および耐久性に富むプライマ
ーが無い事から、金属インサート成形に際し好ましく用
いる事ができるプライマー組成物とする事も本発明の目
的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、酸変性スチレンブロック樹脂とグリシジル変性
スチレンブロック樹脂からなる熱硬化性被膜を難接着プ
ラスチック素材表面に形成する事で解決できる事を見出
し、本発明を達成した。
た結果、酸変性スチレンブロック樹脂とグリシジル変性
スチレンブロック樹脂からなる熱硬化性被膜を難接着プ
ラスチック素材表面に形成する事で解決できる事を見出
し、本発明を達成した。
【0019】すなわち本発明とは、重量平均分子量が3
千〜10万の範囲にある以下の、好ましくは酸変性水添
スチレン−ブタジエン樹脂、酸変性水添スチレン−ブタ
ジエン−スチレン樹脂、酸変性スチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレン樹脂、酸変性水添スチレン−イソプレ
ン樹脂、酸変性水添スチレン−イソプレン−スチレン樹
脂、酸変性スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン
樹脂から選ばれた1種または2種の、酸変性スチレンブ
ロックポリマー(a)と、重量平均分子量が3千〜10
万の範囲にある以下の、好ましくはグリシジル基含有水
添スチレン−ブタジエン樹脂、グリシジル基含有水添ス
チレン−ブタジエン−スチレン樹脂、グリシジル基含有
スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、グリシ
ジル基含有水添スチレン−イソプレン樹脂、グリシジル
基含有水添スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、グリ
シジル基含有スチレン−エチレン−プロピレン−スチレ
ン樹脂から選ばれた1種または2種以上の、1分子中に
反応性末端基として平均2ケ以上のグリシジル基を持つ
グリシジル変性スチレンブロック樹脂(b)とを、それ
ぞれ混合比率が(a)のカルボキシル基または酸無水物
基と(b)のグリシジル基とのモル当量混合比で1:
0.5〜0.5:1となる様に配合され、(a)と
(b)の良溶剤(c)で常温で液状とした事を特徴とす
るプライマー組成物である。
千〜10万の範囲にある以下の、好ましくは酸変性水添
スチレン−ブタジエン樹脂、酸変性水添スチレン−ブタ
ジエン−スチレン樹脂、酸変性スチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレン樹脂、酸変性水添スチレン−イソプレ
ン樹脂、酸変性水添スチレン−イソプレン−スチレン樹
脂、酸変性スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン
樹脂から選ばれた1種または2種の、酸変性スチレンブ
ロックポリマー(a)と、重量平均分子量が3千〜10
万の範囲にある以下の、好ましくはグリシジル基含有水
添スチレン−ブタジエン樹脂、グリシジル基含有水添ス
チレン−ブタジエン−スチレン樹脂、グリシジル基含有
スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、グリシ
ジル基含有水添スチレン−イソプレン樹脂、グリシジル
基含有水添スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、グリ
シジル基含有スチレン−エチレン−プロピレン−スチレ
ン樹脂から選ばれた1種または2種以上の、1分子中に
反応性末端基として平均2ケ以上のグリシジル基を持つ
グリシジル変性スチレンブロック樹脂(b)とを、それ
ぞれ混合比率が(a)のカルボキシル基または酸無水物
基と(b)のグリシジル基とのモル当量混合比で1:
0.5〜0.5:1となる様に配合され、(a)と
(b)の良溶剤(c)で常温で液状とした事を特徴とす
るプライマー組成物である。
【0020】また前記したプライマ−組成物を、難接着
プラスチック素材表面または金属表面に塗工し、あらか
じめ乾燥膜厚で1〜50ミクロンの膜厚となるように塗
布、乾燥硬化養生後、該プライマー硬化塗膜を介して、
接着、塗装、ラミネーションまたは複合化させる事を特
徴とする難接着素材の加工方法である。
プラスチック素材表面または金属表面に塗工し、あらか
じめ乾燥膜厚で1〜50ミクロンの膜厚となるように塗
布、乾燥硬化養生後、該プライマー硬化塗膜を介して、
接着、塗装、ラミネーションまたは複合化させる事を特
徴とする難接着素材の加工方法である。
【0021】より好ましくは、前記、難接着プラスチッ
ク素材がポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ポリアクリル樹脂から選ばれた1種である事、また該プ
ライマ−組成物を、ポリカーボネート製レンズ素材シー
ル部位表面に塗工し、100〜150℃の雰囲気下で乾
燥と同時に該プライマー硬化塗膜を形成させた後、ブチ
ルゴム主成分系のホットメルトシーリング剤で該レンズ
部材とランプハウジング部材とを接着シールし、自動車
搭載用灯具を製造する事は大いに好ましい態様である。
ク素材がポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ポリアクリル樹脂から選ばれた1種である事、また該プ
ライマ−組成物を、ポリカーボネート製レンズ素材シー
ル部位表面に塗工し、100〜150℃の雰囲気下で乾
燥と同時に該プライマー硬化塗膜を形成させた後、ブチ
ルゴム主成分系のホットメルトシーリング剤で該レンズ
部材とランプハウジング部材とを接着シールし、自動車
搭載用灯具を製造する事は大いに好ましい態様である。
【0022】また更に、該プライマ−組成物を、金属表
面に塗工し、100〜150℃の雰囲気下で乾燥と同時
に該プライマー硬化塗膜を形成させた後、インサート成
形し、複合材を製造する事を特徴とする前記難接着素材
の加工方法が大いに好ましい態様である。
面に塗工し、100〜150℃の雰囲気下で乾燥と同時
に該プライマー硬化塗膜を形成させた後、インサート成
形し、複合材を製造する事を特徴とする前記難接着素材
の加工方法が大いに好ましい態様である。
【0023】以下に本発明をより詳細に説明する。
【0024】本発明の以下のプライマー組成物は、P
C、PEPC、PP、PE、PET、P−MMAで代表
される難接着プラスチック素材及びガラス、セラミッ
ク、コンクリート、金属等の無機素材を対象とした接着
・塗装・ラミネーション・複合化の際に用いるプライマ
−組成物として、特に100℃を超える環境下に於いて
長期の耐熱密着耐久性に富む複合2次加工が可能なプラ
イマー組成物である。
C、PEPC、PP、PE、PET、P−MMAで代表
される難接着プラスチック素材及びガラス、セラミッ
ク、コンクリート、金属等の無機素材を対象とした接着
・塗装・ラミネーション・複合化の際に用いるプライマ
−組成物として、特に100℃を超える環境下に於いて
長期の耐熱密着耐久性に富む複合2次加工が可能なプラ
イマー組成物である。
【0025】本発明に於いては、酸変性スチレンブロッ
クポリマー(a)とは、重量平均分子量が3千〜10万
の範囲、好ましくは5千〜5万の範囲、より好ましくは
1〜3万の範囲にある、酸変性水添スチレン−ブタジエ
ン樹脂、酸変性水添スチレン−ブタジエン−スチレン樹
脂、酸変性スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン樹
脂、酸変性水添スチレン−イソプレン樹脂、酸変性水添
スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、酸変性スチレン
−エチレン−プロピレン−スチレン樹脂から選ばれた1
種または2種の混合物である。 酸変性スチレンブロッ
クポリマー(a)は、より具体的には、水添スチレン−
ブタジエン樹脂、水添スチレン−ブタジエン−スチレン
樹脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、
水添スチレン−イソプレン樹脂、水添スチレン−イソプ
レン−スチレン樹脂、スチレン−エチレン−プロピレン
−スチレン樹脂等のスチレン系ブロックコポリマーを公
知の方法で酸変性して得られる物が代表的であり、特に
制約は無く、例えば前記スチレン系ブロックコポリマー
を改質溶液または塊状状態下で以下の不飽和カルボン酸
単量体をグラフト重合して分子鎖にカルボキシル基や酸
無水物基を導入した物が代表的である。
クポリマー(a)とは、重量平均分子量が3千〜10万
の範囲、好ましくは5千〜5万の範囲、より好ましくは
1〜3万の範囲にある、酸変性水添スチレン−ブタジエ
ン樹脂、酸変性水添スチレン−ブタジエン−スチレン樹
脂、酸変性スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン樹
脂、酸変性水添スチレン−イソプレン樹脂、酸変性水添
スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、酸変性スチレン
−エチレン−プロピレン−スチレン樹脂から選ばれた1
種または2種の混合物である。 酸変性スチレンブロッ
クポリマー(a)は、より具体的には、水添スチレン−
ブタジエン樹脂、水添スチレン−ブタジエン−スチレン
樹脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、
水添スチレン−イソプレン樹脂、水添スチレン−イソプ
レン−スチレン樹脂、スチレン−エチレン−プロピレン
−スチレン樹脂等のスチレン系ブロックコポリマーを公
知の方法で酸変性して得られる物が代表的であり、特に
制約は無く、例えば前記スチレン系ブロックコポリマー
を改質溶液または塊状状態下で以下の不飽和カルボン酸
単量体をグラフト重合して分子鎖にカルボキシル基や酸
無水物基を導入した物が代表的である。
【0026】不飽和カルボン酸単量体としては、例えば
無水マレイン酸、マレイン酸、無水イタコン酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、無水シトラコン酸
等があげられる。
無水マレイン酸、マレイン酸、無水イタコン酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、無水シトラコン酸
等があげられる。
【0027】前記スチレン系ブロックコポリマーに対し
不飽和カルボン酸単量体を0.2〜10重量%程度、好
ましくは1〜3重量%をグラフト重合してなるものは市
場で容易に入手できる事から、大いに好ましい例であ
る。
不飽和カルボン酸単量体を0.2〜10重量%程度、好
ましくは1〜3重量%をグラフト重合してなるものは市
場で容易に入手できる事から、大いに好ましい例であ
る。
【0028】すでに公知で市場にある物として、シェル
化学社製品「クレイトンG−190」、旭化成製品「タ
フテックM−1913、同M−1943等」等が代表的
な例である。
化学社製品「クレイトンG−190」、旭化成製品「タ
フテックM−1913、同M−1943等」等が代表的
な例である。
【0029】本発明に於いて、グリシジル変性スチレン
ブロック樹脂(b)とは、重量平均分子量が3千〜10
万の範囲、好ましくは5千〜5万の範囲、より好ましく
は1〜3万の範囲にある、グリシジル基含有水添スチレ
ン−ブタジエン樹脂、グリシジル基含有水添スチレン−
ブタジエン−スチレン樹脂、グリシジル基含有スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、グリシジル基含
有水添スチレン−イソプレン樹脂、グリシジル基含有水
添スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、グリシジル基
含有スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン樹脂か
ら選ばれた1種または2種の混合物である。
ブロック樹脂(b)とは、重量平均分子量が3千〜10
万の範囲、好ましくは5千〜5万の範囲、より好ましく
は1〜3万の範囲にある、グリシジル基含有水添スチレ
ン−ブタジエン樹脂、グリシジル基含有水添スチレン−
ブタジエン−スチレン樹脂、グリシジル基含有スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、グリシジル基含
有水添スチレン−イソプレン樹脂、グリシジル基含有水
添スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、グリシジル基
含有スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン樹脂か
ら選ばれた1種または2種の混合物である。
【0030】グリシジル変性スチレンブロック樹脂
(b)は、より具体的には、水添スチレン−ブタジエン
樹脂、水添スチレン−ブタジエン−スチレン樹脂、スチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、水添スチレ
ン−イソプレン樹脂、水添スチレン−イソプレン−スチ
レン樹脂、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン
樹脂等のスチレン系ブロックコポリマーを公知の方法で
グリシジル基導入変性して得られる物が代表的であり、
特に制約は無い。例えば前記スチレン系ブロックコポリ
マーを改質溶液または塊状状態下で例えばアリルグリシ
ジルエーテル等の単量体をグラフト重合して分子鎖にグ
シシジル基を導入した物が代表的な例である。
(b)は、より具体的には、水添スチレン−ブタジエン
樹脂、水添スチレン−ブタジエン−スチレン樹脂、スチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、水添スチレ
ン−イソプレン樹脂、水添スチレン−イソプレン−スチ
レン樹脂、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン
樹脂等のスチレン系ブロックコポリマーを公知の方法で
グリシジル基導入変性して得られる物が代表的であり、
特に制約は無い。例えば前記スチレン系ブロックコポリ
マーを改質溶液または塊状状態下で例えばアリルグリシ
ジルエーテル等の単量体をグラフト重合して分子鎖にグ
シシジル基を導入した物が代表的な例である。
【0031】前記スチレン系ブロックコポリマーに対し
グリシジル基が分子中に少なくとも1ケ以上、好ましく
は2ケ以上導入された物が良く、市場で容易に入手でき
るものとしたは、シェル化学社製品「Z−154」等が
ある。
グリシジル基が分子中に少なくとも1ケ以上、好ましく
は2ケ以上導入された物が良く、市場で容易に入手でき
るものとしたは、シェル化学社製品「Z−154」等が
ある。
【0032】なお、前記中、水添スチレン−ブタジエン
−スチレン樹脂とスチレン−エチレン−ブチレン−スチ
レン樹脂の相違点は前者はミッドブロック分子鎖長が基
本的に非晶質であり後者は結晶性を示す事である。また
水添スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、スチレン−
エチレン−プロピレン−スチレン樹脂の相違点も同様で
ある。
−スチレン樹脂とスチレン−エチレン−ブチレン−スチ
レン樹脂の相違点は前者はミッドブロック分子鎖長が基
本的に非晶質であり後者は結晶性を示す事である。また
水添スチレン−イソプレン−スチレン樹脂、スチレン−
エチレン−プロピレン−スチレン樹脂の相違点も同様で
ある。
【0033】酸変性スチレンブロックポリマー(a)や
グリシジル変性スチレンブロック樹脂(b)の最適分子
量を3千〜10万の範囲とした理由は、良溶剤(c)を
用いた溶液の保存安定性と溶融粘度を最適化出来、作業
性にすぐれ所望の硬化被膜を形成できる点で好ましいか
らである。一方、(a)および(b)の分子量が3千以
下の場合は、硬化被膜の靱性が低く問題であるからであ
り、10万以上の場合はプライマー組成物の固形分が高
いと高粘度系となり作業適性に欠け、従って固形分が低
くならざるを得ない為、実用性が著しく乏しいからであ
る。
グリシジル変性スチレンブロック樹脂(b)の最適分子
量を3千〜10万の範囲とした理由は、良溶剤(c)を
用いた溶液の保存安定性と溶融粘度を最適化出来、作業
性にすぐれ所望の硬化被膜を形成できる点で好ましいか
らである。一方、(a)および(b)の分子量が3千以
下の場合は、硬化被膜の靱性が低く問題であるからであ
り、10万以上の場合はプライマー組成物の固形分が高
いと高粘度系となり作業適性に欠け、従って固形分が低
くならざるを得ない為、実用性が著しく乏しいからであ
る。
【0034】本発明に於いて、前記酸変性スチレンブロ
ックコポリマー樹脂(a)とグリシジル変性スチレンブ
ロック樹脂(b)との混合割合は、それぞれ混合比率
で、(a)のカルボキシル基と(b)のグリシジル基と
が1:0.5〜0.5:1のモル比となる様、特に好ま
しくは1:1となる様に調合され、かつ(a)と(b)
の良溶剤(c)で常温で液状とする事が肝要である。前
記割合で使用する事で難接着プラスチック素材の表面に
強靭な硬化被膜を形成させる事ができ、発明の目的であ
る100℃を超える環境下での耐熱密着信頼性が長期間
達成出来る。配合割合が前記以外の場合は熱硬化被膜が
軟化状態のままであり、密着性には富むが、耐熱凝集力
が不足し、特に界面発泡性の防止効果や耐熱密着信頼性
の確保が困難となる。
ックコポリマー樹脂(a)とグリシジル変性スチレンブ
ロック樹脂(b)との混合割合は、それぞれ混合比率
で、(a)のカルボキシル基と(b)のグリシジル基と
が1:0.5〜0.5:1のモル比となる様、特に好ま
しくは1:1となる様に調合され、かつ(a)と(b)
の良溶剤(c)で常温で液状とする事が肝要である。前
記割合で使用する事で難接着プラスチック素材の表面に
強靭な硬化被膜を形成させる事ができ、発明の目的であ
る100℃を超える環境下での耐熱密着信頼性が長期間
達成出来る。配合割合が前記以外の場合は熱硬化被膜が
軟化状態のままであり、密着性には富むが、耐熱凝集力
が不足し、特に界面発泡性の防止効果や耐熱密着信頼性
の確保が困難となる。
【0035】また前記した水添スチレン−ブタジエン樹
脂、水添スチレン−ブタジエン−スチレン樹脂、水添ス
チレン−イソプレン樹脂、水添スチレン−イソプレン−
スチレン樹脂とは、それぞれ分子内二重結合を部分水添
したものや完全水添した物であって良く、各ブロックコ
ポリマ−中のスチレン含有量は10%以上50%以下の
範囲にある事が好ましい。
脂、水添スチレン−ブタジエン−スチレン樹脂、水添ス
チレン−イソプレン樹脂、水添スチレン−イソプレン−
スチレン樹脂とは、それぞれ分子内二重結合を部分水添
したものや完全水添した物であって良く、各ブロックコ
ポリマ−中のスチレン含有量は10%以上50%以下の
範囲にある事が好ましい。
【0036】なお、本発明のプライマー組成物は予め前
記(a)と(b)を別々に良溶剤(c)に溶解し、使用
直前に前記割合で混合使用しても良く、製品形態や配合
方法に特に限定されない。
記(a)と(b)を別々に良溶剤(c)に溶解し、使用
直前に前記割合で混合使用しても良く、製品形態や配合
方法に特に限定されない。
【0037】本発明のプライマー組成物は必要に応じて
以下に記載の粘着付与剤、オイル成分、硬化助触媒、カ
ップリング剤等を適宜含有させて使用することは何等問
題ない。
以下に記載の粘着付与剤、オイル成分、硬化助触媒、カ
ップリング剤等を適宜含有させて使用することは何等問
題ない。
【0038】例えば本発明のプライマー液に、固形分換
算比で、下記の粘着付与剤の40重量%以内と、下記の
オイル成分の10重量%以内からなる組成物とする事
や、固形分換算でシランカップリング剤やチタネート系
カップリング剤で代表されるカップリング剤を2重量%
以内で使用する事、また公知のエポキシ系液状硬化助触
媒として3級アミンやその塩類、ホウ弗酸塩類、フォス
フィン類、有機金属錯体を0.5重量%以内で使用して
も良い。
算比で、下記の粘着付与剤の40重量%以内と、下記の
オイル成分の10重量%以内からなる組成物とする事
や、固形分換算でシランカップリング剤やチタネート系
カップリング剤で代表されるカップリング剤を2重量%
以内で使用する事、また公知のエポキシ系液状硬化助触
媒として3級アミンやその塩類、ホウ弗酸塩類、フォス
フィン類、有機金属錯体を0.5重量%以内で使用して
も良い。
【0039】前記粘着付与剤は、重合ロジン、ロジンエ
ステル類、C5系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石
油樹脂、テルペン系石油樹脂、またはこれらの水添樹脂
や、低分子量スチレン樹脂、低分子量α−メチルスチレ
ン樹脂などから選ばれた1種または2種以上を使用する
事が好ましく、特に好ましくは、(水添)ロジンエステ
ル樹脂または(水添)石油樹脂系粘着付与剤の軟化点温
度が85℃以上である事が良い。
ステル類、C5系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石
油樹脂、テルペン系石油樹脂、またはこれらの水添樹脂
や、低分子量スチレン樹脂、低分子量α−メチルスチレ
ン樹脂などから選ばれた1種または2種以上を使用する
事が好ましく、特に好ましくは、(水添)ロジンエステ
ル樹脂または(水添)石油樹脂系粘着付与剤の軟化点温
度が85℃以上である事が良い。
【0040】また、オイル成分は、ナフテンオイル、パ
ラフィンオイル、液状ポリブテン、液状水添ポリイソプ
レン、デカリン、テトラリンなどから選ばれた1種また
は2種以上を使用する事が良い。
ラフィンオイル、液状ポリブテン、液状水添ポリイソプ
レン、デカリン、テトラリンなどから選ばれた1種また
は2種以上を使用する事が良い。
【0041】本発明のプライマー組成物に使用される溶
剤は、その作用効果としてプライマー塗膜を出来るだけ
薄く形成させる事が主目的である。従って、本発明のプ
ライマー組成物が常温で液状となるように、特に制約は
無いが、例えば固形分が5〜80重量%となる様、好ま
しくは10〜20重量%となる様に、以下の溶剤で希釈
し均一な溶液とする事が良い。 好ましい溶剤として
は、例えば沸点が常温から200℃の範囲の、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、イソホロン、アセチルアセトン、アセ
トフェノンなどのケトン類、シクロヘキサノールなどの
アルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−3−メ
トキシブチル、アセト酢酸エチル等のエステル類、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテルなどのエーテル類、テトラヒド
ロフランなどのフラン類、メチルクロロホルム、ジクロ
ルエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,2,3
−トリクロロプロパン、1,1,2,2,−テトラクロ
ロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン化合物
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、スチレン、灯油、
ミネラルスピリット等の芳香属炭化水素類、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、n−オクタン、ガソリン、シクロヘ
キサンなどの脂肪属炭化水素類等が代表的であり、これ
らの一種または2種以上を選択して使用する事が良い。
剤は、その作用効果としてプライマー塗膜を出来るだけ
薄く形成させる事が主目的である。従って、本発明のプ
ライマー組成物が常温で液状となるように、特に制約は
無いが、例えば固形分が5〜80重量%となる様、好ま
しくは10〜20重量%となる様に、以下の溶剤で希釈
し均一な溶液とする事が良い。 好ましい溶剤として
は、例えば沸点が常温から200℃の範囲の、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、イソホロン、アセチルアセトン、アセ
トフェノンなどのケトン類、シクロヘキサノールなどの
アルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−3−メ
トキシブチル、アセト酢酸エチル等のエステル類、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテルなどのエーテル類、テトラヒド
ロフランなどのフラン類、メチルクロロホルム、ジクロ
ルエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,2,3
−トリクロロプロパン、1,1,2,2,−テトラクロ
ロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン化合物
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、スチレン、灯油、
ミネラルスピリット等の芳香属炭化水素類、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、n−オクタン、ガソリン、シクロヘ
キサンなどの脂肪属炭化水素類等が代表的であり、これ
らの一種または2種以上を選択して使用する事が良い。
【0042】前記難接着プラスチック素材に対して用い
る場合には、ソルベントクラックが発生しない様な溶剤
組成を選定する事が慣用であるが、プライマー組成物を
塗布後直ちに乾燥させてプライマー層を形成する前処理
方法では、特に制約されずに使用可能である。また前記
(a)および(b)成分を常温で液状化できる溶剤であ
れば基本的に使用でき、その意味ですでに公知の他の溶
剤も混合または独自使用することができ、特に制約は無
い。
る場合には、ソルベントクラックが発生しない様な溶剤
組成を選定する事が慣用であるが、プライマー組成物を
塗布後直ちに乾燥させてプライマー層を形成する前処理
方法では、特に制約されずに使用可能である。また前記
(a)および(b)成分を常温で液状化できる溶剤であ
れば基本的に使用でき、その意味ですでに公知の他の溶
剤も混合または独自使用することができ、特に制約は無
い。
【0043】また、本発明のプライマー組成物を用いた
2次加工に際しては、前記のプライマ−組成物を、難接
着プラスチックス素材や前記無機素材の表面に適宜塗工
し、最終的に1〜50ミクロン程度の硬化膜厚となるよ
うに塗布する事が肝要である。塗布乾燥条件としては、
特に制約は無いが、おおよそ100〜180℃の範囲、
好ましくは120〜150℃で10〜120分程度硬化
乾燥させて該プライマーの熱硬化塗膜を形成させる事が
好ましい例である。
2次加工に際しては、前記のプライマ−組成物を、難接
着プラスチックス素材や前記無機素材の表面に適宜塗工
し、最終的に1〜50ミクロン程度の硬化膜厚となるよ
うに塗布する事が肝要である。塗布乾燥条件としては、
特に制約は無いが、おおよそ100〜180℃の範囲、
好ましくは120〜150℃で10〜120分程度硬化
乾燥させて該プライマーの熱硬化塗膜を形成させる事が
好ましい例である。
【0044】この硬化被膜を介して、接着、塗装、ラミ
ネーションまたは複合体の製造を行なった難接着プラス
チックス素材の2次加工方法についてより具体的に説明
する。
ネーションまたは複合体の製造を行なった難接着プラス
チックス素材の2次加工方法についてより具体的に説明
する。
【0045】本発明のプライマ−組成物を、例えばP
C、PP、P−MMA等の難接着プラスチックス素材表
面に塗工し、乾燥硬化後、該プライマー熱硬化塗膜を介
して、ポリオレフィン系のホットメルト接着剤または各
種塗料を密着附形させる事が好ましい態様である。
C、PP、P−MMA等の難接着プラスチックス素材表
面に塗工し、乾燥硬化後、該プライマー熱硬化塗膜を介
して、ポリオレフィン系のホットメルト接着剤または各
種塗料を密着附形させる事が好ましい態様である。
【0046】一般に前記素材はエンジニアリングプラス
チックとして重要な位置を占めており、例えば自動車の
ランプ構成部材やバンパーに多用されている。しかも同
分野では発明の解決しようとする課題でも触れたが、P
CまたはP−MMAレンズ部材とPPハウジング部材と
をブチルゴム系のホットメルトシーリング材組成物で接
合・シールした工法で生産されており、ポリカーボネー
トレンズ素材を用いた従来工法の生産ランプでは、10
0℃以上の環境下にさらされると、著しいPC界面発泡
現象が見られ、シール不良、しいてはランプ内に水が漏
水侵入する重要な問題を抱えていた。この課題を解決す
る事が本発明のプライマー組成物をもちいた前記加工方
法のおおきな特徴である。すなわち、自動車灯具の特に
100℃以上の高温シール特性を満足させる事ができる
工法として、本発明のプライマー組成物を特にPC素材
のシール部位に塗布し、硬化膜圧として1〜20ミクロ
ン程度と成るように、120〜160℃の範囲で硬化乾
燥後、ブチルゴム系の従来から使用されているホットメ
ルトシーリング剤でハウジング部材とシール接合させる
事で目的が達成出来る。
チックとして重要な位置を占めており、例えば自動車の
ランプ構成部材やバンパーに多用されている。しかも同
分野では発明の解決しようとする課題でも触れたが、P
CまたはP−MMAレンズ部材とPPハウジング部材と
をブチルゴム系のホットメルトシーリング材組成物で接
合・シールした工法で生産されており、ポリカーボネー
トレンズ素材を用いた従来工法の生産ランプでは、10
0℃以上の環境下にさらされると、著しいPC界面発泡
現象が見られ、シール不良、しいてはランプ内に水が漏
水侵入する重要な問題を抱えていた。この課題を解決す
る事が本発明のプライマー組成物をもちいた前記加工方
法のおおきな特徴である。すなわち、自動車灯具の特に
100℃以上の高温シール特性を満足させる事ができる
工法として、本発明のプライマー組成物を特にPC素材
のシール部位に塗布し、硬化膜圧として1〜20ミクロ
ン程度と成るように、120〜160℃の範囲で硬化乾
燥後、ブチルゴム系の従来から使用されているホットメ
ルトシーリング剤でハウジング部材とシール接合させる
事で目的が達成出来る。
【0047】同様に本発明のプライマー組成物では前記
PCやP−MMA素材表面への塗装2次加工でも前記と
同様な作用効果を発揮する。
PCやP−MMA素材表面への塗装2次加工でも前記と
同様な作用効果を発揮する。
【0048】また、金属として代表的な亜鉛メッキ鋼
板、アルミ、ステンレス鋼板、ブリキ、銅板などの金属
表面に予め本発明のプライマー組成物を塗布し、乾燥お
よび焼きつけ硬化後、ポリプロピレン成形樹脂やアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン成形樹脂を鋼板部材
にインサート成形加工する2次加工方法が好ましい加工
方法として挙げられる。
板、アルミ、ステンレス鋼板、ブリキ、銅板などの金属
表面に予め本発明のプライマー組成物を塗布し、乾燥お
よび焼きつけ硬化後、ポリプロピレン成形樹脂やアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン成形樹脂を鋼板部材
にインサート成形加工する2次加工方法が好ましい加工
方法として挙げられる。
【0049】本発明の液状プライマー組成物の塗布方法
としては、特に限定するものではないが、ハケ塗り、ス
プレー塗布、バーコーター塗布、アプリケーター塗布な
どがあり、薄く塗布出来る方法であれば好ましく採用で
きる。特に制約は無いが通常10〜150ミクロンの塗
り厚みとなるように、好ましくは10〜50ミクロンの
塗り厚みとなるようにする事が良い。硬化乾燥膜圧では
1〜20ミクロンが好ましい。
としては、特に限定するものではないが、ハケ塗り、ス
プレー塗布、バーコーター塗布、アプリケーター塗布な
どがあり、薄く塗布出来る方法であれば好ましく採用で
きる。特に制約は無いが通常10〜150ミクロンの塗
り厚みとなるように、好ましくは10〜50ミクロンの
塗り厚みとなるようにする事が良い。硬化乾燥膜圧では
1〜20ミクロンが好ましい。
【0050】本発明の液状プライマー組成物の乾燥焼き
つけ方法としては、例えば遠赤外加熱、熱風乾燥、真空
加熱乾燥などの方法が良く、通常50〜150℃好まし
くは120〜160℃の温度範囲で加熱乾燥し、5〜3
0分程度乾燥する事で塗膜が形成される。
つけ方法としては、例えば遠赤外加熱、熱風乾燥、真空
加熱乾燥などの方法が良く、通常50〜150℃好まし
くは120〜160℃の温度範囲で加熱乾燥し、5〜3
0分程度乾燥する事で塗膜が形成される。
【0051】本発明の液状プライマー組成物を塗布・硬
化被膜形成後の、2次加工の際の接着加工方法では、従
来公知の例えば特開昭60−92379、同62−12
9373、同62−227987、同62−22328
7等に開示されているブチルゴム系のホットメルト組成
物や、その他塩化ブチルゴム系部分架硫されたホットメ
ルト接着剤、水添スチレン系ブロックコポリマー主成分
型シーラント、湿気硬化性の反応性ホットメルト接着
剤、紫外線硬化型ホットメルト、電子線硬化型ホットメ
ルト等のいわゆるホットメルト型接着剤を使用して難接
着性プラスチック同士またはその他との異種間接着する
などの加工方法を包含する。
化被膜形成後の、2次加工の際の接着加工方法では、従
来公知の例えば特開昭60−92379、同62−12
9373、同62−227987、同62−22328
7等に開示されているブチルゴム系のホットメルト組成
物や、その他塩化ブチルゴム系部分架硫されたホットメ
ルト接着剤、水添スチレン系ブロックコポリマー主成分
型シーラント、湿気硬化性の反応性ホットメルト接着
剤、紫外線硬化型ホットメルト、電子線硬化型ホットメ
ルト等のいわゆるホットメルト型接着剤を使用して難接
着性プラスチック同士またはその他との異種間接着する
などの加工方法を包含する。
【0052】また本発明の液状プライマー組成物を塗布
・硬化被膜形成後の、2次加工の際の接着加工方法で
は、従来の熱可塑性成形樹脂の金属インサート成形で金
属との複合材を製造する際の金属表面処理用の熱硬化性
プライマー被膜として本発明のプライマー組成物とする
加工手段が本発明の難接着性プラスチックスの加工方法
として包含される。
・硬化被膜形成後の、2次加工の際の接着加工方法で
は、従来の熱可塑性成形樹脂の金属インサート成形で金
属との複合材を製造する際の金属表面処理用の熱硬化性
プライマー被膜として本発明のプライマー組成物とする
加工手段が本発明の難接着性プラスチックスの加工方法
として包含される。
【0053】すなわち、本発明の難接着プラスチック素
材を対象とした加工方法とは、前記したように本発明の
プライマー組成物を介して実施される接着加工または塗
装加工またはラミネーション加工および複合化加工など
の2次加工方法に限定される。
材を対象とした加工方法とは、前記したように本発明の
プライマー組成物を介して実施される接着加工または塗
装加工またはラミネーション加工および複合化加工など
の2次加工方法に限定される。
【0054】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載するが、例中、
部および%とは重量部、重量%の意味であり、実施例が
本発明を特に限定するものではない。
部および%とは重量部、重量%の意味であり、実施例が
本発明を特に限定するものではない。
【0055】また、実施例中記載の界面発泡試験とは、
以下の試験方法で行なった。
以下の試験方法で行なった。
【0056】PC、アクリルの厚み2mm、5cm×1
0cm平板を準備し、その片面に実施例記載のプライマ
ー組成物をバーコーターを用いて塗布し、直ちに130
〜140℃の熱風乾燥機で15分間乾燥焼きつけ処理を
行なって、それぞれ膜厚5ミクロンの処理試験片を得
た。
0cm平板を準備し、その片面に実施例記載のプライマ
ー組成物をバーコーターを用いて塗布し、直ちに130
〜140℃の熱風乾燥機で15分間乾燥焼きつけ処理を
行なって、それぞれ膜厚5ミクロンの処理試験片を得
た。
【0057】一方、別に準備したポリプロピレン樹脂
(以下PPと略)またはアクリロニトリルーブタジエン
ースチレン樹脂(以下ABSと略)の、厚み2mm、2
cm×10cm平板平面に、実施例記載のホットメルト
型シーリング材を190℃アプリケーション温度でハン
ドガンを用いて幅6〜8mm、長さ5cmビード状に塗
布した。
(以下PPと略)またはアクリロニトリルーブタジエン
ースチレン樹脂(以下ABSと略)の、厚み2mm、2
cm×10cm平板平面に、実施例記載のホットメルト
型シーリング材を190℃アプリケーション温度でハン
ドガンを用いて幅6〜8mm、長さ5cmビード状に塗
布した。
【0058】直ちに前記のプライマー処理した試験片、
ならびに無処理PC、同アクリル試験片を前者はプライ
マー塗布面と、後者は無処理面と、ホットメルト接着剤
の厚みが1mmとなるように貼りあわせ、25℃/RH
85%雰囲気下に24時間以上放置、更に130℃恒温
槽に8〜72時間放置して後取り出し、レンズ部素材界
面での発泡が肉眼で観察されるかを測定した。
ならびに無処理PC、同アクリル試験片を前者はプライ
マー塗布面と、後者は無処理面と、ホットメルト接着剤
の厚みが1mmとなるように貼りあわせ、25℃/RH
85%雰囲気下に24時間以上放置、更に130℃恒温
槽に8〜72時間放置して後取り出し、レンズ部素材界
面での発泡が肉眼で観察されるかを測定した。
【0059】また、実施例中記載の密着性試験とは以下
の方法を用いた。
の方法を用いた。
【0060】PC、アクリルの厚み2mm、10cm×
10cm平板試験片に対して、例中記載のプライマ−組
成物を塗布し、ただちに130℃/15分乾燥焼成を行
なって得たプライマ−処理試験片を、50℃/RH85
%の恒温恒湿槽に24時間放置し、とりだして塗布面に
対してセロテープを密着させ、45度の角度で引張って
密着性を測定した。
10cm平板試験片に対して、例中記載のプライマ−組
成物を塗布し、ただちに130℃/15分乾燥焼成を行
なって得たプライマ−処理試験片を、50℃/RH85
%の恒温恒湿槽に24時間放置し、とりだして塗布面に
対してセロテープを密着させ、45度の角度で引張って
密着性を測定した。
【0061】以下の実施例で用いたホットメルト型シ−
リング材(1)の調整。
リング材(1)の調整。
【0062】容量10リットルのニ−ダ−ル−ダ−装置
を用いて、温度150〜180℃でブチルゴム商品名ブ
チル065(日本ブチル製品)900部と、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマ−商品
名クレイトンG1657X(シエル化学製品)800部
と、粘着付与剤として水添石油樹脂商品名クリアロンP
−125(安原油脂製品)1300部、同じくエスコレ
ッツ5320(トネックス(株)製品)700部、ワッ
クス成分としてポリプロピレンワックス商品名ビスコ−
ル660P(三洋化学製品)200部、可塑剤として液
状ポリブテン商品名HV−300(日本石油化学製品)
350部、酸化チタン50部、カ−ボンブラック0.5
部、アタクチックポリプロピレン(以下APPと呼ぶ)
(三井東圧化学(株)製品)500部と、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ−
ト25部、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネ−ト〕50部、2−〔2−ヒドロキシ−3,
5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕ベン
ゾトリアゾ−ル25部 を均一に溶融混練して後、真空
下で完全脱泡後、グレ−色のホットメルト型シ −リン
グ材(1)を得た。このものの190℃の溶融粘度は9
8000センチポイズ (B型粘度計)であった。ま
た、90℃での流動性は殆どなく、軟化点は136℃
(環球法)であった。
を用いて、温度150〜180℃でブチルゴム商品名ブ
チル065(日本ブチル製品)900部と、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマ−商品
名クレイトンG1657X(シエル化学製品)800部
と、粘着付与剤として水添石油樹脂商品名クリアロンP
−125(安原油脂製品)1300部、同じくエスコレ
ッツ5320(トネックス(株)製品)700部、ワッ
クス成分としてポリプロピレンワックス商品名ビスコ−
ル660P(三洋化学製品)200部、可塑剤として液
状ポリブテン商品名HV−300(日本石油化学製品)
350部、酸化チタン50部、カ−ボンブラック0.5
部、アタクチックポリプロピレン(以下APPと呼ぶ)
(三井東圧化学(株)製品)500部と、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ−
ト25部、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネ−ト〕50部、2−〔2−ヒドロキシ−3,
5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕ベン
ゾトリアゾ−ル25部 を均一に溶融混練して後、真空
下で完全脱泡後、グレ−色のホットメルト型シ −リン
グ材(1)を得た。このものの190℃の溶融粘度は9
8000センチポイズ (B型粘度計)であった。ま
た、90℃での流動性は殆どなく、軟化点は136℃
(環球法)であった。
【0063】実施例で用いたホットメルトシ−リング材
(2)の調整。
(2)の調整。
【0064】容量10リットルのニ−ダ−ル−ダ−装置
を用いて、温度140〜170℃で、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロックコポリマ−商品名カリフレック
スTR−1107(シエル化学製品)750部、同じく
カリフレックスTR−1111(シエル化学製品)50
0部、および粘着付与剤として水添石油樹脂商品名アル
コンP−125(荒川化学製品)1500部、同じく商
品名エスコレッツ5320(ト−ネックス製品)600
部、同じく商品名YSポリスタ−T−130(安原油脂
製品)250部、およびワックス成分として商品名ビス
コ−ル660P(三洋化成製品)250部、商品名ハイ
ワックス600P(三井石油化学製品)100部、可塑
剤としてナフテン系オイル商品名フレックス#2050
N(富士興産製品)350部、カ−ボンブラック2部、
酸化防止剤として、オクタデシル−3−(3,5−ジ−
tブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト5
0部、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スファイトの20部およびAPP−Lグレ−ド628部
(三井東圧化学(株)製品)を均一に溶融混練した後、
真空下で完全脱泡した後、黒色のホットメルト型シ−リ
ング材(2)を得た。このものの170℃の溶融粘度は
58000センチポイズ(B型粘度計)であった。ま
た、80℃での流動性は殆どなく、軟化点は126℃
(環球法)であった。
を用いて、温度140〜170℃で、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロックコポリマ−商品名カリフレック
スTR−1107(シエル化学製品)750部、同じく
カリフレックスTR−1111(シエル化学製品)50
0部、および粘着付与剤として水添石油樹脂商品名アル
コンP−125(荒川化学製品)1500部、同じく商
品名エスコレッツ5320(ト−ネックス製品)600
部、同じく商品名YSポリスタ−T−130(安原油脂
製品)250部、およびワックス成分として商品名ビス
コ−ル660P(三洋化成製品)250部、商品名ハイ
ワックス600P(三井石油化学製品)100部、可塑
剤としてナフテン系オイル商品名フレックス#2050
N(富士興産製品)350部、カ−ボンブラック2部、
酸化防止剤として、オクタデシル−3−(3,5−ジ−
tブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト5
0部、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スファイトの20部およびAPP−Lグレ−ド628部
(三井東圧化学(株)製品)を均一に溶融混練した後、
真空下で完全脱泡した後、黒色のホットメルト型シ−リ
ング材(2)を得た。このものの170℃の溶融粘度は
58000センチポイズ(B型粘度計)であった。ま
た、80℃での流動性は殆どなく、軟化点は126℃
(環球法)であった。
【0065】実施例1〜3および比較例1〜3 表−1記載の実施例1〜3に示された配合割合(重量
部)で液状プライマ−組成物を調整し、試験に供した。
部)で液状プライマ−組成物を調整し、試験に供した。
【0066】
【表1】 また、表−2記載の比較例1〜3で示された配合割合
(重量部)で液状プライマ−組成物を調整した。
(重量部)で液状プライマ−組成物を調整した。
【0067】
【表2】 表1、表2の記号の説明: M−1943;無水マレイン酸3%グラフト変性スチレン-エ
チレンフ゛ チレン-スチレン樹脂 「旭化成社製品:タフテック」 ゲルパ−ミュエ−ションクロマト測定によるポリスチレ
ン換算値で重量平均分子量が4〜6万と推定された。
チレンフ゛ チレン-スチレン樹脂 「旭化成社製品:タフテック」 ゲルパ−ミュエ−ションクロマト測定によるポリスチレ
ン換算値で重量平均分子量が4〜6万と推定された。
【0068】G−1901;無水マレイン酸3%グラフ
ト変性スチレン-エチレンフ゛ チレン-スチレン樹脂 「シェル化学社製品:クレイトン」 ゲルパ−ミュエ−ションクロマト測定によるポリスチレ
ン換算値で重量平均分子量が5万程度と推定された。
ト変性スチレン-エチレンフ゛ チレン-スチレン樹脂 「シェル化学社製品:クレイトン」 ゲルパ−ミュエ−ションクロマト測定によるポリスチレ
ン換算値で重量平均分子量が5万程度と推定された。
【0069】G−1650;無変性のスチレン-エチレンフ゛ チレン-
スチレン樹脂「シェル化学社製品:クレイトン」 ゲルパ−ミュエ−ションクロマト測定によるポリスチレ
ン換算値で重量平均分子量が10〜13万程度と推定さ
れた。
スチレン樹脂「シェル化学社製品:クレイトン」 ゲルパ−ミュエ−ションクロマト測定によるポリスチレ
ン換算値で重量平均分子量が10〜13万程度と推定さ
れた。
【0070】Z−154;グリシドキシ(エポキシ基)
基含有スチレン-エチレンフ゛ チレン-スチレン樹脂 「シェル化学社製品:ゲルパ−ミュエ−ションクロマト
測定によるポリスチレン換算値で重量平均分子量が6万
程度と推定された。実施例1〜3および比較例1〜3で
得たそれぞれのプライマー組成物を用いて行なったポリ
カーボネート素材とポリアクリル素材へのセロテープ密
着性試験結果とホットメルトシーリング材を用いた接着
試験結果を表−3に示した。
基含有スチレン-エチレンフ゛ チレン-スチレン樹脂 「シェル化学社製品:ゲルパ−ミュエ−ションクロマト
測定によるポリスチレン換算値で重量平均分子量が6万
程度と推定された。実施例1〜3および比較例1〜3で
得たそれぞれのプライマー組成物を用いて行なったポリ
カーボネート素材とポリアクリル素材へのセロテープ密
着性試験結果とホットメルトシーリング材を用いた接着
試験結果を表−3に示した。
【0071】
【表3】表−3 記号の説明 (クロスカット/セロテ-フ゜ 剥離試験);◎ /剥離なし,○ /5%以内の剥離 界面発泡性試験 ;◎ /全く発泡なし, ○ 加熱48Hrs後ではごく僅か界面発泡現象が見 られた △ 界面発泡現象が初期から僅かに観察される × 試験初期から界面発泡現象が多数観察される *1;ホットメルト型シ−リング材(1)を用いて接合 *2;ホットメルト型シ−リング材(2)を用いて接合 PC;ポリカーボネート樹脂,PP;ポリプロピレン樹脂, アクリル;ポリメタアクリル酸メチル樹脂, ABS;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂 実施例4. 自動車用灯具として使用される厚さ3mm、200mm
直径の半球凸レンズ型PC製レンズ素材と接着シール部
構造がコの字形状となっているPP製の専用ハウジング
材とを用意し、PCシール足部分に対し実施例2のプラ
イマーB組成物を用いてスプレー塗布し、130℃/2
0分の乾燥・硬化膜圧5ミクロンとなる様にPC部材を
予め調製した。その後更に、190℃熱溶融したホット
メルト型シ−リング材(1)をPPハウジィング部材の
コの字シール部に吐出させ、オープンタイム1分、セッ
トタイム30秒にてPCシール足部分を挿入し接合し
た。
直径の半球凸レンズ型PC製レンズ素材と接着シール部
構造がコの字形状となっているPP製の専用ハウジング
材とを用意し、PCシール足部分に対し実施例2のプラ
イマーB組成物を用いてスプレー塗布し、130℃/2
0分の乾燥・硬化膜圧5ミクロンとなる様にPC部材を
予め調製した。その後更に、190℃熱溶融したホット
メルト型シ−リング材(1)をPPハウジィング部材の
コの字シール部に吐出させ、オープンタイム1分、セッ
トタイム30秒にてPCシール足部分を挿入し接合し
た。
【0072】この結果、インチ幅でのコの字引張剪断強
度は常態で22kg/cm2の値を得、130℃加熱/2時間
後の熱養生試験後で、同強度は21kg/cm2を示した。
度は常態で22kg/cm2の値を得、130℃加熱/2時間
後の熱養生試験後で、同強度は21kg/cm2を示した。
【0073】また115℃/1昼夜の連続環境試験でも
PC界面発泡現象などの問題は全く発生しないことが確
認され、耐熱シール信頼特性に優れた灯具である事が確
認された。
PC界面発泡現象などの問題は全く発生しないことが確
認され、耐熱シール信頼特性に優れた灯具である事が確
認された。
【0074】本実施例の灯具は耐水性、100℃/10
00時間、−40℃,4時間∃80℃,4時間のサーモ
サイクルなどの試験でも全く水洩れは無く、優れた接着
シール信頼性を発揮していた。
00時間、−40℃,4時間∃80℃,4時間のサーモ
サイクルなどの試験でも全く水洩れは無く、優れた接着
シール信頼性を発揮していた。
【0075】比較例4. 実施例4に於いて、プライマーBの替りに比較例2のプ
ライマーEとした以外は同様にして得た灯具またはプラ
イマーなしで得たいずれの灯具は、115℃、1時間の
耐熱試験および130℃/10分の耐熱試験でPC界面
発泡が発生しており、更に試験を継続するとさらに発泡
が著しく成長する事が観察された。実施例1と同様に行
なった接着信頼性値は強度変化率で常態の−45%以上
まで低下し、剪断剥離強度的にも信頼性低下が認められ
た。
ライマーEとした以外は同様にして得た灯具またはプラ
イマーなしで得たいずれの灯具は、115℃、1時間の
耐熱試験および130℃/10分の耐熱試験でPC界面
発泡が発生しており、更に試験を継続するとさらに発泡
が著しく成長する事が観察された。実施例1と同様に行
なった接着信頼性値は強度変化率で常態の−45%以上
まで低下し、剪断剥離強度的にも信頼性低下が認められ
た。
【0076】実施例5. 厚さ0.5mm、5cm角のステンレン鋼板に実施例1
のプライマーAに更に固形分換算で0.5%グリシドキ
シシランカップリング材として信越シリコーン社製品の
シランカップラーKBM−403を追加添加したプライ
マー組成物をハケ塗りし、180℃/15分間加熱乾燥
して、熱硬化被膜を形成させた。
のプライマーAに更に固形分換算で0.5%グリシドキ
シシランカップリング材として信越シリコーン社製品の
シランカップラーKBM−403を追加添加したプライ
マー組成物をハケ塗りし、180℃/15分間加熱乾燥
して、熱硬化被膜を形成させた。
【0077】このプライマー処理鋼板を金型内にセット
し、プライマー面に厚さ3mmの熱可塑のPP成形用樹
脂(三井ノーブレン)が被覆できる様に以下の射出・押
出し成形を実施した。
し、プライマー面に厚さ3mmの熱可塑のPP成形用樹
脂(三井ノーブレン)が被覆できる様に以下の射出・押
出し成形を実施した。
【0078】射出圧が5〜8kg/cm2 でゲート開口
径が5mm直径で3ケ有する金属面に15秒以内で被覆
複合化成形する事が可能な装置と金型を用いて、PP樹
脂吐出温度230℃で実施した。PP成形樹脂用コンパ
ウンドとしては商品名:三井レーブレンが55%、その
他の成分として炭酸カルシウムおよび1mm長の鉱物繊
維、チタンホワイト等が合計45%含有された樹脂ペレ
ットを用いた。
径が5mm直径で3ケ有する金属面に15秒以内で被覆
複合化成形する事が可能な装置と金型を用いて、PP樹
脂吐出温度230℃で実施した。PP成形樹脂用コンパ
ウンドとしては商品名:三井レーブレンが55%、その
他の成分として炭酸カルシウムおよび1mm長の鉱物繊
維、チタンホワイト等が合計45%含有された樹脂ペレ
ットを用いた。
【0079】射出成形後金型よりとり出して、室温で断
面をグラインダーにて切断した結果、剥離現象は観察さ
れず、実体顕微鏡観察の結果で金属と成形樹脂界面にプ
ライマー硬化膜が強固に結合した状態が観察された。
面をグラインダーにて切断した結果、剥離現象は観察さ
れず、実体顕微鏡観察の結果で金属と成形樹脂界面にプ
ライマー硬化膜が強固に結合した状態が観察された。
【0080】比較例5. 実施例5で用いたプライマー組成物の替りに比較例3で
得たプライマーFとした以外は同様にして金属複合体を
調製した。この結果、複合体を室温でグラインダーでカ
ットした結果、界面剥離現象が観察された。また、実体
顕微鏡観察では金属界面附近にプライマーが全く存在し
ていなかった。ほとんど吐出樹脂で溶融流れを呈した為
と思われ、ゲートを中心とする局部位には全くプライマ
ーが無くなっており、複合化密着信頼性が確保できなか
った。
得たプライマーFとした以外は同様にして金属複合体を
調製した。この結果、複合体を室温でグラインダーでカ
ットした結果、界面剥離現象が観察された。また、実体
顕微鏡観察では金属界面附近にプライマーが全く存在し
ていなかった。ほとんど吐出樹脂で溶融流れを呈した為
と思われ、ゲートを中心とする局部位には全くプライマ
ーが無くなっており、複合化密着信頼性が確保できなか
った。
【0081】実施例6.実施例5で使用したPP成形用
樹脂の替りに、三井東圧製品の成形用熱可塑樹脂「サン
タック」の合計30%以下のタルクおよびコロイダルシ
リカ、カーボンブラックなどの充填材を添加配合したペ
レットにて行なった以外は同様にした複合材を得た。
樹脂の替りに、三井東圧製品の成形用熱可塑樹脂「サン
タック」の合計30%以下のタルクおよびコロイダルシ
リカ、カーボンブラックなどの充填材を添加配合したペ
レットにて行なった以外は同様にした複合材を得た。
【0082】その複合材は、室温でグラインダーにて切
断した結果、剥離現象は全く観察されず、実体顕微鏡観
察の結果で金属と成形樹脂界面にプライマー硬化膜が強
固に結合した状態が観察された。
断した結果、剥離現象は全く観察されず、実体顕微鏡観
察の結果で金属と成形樹脂界面にプライマー硬化膜が強
固に結合した状態が観察された。
【0083】
【発明の効果】本発明に於けるプライマー組成物は特に
難接着性素材と言われるポリカーボネートやポリアクリ
ル素材等に対し、優れた密着特性を示すと同時に強固な
熱硬化性被膜が形成可能であり、そのプライマー被膜形
成効果は実施例1〜3で明らかにした様に、100℃以
上の環境下においても界面発泡現象が無く、長期耐熱接
着信頼特性が保証されるプライマーとなる事が判明し
た。
難接着性素材と言われるポリカーボネートやポリアクリ
ル素材等に対し、優れた密着特性を示すと同時に強固な
熱硬化性被膜が形成可能であり、そのプライマー被膜形
成効果は実施例1〜3で明らかにした様に、100℃以
上の環境下においても界面発泡現象が無く、長期耐熱接
着信頼特性が保証されるプライマーとなる事が判明し
た。
【0084】また実施例4や5で明からにした様に、従
来から実用上問題となっていた自動車用灯具の加工方法
分野および金属との複合加工分野に於いて、従来に無い
優れた作用効果を発揮する本発明のプライマー組成物を
用いた2次加工方法となる事が判明した。
来から実用上問題となっていた自動車用灯具の加工方法
分野および金属との複合加工分野に於いて、従来に無い
優れた作用効果を発揮する本発明のプライマー組成物を
用いた2次加工方法となる事が判明した。
【0085】特に自動車用灯具の生産に際しては、耐候
性、熱老化性、靱性、耐熱性等に優れたすでに公知のブ
チルゴム系ホットメルトシ−リング材をそのままシール
材として使用可能である事に実用上の大きな特長があ
り、本発明の意義は大きいと思われる。
性、熱老化性、靱性、耐熱性等に優れたすでに公知のブ
チルゴム系ホットメルトシ−リング材をそのままシール
材として使用可能である事に実用上の大きな特長があ
り、本発明の意義は大きいと思われる。
【0086】また本発明は、前記した車輌用プラスチッ
ク製灯具のシール加工のみならず、ポリカーボネート性
光ディスク基板やアクリル性光ディスク基盤の複合化接
着分野にも広く応用が可能であり、広い接着加工分野で
利用実施出来るものである。
ク製灯具のシール加工のみならず、ポリカーボネート性
光ディスク基板やアクリル性光ディスク基盤の複合化接
着分野にも広く応用が可能であり、広い接着加工分野で
利用実施出来るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 5/02 C09J 5/02 F21S 8/10 F21M 3/00 (56)参考文献 特開 平2−123173(JP,A) 特開 昭63−179954(JP,A) 特開 昭63−48362(JP,A) 特開 昭63−27563(JP,A) 特開 平4−264174(JP,A) 特開 平4−20538(JP,A) 特開 昭60−129224(JP,A) 特開 昭54−154694(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 153/02
Claims (7)
- 【請求項1】 重量平均分子量が3千〜10万の範囲に
ある酸変性スチレンブロックポリマー(a)と、重量平
均分子量が3千〜10万の範囲にある1分子中に反応性
末端基として平均2ケ以上のグリシジル基を持つグリシ
ジル変性スチレンブロック樹脂(b)とを、それぞれ混
合比率が(a)のカルボキシル基または酸無水物基と
(b)のグリシジル基とのモル当量混合比で1:0.5
〜0.5:1となる様に配合され、かつ(a)と(b)
の良溶剤(c)で常温で液状とした事を特徴とするプラ
イマー組成物。 - 【請求項2】 酸変性スチレンブロックポリマ−(a)
が、酸変性水添スチレン−ブタジエン樹脂、酸変性水添
スチレン−ブタジエン−スチレン樹脂、酸変性スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレン樹脂、酸変性水添スチ
レン−イソプレン樹脂、酸変性水添スチレン−イソプレ
ン−スチレン樹脂、酸変性スチレン−エチレン−プロピ
レン−スチレン樹脂から選ばれた1種または2種以上の
混合物である請求項1記載のプライマー組成物。 - 【請求項3】 1分子中に反応性末端基として平均2ケ
以上のグリシジル基を持つグリシジル変性スチレンブロ
ック樹脂(b)が、グリシジル基含有水添スチレン−ブ
タジエン樹脂、グリシジル基含有水添スチレン−ブタジ
エン−スチレン樹脂、グリシジル基含有スチレン−エチ
レン−ブチレン−スチレン樹脂、グリシジル基含有水添
スチレン−イソプレン樹脂、グリシジル基含有水添スチ
レン−イソプレン−スチレン樹脂、グリシジル基含有ス
チレン−エチレン−プロピレン−スチレン樹脂から選ば
れた1種または2種以上の混合物である請求項1記載の
プライマー組成物。 - 【請求項4】 請求項1記載のプライマ−組成物を、難
接着プラスチック素材表面または金属表面に塗工し、あ
らかじめ乾燥膜厚で1〜50ミクロンの膜厚となるよう
に塗布、乾燥硬化養生後、該プライマー硬化塗膜を介し
て、接着、塗装、ラミネーションまたは複合化の工程に
供する事を特徴とする難接着素材の加工方法。 - 【請求項5】 難接着プラスチック素材がポリカーボネ
ート樹脂、ポリアクリル樹脂から選ばれた1種である事
を特徴とする請求項4記載の難接着素材の加工方法。 - 【請求項6】 請求項1記載のプライマ−組成物を、ポ
リカーボネート製レンズ素材シール部位表面に塗工し、
100〜150℃の雰囲気下で乾燥と同時に該プライマ
ー硬化塗膜を形成させた後、ブチルゴム主成分系のホッ
トメルトシーリング剤で該レンズ部材とランプハウジン
グ部材とを接着シールし、自動車搭載用灯具を製造する
事を特徴とす請求項5記載の難接着素材の加工方法。 - 【請求項7】 請求項1記載のプライマ−組成物を、金
属表面に塗工し、100〜150℃の雰囲気下で乾燥と
同時に該プライマー硬化塗膜を形成させた後、インサー
ト成形し、複合材を製造する事を特徴とする請求項4記
載の難接着素材の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09131293A JP3236697B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | プライマー組成物および難接着プラスチック素材の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09131293A JP3236697B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | プライマー組成物および難接着プラスチック素材の加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299089A JPH06299089A (ja) | 1994-10-25 |
JP3236697B2 true JP3236697B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=14022958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09131293A Expired - Fee Related JP3236697B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | プライマー組成物および難接着プラスチック素材の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3236697B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001068785A1 (fr) * | 2000-03-13 | 2001-09-20 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Adhesif, procede de production de stratifie avec l'adhesif, et stratifie |
WO2004085102A2 (en) * | 2003-02-21 | 2004-10-07 | General Electric Company | Weatherable multilayer articles and method for their preparation |
JP4201187B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2008-12-24 | 東海興業株式会社 | 窓組立体の製造方法と製造装置 |
CA2507779C (en) | 2004-05-21 | 2012-01-31 | National Research Council Of Canada | Primer composition and uses thereof |
DE102004031189A1 (de) * | 2004-06-28 | 2006-01-19 | Tesa Ag | Hitzeaktivierbares und vernetzbares Klebeband für die Verklebung von elektronischen Bauteilen und Leiterbahnen |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP09131293A patent/JP3236697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06299089A (ja) | 1994-10-25 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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